JPH06283912A - 導波管−マイクロストリップ線路変換器 - Google Patents
導波管−マイクロストリップ線路変換器Info
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- JPH06283912A JPH06283912A JP7218793A JP7218793A JPH06283912A JP H06283912 A JPH06283912 A JP H06283912A JP 7218793 A JP7218793 A JP 7218793A JP 7218793 A JP7218793 A JP 7218793A JP H06283912 A JPH06283912 A JP H06283912A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コストアップと大型化をまねかず、しかもア
イソレーション特性を向上できる導波管−マイクロスト
リップ線路変換器を提供する。 【構成】 マイクロストリップ線路４を導波管１の端板
１ａに支持させる。第１，第２のアンテナ２，３の管軸
平行部分２ａ，３ａは導波管１の内壁にそれぞれ接近し
た位置で導波管１内に配置する。第１のアンテナ２の管
軸交差部分２ｂは導波管１の開放端側からみて導波管１
の管軸から径方向に至る線に対して鋭角を成して垂直偏
波方向に向けて配置する。第２のアンテナ３の管軸交差
部分３ｂは導波管１の開放端側からみて導波管１の管軸
から径方向に至る線に対して鋭角を成して水平偏波方向
に向けて配置する。
イソレーション特性を向上できる導波管−マイクロスト
リップ線路変換器を提供する。 【構成】 マイクロストリップ線路４を導波管１の端板
１ａに支持させる。第１，第２のアンテナ２，３の管軸
平行部分２ａ，３ａは導波管１の内壁にそれぞれ接近し
た位置で導波管１内に配置する。第１のアンテナ２の管
軸交差部分２ｂは導波管１の開放端側からみて導波管１
の管軸から径方向に至る線に対して鋭角を成して垂直偏
波方向に向けて配置する。第２のアンテナ３の管軸交差
部分３ｂは導波管１の開放端側からみて導波管１の管軸
から径方向に至る線に対して鋭角を成して水平偏波方向
に向けて配置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直偏波と水平偏波と
の送受信を行う際に用いる導波管−マイクロストリップ
線路変換器に関するものである。
の送受信を行う際に用いる導波管−マイクロストリップ
線路変換器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、垂直偏波と水平偏波との送受信
を行う第１，第２のアンテナが一端開放の導波管内に配
置されている衛星通信装置においては、受信の場合で説
明すると、第１，第２のアンテナで垂直偏波と水平偏波
とを受信し、後段の低雑音周波数変換器に受信信号を伝
送するようになっている。この場合、低雑音周波数変換
器としては、マイクロストリップ線路からなる平面回路
が用いられている。従って、導波管形態で受信した信号
をマイクロストリップ線路形態に変換する導波管−マイ
クロストリップ線路変換器が必要になる。
を行う第１，第２のアンテナが一端開放の導波管内に配
置されている衛星通信装置においては、受信の場合で説
明すると、第１，第２のアンテナで垂直偏波と水平偏波
とを受信し、後段の低雑音周波数変換器に受信信号を伝
送するようになっている。この場合、低雑音周波数変換
器としては、マイクロストリップ線路からなる平面回路
が用いられている。従って、導波管形態で受信した信号
をマイクロストリップ線路形態に変換する導波管−マイ
クロストリップ線路変換器が必要になる。
【０００３】図２（Ａ）（Ｂ）は、第１，第２のアンテ
ナが導波管の管壁を貫通するタイプの従来のこの種の導
波管−マイクロストリップ線路変換器の一例を示したも
のである。該導波管−マイクロストリップ線路変換器
は、一端が開放され他端が端板１ａで閉塞されている導
波管１と、該導波管１内に配置されていて垂直偏波と水
平偏波との送受信を行う第１，第２のアンテナ２，３
と、該導波管１の外面に支持されていて第１，第２のア
ンテナ２，３が電気的に接続されているマイクロストリ
ップ線路４とを備えて構成されている。
ナが導波管の管壁を貫通するタイプの従来のこの種の導
波管−マイクロストリップ線路変換器の一例を示したも
のである。該導波管−マイクロストリップ線路変換器
は、一端が開放され他端が端板１ａで閉塞されている導
波管１と、該導波管１内に配置されていて垂直偏波と水
平偏波との送受信を行う第１，第２のアンテナ２，３
と、該導波管１の外面に支持されていて第１，第２のア
ンテナ２，３が電気的に接続されているマイクロストリ
ップ線路４とを備えて構成されている。
【０００４】導波管１は、内面が円筒形、外面が四角形
となっていて、この四角形の外面の一つにマイクロスト
リップ線路４が取り付けられている。
となっていて、この四角形の外面の一つにマイクロスト
リップ線路４が取り付けられている。
【０００５】該マイクロストリップ線路４は、セラミッ
ク等からなる絶縁基板４ａの一方の面にマイクロストリ
ップ導体４ｂが一体に設けられ、該絶縁基板４ａの他方
の面にアース導体面４ｃが設けられた構造になってい
る。
ク等からなる絶縁基板４ａの一方の面にマイクロストリ
ップ導体４ｂが一体に設けられ、該絶縁基板４ａの他方
の面にアース導体面４ｃが設けられた構造になってい
る。
【０００６】第１，第２のアンテナ２，３は、それぞれ
直線状をしていて、導波管１の開放端側からみてマイク
ロストリップ線路４に対する内角がそれぞれ図示のよう
に45°の角度をなして、導波管１の軸心にそれぞれ向か
うようにして該導波管１の管壁斜めに横切って該導波管
１内に挿入されている。この状態で、第１のアンテナ２
は垂直偏波方向に向けられ、第２のアンテナ３は水平偏
波方向に向けられている。
直線状をしていて、導波管１の開放端側からみてマイク
ロストリップ線路４に対する内角がそれぞれ図示のよう
に45°の角度をなして、導波管１の軸心にそれぞれ向か
うようにして該導波管１の管壁斜めに横切って該導波管
１内に挿入されている。この状態で、第１のアンテナ２
は垂直偏波方向に向けられ、第２のアンテナ３は水平偏
波方向に向けられている。
【０００７】これら第１，第２のアンテナ２，３の導波
管１の管壁貫通部分は、該導波管１の管壁に対して絶縁
された同軸線路部５，６となっている。
管１の管壁貫通部分は、該導波管１の管壁に対して絶縁
された同軸線路部５，６となっている。
【０００８】このような第１，第２のアンテナ２，３
は、該導波管１の端板１ａからλｇ／４（λｇは導波管
１の管内波長）の位置に設けられている。
は、該導波管１の端板１ａからλｇ／４（λｇは導波管
１の管内波長）の位置に設けられている。
【０００９】第１，第２のアンテナ２，３は、マイクロ
ストリップ線路４のマイクロストリップ導体４ｂに半田
付け接続されている。
ストリップ線路４のマイクロストリップ導体４ｂに半田
付け接続されている。
【００１０】しかしながら、このような構造の導波管−
マイクロストリップ線路変換器では、第１，第２のアン
テナ２，３を貫通させるために導波管１の管壁とマイク
ロストリップ線路４とに斜めに貫通孔をあける孔あけ加
工が必要となり、その孔あけ加工の作業性が悪い問題点
があった。
マイクロストリップ線路変換器では、第１，第２のアン
テナ２，３を貫通させるために導波管１の管壁とマイク
ロストリップ線路４とに斜めに貫通孔をあける孔あけ加
工が必要となり、その孔あけ加工の作業性が悪い問題点
があった。
【００１１】また、マイクロストリップ線路４に対して
第１，第２のアンテナ２，３が斜めに交差しているの
で、その半田付け固定が難しく、この半田付け接続部分
が伝送損失増加の主な原因になる問題点があった。
第１，第２のアンテナ２，３が斜めに交差しているの
で、その半田付け固定が難しく、この半田付け接続部分
が伝送損失増加の主な原因になる問題点があった。
【００１２】更に、この構造では、図２（Ａ）に示すよ
うに、第１，第２のアンテナ２，３が導波管１の各先端
が導波管１内で互に接近するので、垂直偏波と水平偏波
とのアイソレーション特性が悪化する問題点があった。
うに、第１，第２のアンテナ２，３が導波管１の各先端
が導波管１内で互に接近するので、垂直偏波と水平偏波
とのアイソレーション特性が悪化する問題点があった。
【００１３】図３は、第１，第２のアンテナ２，３が導
波管１の管壁を貫通するタイプの従来のこの種の導波管
−マイクロストリップ線路変換器の他の例を示したもの
である。なお、前述した図２と対応する部分には、同一
符号を付けて示している。
波管１の管壁を貫通するタイプの従来のこの種の導波管
−マイクロストリップ線路変換器の他の例を示したもの
である。なお、前述した図２と対応する部分には、同一
符号を付けて示している。
【００１４】本実施例の該導波管−マイクロストリップ
線路変換器は、外面が四角形の導波管１の隣り合う２つ
の面の一方に第１アンテナ２が垂直に貫通され、他方の
面に第２のアンテナ３が垂直に貫通されている。これら
第１，第２のアンテナ２，３の貫通位置は、導波管１の
管軸方向にλｇ／４だけずらされている。このような第
１，第２のアンテナ２，３の貫通面の相違により、マイ
クロストリップ線路がマイクロストリップ線路４1 ，マ
イクロストリップ線路４2 に分離して各面に設けられて
いる。
線路変換器は、外面が四角形の導波管１の隣り合う２つ
の面の一方に第１アンテナ２が垂直に貫通され、他方の
面に第２のアンテナ３が垂直に貫通されている。これら
第１，第２のアンテナ２，３の貫通位置は、導波管１の
管軸方向にλｇ／４だけずらされている。このような第
１，第２のアンテナ２，３の貫通面の相違により、マイ
クロストリップ線路がマイクロストリップ線路４1 ，マ
イクロストリップ線路４2 に分離して各面に設けられて
いる。
【００１５】しかしながら、このような構造の導波管−
マイクロストリップ線路変換器では、外面が四角形の導
波管１の隣り合う２つの面に第１，第２のアンテナ２，
３を別々に貫通させているので、２枚のマイクロストリ
ップ線路４1 ，４2 が必要になり、コストアップする問
題点があった。
マイクロストリップ線路変換器では、外面が四角形の導
波管１の隣り合う２つの面に第１，第２のアンテナ２，
３を別々に貫通させているので、２枚のマイクロストリ
ップ線路４1 ，４2 が必要になり、コストアップする問
題点があった。
【００１６】また、このような構造の導波管−マイクロ
ストリップ線路変換器では、第１，第２のアンテナ２，
３のアイソレーションを向上させるために、これら第
１，第２のアンテナ２，３の導波管１の管軸方向にλｇ
／４だけずらさなければならず、このため導波管１の管
軸方向の長さが長くなり、導波管−マイクロストリップ
線路変換器が大型化する問題点があった。
ストリップ線路変換器では、第１，第２のアンテナ２，
３のアイソレーションを向上させるために、これら第
１，第２のアンテナ２，３の導波管１の管軸方向にλｇ
／４だけずらさなければならず、このため導波管１の管
軸方向の長さが長くなり、導波管−マイクロストリップ
線路変換器が大型化する問題点があった。
【００１７】このような問題点の一部を解決するものと
して、図４（Ａ）（Ｂ）に示すように第１，第２のアン
テナ２，３が導波管１の端板１ａを貫通するタイプの導
波管−マイクロストリップ線路変換器が提案されている
（特開平４−２３４２０１号）。
して、図４（Ａ）（Ｂ）に示すように第１，第２のアン
テナ２，３が導波管１の端板１ａを貫通するタイプの導
波管−マイクロストリップ線路変換器が提案されている
（特開平４−２３４２０１号）。
【００１８】この導波管−マイクロストリップ線路変換
器においては、第１，第２のアンテナ２，３が、それぞ
れ導波管１の管軸に平行な管軸平行部分２ａ，３ａと、
その先端で導波管１の管軸に交差する向きにそれぞれ屈
曲されて形成されている管軸交差部分２ｂ，３ｂとを有
する構造になっている。
器においては、第１，第２のアンテナ２，３が、それぞ
れ導波管１の管軸に平行な管軸平行部分２ａ，３ａと、
その先端で導波管１の管軸に交差する向きにそれぞれ屈
曲されて形成されている管軸交差部分２ｂ，３ｂとを有
する構造になっている。
【００１９】このような第１，第２のアンテナ２，３
は、導波管１の開放端側から端板１ａをみて該導波管１
の管軸を通って垂直向きに径方向に至る線上に第１のア
ンテナ２の管軸平行部分２ａが存在し、且つ該導波管１
の管軸を通って水平向きに径方向に至る線上に第２のア
ンテナ３の管軸平行部分３ａが存在するようにして該端
板１ａをこれら管軸平行部分２ａ，３ａが垂直に貫通し
て設けられている。また、第１のアンテナ２の管軸交差
部分２ｂは垂直偏波方向に向けられ、第２のアンテナ３
の管軸交差部分３ｂは水平偏波方向に向けられている。
このためこれら管軸平行部分２ａ，３ａは導波管１の管
軸にそれぞれ向かうようになっている。
は、導波管１の開放端側から端板１ａをみて該導波管１
の管軸を通って垂直向きに径方向に至る線上に第１のア
ンテナ２の管軸平行部分２ａが存在し、且つ該導波管１
の管軸を通って水平向きに径方向に至る線上に第２のア
ンテナ３の管軸平行部分３ａが存在するようにして該端
板１ａをこれら管軸平行部分２ａ，３ａが垂直に貫通し
て設けられている。また、第１のアンテナ２の管軸交差
部分２ｂは垂直偏波方向に向けられ、第２のアンテナ３
の管軸交差部分３ｂは水平偏波方向に向けられている。
このためこれら管軸平行部分２ａ，３ａは導波管１の管
軸にそれぞれ向かうようになっている。
【００２０】このような導波管−マイクロストリップ線
路変換器は、第１，第２のアンテナ２，３が共に導波管
１の端板１ａを貫通しているので、マイクロストリップ
線路は端板１ａの外面に１枚だけ取り付ければよく、コ
ストアップを防止できる利点がある。また、第１，第２
のアンテナ２，３は、導波管１の端板１ａを垂直に貫通
しているので、該端板１ａに対する孔あけ加工、半田付
け加工も容易となる利点がある。更に、第１，第２のア
ンテナ２，３を設ける位置を導波管１の管軸方向にずら
してないので、導波管−マイクロストリップ線路変換器
の大型化を防止できる利点がある。
路変換器は、第１，第２のアンテナ２，３が共に導波管
１の端板１ａを貫通しているので、マイクロストリップ
線路は端板１ａの外面に１枚だけ取り付ければよく、コ
ストアップを防止できる利点がある。また、第１，第２
のアンテナ２，３は、導波管１の端板１ａを垂直に貫通
しているので、該端板１ａに対する孔あけ加工、半田付
け加工も容易となる利点がある。更に、第１，第２のア
ンテナ２，３を設ける位置を導波管１の管軸方向にずら
してないので、導波管−マイクロストリップ線路変換器
の大型化を防止できる利点がある。
【００２１】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この導
波管−マイクロストリップ線路変換器は、第１，第２の
アンテナ２，３の管軸交差部分２ｂ，３ｂが導波管１の
管軸にそれぞれ向かうようになっているので、これら管
軸交差部分２ｂ，３ｂが相互に接近し、垂直偏波と水平
偏波とのアイソレーション特性が悪化する問題点があっ
た。
波管−マイクロストリップ線路変換器は、第１，第２の
アンテナ２，３の管軸交差部分２ｂ，３ｂが導波管１の
管軸にそれぞれ向かうようになっているので、これら管
軸交差部分２ｂ，３ｂが相互に接近し、垂直偏波と水平
偏波とのアイソレーション特性が悪化する問題点があっ
た。
【００２２】本発明の目的は、コストアップと大型化を
まねかず、しかもアイソレーション特性を向上できる導
波管−マイクロストリップ線路変換器を提供することに
ある。
まねかず、しかもアイソレーション特性を向上できる導
波管−マイクロストリップ線路変換器を提供することに
ある。
【００２３】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の構成を説明すると、本発明は一端が開放され他端
が閉塞されている導波管と、前記導波管内に配置されて
いて垂直偏波と水平偏波との送受信を行う第１，第２の
アンテナと、前記導波管の支持されていて前記第１，第
２のアンテナが電気的に接続されているマイクロストリ
ップ線路とを備え、前記導波管内に配置されている前記
第１，第２のアンテナはそれぞれ前記導波管の管軸に平
行な管軸平行部分とその先端で前記導波管の管軸に交差
する向きにそれぞれ屈曲されて形成されている管軸交差
部分とを有し、前記第１のアンテナの前記管軸交差部分
は垂直偏波方向に向けられ、前記第２のアンテナの前記
管軸交差部分は水平偏波方向に向けられている導波管−
マイクロストリップ線路変換器において、前記マイクロ
ストリップ線路は前記導波管の閉塞端に支持され、前記
第１，第２のアンテナの前記管軸平行部分は前記導波管
の内壁にそれぞれ接近した位置で前記導波管内に配置さ
れ、前記第１のアンテナの前記管軸交差部分は前記導波
管の開放端側からみて該導波管の管軸から径方向に至る
線に対して鋭角を成して垂直偏波方向に向けられ、前記
第２のアンテナの前記管軸交差部分は前記導波管の開放
端側からみて該導波管の管軸から径方向に至る線に対し
て鋭角を成して水平偏波方向に向けられていることを特
徴とする。
発明の構成を説明すると、本発明は一端が開放され他端
が閉塞されている導波管と、前記導波管内に配置されて
いて垂直偏波と水平偏波との送受信を行う第１，第２の
アンテナと、前記導波管の支持されていて前記第１，第
２のアンテナが電気的に接続されているマイクロストリ
ップ線路とを備え、前記導波管内に配置されている前記
第１，第２のアンテナはそれぞれ前記導波管の管軸に平
行な管軸平行部分とその先端で前記導波管の管軸に交差
する向きにそれぞれ屈曲されて形成されている管軸交差
部分とを有し、前記第１のアンテナの前記管軸交差部分
は垂直偏波方向に向けられ、前記第２のアンテナの前記
管軸交差部分は水平偏波方向に向けられている導波管−
マイクロストリップ線路変換器において、前記マイクロ
ストリップ線路は前記導波管の閉塞端に支持され、前記
第１，第２のアンテナの前記管軸平行部分は前記導波管
の内壁にそれぞれ接近した位置で前記導波管内に配置さ
れ、前記第１のアンテナの前記管軸交差部分は前記導波
管の開放端側からみて該導波管の管軸から径方向に至る
線に対して鋭角を成して垂直偏波方向に向けられ、前記
第２のアンテナの前記管軸交差部分は前記導波管の開放
端側からみて該導波管の管軸から径方向に至る線に対し
て鋭角を成して水平偏波方向に向けられていることを特
徴とする。
【００２４】
【作用】このように、第１のアンテナの管軸交差部分を
導波管の開放端側からみて、該導波管の管軸から径方向
に至る線に対して鋭角を成して垂直偏波方向に向け、且
つ第２のアンテナの管軸交差部分を導波管の開放端側か
らみて該導波管の管軸から径方向に至る線に対して鋭角
を成して水平偏波方向に向けると、これら第１，第２の
アンテナの管軸交差部分を導波管の同じ横断面上ででき
るかぎり離すことができ、このためアイソレーション特
性を向上させることができる。
導波管の開放端側からみて、該導波管の管軸から径方向
に至る線に対して鋭角を成して垂直偏波方向に向け、且
つ第２のアンテナの管軸交差部分を導波管の開放端側か
らみて該導波管の管軸から径方向に至る線に対して鋭角
を成して水平偏波方向に向けると、これら第１，第２の
アンテナの管軸交差部分を導波管の同じ横断面上ででき
るかぎり離すことができ、このためアイソレーション特
性を向上させることができる。
【００２５】また、この導波管−マイクロストリップ線
路変換器は、第１，第２のアンテナが共に導波管の端板
を貫通しているので、マイクロストリップ線路は端板の
外面に１枚だけ取り付ければよく、コストアップを防止
できる。また、第１，第２のアンテナは、導波管の端板
を垂直に貫通しているので、該端板に対する孔あけ加
工、マイクロストリップ線路に対する半田付け加工も容
易となる。更に、第１，第２のアンテナを設ける位置を
導波管の管軸方向にずらしてないので、該導波管−マイ
クロストリップ線路変換器の大型化を防止できる。
路変換器は、第１，第２のアンテナが共に導波管の端板
を貫通しているので、マイクロストリップ線路は端板の
外面に１枚だけ取り付ければよく、コストアップを防止
できる。また、第１，第２のアンテナは、導波管の端板
を垂直に貫通しているので、該端板に対する孔あけ加
工、マイクロストリップ線路に対する半田付け加工も容
易となる。更に、第１，第２のアンテナを設ける位置を
導波管の管軸方向にずらしてないので、該導波管−マイ
クロストリップ線路変換器の大型化を防止できる。
【００２６】
【実施例】図１（Ａ）（Ｂ）は、本発明に係る導波管−
マイクロストリップ線路変換器の一実施例を示したもの
である。なお、前述した図２〜図４と対応する部分に
は、同一符号を付けて示している。
マイクロストリップ線路変換器の一実施例を示したもの
である。なお、前述した図２〜図４と対応する部分に
は、同一符号を付けて示している。
【００２７】本実施例の導波管−マイクロストリップ線
路変換器においては、マイクロストリップ線路４は導波
管１の端板１ａに支持されている。第１，第２のアンテ
ナ２，３の管軸平行部分２ａ，３ａは、導波管１の内壁
にそれぞれ接近した位置で導波管１内に配置されてい
る。これら第１，第２のアンテナ２，３の管軸平行部分
２ａ，３ａは、導波管１の端板１ａを同軸線路部５，６
で垂直に貫通し、且つマイクロストリップ線路４も垂直
に貫通してマイクロストリップ導体４ｂに半田付け接続
されている。第１のアンテナ２の管軸平行部分２ａは、
導波管１の開放端からみて該導波管１の管軸から真上の
径方向に至る線に対して反時計方向にθの角度なす線上
でマイクロストリップ線路４を貫通するようになってい
る。第２のアンテナ３の管軸平行部分３ａは、第１のア
ンテナ２の管軸平行部分２ａがマイクロストリップ線路
４を貫通する位置から反時計方向に90°の位置でマイク
ロストリップ線路４を貫通するようになっている。
路変換器においては、マイクロストリップ線路４は導波
管１の端板１ａに支持されている。第１，第２のアンテ
ナ２，３の管軸平行部分２ａ，３ａは、導波管１の内壁
にそれぞれ接近した位置で導波管１内に配置されてい
る。これら第１，第２のアンテナ２，３の管軸平行部分
２ａ，３ａは、導波管１の端板１ａを同軸線路部５，６
で垂直に貫通し、且つマイクロストリップ線路４も垂直
に貫通してマイクロストリップ導体４ｂに半田付け接続
されている。第１のアンテナ２の管軸平行部分２ａは、
導波管１の開放端からみて該導波管１の管軸から真上の
径方向に至る線に対して反時計方向にθの角度なす線上
でマイクロストリップ線路４を貫通するようになってい
る。第２のアンテナ３の管軸平行部分３ａは、第１のア
ンテナ２の管軸平行部分２ａがマイクロストリップ線路
４を貫通する位置から反時計方向に90°の位置でマイク
ロストリップ線路４を貫通するようになっている。
【００２８】第１，第２のアンテナ２，３の管軸交差部
分２ｂ，３ｂは、導波管１の端板１ａから管軸方向にλ
ｇ／４の位置に設けられている。第１のアンテナ２の管
軸交差部分２ｂは、導波管１の開放端側からみて該導波
管１の管軸から径方向の管軸平行部分２ａに至る線に対
する角度θが鋭角をなすようにして垂直偏波方向に向け
られている。また、第２のアンテナ３の管軸交差部分３
ｂは、導波管１の開放端側からみて該導波管１の管軸か
ら径方向の管軸平行部分３ａに至る線に対する角度θが
鋭角をなすようにして水平偏波方向に向けられている。
この場合、角度θは、例えば10°〜30°である。
分２ｂ，３ｂは、導波管１の端板１ａから管軸方向にλ
ｇ／４の位置に設けられている。第１のアンテナ２の管
軸交差部分２ｂは、導波管１の開放端側からみて該導波
管１の管軸から径方向の管軸平行部分２ａに至る線に対
する角度θが鋭角をなすようにして垂直偏波方向に向け
られている。また、第２のアンテナ３の管軸交差部分３
ｂは、導波管１の開放端側からみて該導波管１の管軸か
ら径方向の管軸平行部分３ａに至る線に対する角度θが
鋭角をなすようにして水平偏波方向に向けられている。
この場合、角度θは、例えば10°〜30°である。
【００２９】これら第１，第２のアンテナ２，３の管軸
交差部分２ｂ，３ｂの長さは、本実施例の場合、λｇ／
４の長さで設けられている。
交差部分２ｂ，３ｂの長さは、本実施例の場合、λｇ／
４の長さで設けられている。
【００３０】このように、第１のアンテナ２の管軸交差
部分２ｂを導波管１の開放端側からみて、該導波管１の
管軸から径方向に至る線に対して鋭角を成して垂直偏波
方向に向け、且つ第２のアンテナ３の管軸交差部分を導
波管１の開放端側からみて該導波管１の管軸から径方向
に至る線に対して鋭角を成して水平偏波方向に向ける
と、これら第１，第２のアンテナ２，３の管軸交差部分
２ｂ，３ｂを導波管１の同じ横断面上でできるかぎり離
すことができ、このためアイソレーション特性を向上さ
せることができる。
部分２ｂを導波管１の開放端側からみて、該導波管１の
管軸から径方向に至る線に対して鋭角を成して垂直偏波
方向に向け、且つ第２のアンテナ３の管軸交差部分を導
波管１の開放端側からみて該導波管１の管軸から径方向
に至る線に対して鋭角を成して水平偏波方向に向ける
と、これら第１，第２のアンテナ２，３の管軸交差部分
２ｂ，３ｂを導波管１の同じ横断面上でできるかぎり離
すことができ、このためアイソレーション特性を向上さ
せることができる。
【００３１】また、この導波管−マイクロストリップ線
路変換器は、第１，第２のアンテナ２，３が共に導波管
１の端板１ａを貫通しているので、マイクロストリップ
線路４は端板１ａの外面に１枚だけ取り付ければよく、
コストアップを防止できる。また、第１，第２のアンテ
ナ２，３は、導波管１の端板１ａを垂直に貫通している
ので、該端板１ａに対する孔あけ加工、マイクロストリ
ップ導体４ｂに対する半田付け加工も容易となる。更
に、マイクロストリップ線路４に対する半田付けが容易
となると、伝送損失が軽減される。また、第１，第２の
アンテナ２，３を設ける位置を導波管１の管軸方向にず
らしてないので、該導波管−マイクロストリップ線路変
換器の大型化を防止できる。
路変換器は、第１，第２のアンテナ２，３が共に導波管
１の端板１ａを貫通しているので、マイクロストリップ
線路４は端板１ａの外面に１枚だけ取り付ければよく、
コストアップを防止できる。また、第１，第２のアンテ
ナ２，３は、導波管１の端板１ａを垂直に貫通している
ので、該端板１ａに対する孔あけ加工、マイクロストリ
ップ導体４ｂに対する半田付け加工も容易となる。更
に、マイクロストリップ線路４に対する半田付けが容易
となると、伝送損失が軽減される。また、第１，第２の
アンテナ２，３を設ける位置を導波管１の管軸方向にず
らしてないので、該導波管−マイクロストリップ線路変
換器の大型化を防止できる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る導波
管−マイクロストリップ線路変換器によれば、下記のよ
うな効果を得ることができる。
管−マイクロストリップ線路変換器によれば、下記のよ
うな効果を得ることができる。
【００３３】（イ）第１のアンテナの管軸交差部分を導
波管の開放端側からみて、該導波管の管軸から径方向に
至る線に対して鋭角を成して垂直偏波方向に向け、且つ
第２のアンテナの管軸交差部分を導波管の開放端側から
みて該導波管の管軸から径方向に至る線に対して鋭角を
成して水平偏波方向に向けているので、これら第１，第
２のアンテナの管軸交差部分を導波管の同じ横断面上で
できるかぎり離すことができ、このためアイソレーショ
ン特性を向上させることができる。
波管の開放端側からみて、該導波管の管軸から径方向に
至る線に対して鋭角を成して垂直偏波方向に向け、且つ
第２のアンテナの管軸交差部分を導波管の開放端側から
みて該導波管の管軸から径方向に至る線に対して鋭角を
成して水平偏波方向に向けているので、これら第１，第
２のアンテナの管軸交差部分を導波管の同じ横断面上で
できるかぎり離すことができ、このためアイソレーショ
ン特性を向上させることができる。
【００３４】（ロ）第１，第２のアンテナが共に導波管
の端板を貫通しているので、マイクロストリップ線路は
端板の外面に１枚だけ取り付ければよく、コストアップ
を防止できる。
の端板を貫通しているので、マイクロストリップ線路は
端板の外面に１枚だけ取り付ければよく、コストアップ
を防止できる。
【００３５】（ハ）第１，第２のアンテナは、導波管の
端板を垂直に貫通しているので、該端板に対する孔あけ
加工、マイクロストリップ導体に対する半田付け加工も
容易となる。また、マイクロストリップ線路に対する半
田付けが容易となると、伝送損失の増加を軽減できる。
端板を垂直に貫通しているので、該端板に対する孔あけ
加工、マイクロストリップ導体に対する半田付け加工も
容易となる。また、マイクロストリップ線路に対する半
田付けが容易となると、伝送損失の増加を軽減できる。
【００３６】（ニ）第１，第２のアンテナを設ける位置
を導波管の管軸方向にずらしていないので、該導波管−
マイクロストリップ線路変換器の大型化を防止すること
ができる。
を導波管の管軸方向にずらしていないので、該導波管−
マイクロストリップ線路変換器の大型化を防止すること
ができる。
【００３７】（ホ）従って、本発明によれば、コストア
ップと大型化をまねかず、しかもアイソレーション特性
を向上できる導波管−マイクロストリップ線路変換器を
提供することができる。
ップと大型化をまねかず、しかもアイソレーション特性
を向上できる導波管−マイクロストリップ線路変換器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（Ａ）は本発明に係る導波管−マイクロストリ
ップ線路変換器の一実施例を示す正面図、（Ｂ）は図１
（Ａ）の縦断面図である。
ップ線路変換器の一実施例を示す正面図、（Ｂ）は図１
（Ａ）の縦断面図である。
【図２】（Ａ）（Ｂ）は第１，第２のアンテナが導波管
の管壁を貫通するタイプの従来の導波管−マイクロスト
リップ線路変換器の横断面図及び縦断面図である。
の管壁を貫通するタイプの従来の導波管−マイクロスト
リップ線路変換器の横断面図及び縦断面図である。
【図３】第１，第２のアンテナが導波管の管壁を貫通す
るタイプの従来の導波管−マイクロストリップ線路変換
器の他の例を示す斜視図である。
るタイプの従来の導波管−マイクロストリップ線路変換
器の他の例を示す斜視図である。
【図４】（Ａ）は第１，第２のアンテナが導波管の端板
を貫通するタイプの従来の導波管−マイクロストリップ
線路変換器の正面図、図４（Ａ）のＸ−Ｘ線断面図であ
る。
を貫通するタイプの従来の導波管−マイクロストリップ
線路変換器の正面図、図４（Ａ）のＸ−Ｘ線断面図であ
る。
１ 導波管 １ａ 端板 ２，３ 第１，第２のアンテナ ２ａ，３ａ 管軸平行部分 ２ｂ，３ｂ 管軸交差部分 ４ マイクロストリップ線路 ４ａ 絶縁基板 ４ｂ マイクロストリップ導体 ４ｃ アース導体面 ５，６ 同軸線路部
Claims (1)
- 【請求項１】 一端が開放され他端が閉塞されている導
波管と、前記導波管内に配置されていて垂直偏波と水平
偏波との送受信を行う第１，第２のアンテナと、前記導
波管の支持されていて前記第１，第２のアンテナが電気
的に接続されているマイクロストリップ線路とを備え、
前記導波管内に配置されている前記第１，第２のアンテ
ナはそれぞれ前記導波管の管軸に平行な管軸平行部分と
その先端で前記導波管の管軸に交差する向きにそれぞれ
屈曲されて形成されている管軸交差部分とを有し、前記
第１のアンテナの前記管軸交差部分は垂直偏波方向に向
けられ、前記第２のアンテナの前記管軸交差部分は水平
偏波方向に向けられている導波管−マイクロストリップ
線路変換器において、 前記マイクロストリップ線路は前記導波管の閉塞端に支
持され、 前記第１，第２のアンテナの前記管軸平行部分は前記導
波管の内壁にそれぞれ接近した位置で前記導波管内に配
置され、 前記第１のアンテナの前記管軸交差部分は前記導波管の
開放端側からみて該導波管の管軸から径方向に至る線に
対して鋭角を成して垂直偏波方向に向けられ、 前記第２のアンテナの前記管軸交差部分は前記導波管の
開放端側からみて該導波管の管軸から径方向に至る線に
対して鋭角を成して水平偏波方向に向けられていること
を特徴とする導波管−マイクロストリップ線路変換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7218793A JPH06283912A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 導波管−マイクロストリップ線路変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7218793A JPH06283912A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 導波管−マイクロストリップ線路変換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06283912A true JPH06283912A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13481965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7218793A Withdrawn JPH06283912A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 導波管−マイクロストリップ線路変換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06283912A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6801789B1 (en) | 1999-02-01 | 2004-10-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Multiple-beam antenna |
| CN103579729A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-12 | 西安空间无线电技术研究所 | 一种星载高频微带至波导宽带低插损垂直转换电路 |
| CN103579730A (zh) * | 2012-07-20 | 2014-02-12 | 联芯科技有限公司 | 平衡-不平衡转换器及其优化方法 |
| CN107808994A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-03-16 | 上海振华港机（集团）宁波传动机械有限公司 | 一种开口波导管、开口波导滑线以及通讯装置 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP7218793A patent/JPH06283912A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6801789B1 (en) | 1999-02-01 | 2004-10-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Multiple-beam antenna |
| CN103579730A (zh) * | 2012-07-20 | 2014-02-12 | 联芯科技有限公司 | 平衡-不平衡转换器及其优化方法 |
| CN103579729A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-12 | 西安空间无线电技术研究所 | 一种星载高频微带至波导宽带低插损垂直转换电路 |
| CN103579729B (zh) * | 2013-10-31 | 2017-07-28 | 西安空间无线电技术研究所 | 一种星载高频微带至波导宽带低插损垂直转换电路 |
| CN107808994A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-03-16 | 上海振华港机（集团）宁波传动机械有限公司 | 一种开口波导管、开口波导滑线以及通讯装置 |
| CN107808994B (zh) * | 2017-12-04 | 2024-05-31 | 宁波伟隆港口机械有限公司 | 一种开口波导管、开口波导滑线以及通讯装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |