JPH06278815A

JPH06278815A - 宅配システムおよび宅配システム用検索装置

Info

Publication number: JPH06278815A
Application number: JP6779193A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Amishimoto; 里志網師本
Original assignee: ADO DAISEN KK
Current assignee: ADO DAISEN KK
Priority date: 1993-03-26
Filing date: 1993-03-26
Publication date: 1994-10-04

Abstract

(57)【要約】【目的】郵便システムとは別個に既に構築されている
宅配システムを利用して、カタログや案内状等の文書を
配達するシステムを提供すること。【構成】宅配先の住所情報を入力する入力手段４と、
各販売店の販売店コードとその管轄する住所情報とを対
応させてデータベース化した仕分けファイル５とがコン
ピュータ６に接続されている。配達先の住所を入力する
とコンピュータ６に内蔵されたプログラムが作動し、仕
分けファイル５から該当する販売店コードを検索して出
力装置７に出力する。この販売所から宅配する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多数の個人または会社
等に、同一のカタログや案内状等の文書を個別に配付す
る宅配システムとその装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より多数の個人または会社等に、依
頼者からの同一のカタログや案内状等の文書を個別に配
付するときには、郵便を利用することが多かった。ま
た、下記の表に示したように、住所をコード化したもの
があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、郵便料金の高
騰に伴い、依頼者が負担する経費が増大してきたという
問題がある。独自の配達システムを新たに構築すること
は、利用効率等の点からも非現実的であった。また、独
自の配達システムを構築しても、配達端末とその配達エ
リアとを対応させたデータベースファイルを新たに作成
しなければいけない等の問題があった。

【０００４】そこで、本発明においては、郵便システム
とは別個の宅配システムをすでに構築して運用している
宅配業者の宅配システムを利用して、カタログや案内状
等の文書を配達するシステムを提供することを目的とし
ている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明では、各地域に配
置された配達所を経由して物品を宅配する宅配システム
を、各配達所の配達所識別情報と、その配達所の配達範
囲の住所情報とを対応させてファイルに記憶させてお
き、宅配すべき書類の配達先の住所情報を入力すると、
入力された住所情報に基づいて前記ファイルを検索して
対応する配達所識別情報を出力し、前記配達物品を前記
配達所識別情報に該当する配達所に仕分けして、この配
達所を経由して宅配する方法で構成した。

【０００６】また、各地域に配置された配達所を経由し
て物品を宅配する宅配システム用の検索装置において、
各配達所の配達所識別情報と、その配達所の配達範囲の
住所情報とを対応させたファイルと、配達先の住所情報
を入力する住所入力手段と、入力された住所情報に基づ
いて前記ファイルを検索して対応する配達所識別情報を
出力する検索手段とを備えるという手段を講じた。

【０００７】また、各地域に配置された新聞販売店の販
売店コードと、その販売店の配達範囲の住所情報とを対
応させたファイルと、配達先の住所情報を入力する住所
入力手段と、入力された住所情報に基づいて前記ファイ
ルを検索して対応する販売店コードを出力する検索手段
とを備えるという手段を講じた。なお、前記配達先の住
所情報はファイルとなっており、住所入力手段で読み込
ませるように構成してもよい。

【０００８】

【作用】本発明にかかる、各地域に配置された配達所を
経由して物品を宅配する宅配システムにおいては、各配
達所の配達所識別情報と、その配達所の配達範囲の住所
情報とを対応させてファイルに記憶させておく。そし
て、宅配すべき書類の配達先の住所情報を入力すると、
入力された住所情報に基づいて前記ファイルを検索して
対応する配達所識別情報を出力するので、前記配達物品
を前記配達所識別情報に該当する配達所に仕分けして、
この配達所を経由して宅配する。

【０００９】また、各地域に配置された配達所を経由し
て物品を宅配する宅配システム用の検索装置において
は、各配達所の配達所識別情報と、その配達所の配達範
囲の住所情報とを対応させたファイルをデータベースと
して構成しておく。そして、宅配すべき書類に付された
配達先の住所情報を住所入力手段によって入力すると、
検索手段が作動して、入力された住所情報に基づいて前
記ファイルを検索して対応する配達所識別情報を出力す
る。この配達所識別情報に応じて前記宅配すべき書類を
仕分けすれば、該当する配達所を経由して宅配すること
ができる。

【００１０】また、各地域に配置された新聞販売店のネ
ットワークを利用するために、新聞販売店の販売店コー
ドと、その販売店の配達範囲の住所情報とを対応させた
ファイルをデータベースとして構成しておき、宅配すべ
き書類に付された配達先の住所情報を住所入力手段によ
って入力すると、検索手段が作動して、入力された住所
情報に基づいて前記ファイルを検索して対応する販売店
コードを出力するので、どの販売店を経由して宅配すれ
ばよいかが判明する。

【００１１】なお、前記データベース化したファイルの
特徴は、住所の区分と配達所の所轄範囲とがずれていて
も、確実に所轄の配達所を検索できるように構成したこ
とにある。

【００１２】

【実施例】以下に本発明の宅配システムとその検索装置
とを以下に説明する。図１は前記宅配システムの全体構
成図である。図において、１は発送センター、21,22,2
3,・・・は各販売店、311,312,313,・・・は販売店21の管轄
範囲内の住所のある個人または会社等の宅配先、321,32
2,323,・・・は販売店21の管轄範囲内の住所のある個人ま
たは会社等の宅配先、331,332,333,・・・は販売店21の管
轄範囲内の住所のある個人または会社等の宅配先であ
る。

【００１３】図２は前記発送センター１に備えられた前
記宅配システム用検索装置の構成図である。図２におい
て、４は宅配先の住所情報を入力する入力手段、５は前
記各販売店21,22,23,・・・の販売店コードとその管轄する
住所情報とを対応させてデータベース化した仕分けファ
イルである。６は前記ファイル５に接続されたコンピュ
ータであり、検索手段としてのプログラムＰと出力装置
７とを備えている。前記プログラムＰの概略は図４，
５，６に示した。

【００１４】前記仕分けファイル５には、図３に示した
ように、住所と所轄の販売店とを対応させて記憶されて
いる。図３において、Ｄ１は都道府県名を表す上位住所
データ、Ｄ２は市区郡名等の中位住所データ、Ｄ３は町
村名や字名や通称名等の下位住所データ、Ｄ４は番地や
特定の団地や住宅等を示す細分住所データである。

【００１５】Ｄ５は該当する地域を管轄する新聞販売店
の名称データ、Ｄ６はその新聞販売店のコード番号、Ｄ
７は住所コードである。このように、同じ丁目でも番地
が異なれば販売店が異なったり、同じ販売店が複数の丁
目を担当したりするので、このようなデータベース化し
たファイルが必要なのである。

【００１６】カタログ等の多数の書類11,12,13,・・・を宅
配すること計画した依頼者においては、宅配すべき配達
先の住所と氏名の宛名データA1,A2,A3,・・・を、自己の顧
客ファイル等から抽出等して、図３に示したような配達
先住所ファイルＡＦを生成する。そして、配達先住所フ
ァイルＡＦを前記配送センター１に届ける。

【００１７】上記構成において、配送センター1 におい
ては、前記配達先住所ファイルＡＦを前記入力手段４か
ら読み込で宛名データA1,A2,A3,・・・を得る。

【００１８】読み込んだ宛名データに基づいて、図４，
５，６に示したプログラムによって、ファイル５の上位
住所データＤ１を検索し、更に中位住所データＤ２，下
位住所データＤ３（必要なら細分住所データＤ４）と順
次検索して、その宛名データに対応する販売店コードＤ
６を得る。例えば、宛名データＡ１“東京都大田区
桜丘１丁目２−１１東京太郎”に対しては、販売
店コードＣ１“13409 ”を、宛名データＡ２“東京都大
田区桜丘２丁目３−１２東京太郎”に対して
は、販売店コードＣ２“13410 ”を、宛名データＡ３
“東京都大田区桜丘４丁目１−１１岡田四
郎”に対しては、販売店コードＣ３“13411 ”をそれぞ
れ対応させる。

【００１９】このとき、特定の宛名データに対しては中
位住所データＤ２まで検索したときに読み取り異常を生
じさせ、該当する販売店コードＤ６を特定できるように
構成する。また、対応する販売店が存在しない宛名デー
タの場合は、読み取り異常を生じさせ、別の配達システ
ム、例えば郵便等を用いて配達する処理に切り替える。

【００２０】前記宛名データに基づいて、ファイル５を
検索するときには、下位住所データＤ３まで検索しても
販売店コードＤ６を特定できない場合には、さらに検索
すべき下位の住所区分が存在することをフラグｆで示
し、このフラグｆの値によって、更に下位住所区分を検
索するか、検索を打ち切って販売店コードＤ６を決定す
るかの判断をする。

【００２１】前記配達先住所ファイルＡＦとしては、依
頼者の条件ごとに独自に構成したファイルを用いる。前
記仕分けファイル５は、新聞販売所を配達所としたファ
イルに限らず、宅配業者等の営業所を配達所としたファ
イル等、種々の配達業者に応じて構成することができ
る。

【００２２】このようにして、各新聞販売所毎に宅配す
べき宛先のリストが生成される。このリストに基づい
て、出力装置７においては、住所と氏名が印字されたラ
ベルシートが作成され、このラベルシートを、封筒11,1
2,13,・・・に貼付して、各新聞販売所に分配して、宅配す
る。なお、封筒に入れる書類に直接宛名を印字してもよ
い。

【００２３】また、各新聞販売所には、宛先のリストが
あれば、配付すべき書類には宛名を貼付しなくても宅配
可能である。

【００２４】

【発明の効果】このようにして、本発明の宅配システム
および宅配システム用検索装置によれば、郵便を用いず
に独自の宅配シシテムを使用し宅配することができる。
しかも、その独自の宅配システムは新たに構築すること
なく、既存の新聞販売店のルートや宅配業者等のルート
に便乗するので、極めて効率よい宅配システムを構築
し、低コストで宅配することができるのである。

【００２５】また、本発明の宅配システム用検索装置に
よれば、入力された住所情報に対応する配達所識別情報
を検索して出力するので、担当する配達所から宅配する
ことができる。また、入力された住所情報に対応する販
売店から宅配すると、新たな配達所を配置することな
く、上記宅配システムを構成できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明における宅配システムの全体構成図であ
る。

【図２】前記宅配システム用検索装置の構成図である。

【図３】各配達所の配達所識別情報と、仕分けファイル
の構成と、配達先住所ファイルＡＦの構成とをしめす図
である。

【図４】検索手段としてのプログラムＰの概略フローチ
ャートである。

【図５】検索手段としてのプログラムＰの概略フローチ
ャートである。

【図６】検索手段としてのプログラムＰの概略フローチ
ャートである。

【符号の説明】

１発送センター 21,22,23,・・・各販売店 311,312,313,・・・宅配先 321,322,323,・・・宅配先 331,332,333,・・・宅配先４宅配先の住所情報を入力する入力手段５仕分けファイル６コンピュータＰ検索手段としてのプログラム７出力装置Ｄ１都道府県名を表す上位住所データＤ２市区郡名等の中位住所データＤ３町村名や字名や通称名等の下位住所データＤ４丁目や番地や特定の団地や住宅等を示す細分住所
データＤ５新聞販売店の名称データＤ６新聞販売店のコード番号Ｄ７住所コード

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】各地域に配置された配達所を経由して物品
を宅配する宅配システムにおいて、各配達所の配達所識
別情報とその配達所の配達範囲の住所情報とを対応させ
てファイルに記憶させておき、宅配すべき書類の配達先
の住所情報を入力すると、入力された住所情報に基づい
て前記ファイルを検索して対応する配達所識別情報を出
力し、前記配達物品を前記配達所識別情報に該当する配
達所に仕分けして、この配達所を経由して宅配するよう
に構成したことを特徴とする宅配システム。
【請求項２】各地域に配置された配達所を経由して物品
を宅配する宅配システム用の検索装置において、各配達
所の配達所識別情報とその配達所の配達範囲の住所情報
とを対応させたファイルと、配達先の住所情報を入力す
る住所入力手段と、入力された住所情報に基づいて前記
ファイルを検索して対応する配達所識別情報を出力する
検索手段とを備えていることを特徴とする宅配システム
用検索装置。
【請求項３】各地域に配置された新聞販売店の販売店コ
ードと、その販売店の配達範囲の住所情報とを対応させ
たファイルと、配達先の住所情報を入力する住所入力手
段と、入力された住所情報に基づいて前記ファイルを検
索して対応する販売店コードを出力する検索手段とを備
えていることを特徴とする宅配システム用検索装置。