JPH0627248A - 物品識別装置 - Google Patents

物品識別装置

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JPH0627248A
JPH0627248A JP3790991A JP3790991A JPH0627248A JP H0627248 A JPH0627248 A JP H0627248A JP 3790991 A JP3790991 A JP 3790991A JP 3790991 A JP3790991 A JP 3790991A JP H0627248 A JPH0627248 A JP H0627248A
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article
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Kunihiko Azeyanagi
柳 邦 彦 畔
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Nok Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/00584Control arrangements for automatic analysers
    • G01N35/00722Communications; Identification
    • G01N35/00732Identification of carriers, materials or components in automatic analysers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】被識別物品の分離工程を手作業によることなく
実行可能とし、ひいては被識別物品の分離精度を改善し
かつ品質を確保する。 【構成】所望の被識別物品に対して磁性塗料を付着した
のち磁化しておき、その磁化された磁性塗料の発生する
磁場を検知することによって、所望の被識別物品を識別
する。 【効果】被識別物品の分離工程を手作業によることなく
実行可能とでき、ひいては被識別物品の分離精度を改善
できかつ品質を確保できる。併せて、識別物品の識別作
業を自動化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の被識別物品中に
含まれた所望の被識別物品を識別して分離するための物
品識別装置に関し、特に、所望の被識別物品に対して磁
性塗料を付着したのち磁化しておきその磁化された磁性
塗料の発生する磁場を検知することによって所望の被識
別物品を識別してなる物品識別装置に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の物品識別装置としては、
識別装置によって識別された所望の被識別物品に対して
適宜のマーキングを予め付着しておき、後続の分離工程
に際して手作業でマーキングの付着された被識別物品を
他の被識別物品から分離するものが提案されていた。
【0004】
【解決すべき問題点】しかしながら、従来の物品識別装
置では、(i) 分離工程が手作業によって実行されていた
ので、分離精度を向上できない欠点があり、特に(ii)O
リング,ベアリング,ラバーコーティングメタルなどの
ごとく複数の被識別物品が単一の被識別物品母体に形成
された状態で所望の (たとえば欠陥のある) 被識別物品
にマーキングを付着しておき、被識別物品母体を切断し
て複数の被識別物品に分割したのちマーキングを付着し
た所望の被識別物品を分離する場合にあっては、被識別
物品が小型となるにつれ分離精度が極端に悪化してしま
う欠点があり、それ故(iii) 品質を改善できない欠点が
あった。
【0005】そこで、本発明は、これらの欠点を除去す
る目的で、所望の被識別物品に対して磁性塗料を付着し
たのち磁化しておきその磁化された磁性塗料の発生する
磁場を検知することによって所望の被識別物品を識別し
てなる物品識別装置を提供せんとするものである。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【問題点の解決手段】本発明により提供される問題点の
解決手段は、「複数の被識別物品中に含まれた所望の被
識別物品を識別して分離するための物品識別装置におい
て、(a) 複数の被識別物品中に含まれた所望の被識別物
品を識別するための第1の識別装置(20)と、(b) 第1の
識別装置(20)によって識別された所望の被識別物品に対
し磁性塗料を付着するための付着装置(30)と、(c) 付着
装置(30)によって所望の被識別物品に対して付着された
磁性塗料を半硬化状態で磁化するための磁化装置(50)
と、(d) 磁化装置(50)によって磁化された磁性塗料を完
全硬化状態で検知することにより、所望の被識別物品を
識別するための第2の識別装置(80)と、(e) 第2の識別
装置(80)によって識別された所望の被識別物品を分離す
るための分離装置(90)とを備えてなることを特徴とする
物品識別装置」である。
【0008】
【作用】本発明にかかる物品識別装置は、上述の[問題
点の解決手段]の欄に明示したごとく、複数の被識別物
品中に含まれた所望の被識別物品を識別して分離するた
めの物品識別装置であって、特に、(a) 複数の被識別物
品に含まれた所望の被識別物品を識別するための第1の
識別装置と、(b) 第1の識別装置によって識別された所
望の被識別物品に対し磁性塗料を付着するための付着装
置と、(c) 付着装置によって所望の被識別物品に対して
付着された磁性塗料を半硬化状態で磁化するための磁化
装置と、(d) 磁化装置によって磁化された磁性塗料を完
全硬化状態で検知することにより、所望の被識別物品を
識別するための第2の識別装置と、(e) 第2の識別装置
によって識別された所望の被識別物品を分離するための
分離装置とを備えているので、(i) 被識別物品の分離
工程を手作業によることなく実行可能とする作用をな
し、ひいては(ii) 被識別物品の分離精度を改善し品質
を確保せしめる作用をなし、併せて(iii) 被識別物品
の識別作業を自動化する作用をなす。
【0009】
【実施例】次に、本発明にかかる物品識別装置につい
て、その好ましい実施例を挙げ、具体的に説明する。
【0010】しかしながら、以下に説明する実施例は、
本発明の理解を容易化ないし促進化するために記載され
るものであって、本発明を限定するために記載されるも
のではない。
【0011】換言すれば、以下に説明される実施例にお
いて開示される各要素は、本発明の精神ならびに技術的
範囲に属する全ての設計変更ならびに均等物置換を含む
ものである。
【0012】(添付図面の説明)
【0013】図1は、本発明にかかる物品識別装置の第
1の実施例を示すための構成図であって、特に、硬化装
40,60 および裁断装置70が包有されている場合を示し
ている。
【0014】図2は、図1に示した第1の実施例の一部
を拡大して示すための構成図であって、特に、識別装置
20および付着装置30の一例を一層具体的に示している。
【0015】図3は、図1に示した第1の実施例の一部
を拡大して示すための構成図であって、特に、磁化装置
50の一例を一層具体的に示している。
【0016】図4は、図1に示した第1の実施例の一部
を拡大して示すための構成図であって、特に、識別装置
80および分離装置90の一例を一層具体的に示している。
【0017】図5は、本発明にかかる物品識別装置の第
2の実施例を示すための構成図であって、特に、図1に
示した第1の実施例に対し硬化装置40,60 が除去されて
いる場合を示している。
【0018】図6は、図1および図5にそれぞれ示した
第1,第2の実施例において処理可能な被識別物品母体
Mの一例を示すための斜視図である。
【0019】図7は、本発明にかかる物品識別装置の第
3の実施例を示すための構成図であって、特に、図1に
示した第1の実施例に対し切断装置70が除去されている
場合を示している。
【0020】図8は、本発明にかかる物品識別装置の第
4の実施例を示すための構成図であって、特に、図1に
示した実施例に対し硬化装置40,60 および切断装置70
除去されている場合を示している。
【0021】(第1の実施例の構成)
【0022】まず、図1ないし図4および図6を参照し
つつ、本発明にかかる物品識別装置の第1の実施例につ
いて、その構成を詳細に説明する。
【0023】10は、本発明にかかる物品識別装置であっ
て、同一の被識別物品母体Mに一体に包有された複数の
被識別物品mのうちから所望の(たとえば“欠陥のあ
る”)被識別物品m* を識別するための識別装置20と、
識別装置20によって識別された結果に応じて被識別物品
母体Mに包有された所望の被識別物品m* に対し磁性塗
料を選択的に付着するための付着装置30と、付着装置30
によって所望の被識別物品m* に付着された磁性塗料を
半硬化状態 (すなわち磁性粒子の移動を抑制するに十分
な粘度をもつ状態) となるまで硬化せしめるための硬化
装置40と、硬化装置40によって半硬化状態とされた磁性
塗料を適宜に磁化するための磁化装置50と、磁化装置50
によって磁化されたのち磁性塗料を完全硬化状態 (すな
わち磁化された磁性粒子の移動を阻止するに十分な硬化
状態) となるまで硬化せしめるための硬化装置60と、硬
化装置60によって磁性塗料が完全硬化せしめられたのち
被識別物品母体Mを切断して各被識別物品mに分割する
ための切断装置70と、所望の被識別物品m* のもつ磁化
された磁性塗料の発生する磁場を検知することにより切
断装置70によって切断されて分割された被識別物品mの
うちから所望の被識別物品m* を識別するための識別装
80と、識別装置80によって識別された所望の被識別物
品m* を他の被識別物品mから分離するための分離装置
90とを備えている。被識別物品mは、鉄,ニッケル,コ
バルトなどの磁性材料を包含せず、磁化装置50による磁
性塗料の磁化に際して影響を受けないものであって、単
一の被識別物品母体M中に複数個一体に作製されるもの
(たとえばラバーコーティングメタル,Oリング,ベア
リングなど) である。
【0024】識別装置20は、CCDラインセンサカメラ
21などの適宜の非接触識別手段あるいは接触識別手段に
よって構成されている。識別装置20は、ヘッドプーリ11
A1およびテールプーリ11A2に掛け渡された被識別物品母
体Mを搬送するためのコンベアベルト12A に接近して配
設されておれば、識別作業の自動化率を改善できかつ高
速化を達成できるので、好ましい。
【0025】付着装置30は、識別装置20の近傍に配置さ
れていることが作業能率を改善できるので好ましく、た
とえば、磁性塗料を噴射して所望の被識別物品m* に付
着するためのノズル31で形成され、あるいは磁性塗料を
塗布して所望の被識別物品m* に付着するためのローラ
(図示せず)で形成されている。付着装置30は、識別装
20がコンベアベルト12A に接近して配設される場合、
識別装置20の下流側に対してコンベアベルト12A に接近
するよう配設されていることが、好ましい。ここで、磁
性塗料は、たとえば、塩化ビニルなどの適宜のバインダ
に対し保磁力を確保する目的で所望の磁性粒子(たとえ
ばガンマへマタイトγ−Fe2O3 あるいはバリウムフェラ
イトBaFe12O19 などの強磁性体微粒子)を適当濃度とな
るよう分散することにより、作成されている。磁性塗料
は、特に、常温で20〜30分程度放置すれば完全硬化する
ものが、好ましい。
【0026】硬化装置40は、付着装置30で被識別物品m
* に付着された磁性塗料の硬化を促進するための手段で
あって、付着装置30の近傍に配置されていることが作業
能率を改善できるので好ましい。硬化装置40は、付着装
30がコンベアベルト12A に接近して配設されている場
合、付着装置30の下流側に対して配設されており、たと
えばコンベアベルト12A から受け取った被識別物品母体
Mを所望時間だけ適宜に保持して磁性塗料を半硬化状態
とする。
【0027】磁化装置50は、永久磁石もしくは電磁石51
によって形成されているが、特に電磁石51によって形成
されておれば発生される磁場の強さを制御することがで
きるので好ましい。磁化装置50は、硬化装置40の近傍に
配設されていることが、作業能率を改善できるので、好
ましい。磁化装置50は、たとえば、硬化装置40から取り
出された被識別物品母体Mを搬送するためにヘッドプー
リ11B1およびテールプーリ11B2に掛け渡されたコンベア
ベルト12B に接近して配設されておれば、磁化作業の自
動化率を改善できかつ高速化を達成できるので、好まし
い。磁化装置50は、被識別物品母体Mのうちの所望の被
識別物品m* に付着された磁性塗料を接触状態もしくは
非接触状態で磁化できればよいが、被識別物品母体Mの
うちの所望の被識別物品m* に付着された磁性塗料に対
して1KOe 以上の磁場を与えることができれば、その磁
性塗料を好適な強さに磁化できるので、好ましい。
【0028】硬化装置60は、付着装置30で被識別物品m
* に付着されかつ磁化装置50で磁化された磁性塗料の硬
化を促進するための手段である。硬化装置60は、磁化装
50の近傍に配設されていることが、磁性塗料中の磁性
粒子の移動を磁化ののち速やかに阻止できるので、好ま
しい。硬化装置60は、磁化装置50がコンベアベルト12B
に接近して配設されている場合、コンベアベルト12B か
ら被識別物品母体Mを受け取るよう配設されていること
が好ましい。
【0029】切断装置70は、シャーリング装置あるいは
パンチ装置(図示せず)などの周知の手段によって形成
されており、硬化装置60の近傍に配設されている。切断
装置70は、硬化装置60に対して被識別物品母体Mを取り
出すためのコンベアベルト(図示せず)が配設されてい
る場合、そのコンベアベルトから被識別物品母体Mを受
け取るよう構成されていることが、好ましい。
【0030】識別装置80は、切断装置70の近傍に配設さ
れていることが、好ましい。識別装置80は、所望の被識
別物品m* に付着され磁化された磁性塗料を検出できれ
ば十分であって、たとえばホール素子あるいは誘導コイ
ル(図示せず)などを包有したプローブ81を備えてい
る。プローブ81は、所望の被識別物品m* に付着された
磁性塗料の形成する磁場の強さが外部磁場の強さの10倍
以上となる位置に保持すればよい。識別装置80は、ヘッ
ドプーリ11C1およびテールプーリ11C2に掛け渡された被
識別物品m,m* を搬送するためのコンベアベルト12C
の近傍に配設されていることが、識別作業の自動化率を
改善できかつ高速化を達成できるので、好ましい。
【0031】分離装置90は、識別装置80の近傍に配設さ
れていることが好ましい。分離装置90は、たとえば、ヘ
ッドプーリ11D1およびテールプーリ11D2に掛け渡された
被識別物品m,m* を搬送するためのコンベアベルト12
D の搬送方向を識別装置80から与えられた識別信号に応
じて変更する手段 (たとえばヘッドプーリ11D1を矢印Y
方向に向けて移動する切換手段91) によって形成すれば
よい。この場合、所望の被識別物品m* は、以下のごと
くして他の被識別物品mから分離される。すなわち、識
別装置80によって所望の被識別物品m* が識別される
と、ヘッドプーリ11D1が矢印Y方向に向けて移動され、
所望の被識別物品m* を、回収箱13に向けて案内する。
また、識別装置80によって所望の被識別物品m* が識別
されないと、ヘッドプーリ11D1が矢印Y方向に向けて移
動されず、被識別物品mをヘッドプーリ11E1およびヘッ
ドプーリ11E2に掛け渡されたコンベアベルト12E に向け
て案内する。
【0032】(第1の実施例の作用)
【0033】更に、図1ないし図4および図6を参照し
つつ、本発明にかかる物品識別装置の第1の実施例につ
いて、その作用を詳細に説明する。
【0034】磁性塗料の付着
【0035】本発明にかかる物品識別装置10は、まず
(i) 識別装置20によって同一の被識別物品母体Mに包有
された複数の被識別物品mのうちから所望の(たとえば
“欠陥のある”)被識別物品m* を識別し、次いで(ii)
識別装置20で識別された所望の被識別物品m* に対し付
着装置30によって磁性塗料を選択的に付着し、そののち
(iii) 付着装置30で所望の被識別物品m* に付着された
磁性塗料を硬化装置40によって半硬化状態となるまで硬
化せしめる。
【0036】識別装置20は、CCDラインセンサカメラ
21などの適宜の非接触識別手段あるいは接触識別手段に
よって、被識別物品母体M中の被識別物品mから所望の
被識別物品m* を識別する。識別装置20は、ヘッドプー
リ11A1およびテールプーリ11A2に掛け渡された被識別物
品母体Mを搬送するためのコンベアベルト12A に接近し
て配設されておれば、被識別物品母体Mを移動しつつ識
別作業実行できるので、好ましい。
【0037】付着装置30は、識別装置20によって識別さ
れた被識別物品母体M中の所望の被識別物品m* に対
し、たとえば、ノズル31から磁性塗料を噴射して付着
し、あるいはローラ(図示せず)で磁性塗料を塗布して
付着する。
【0038】硬化装置40は、被識別物品母体Mを適宜の
時間保持して適宜に処理 (たとえば加熱) を施すことに
より、付着装置30で被識別物品m* に付着された磁性塗
料の硬化を促進し、半硬化状態とする。
【0039】磁性塗料の磁化
【0040】本発明にかかる物品識別装置10は、また(i
v)硬化装置40で半硬化状態とされた磁性塗料を磁化装置
50によって適宜に磁化し、更に(v) 磁化装置50で磁化さ
れた磁性塗料を硬化装置60で完全硬化状態となるまで硬
化せしめ、そののち(vi)切断装置70によって被識別物品
母体Mを切断して(v被識別物品mに分割しする。
【0041】磁化装置50は、硬化装置40によって半硬化
状態とされた磁性塗料を永久磁石もしくは電磁石51によ
って適宜に磁化する。
【0042】硬化装置60は、被識別物品母体Mを適宜の
時間保持して適宜に処理 (たとえば加熱) を施すことに
より、付着装置30で被識別物品m* に付着されかつ磁化
装置50で磁化された磁性塗料の硬化を促進し、完全硬化
状態とする。
【0043】切断装置70は、硬化装置60によって磁性塗
料の完全硬化された被識別物品母体Mを、シャーリング
装置あるいはパンチ装置(図示せず)などの周知の手段
によって切断することにより、被識別物品母体Mを被識
別物品m,m* に分割する。
【0044】物品の分離 (磁性塗料の検知)
【0045】本発明にかかる物品識別装置10は、加えて
(vii) 切断装置70で切断された被識別物品mから識別装
80によって所望の被識別物品m* を識別し、最後に(v
iii)識別装置80で識別された所望の被識別物品m* を分
離装置90によって他の被識別物品mから分離する。
【0046】識別装置80は、切断装置70によって分割さ
れた被識別物品m,m* 中に所望の被識別物品m* が存
在するか否かを識別する。識別装置80は、所望の被識別
物品m* に付着され磁化された磁性塗料を、たとえばホ
ール素子あるいは誘導コイル(図示せず)などを包有し
たプローブ81によって検知する。
【0047】分離装置90は、識別装置80によって識別さ
れた所望の被識別物品m* を他の被識別物品mから分離
する。分離装置90は、たとえば、ヘッドプーリ11D1およ
びテールプーリ11D2に掛け渡されたコンベアベルト12D
の搬送方向を適宜の手段によって識別装置80から与えら
れた識別信号に応じて変更すること (たとえばヘッドプ
ーリ11D1を切換手段91によって矢印Y方向に向けて移動
すること) により、所望の被識別物品m* を回収箱13に
向けて案内し、他の被識別物品mから分離する。回収箱
13に収容されなかった被識別物品mは、たとえば、ヘッ
ドプーリ11E1およびヘッドプーリ11E2に掛け渡されたコ
ンベアベルト12E によって後続の装置に向けて搬送され
る。
【0048】(第2の実施例)
【0049】また、図5を参照しつつ、本発明にかかる
物品識別装置の第2の実施例について、その構成および
作用を詳細に説明する。
【0050】第2の実施例は、硬化装置4060が除去さ
れたことを除き、第1の実施例と同一の構成および作用
を有している。それ故、第2の実施例は、好適な時間内
に自然硬化可能な磁化塗料を採用しつつ、被識別物品母
体Mに包有された複数の被識別物品mを識別し所望の被
識別物品m* を分離するに適している。
【0051】したがって、ここでは、説明を簡潔とする
目的で、第1の実施例に包有された部材に対応する部材
に対し、第1の実施例と同一の参照番号を付すことによ
り、その詳細な説明を省略する。
【0052】(具体例)
【0053】加えて、本発明にかかる物品識別装置の第
2の実施例について、その構成および作用の理解を促進
できるよう、具体的な数値などを挙げて、説明する。
【0054】被識別物品mとして、縦10cm横10cmのラバ
ーコーティングメタル (“ラバーコーティングメタル
m”と示す) を採用した。ラバーコーティングメタルm
は、縦1m横1mのメタルシートに対しラバーコーティ
ングを形成することによって作製されたラバーコーティ
ングメタル母体を被識別物品母体Mとしており、ラバー
コーティングメタル母体 (すなわち被識別物品母体) M
上に複数個一体に形成されていた。
【0055】ラバーコーティングメタル母体Mは、ラバ
ーコーティングメタルmに不良のラバーコーティングメ
タルm* が含まれているか否かを識別装置で検査し、そ
の結果に応じ付着装置により不良のラバーコーティング
メタルm* に対し磁性塗料を直径3mm 程度の円形状に付
着した。磁性塗料は、ウレタン系樹脂をバインダとして
バリウムフェライト微粒子を52重量%となるよう分散せ
しめて作成されており、8KOeの磁場中で950Gの飽和磁化
を有していた。
【0056】ラバーコーティングメタル母体Mは、磁性
塗料の付着ののち、常温で5分間放置して半硬化状態と
した。
【0057】そののち、ラバーコーティングメタル母体
Mは、40m/分の搬送速度で運転されているコンベアベル
トで搬送しつつ、付着された磁性塗料を電磁石で形成さ
れた磁化装置で磁化した。磁化装置 (すなわち電磁石)
は、コンベアベルトの搬送面の中心線上で1.6KOeの磁場
を形成していた。
【0058】更に、ラバーコーティングメタル母体M
は、常温で30分間放置され、完全硬化状態とした。
【0059】ラバーコーティングメタル母体Mは、その
のち、切断装置(ここではシャーリング装置)で切断さ
れ、ラバーコーティングメタルmおよび不良のラバーコ
ーティングメタルm* に分割された。
【0060】ラバーコーティングメタルmおよび不良の
ラバーコーティングメタルm* は、コンベアベルトで搬
送しつつ識別装置(ここではガウスメータ)によって所
望すなわち不良のラバーコーティングメタルm* を識別
し、分離装置によって回収箱に回収した。ちなみに、不
良のラバーコーティングメタルm* に付着され磁化され
た磁性塗料は、15mmだけ離間した位置に1.1Gの磁束密度
をもつ磁場を形成しており、外部磁場に伴なう磁束密度
0.05G に比べて十分に大きかった。ラバーコーティング
メタルmは、磁場を形成していなかった。
【0061】(第3の実施例)
【0062】併せて、図7を参照しつつ、本発明にかか
る物品識別装置の第3の実施例について、その構成およ
び作用を詳細に説明する。
【0063】第3の実施例は、切断装置70が除去された
ことを除き、第1の実施例と同一の構成および作用を有
している。それ故、第3の実施例は、当初より分割され
た状態にある被識別物品mを識別するのに適している。
【0064】したがって、ここでは、説明を簡潔とする
目的で、第1の実施例に包有された部材に対応する部材
に対し、第1の実施例と同一の参照番号を付すことによ
り、その詳細な説明を省略する。
【0065】(第4の実施例)
【0066】併せてまた、図8を参照しつつ、本発明に
かかる物品識別装置の第4の実施例について、その構成
および作用を詳細に説明する。
【0067】第4の実施例は、硬化装置4060および切
断装置70が除去されたことを除き、第1の実施例と同一
の構成および作用を有している。それ故、第4の実施例
は、好適な時間内に自然硬化可能な磁化塗料を採用しつ
つ、当初より分割された状態にある被識別物品mを識別
するのに適している。
【0068】したがって、ここでは、説明を簡潔とする
目的で、第1の実施例に包有された部材に対応する部材
に対し、第1の実施例と同一の参照番号を付すことによ
り、その詳細な説明を省略する。
【0069】(実施例の要約)
【0070】上述より明らかなように、本発明にかかる
物品識別装置10は、複数の被識別物品m中に含まれた所
望の被識別物品m* を識別して分離するための物品識別
装置であって、特に、複数の被識別物品m中に含まれた
所望の被識別物品m* を識別装置20で識別したのち磁性
塗料を付着装置30で付着し、かつ付着装置30によって所
望の被識別物品m* に対して付着された磁性塗料を半硬
化状態で磁化装置50で磁化したのち完全硬化状態で識別
装置80によって検知し、その結果に応じて所望の被識別
物品m* を分離装置90で分離しているので、(i) 被識別
物品の分離工程を手作業によることなく実行可能とで
き、ひいては(ii)被識別物品の分離精度を改善できて品
質を確保でき、併せて (iii)被識別物品の識別作業を自
動化できる。
【0071】
【発明の効果】上述より明らかなように、本発明にかか
る物品識別装置は、[問題点の解決手段]の欄に明示し
たごとく、複数の被識別物品中に含まれた所望の被識別
物品を識別して分離するための物品識別装置であって、
特に、(a) 複数の被識別物品に含まれた所望の被識別物
品を識別するための第1の識別装置と、(b) 第1の識別
装置によって識別された所望の被識別物品に対し磁性塗
料を付着するための付着装置と、(c) 付着装置によって
所望の被識別物品に対して付着された磁性塗料を半硬化
状態で磁化するための磁化装置と、(d) 磁化装置によっ
て磁化された磁性塗料を完全硬化状態で検知することに
より、所望の被識別物品を識別するための第2の識別装
置と、(e) 第2の識別装置によって識別された所望の被
識別物品を分離するための分離装置とを備えているの
で、(i) 被識別物品の分離工程を手作業によることな
く実行可能とできる効果を有し、ひいては(ii) 被識別
物品の分離精度を改善できて品質を確保できる効果を有
し、併せて(iii) 被識別物品の識別作業を自動化でき
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる物品識別装置の第1の実施例を
示すための構成図である。
【図2】図1に示した第1の実施例の一部を拡大して示
すための構成図である。
【図3】図1に示した第1の実施例の一部を拡大して示
すための構成図である。
【図4】図1に示した第1の実施例の一部を拡大して示
すための構成図である。
【図5】本発明にかかる物品識別装置の第2の実施例を
示すための構成図である。
【図6】図1および図5にそれぞれ示した第1,第2の
実施例において処理可能な被識別物品母体Mの一例を示
すための斜視図である。
【図7】本発明にかかる物品識別装置の第3の実施例を
示すための構成図である。
【図8】本発明にかかる物品識別装置の第4の実施例を
示すための構成図である。
【符号の説明】10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 物品識別装置 11A1〜11E1・・・・・・・・・・・・ヘッドプーリ 11A2〜11E2・・・・・・・・・・・・テールプーリ 12A 〜12E・・・・・・・・・・・・・コンベアベルト 13・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・回収箱20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 識別装置 21・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・CCDラインセンサカメラ30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付着装置 31・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノズル40・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 硬化装置50・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 磁化装置 51・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電磁石60・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 硬化装置70・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 切断装置80・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 識別装置 81・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・プローブ90・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 分離装置 91・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・切換手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の被識別物品中に含まれた所望の被識
    別物品を識別して分離するための物品識別装置におい
    て、 (a) 複数の被識別物品中に含まれた所望の被識別物品を
    識別するための第1の識別装置(20)と、 (b) 第1の識別装置(20)によって識別された所望の被識
    別物品に対し磁性塗料を付着するための付着装置(30)
    と、 (c) 付着装置(30)によって所望の被識別物品に対して付
    着された磁性塗料を半硬化状態で磁化するための磁化装
    置(50)と、 (d) 磁化装置(50)によって磁化された磁性塗料を完全硬
    化状態で検知することにより、所望の被識別物品を識別
    するための第2の識別装置(80)と、 (e) 第2の識別装置(80)によって識別された所望の被識
    別物品を分離するための分離装置(90)と を備えてなることを特徴とする物品識別装置。
JP3790991A 1991-02-07 1991-02-07 物品識別装置 Withdrawn JPH0627248A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009049608A2 (de) * 2007-10-20 2009-04-23 Schaeffler Kg Encoderelement zur anzeige einer stellung oder bewegung eines lagerbestandteils

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009049608A2 (de) * 2007-10-20 2009-04-23 Schaeffler Kg Encoderelement zur anzeige einer stellung oder bewegung eines lagerbestandteils
WO2009049608A3 (de) * 2007-10-20 2009-07-09 Schaeffler Kg Encoderelement zur anzeige einer stellung oder bewegung eines lagerbestandteils

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