JPH06276592A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH06276592A
JPH06276592A JP5058453A JP5845393A JPH06276592A JP H06276592 A JPH06276592 A JP H06276592A JP 5058453 A JP5058453 A JP 5058453A JP 5845393 A JP5845393 A JP 5845393A JP H06276592 A JPH06276592 A JP H06276592A
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JP
Japan
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bass reflex
musical instrument
upper case
speaker
electronic musical
Prior art date
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Pending
Application number
JP5058453A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kojima
正彦 小嶋
Masahiko Kobayashi
雅彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP5058453A priority Critical patent/JPH06276592A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体内の占有領域を大きくすることなく十分
な長さのバスレフ構造用スピーカダクトを形成可能な電
子楽器を提供する。 【構成】 上ケース1と下ケース5とからなる筐体部内
にスピーカ2を収容し、該筐体部にバスレフ放音ポート
6を設けた電子楽器において、上ケース側から下ケース
側に向かう壁体3と、下ケース側から上ケース側に向か
う壁体4とを隣設して形成し両壁体により折り返し通路
18を形成するとともに、この折り返し通路18を前記
バスレフ放音ポート6に連通させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器に関し、特にバ
スレフ型スピーカボックス構造を有する電子楽器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電子楽器のスピーカは通常放音特性を良
好にするために密閉されたスピーカボックス内に収容さ
れる。このような密閉スピーカボックスの低音周波数特
性を向上させるためには容積を大きくすることが望まし
い。しかしながら、特にポータブル型の電子鍵盤楽器等
においては、スピーカボックスの容積を大きくとること
ができず、従って低音域を増強するためにスピーカボッ
クスにバスレフポートを形成した構造が採用されている
ものもある。
【0003】このバスレフ型スピーカボックスは、楽器
本体を構成する上ケースおよび下ケースからなる筐体内
にスピーカを収容し、筐体前面または側面に放音口(バ
スレフポート)を開口し、このバスレフポートに連通す
る音響通路を筐体内に形成し、スピーカの背面から放射
された音の一部をこの音響通路を通してバスレフポート
に導き、このバスレフポートを介してスピーカ背面から
の音をスピーカ前面からの音と位相を揃えて放射するよ
うに構成したものである。このようなバスレフポートに
通じる音響通路はスピーカ前面からの音と位相を整合さ
せ最適状態の周波数特性で放音させるために周波数に対
応した所定の長さや通路面積等が必要になる。
【0004】従来のバスレフ型スピーカボックス構造を
有する電子楽器においては、バスレフポートに通じるス
ピーカダクト(音響通路)は筐体の上下面と実質上平行
に形成されていた(実開平2−98396号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のバスレフ構造の電子楽器においては、スピーカダク
トが筐体上下面に平行(水平方向)に設けられていたた
め、必要な長さのダクトを形成するのに多くの領域が占
められ、楽器本体が大型化するという問題があった。
【0006】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされ
たものであって、筐体内の占有領域を大きくすることな
く十分な長さのバスレフ構造用スピーカダクトを形成可
能な電子楽器の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、上ケースと下ケースとからなる筐体部
内にスピーカを収容し、該筐体部にバスレフ放音ポート
を設けた電子楽器において、上ケース側から下ケース側
に向かう壁体と、下ケース側から上ケース側に向かう壁
体とを隣設して形成し両壁体により折り返し通路を形成
するとともに、この折り返し通路を前記バスレフ放音ポ
ートに連通させている。
【0008】
【作用】上ケースおよび下ケースのそれぞれから対向方
向に上下面に垂直な壁体を突出させて設け、両壁体間に
適当な間隔を設けるとともに、壁体先端と相手側ケース
の対向部材との間に適当な間隔を設けることにより、筐
体上下面に対し垂直方向の折り返し通路が形成される。
この折り返し通路がバスレフポートに連通する音響通路
を構成する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例に係る電子楽器を図1および
図2に示す。図1は電子楽器本体を構成する上下ケース
からなる筐体を上下逆にして下ケースの床面を除去して
見た斜視図であり、図2は上下ケースを組み合わせた状
態の断面図である。
【0010】上ケース1と下ケース5(図2)とにより
楽器本体を構成する筐体が形成され、この筐体部にスピ
ーカ2が上ケースの上面側(図1では下側)に前面放音
部を向けて収容されスピーカボックスを構成する。上ケ
ース1から下ケース5側に向けて垂直方向に円筒壁体3
が突出して設けられる。この円筒壁体3の外側にこれを
囲って下ケース5から上ケース1側に向けて垂直方向に
円筒壁体4が突出して設けられる。両壁体3、4の先端
面はそれぞれ対向する相手側の下ケース5および上ケー
ス1の内面から離れている。このように円筒壁体3、4
を間隔を隔てて隣接して(この例では一方が他方の周囲
を囲って)組み合わせることにより、両壁体3、4間の
空間17と内側の円筒壁体3の内部の音響通路空間7と
により矢印で示す折り返し通路18が形成される。
【0011】上ケース1の上面にはバスレフポート6が
開口し、円筒壁体3の内部音響通路空間7はこのバスレ
フポート6に連通している。これにより、上ケース1お
よび下ケース5からなる楽器本体筐体部の上下面に対し
垂直方向に折り返し通路18が形成され、この折り返し
通路18がバスレフポート6に通じるスピーカダクトを
構成する。スピーカ2から放出される電子音は、その前
面から上ケースに設けたグリル(図示しない)を介して
放音されるとともに、垂直方向の折り返し通路18から
なるスピーカダクトを介してスピーカ2の背面からの音
がバスレフポート6を介して放音されバスレフ効果が得
られる。このように筐体上下面に対し垂直方向の壁体を
隣接させて(一方の壁体が他方の壁体を囲う形態で隣接
する場合を含む)、垂直方向に折り返したスピーカダク
トを構成することにより、小さな占有面積内に十分な長
さのバスレフ用音響通路を形成することができる。ま
た、この場合、上下ケースから対向するケース側に突出
する壁体は対向先端面が相手側のケース部材から分離し
ているため、振動によるびりつき等が起こらず高品質の
楽音を発生させることができる。
【0012】図3は、本発明の別の実施例に係るバスレ
フ構造を有する電子楽器の要部断面図である。この実施
例は、前記図1、図2の実施例における、下ケース5の
円筒壁体4に隣接して(外周を覆って)上ケース1から
下ケース5側に向けてさらに円筒壁体3bを設けたもの
である。このように円筒壁体3、4、および3bを上下
方向から交互に外側を覆って隣接配置し、壁体による断
面をラビリンス状(インターディジット状)に形成する
ことにより、壁体間に形成される折り返し通路18の長
さをさらに長くすることができる。その他の構成および
作用、効果は前述の実施例と同様である。
【0013】図4(A)(B)はそれぞれ本発明のさら
に別の実施例に係るバスレフ構造を有する電子楽器の要
部断面図である。これらの実施例は、バスレフポート6
が上ケース1の側面に開口した例を示すものである。
(A)図の構成においては、筐体側面のバスレフポート
6に連通する音響通路空間7に連続して垂直方向(上下
方向)に通路を有する筒状壁体8が形成され、この壁体
8の周囲に下ケース側から筒状壁体4が設けられる。こ
れにより、前述の実施例と同様に垂直方向の折り返し通
路18が形成される。
【0014】図4(B)は、図3の実施例と同様に、
(A)図の構成の筒状壁体4に対しこれを囲って上ケー
ス側からさらに筒状壁体8aを設けて折り返し通路18
の長さを長くしたものである。なお、筐体側面のバスレ
フポート6は、金型等の構成を簡単にするために、上ケ
ース以外の部材に設けてもよい。また、上記各実施例に
おいて、折り返し通路18を構成する各壁体の形状は、
円筒体に限らず、四角形その他の形状の筒体であっても
よい。また各実施例は、電子鍵盤楽器だけでなくスピー
カを内蔵する電子打楽器に対しても適用可能である。
【0015】図5は、本発明のさらに別の実施例に係る
バスレフ構造を有する電子楽器の斜視図である。この図
は、図1と同様に、楽器本体を構成する筐体を上下逆に
して下ケースの床面を省略して見た図である。また、図
6は図5のY方向に沿った要部断面図であり、図7は図
5のX方向に沿った要部断面図である。
【0016】この実施例は、上ケース1の側面にバスレ
フポート6を有し、その内面側の上ケース1に壁体9を
設けて音響通路を形成し、さらにこの上ケース側の壁体
9を囲うようにして下ケース側から壁体10を設けた構
成である。上ケース側の壁体9の下端部には音響通路用
の開口9aが形成されている。このような構成により、
図6に示すように、バスレフポート6に連通する内部音
響通路空間7と壁体9の開口9aと両壁体9,10間の
スペースとにより垂直方向に折り返された音響通路(折
り返し通路)18が形成される。これにより、前述の実
施例と同様に、占有領域を大きくすることなく、充分な
長さのバスレフ用スピーカダクトを形成することができ
る。なお、この実施例において、下ケース5に設けた壁
体10の側縁部10aが上ケース1の内面に当接する場
合には、この部分からの振動によるびりつきを防止する
ために適当なクッション材を設けてもよい。
【0017】図8は、側面にバスレフポート6を開口し
た上記各実施例に係るポータブル型電子鍵盤楽器の全体
側面図である。前述のように、上ケース1および下ケー
ス5を組み合わせた筐体からなる楽器本体12は、演奏
用の台11上に設置される。上ケース1側には白鍵13
および黒鍵14が所定の位置に備わり、また各種楽音制
御用のホイル操作子15が設けられる。
【0018】図9は、上記本発明の実施例に係る電子楽
器の上ケース1の端部を示す上面図である。上ケース1
の端部側面にバスレフポート6が設けられる。開口部1
6には、鍵盤またはホイル操作子やその他の操作キー等
を備えた操作制御パネル(図示しない)が装着される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、電子楽器のスピー
カボックスを構成する筐体の上下面に対し垂直方向に上
下方向から壁体を隣設させて設けこれにより垂直方向の
折り返し通路を形成しているため、狭いスペース内に充
分な長さのスピーカダクトを形成することができ、小さ
い容積のスピーカボックスであっても大きなバスレフ効
果を得ることが可能になり、またバスレフ構造型の電子
楽器の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るバスレフ型電子楽器の
一部破断斜視図である。
【図2】 図1の実施例の要部断面図である。
【図3】 本発明の別の実施例に係るバスレフ型電子楽
器の要部断面図である。
【図4】 (A)(B)はそれぞれ本発明のさらに別の
実施例に係るバスレフ型電子楽器の要部断面図である。
【図5】 本発明のさらに別の実施例に係るバスレフ型
電子楽器の一部破断斜視図である。
【図6】 図5の実施例のY方向の要部断面図である。
【図7】 図5の実施例のX方向の要部断面図である。
【図8】 本発明が適用される電子楽器の側面図であ
る。
【図9】 本発明が適用される電子楽器の上ケース端部
の上面図である。
【符号の説明】
1:上ケース、 2:スピーカ、 3:壁体、 4:壁
体、 5:下ケース、6:バスレフポート、 7:内部
音響通路空間、 18:折り返し通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースと下ケースとからなる筐体部内
    にスピーカを収容し、該筐体部にバスレフ放音ポートを
    設けた電子楽器において、上ケース側から下ケース側に
    向かう壁体と、下ケース側から上ケース側に向かう壁体
    とを隣設して形成し両壁体により折り返し通路を形成す
    るとともに、この折り返し通路を前記バスレフ放音ポー
    トに連通させたことを特徴とする電子楽器。
JP5058453A 1993-03-18 1993-03-18 電子楽器 Pending JPH06276592A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5058453A JPH06276592A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 電子楽器

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JP5058453A JPH06276592A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 電子楽器

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JPH06276592A true JPH06276592A (ja) 1994-09-30

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ID=13084849

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JP5058453A Pending JPH06276592A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 電子楽器

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JP (1) JPH06276592A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005104607A1 (de) * 2004-04-20 2005-11-03 Loewe Opta Gmbh Bassreflexrohr für lautsprecher
JP2021015253A (ja) * 2019-07-16 2021-02-12 カシオ計算機株式会社 電子楽器
CN113409749A (zh) * 2020-03-17 2021-09-17 卡西欧计算机株式会社 电子乐器以及电子键盘乐器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58117795A (ja) * 1981-12-30 1983-07-13 Toshiba Corp 音響機器用キヤビネツト装置

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