JPH06281258A - Ff式ガス温風暖房機 - Google Patents

Ff式ガス温風暖房機

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JPH06281258A
JPH06281258A JP5067263A JP6726393A JPH06281258A JP H06281258 A JPH06281258 A JP H06281258A JP 5067263 A JP5067263 A JP 5067263A JP 6726393 A JP6726393 A JP 6726393A JP H06281258 A JPH06281258 A JP H06281258A
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Shigeaki Yasui
繁明 安井
Junichi Maeda
純一 前田
Akira Kanda
晃 神田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスバーナの燃焼量が小さい場合に吸・排気
ダクトで生じるドレンの発生量を大幅に低減できるとと
もに、ドレンの凍結が防止できるFF式ガス温風暖房機
の提供。 【構成】 ガスバーナの燃焼量が所定値以下(燃焼速数
が2速以下)であると、燃焼制御器は、所定時間毎(1
分)に10秒間、燃焼ファンの回転数を中燃焼速数(4
速)時の回転数に増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FF式ガス温風暖房機
に関する。
【0002】
【従来の技術】FF式ガス温風暖房機は、室内空気を吸
入する吸入口と温風を室内に吹き出す吹出口とを連通す
る温風通路内に対流ファンを設置している。この温風通
路内には、燃焼空気通路が配設され、空気通路出入口は
室外に延びる吸・排気ダクト(二重構造)に連絡してい
る。そして、燃焼空気通路にはガスバーナを内設した燃
焼室が形成され、該燃焼室の下流は排ガスの熱を放出す
る熱交換部となり、上流或いは下流には燃焼ファンが設
置されている。このFF式ガス温風暖房機は、室温セン
サで検出した検出室温と温度設定器で設定した設定温度
とに基づいて、燃焼制御器がガスバーナの燃焼量を決定
し、決定した燃焼量に対応して燃焼ファン及び対流ファ
ンの回転数が決められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のFF式ガス
温風暖房機において、暖房運転により室温が上昇し、例
えば、検出室温が設定温度以上になると、燃焼制御器は
ガスバーナの燃焼量を少なくし、燃焼ファン及び対流フ
ァンを低速回転にする。この様な場合、燃焼排ガスの温
度が低下するので、外気温が低い場合には、吸・排気ダ
クトの排気側にドレンが発生する。尚、室外が略無風状
態の場合、吸・排気ダクトの排気口から出た燃焼排ガス
が取込口に直接入るショートサーキット現象が発生する
虞があるが、この場合は、吸・排気ダクトの吸気側にも
ドレンが発生する。尚、外気温が著しく低いと排気口か
ら流出したドレンが吸・排気ダクトの外周部で凍結し、
時間経過とともに凍結部分が拡大して吸・排気ダクトの
取込口への吸気を阻害したり、吸・排気ダクトの吸気側
で発生したドレンが凍結し、取込口を閉塞したりする。
本発明の目的は、ガスバーナが弱燃焼している場合や燃
焼排ガスの温度が低い場合に吸・排気ダクトで生じるド
レンの発生量を大幅に低減できるとともに、ドレンの凍
結が防止できるFF式ガス温風暖房機の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)室内空気を吸入する吸入口、室内に温風を吹き出
す吹出口を有する温風通路と、該温風通路内に配され、
前記吸入口から吹出口へ向かう空気流を発生させる対流
ファンと、室外に延設される吸・排気ダクトに連通し、
該吸・排気ダクトの取込口から室外空気を取り込み、排
気口から燃焼排ガスを室外に排出するとともに、この燃
焼排ガスの熱を前記空気流中に放出する熱交換部を通路
中に形成した燃焼空気通路と、燃焼空気通路内に配さ
れ、燃焼量が増減可能なガスバーナと、前記燃焼空気通
路内に配され、室外空気を前記ガスバーナに供給する燃
焼ファンと、前記ガスバーナにガスを供給するガス管路
中に配されるガス量調整弁と、前記対流ファン、燃焼用
ファン、ガス量調整弁を制御する燃焼制御器とを具備す
るFF式温風暖房機において、前記燃焼制御器は、前記
ガスバーナの燃焼量が所定値以下の場合、一時的に、ガ
ス量を増加させる、前記燃焼ファンの回転数を増加させ
る、又は前記対流ファンの回転数を減少させる事の内、
少なくとも一つを実施する排気温制御手段を有する。
【0005】(2)室内空気を吸入する吸入口、室内に
温風を吹き出す吹出口を有する温風通路と、該温風通路
内に配され、前記吸入口から吹出口へ向かう空気流を発
生させる対流ファンと、室外に延設される吸・排気ダク
トに連通し、該吸・排気ダクトの取込口から室外空気を
取り込み、排気口から燃焼排ガスを室外に排出するとと
もに、この燃焼排ガスの熱を前記空気流中に放出する熱
交換部を通路中に形成した燃焼空気通路と、前記熱交換
部より上流位置の燃焼空気通路内に配され、燃焼量が増
減可能なガスバーナと、前記燃焼空気通路内に配され、
室外空気を前記ガスバーナに供給する燃焼ファンと、前
記ガスバーナにガスを供給するガス管路中に配されるガ
ス量調整弁と、前記対流ファン、燃焼用ファン、ガス量
調整弁を制御する燃焼制御器とを具備するFF式温風暖
房機において、前記吸・排気ダクトの排気口付近に排気
温センサを設け、検出排気温が所定温度以下の場合、前
記燃焼制御器は、一時的に、ガス量を増加させる、前記
燃焼ファンの回転数を増加させる、又は前記対流ファン
の回転数を減少させる事の内、少なくとも一つを実施す
る排気温制御手段を有する。
【0006】
【作用】
〔請求項1について〕燃焼用ファンの回転により、室外
空気は、取込口から吸・排気ダクト内に取り込まれ、燃
焼空気通路を通って燃焼用空気としてガスバーナに供給
される。ガスバーナはガス管路からガスが供給されて燃
焼し、燃焼により生じた燃焼排ガスは、燃焼空気通路の
熱交換部を通過して排気口から室外に排出される。対流
ファンの回転により、室内空気は吸入口から温風通路内
に入って吹出口方向へ向かうが、熱交換部を通過する
際、燃焼排ガスの熱を受熱して昇温し、温風となって吹
出口から室内に吹き出される。燃焼制御器の排気温制御
手段は、ガスバーナの燃焼量が所定値以下の場合には、
一時的に、ガス量を増加させる、燃焼ファンの回転数を
増加させる、又は対流ファンの回転数を減少させる事の
内、少なくとも一つを実施して、実施期間中、吸・排気
ダクトの排気口から外部に排出される燃焼排ガスの温度
の低下を防止する。
【0007】〔請求項2について〕燃焼ファンの回転に
より、室外空気は、取込口から吸・排気ダクト内に取り
込まれ、燃焼空気通路を通って燃焼用空気としてガスバ
ーナに供給される。ガスバーナはガス管路からガスが供
給されて燃焼し、燃焼により生じた燃焼排ガスは、燃焼
空気通路の熱交換部を通過して排気口から室外に排出さ
れる。対流ファンの回転により、室内空気は吸入口から
温風通路内に入って吹出口方向へ向かうが、熱交換部を
通過する際、燃焼排ガスの熱を受熱して昇温し、温風と
なって吹出口から室内に吹き出される。燃焼制御器の排
気温制御手段は、吸・排気ダクトの排気口付近の燃焼排
ガス温度が所定温度以下の場合には、一時的に、ガス量
を増加させる、燃焼ファンの回転数を増加させる、又は
対流ファンの回転数を減少させる事の内、少なくとも一
つを実施して、実施期間中、吸・排気ダクトの排気口か
ら外部に排出される燃焼排ガスの温度の低下を防止す
る。
【0008】
【発明の効果】
〔請求項1について〕燃焼制御器の排気温制御手段は、
ガスバーナの燃焼量が所定値以下の場合には、一時的
に、ガス量を増加させる、燃焼ファンの回転数を増加さ
せる、又は対流ファンの回転数を減少させる事の内、少
なくとも一つを実施して、実施期間中、吸・排気ダクト
の排気口から室外に排出される燃焼排ガスの温度の低下
を防止するので吸・排気ダクトの排気口付近にドレンが
発生し難く、吸・排気ダクトの外周部の凍結を防止する
事ができる。したがって、外気温が著しく低くても、ド
レンの凍結により吸・排気ダクトへの吸気が阻害される
様な不具合は生じない。又、吸・排気ダクトの排気口か
ら出た燃焼排ガスが取込口に直接入るショートサーキッ
ト現象が発生しても、燃焼排ガスの温度が高い為、吸気
側で発生したドレンが凍結して取込口が閉塞する様な不
具合も生じない。
【0009】〔請求項2について〕燃焼制御器の排気温
制御手段は、吸・排気ダクトの排気口付近の燃焼排ガス
温度が所定温度以下の場合には、一時的に、ガス量を増
加させる、燃焼ファンの回転数を増加させる、又は対流
ファンの回転数を減少させる事の内、少なくとも一つを
実施して、実施期間中、吸・排気ダクトの排気口から室
外に排出される燃焼排ガスの温度の低下を防止するので
吸・排気ダクトの排気口付近にドレンが発生し難く、吸
・排気ダクトの外周部の凍結を防止する事ができる。し
たがって、外気温が著しく低くても、ドレンの凍結によ
り吸・排気ダクトへの吸気を阻害する様な不具合は生じ
ない。又、ショートサーキット現象が発生しても、燃焼
排ガスの温度が高い為、吸気側で発生したドレンが凍結
して取込口が閉塞する様な不具合も生じない。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例(請求項1に対応)を、
図1〜図3、及び図5に基づいて説明する。図に示す、
FF式ガス温風暖房機Aは、温風通路1と、温風通路1
内に配される対流ファン2と、吸・排気ダクト31を延
設した燃焼空気通路3と、燃焼空気通路内3に配される
ガスバーナ4と、室外空気50をガスバーナ4に供給す
る燃焼ファン5と、ガスバーナ4にガスgを供給するガ
ス管路40中に配されるガス比例弁6と、対流ファン
2、燃焼ファン5、ガス比例弁6を制御する燃焼制御器
7とを具備する。
【0011】温風通路1は、暖房機ハウジング11の背
面上部に開口して室内空気10を吸入する吸入口12
と、暖房機ハウジング11の前面下部に開口して室内に
温風13を吹き出す吹出口14との連通路である。又、
吸入口12には室内の粉塵を除去する為のフィルタ12
1が着脱自在に配され、又吹出口14には温風13の吹
出方向を変える為のガイド板141が組み付けられてい
る。
【0012】対流ファン2は、吸入口12付近の温風通
路1内に枢着された羽根車21と、羽根車21を駆動す
る対流ファンモータ22とで構成され、吸入口12から
吹出口14へ向かう空気流20を発生させる。
【0013】燃焼空気通路3は、上流端側及び下流端側
が、図5に示す様に、室外に延設される二重構造の吸・
排気ダクト31の取込口311、排気口312に連絡す
る通路であり、ガスバーナ4を内設する燃焼室32、及
び燃焼により発生した燃焼排ガス30の熱を空気流20
中に放出する熱交換部33を通路中に形成している。
尚、燃焼室32及び熱交換部33は温風通路1内に位置
している。
【0014】ガスバーナ4は、混合気を吐出する炎口4
11を先端に形成し、一次空気とガスとを吸入する混合
気吸入口412を基端に形成した通路41、41…と、
該通路41の混合気吸入口412にノズル421、42
1…を臨ませたガス管42とを有し、該ガス管42に
は、電磁弁43、44、ガス比例弁6を順次、連設した
ガス管路40によりガスgが供給される。尚、401は
ガスバーナ4に点火する為のスパーカ、402はガスバ
ーナ4の燃焼状態を検出する為のサーモカップルであ
る。
【0015】燃焼ファン5は、ガスバーナ4より上流側
で燃焼空気通路3内に枢着される羽根車51と、該羽根
車51を駆動する燃焼ファンモータ52とで構成され、
取り込んだ室外空気50をガスバーナ4に供給する。
【0016】ガス量調整弁であるガス比例弁6は、通電
量に応じて開度が増大する弁であり、通電量を増大させ
るとガスバーナ4へのガス供給量が増加する。
【0017】燃焼制御器7は、図2に示す様に、ガス比
例弁6を駆動する比例弁駆動回路71、電磁弁43、4
4の閉開弁を行なう電磁弁駆動回路72、対流ファンモ
ータ22を駆動する対流ファンモータ駆動回路73、燃
焼ファンモータ52を駆動する燃焼ファンモータ駆動回
路74、スパーカ401を駆動するスパーカ駆動回路7
5、及び運転スイッチ701、室温設定器702、室温
センサ703が送出する各電気信号に基づいて、上記各
駆動回路を制御するマイクロコンピュータ76とを有す
る。
【0018】つぎに、燃焼制御器7による、ガス比例弁
6、対流ファン2、及び燃焼ファン5の制御を図3のフ
ローチャートとともに説明する。尚、初期条件の“燃焼
中”時点は、点火動作、及び初期強制燃焼期間が終了し
ている。ステップs1で、室温センサ703が送出する
電気信号に基づいて室温を検知する。ステップs2で、
室温設定器702で設定した設定室温と室温センサ70
3が検出する検出室温とに基づいて燃焼速数(1速〜8
速)を決定する。ステップs3で、決定した燃焼速数に
適した、ガス量、燃焼用空気量、温風13の風量が得ら
れる、比例弁開度、燃焼ファン回転数、対流ファン回転
数になる様に、ガス比例弁6、燃焼ファンモータ52、
対流ファンモータ22への通電量を制御する。ステップ
s4で、燃焼速数が1速又は2速であるか、否(3速〜
8速)かを判定し、1速又は2速である場合(YE
S)、ステップs5に進み、3速〜8速の場合(N
O)、ステップs1に戻る。ステップs5で、1分タイ
マT1 が計時中であるか否かを判定し、計時中でない場
合(NO)はステップs6に進み、計時中である場合
(YES)はステップs7に進む。ステップs6で、1
分タイマT1 をスタートさせ、ステップs7に進む。ス
テップs7で、1分タイマT1 がタイムアップしている
か否かを判定し、タイムアップしていない場合(N
O)、ステップs1に戻り、タイムアップしている(Y
ES)場合、ステップs8に進む。ステップs8で、燃
焼ファン5の回転数が4速の燃焼速数における燃焼ファ
ン回転数となる様に燃焼ファンモータ52への通電電流
を増大させる。ステップs9で、10秒タイマT2 をス
タートさせる。ステップs10で、10秒タイマT2
タイムアップすると(YES)、ステップs11に進
む。ステップs11で、燃焼ファン5の回転数を、燃焼
速数(1速又は2速)に対応した回転数に戻し、ステッ
プs1に戻る。
【0019】以下、本実施例の利点を述べる。 (ア)燃焼制御器7は、ガスバーナ4が弱燃焼(燃焼速
数2速以下)の場合には、ステップs4〜ステップs1
1(排気温制御手段に相当)に示す様に、1分毎に10
秒間、燃焼ファン5の回転数を4速の回転数に増大させ
ている。この為、多量の燃焼排ガス30が吸・排気ダク
ト31の排気口312から室外に排出される。又、排出
される燃焼排ガス30の温度が上がるので吸・排気ダク
ト31の排気口312付近にドレンが発生し難い。した
がって、外気温がマイナス数十度と著しく低い場合で
も、吸・排気ダクト31の外周部にドレンが凍結する事
は無く、吸・排気ダクト31の取込口311への吸気を
阻害する様な不具合は生じない。又、吸・排気ダクト3
1の排気口312から出た燃焼排ガス30が取込口31
1に直接入るショートサーキット現象が発生しても、燃
焼排ガスの温度が高い為、吸気側で発生したドレンが凍
結して取込口311が閉塞する様な不具合も生じない。
【0020】(イ)ガスバーナ4の燃焼量が所定値以下
の場合、燃焼ファン5の回転数を4速の回転数に増大さ
せるのは、1分毎に10秒間だけである。この為、燃焼
ファン5の回転数増大に起因する温風13の温度上昇は
僅かであり、使用者に不快感を与えない。
【0021】(ウ)ガスバーナ4の燃焼量が所定値以下
の場合、1分毎に10秒間、燃焼ファン5の回転数を4
速の回転数に増大させるだけであるので、ハードの追加
や改造を行なう必要が無く、製造コストの上昇を招かな
い。
【0022】つぎに、本発明の第2実施例(請求項2に
対応)を、図1、図2、図4、及び図5に基づいて説明
する。本実施例のFF式ガス温風暖房機Bの構成はFF
式ガス温風暖房機Aと略同様であるが、吸・排気ダクト
31の排気口312の開口に排気温センサ8を配設し、
その出力を燃焼制御器7のマイクロコンピュータ76に
入力している。
【0023】つぎに、燃焼制御器7による、ガス比例弁
6、対流ファン2、及び燃焼ファン5の制御を図4のフ
ローチャートとともに説明する。尚、本実施例でも、初
期条件の“燃焼中”時点は、点火動作、及び初期強制燃
焼期間が終了している。ステップS1で、室温センサ7
03が送出する電気信号に基づいて室温を検知する。ス
テップS2で、室温設定器702で設定した設定室温と
室温センサ703が検出する検出室温とに基づいて燃焼
速数(1速〜8速)を決定する。ステップS3で、決定
した燃焼速数に適した、ガス量、燃焼用空気量、温風1
3の風量が得られる、比例弁開度、燃焼ファン回転数、
対流ファン回転数になる様に、ガス比例弁6、燃焼ファ
ンモータ52、対流ファンモータ22への通電量を制御
する。ステップS4で、排気温センサ8の出力に基づい
て排気温度を検出する。ステップS5で、検出した排気
温度が10℃以下であるか、否かを判定し、10℃以下
である場合(YES)、ステップS6に進み、10℃を
越える場合、ステップS1に戻る。ステップS6で、1
分タイマT1 が計時中であるか否かを判定し、計時中で
ない場合(NO)はステップS7に進み、計時中である
場合(YES)はステップS8に進む。ステップS7
で、1分タイマT1 をスタートさせ、ステップS8に進
む。ステップS8で、1分タイマT1 がタイムアップし
ているか否かを判定し、タイムアップしていない場合
(NO)、ステップS1に戻り、タイムアップしている
(YES)場合、ステップS9に進む。ステップS9
で、対流ファン2の回転数が20%ダウンする様に対流
ファンモータ22への通電電流を減少させる。ステップ
S10で、10秒タイマT2 をスタートさせる。ステッ
プS11で、10秒タイマT2 がタイムアップすると
(YES)、ステップs12に進む。ステップS12
で、対流ファン2の回転数を、燃焼速数に対応した回転
数に戻し、ステップS1に戻る。
【0024】以下、本実施例の利点を述べる。 (エ)燃焼制御器7は、吸・排気ダクト31の排気口3
12から排出される燃焼排ガス温度が10℃以下の場合
には、ステップS4〜ステップS12(排気温制御手段
に相当)に示す様に、1分毎に10秒間、対流ファン2
の回転数を20%ダウンさせている。この為、熱交換部
33を通過する空気流20の流量が減少し、燃焼排ガス
30の熱の放出量が減少し、吸・排気ダクト31の排気
口312から戸外に排出される燃焼排ガス30の温度が
上がるので吸・排気ダクト31の排気口312付近にド
レンが発生し難い。したがって、外気温がマイナス数十
度と著しく低い場合でも、吸・排気ダクト31の外周部
にドレンが凍結する事は無く、吸・排気ダクト31の取
込口311への吸気を阻害する様な不具合は生じない。
又、吸・排気ダクト31の排気口312から出た燃焼排
ガス30が取込口311に直接入るショートサーキット
現象が発生しても、燃焼排ガスの温度が高い為、吸気側
で発生したドレンが凍結して取込口311が閉塞する様
な不具合も生じない。
【0025】(オ)燃焼排ガス温度が10℃以下の場合
に、対流ファン2の回転数を20%ダウンさせるのは、
1分毎に10秒間だけである。この為、対流ファン2の
回転数減少に起因する温風13の温度上昇は僅かであ
り、使用者に不快感を与えない。
【0026】(カ)燃焼排ガス温度が10℃以下の場合
に、1分毎に10秒間、対流ファン2の回転数を20%
ダウンさせるだけであるので、ハードの追加や改造を行
なう必要が無く、製造コストの上昇を招かない。
【0027】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.上記第1実施例では、図3のステップs8及びステ
ップs11で、燃焼ファン5の回転数が4速の燃焼速数
における燃焼ファン回転数となる様に燃焼ファンモータ
52への通電電流を増大させ(ステップs8)、燃焼速
数に対応した回転数に燃焼ファン5の回転数に戻してい
る(ステップs11)が、以下の様にしても良い。 ステップs8でガス比例弁6の開度が中燃焼速数(例
えば4速)となる様に比例弁電流を流し、ステップs1
1でガス比例弁6の開度を戻す。 ステップs8で対流ファン2の回転数を所定割合(例
えば20%ダウン)減少させ、ステップs11で対流フ
ァン2の回転数を戻す。 ステップs8でガス比例弁6の開度が中燃焼速数(例
えば3速)となる様に比例弁電流を流し、且つ燃焼ファ
ン5の回転数が中燃焼速数(例えば3速)の燃焼速数に
おける燃焼ファン回転数となる様に燃焼ファンモータ5
2への通電電流を増大させ、且つ対流ファン2の回転数
を所定割合(例えば30%ダウン)減少させる。そし
て、ステップs11でガス比例弁6の開度を戻し、且つ
燃焼ファン5の回転数を戻し、且つ対流ファン2の回転
数を戻す。
【0028】b.第2実施例では、図4のステップS9
及びステップS12で、対流ファン2の回転数を20%
ダウンさせ(ステップS9)、対流ファン2の回転数を
戻している(ステップS12)が、以下の事を実施して
も良い。 (1) ステップS9で燃焼ファン5の回転数が中燃焼速数
(例えば4速)の燃焼速数における燃焼ファン回転数と
なる様に燃焼ファンモータ52への通電電流を増大さ
せ、ステップS12で燃焼速数に対応した回転数に燃焼
ファン5の回転数に戻す。 (2) ステップS9でガス比例弁6の開度が中燃焼速数
(例えば4速)となる様に比例弁電流を流し、ステップ
S12でガス比例弁6の開度を戻す。 (3) ステップS9でガス比例弁6の開度が中燃焼速数
(例えば3速)となる様に比例弁電流を流し、且つ燃焼
ファン5の回転数が中燃焼速数(例えば3速)の燃焼速
数における燃焼ファン回転数となる様に燃焼ファンモー
タ52への通電電流を増大させ、且つ対流ファン2の回
転数を所定割合(例えば30%ダウン)減少させる。そ
して、ステップS12でガス比例弁6の開度を戻し、且
つ燃焼ファン5の回転数を戻し、且つ対流ファン2の回
転数を戻す。
【0029】c.上記各実施例において、所定時間は1
分(1分タイマT1 )であり、その継続時間は10秒
(10秒タイマT2 )であるが、何方も適宜、決めれば
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例に係るFF式ガス温
風暖房機の構造説明図である。
【図2】本発明の第1、第2実施例に係るFF式ガス温
風暖房機のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るFF式ガス温風暖房
機の作動を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例に係るFF式ガス温風暖房
機の作動を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の第1、第2実施例に係るFF式ガス温
風暖房機の設置状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 温風通路 2 対流ファン 3 燃焼空気通路 4 ガスバーナ 5 燃焼ファン 6 ガス比例弁(ガス量調整弁) 7 燃焼制御器 8 排気温センサ 10 室内空気 12 吸入口 13 温風 14 吹出口 20 空気流 30 燃焼排ガス 31 吸・排気ダクト 33 熱交換部 42 ガス管(ガス管路) 311 取込口 312 排気口 A、B FF式温風暖房機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空気を吸入する吸入口、室内に温風
    を吹き出す吹出口を有する温風通路と、 該温風通路内に配され、前記吸入口から吹出口へ向かう
    空気流を発生させる対流ファンと、 室外に延設される吸・排気ダクトに連通し、該吸・排気
    ダクトの取込口から室外空気を取り込み、排気口から燃
    焼排ガスを室外に排出するとともに、この燃焼排ガスの
    熱を前記空気流中に放出する熱交換部を通路中に形成し
    た燃焼空気通路と、 燃焼空気通路内に配され、燃焼量が増減可能なガスバー
    ナと、 前記燃焼空気通路内に配され、室外空気を前記ガスバー
    ナに供給する燃焼ファンと、 前記ガスバーナにガスを供給するガス管路中に配される
    ガス量調整弁と、 前記対流ファン、燃焼用ファン、ガス量調整弁を制御す
    る燃焼制御器とを具備するFF式温風暖房機において、 前記燃焼制御器は、前記ガスバーナの燃焼量が所定値以
    下の場合、一時的に、ガス量を増加させる、前記燃焼フ
    ァンの回転数を増加させる、又は前記対流ファンの回転
    数を減少させる事の内、少なくとも一つを実施する排気
    温制御手段を有する事を特徴とするFF式ガス温風暖房
    機。
  2. 【請求項2】 室内空気を吸入する吸入口、室内に温風
    を吹き出す吹出口を有する温風通路と、 該温風通路内に配され、前記吸入口から吹出口へ向かう
    空気流を発生させる対流ファンと、 室外に延設される吸・排気ダクトに連通し、該吸・排気
    ダクトの取込口から室外空気を取り込み、排気口から燃
    焼排ガスを室外に排出するとともに、この燃焼排ガスの
    熱を前記空気流中に放出する熱交換部を通路中に形成し
    た燃焼空気通路と、 前記熱交換部より上流位置の燃焼空気通路内に配され、
    燃焼量が増減可能なガスバーナと、 前記燃焼空気通路内に配され、室外空気を前記ガスバー
    ナに供給する燃焼ファンと、 前記ガスバーナにガスを供給するガス管路中に配される
    ガス量調整弁と、 前記対流ファン、燃焼用ファン、ガス量調整弁を制御す
    る燃焼制御器とを具備するFF式温風暖房機において、 前記吸・排気ダクトの排気口付近に排気温センサを設
    け、 検出排気温が所定温度以下の場合、前記燃焼制御器は、
    一時的に、ガス量を増加させる、前記燃焼ファンの回転
    数を増加させる、又は前記対流ファンの回転数を減少さ
    せる事の内、少なくとも一つを実施する排気温制御手段
    を有する事を特徴とするFF式ガス温風暖房機。
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