JPH0628325Y2 - 空調機器における制御部の調節機構 - Google Patents

空調機器における制御部の調節機構

Info

Publication number
JPH0628325Y2
JPH0628325Y2 JP10090588U JP10090588U JPH0628325Y2 JP H0628325 Y2 JPH0628325 Y2 JP H0628325Y2 JP 10090588 U JP10090588 U JP 10090588U JP 10090588 U JP10090588 U JP 10090588U JP H0628325 Y2 JPH0628325 Y2 JP H0628325Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
lever member
rotating member
lever
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10090588U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0221110U (ja
Inventor
仁 桍田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP10090588U priority Critical patent/JPH0628325Y2/ja
Publication of JPH0221110U publication Critical patent/JPH0221110U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0628325Y2 publication Critical patent/JPH0628325Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、自動車に装備された送風機やヒータ等の空調
機器における制御部を車室内から調節するための機構に
関する。
(2)従来の技術 自動車の空調機器は送風機のダンパーやヒーターの温水
弁のような制御部を備えており、この制御部を車室内か
ら調節するための機構として従来より一般的に用いられ
ているものは、中間部を枢支したレバー部材の一端を表
面パネルに形成したスリットから車室内に突出させると
ともに、その他端をワイヤーを介して前記制御部に接続
したものである(例えば、実開昭52−16145号公
報参照)。この調節機構によれば、車室側に突出するレ
バー部材の一端をスリットに沿って往復操作すると、揺
動するレバー部材の他端が往復動し、この他端に接続し
た制御部の調節を行うことができる。
しかしながら、上記従来の調節機構は軽い操作力で充分
な操作ストロークを確保しようとすると、表面パネルか
ら突出するレバー部材の移動量が大きくなり、このレバ
ー部材が移動するスリットが表面パネル上に占める面積
が増大してしまう。
ところが、近年自動車のインパネにはカーオーディオ、
エアコン、ドライブコンピュータ等の各種の機器のスイ
ッチや操作レバーが多数配設されており、これらの機器
とに干渉を避けて前記従来の調節機構を装着することは
困難な状況になってきた。
このような事情から、表面パネル上に占める面積の小さ
い回転式の操作ノブを用いた調節機構が、特開昭61−
135814号公報において提案されている。
この調節機構は操作ノブによって駆動される回転軸の先
端を斜めに切り落としたガイド傾斜部を備えており、こ
のガイド傾斜部には前記回転軸の軸線と交叉する軸線周
りに揺動するレバー部材が当接している。従って、回転
軸の回転によってガイド傾斜部に案内されたレバー部材
が揺動し、このレバー部材の一端に接続された制御部の
調節が行われるようになっている。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述の回転軸の先端にガイド傾斜部を備
えた調節機構は、操作ノブの回転角が180°の範囲内
で使用する必要があるため、ストロークの設定に制約を
受けるだけでなく、レバー部材の揺動の軸線を回転軸の
軸線と交叉させる必要があるため、そのレイアウトにも
大きな制約を受けるものであった。
本考案は、前述の事情に鑑みてなされたもので、表面パ
ネル上に占める面積が小さく、しかもストロークの設定
とレイアウトの自由度が大きい空調機器における制御部
の調節機構を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案の空調機器における
制御部の調節機構は、操作ノブによって回転駆動され、
外周にその軸線に対して傾斜した案内部を突設した回転
部材と、この回転部材の案内部に係合し、該回転部材の
軸線方向に沿って駆動される駆動部材と、固定部に枢支
され、その一点が前記駆動部材に係合するとともに、他
点が空調機器の制御部に接続されるレバー部材と、を備
えて成ることを特徴とする。
(2)作用 前述の構成を備えた本考案によれば、操作ノブによって
回転部材を回転駆動すると、その外周に突設した案内部
に係合する駆動部材が前記回転部材の軸線方向に沿って
駆動される。この駆動部材の移動はレバー部材の一点に
伝達され、該レバー部材を支軸の周りに揺動させる。す
ると、このレバー部材の他点は所定のレバー比で移動
し、この他点に接続された空調機器の制御部を調整す
る。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図はその全体側面図、第2図は第1図のII−II線断面
図、第3図は第1図のIII−III線断面図である。
これらの図に示すように、この調節機構は自動車のダッ
シュボードに取り付けられる表面パネル1を備えてお
り、この表面パネル1の裏側にはケーシング2が一体に
固着されている。ケーシング2の前壁2aと後壁2bに
は回転部材3が軸線L周りに回転自在に支持されてお
り、前記表面パネル1を貫通した回転部材3の延出部3
aには操作ノブ4が固着されている。回転部材3の中間
には前記ケーシング2の前壁2aの裏側に位置するよう
に外周に多数の溝5aを形成した円盤部材5が固着され
ており、この溝5aはケーシング2の底壁2cに取り付
けたU字状の板ばね6の先端の係止部6aが係合してい
る。従って、この円盤部材5と板ばね6によってクリッ
クストップ機構が構成されており、円盤部材5のいずれ
かの溝5aに板ばね6の係止部6aが係合する位置にお
いて、回転部材3は安定的に停止するようになってい
る。
回転部材3は前記円盤部材5とケーシング2の後壁2b
との間に円柱状の大径部3bを備えており、その外周に
は約270°にわたって案内部としての螺旋カム7が突
設されている。一方、ケーシング2の側壁2dには前記
軸線Lと平行にガイド溝8が形成されており、このガイ
ド溝8にはその両側を挟持するように支持された駆動部
材としてのスライダー9が摺動自在に案内されている。
スライダー9からケーシング2の内側に突出するボス部
10の先端にはカムフォロワー11が固着されており、
このカムフォロワー11に形成したスリット11aに前
記螺旋カム7が係合している。
更に、上記ケーシング2の側壁2dのガイド溝8の上部
にはレバー部材12が支軸13によって枢支されてい
る。このレバー部材12は支軸13を境にく字型に折曲
した短アーム14と長アーム15を備えており、この短
アーム14の先端に形成した凹部14aは前記スライダ
ー9から突出するボス部10に係合している。そして、
上記長アーム15の先端は図示せぬ空調機器の制御部に
接続するボーデンワイヤー16の端部に接続されてい
る。
次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用につい
て説明する。
表面パネル1の前面に位置する操作ノブ4を車室側から
操作して回転部材3を回転させると、この回転部材3の
外周に突設した螺旋カム7にスリット11aを係合させ
たスライダー9がねじ作用によって押圧され、ケーシン
グ2の側壁2dに形成したガイド溝8に案内されて回転
部材3の軸線L方向に駆動される。
上記スライダー9の移動は、そのボス部10に凹部14
aを係合させたレバー部材12の短アーム14に伝達さ
れ、該レバー部材12を第1図に実線で示す位置と鎖線
で示す位置との間で支軸13周りに揺動させる。する
と、レバー部材12の長アーム15を介してボーデンワ
イヤー16が操作され、空調機器の制御部の調節が行わ
れる。
上述のように、操作ノブ4によって回転部材3を回転さ
せたとき、この回転部材3と一体で回転する円盤部材5
に形成した多数の溝5aに板ばね6の係止部6aが順次
嵌合し、回転部材3は任意の位置に安定的に停止する。
従って、空調機器のダンパーや温水弁等の制御部を所定
の中間開度に調節することができる。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は、前記実
施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範
囲に記載された本考案を逸脱することなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
例えば前記スライダー9は他の駆動部材であってもよ
い。またレバー部材12の中間を支軸13で枢支し、そ
の両側の短アーム17と長アーム15をスライダー9と
ボーデンワイヤー16に接続する代わりに、レバー部材
12の一端を支軸13で枢支し、その中間をスライダー
9に接続するとともに、他端をボーデンワイヤー16に
接続してもよい。また、レバー部材12の形状はく字状
に限らず、L字状や直線状に形成することも可能であ
り、そのレバー比も必要なストロークに応じて適宜設定
することが可能である。また、レバー部材12の支軸1
3は必ずしもケーシング2に設ける必要はなく、インパ
ネの裏面等の固定部に設けることも可能である。
更に、回転部材3に突設する案内部7の傾斜角や長さ
も、必要なストロークに応じて適宜設定することが可能
である。
C.考案の効果 前述の本考案の空調機器における制御部の調整機構によ
れば、操作ノブによって駆動される回転部材の外周に突
設した案内部に駆動部材を係合させ、この駆動部材の前
記回転部材の軸線方向に沿う移動をレバー部材を介して
制御部に伝達しているので、案内部の長さと傾斜角、及
びレバー部材のレバー比を適宜選択することによって任
意のストロークを得ることができる。しかも、レバー部
材は一点において駆動部材と係合していさえすれば、そ
の形状、支点の位置、レイアウト等は任意に設定するこ
とができ、設計の自由度を大幅に拡大することが可能と
なる。
また、回転部材の外周に案内部を突設したことにより、
機構全体を前記回転部材の軸線方向に細長く形成するこ
とができ、多数の機器が配設される狭小なインパネ面へ
のレイアウトを容易に行うことができる。
更に、回転部材の案内部以外の部品には特に精度を必要
とせず、この案内部も凸形状であるために加工が容易で
あり、製造コストの低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による調節機構の全体側面
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第1図
のIII−III線断面図である。 2…ケーシング(固定部)、3…回転部材、4…操作ノ
ブ、7…螺旋カム(案内部)、9…スライダー駆動部
材、12…レバー部材、L…軸線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作ノブ(4)によって回転駆動され、外
    周にその軸線(L)に対して傾斜した案内部(7)を突
    設した回転部材(3)と、 この回転部材(3)の案内部(7)に係合し、該回転部
    材(3)の軸線(L)方向に沿って駆動される駆動部材
    (9)と、 固定部(2)に枢支され、その一点が前記駆動部材
    (9)に係合するとともに、他点が空調機器の制御部に
    接続されるレバー部材(12)と、を備えてなることを
    特徴とする空調機器における制御部の調節機構。
JP10090588U 1988-07-29 1988-07-29 空調機器における制御部の調節機構 Expired - Lifetime JPH0628325Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10090588U JPH0628325Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 空調機器における制御部の調節機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10090588U JPH0628325Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 空調機器における制御部の調節機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0221110U JPH0221110U (ja) 1990-02-13
JPH0628325Y2 true JPH0628325Y2 (ja) 1994-08-03

Family

ID=31329409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10090588U Expired - Lifetime JPH0628325Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 空調機器における制御部の調節機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0628325Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0221110U (ja) 1990-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3552295A (en) Air conditioner grill having pivoting horizontal and vertical louvers
JP3958030B2 (ja) 換気システム用エアベント
US5052282A (en) Ventilation system for a motor vehicle
US20080182500A1 (en) Regulating Device For at Least Three Flaps of a Motor Vehicle Ventilation, Heating or Air-Conditioning System
EP0830961B1 (en) Damper door controller for automative air conditioner
JPH0628325Y2 (ja) 空調機器における制御部の調節機構
JPH11208243A (ja) 自動車の暖房、空調及び又は換気設備の調節用の操作ユニット
JPH05118638A (ja) 風向制御装置
JP2004066839A (ja) 風向調整装置
KR100633124B1 (ko) 자동차용 에어 벤트 장치
JPH0344569Y2 (ja)
KR100680540B1 (ko) 디아이에스 조작스위치의 위치조절장치
JPH0511051Y2 (ja)
JP3777370B2 (ja) 車両用空気吹出口装置
JPH0336411Y2 (ja)
JPH0513611Y2 (ja)
JPS6040362Y2 (ja) リモ−トコントロ−ル式ミラ−装置
JP3033112B2 (ja) 操作伝達装置
JPH0740922Y2 (ja) 空調吹出口のフィン連結枠の節度機構
JPH078250Y2 (ja) 空調用操作装置
JPH0334593Y2 (ja)
JPS5855057Y2 (ja) エアコントロ−ルドア切換装置
JPS5835529Y2 (ja) 自動車用空調機のコントロ−ルレバ−装置
KR970003320Y1 (ko) 자동차용 온수식 난방기의 공기조절장치
JPH0236029Y2 (ja)