JPH06284642A - コイル固定用ばねのばね圧監視装置 - Google Patents

コイル固定用ばねのばね圧監視装置

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JPH06284642A
JPH06284642A JP8808093A JP8808093A JPH06284642A JP H06284642 A JPH06284642 A JP H06284642A JP 8808093 A JP8808093 A JP 8808093A JP 8808093 A JP8808093 A JP 8808093A JP H06284642 A JPH06284642 A JP H06284642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
liner
coil fixing
wedge
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP8808093A
Other languages
English (en)
Inventor
Shosuke Kurashima
昭介 倉島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP8808093A priority Critical patent/JPH06284642A/ja
Publication of JPH06284642A publication Critical patent/JPH06284642A/ja
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】回転電機のコイル固定用ばねの変位量を1箇所
の穴で測定してばね圧を監視する。 【構成】楔2の長手方向に隣接する端部に切欠き10を
設けるとともに、ライナー3の長手方向に隣接する端部
と、コイル固定用ばね4の長手方向に隣接する端部とに
それぞれ***11を設け、切欠き10及び***11を通
してライナー3上面から圧力伝達ライナー5の面までの
寸法をデジタル変位計12により測定して、コイル固定
用ばね4の変位量を求め、ばねの変位量とばね圧との関
係曲線からばね圧を定め、1箇所の穴でコイル固定用ば
ねのばね圧を監視できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転電機の固定子コ
イルを鉄心スロット内に保持するコイル固定用ばねのば
ね圧監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の1片平行面楔によるコイル
固定用ばねの拘束構造を示す斜視図である。回転電機の
固定子コイル7は、固定子鉄心1の鉄心スロットに収納
された後、コイル7に接して挿入された圧力伝達ライナ
ー5,調整ライナー6と、鉄心スロットの開口部に挿入
された楔2,楔2の固定子コイル7に対向する端面に当
てられたライナー3との間に、繊維強化プラスチック製
のコイル固定用ばね4を挟んで固定されている。図4は
従来の2片勾配楔によるコイル固定用ばねの拘束構造を
示す斜視図である。図4において、図3と同じ部位は同
じ符号を付してある。図4の例は楔2が上側楔2aの面
と接する下側楔2bの面が逆勾配となっており、その他
のコイル固定用ばね4,圧力伝達ライナー5,調整ライ
ナー6は図3と同様である。
【0003】回転電機の固定子コイルは、コイルの導体
を流れる電流により電源周波数の2倍の周波数の電磁力
により振動し、この振動により固定子コイルの絶縁層が
衝撃を受けたり、摩耗して絶縁不良を発生するのでばね
を挿入してあるが、楔2は運転中の熱劣化による枯れを
生じ、板厚が薄くなり、コイル固定用ばね4の波形の高
さが大きくなり、コイルを押えつける力即ち拘束力が減
少する傾向があった。従来のばね圧監視技術は2通りあ
った。 イ)油圧計により楔上面に圧力をかけ、直接ばねの残留
応力を測定する。この方法は測定装置が油圧力に耐える
構造とする必要があり、装置は重く大きくなる。 ロ)ばねの変位量を例えばノギス等で寸法測定する。こ
の方法は測定スピードが速い。 図5は従来の1片平行面楔におけるばね変位量の測定状
況を示す図である。図5において、楔2,コイル固定用
ばね4,圧力伝達ライナー5,調整ライナー6,固定子
コイル7については図3と同様である。1片平行面楔2
の長手方向に測定穴8を設け、ダイヤルゲージ9をコイ
ル固定用ばね4の上に移動させ、変位の最大値と最小値
との差からばねの変位量を測定する。図6は従来の2片
勾配楔におけるばね変位量の測定状況を示す図である。
楔2は上側楔2aと下側楔2bとから構成されている。
その他の構造は図5と同様である。ばねの変位量の測定
は図5と同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のばねの変位量
は、ノギスまたはダイヤルゲージを用いて、最大変位量
と最小変位量を測定し、その差からばねの変位量を測定
していた。そのため1つのばねについて2箇所の測定値
が必要なので、ばねの波の1ピッチ長より長い測定穴8
を設ける必要があった。また、測定穴8の加工位置はば
ねの両変位量を確実に図るために楔長さの中央付近に設
ける必要があった。そのため従来のばね圧監視装置には
下記の欠点があった。 イ)ばねの変位の最大値と最小値とを測定するため時間
がかかる。 ロ)変位の最大値と最小値とを測定してからばね圧の適
正か否かを判定するのに時間がかかる。 ハ)測定穴の加工に時間がかかる。 ニ)しかも、測定穴の加工位置は楔長さの中央付近とな
るため、楔の中央部分を弱め、楔を測定穴に打ち込むさ
いに、楔が曲がり易くなり折れる要因となる。
【0005】この発明は上記欠点を解決し、回転電機の
コイル固定用ばねの変位量を1箇所の穴で測定してばね
圧を監視するばね圧監視装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】回転電機の鉄心スロット
に納められた固定子コイルを押圧するように、前記固定
子コイルの端面に取り付けられた圧力伝達ライナーと、
楔の前記固定子コイルに対向する端面に当てられたライ
ナーとの間に、弾性体からなる波形のコイル固定用ばね
を配置した装置において、前記楔の長手方向に隣接する
端部に切欠きを設けるとともに、前記ライナーの長手方
向に隣接する端部と前記コイル固定用ばねの長手方向に
隣接する端部とに***を設け、前記切欠き及びそれぞれ
の前記***を通して、前記ランナー上面から前記圧力伝
達ライナー面までの寸法をデジタル変位計により測定し
て、前記コイル固定用ばねのばね圧を監視することによ
って、上記目的を達成する。
【0007】また、デジタル変位計は、あらかじめ入力
されたライナーの厚さ及びコイル固定用ばねの厚さを測
定値から差し引いて、コイル固定用ばねの変位量を表示
するようにすれば、コイル固定用ばねの変位量を測定す
る上に好適である。
【0008】
【作用】この発明においては、楔端に切欠きを設けると
ともにライナーの端部及び固定用ばねの端部に***を設
け、切欠きに変位計を入れてライナー上面に支持部を当
て、***に測定子を差し込んでライナ上面から圧力伝達
ライナ面までの寸法を測定し、この寸法からライナ及び
コイル固定用ばねの厚さを差し引いて、イル固定用ばね
の変位量を知ることができる。ばねの変位量とばね圧と
の関係曲線からばね圧を求めることができる。
【0009】また、デジタル変位計でライナ上面から圧
力伝達ライナ面までの寸法を測定し、デジタル変位計に
あらかじめライナの厚さ及びばねの厚さを入力しておけ
ば、デジタル変位計にコイル固定用ばねの変位量を表示
させることができる。ばねの変位量とばね圧との関係曲
線からばね圧を求めることができる。
【0010】
【実施例】実施例1 図1はこの発明のばね圧監視装置による1片平行面楔に
おけるばね変位量の測定状況を示す図である。図1にお
いて図5と同じ部位は同じ符号を付してある。図示しな
い固定子コイル7は、固定子鉄心1の鉄心スロットに収
納された後、コイル7に接して挿入された圧力伝達ライ
ナー5,調整ライナー6と、鉄心スロットの開口部に挿
入された楔2,ライナー3との間に、繊維強化プラスチ
ック製のコイル固定用ばね4を挟んで固定されている。
楔2の長手方向に隣接する端部にあらかじめ切欠き10
を設け、かつライナー3の長手方向に隣接する端部及び
コイル固定用ばねの長手方向に隣接する端部にそれぞれ
***11を設ける。これらの切欠き10及び***11を
加工するには、部品の長尺段階で部品の分割位置に例え
ば丸穴を加工し、その後定められた寸法に切断分離し単
純形状の穴をそれぞれの部品に1箇所ずつ空ければよい
ので、測定穴である切欠き10及び***11の加工時間
を短縮できる。デジタル変位計12の支持部12aを切
欠き10に入れ、ライナー3の上に当て、ライナーの小
穴11から測定子12bを差し込んで圧力調整ライナー
6に押し当て、ばね4の変位量を測定する。そのさい、
デジタル変位計12にあらかじめライナー3の厚さT1
及びコイル固定用ばね4の厚さT2 入力しておき、デジ
タル変位計12の測定値δA からT1 +T2 を差し引い
てコイル固定用ばね4の変位量δをδA −(T1
2 )として表示する。さらに、デジタル変位計12に
レコーダ13を接続しておけば、コイル固定用ばねの変
位量δをプリントすることができる。ばねの変位量とば
ね圧との関係曲線からばね圧を求めることができる。
【0011】実施例2 図2はこの発明のばね圧監視装置による2片勾配楔にお
けるばね変位量の測定状況を示す図である。図2におい
て図1と同じ部位は同じ番号を付してある。図2の例は
楔2が、互いに逆方向の勾配を持つ上側楔2a,下側楔
2bの2片から構成されている。ライナー3,ばね4,
圧力伝達ライナー5,調整ライナー6,固定子コイル
7,切欠き10及び***11は図1と同様である。コイ
ル固定用ばね4の変位量測定は図1の例と同様である。
コイル固定用ばね4の変位量δをδA −(T1 +T2
としてデジタル変位計12に表示させ、かつレコーダ1
3にばね4の変位量δをプリントする。ばねの変位量と
ばね圧との関係曲線からばね圧を求めることができる。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、楔端の切欠きに変位
計を入れてライナーの上面に支持部を当て、ライナーの
端部の***から測定子を差し込んでコイル固定用ばねの
端部の***から圧力調整ライナーに押し当て、ライナー
上面から圧力調整ライナーまでの寸法を測定してライナ
ーの厚さ及び圧力調整ライナーの厚さを差し引いてコイ
ル固定用ばねの変位量を求める。さらにばねの変位量と
ばね圧との関係曲線からばね圧を求めることができる。
この発明によれば以下の効果がある。 イ)1回の測定でコイル固定用ばねの変位量を求めるの
で、従来に比べて測定時間を半分以下に短縮できる。 ロ)ばね変位量測定結果からばね圧が適正か否かの判定
までの時間を従来に比べて1/10以下に低減できる。 ハ)測定穴は1箇所でよいので、測定穴の加工時間を従
来に比べて半分以下にすることができる。 ニ)測定穴の加工位置は楔端部であればよいので、従来
のごとくばねの山及び谷にする必要がないため、測定穴
の加工不良による部品組み合わせ不良を完全に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1におけるコイル固定用ばね
の変位量の測定状況を示す図である。
【図2】この発明の実施例2におけるコイル固定用ばね
の変位量の測定状況を示す図である。
【図3】従来の1片平行面楔によるばねの拘束構造を示
す斜視図である。
【図4】従来の2片勾配楔によるばねの拘束構造を示す
斜視図である。
【図5】従来のばね圧監視装置による1片平行面楔にお
けるばね変位量の測定状況を示す図である。
【図6】従来のばね圧監視装置による2片勾配楔におけ
るばね変位量の測定状況を示す図である。
【符号の説明】
1 固定子鉄心 2 楔 3 ライナー 4 コイル固定用ばね 5 圧力伝達ライナー 6 調整ライナー 7 固定子コイル 8 測定穴 9 ダイヤルゲージ 10 切欠き 11 *** 12 デジタル変位計 12a 支持部 12b 測定子 13 レコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転電機の鉄心スロットに納められた固定
    子コイルを押圧するように、前記固定子コイルの端面に
    取り付けられた圧力伝達ライナーと、楔の前記固定子コ
    イルに対向する端面に当てられたライナーとの間に、弾
    性体からなる波形のコイル固定用ばねを配置した装置に
    おいて、前記楔の長手方向に隣接する端部に切欠きを設
    けるとともに、前記ライナーの長手方向に隣接する端部
    と前記コイル固定用ばねの長手方向に隣接する端部とに
    それぞれ***を設け、前記切欠き及びそれぞれの前記小
    穴を通して、前記ライナー上面から前記圧力伝達ライナ
    ー面までの寸法をデジタル変位計により測定して、前記
    コイル固定用ばねのばね圧を監視することを特徴とする
    コイル固定用ばねのばね圧監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコイル固定用ばねのばね圧
    監視装置において、デジタル変位計は、あらかじめ入力
    されたライナーの厚さ及びコイル固定用ばねの厚さを測
    定値から差し引いて、コイル固定用ばねの変位量を表示
    するようにしたことを特徴とするコイル固定用ばねのば
    ね圧監視装置。
JP8808093A 1993-03-23 1993-03-23 コイル固定用ばねのばね圧監視装置 Pending JPH06284642A (ja)

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JP8808093A Pending JPH06284642A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 コイル固定用ばねのばね圧監視装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6463107B1 (en) 1999-07-01 2002-10-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and apparatuses for synchronization and modulation type detection

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6463107B1 (en) 1999-07-01 2002-10-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and apparatuses for synchronization and modulation type detection

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