JPH06273103A - 円筒状物体の外径測定方法 - Google Patents

円筒状物体の外径測定方法

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JPH06273103A
JPH06273103A JP6222093A JP6222093A JPH06273103A JP H06273103 A JPH06273103 A JP H06273103A JP 6222093 A JP6222093 A JP 6222093A JP 6222093 A JP6222093 A JP 6222093A JP H06273103 A JPH06273103 A JP H06273103A
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JP
Japan
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outer diameter
outside diameter
measurement
value
measuring
Prior art date
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Pending
Application number
JP6222093A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yamamoto
一男 山本
Kiyoharu Takase
清春 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状物体の外径測定方法に関するもので、
特に測定前の較正工程を簡便に且つ正確に行う。 【構成】 外径値が異なる複数の較正用ゲージで検出器
のそれぞれの外径値に対する測定誤差を求めておき、そ
の複数の測定誤差を検出器の外径測定範囲で連ねること
により検出器の較正曲線を求め、任意の外径の測定物の
外径測定値に対して、較正曲線から求めた補正量を加え
ることにより真の外径値を求める事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械軸などの円筒状物体
の外径測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械軸などのような円筒状物体の外径を
高精度に行うために、非接触式と接触式の両方式で、こ
れまでいくつかの測定方法が発案され実用化されてい
る。特にレーザーを利用した非接触式の外径測定器は測
定範囲が広いこと、測定精度が高いことなどから広く使
用されている。
【0003】レーザーを使用した非接触式方式には、測
定物をはさむように既知の距離離れて対向する2カ所の
基準点から測定物表面までの距離を測定し、基準点間の
距離から2つの距離測定値を差し引くことによって測定
物の外径を求める方法や、レーザー光を帯状に測定物に
照射し、測定物の影になる部分の幅を測定物の反対側に
ある検出器で検出することによって測定物の外径を測定
する方法などがある。具体的な外径測定方法を後者を例
にとって、図7で説明する。
【0004】測定物1をはさみ込むように、レーザー光
投光部3aと受光部3bとが測定物1の両側に配置され
ている。レーザー投光部3aからはスポット状のレーザ
ー光9が平行かつ等速度で測定物1に走査され、測定物
1の反対側にある受光部3bで受光される。受光された
信号は電気信号に変換された後、外径演算装置7に送ら
れ、測定物1でレーザー光9が遮断された時間を長さに
換算することにより、測定物1の外径を測定できる。レ
ーザー光9の進行方向をX方向、レーザー光9の走査方
向をY方向とするとX方向とY方向のなす角度は90度
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の外径測定方法で
は、検出器内部で使用する光学部品の特性や、部品取付
誤差、あるいは信号処理時の演算誤差などにより測定誤
差を生じる。その測定誤差は、図8に示すように、測定
範囲内の各外径値に対して、同一値とならない場合が多
い。
【0006】機械軸などの外径は非常に高精度に測定す
る必要があるため、通常は、外径測定を行う前に測定物
の外径にほぼ等しい外径値をもつ較正用ゲージで外径測
定を行って検出器のゼロ点を較正した後に、測定したい
測定物の外径測定を行う場合が多い。しかし、この方法
では測定前に測定物とほぼ同じ外径値を有する較正ゲー
ジを用意する必要があり準備に多くの手間を要する。ま
た、測定物と較正ゲージの外径値が異なる場合には、ゼ
ロ点の較正が完全に行われないため、外径測定誤差を生
じる要因にもなり、問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】このための本発明方法
は、円筒状測定物の軸方向の任意の位置の外径を測定す
る方法において、該測定物に対する外径測定を行う前
に、外径値が既知であり、かつそれぞれ外径値が異なる
複数の較正用ゲージで前記検出器のそれぞれの外径値に
対する測定誤差を求めておき、該複数の測定誤差を前記
検出器の外径測定範囲内で連ねることにより検出器の較
正曲線を求め、任意の外径の測定物の外径測定値に対し
て、較正曲線から求めた補正量を加えることにより真の
外径値を求めるものである。
【0008】一般に、光学的な外径測定器などでは、外
径測定誤差は測定範囲内で外径値の変化に対して連続的
に変化する。これは、外径測定器の誤差発生要因が、検
出器内部で使用する光学部品の特性や、部品取付誤差、
あるいは信号処理時の演算誤差などによるものであり、
それぞれ測定範囲内の局所的な位置でのみ発生するもの
ではないからである。
【0009】そのため、測定物の外径測定に先だって、
事前に、測定範囲内の異なる複数の外径値に対して、離
散的に測定器の誤差量を求めて、それら離散的な外径値
に対する誤差量を連ねる曲線を求めることにより、測定
範囲内全域の測定器の誤差を推定することができる。そ
のようにして求めた誤差推定値を測定物の外径値に対す
る較正量とすれば、測定器の持つ誤差の影響を受けずに
高精度に外径測定を行うことが可能である。
【0010】
【作用、実施例】以下、本発明の一実施例について図面
に基づき説明する。図1は、実施例において、機械軸の
外径を測定する状態を示す概略図である。円筒状の測定
物1は下方から支持機構2によって支持された状態で水
平に置かれる。外径測定器3は、測定物1をはさみこむ
ように門型の架台4に取り付けられており、測定物1と
同一軸上に配置された較正ゲージ6と測定物1との間を
レール5上を移動可能なようになっており、測定物1と
較正ゲージ6の両方の外径値を測定可能となっている。
外径測定器3を取り付けた架台4の移動はコントローラ
8によって制御される。また、外径測定器3からの信号
はデータ処理装置7により処理される。
【0011】図2(a)は外径測定器3と較正用ゲージ
6の位置関係を示す図である。外径測定器3のレーザー
投光部3aと受光部3bは較正ゲージ6をはさみ込むよ
うに配置されている。較正ゲージ6は図2(b)に示す
ように異なる外径を持つ円筒を複数個、同心状に配置し
たものである。較正ゲージ6の各外径値は前もって別の
方法で精密に測定しておく。較正ゲージ6は、測定物1
と同じように、軸心がレーザーの投光方向および走査方
向と直角方向となるように配置される。
【0012】図3は各種サイズの較正ゲージ6に対して
外径を測定した結果をプロットしたものである。横軸に
較正ゲージの外径値をとり、縦軸に外径測定値と較正ゲ
ージの外径値の差をとる。図3の各点を最小2乗法など
の演算を行って連続的に連ねてゆくと、図4に示すよう
に、この外径測定器の測定範囲内の誤差特性、すなわち
外径測定器の較正曲線を求めることができる。測定物の
外径測定を行う場合には、図5に示すように、外径測定
を行った後、測定する外径値に対応する補正量を測定値
に加え合わせればよい。
【0013】図6に本実施例における測定動作のフロー
チャートを示す。外径測定器3を較正ゲージ6の位置へ
移動する。異なる外径値をもつ較正ゲージ6に対して、
それぞれ外径測定を行う。外径測定値と較正ゲージの外
径値の差を各外径値に対してプロットする。プロットし
た各点を最小2乗法などの手法で連ねて較正曲線を求め
る。測定データのプロット、較正曲線の計算など一連の
データ処理はコンピューターを使用して自動で実行可能
である。次に、外径測定器を測定物位置へ移動する。測
定物に対する外径測定を行う。外径測定値に対して、較
正曲線から補正量を求め、外径測定値に加えて真の外径
値を求める。
【0014】本発明によれば、複数個の較正ゲージに対
しての事前の外径測定を行うだけで、外径測定器の測定
範囲の全領域の補正量を較正曲線から求めることができ
るため、測定物とほぼ同じ外径値の較正ゲージを毎回用
意する必要がなくなり、較正作業の簡易化、測定物とほ
ぼ同じ外径値の較正ゲージがない場合に発生する測定誤
差の解消をはかることができる。
【0015】例えば、外径200mmの機械軸の測定物の
外径をレーザー式外径測定器で測定した場合、本発明を
使用しない場合には外径測定誤差は30μm程度となる
が、本発明により50mm、100mm、150mm、200
mm、250mm、300mmの較正ゲージに対して前もって
外径測定を行って検出器の較正を行った結果、測定誤差
は10μm以下に減少し、高精度な外径測定が可能とな
った。・
【0016】
【発明の効果】本発明を機械軸などのような円筒状物体
の外径測定に適用することにより、外径測定器を使用す
る際に問題となっていた検出器の測定誤差を大幅に軽減
でき、測定の高精度化がはかれるとともに、測定前の事
前の検出器の較正作業を容易かつ正確に行うことが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を機械軸の外径測定に適用した例を示す
概略図。
【図2】(a)は外径測定器と較正用ゲージの位置関係
を示す図。(b)は異なる外径をもつ円筒を同心状に配
置した図。
【図3】較正ゲージの外径値と、外径測定値と較正ゲー
ジ外径値の差との関係を示す図。
【図4】外径測定器の較正曲線を示す図。
【図5】図4に補正量を加えた場合の曲線図。
【図6】実施例における測定動作のフローチャート。
【図7】従来の外径測定方法の説明図。
【図8】図7の方法による測定誤差の説明図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状測定物の軸方向の任意の位置の外
    径を測定する方法において、該測定物に対する外径測定
    を行う前に、外径値が既知であり、かつそれぞれ外径値
    が異なる複数の較正用ゲージで前記検出器のそれぞれの
    外径値に対する測定誤差を求めておき、該複数の測定誤
    差を前記検出器の外径測定範囲内で連ねることにより検
    出器の較正曲線を求め、任意の外径の測定物の外径測定
    値に対して、較正曲線から求めた補正量を加えることに
    より真の外径値を求めることを特徴とする外径測定方
    法。
JP6222093A 1993-03-22 1993-03-22 円筒状物体の外径測定方法 Pending JPH06273103A (ja)

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JP6222093A JPH06273103A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 円筒状物体の外径測定方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103499325A (zh) * 2013-09-30 2014-01-08 西安航空动力控制科技有限公司 三针测量数据的处理方法
CN106441128A (zh) * 2016-11-25 2017-02-22 中核建中核燃料元件有限公司 一种芯块测径方法
CN110000639A (zh) * 2019-04-26 2019-07-12 合肥工业大学 一种基于轧辊磨床的轧辊直径与锥度在位测量装置及测量方法
CN115060179A (zh) * 2022-03-31 2022-09-16 苏州维嘉科技股份有限公司 刀径检测***及方法、加工设备及计算机存储介质

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