JPH0627828B2 - 位置検出器 - Google Patents

位置検出器

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JPH0627828B2
JPH0627828B2 JP3055830A JP5583091A JPH0627828B2 JP H0627828 B2 JPH0627828 B2 JP H0627828B2 JP 3055830 A JP3055830 A JP 3055830A JP 5583091 A JP5583091 A JP 5583091A JP H0627828 B2 JPH0627828 B2 JP H0627828B2
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    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
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    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/29Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation

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  • Nuclear Medicine (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、位置検出器に係り、
特に、ポジトロンCT装置での放射線の入射したシンチ
レータの位置を検出したりする場合に用いて好適な位置
検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の位置検出器としては、発
生した光を光電子増倍管で増幅すると共に、増倍された
光電子が入射する複数のアノード間を抵抗で結合し、そ
の両端の出力から、重心位置演算方式により発光位置を
検出するものがよく知られている。
【0003】又、位置演算を行わない方法としては、特
開昭63−300986号公報に開示されるような、光
又は放射線位置検出装置、特開昭60−214287号
公報に開示されるようなポジトロンCT装置の検出器が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記重心位置演算方式
による位置検出は、発光位置検出分解能を高めるために
は、アノードからの出力信号の積分及び重心演算等の回
路が必要となり、計数率特性及び回路の複雑さの点で問
題がある。又、端部における発光位置の分離が、中心付
近に比べて困難であるという問題点がある。
【0005】更に、前記特開昭63−300986号公
報に開示された装置は、計数率特性良好で位置検出の応
答が早いが、発光部(例えばディスクリートなシンチレ
ータ結晶)とアノードを1:1で対応させなければなら
ないために、位置検出の分解能がアノードの数で制限さ
れ、位置検出の分解能を向上させるべく、細かいシンチ
レータ結晶を用いたときこれらを分離しようとすると対
応するアノード数が増加して、信号を処理する回路数も
大幅に増大しなければならないという問題点がある。
【0006】又、前記特開昭60−214287号公報
の検出器の場合も、分解能を向上させるべく細かくした
シンチレータ結晶に対応する細かな光電子増倍管が必要
になってしまうという問題点がある。
【0007】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、計数率特性が高く、より少ない数
のアノードで、且つ簡単な回路構成で、シンチレータ結
晶等の発光部の位置を検出することができるようにした
位置検出器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、整列された
複数の発光部の隣接する2個に対応して1個ずつ配置さ
れた複数の光検出器と、これら光検出器のうち隣接する
光検出器の出力を順次比較する第1のコンパレータ群
と、前記光検出器のうち、1個の光検出器を間にして隣
接する一対の光検出器の出力を順次比較する第2のコン
パレータ群と、前記第1のコンパレータ群のうち他と異
なる出力のある1個のコンパレータの位置から出力のあ
った発光部に対応する1個の光検出器を特定すると共
に、該特定された光検出器の両隣りの光検出器の出力を
比較する第2のコンパレータの出力から、該両隣りの光
検出器のうち出力が大きい隣接光検出器を選定し、前記
特定された光検出器に対応する2つの発光部のうち、前
記選定された隣接光検出器側を出力のあった発光部とす
る選別回路と、を有してなる位置検出器により上記目的
を達成するものである。
【0009】又、請求項1において、前記選別回路は、
前記第1のコンパレータ群のうち隣接する3個の光検出
器の中央と、その両隣りの光検出器出力を比較する一対
のコンパレータの出力が入力されるエクスクルーシブO
R回路と、前記3個のうち中央の光検出器出力が一定値
以上のときの信号及び前記エクスクルーシブOR回路の
出力信号が入力される第1のAND回路と、前記中央の
光検出器の両隣りの光検出器出力を比較する前記第2の
コンパレータの出力、及び、前記第1のAND回路出力
が入力される第2のAND回路と、インバーターを経た
前記第2のコンパレータ出力、及び、前記第1のAND
回路出力が入力される第3のAND回路と、を有して構
成してもよい。
【0010】更に、第2発明は、整列された複数の発光
部の隣接する3個に対応して1個ずつ配置された複数の
光検出器と、これら光検出器のうち隣接する光検出器の
出力を順次比較する第1のコンパレータ群と、前記光検
出器のうち、1個の光検出器を間にして隣接する一対の
光検出器の出力を順次比較する第2のコンパレータ群
と、前記各光検出器に対応して設けられ、対応する光検
出器の出力と基準値信号とを比較する第3のコンパレー
タ群と、前記第1のコンパレータ群のうち他と異なる出
力のある1個のコンパレータの位置から出力のあった発
光部に対応する1個の光検出器を特定すると共に、該特
定された光検出器の両隣りの光検出器の出力を比較する
第2のコンパレータの出力から、該両隣りの光検出器の
うち出力が大きい隣接光検出器を選定し、前記特定され
た光検出器に対応する3個の発光部のうち、前記選定さ
れた隣接光検出器側及び中央の発光部を選び、これら発
光部から、前記特定された光検出器に対応する前記第3
のコンパレータ出力が大のときは中央の発光部、小のと
きは他の発光部が出力していると決定する選別回路と、
を有してなる位置検出器により上記目的を達成するもの
である。
【0011】又、請求項3において、前記選別回路は、
前記第1のコンパレータ群のうち隣接する3個の光検出
器出力を順次比較する一対のコンパレータの出力が入力
されるエクスクルーシブOR回路と、前記3個のうち中
央の光検出器出力が一定値以上のときの信号及び前記エ
クスクルーシブOR回路の出力信号が入力される第1の
AND回路と、前記中央の光検出器に対応する前記第3
のコンパレータ出力、及び前記第1のAND回路出力が
入力される第3のAND回路と、前記中央の光検出器の
両隣りの光検出器出力を比較する前記第2のコンパレー
タの出力、インバーターを経た前記対応する第3のコン
パレータの出力、及び、前記第1のAND回路出力が入
力される第2のAND回路と、インバーターを経た前記
第2のコンパレータ出力、インバーターを経た前記対応
する第3のコンパレータ出力、及び、前記第1のAND
回路出力が入力される第4のAND回路と、を備えて構
成してもよい。
【0012】
【作用及び効果】この発明においては、隣接する2又は
3個の発光部について1個の光検出器を配置し、隣接す
る光検出器の出力を順次比較する第1のコンパレータ群
の出力のうち、他と異なる出力のある1個のコンパレー
タの位置から、出力のあった発光部を含む1組の発光部
を特定し、この2又は3個の発光部のうちから、前記特
定された光検出器の両隣りの光検出器の出力を比較する
比較器出力に基づいて、出力の大きい隣接光検出器側の
1又は2の発光部を選定し、更に、発光部が3個1組の
場合は、対応する光検出器の出力の大小から、最終的に
出力のあった発光部を決定し、これによって位置検出を
行うものである。
【0013】従って、発光部の数よりも少ない光検出器
によって、出力のあった発光部の位置を容易に検出する
ことができる。又、その回路構成も簡単である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】第1発明の実施例に係る位置検出器10
は、図1に示されるように、γ線出射源(図示省略)に
対向して、1方向に配置された(実際は2次元方向にマ
トリックス状に配置されているが説明を簡単にするため
1列のみとしている)16個のシンチレータ結晶12A
〜12Pからなるシンチレータアレイ12と、このシン
チレータアレイ12の光出射側に配置された2次元マル
チアノード光電子増倍管14と、前記アノード16A〜
16Hのうちの、隣接する2個ずつの出力を順次比較す
る7個の第1のコンパレータ20A〜20Gと、前記ア
ノード16A〜16Hのうちの1つおきのアノード出力
を順次比較する8個の第2のコンパレータ22A〜22
Hと、前記各アノード16A〜16Hの出力と基準値信
号とを比較し、低いレベルの信号を除去するための8個
の第4のコンパレータ24A〜24Hと、前記第1、第
2、第4のコンパレータの出力に基づいて、シンチレー
タアレイ12のうちから発光のあったシンチレータ結晶
を選別する選別回路26とから構成したものである。
【0016】前記第2のコンパレータ22A〜22Hの
うち、両端のコンパレータ22Aと22Hのアノード1
6B及び16Gの出力と比較されるべき信号は、両端の
シンチレータ結晶12A又は12Pを弁別するためのス
レッシュホールド信号とされている。
【0017】次に、前記選別回路26の詳細について説
明する。
【0018】この選別回路26は、前記第1、第2、第
4のコンパレータの出力を、信号が入ったタイミングで
各コンパレータ出力の状態をラッチするラッチ回路28
と、前記第1のコンパレータ20A〜20Gのうち、隣
接する3個のアノードの中央とその両隣りのアノード出
力を比較する一対のコンパレータの出力が入力されるエ
クスクルーシブOR回路30と、前記3個のうち中央の
アノード出力が一定値以上のときの信号及び前記エクス
クルーシブOR回路30の出力信号が入力される第1の
AND回路32と、前記中央の光検出器の両隣りの光検
出器出力を比較する第2のコンパレータ22(22A〜
22H全体を示す)の出力、及び、前記第1のAND回
路32出力が入力される第2のAND回路34と、イン
バーター36を経た前記第2のコンパレータ22の出
力、及び前記第1のAND回路32の出力が入力される
第3のAND回路38と、前記第2及び第3のAND回
路34、38の出力を4ビットのアドレス信号に変換す
るエンコーダ40と、この信号を4ビットのアドレス信
号として出力するラッチ回路42と、を備えて構成され
ている。
【0019】前記エクスクルーシブOR回路30は、第
1のコンパレータ20A〜20Gの隣接する出力が入力
するように6個設けられ、第1〜第3のAND回路3
2、34、38及びインバーター36は1組の第2及び
第4のコンパレータ22、24につき1組設けられてい
る。
【0020】次に、上記実施例の位置検出器10の作用
について説明する。
【0021】例えば、左から7番目のシンチレータ結晶
12Gにγ線が入射し、これが発光したとする。
【0022】シンチレータ結晶12Gの発光に基づく光
電子は、光電子増倍管14によって増倍され、左から3
番目のアノード16C及び4番目のアノード16Dに到
達し、場合によっては、5番目のアノード16Eも光電
子入力によって出力信号が生じる。
【0023】隣接するアノード16A〜16Hの出力を
比較する第1のコンパレータ20A〜20Gへの入力
は、各コンパレータの図において左側がマイナス、右側
がプラスとされているので、左側から3個の第1のコン
パレータ20A〜20Cの出力は「1」、その他の第1
のコンパレータ20D〜20Gの出力は「0」となる。
【0024】従って、出力が「1」から「0」になる境
界上のアノード16Dに対応するシンチレータ結晶12
G又は12Hにγ線が入射したことがわかる。
【0025】但し、コンパレータ20A、20F、20
Gの出力は、信号入力がほとんどない所のアノードを比
較しているため、出力は「0」あるいは「1」になるか
はわからない。これは、後述する第4のコンパレータ出
力により、第1のAND回路32で除去される。
【0026】この場合、コンパレータ20Cと20Dの
出力が入力されるエクスクルーシブOR回路30に、
「1」及び「0」の異なる信号が入力するので、エクス
クルーシブOR回路30から「1」の出力が得られる。
他のエクスクルーシブOR回路には、「1」、「1」又
は「0」、「0」の信号が入力するので出力信号は
「0」となる。
【0027】次に、図に示されるように、アノード16
Dに入力する光電子の分布の山が、アノード16C側に
偏っているので、アノード16Cの出力が、アノード1
6Eの出力よりも大きくなる。従って、アノード16D
の両側のアノード16Cと16Eの出力を比較する第2
のコンパレータ22Dの出力は「0」となる。
【0028】第4のコンパレータ24A〜24Hは、ア
ノード16A〜16Hの出力がスレッシュホールドレベ
ル以上であるか否かを判定するものであり、対応するシ
ンチレータ結晶12Gから光が入力していることによっ
て、アノード16Dの出力のみがスレッシュホールドレ
ベル以上となり、第3のコンパレータ24Dの出力のみ
が「1」となる。
【0029】従って、第1のAND回路32には、エク
スクルーシブOR回路30及び第3のコンパレータ24
Dから共に「1」の信号が入力し、該第1のAND回路
32は「1」の信号を出力する。
【0030】前記第2のコンパレータ22Dの出力は
「0」であるので、この出力と第1のAND回路32の
出力が入力される第2のAND回路34の出力は
「0」、となる。又、第2のコンパレータ22Dの出力
がインバーター36を経て反転され、第1のAND回路
32の出力と共に入力する第3のAND回路38には、
共に「1」の信号が入力するので、該第3のAND回路
38の出力は「1」となる。
【0031】これらの信号は、エンコーダ40で4ビッ
トのアドレス信号に変換され、ラッチ回路42で4ビッ
トのアドレス信号として出力され、シンチレータ結晶1
2Gにγ線の入力があったことが検出される。
【0032】なお、この実施例において、アノード16
A〜16Hに、プリアンプを各々設け、各アノード出力
のゲインを調整するとよい。
【0033】図3は、アノードピッチ8mmの2次元マル
チアノード光電子増倍管に4mmピッチのBGOシンチレ
ータアレイを結合した検出器に本発明の回路構成図1を
適用して得られた位置弁別結果例を示す図である。
【0034】次に、図2に示される第2発明の実施例に
係る位置検出器11について説明する。
【0035】この第2発明は、24個のシンチレータ結
晶42A〜42Xに対して8個のアノード46A〜46
H、即ち3個のシンチレータ結晶について1つのアノー
ドを用いた場合であって、より少ないアノード数で、入
力のあったシンチレータ結晶の位置検出を行うものであ
る。
【0036】この実施例は、前記図1の実施例と比較し
て、アノード46A〜46Hが、上記のように各々3個
の水晶に対応して設けられている点と、第3のコンパレ
ータ48A〜48Hが設けられている点、及び、選別回
路50の内容がより複雑になっている点を除いて、図1
の実施例と同一であるので、同一部分は同一符号を付す
ることにより説明を省略するものとする。
【0037】前記第のコンパレータ48A〜48H
は、アノード46A〜46Hの出力を、スレッシュホー
ルドレベル信号と比較するものである。このスレッシュ
ホールドレベル信号は、各アノード16に対応するシン
チレータ結晶のうち中央に出力があったときのアノード
出力よりも小さく、且つ、中央に対して片側に対応する
位置のシンチレータ結晶に出力があったときのアノード
出力よりも大きくされている。
【0038】前記選別回路50は、前記図1の選別回路
26におけると同様のラッチ回路28と、エクスクルー
シブOR回路30と第1のAND回路32と、を備えて
いる。
【0039】又、この選別回路50は、3個の水晶のい
ずれに出力があったかを判別するため、第2〜第4のA
ND回路54、56、58を備えている。
【0040】前記第4のAND回路58には、前記第1
のAND回路32の出力信号、及び、第2のコンパレー
タ22Dの出力信号がインバータ36を経て、更に、第
3のコンパレータ48Dの信号がインバータ36を介し
て、それぞれ入力するようになっている。
【0041】第3のAND回路56には、前記第1のA
ND回路32の出力信号、及び、第3のコンパレータ4
8Dの出力信号がそれぞれ入力するようになっている。
【0042】更に、第2のAND回路54には、前記第
1のAND回路32の出力信号と、第2のコンパレータ
22Dの出力信号と、第3のコンパレータ48Dから、
インバータ36を経た信号がそれぞれ入力するようにな
っている。
【0043】次に、上記図2の実施例の作用について説
明する。
【0044】例えば左から10番目のシンチレータ結晶
42Jにγ線が入射し、これが発光したとする。
【0045】シンチレータ結晶42Jの発光に基づく光
電子は、光電子増倍管14によって増倍され、左から3
番目のアノード46C及び4番目のアノード46Dに到
達し、それぞれアノード出力が生じる。場合によって
は、5番目のアノード46Eと光電子入力によって出力
信号が生じる。
【0046】隣接するアノード46A〜46Hの出力を
比較する第1のコンパレータ20A〜20Gへの入力
は、各コンパレータの図において左側がマイナス、右側
がプラスとされているので、左側から3個の第1のコン
パレータ20A〜20Cの出力は「1」、その他の第1
のコンパレータ20D〜20Gの出力は「0」となる。
【0047】従って、出力が「1」から「0」になる境
界上のアノード46Dに対応するシンチレータ結晶42
J、42K、42Lのいずれかにγ線が入射したことが
わかる。
【0048】但し、コンパレータ20A、20F、20
Gの出力は、信号入力がほとんどない時のアノードを比
較しているため、出力は「1」あるいは「0」になるか
はわからない。これは、後述する第4のコンパレータ出
力により、第1のAND回路32で除去される。
【0049】この場合、上記2つの第1のコンパレータ
20Cと20Dの出力が入力されるエクスクルーシブO
R回路30に、「1」及び「0」の異なる信号が入力す
るので、エクスクルーシブOR回路30から「1」の出
力が得られる。
【0050】他のエクスクルーシブOR回路には、
「1」、「1」又は「0」、「0」の信号が入力するの
で、出力信号は「0」となる。
【0051】次に、図に示されるように、アノード46
Dに入力する光電子の分布の山が、アノード46C側に
偏っているので、アノード46Cの出力が、アノード4
6Eの出力よりも大きくなる。従って、アノード46D
の両側のアノード46C、46Eの出力を比較する第2
のコンパレータ22Dの出力は「0」となる。又、アノ
ード46Dの出力をスレッシュホールドレベル信号と比
較する第4のコンパレータ24Dは、該アノード46D
に入力光電子の分布の山があるので、「1」の信号を第
1のAND回路32に出力する。
【0052】この第1のAND回路32には、前記エク
スクルーシブOR回路30からの信号も入力するので、
該第1のAND回路32は、「1」の信号を、第2、第
3及び第4のAND回路54、56、58に出力する。
【0053】アノード46Dの中央に入力光電子の分布
の山があるか否かを判別する第3のコンパレータ48D
は、「0」の信号を出力する。従って、この出力信号と
第1のAND回路32からの信号が入力される第3のA
ND回路56は出力しない(「0」の出力となる)。こ
れにより、アノード46Dに対応する3つの水晶のう
ち、中央の水晶42Kに出力がなかったことが確認され
る。
【0054】次に、アノード46Dの両側のアノード4
6C、46Eの出力を比較する第2のコンパレータ22
Dは、アノード46Dへ入力する光電子の分布の山がア
ノード46C側に偏っているので、出力は「0」とな
る。
【0055】従って、この信号が、インバータ36によ
って反転して入力される第4のAND回路58には
「1」の信号が入力される。又、第3のコンパレータ4
8Dの出力信号もインバータ36を介して反転されて入
力されるので、第4のAND回路58には全て「1」の
信号が入力し、該第4のAND回路58は「1」の信号
を出力する。
【0056】一方、第2のAND回路54には、前記第
2のコンパレータ22Dの「0」の信号が入力するの
で、この第2のAND回路54は信号を出力しない
(「0」の出力となる)。
【0057】以上より、第4のAND回路58のみが信
号「1」を出力し、これによって、アノード46に対応
する3個のシンチレータ結晶のうち左側の水晶42Jか
らの発光があったことが検知される。
【0058】なお、この実施例において、第3のコンパ
レータ群48に、共通のスレッシュホールドレベル信号
を入れているが、それぞれのコンパレータ48A〜48
H毎に独立にスレッシュホールドレベル信号を入れても
よい。
【0059】なお、上記実施例では、ディスクリートな
シンチレータ結晶12A〜12P及び42A〜42Xの
発光に基づく光電子が、光電子増倍管によって増倍さ
れ、アノードに入力するように構成されているが、本発
明はこれに限定されるものでなく、発光部からの光に基
づく光電子が、複数の光検出器に入力するものであれば
よい。
【0060】従って、光電子増倍管は、複数のアノード
に入力するような光電変換器、又、光電子増倍管とアノ
ードは、半導体ディテクタによって構成する等の変形例
が考えられる。
【0061】又、前記選別回路は、実施例の構成に限定
されるものでなく、エンコーダに入力する前のAND回
路の出力16個又は24個を、直接別々のカウンター回
路に入力することにより、例えばγ線入射位置分布を計
測する装置として用いることができる。
【0062】又、上記実施例は、ポジトロンCT装置に
用いる位置検出器についてのものであるが、この発明は
上記実施例に限定されるものでなく、配列された複数の
発光部のどの位置の発光部から出力があったかを検出す
る位置検出器に一般的に適用されるものである。
【0063】従って、一般的な光又は放射線入射位置検
出器、シンチレーションカメラのような検出器に適用さ
れ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1発明の実施例を示す回路図であ
る。
【図2】図2は、第2発明の実施例を示す回路図であ
る。
【図3】図3は、第1発明の実際に適用した時の位置弁
別結果を示す線図である。
【符号の説明】
10、11…位置検出器、 12A〜12P、42A〜42X…シンチレータ結晶、 14…2次元マルチアノード光電子増倍管、 16A〜16H、46A〜46H…アノード、 18…プリアンプ、 20A〜20G…第1のコンパレータ、 22A〜22H…第2のコンパレータ、 24A〜24H…第4のコンパレータ、 26、50…選別回路、 30…エクスクルーシブOR回路、 32A〜32H…第1のAND回路、 34A〜34H、54…第2のAND回路、 36…インバーター、 38A〜38H、56…第3のAND回路、 48A〜48H…第3のコンパレータ、 58…第4のAND回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整列された複数の発光部の隣接する2個に
    対応して1個ずつ配置された複数の光検出器と、これら
    光検出器のうち隣接する光検出器の出力を順次比較する
    第1のコンパレータ群と、前記光検出器のうち、1個の
    光検出器を間にして隣接する一対の光検出器の出力を順
    次比較する第2のコンパレータ群と、前記第1のコンパ
    レータ群のうち他と異なる出力のある1個のコンパレー
    タの位置から出力のあった発光部に対応する1個の光検
    出器を特定すると共に、該特定された光検出器の両隣り
    の光検出器の出力を比較する第2のコンパレータの出力
    から、該両隣りの光検出器のうち出力が大きい隣接光検
    出器を選定し、前記特定された光検出器に対応する2つ
    の発光部のうち、前記選定された隣接光検出器側を出力
    のあった発光部とする選別回路と、を有してなる位置検
    出器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記選別回路は、前記
    第1のコンパレータ群のうち隣接する3個の光検出器の
    中央と、その両隣りの光検出器出力を比較する一対のコ
    ンパレータの出力が入力されるエクスクルーシブOR回
    路と、前記3個のうち中央の光検出器出力が一定値以上
    のときの信号及び前記エクスクルーシブOR回路の出力
    信号が入力される第1のAND回路と、前記中央の光検
    出器の両隣りの光検出器出力を比較する前記第2のコン
    パレータの出力、及び、前記第1のAND回路出力が入
    力される第2のAND回路と、インバーターを経た前記
    第2のコンパレータ出力、及び、前記第1のAND回路
    出力が入力される第3のAND回路と、を有してなるこ
    とを特徴とする位置検出器。
  3. 【請求項3】整列された複数の発光部の隣接する3個に
    対応して1個ずつ配置された複数の光検出器と、これら
    光検出器のうち隣接する光検出器の出力を順次比較する
    第1のコンパレータ群と、前記光検出器のうち、1個の
    光検出器を間にして隣接する一対の光検出器の出力を順
    次比較する第2のコンパレータ群と、前記各光検出器に
    対応して設けられ、対応する光検出器の出力と基準値信
    号とを比較する第3のコンパレータ群と、前記第1のコ
    ンパレータ群のうち他と異なる出力のある1個のコンパ
    レータの位置から出力のあった発光部に対応する1個の
    光検出器を特定すると共に、該特定された光検出器の両
    隣りの光検出器の出力を比較する第2のコンパレータの
    出力から、該両隣りの光検出器のうち出力が大きい隣接
    光検出器を選定し、前記特定された光検出器に対応する
    3個の発光部のうち、前記選定された隣接光検出器側及
    び中央の発光部を選び、これら発光部から、前記特定さ
    れた光検出器に対応する前記第3のコンパレータ出力が
    大のときは中央の発光部、小のときは他の発光部が出力
    していると決定する選別回路と、を有してなる位置検出
    器。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記選別回路は、前記
    第1のコンパレータ群のうち隣接する3個の光検出器出
    力を順次比較する一対のコンパレータの出力が入力され
    るエクスクルーシブOR回路と、前記3個のうち中央の
    光検出器出力が一定値以上のときの信号及び前記エクス
    クルーシブOR回路の出力信号が入力される第1のAN
    D回路と、前記中央の光検出器に対応する前記第3のコ
    ンパレータ出力、及び前記第1のAND回路出力が入力
    される第3のAND回路と、前記中央の光検出器の両隣
    りの光検出器出力を比較する前記第2のコンパレータの
    出力、インバーターを経た前記対応する第3のコンパレ
    ータの出力、及び、前記第1のAND回路出力が入力さ
    れる第2のAND回路と、インバーターを経た前記第2
    のコンパレータ出力、インバーターを経た前記対応する
    第3のコンパレータ出力、及び、前記第1のAND回路
    出力が入力される第4のAND回路と、を有してなるこ
    とを特徴とする位置検出器。
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