JPH06273020A - 空気式製氷装置 - Google Patents

空気式製氷装置

Info

Publication number
JPH06273020A
JPH06273020A JP8110093A JP8110093A JPH06273020A JP H06273020 A JPH06273020 A JP H06273020A JP 8110093 A JP8110093 A JP 8110093A JP 8110093 A JP8110093 A JP 8110093A JP H06273020 A JPH06273020 A JP H06273020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
ice
making
heat exchanger
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8110093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2681437B2 (ja
Inventor
Motohisa Uda
素久 宇田
Isao Nikai
勲 二階
Junji Matsuda
潤二 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP5081100A priority Critical patent/JP2681437B2/ja
Publication of JPH06273020A publication Critical patent/JPH06273020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2681437B2 publication Critical patent/JP2681437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱媒やブラインを用いないで氷利用施設の製
氷をより効率よく行う製氷装置を提供する。 【構成】 空気の循環路に,空気圧縮機1,この圧縮機
で得られた圧縮空気を系外の熱媒を用いて冷却する圧縮
空気冷却器2,この冷却器を通過した空気を膨張させて
低温空気を得るための空気膨張装置3およびこの膨張装
置を通過した低温空気を用いて製氷するための製氷用熱
交換器4が空気流れの順に配置された,空気を熱媒とし
て冷凍サイクルが形成されている空気式製氷装置におい
て,この装置は,該空気膨張装置3に入る前の空気と該
製氷用熱交換器4を通過した空気とを熱交換するための
熱回収用熱交換器5をさらに備えていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,熱媒として空気を用い
て製氷を行う製氷装置に係り,より詳しくはボブスレ
ー,アイススケート,アイスホッケーなどの遊戯・スポ
ーツを行う氷利用施設において使用される空気式製氷装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】アイススケート,アイスホッケー,ボブ
スレー等の遊戯・スポーツを行う氷利用施設では,製氷
や補氷を適切且つ迅速に行う必要がある。
【0003】従来,かような氷利用施設において,冷凍
サイクルの熱媒(フロンやアンモニア等)をリンクやコ
ースに埋め込まれた製氷コイル(蒸発器)で直膨式に蒸
発させて行う方式の製氷装置が多く採用されている。ま
た,冷凍機で作ったブラインを該コイルに循環させる方
式の製氷装置も採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,従来の施設で
は施工不良や経年変化によって熱媒漏れやブライン漏れ
が発生するおそれがある。特に定期的に行うメインテナ
ンス時にはストレーナの掃除等を行うさいに必然的に漏
れが発生する。或る報告によれば,設備系内の保有熱媒
量の5%が一年に放出される計算となると言われてい
る。
【0005】フロン漏れはオゾン層破壊の問題を生じ,
アンモニアやブライン漏れも空気汚染や土壌汚染の原因
となる。したがって環境保護の点からその回避策が急務
となている。
【0006】また,空気を熱媒とした冷凍サイクルも知
られている。しかし,この空気式冷凍サイクルは一般的
に効率が低いので駆動する動力や電力を多く消費する。
従って,空気式冷凍サイクルはランニングコストが高く
省エネルギー性に欠けるので一般には使用されていな
い。例えば外気が5℃の環境で製氷を行う場合を例とす
ると,その成績係数は0.8程度であり,フロン等を用
いる冷凍機の成績係数に比べると1/2〜1/3の性能
でしかない。
【0007】他方,熱機関の熱と動力を総合的に利用す
るコージエネレーションシステムが普及し,その動力を
冷凍機の駆動源とする場合の最も省エネルギー的な種々
の技術の開発が進められてきた。しかし,冷凍機はいず
れもフロンやアンモニア等の熱媒を使用するものであっ
た。
【0008】本発明は,かような状況に鑑み,熱媒やブ
ラインを用いないで氷利用施設の製氷をより効率よく行
うことを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,空気の
循環路に,空気圧縮機,この圧縮機で得られた圧縮空気
を系外の熱媒を用いて冷却する圧縮空気冷却器,この冷
却器を通過した空気を膨張させて低温空気を得るための
空気膨張装置およびこの膨張装置を通過した低温空気を
用いて製氷するための製氷用熱交換器が空気流れの順に
配置された,空気を熱媒として冷凍サイクルが形成され
ている空気式製氷装置において,この装置は,該空気膨
張装置に入る前の空気と該製氷用熱交換器を通過した空
気とを熱交換するための熱回収用熱交換器をさらに備え
ていることを特徴とする空気式製氷装置が提供される。
【0010】本発明の空気式製氷装置は,更に,以下の
手段を採用することを特徴とする。 ・該空気膨張装置が経路内の空気流によって自転するロ
ータを備え且つこのこのロータの回転軸が該空気圧縮機
を駆動するための動力機の回転軸に一方向性クラッチを
介して連結された構成を有すること。 ・空気循環路を循環する空気は水分を実質上含まない乾
き空気からなり,この循環路内の乾き空気が空気膨張装
置を通過したあと製氷用熱交換器に至るまでまたは製氷
用熱交換器の途中の経路に該空気の一部を系外に放出す
るための低温乾き空気放出口が設けられると共に,空気
循環路に乾き空気を導入するための除湿器介装の外気取
入口が圧縮空気冷却器と空気圧縮機との間に設けられて
いること。
【0011】
【作用】空気を圧縮して高圧空気(例えば2気圧)とす
れば80℃以上の高温となるので,これを水道水温度や
外気温度で常温近くまで簡単に冷却できる。この常温高
圧空気を製氷用熱交換器を経た低温空気でさらに冷却す
ると、より低温の高圧空気が得られる。この低温高圧空
気を空気膨脹装置で常圧付近にまで膨脹させれば−5℃
〜−45℃程度の低温空気を得ることができる。
【0012】この零℃以下の冷風を,リンクやコース内
に埋設した冷風器(管)に通風すれば,氷リンクや氷コ
ースを屋内外で作れる。また該零℃以下の空気の一部を
水滴や水膜流に直接的に接触させても直接的に製氷でき
る。
【0013】圧縮空気を冷却するのに外気や水道水を用
いた場合には,温風と温水が得られるので,これを施設
の暖房や保温用に使用することができる。
【0014】本発明に従う空気式製氷装置の空気圧縮機
は回転動力を用いる通常の機器を使用することができる
が,その回転動力をコージエネレーション用のエンジン
の動力軸または排気タービンから得ることにより,コー
ジエネレーションシステムの動力回収と熱の採取が効率
よく行える。
【0015】また、空気膨脹装置の回転ロータで得られ
る回転動力を,該ロータ軸と一方向性クラッチを介して
接続した動力機の回転軸に回収することにより,動力機
の負荷を軽減することができ,システムの動力回収をさ
らに効率よくすることができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。図1
は,本発明に従う空気式製氷装置の各機器の配置を示し
たものである。図示のように,閉鎖された空気循環路
に,空気圧縮機1,この圧縮機1で得られた圧縮空気を
系外の熱媒を用いて冷却する圧縮空気冷却器2,冷却器
2を通過した空気を膨張させて低温空気を得るための空
気膨張装置3,および膨張装置3を通過した低温空気を
用いて製氷するための製氷用熱交換器4が,空気の流れ
の順に配置されている。
【0017】以上のような空気式製氷装置は,空気膨張
装置3に入る前の空気と製氷用熱交換器4を通過した空
気とを熱交換するための熱回収用熱交換器5をさらに備
えている。熱回収用熱交換器5を経た空気は,レタン経
路6を通って再び空気圧縮機1に戻される。
【0018】熱回収用熱交換器5は,図2に示されるよ
うな空気対空気熱交換器で構成される。すなわち,複数
枚のプレート15によって仕切られた多数の隙間に,一
方の空気通路16と,他方の空気通路17が交互に形成
され,両空気16と17のそれぞれは,熱交換率を高め
るために多数の細孔通路18,19からなっている。
【0019】以上のような熱回収用熱交換器5におい
て,一方の空気通路16(または17)に,空気圧縮機
1で圧縮された圧縮空気が通され,他方の空気通路17
(または16)に,製氷用熱交換器4から出てきた空気
が通される。製氷用熱交換器4から出てきたばかりの低
温の空気と,高温の圧縮空気との間で熱交換が行われ
て,圧縮空気が冷却される。また,レタン経路6の空気
の温度は昇温され,空気圧縮機1に戻る空気温度が高く
なる。その結果,冷凍サイクルの成績係数が向上する。
【0020】一方,圧縮空気を冷却するための本来の圧
縮空気冷却器2は,二つの熱交換器2Aと2Bとからな
っている。
【0021】熱交換器2Aは,図3に示されるような,
シェル20の内部に多数のU字状チューブ21を内蔵し
たシェルアンドチューブ型熱交換器が用いられている。
シェル20の基端部には,水入口22と水出口23が設
けられている。水入口22と水出口23はチューブ21
によって連通させられている。シェル20には,空気入
口24と空気出口25’が形成されている。
【0022】以上のようなシェルアンドチューブ型熱交
換器2Aにあっては,水入口22より導入した冷却水が
U字状チューブ21に通され,水出口23から排出され
る。冬期であれば,通常の水道水が冷却水に利用され
る。また,空気圧縮機1で圧縮された圧縮空気は,空気
入口24からシェル20の内部に導入され,空気出口2
5’から導出される。こうして,シェル20の内部にお
いて冷却水と空気との間の熱交換が行われ,圧縮空気が
冷却される。
【0023】熱交換器2Bは空気対空気熱交換器であ
り,例えば図2に示した熱回収用熱交換器5と同様の構
成からなる。熱交換器2Bに利用される冷却用空気は,
低温でなければならない。製氷装置の稼動時期が冬期で
あれば,熱交換器2Bの冷却用空気は外気をそのまま使
用できる。
【0024】空気圧縮機1は動力機7の回転動力によっ
て強制的に空気を圧縮するものであり,例えば約2気圧
の高圧空気を作る。この空気圧縮機1は,図4及び図5
に示すように,2軸スクリュー型の圧縮機が使用されて
いる。その構造自体は知られたものであるが,スクリュ
ー羽根をもつ雄ロータ25と,スクリュー溝をもつ雌ロ
ータ27とが噛み合わされたものであり,これらが互い
に逆方向に回転することによって溝の間で体積変化を受
けて空気が圧縮されるものである。雄ロータ25の軸2
6と雌ロータ27の軸28は,歯車29,30によって
噛合しており,動力機7からの回転が軸26に伝達され
て,両ロータ25,27は互いに反対方向に回転する。
この回転に伴って,吸入口31から吸引された空気は,
両ロータ25,27の歯溝内で徐々に圧縮され,約2気
圧の高圧空気となって吐出口32に吐き出される。図5
に示された動力機7はモーターである。
【0025】空気膨脹装置3は,図5及び図6に示すよ
うに,空気圧縮機1と対称の構造を持った,2軸スクリ
ュー型の膨張装置である。即ち,雄ロータ35の軸36
と雌ロータ37の軸38は,歯車39,40によって噛
合しており,両ロータ35,37は互いに反対方向に回
転する。空気圧縮機1で作られた圧縮空気は吸入口41
から空気膨脹装置3内に入って,その圧力で両ロータ3
5,37を回転させる。そして,常圧より若干高い圧を
有するところまで断熱膨脹し,この膨脹に伴って低温空
気となり,吐出口42から出る。
【0026】空気膨脹装置3の雄ロータ35の軸36は
動力機7の動力軸43に一方向性クラッチ44を介して
連結されている。
【0027】図7に示されるように,一方向性クラッチ
44は,多数のカム45を介装した外輪46と内輪47
で構成されている。カム45はこれら外輪46と内輪4
7の半径方向に対して斜めに配置されており,このカム
45の傾きによって,外輪46と内輪47の間で一方向
のみに回転が伝達される。以上のような一方向性クラッ
チ44は,その構造自体は当業者に周知であるが,この
クラッチ44を介して空気膨脹装置3のロータ軸36と
動力機7の動力軸43が連結されることにより,空気膨
脹装置3において両ロータ35,37が回転させられた
ことによって得た回転エネルギーは,動力機7の動力軸
43に伝達され,空気圧縮機1の駆動力の一部として動
力回収される。
【0028】図8に示すように,空気圧縮機1の動力
は,コージェネレーション用の熱機関すなわち発電用の
エンジン50の動力軸51から得るようにしても良い。
熱機関50の動力で空気圧縮機1を駆動する場合は,熱
機関50の動力軸51と空気圧縮機1の駆動軸26の間
に変速機52を介在させる。
【0029】熱機関50において,燃料燃焼で排気され
た高温排ガスは排ガスボイラに送られ,水と熱交換した
あと排気ガスとして系外に排出される。これにより,排
ガスボイラで高圧水蒸気が取り出され,冷却水から温水
が取り出される。空気圧縮機1の動力は,以上のような
コージェネレーション用の熱機関50の排気タービンか
ら得ることもできる。
【0030】なお,熱機関50の余剰動力は発電用動力
として,さらには他の動力機械の動力として,必要に応
じて利用される。すなわち,熱機関50の回転動力は製
氷装置の発停や駆動状況に応じて,蓄電用等に適宜利用
され,全体として無駄な動力が生じないように運転され
る。
【0031】製氷用熱交換器4は,空気膨脹装置3で作
られた低温空気がその中を通過することにより,その外
表面に氷層を生成する熱交換器である。
【0032】この製氷用熱交換器4は,例えばボブスレ
ーまたはリュージュの競技コースやスケートリンクなど
の氷上スポーツ用施設の氷面内に埋設されて,必要な氷
層を形成する。製氷用熱交換器4は,氷層の位置や形態
に応じて,多数本の通気管で構成することもできる。ま
た,フイン付熱交換コイルとして,或いは伝熱材料内に
通気管を埋設した面熱性の熱交換器として氷上スポーツ
用施設に供される。
【0033】図9は,ボブスレーやリュージュの競技コ
ース53を示している。約1.3Kmの長さを有する競
技コース53は,〜の7系統に分割されており,そ
れぞれの系統には,個別に制御される製氷装置が設けら
れている。図中,〜の黒塗りの二重丸印は各系統に
設けられた製氷装置の位置を示している。但し,隣合う
系統に設けられた製氷装置同士の空気循環路はバイパス
等によって接続されており,故障時のバックアップがで
きるようになっている。
【0034】以上のような競技コース53の始端部がス
タート地点53aになっており,このスタート地点53
aのやや下流側にジュニヤ用のスタート地点53bがあ
る。これらスタート地点53a,53bを出発して競技
コース53を滑走し終えたボブスレー等の走行車体はゴ
ール53cに到達する。ゴール53cとスタート地点5
3a,53bの間には,走行車体の運搬等を行うための
連絡通路54が施設されている。
【0035】図10は競技コース内に埋設される製氷用
熱交換器4の配管図を示し,図11はその平面図を示
す。コースの両側のそれぞれに,冷風往管55aと冷風
還管56b,及び冷風往管55bと冷風還管56aが添
設されている。冷風往管55a,55bの基端57a,
57bは空気膨脹装置に接続され,先端58a,58b
は封緘されている。冷風還管56a,56bはU字形状
の管であり,一端59a,59bは熱回収用熱交換器に
接続されている。他端60a,60bは封緘されてい
る。
【0036】一方側の冷風往管55aと他方側の冷風還
管56a,及び他方側の冷風往管55bと一方側の冷風
還管56bは,それぞれ対の関係になっている。それぞ
れ対の関係にある冷風往管55aと冷風還管56aの
間,および冷風往管55bと冷風還管56bの間には,
製氷用熱交換器4の管61a,61bが並列状態で多数
接続されている。図示のように,管61aの群と管61
bの群は,それぞれの管が交互に位置するように配置さ
れている。
【0037】先に説明した空気膨脹装置3で作られた低
温空気は製氷用熱交換器4に導入されるときに半分づつ
に振り分けられ,それぞれの冷風往管55a,55bの
開口端57a,57bに供給される。冷風往管の先端5
7a,57bは封緘してあるので,冷風往管に供給され
た低温空気は,それぞれの管61a,61b内を通過し
て冷風還管56a,56bに回収される。冷風還管56
a,56bに回収された空気は再び一緒にされ,レタン
経路6に入れられる。
【0038】図12は,本発明に従う製氷装置を備えた
ボブスレー競技コースの直線コースにおける断面図であ
る。65はコンンクリート基礎,66はコンクリート基
台,67は断熱モルタル層を示している。コースの両脇
には横カバー68a,68bが施設され,カバー68a
内には冷風往管55aと冷風還管56bと水道水管69
が配設され,カバー68b内には冷風往管55bと冷風
還管56aと温水管70が配設されている。
【0039】断熱モルタル層67の上には,冷風往管5
5aと冷風還管56aの間に接続された管61a,及び
冷風往管55bと冷風還管56bの間に接続された管6
1bが,コースを横切るようにして,多数配管されてい
る。これら管61aの群と管61bの群は,先に図11
で説明したように,それぞれの管が交互に位置するよう
に,並列状態で配置されている。管61aと管61bの
上面は金属メッシュを介して伝熱モルタル層で被覆され
ている。伝熱モルタル層には金属粉が混入されている。
【0040】両カバー68a,68bの冷風往管55
a,55bには,図1で説明したように,空気膨脹装置
3で作られた低温空気が送り込まれる。該低温空気はコ
ース内に埋設された管61a,管61bを通過したあ
と,冷風還管56a,56bに回収され,熱回収用熱交
換器5を経てレタン経路6から空気圧縮機1に戻され
る。
【0041】図1に示されるように,氷利用施設によっ
ては,空気膨脹装置3で得られる低温空気の一部は空気
放出口8から外部に放出させられる。空気放出口8は,
弁またはダンパー9とノズル10を備えている。このよ
うに,低温空気の一部は空気放出口8から外部に放出さ
れ,水と接触させられて,意図する箇所に必要量の氷を
生成する。
【0042】本例のように,循環空気の一部を系から放
出させる場合は,これに見合う外気が系内に取入れられ
る必要がある。その外気取入口は,熱回収用熱交換器5
から空気圧縮機1に至るレタン経路6の途中に設けられ
ている。すなわち,図1のように弁またはダンパー11
を介装した外気取入口12をレタン経路6に接続し,弁
またはダンパー11の操作で,必要量の外気が閉鎖経路
内に取入れられるようにする。
【0043】外気を系内に取入れる場合には湿分の除去
が問題となるが,これは,空気圧縮機1の上流側に空気
除湿器13を介装することによって解決できる。すなわ
ち空気除湿器13を用いることにより,実質的に水分を
含まない乾き空気を循環路に供給することができる。こ
の空気除湿器13としては,シリカゲル等の吸湿剤を用
いた乾式除湿器を用いるのが便宜である。この場合,吸
湿剤の再生を行うことが必要となるが,ムンター式(回
転式の再生機能をもつ除湿器)のほか,再生と吸湿とを
切替式に行う二塔式のものも使用できる(図1の例では
二塔式の例を示している)。
【0044】図13は,本発明に従う製氷装置を備えた
ボブスレー競技コースの曲線コースを示した断面図であ
る。基本的構成は,図12で説明した直線コースの構成
と同様であり,75はコンクリート基台,76はコンク
リート基礎,77は断熱モルタル層を示している。断熱
モルタル層77は,バンクを形成するために断面視でL
字型に形成されている。コースの両脇には横カバー78
a,78bが施設され,カバー78a内には冷風往管5
5aと冷風還管56bと水道水管79が配設され,カバ
ー78b内には冷風往管55bと冷風還管56aと温水
管80が配設されている。断熱モルタル層77の上に
は,冷風往管55aと冷風還管56aの間に接続された
管61a,及び冷風往管55bと冷風還管56bの間に
接続された管61bが,コースを横切るようにして,多
数配管されている。
【0045】以上のような曲線コースは,冷風往管55
bから低温空気を取り出すための空気放出口8を備えて
いる。空気放出口8にはフレキシブルチューブ81を介
してノズル82が接続されている。
【0046】従って,コース整備員83は,冷風往管5
5b内の低温空気の一部を,空気放出口8,フレキシブ
ルチューブ81を介してノズル82から噴出させて,コ
ース表面の意図する箇所に補氷を施し,コースの整備を
行うことができる。そのさい,カバー78b内に設けら
れている水道水管84から取り出した適量の水を同時に
ノズル82から噴霧することによって,コース整備員8
3は,一層効果的な製氷を行うことができる。とくに,
図13に示されるような,平坦でない曲線コースの補修
や日射の多い箇所において,ノズル82から噴出された
低温空気を利用することによって,コース整備員83は
手際の良い作業を行うことができる。例えば,水道水管
84から摘出した噴霧水を氷滴にしてこれを氷リンクや
コースの補氷箇所に吹付けたり,補氷箇所に水膜を作
り,この水膜にノズル82から低温空気を吹付けて該水
膜を氷結させることができる。また,このように冷風往
管55bから取り出した低温空気と水道水管84から取
り出した水を混合して噴霧することにより,適度に空気
を含んだ氷層,すなわちボブスレーやリュージュの競技
コースに最適な氷層がコース表面に形成される。
【0047】また,温水管80から取り出された温水
は,コース表面の融氷や他の施設の融雪などに利用でき
る。例えば図9に示した連絡道路54に降り積もった雪
がこの温水の熱によって溶かされるようにすることがで
きる。そうすれば,トラック等で連絡道路54を走行す
ることが可能となり,競技用走行車体の運搬が楽にな
る。
【0048】ボブスレーやリュージュの競技コースはあ
らゆる方向に蛇行しているので,要求される冷却能力は
場所によってまちまちである。コースの向き,位置によ
って,日当たりや風の当たりの強い箇所は,他の場所に
比べて高い冷却能力が要求される。その様な場合は,図
14に示すように,冷風往管55aからダクト85で取
り出した低温空気を冷風吹出口86から噴出させて,コ
ースの氷面に当てるようにすると良い。このように,冷
風吹出口86を適宜配設することによって,コース状態
は良好に保たれる。なお,図14はコース曲線部の位置
を示しているが,この図14のものは図13のノズル8
2を冷風吹出口86に代えた以外は,図13と同じ構成
を有しており,図13と同じ参照数字のものは先に説明
したものと同じものを表している。
【0049】以上のような本発明の製氷装置の諸元は,
或る氷利用施設の製氷を冬期に行う場合において,例え
ば以下のようである。 氷利用施設における製氷のための冷却面積 4500m2 同施設の製氷のための最大負荷 350kcal/h・m2 同施設の製氷のための平均負荷 150kcal/h・m2 必要風量 3000m3 /min 稼働地域および稼働期間 日本国の12月から2月の三ケ月間 水道水の平均温度 5℃ 外気の平均気温 6.4℃
【0050】以上のような条件の下で,製氷用熱交換器
4に供給する低温空気温度は−45℃,この製氷用熱交
換器4から出る空気温度は−15℃に設定する。そし
て,形成される氷の表面温度は−1〜−3℃に維持す
る。そのためには,製氷装置の運転状況は図1に示した
とおり,次のようになる。
【0051】空気圧縮機1は出口空気が88℃で2気圧
となるように稼動され,第一熱交換器2Aには5℃の水
が通されて,該冷却水は60℃程度まで昇温させられ
る。第二熱交換器2Bには20℃より低い外気(6.4
℃)が通気され,この外気は40℃程度まで昇温させら
れる。これにより,圧縮空気は20℃まで冷却させられ
る。得られる温水と温風はいずれも施設の暖房用や保温
用に利用できる温度となる。膨脹装置3は−45℃で常
圧より若干高圧(例えば1.1気圧)の空気を作る。そ
のさい圧縮機の動力を回収する。該空気は製氷用熱交換
器4に送られ,氷上施設において前記の条件で製氷す
る。製氷用熱交換器4を出た−15℃の空気は熱回収用
熱交換器5を通って,15℃に昇温され,空気圧縮機1
に戻る。
【0052】以上により,乾き空気1kgあたりの冷凍
能力:7.32Kcal,成績係数:0.8の冷凍サイク
ルが形成される。得られる温水と温風等の熱量は16.
43Kcal/kgで,成績係数:1.8となり,系内
全体の成績係数:2.6が形成できる。
【0053】また,図7で説明したように,空気圧縮機
1の動力が,コージェネレーション用の熱機関50の動
力軸51から得られる場合は,供給する燃料のエネルギ
ーが1とすると,軸出力が0.35,蒸気と温水の回収
熱量が0.45の熱機関の場合には,製氷装置で得られ
る冷却能力は0.28,回収温熱は0.63となり,コー
ジェネレーション設備と製氷装置の全体で得られる熱量
は, 0.45+0.28+0.63 = 1.36 となる。この値は,従来のフロン等の熱媒を用いるエン
ジン駆動式のヒートポンプの総合効率 0.35×3.0
+0.45 = 1.50 (3.0は成績係数) とほぼ同等の値であり,空気を熱媒とするものでは従来
達成できなかった好成績である。また,該熱量は,従来
のフロン等の熱媒を用いる電力式冷凍機の一次エネルギ
ー換算の成績係数 0.35×3.0 = 1.05 (0.35は商用電力の受電端効率) よりも大きな値となっている。
【0054】空気圧縮機1の動力が,コージェネレーシ
ョン用の熱機関50の排気タービンから得られる場合
は,熱機関50の軸出力をコージェネレーション用の発
電機に全て供給することが可能である。また,場合によ
り,熱機関50の軸出力を,施設の乗客や貨物移送用の
輸送動力源に利用することもできる。その場合,熱機関
の排気が580℃で2気圧,排気タービン出側の排気が
430℃で1気圧,ボイラ出側の排気が250℃で1気
圧とすると,供給燃料のエネルギーを1とすれば,例え
ば軸出力が0.25,排気タービンの出力が0.1,蒸気
と温水の回収熱量が0.32程度となる。
【0055】したがって,空気圧縮機1の動力を,コー
ジェネレーション用の熱機関50の排気タービンから得
た場合は,空気式冷凍サイクルで得られる冷却能力が
0.08,回収温熱が0.18となり得るから,動力は
0.25となり,熱量は 0.32+0.08+0.18 = 0.58 となる。これは,既存のコージェネレーション用の動力
・熱量のものと何ら遜色のない値である。このため,空
気を熱媒とする冷凍サイクルにも拘わらず冷熱・温熱・
動力回収のための非常に効率の良い省エネルギーシステ
ムが構築され得る。
【0056】本発明の製氷装置において,図1で説明し
た熱交換器2Aや熱交換器2Bでは,温水や温風が取り
出されるが,これは観客席の足元等に温水配管や温風配
管を行うことにより,観客席を温熱環境に形成できる。
図12の温水管70や図13の温水管80は,コースの
近傍に立つ観客や関係者の足元に温熱が供給できるよう
に配管されている。また,この温水管からコース補修時
の融氷用温水を取り出し,これをコースに向けて撒水す
ることにより効果的な融氷ができる。
【0057】図には示していないが,観客用仮設スタン
ドや歩行通路等に対して前記の温風を導く温風ダクトを
施設することにより,厳冬期に競技が行われる場合で
も,観戦環境は良好に保たれるようになる。また図9で
示した連絡道路54の融雪のために温水を利用すること
によってゴールとスタート間での競技車体の運搬作業が
容易になる。
【0058】以上の実施例は,屋外でのボブスレーやリ
ュージュの競技コースに本発明を適用した例であるが,
アイススケート等の屋内競技場に対しても,本発明は同
様に適用される。この場合,製氷面積や製氷の厚さや形
に応じて,製氷用熱交換器4は各種態様の熱交換器に構
成される。例えば,伝熱性モルタル内部に冷風管を埋設
したり,冷風管をフイン付コイルに形成したり,或いは
パネル式熱交換器に構成したりして,冷風管の強度補償
と熱伝達は向上を図られる。
【0059】また,第10,11図に示されるように,
製氷用熱交換器4の管を,冷風往管55aと冷風還管5
6aの間で低温空気を通過させる管61aと,冷風往管
55bと冷風還管56bの間で低温空気を通過させる管
61bの二つの群に分け,それぞれの管が交互に位置す
るように配置しておくことによって,スケートリンクな
どの氷上スポーツ用施設全体がまんべんなく均一に冷却
されるようになる。
【0060】
【発明の効果】以上のように,本発明は,熱回収と動力
回収によって空気を熱媒とするものであっても高い成績
係数の冷凍サイクルが形成できる。そして空気を媒介と
して製氷用の冷熱を得るものであるから,氷利用施設の
製氷が全く無公害に行われる。逆に,熱媒である冷風を
外気に放出することによって,これを製氷に利用される
こともできる。この場合には,意図する形態の氷面が簡
単に形成される。加えて,冷風を得るために採用する圧
縮機の圧縮熱を温風や温水の形態で採熱し,これを温熱
環境の形成に利用できるから,動力エネルギーの有効利
用が図れる。また,空気と水だけの配管施設となるので
工事が簡易であり,補修も簡単である。また,コージェ
ネレーション用の熱機関と結合すれば,総合的な省エネ
ルギーが達成され,空気式製氷装置の欠点であるランニ
ングコストの負担が大きく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う製氷装置の機器配置図
【図2】空気対空気熱交換器の斜視図
【図3】シェルアンドチューブ型熱交換器の断面図
【図4】空気圧縮機の横断面図
【図5】空気圧縮機と電動機と空気膨張装置の配置図
【図6】空気膨張装置の横断面図
【図7】一方向性クラッチの部分拡大図
【図8】空気圧縮機とコージェネレーション用の熱機関
と空気膨張装置の配置図
【図9】ボブスレーまたはリュージュの競技コースの平
面図
【図10】製氷用熱交換器の配管図
【図11】製氷用熱交換器の配管平面図
【図12】競技コース直線部の断面図
【図13】競技コース曲線部の断面図
【図14】冷風吹出口を備えた競技コース曲線部の断面
【符号の説明】
1 空気圧縮機 2 圧縮空気冷却器 3 空気膨張装置 4 製氷用熱交換器 5 熱回収用熱交換器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気の循環路に,空気圧縮機,この圧縮
    機で得られた圧縮空気を系外の熱媒を用いて冷却する圧
    縮空気冷却器,この冷却器を通過した空気を膨張させて
    低温空気を得るための空気膨張装置およびこの膨張装置
    を通過した低温空気を用いて製氷するための製氷用熱交
    換器が空気流れの順に配置された,空気を熱媒として冷
    凍サイクルが形成されている空気式製氷装置において,
    この装置は,該空気膨張装置に入る前の空気と該製氷用
    熱交換器を通過した空気とを熱交換するための熱回収用
    熱交換器をさらに備えていることを特徴とする空気式製
    氷装置。
  2. 【請求項2】 空気の循環路に,空気圧縮機,この圧縮
    機で得られた圧縮空気を系外の熱媒を用いて冷却する圧
    縮空気冷却器,この冷却器を通過した空気を膨張させて
    低温空気を得るための空気膨張装置およびこの膨張装置
    を通過した低温空気を用いて製氷するための製氷用熱交
    換器が空気流れの順に配置された,空気を熱媒として冷
    凍サイクルが形成されている空気式製氷装置において,
    この装置は,該空気膨張装置に入る前の空気と該製氷用
    熱交換器を通過した空気とを熱交換するための熱回収用
    熱交換器をさらに備えており,そして,該空気膨張装置
    が圧縮空気流によって回転力が付与されるロータを備え
    たものであって,このロータの回転軸が該空気圧縮機を
    駆動するための動力機の回転軸に一方向性クラッチを介
    して連結されていることを特徴とする空気式製氷装置。
  3. 【請求項3】 空気の循環路に,空気圧縮機,この圧縮
    機で得られた圧縮空気を系外の熱媒を用いて冷却する圧
    縮空気冷却器,この冷却器を通過した空気を膨張させて
    低温空気を得るための空気膨張装置およびこの膨張装置
    を通過した低温空気を用いて製氷するための製氷用熱交
    換器が空気流れの順に配置された,空気を熱媒として冷
    凍サイクルが形成されている空気式製氷装置において,
    この装置は,該空気膨張装置に入る前の空気と該製氷用
    熱交換器を通過した空気とを熱交換するための熱回収用
    熱交換器をさらに備えており,該空気膨張装置が経路内
    の空気流によって自転するロータを備え且つこのこのロ
    ータの回転軸が該空気圧縮機を駆動するための動力機の
    回転軸に一方向性クラッチを介して連結された構成を有
    し,そして空気循環路を循環する空気は水分を実質上含
    まない乾き空気からなり,この循環路内の乾き空気が空
    気膨張装置を通過したあと製氷用熱交換器に至るまでま
    たは製氷用熱交換器の途中の経路に該空気の一部を系外
    に放出するための低温乾き空気放出口が設けられると共
    に,本装置の空気循環路に乾き空気を導入するための除
    湿器介装の外気取入口が圧縮空気冷却器と空気圧縮機と
    の間に設けられていることを特徴とする空気式製氷装
    置。
  4. 【請求項4】 製氷用熱交換器は氷上スポーツ用施設の
    氷面内に埋設された管からなる請求項1,2または3に
    記載の空気式製氷装置。
  5. 【請求項5】 氷上スポーツ用施設はボブスレーまたは
    リュージュの競技コースであり,製氷用熱交換器の管
    が,該競技コースに沿った一方の脇に施設された冷風往
    管と他方の脇に施設された冷風還管との間に並列して多
    数接続されている請求項4に記載の空気式製氷装置。
  6. 【請求項6】 製氷用熱交換器の管は,競技コースに沿
    った一方の脇に施設された冷風往管と他方の脇に施設さ
    れた冷風還管との間に並列して多数接続されている第一
    の群と,競技コースに沿った一方の脇に施設された冷風
    還管と他方の脇に施設された冷風往管との間に並列して
    多数接続されている第二の群とからなり,第一の群の管
    と第二の群の管がそれぞれ交互に配置されている請求項
    5に記載の空気式製氷装置。
  7. 【請求項7】 空気圧縮機を駆動する動力はコージェネ
    レーション用の熱機関の出力軸から得られる請求項1,
    2,3,4,5または6に記載の空気式製氷装置。
  8. 【請求項8】 空気圧縮機を駆動するための動力はコー
    ジェネレーション用の熱機関の排気タービンから得られ
    る請求項1,2,3,4,5または6に記載の空気式製
    氷装置。
  9. 【請求項9】 空気放出口にはフレキシブルチューブを
    介してノズルが接続されている請求項3に記載の空気式
    製氷装置。
  10. 【請求項10】 空気放出口は,経路内空気を氷上スポ
    ーツ用の氷面にあてる冷風吹出口である請求項3に記載
    の空気式製氷装置。
JP5081100A 1993-03-17 1993-03-17 空気式製氷装置 Expired - Fee Related JP2681437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5081100A JP2681437B2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 空気式製氷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5081100A JP2681437B2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 空気式製氷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06273020A true JPH06273020A (ja) 1994-09-30
JP2681437B2 JP2681437B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=13736972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5081100A Expired - Fee Related JP2681437B2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 空気式製氷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2681437B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004060989A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Denso Corp 蒸気圧縮式冷凍機及び膨脹機一体型圧縮機
JP2012026452A (ja) * 2011-09-26 2012-02-09 Sanden Corp 流体機械、該流体機械を用いたランキン回路及び車両の廃熱利用システム
US8415815B2 (en) 2007-04-27 2013-04-09 Sanden Corporation Fluid machine, rankine circuit, and system for utilizing waste heat from vehicle

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6068374U (ja) * 1983-10-15 1985-05-15 株式会社パテイネ商会 アイスリンク
JPS62102061A (ja) * 1985-10-25 1987-05-12 松下電工株式会社 冷却装置
JPH0478483U (ja) * 1990-11-15 1992-07-08

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6068374U (ja) * 1983-10-15 1985-05-15 株式会社パテイネ商会 アイスリンク
JPS62102061A (ja) * 1985-10-25 1987-05-12 松下電工株式会社 冷却装置
JPH0478483U (ja) * 1990-11-15 1992-07-08

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004060989A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Denso Corp 蒸気圧縮式冷凍機及び膨脹機一体型圧縮機
US8415815B2 (en) 2007-04-27 2013-04-09 Sanden Corporation Fluid machine, rankine circuit, and system for utilizing waste heat from vehicle
JP2012026452A (ja) * 2011-09-26 2012-02-09 Sanden Corp 流体機械、該流体機械を用いたランキン回路及び車両の廃熱利用システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2681437B2 (ja) 1997-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5644928A (en) Air refrigerant ice forming equipment
JP2851794B2 (ja) ガスタービン用燃焼空気予冷システム
US4347714A (en) Heat pump systems for residential use
JP2504663B2 (ja) 空気予備冷却方法及び空気予備冷却装置
CN103673257B (zh) 汽车的用于吸热的换热器装置和空调***
CN109855219B (zh) 基于机械制冷的一体式蒸发冷却-冷凝冷水机组
JP2623202B2 (ja) 空気式冷凍サイクル装置
CN109855218B (zh) 一体化闭式蒸发冷却-冷凝冷水机组
CN101818969A (zh) 与制冷剂循环联动的水环流***
CN102635523A (zh) 以水为原料的冰点间接蒸发冷却式自然低位能源发动机
CN1114736A (zh) 空调装置
CN210399615U (zh) 一种可独立制冰的模块式人工冰场
JP2681437B2 (ja) 空気式製氷装置
CN206176840U (zh) 一种冷化霜式风能热泵
WO1994010515A1 (en) Pneumatic ice making device
CN202403360U (zh) 燃气型转轮与蒸发冷却、机械制冷复合的空调机
CA2599769C (en) System and method for creating rink ice and utilizing high-temperature heat generated when creating rink ice
CN205593128U (zh) 一种用于室内滑雪场的高效供能***
JPH08158814A (ja) コンバインドサイクルプラントの吸気冷却システム
JPH08338264A (ja) ガスタービン吸気冷却装置
US4553402A (en) Non-reversible multiple-refrigeration-cycle solar apparatus including a variable directing valve mechanism
CN104296286B (zh) 一种带蓄冰蓄热功能的热源塔制冷供热节能设备
CN216048111U (zh) 带全热回收的双源一体式空气源热泵机组
US4402193A (en) Dual open cycle heat pump and engine
CN209310300U (zh) 湿膜式低温型全热回收多联热泵机组

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees