JPH06280537A - オイルフィルタ付内燃機関 - Google Patents

オイルフィルタ付内燃機関

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JPH06280537A
JPH06280537A JP31932993A JP31932993A JPH06280537A JP H06280537 A JPH06280537 A JP H06280537A JP 31932993 A JP31932993 A JP 31932993A JP 31932993 A JP31932993 A JP 31932993A JP H06280537 A JPH06280537 A JP H06280537A
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JP
Japan
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oil
filter
internal combustion
combustion engine
sealing plate
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JP31932993A
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English (en)
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Wilhelm Ardes
ヴィルヘルム・アルデス
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Ing Walter Hengst GmbH and Co KG
Original Assignee
Ing Walter Hengst GmbH and Co KG
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 密閉枠部材11を有する接続フランジ10を
備えたハウジング1が内燃機関に設けられ、フィルタソ
ケット4’を有するオイルフィルタ4が密閉板3を介し
て接続フランジ10に取り付けられ、密閉板3は、接続
フランジ10の送り油路101からフィルタソケット
4’へ潤滑油を流すための貫通孔302と、オイルフィ
ルタ4から出てくる潤滑油をフィルタソケット4’から
接続フランジ10の戻り油路109へ流すための貫通孔
308とを備え、フィルタソケット4’は、そのフラン
ジ40の表面に沿って形成され密閉枠部材41によって
囲まれている潤滑油の流路403,406,407を備
え、貫通孔302,308及び流路403,406,4
07は、内燃機関からの潤滑油をオイルフィルタ4を通
したのち内燃機関に戻すための経路を形成している。 【効果】 内燃機関からオイルフィルタを通って再び内
燃機関に戻る油の流路が、フィルタソケットを有するオ
イルフィルタと密閉板とを内燃機関の接続フランジに取
り付けることによって外部配管を必要とせずに構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油のためのオイル
フィルタを備えた内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】オイルフィルタが組み込まれた内燃機関
は公知であり、自動車に広く採用されている。多くは、
オイルフィルタと共にオイルクーラも備えられている。
自動車の内燃機関は一般に自動車メーカが自ら製造する
が、オイルフィルタやオイルクーラは下請け会社から供
給されるのが普通である。この場合、下請け会社にとっ
て次のような問題があった。つまり、内燃機関の接続フ
ランジの形状及び配置が自動車メーカによって仕様ごと
に決められるので、接続フランジからオイルフィルタや
オイルクーラへ、そして逆方向へのオイル流路、さらに
内燃機関へのオイル流路が複雑な配管になることが多
い。
【0003】オイルフィルタを備えた公知の内燃機関で
はオイルフィルタソケットを内燃機関の接続フランジの
輪郭に合わせている。このため、必要とされる流路を別
体のパイプ部材によって形成し、オイルフィルタハウジ
ングやフィルタソケットの内部に予め備えておく必要が
ある。この結果、形状が複雑になると共に、孔加工や流
路形成、バリ取りやパッキン装着等の作業を要すること
に伴って製造工程が多くなり、製造コストの上昇を招い
ている。
【0004】ドイツ実用新案920244号には自動車等の内
燃機関のためのオイルフィルタ装置のアダプタが開示さ
れている。このアダプタは薄肉部材と厚肉部材とを有す
る平板形状であって、厚肉部材には板面に対してほぼ垂
直に貫通している複数の貫通孔が備えられている。板の
両面は平らに研磨されており、大面積の密閉面として用
いられる。この公知のアダプタ(Vorsatzstueck) の機能
は、交換用オイルフィルタを装着できない旧構造の内燃
機関に、オイルフィルタを後から取り付けることを可能
にすることである。しかし、この後付けアダプタは、内
燃機関の接続口とオイルフィルタの接続口との間の油路
が簡単な幾何学的形態である場合にのみ利用できるとい
う欠点を有する。このことから、この公知の解決手段を
利用できる場合は著しく限定される。
【0005】さらにドイツ公開公報4037628号には従来
のスピン- オン- フィルタ(Spin-On-Oelfiltern)とエン
ジンブロックとの組立てのための中間板が提案されてお
り、この中間板はオイルフィルタに流入する油のための
複数の流入口とオイルフィルタから流出する油のための
一つの流出口とを備えている。さらに、流入口の少なく
とも一部がバイパスによって流出口と接続されることも
提案されている。このバイパス装置は前もって決められ
た油圧に達すると弁装置によって開通する。この公知技
術では、中間板はオイルフィルタから抜き取られるバイ
パス弁の受け入れにも使用され、バイパス弁が中間板に
移される。流入口と流出口との接続構造はオイルフィル
タ側ではエンジンブロックの接続構造に完全に一致して
いる。この従来例も、利用できるのは簡単な幾何学的形
態である場合に限定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、複雑な幾何学的形態であっても製造コストを低減す
るように油路を形成することができるオイルフィルタ付
内燃機関を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によるオイルフィルタ付内燃機関の第1の特徴
構成は、密閉枠部材を有する接続フランジを備えたハウ
ジングが内燃機関に設けられ、フィルタソケットを有す
るオイルフィルタが密閉板を介して前記接続フランジに
取り付けられ、前記密閉板は、前記接続フランジの送り
油路から前記フィルタソケットへ潤滑油を流すための貫
通孔と、オイルフィルタから出てくる潤滑油を前記フィ
ルタソケットから前記接続フランジの戻り油路へ流すた
めの貫通孔とを備え、前記フィルタソケットは、そのフ
ランジの表面に沿って形成され密閉枠部材によって囲ま
れている潤滑油の流路を備え、前記貫通孔及び前記流路
は、内燃機関からの潤滑油をオイルフィルタを通したの
ち内燃機関に戻すための経路を形成している点にある。
【0008】第2の特徴構成は、上記第1の特徴構成に
加えて、前記密閉板は、前記接続フランジの密閉枠部材
に対応する密閉枠部材を前記接続フランジ側の面に有
し、且つ、前記フィルタソケットに設けられた密閉枠部
材に対応する密閉枠部材を前記フィルタソケット側の面
に有している点にある。
【0009】第3の特徴構成は、上記第1または第2の
特徴構成において、前記ハウジングと密閉板とで囲まれ
た室に冷却液が貫流し、オイルクーラを構成する熱交換
器が前記密閉板に取り付けられて前記室に収納され、且
つ、前記密閉板が、前記フィルタソケットから前記熱交
換器へ潤滑油を流すための貫通孔と前記熱交換器から前
記フィルタソケットへ潤滑油を流すための貫通孔とを備
えている点にある。
【0010】さらに第4の特徴構成は、組立状態におけ
る前記フィルタソケットの下部領域にフランジ表面に開
いた空洞が設けられ、この空洞はフィルタパトローネの
取り外し時に開かれる排出弁を介してオイルフィルタに
接続され、前記空洞に連通する貫通孔が前記密閉板に設
けられ、且つ、前記貫通孔と連通する内燃機関のクラン
クケースへの開口が前記接続フランジに設けられている
点にある。
【0011】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、内燃機関から
オイルフィルタを通って再び内燃機関に戻る油の流れの
ために必要とされる全ての接続構造は、フィルタソケッ
トを有するオイルフィルタと密閉板とを内燃機関の接続
フランジに取り付けることによって容易に構成される。
この場合、接続フランジに位置し密閉板が重ねられたフ
ィルタソケットの部分が油の流路として利用される。
【0012】本発明では、フィルタソケットの流路を費
用のかかる切削加工を必要としない鋳造技術等によって
形成できるので、特にフィルタソケットの製造が簡単に
なる。フランジ結合される部分の密閉構造は普通の密閉
材や密閉板に加硫接着されるた弾性ガスケットと締付ボ
ルトを用いて行なわれる。そして、接続フランジの内燃
機関側における個々の油路接続口の位置をオイルフィル
タの油路接続口の位置から幾何学的に独立したものとす
ることができる。この場合に生じる一対の油路接続口の
位置ずれは、これに接続されるフィルタソケットのフラ
ンジ表面に形成された流路によって調節される。このよ
うにして、内燃機関の構造とオイルフィルタの構造との
独立性を高めることができ、構造的な妥協を避けてより
適切な解決を図ることができる。
【0013】第2の特徴構成によれば、密閉板の貫通孔
と、密閉板の両面に備えられた密閉枠部材との協同によ
り所望の油路が形成される。密閉板の一方の面に設けら
れる密閉枠部材は他方の面に設けられる密閉枠部材の構
造とは異なる独立のものとすることができる。
【0014】第3の特徴構成によれば、オイルフィルタ
と共にオイルクーラを内燃機関にコンパクトに収納する
ことができる。しかも、オイルクーラのための特別な接
続手段や外部配管を必要とせずに、オイルクーラの熱交
換器を密閉板に取り付けて組み立てるだけで、簡単にオ
イルクーラがオイルフィルタに接続される。尚、ドイツ
公開公報4029408 号に、熱交換器をハウジング内に収納
し内燃機関に直接フランジ結合することによって熱交換
器の省スペース構成を可能としている潤滑油用熱交換器
を備えた内燃機関が記載されているが、オイルフィルタ
との一体化構造については何ら記載されておらず、その
可能性も示唆されていない。
【0015】第4の特徴構成によれば、フィルタパトロ
ーネの交換時に、オイルフィルタに残っている残油を容
易に内燃機関に戻すことできる。この目的のためにオイ
ルフィルタは、フィルタパトローネのオイルフィルタか
らの取り外し時に開かれる排出弁を備えている。残油は
この排出弁を通ってフィルタソケットの下部領域の空洞
に流れ、そこから密閉板の対応する貫通孔を通り、ハウ
ジングの開口を通ってクランクケースに戻される。これ
によって排油による環境汚染や潤滑油の損失が回避され
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1の左側部分は内燃機関のハウジング1の断面
を示しており、このハウジング1はオイルクーラ2とオ
イルフィルタ4のための接続フランジ10を有してい
る。オイルクーラ2は熱交換器20によって構成されて
いる。熱交換器20は密閉板3に取り付けられ、ハウジ
ング1内に形成された室13に収納される。熱交換器2
0の中を冷却されるべき潤滑油が貫流し、その周囲を冷
却水等の冷却流体が流れることにより潤滑油の冷却が行
なわれる。密閉板3のハウジング1と反対側の面には、
フランジ40を有するフィルタソケット4’によってオ
イルフィルタ4が密封状態で装着されている。装着は複
数のボルトによる締め付けによって行なわれる。
【0017】内燃機関からオイルクーラ2の熱交換器2
0及びオイルフィルタ4への潤滑油の流れ、そして内燃
機関への逆方向の流れは密閉板3や熱交換器20、フィ
ルタソケット4’の内部を通り、特別な配管を必要とし
ない。例えばオイルポンプによって内燃機関から送られ
て来る冷却され浄化されるべき潤滑油は、フランジ10
で囲まれたハウジング1の面に形成された送り油路10
1を通り、送り油路101に合わせて密閉板3に形成さ
れた貫通孔302を通ってフィルタソケット4’に流入
する。フィルタソケット4’の内部では後述する油路を
通って、密閉板3の上部領域に形成された貫通孔304
へ流れる。
【0018】密閉板3の貫通孔304は熱交換器20の
流入口204に合わせられている。熱交換器20を通っ
て冷却された潤滑油は熱交換器の排出口205へ流れ
る。この排出口205に合わせて別の貫通孔305が密
閉板3に設けられ、この貫通孔305はフィルタソケッ
ト4’の内部に形成された流路に接続している。オイル
フィルタから流れてくる浄化された潤滑油は再びフィル
タソケット4’を通って密閉板3の貫通孔308へ流
れ、ハウジング1に形成された戻り油路109を通って
内燃機関の所定の潤滑箇所へ至る。尚、密閉板3の貫通
孔308は戻り油路109に合わせて形成されている。
【0019】又、フィルタソケット4’、密閉板3及び
ハウジング1の下部領域に、オイルフィルタ4の取付状
態において連通する開口が設けられている。つまり、密
閉板3の貫通孔344と、ハウジング1の開口14と、
オイルフィルタソケット4’の空洞(図5の44)とで
ある。これらの流路により、フィルタパトローネの交換
時に、フィルタパトローネを取外すと開く排出弁を介し
て、残油がオイルフィルタ4の内部から内燃機関のハウ
ジング1内へ、特にクランクケース内へ容易に導かれ
る。
【0020】図2は内燃機関のハウジング1の接続フラ
ンジ10を示している。接続フランジ10は、ほぼ四角
形の面を囲んでおり、密閉板3及びオイルフィルタソケ
ット4’を取り付けるための連結ボルト用の孔12が周
囲に6個設けられている。接続フランジ10は密閉枠部
材11を備え、密閉枠部材11の表面は平坦に加工され
ており密閉面として機能する。接続フランジ10の上部
領域において、密閉枠部材11はオイルクーラ2の熱交
換器20のための室13を囲んでいる。
【0021】接続フランジ10の下部領域においては、
密閉枠部材11は内燃機関のクランクケース内部への開
口14を囲んでいる。この領域には、さらに2つの小さ
な領域、即ち送り油路101及び戻り油路109が密閉
枠部材11によって形成されている。冷却され濾過され
るべき潤滑油は例えばオイルポンプによって、送り油路
101を通って内燃機関のオイルタンクから送り出さ
れ、戻り油路109を通って再び内燃機関の潤滑箇所に
供給される。
【0022】図3に断面を示すように、密閉板3には複
数の貫通孔が形成されている。一つの丸孔302は接続
フランジ10の送り油路101に合わせられ、別の丸孔
308は接続フランジ10の戻り油路109に合わせら
れている。上部領域にある貫通孔304及び貫通孔30
5は、破線で示すように密閉板3の背面に密封状態で取
り付けられる熱交換器20と連通しており、貫通孔30
4は熱交換器の流入口204に、貫通孔305は熱交換
器の流出口205に合わせて形成されている。密閉板3
の周縁領域には、前記接続フランジ10の周縁領域の孔
12に合わせて6個の孔32が形成され、固定ボルト用
の孔として利用される。
【0023】図4に、密閉板3のフィルタソケット4’
側の面(接続フランジ40側の面)を示す。貫通孔30
2,304,305,308,344はすでに図3等に
基づいて説明したとおりである。図4には図3と異なり
密閉枠部材31が示されている。これはフィルタソケッ
ト4’の接続フランジ40(図5参照)の密閉枠部材4
1に合わせられている。又、クロスハッチングで示すよ
うにガスケットが置かれる。さらに、密閉板3の裏側の
面には、破線で示す密閉枠部材30が形成されている。
この密閉枠部材30は図2に示した接続フランジ10の
密閉枠部材11に合わせられている。
【0024】図5はフィルタソケット4’の接続フラン
ジ40を示している。この接続フランジ40の輪郭は密
閉板3の輪郭や接続フランジ10の輪郭に合わせられて
いるが、図5では図2〜4とは逆方向から見た鏡対称の
図として示されている。外周部には、密閉板3の孔32
及び接続フランジ10の孔12に合わせてボルト用の孔
42が配設されている。オイルソケット4’の接続フラ
ンジ40の部分には潤滑油を所定の箇所に送るための複
数の流路が形成されている。
【0025】先ず、図5で右側に位置する流路403に
ついて説明すると、組立状態において、この流路403
を通って部分油流が密閉板3の貫通孔302から貫通孔
304へ流れ、さらにそこから熱交換器の流入口204
へ流れる。次に、左側中央領域に位置する流路406は
組立状態で密閉板3の貫通孔305と連通し、オイルフ
ィルタソケット4’内に延びている流路46を介してオ
イルフィルタの入口側と接続している。オイルフィルタ
から出てくる浄化された油はオイルフィルタソケット
4’内に延びている別の流路47を通って接続フランジ
40に設けられた第3の流路407へ流れる。この第3
の流路407は組立状態で密閉板3の貫通孔308に連
通している。密閉板3の貫通孔308には内燃機関の接
続フランジ10の戻り油路109も連通している。
【0026】接続フランジ40の下部領域にある空洞4
4は、前述のように、フィルタパトローネの交換の際
に、オイルフィルタからの残油の戻しのために用いられ
る。この残油は密閉板3の対応する形状の貫通孔344
とハウジング1の接続フランジ10の開口14を通って
クランクケース内部へ導かれる。
【0027】オイルクーラ2及びオイルフィルタ4が取
り付けられた本実施例の内燃機関における潤滑油の流れ
は以下の通りである。内燃機関のオイルポンプによって
オイルパンから接続フランジ10の送り油路101へ送
り出された潤滑油は密閉板3の貫通孔302を通ってオ
イルフィルタソケット4’の接続フランジ40の流路4
03に流れ込む。この流路403を通って油は密閉板3
の貫通孔304まで上へ流れ、この貫通孔304を通っ
てオイルクーラ2の熱交換器20の流入口204に流れ
込む。熱交換器20を通って冷却された油は熱交換器2
0の流出口205から出て密閉板3の貫通孔305を通
り、オイルフィルタソケット4’の接続フランジ40の
流路406へ流れる。油はさらに流路46を通ってオイ
ルフィルタへ流れ、ここを通り抜けることによって浄化
され、流路47を通ってオイルフィルタソケット4’へ
戻り、そこに設けられた流路407に入る。この流路4
07を通って油は密閉板3の貫通孔308に達し、さら
にハウジング1の接続フランジ10の戻り油路109を
通り、所定の潤滑箇所に流れていく。そこから油は重力
によって再びオイルパンへ戻っていく。
【0028】以上のように、オイルフィルタ及びオイル
クーラの領域における潤滑油の流れのために必要な全て
の貫通孔や流路は内燃機関のハウジング1の接続フラン
ジ10やオイルフィルタソケト4’の接続フランジ4
0、そして両フランジ10,40の間に密封配置される
密閉板3の領域内に設けられる。そして、オイルフィル
タソケット4’の流路形成は非常に簡単なものとなる。
つまり、孔あけ等の手間のかかる切削加工を必要とする
方法ではなく、フィルタソケットの形成のための鋳型を
作り、フィルタソケットを軽金属ダイキャスト部材とし
て鋳造によって製造することにより簡単に流路を形成で
きる。オイルクーラなしの実施形態では一層簡単な構造
とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続フランジ及びオイルクーラを備えた内燃機
関のハウジングの一部を縦断面で示し、オイルクーラを
支持する密閉板とフィルタソケット付きオイルフィルタ
を側面視で示している部分断面図
【図2】内燃機関のハウジングの接続フランジを示す、
図1のII−II断面図
【図3】密閉板を示す、図1のIII−III断面図
【図4】密閉板のフィルタソケット側を示す、図1のI
V−IV断面図
【図5】フィルタソケットのフランジ側を示す、図1の
V−V断面図
【符号の説明】
1 ハウジング 2 オイルクーラ 3 密閉板 4 オイルフィルタ 4’ フィルタソケット 10 接続フランジ 11 密閉枠部材 13 室 20 熱交換器 30,31,41 密閉枠部材 44 空洞 101 送り油路 109 戻り油路 302,304,305,308,344 貫通孔 403,406,407 流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィルヘルム・アルデス ドイツ連邦共和国 59387 アッシェベル ク アルベルト‐コッホ‐シュトラーセ 21 ベー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油のためのオイルフィルタ(4)を
    備えた内燃機関であって、密閉枠部材(11)を有する
    接続フランジ(10)を備えたハウジング(1)が内燃
    機関に設けられ、フィルタソケット(4’)を有するオ
    イルフィルタ(4)が密閉板(3)を介して前記接続フ
    ランジ(10)に取り付けられ、 前記密閉板(3)は、前記接続フランジ(10)の送り
    油路(101)から前記フィルタソケット(4’)へ潤
    滑油を流すための貫通孔(302)と、オイルフィルタ
    (4)から出てくる潤滑油を前記フィルタソケット
    (4’)から前記接続フランジ(10)の戻り油路(1
    09)へ流すための貫通孔(308)とを備え、 前記フィルタソケット(4’)は、そのフランジ(4
    0)の表面に沿って形成され密閉枠部材(41)によっ
    て囲まれている潤滑油の流路(403,406,40
    7)を備え、 前記貫通孔(302,308)及び前記流路(403,
    406,407)は、内燃機関からの潤滑油をオイルフ
    ィルタ(4)を通したのち内燃機関に戻すための経路を
    形成していることを特徴とするオイルフィルタ付内燃機
    関。
  2. 【請求項2】 前記密閉板(3)は、前記接続フランジ
    (10)の密閉枠部材(11)に対応する密閉枠部材
    (30)を前記接続フランジ(10)側の面に有し、且
    つ、前記フィルタソケット(4’)に設けられた密閉枠
    部材(41)に対応する密閉枠部材(31)を前記フィ
    ルタソケット(4’)側の面に有していることを特徴と
    する請求項1記載のオイルフィルタ付内燃機関。
  3. 【請求項3】 前記ハウジング(1)と前記密閉板
    (3)とで囲まれた室(13)に冷却液が貫流し、オイ
    ルクーラ(2)を構成する熱交換器(20)が前記密閉
    板(3)に取り付けられて前記室(13)に収納され、
    且つ、前記密閉板(3)が、前記フィルタソケット
    (4’)から前記熱交換器(20)へ潤滑油を流すため
    の貫通孔(304)と前記熱交換器(20)から前記フ
    ィルタソケット(4’)へ潤滑油を流すための貫通孔
    (305)とを備えていることを特徴とする請求項1又
    は2記載のオイルフィルタ付内燃機関。
  4. 【請求項4】 組立状態における前記フィルタソケット
    (4’)の下部領域にフランジ(40)表面に開いた空
    洞(44)が設けられ、この空洞(44)はフィルタパ
    トローネの取り外し時に開かれる排出弁を介してオイル
    フィルタ(4)に接続され、前記空洞(44)に連通す
    る貫通孔(344)が前記密閉板(3)に設けられ、且
    つ、前記貫通孔(344)と連通する内燃機関のクラン
    クケースへの開口(14)が前記接続フランジ(10)
    に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項記載の内燃機関。
JP31932993A 1992-12-18 1993-12-20 オイルフィルタ付内燃機関 Pending JPH06280537A (ja)

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