JPH06271079A - 収容枠へのワークの多段積込み方法及び同装置 - Google Patents

収容枠へのワークの多段積込み方法及び同装置

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JPH06271079A
JPH06271079A JP6059293A JP6059293A JPH06271079A JP H06271079 A JPH06271079 A JP H06271079A JP 6059293 A JP6059293 A JP 6059293A JP 6059293 A JP6059293 A JP 6059293A JP H06271079 A JPH06271079 A JP H06271079A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 端部チャック装置11、11にて緩衝用のス
ペーサーSの両端をチャックした状態で、そのスペーサ
ーS上面にワークWを受けた状態にする。その状態でワ
ークWを収容枠2側に移送し、スペーサーSと共にワー
クWを収容枠2内に多段状態に積込みしていく。 【効果】 収容枠2へのワークW…の多段積込み作業を
能率的に遂行していくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば所定長さのア
ルミニウム等の金属製押出材等のワークを収容枠に多段
積込み状態に積込んで行くのに用いられる、収容枠への
ワークの多段積込み方法及び同装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、押出加工され、エージング処理
まで施されてインスペクションラインのベルトコンベア
ーを送られる所定長さの多数本のアルミニウム製押出材
(W)…は、第14図に示されるように、その後、梱包
等のため、収容枠(2)内に、並列状態に並べられると
共に弾性材等による緩衝用スペーサー(S)…を介して
多段に積み上げられた状態に、積込まれる。
【0003】この積込み作業は、従来、例えば、第15
図(イ)に示されるように、前方突出状の積込みベルト
コンベアー(51a )を備えた昇降可能で移動可能な積込
み装置(51)を用い、収容枠(2)の底面に弾性材によ
る緩衝用のスペーサー(S)を配置した状態で、積込み
コンベアー(51a )上に並列状態に支承せしめた所定本
数の押出材(W)…を、コンベアー(51a )の周回駆動
と、後方への積込み装置(51)の移動との連繋動作によ
り、収容枠(2)底面の緩衝用スペーサー(S)上に、
積んでいき、そして、その上面にまたスペーサー(S)
を配置して、再び並列状態の所定本数の押出材(W)…
を積込み装置(51)にてそのスペーサー(S)上に積ん
でいき、これらスペーサー(S)の配置と押出材(W)
…の積込みとを交互に繰返していくことにより、多数の
押出材(W)…を収容枠(2)内に多段状態に積込んで
いくというものであった。
【0004】あるいはまた、上記のような装置(51)等
を用いた積込み作業によるのではなく、第15図(ロ)
に示されるように、作業者(H)(H)が手作業により
押出材(W)…を第14図に示されるような多段状態に
積込んでいく場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの積込み方法においても、押出材(E)の積込み作
業と、スペーサー(S)の配置作業とを、交互に行って
いく必要があり、積込み作業を能率よく遂行し得ないと
いう問題があった。
【0006】また、第15図(イ)に示されるようなコ
ンベア式積込み装置(51)を用いた積込み方法では、コ
ンベアー(51a )上の押出材(W)…が収容枠(2)内
にわたされる過程で、押出材(W)に転がりやかたより
等を生じることがあり適正な配置状態に押出材(W)…
が収容されにくいと共に、押出材(W)…に摺りキズや
当たりキズを生じたりすることも問題として挙げられて
いた。特に被アルマイト材の積込み作業においては、摺
りキズの発生が大きな問題となっていた。
【0007】また、人手による積込み作業は、それ自体
積込み作業に多くの時間と手間と労力を要するものであ
った。
【0008】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、押出材等のワークを、キズを付けずに、適正な配
置状態に、能率良く、多段積込みしていくことができる
収容枠へのワークの多段積込み方法及び同装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的において、第1
の発明は、両端をチャックしたスペーサー上面にワーク
を受けた状態にしてワークの移送を行い、スペーサーと
共にワークを収容枠内に多段積込みしていくことを特徴
とする収容枠へのワークの多段積込み方法を要旨とす
る。
【0010】また、第2の発明は、スペーサー上面にワ
ークを受けうるように該スペーサーの両端をチャックす
るチャック解除作動可能なスペーサー端部チャック装置
と、スペーサーをワークの受取り位置とワーク積込み位
置との間で往復移送せしめる態様において、チャック装
置を移送せしめる移送装置と、前記スペーサーを、ワー
ク受取り位置においてワークの高さ位置よりも下方位置
とワークの高さ位置よりも上方位置との間で昇降せしめ
ると共に、ワーク積込み位置において同スペーサーを収
容枠内の多段積込み高さ位置とそれよりも上方の高さ位
置との間で昇降せしめる態様において、チャック装置を
昇降せしめる昇降装置と、が備えられてなることを特徴
とする収容枠へのワークの多段積込み装置を要旨とす
る。
【0011】
【作用】上記第1発明にかかる多段積込み方法では、両
端をチャックしたスペーサー上面にワークを受けた状態
にして、スペーサーと共にワークを収容枠内に多段積込
みしていくものであることにより、スペーサーの配置と
ワークの積込みとが同時進行され、能率よくワークの積
込み作業が遂行される。
【0012】また、上記第2発明にかかる多段積込み装
置では、まず、ワーク受取り位置において、スペーサー
端部チャック装置にてチャックしたスペーサーを、昇降
装置にて、ワークの下方位置から上方位置に上昇せしめ
ることにより、スペーサー上面にワークを受けさせた状
態にする。そして、移送装置にて、このスペーサーをワ
ーク受取り位置から積込み位置へと移送せしめ、そし
て、昇降装置にてスペーサーを下降せしめ、スペーサー
と共にワークを収容枠内に収容する。この一連の動作を
繰返すことにより、ワークはスペーサーを介在させた状
態に多段状態に収容枠内に積込まれていく。
【0013】従って、ワークは、収容枠への積込み時に
転がり、かたより等を生じることなく適正な配置状態
に、しかもキズを付けずに、多段積み状態に積込み込ま
れていく。しかも、ワークと共にスペーサーも収容枠内
に同時収容されていくことにより、能率よくワークの積
込み作業が遂行されていく。
【0014】
【実施例】次に、この発明を、アルミニウム製方形筒状
中空押出材をワークとして、該押出材を収容枠内に多段
積みしていく場合に適用した実施例を説明する。
【0015】第1図及び第2図は、多段積込み装置が組
み込まれたラインを示すもので、同図において、(1)
…はインスペクションベルトコンベアー、(2)はワー
ク収容枠、(3)…は収容枠搬送用ベルトコンベアー、
そして、(4)は多段積込み装置である。
【0016】インスペクションベルトコンベアー(1)
…は、エージング処理された押出材(W)を、外観等の
検査のため搬送するもので、第2図に示されるように、
押出材(W)を安定状態に支承、搬送するため、複数
個、所定間隔おきに並列状態に配設されている。
【0017】収容枠(2)は、多数本の押出材(W)…
を、水平方向に並列状態にする共とに、上下方向には多
段に積層して収容するもので、押出材(W)…を支承す
る長方形状の底板(2a)と、底板(2a)の周縁部に着脱
可能に立設された脱落防止用にピラー(2b)…とを備え
た鉄枠によるものである。
【0018】収容枠搬送用ベルトコンベアー(3)…
は、その上面に収容枠(2)を受けて該収容枠(2)を
所定の積込み位置に位置保持する共に、押出材(W)…
の積込みを終えた収容枠(2)を搬出するなどの機能を
有するもので、第2図に示されるように、インスペクシ
ョンベルトコンベアー(1)の前方所定位置において、
収容枠(2)の安定した受け及び搬送のため、複数個、
所定間隔おきに並列状態に配設されている。
【0019】そして、多段積込み装置(4)…は、イン
スペクションベルトコンベアー(1)にて搬送されてき
た押出材(W)…を、所定本数単位に、もう一方のコン
ベアー(3)上の収容枠(2)内に、多段状態に積込ん
ていくもので、両ベルトコンベアー(1)(3)の上方
領域、及びインスペクションベルトコンベアー(1)…
の前端部間のスペース領域等を利用して配設されてい
る。
【0020】この積込み装置(4)において、(6)は
スペーサーコイル、(7)はスペーサー引出し装置、
(8)はテンションロール、(9)はカッター、(10)
はスペーサー供給装置、(11)(11)はスペーサー端部
チャック装置、(12)は移送装置、(13)は昇降装置で
ある。
【0021】スペーサーコイル(6)は、所定幅の帯状
の長尺スペーサーをコイル状に捲回して構成されたもの
で、インスペクションベルトコンベアー(1)…の前端
部間の下方位置に配設されている。
【0022】スペーサー(S)は、収容枠(2)内に多
段積みされる上下の押出材(W)…間に介在配置され、
上下の押出材相互の干渉によるキズ付きを防止する緩衝
材としての役割を果たすものである。従って、そのよう
な機能を有効的に発揮しうるようなもの、例えば、特に
スチレンペーパー、その他ウレタンパッド材等が好適に
用いられる。なお、スペーサー(S)としては、多段積
みされた状態で、上下のワーク同士の干渉を和らげ、な
いしは防止するものであればよく、従って、上記のよう
な緩衝材のほか、各種の間隔保持材が使用されてもよい
ことはいうまでもない。
【0023】スペーサー引出し装置(7)は、スペーサ
ーコイル(6)のスペーサー(S)を後方に向けて引き
出すもので、該スペーサーコイル(6)の後方に、該コ
イル(6)と所定間隔をおいて、対向するように配設さ
れている。
【0024】このスペーサー引出し装置(7)は、水平
状態にされて前方に向けられたシリンダー(15)と、該
シリンダー(15)のロッド(15a )の先端部に備えられ
たチャック装置(16)とを有し、チャック装置(16)に
てスペーサー(S)先端部をチャックしてシリンダーロ
ッド(15a )を後退せしめていくことにより、コイル
(6)からのスペーサー(S)の引出しを行うものとな
されている。
【0025】テンションロール(8)は、スペーサー引
出し装置(7)にて引き出されたスペーサー(S)を張
り状態にするもので、引出し装置(7)に正対する態様
においてコイル(6)に後側に隣り合って備えられてい
る。
【0026】カッター(9)は、引出し装置(7)にて
引き出されたスペーサー(S)を所定長さにおいて切断
するもので、テンションロール(8)の後方に隣り合っ
て配設されている。
【0027】スペーサー供給装置(10)は、引出し装置
(7)にて引き出されたスペーサー(S)を引出し装置
(7)とカッター(9)との間の中間位置においてチャ
ックし、カッター(9)にて切断された所定長さのスペ
ーサー(S)を保持すると共に、この切断されたスペー
サー(S)を上方に移行せしめて上方のスペーサー端部
チャック装置(11)(11)側にわたすものである。
【0028】即ち、このスペーサー供給装置(10)は、
引出し装置(7)とカッター(9)との間の中間領域端
部寄りに前後に対をなして、垂直に向けられた状態に立
設された一対のシリンダー(17)(17)と、その各ロッ
ド(17a )(17a )の先端部に設けられたチャック装置
(18)(18)とを備え、シリンダー(17)(17)の駆動
により、該チャック装置(18)(18)がスペーサー引出
し経路高さ位置とそれよりも所定距離上方の高さ位置と
の間で昇降されるようにされている。
【0029】また、両シリンダー(17)(17)は、第3
図(ロ)に示されるように、下端部を中心に傾倒作動し
うるように枢支され、チャック装置(18)(18)がスペ
ーサー引出し経路上から離間しうるようにされている。
【0030】スペーサー端部チャック装置(11)(11)
は、第1図に示されるように、スペーサー供給装置(1
0)から供給されたスペーサー(S)の両端部をチャッ
クするもので、同供給装置(10)の上方位置に、移送装
置(12)における走行台車(20)に昇降自在に保持され
た下向きコ字状の枠体(21)の両側の垂下辺部(21a )
(21a )の下端部のそれぞれに備えられることにより、
互いに所定間隔を保持して配設されている。
【0031】この端部チャック装置(11)(11)は、外
方に向けて回動作動しうるように備えられている。(11
a )はチャック作動用のシリンダーである。このチャッ
ク装置(11)(11)のチャック力は、スペーサー(S)
の両端部をチャックし、スペーサー(S)上に押出材
(W)を受けてこれを吊持状態に保持しうるものに設計
されている。
【0032】移送装置(12)は、押出材(W)…の移送
のため、端部チャック装置(11)(11)を、ワーク受取
り位置、即ちスペーサー供給装置(10)の位置と、収容
枠(2)の上方位置との間で、水平方向に移行せしめる
もので、レール(22)上に走行自在に配置された台車
(20)と、該台車(20)を走行駆動せしめる、図示しな
い駆動装置とを備えたものである。
【0033】昇降装置(13)は、スペーサー(S)の受
取り、押出材(W)…の受取り、押出材(W)…の積込
み等に寄与するものである。即ち、この昇降装置(13)
は、ワーク受取り側において、端部チャック装置(11)
(11)を、インスペクションベルトコンベアー(1)上
の押出材(W)…の下方におけるスペーサー受取り位置
と、同インスペクションベルトコンベアー(1)上の押
出材(W)…の上方所定位置との間で昇降させるものと
なされている。また一方、この昇降装置(13)は、積込
み側、即ち収容枠(2)側において、同端部チャック装
置(11)(11)を、収容枠(2)への押出材(W)…の
積込み高さ位置と、その高さ位置よりも所定距離上方の
高さ位置との間で昇降させるものとなされている。
【0034】この昇降装置(13)は、走行台車(20)に
組み込まれ、該台車(20)に挿貫された、コ字状枠(2
1)の足(21a )(21a )に作用して、該足(21a )(2
1a )を走行台車(20)に対して昇降作動せしめるもの
となされている。例えば、ラックアンドピニオン機構、
シリンダー機構等が採用されうる。
【0035】次に、上記多段積込み装置(4)の作動を
説明する。
【0036】まず、収容枠(2)を同枠搬送用ベルトコ
ンベアー(3)の後端部上面の所定の積込み位置に配置
する。
【0037】一方、インスペクションベルトコンベアー
(1)上で押出材(W)…を前方側に向けて送ってい
く。
【0038】インスペクションベルトコンベアー(1)
では、押出材(W)を所定本数隣接並列状態に並べたも
のを単位とし、これら押出材単位を、複数単位、互いに
所定間隔をおいて送っていくようにする。各押出材単位
の並列方向の長さは、収容枠(2)の幅を考慮して決定
されている。
【0039】そして、先行して搬送されていく押出材
(W)…単位がインスペクションベルトコンベアー
(1)の前端部の所定の押出材取出し位置に位置した状
態で同ベルトコンベアー(1)を停止する。
【0040】また一方、積込み装置(4)においては、
第3図(イ)(ロ)に示されるように、スペーサー供給
装置(10)におけるシリンダー(17)(17)を傾倒状態
に保持してそのチャック装置(18)(18)をスペーサー
引出し経路から側方に離間せしめた状態で、第4図に示
されるように、引出し装置(7)のシリンダーロッド
(15a )を前進せしめてそのチャック装置(16)にてコ
イル(6)のスペーサー(S)先端部をチャックし、第
5図に示されるように、同シリンダーロッド(15a )を
後退せしめて、スペーサー(S)をコイル(6)から後
方に向けて所定長さ引き出す。
【0041】そして、第6図に示されるように、テンシ
ョンロール(8)にてスペーサー(S)を張り状態にし
た後、第7図(イ)(ロ)に示されるように、スペーサ
ー供給装置(10)におけるシリンダー(17)(17)を垂
直状態にし、そのチャック装置(18)(18)にてスペー
サー(S)の長さ方向中間部をチャックし、そして、第
8図に示されるように、カッター(9)にてスペーサー
(S)を切断する。
【0042】その後、引出し装置(7)におけるチャッ
ク(16)を解除した状態で、供給装置(10)における両
シリンダー(17)(17)のロッド(17a )(17a )を同
期的に上昇駆動せしめることによって、スペーサー
(S)を押出材(W)…の下方所定高さ位置まで上昇せ
しめ、その一方で、第10図(イ)に示されるように、
昇降装置(13)の駆動により、下向きコ字状枠(21)の
下端部の端部チャック装置(11)(11)を下降せしめ
て、該端部チャック装置(11)(11)にて上記スペーサ
ー(S)の両端部をチャックする。
【0043】その後、供給装置(10)における両チャッ
ク装置(18)(18)を解除し、第10図(ロ)に示され
るように、その両シリンダー(17)(17)を傾倒させ
る。そして、チャック装置(11)(11)によりスペーサ
ー(S)に引張力を加え、押出材(W)…の重みによる
スペーサー(S)の撓みを少なくするようにし、第11
図に示されるように、昇降装置(13)にて、下向きコ字
状枠(21)を上昇せしめ、その上昇過程で、インスペク
ションベルトコンベアー(1)上の押出材(W)…単位
をスペーサー(S)の上面で受け、更に上昇せしめて、
これらの押出材(W)…をスペーサー(S)にて同ベル
トコンベアー(1)上方に吊持した状態となして、同ベ
ルトコンベアー(1)から押出材(W)…を取り出す。
【0044】そして、走行台車(20)を収容枠(2)側
に移送していき、第12図に示されるように、同台車
(20)を収容枠(2)の上方位置に位置せしめ、続い
て、第13図に示されるように、下向きコ字状枠(21)
を下降させていき、スペーサー(S)に受けられている
押出材(W)…を該スペーサー(S)と共に、収容枠
(2)内の底面、又は、既に先行している押出材(W)
…が収容枠(2)内に収容されている場合には、その上
面に積みのせる。そして、端部チャック装置(11)(1
1)を解除すると共に、これを外方に回動作動せしめて
スペーサー(S)の端部から離脱せしめる。以上によ
り、積込み完了となる。
【0045】その後は、図示しないが、下向きコ字状枠
(21)を上昇せしめ、走行台車(20)をインスペクショ
ンベルトコンベアー(1)側に走行させて行って所定の
受取り位置に待機させる一方、インスペクションベルト
コンベアー(1)では、次の押出材(W)…単位を取出
し位置まで進め、また、コイル(6)からのスペーサー
(S)の切出しを行って、上記と同様な積込み作動を繰
り返していく。
【0046】以上の説明のように、上記実施例にかかる
多段積込み方法、同多段積込み装置(4)では、収容枠
(2)内において用いられる緩衝用のスペーサー(S)
を用いて押出材(W)…を受け、そして、該押出材
(W)…をスペーサー(S)と共に収容枠(2)内に収
容積込みしていくものとなされているから、スペーサー
(S)と押出材(W)…とを時系列的に交互に収容枠
(2)に収容していく従来のやり方に比べて、押出材の
積込み作業を非常に能率的に遂行していくことができ
る。
【0047】しかも、スペーサー(S)に押出材(W)
を受けて、押出材(W)…を、上方より収容枠(2)内
に降ろしていくことにより、収容枠(2)内に多段に積
込んでいくものとなされているから、押出材(W)…
を、適正な配置状態に、しかも、摺りキズや当たりキズ
等のキズを生じることなく、収容枠(2)内に多段積み
していくことができる。
【0048】加えて、上記実施例では、スペーサー
(S)にて押出材(W)…を所定の複数本単位で受け
て、積込みを行うものとなされているから、人手により
1本づつ積込みを行う場合に比べて、積込み作業の作業
能率を大幅に向上することができる。
【0049】また、上記実施例では、スペーサーコイル
(6)を用い、該コイル(6)からスペーサー(S)を
引出し、カットし、カットされたスペーサー(S)を上
昇せしめてスペーサー端部チャック装置(11)(11)に
わたす構成態様を採用しているから、作業者はこの積込
み作業においてスペーサーコイル(6)を装置(4)に
セットするだけでよく、作業に要する人手、労力を大幅
に削減し得て、積込み作業の自動化、省力化、効率化を
図ることができる。
【0050】しかも、所定間隔おきに並列状態に配設さ
れたコンベア(1)…上に受けさせた押出材(W)…に
対しての積込みを行うものとなされているから、隣り合
うコンベアー(1)…間のスペースを利用して、スペー
サー(S)を押出材(W)…の下方から上昇させること
により容易に押出材(W)…をスペーサー(S)の上面
に受けさせることができ、この作業を非常に簡便に行う
ことができる。
【0051】なお、上記実施例では、スペーサー(S)
に受けさせるワークを、互いに並列隣接状態に配置され
た複数本のアルミニウム製方形筒状中空押出材(W)…
としているが、本発明は、これに限定されるものではな
く、その他、例えば、平板状のワークを1個づつ収容枠
に多段積込みしていく場合や、各種部品を多数個単位
で、収容枠にスペーサーを介して多段積みしていく場合
等にも広く適用されうるものであることはいうまでもな
い。
【0052】また、上記実施例では、複数の帯状のスペ
ーサー(S)…にてワーク(W)を受ける態様を示して
いるが、本発明では、その他、幅広のスペーサーを1つ
用いてワーク(W)…を受けるものとする、従って1つ
の積込み装置にてワーク(W)の積込みを行うものとす
る、などの各種変更もなされてよい。
【0053】
【発明の効果】上述の次第で、第1の発明にかかる収容
枠へのワークの多段積込み方法は、両端をチャックした
スペーサー上にワークを受けた状態にしてワークの移送
を行い、スペーサーと共にワークを収容枠内に多段積込
みしていくものであるから、ワークとスペーサーが同時
に収容ワーク内に配置されていき、従って、ワークの多
段積込みを能率よく遂行していくことができ、積込み作
業の作業能率を高めることができる。
【0054】また、第2発明にかかる収容枠へのワーク
の多段積込み装置は、上記のようなスペーサー端部チャ
ック装置、移送装置及び昇降装置を備えたものであるか
ら、第1発明と同様に能率的にワークの多段積込みを遂
行していくことができると共に、更に、ワークをスペー
サーを使って上方より収容枠内に載置していくものであ
るから、ワークに転がり等を生じることがなく、適正な
配置状態に、しかも摺りキズや当たりキズを付けること
なく、ワークを積込みしていくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラインに組み込まれた多段積込み装置の全体構
成を示す側面図である。
【図2】ラインのレイアウトを示す平面図である。
【図3】図(イ)は多段積込み装置の初期待機状態を示
す要部側面図、図(ロ)は供給装置におけるシリンダー
の初期待機姿勢を示す側面図である。
【図4】コイル状に巻かれたスペーサー先端をチャック
した状態を示す要部側面図である。
【図5】同スペーサーをコイルから引き出した状態を示
す要部側面図である。
【図6】引き出されたスペーサーにテンションを付与し
ている状態を示す要部側面図である。
【図7】図(イ)はスペーサーの長さ方向中間部をチャ
ックした状態を示す積込み装置の要部側面図、図(ロ)
は図(イ)のそのチャックシリンダーを側方から見た側
面図である。
【図8】コイルからのスペーサーの切断工程を示す積込
み装置の要部側面図である。
【図9】カッティングされたスペーサーを押出材の下方
の所定の高さ位置まで上昇せしめた状態を示す積込み装
置の要部側面図である。
【図10】図(イ)は端部チャック装置にてスペーサー
の両端をチャックした状態を示す積込み装置の要部側面
図、図(ロ)は供給装置におけるチャック装置のチャッ
ク解除状態を示す側面図である。
【図11】スペーサーにて押出材を受けた状態を示す積
込み装置の要部側面図である。
【図12】スペーサーに受けた押出材を積込み位置に移
送した状態を示す積込み装置の要部側面図である。
【図13】ワークを収容枠内に多段状態に積込んだ状態
を示す積込み装置の要部側面図である。
【図14】押出材が多段状態に積込まれた収容枠を示す
もので、図(イ)は端面図、図(ロ)は側面図である。
【図15】従来の多段積込み方法を示すもので、図
(イ)はベルトコンベアー式積込み装置による例を示す
側面図、図(ロ)は人手による例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…コンベアー 2…収容枠 4…多段積込み装置 11…端部チャック装置 12…移送装置 13…昇降装置 S…緩衝用スペーサー W…アルミ押出材(ワーク)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端をチャックしたスペーサー上面にワ
    ークを受けた状態にしてワークの移送を行い、スペーサ
    ーと共にワークを収容枠内に多段積込みしていくことを
    特徴とする収容枠へのワークの多段積込み方法。
  2. 【請求項2】 スペーサー上面にワークを受けうるよう
    に該スペーサーの両端をチャックするチャック解除作動
    可能なスペーサー端部チャック装置と、 スペーサーをワークの受取り位置とワーク積込み位置と
    の間で往復移送せしめる態様において、チャック装置を
    移送せしめる移送装置と、 前記スペーサーを、ワーク受取り位置においてワークの
    高さ位置よりも下方位置とワークの高さ位置よりも上方
    位置との間で昇降せしめると共に、ワーク積込み位置に
    おいて同スペーサーを収容枠内の多段積込み高さ位置と
    それよりも上方の高さ位置との間で昇降せしめる態様に
    おいて、チャック装置を昇降せしめる昇降装置と、 が備えられてなることを特徴とする収容枠へのワークの
    多段積込み装置。
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