JPH06282468A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH06282468A
JPH06282468A JP5071310A JP7131093A JPH06282468A JP H06282468 A JPH06282468 A JP H06282468A JP 5071310 A JP5071310 A JP 5071310A JP 7131093 A JP7131093 A JP 7131093A JP H06282468 A JPH06282468 A JP H06282468A
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JP
Japan
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data
memory
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Application number
JP5071310A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Iwase
芳明 岩瀬
Kazuo Hotta
和男 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エラー等の情報を発生した順番に、しかも発生
した情報を可能な限り消失することなく重複せずにメモ
リに記憶して、メモリを有効に使用する。 【構成】トレースデータを発生した順番をインデックス
番号で管理して記憶するトレースメモリを設け、トレー
スメモリにすでに記憶されている最終トレースデータと
今回発生したトレースデータとの連続パターンを解析し
て、この解析結果が同一分類の連続であればその分類に
対応するインデックス番号により、またその解析結果
が、トレースメモリにすでに記憶されている過去の連続
パターンと一致すればその連続するインデックス番号に
より、最終トレースデータと今回発生したトレースデー
タとを圧縮データフォーマットで、新しい最終トレース
データとしてトレースメモリに記憶するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発生したエラー等の
情報の履歴を管理する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に各種装置及びシステムにおいて、
RAS( reliability:信頼性,availability:稼動
性,serviceability:保守性)管理上の1つの手段とし
て、情報処理装置を備えて、装置に発生したエラー等の
情報を発生した順番に記憶管理する方法がある。
【0003】情報処理装置には、例えばトレースメモリ
が設けられており、エラー等が発生する毎に、その発生
したエラーの情報がトレースメモリに発生した順番に記
憶され、装置又はシステムの保守・点検時には、このト
レースメモリに記憶された情報をその発生した順番が判
るように、ディスプレイ又はプリンタ等に出力して、保
守・点検のサービスマン等がエラー等の発生頻度及び経
緯(履歴)を確認して、エラーの発生した原因を簡単に
解析することができるようになっていた。
【0004】しかし、トレースメモリのメモリ容量は有
限であるため、エラーが頻繁に発生すると、トレースメ
モリが一杯になり空き領域が無くなることがあった。こ
のような状態になってから発生したエラーの情報は、従
来の情報処理装置では、トレースメモリに記憶されてい
る最も旧い情報に上書きして記憶されるようになってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常同様な
業務を繰返して行う装置又はシステムでは、同一のエラ
ーが連続して発生したり、発生するエラーのパターンが
決まっていて、そのパターンが繰り返して発生する傾向
が高い。
【0006】そのような場合に、上述したように従来の
情報処理装置では、繰り返し発生するエラーの情報をト
レースメモリに記憶するために、過去に突発的なエラー
が発生した場合、その特異な情報(重要な情報)が消去
されてしまうという問題があった。
【0007】また、従来の情報処理装置では、発生した
エラー等の情報の履歴が重要になるため、発生したエラ
ー等の情報をその発生した順番に1つ1つのデータとし
て書き込むため、連続して発生するエラーや同一のパタ
ーンで繰り返し発生するエラーの情報が、トレースメモ
リに重複して記憶されるので、メモリが有効に使用でき
ないという問題があった。
【0008】そこでこの発明は、発生したエラー等の情
報を発生した順番に、しかも発生した情報を可能な限り
消失することなく重複せずにメモリに記憶でき、従って
メモリを有効に使用することができる情報処理装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、エラー等の
情報を発生した順番に記憶する情報記憶手段と、情報の
発生パターンを記憶するパターン記憶手段と、情報の発
生時に、今回発生した情報を含めて情報記憶手段に連続
して記憶された複数の情報がパターン記憶手段に記憶さ
れた発生パターンに一致するか否かを判断する判断手段
と、この判断手段により複数の情報が発生パターンに一
致したと判断されれば、複数の情報を1つの圧縮情報に
変換すると共にこの圧縮情報を複数の情報に代えて情報
記憶手段に記憶する情報圧縮手段とを設けたものであ
る。
【0010】
【作用】このような構成の本発明において、パターン記
憶手段にはエラー等の情報の発生パターンが記憶され
る。エラー等の情報が発生時には、その情報を含めて情
報記憶手段に連続して記憶された複数の情報が、パター
ン記憶手段に記憶された発生パターンに一致するか否か
が判断手段により判断される。この判断で一致したと判
断されたときには、情報圧縮手段により、情報記憶手段
に記憶された複数の情報が1つの圧縮情報に変換される
と共に、その変換により得た圧縮情報が前記複数の情報
に代えて前記情報記憶手段に記憶される。なお、判断手
段により複数の情報がパターンに一致しないと判断され
たときには、今回発生した情報は、情報記憶手段に1つ
の情報として記憶される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0012】図1は、この発明を適用した情報処理装置
の概略の要部回路構成を示すブロック図で、1は、制御
部本体を構成するCPU(central processing unit )
である。
【0013】このCPU1が行う処理のプログラムデー
タが記憶されたROM(read onlymemory)2、前記C
PU1が処理を行う時に使用する各種メモリのエリアが
形成されたRAM(random access memory)3及び各種
周辺機器からの信号が入力されると共に前記各種周辺機
器に制御信号等を出力するI/O(input/output)ポー
ト4が、それぞれシステムバス5を介して前記CPU1
と接続されている。
【0014】前記RAM3にはさらに、情報記憶手段と
してのトレースメモリ3aが形成されており、このトレ
ースメモリ3aには、図2(a)に示す通常データフォ
ーマット6と、図2(b)に示す圧縮データフォーマッ
ト7により、図3に示すように、発生した順番にエラー
等の情報が記憶される。
【0015】前記通常データフォーマット6は、通常デ
ータを示すコードのN6aと、発生したエラー情報等の
分類を示す分類コード6bと、そのエラー情報等の内容
を示すデータ6cとから構成され、前記圧縮データフォ
ーマット7は、圧縮データを示すコードのS7aと、圧
縮された先頭の(最も旧い)情報を示すTOP7bと、
圧縮された最後の(最も新しい)情報を示すEND7c
と、この圧縮されたデータの繰返し回数NUM7dとか
ら構成されている。
【0016】図3に示すように、前記トレースメモリ3
aに記憶された情報は、インデックス3a1により発生
した順番が管理されるようになっており、前記圧縮デー
タ7の前記TOP7b及び前記END7cには、圧縮し
た先頭の情報を示すインデックス番号及び圧縮した最後
の情報を示すインデックス番号が登録される。
【0017】なお前記トレースメモリ3aは、前述した
ように情報記憶手段を構成すると共に、実際に発生した
エラー等の情報の発生パターンが記憶されたパターン記
憶手段を構成している。図4に、エラー等の情報(トレ
ースデータ)が発生したときに、前記CPU1が行うト
レースデータ処理の流れを示す。
【0018】まず、トレースメモリ3aにすでに記憶さ
れている最終トレースデータを読取り、この最終トレー
スデータが通常データか否かを判断する。ここで最終ト
レースデータが通常データならば、ステップ1(ST
1)の処理として、後述する通常データ処理を行うよう
になっている。この通常データ処理が終了すると、この
トレースデータ処理を終了するようになっている。
【0019】また、最終トレースデータが通常データで
なく圧縮データならば、ステップ2(ST2)の処理と
して、そのTOP7bに登録されたインデックス番号
(以下TOPインデックスと称する)とEND7cに登
録されたインデックス番号(以下ENDインデックスと
称する)とが等しいか否かを判断する。
【0020】ここで、TOPインデックスとENDイン
デックスが等しくないと判断されると、最終トレースデ
ータのNUM7dに登録された繰返し回数(以下NUM
回数と称する)が1か否かを判断する。NUM回数が1
でなければ、前述したステップ1の処理に移行するよう
になっており、NUM回数が1ならば、最終トレースデ
ータのENDインデックスの次のインデックス番号で記
憶されたトレースデータが通常データか否かを判断す
る。上記トレースデータが通常データでなく圧縮データ
ならば、前述したステップ1の処理に移行するようにな
っており、上記トレースデータが通常データならば、こ
の通常データの分類が今回発生したトレースデータの分
類と同じか否かを判断する(判断手段)。
【0021】ここで、上記通常データ(上記トレースデ
ータ)の分類と今回発生したトレースデータの分類とが
同じでなければ、前述したステップ1の処理に移行する
ようになっている。また、上記通常データの分類と今回
発生したトレースデータの分類とが同じならば、最終ト
レースデータのENDインデックスに対して+1の加算
処理を行い(情報圧縮手段)、後述する圧縮データ処理
を行うようになっている。この圧縮データ処理が終了す
ると、このトレースデータ処理を終了するようになって
いる。
【0022】前述のステップ2の処理で、最終トレース
データのTOPインデックスとENDインデックスとが
等しいと判断されると、この最終トレースデータのTO
Pインデックスで記憶されたトレースデータの分類と今
回発生したトレースデータの分類とが同じか否かを判断
し(判断手段)、最終トレースデータのTOPインデッ
クスで記憶されたトレースデータの分類と今回発生した
トレースデータの分類とが同じならば、最終トレースデ
ータのNUM回数に対して+1の加算処理を行って(情
報圧縮手段)、このトレースデータ処理を終了するよう
になっている。
【0023】また、最終トレースデータのTOPインデ
ックスで記憶されたトレースデータの分類と今回発生し
たトレースデータの分類とが同じでなければ、最終トレ
ースデータのNUM回数が1か否かを判断する。NUM
回数が1でなければ、前述したステップ1の処理に移行
するようになっており、NUM回数が1ならば、最終ト
レースデータのTOPインデックスの次のインデックス
番号で記憶されたトレースデータが通常データか否かを
判断する。上記トレースデータが通常データでなく圧縮
データならば、前述したステップ1の処理に移行するよ
うになっており、上記トレースデータが通常データなら
ば、この通常データの分類が今回発生したトレースデー
タの分類と同じか否かを判断する(判断手段)。
【0024】ここで、上記通常データ(上記トレースデ
ータ)の分類と今回発生したトレースデータの分類とが
同じでなければ、前述したステップ1の処理に移行する
ようになっている。また、上記通常データの分類と今回
発生したトレースデータの分類とが同じならば、最終ト
レースデータのENDインデックスに対して+1の加算
処理を行い(情報圧縮手段)、後述する圧縮データ処理
を行うようになっている。この圧縮データ処理が終了す
ると、このトレースデータ処理を終了するようになって
いる。図5に、前述した通常データ処理の流れを示す。
【0025】まず、RAM3に形成されたカウンタx
(図示せず)に0を設定し、ステップ3(ST3)の処
理として、カウンタxのカウンタ値に対して+1の加算
処理を行い、カウンタxのカウンタ値と同じインデック
ス番号のトレースデータの分類と今回発生したトレース
データの分類とが同じか否かを判断する。
【0026】上記トレースデータの分類と今回発生した
トレースデータの分類とが同じならば、カウンタxのカ
ウンタ値をTOPインデックスとENDインデックスと
して登録し、NUM回数を1に登録して圧縮データを作
成して、この圧縮データをトレースメモリ3aに最終ト
レースデータをして記憶する。そして、この通常データ
処理を終了するようになっている。
【0027】また、上記トレースデータの分類と今回発
生したトレースデータの分類とが同じでなければ、最終
トレースデータのインデックス番号がカウンタxのカウ
ント値に等しいか否かを判断する。上記最終インデック
ス番号よりカウンタxのカウント値が小さい場合には、
再び前述のステップ3の処理に戻るようになっており、
上記最終インデックス番号とカウンタxのカウント値と
が等しければ、通常データとして作成して、この通常デ
ータをトレースメモリ3aに最終トレースデータとして
記憶する。そして、この通常データ処理を終了するよう
になっている。図6に、前述した圧縮データ処理の流れ
を示す。
【0028】まず、最終トレースデータの1つ前のトレ
ースデータ(以下前最終トレースデータと称する)を読
取り、この前最終トレースデータのTOPインデックス
及びENDインデックスが、それぞれ最終トレースデー
タのTOPインデックス及びENDインデックスと同じ
か否かを判断する(判断手段)。
【0029】ここで、前最終トレースデータのTOPイ
ンデックス及びENDインデックスと最終トレースデー
タのTOPインデックス及びENDインデックスと同じ
でなければ、このままこの圧縮データ処理を終了するよ
うになっており、前最終トレースデータのTOPインデ
ックス及びENDインデックスが、それぞれ最終トレー
スデータのTOPインデックス及びENDインデックス
と同じならば、前最終トレースデータのNUM回数に対
して+1の加算処理を行うと共に、最終トレースデータ
を削除して(情報圧縮手段)、この圧縮データ処理を終
了するようになっている。
【0030】このような構成の本実施例においては、例
えば、トレースメモリ3aに記憶されていない分類のト
レースデータが発生した場合には、そのトレースデータ
が通常データフォーマットで作成され、この通常データ
がトレースメモリ3aに最終トレースデータとして記憶
される。
【0031】また、図7に示すように、すでにトレース
メモリ3aのインデックス番号1、2、3に、それぞれ
分類1、分類2、分類3の各トレースデータが通常デー
タフォーマットで記憶されている場合を考える。
【0032】ここで、分類2のトレースデータ8aが発
生すると、インデックス番号3の最終トレースデータが
通常データであるため、今回発生したトレースデータと
同じ分類のトレースデータが検索され、インデックス番
号2のトレースデータと同じ分類であるため、図8に示
すように、今回発生したトレースデータ8aは、圧縮デ
ータフォーマットで作成され、この作成された圧縮デー
タ8bがインデックス番号4の最終トレースデータとし
てトレースメモリ3aに記憶される。
【0033】また、図9に示すように、すでにトレース
メモリ3aのインデックス番号1及び2に、それぞれ分
類1及び分類2の各トレースデータが通常データフォー
マットで記憶されており、またインデックス番号3に分
類1のトレースデータが圧縮データフォーマットで記憶
されている場合を考える。
【0034】ここで、分類1のトレースデータ9aが発
生すると、インデックス番号3の最終トレースデータが
圧縮データであり、そのTOPインデックスとENDイ
ンデックスが等しく、このTOPインデックス(インデ
ックス番号1)に対応するトレースデータの分類が、今
回発生したトレースデータの分類と同じであるため、図
10に示すように、最終トレースデータのNUM回数に
対して+1の加算処理が行なわれる。すなわち、最終ト
レースデータと今回発生した分類1のトレースデータと
が圧縮されて圧縮データ9bが作成され、この圧縮デー
タ9bがインデックス番号3の新しい最終トレースデー
タとして、トレースメモリ3aに記憶されたことにな
る。
【0035】また、図11に示すように、すでにトレー
スメモリ3aのインデックス番号1及び2に、それぞれ
分類1及び分類2の各トレースデータが通常データフォ
ーマットで記憶されており、またインデックス番号3に
分類1のトレースデータが圧縮データフォーマットで記
憶されている場合を考える。
【0036】ここで、分類2のトレースデータ10aが
発生すると、インデックス番号3の最終トレースデータ
が圧縮データであり、そのTOPインデックスとEND
インデックスが等しく、このTOPインデックス(イン
デックス番号1)に対応するトレースデータの分類が、
今回発生したトレースデータの分類と異なっている。さ
らに、最終トレースデータのNUM回数が1で、そのT
OPインデックスの次のインデックス番号(インデック
ス番号2)のトレースデータが通常データで、この通常
データの分類(分類2)が今回発生したトレースデータ
の分類と同じであるため、図12に示すように、最終ト
レースデータのENDインデックスに対して+1の加算
処理のみが行なわれる。すなわち、最終トレースデータ
と今回発生した分類2のトレースデータとが圧縮されて
圧縮データ10bが作成され、この圧縮データ10b
が、インデックス番号3の新しい最終トレースデータと
して、トレースメモリ3aに記憶されたことになる。
【0037】また、図13に示すように、すでにトレー
スメモリ3aのインデックス番号1、2、3に、それぞ
れ分類1、分類2、分類3の各トレースデータが通常デ
ータフォーマットで記憶され、さらにインデックス番号
nに最終トレースデータとして、インデックス番号1か
らインデックス番号2までのトレースデータが圧縮デー
タフォーマットで記憶されている場合を考える。
【0038】ここで、分類3のトレースデータ11aが
発生すると、インデックス番号nの最終トレースデータ
が圧縮データであり、そのTOPインデックスとEND
インデックスが異なっている。さらに、最終トレースデ
ータのNUM回数が1で、そのENDインデックスの次
のインデックス番号(インデックス番号3)のトレース
データが通常データで、この通常データの分類(分類
3)が今回発生したトレースデータの分類と同じである
ため、図14に示すように、最終トレースデータのEN
Dインデックスに対して+1の加算処理のみが行なわれ
る。すなわち、最終トレースデータと今回発生した分類
3のトレースデータとが圧縮されて圧縮データ11bが
作成され、この圧縮データ11bが、インデックス番号
nの新しい最終トレースデータとして、トレースメモリ
3aに記憶されたことになる。
【0039】また、図15に示すように、すでにトレー
スメモリ3aのインデックス番号1、2、3に、それぞ
れ分類1、分類2、分類3の各トレースデータが通常デ
ータフォーマットで記憶され、さらにインデックス番号
n−1に、インデックス番号1からインデックス番号3
までのトレースデータが圧縮データフォーマットで記憶
され、インデックス番号nに最終トレースデータとし
て、インデックス番号1からインデックス番号2までの
トレースデータが圧縮データフォーマットで記憶されて
いる場合を考える。
【0040】ここで、分類3のトレースデータ11aが
発生すると、インデックス番号nの最終トレースデータ
が圧縮データであり、そのTOPインデックスとEND
インデックスが異なっている。さらに、最終トレースデ
ータのNUM回数が1で、そのENDインデックスの次
のインデックス番号(インデックス番号3)のトレース
データが通常データで、この通常データの分類(分類
3)が今回発生したトレースデータの分類と同じである
ため、最終トレースデータのENDインデックスに対し
て+1の加算処理が行われて、インデックス番号nの最
終トレースデータが、インデックス番号1からインデッ
クス番号3までのトレースデータが圧縮データフォーマ
ットで記憶される。
【0041】さらにここで、この最終トレースデータの
TOPインデックス及びENDインデックスが、それぞ
れその1つ前のインデックス番号n−1の前最終トレー
スデータのTOPインデックス及びENDインデックス
と同じであるため、図16に示すように、インデックス
番号n−1の前最終トレースデータのNUM回数に対し
て+1の加算処理を行い、インデックス番号nの最終ト
レースデータを削除する。従って、インデックス番号n
−1の前最終トレースデータが最終トレースデータとな
る。すなわち、結果的にインデックス番号n−1の前最
終トレースデータとインデックス番号nの最終トレース
データと今回発生した分類3のトレースデータとが圧縮
されて圧縮データ12bが作成され、この圧縮データ1
2bが、インデックス番号n−1の新しい最終トレース
データとして、トレースメモリ3aに記憶されたことに
なる。
【0042】このように本実施例によれば、トレースデ
ータを発生した順番にインデックス番号により管理して
記憶するトレースメモリ3aを設け、トレースデータの
発生時に、トレースメモリ3aにすでに記憶されている
最終トレースデータと今回発生したトレースデータとの
連続パターンを解析して、この解析結果が同一分類の連
続であればその分類に対応するインデックス番号によ
り、また、その解析結果が、トレースメモリ3aにすで
に記憶されている過去の連続パターンと一致すればその
連続するインデックス番号により、最終トレースデータ
と今回発生したトレースデータとを圧縮データフォーマ
ットで、新しい最終トレースデータとしてトレースメモ
リ3aに記憶することにより、過去の連続パターンと一
致して発生した複数のトレースデータを圧縮データフォ
ーマットで1つのトレースデータとしてトレースメモリ
3aに記憶できるため、トレースデータを発生した順番
に正確に記憶できると共に、トレースデータを可能な限
り重複せずにトレースメモリ3aに記憶でき、従ってト
レースメモリ3aを有効に使用することができる。以
下、この発明の他の実施例を図17乃至図20を参照し
て説明する。
【0043】図17は、この発明を適用した情報処理装
置の概略の要部回路構成を示すブロック図で、21は、
制御部本体を構成するCPU(central processing uni
t )である。
【0044】このCPU21が行う処理のプログラムデ
ータが記憶されたROM(readonly memory)22、前
記CPU21が処理を行う時に使用する各種メモリのエ
リアが形成されたRAM(random access memory)23
及び各種周辺機器からの信号が入力されると共に前記各
種周辺機器に制御信号等を出力するI/O(in-put/out
put)ポート24が、それぞれシステムバス25を介し
て前記CPU21と接続されている。
【0045】前記RAM23にはさらに、エラー等が発
生したときにそのエラー等に関するRAS情報( relia
bility,availability,serviceability)が発生した順
番に記憶される情報記憶手段としてのRAS情報トレー
スメモリ23a及び予めRAS情報(以下トレースデー
タと称する)の発生パターンが設定されたパターン記憶
手段としてのパターン識別メモリ23bが形成されてい
る。
【0046】前記RAM情報トレースメモリ23aは、
図18に示すように、それぞれ16ワードからなる複数
のブロック23a1,23a2,…,23aZから構成
されており、発生したトレースデータは順次1つのブロ
ックに記憶されるようになっている。このRAS情報ト
レースメモリの各ブロックにトレースメモリが記憶され
る場合、その先頭の1ワード目には、トレースデータの
内容に対応する事象コードが記憶され、以下の15ワー
ドには、トレースデータの内容データが記憶される。
【0047】前記パターン識別メモリ23bは、図19
に示すように、それぞれ5ワードからなる複数のブロッ
ク23b1,23b2,…,23bnから構成されてお
り、それらの各ブロックは識別番号23cにより管理さ
れている。さらに各ブロックの先頭の1ワード目には、
登録個数23dが設定されており、以下の4ワードに
は、先頭ワードに設定された登録個数個の事象コードが
発生パターンとして発生する順番に設定されている。図
20に、エラー等のトレースデータ(RAS情報)が発
生したときに、前記CPU21が行うトレースデータ処
理の流れを示す。
【0048】まず、発生したトレースデータをRAS情
報トレースメモリ23aに事象コード共に記憶(トレー
ス)し、この事象コードを読取ると共に、RAM23に
形成されたカウンタx(図示せず)に0を設定する。
【0049】次に、ステップ1(ST1)の処理とし
て、カウンタxのカウント値がパターン識別メモリ23
bの識別番号の最終番号nに等しいか否かを判断する。
カウンタxのカウント値が最終番号nに等しい場合に
は、このままトレースデータ処理を終了するようになっ
ている。
【0050】また、カウンタxのカウント値が最終番号
nより小さい場合には、カウンタxのカウント値に対し
て+1の加算処理を行い、RAM23に形成されたカウ
ンタi(図示せず)に、識別番号xのパターン識別メモ
リ23bのブロックの先頭ワードに設定された登録個数
を設定する。
【0051】次に、ステップ2(ST2)の処理とし
て、読取られている事象コードと識別番号xのブロック
のi個目として設定された事象コードとが等しいか否か
を判断する。ここで、読取られている事象コードが識別
番号xのブロックのi個目の事象コードと異なれば、再
び前述のステップ1の処理に戻るようになっている。
【0052】また、読取られている事象コードと識別番
号xのブロックのi個目の事象コードとが等しいと判断
されれば、カウンタiのカウント値に対して−1の減算
処理を行うと共に、読取られている事象コードのトレー
スデータより1つ前に記憶された(トレースされた)ト
レースデータの事象コードを読取る。
【0053】次に、カウンタiのカウント値が0と等し
いか否か判断し(判断手段)、カウンタiのカウント値
が0よりも大きければ、再び前述のステップ2の処理に
もどるようになっている。
【0054】また、カウンタiのカウント値が0と等し
ければ、識別番号xのブロックの1個目(2ワード目)
に設定された事象コードと一致したRAS情報トレース
メモリ23aのトレースデータが記憶されたブロックの
1ワード目に識別番号xを記憶(トレース)して、この
ブロックの次のブロックの先頭に書込みポインタを移動
させ、識別番号が記憶された1ワード目の次の2ワード
目以降のワード及び書込みポインタが設定された次のブ
ロック以降の全てのトレースデータを削除(クリア)す
る(情報圧縮手段)。そして、このトレースデータ処理
を終了するようになっている。このような構成の本実施
例においては、パターン識別メモリ23bには、予めト
レースデータ(RAS情報)の発生パターンが複数記憶
されている。
【0055】エラー等のトレースデータが発生すると、
まず、このトレースデータがRAS情報トレースメモリ
23aの書込ポインタに設定されているブロックに記憶
される。このときこのトレースデータの事象コードが、
そのブロックの先頭ワードに記憶される。このトレース
データの事象コードとパターン識別メモリ23bの各ブ
ロックの最後に設定した事象コードと一致するか否かが
検索され、トレースデータの事象コードとブロックの最
後に設定された事象コードとが一致すると、RAS情報
トレースメモリ23aにおけるブロック及びパターン識
別メモリ23bのブロックにおけるワードについて、そ
れぞれ1つ前の各事象コードが順次一致するか否かを判
断する。すなわち、今回発生したトレースデータを含
め、連続してRAS情報トレースメモリ23aに記憶さ
れた複数のトレースデータの事象コードの順列がパター
ン識別メモリのブロックに設定された発生パターンを示
す事象コードの順列と一致するか否かが判断される。
【0056】今回発生したトレースデータを含め、連続
してRAS情報トレースメモリ23aに記憶された複数
のトレースデータの事象コードとパターン識別メモリ2
3bのブロックに設定された発生パターンの事象コード
とが一致すると、このブロックの識別番号が、この発生
パターンの最初の(2ワード目の)事象コードと一致し
たRAS情報トレースメモリ23aのトレースデータが
記憶されたブロックの1ワード目に書込まれ、そのブロ
ックの2ワード目から以降(クリア)を削除する。
【0057】そして、RAS情報トレースメモリ23a
のその識別番号が書込まれたブロックの次のブロックに
書込みポインタが移動され、このブロックから以降を削
除する。
【0058】このように本実施例によれば、発生したト
レースデータ(RAS情報)を発生した順番に記憶する
RAS情報トレースメモリ23aと、予めRAS情報の
発生パターンが識別番号により管理されて設定されたパ
ターン識別メモリ23bとを設け、トレースデータの発
生時に、この発生したトレースデータを含め、連続して
RAS情報トレースメモリ23bに記憶された複数のト
レースデータの事象コードが、パターン識別メモリ23
aのブロックに設定された発生パターンを示す事象コー
ドと一致すれば、そのRAS情報トレースメモリ23a
の複数のトレースデータをパターン識別メモリ23aの
識別番号により書換えることにより、前述の実施例と同
様な効果を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
発生したエラー等の情報を発生した順番に、しかも発生
した情報を可能な限り消失することなく重複せずにメモ
リに記憶でき、従ってメモリを有効に使用することがで
きる情報処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部回路構成を示すブロ
ック図。
【図2】同実施例の通常データフォーマットと圧縮デー
タフォーマットの構造を示す図。
【図3】同実施例のトレースデータメモリの構造を示す
図。
【図4】同実施例のトレースデータ処理の流れを示す
図。
【図5】同実施例の通常データ処理の流れを示す図。
【図6】同実施例の圧縮データ処理の流れを示す図。
【図7】同実施例のトレースメモリのメモリ内容と発生
したトレースデータの一例を示す図。
【図8】図7において、発生したトレースデータの書込
み後のトレースメモリのメモリ内容を示す図。
【図9】同実施例のトレースメモリのメモリ内容と発生
したトレースデータの一例を示す図。
【図10】図9において、発生したトレースデータの書
込み後のトレースメモリのメモリ内容を示す図。
【図11】同実施例のトレースメモリのメモリ内容と発
生したトレースデータの一例を示す図。
【図12】図11において、発生したトレースデータの
書込み後のトレースメモリのメモリ内容を示す図。
【図13】同実施例のトレースメモリのメモリ内容と発
生したトレースデータの一例を示す図。
【図14】図13において、発生したトレースデータの
書込み後のトレースメモリのメモリ内容を示す図。
【図15】同実施例のトレースメモリのメモリ内容と発
生したトレースデータの一例を示す図。
【図16】図15において、発生したトレースデータの
書込み後のトレースメモリのメモリ内容を示す図。
【図17】この発明の他の実施例の要部回路構成を示す
ブロック図。
【図18】同実施例のRAS情報トレースメモリの構造
を示す図。
【図19】同実施例のパターン識別メモリの構造を示す
図。
【図20】同実施例のトレースデータ処理の流れを示す
図。
【符号の説明】
1,21…CPU、3a…トレースメモリ、23a…R
AS情報トレースメモリ、23b…パターン識別メモ
リ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラー等の情報を発生した順番に記憶す
    る情報記憶手段と、情報の発生パターンを記憶するパタ
    ーン記憶手段と、情報の発生時に、今回発生した情報を
    含めて前記情報記憶手段に連続して記憶された複数の情
    報が前記パターン記憶手段に記憶された発生パターンに
    一致するか否かを判断する判断手段と、この判断手段に
    より前記複数の情報が前記発生パターンに一致したと判
    断されれば、前記複数の情報を1つの圧縮情報に変換す
    ると共にこの圧縮情報を前記複数の情報に代えて前記情
    報記憶手段に記憶する情報圧縮手段とを設けたことを特
    徴とする情報処理装置。
JP5071310A 1993-03-30 1993-03-30 情報処理装置 Pending JPH06282468A (ja)

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JP5071310A JPH06282468A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 情報処理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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