JPH0626932A - 色彩計 - Google Patents

色彩計

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Publication number
JPH0626932A
JPH0626932A JP18518992A JP18518992A JPH0626932A JP H0626932 A JPH0626932 A JP H0626932A JP 18518992 A JP18518992 A JP 18518992A JP 18518992 A JP18518992 A JP 18518992A JP H0626932 A JPH0626932 A JP H0626932A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
xenon lamp
receiving element
energy
light receiving
Prior art date
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Pending
Application number
JP18518992A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsumasa Okabayashi
光正 岡林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP18518992A priority Critical patent/JPH0626932A/ja
Publication of JPH0626932A publication Critical patent/JPH0626932A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キセノンランプ等のパルス光源に供給する電
流のピーク値を、パルス光にスペクトルシフトが生じる
ことなく大幅に小さくし、ランプ寿命を増大し、且つ正
確な測定を行う。 【構成】 キセノンランプ14に電流を供給するための
メインコンデンサC0 とキセノンランプ14間に電流制
限抵抗R0 を設けてピーク電流を小さくすると共に、メ
インコンデンサC0 の容量を小さくして、キセノンラン
プ14における放電時間を短くする。受光側は、受光素
子アレイ24をエネルギー蓄積型とし、ここで複数回分
の発光によるエネルギーを蓄積してから、信号を取出し
処理回路26で色彩計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は色彩計に係り、特に、
測定試料照射用のランプの寿命が長く、且つ、照射光の
スペクトルが安定した色彩計に関する。
【0002】
【従来の技術】分光色彩計として、従来、パルス光源か
らのパルス光を測定試料に照射し、該測定試料からの反
射光又は透過光を分光手段を介して受光素子アレイによ
り受光し、この受光素子の出力信号を処理回路によって
色彩計算するようにしたものがある。
【0003】前記パルス光源のランプとしては、キセノ
ンランプがよく利用されている。このキセノンランプの
発光回路としては、図4に示されるようなものがある。
図4の回路では、無接点リレーSRをオンにすると、コ
ンデンサC1 に充電されたエネルギーがトリガーコイル
Tにより高周波、高電圧のエネルギーに変換され、キセ
ノンランプXe の電極に印加される。
【0004】これにより、キセノンランプXe のキセノ
ンガスが絶縁破壊され、ランプの電極間に急激な放電が
生じ、この放電によって、メインコンデンサC0 に蓄え
られたエネルギーもキセノンランプXe で放電し、従っ
てキセノンランプXe は強力に発光することになる。
【0005】ここで、メインコンデンサC0 に加えられ
る電圧は、キセノンランプXe で放電は開始しないが、
トリガーコイルTによりキセノンランプXe 内の絶縁破
壊が起きると放電する電圧とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】色彩計では、一般的
に、受光素子アレイで受光する光エネルギーを大きくす
るために、キセノンランプXe の発光回路における前記
メインコンデンサC0 の容量を大きくしている。
【0007】従って、発光時にはキセノンランプXe に
大きな電流が流れ、例えば図5において符号Aで示され
るように、放電時間を50μSとしたときピーク電流が
5000Aと大きくなり、キセノンランプXe の電極摩
滅を生じ、ランプ寿命が短くなるという問題点がある。
【0008】又、ピーク電流が大きいということは、キ
セノンランプXe からの試料照射光のピークも大きいこ
とであり、試料の材質によっては、光の強度が一定以上
の場合、その一部が試料を通過してしまうことになり、
試料からの反射光を測定する色彩計においては正確な測
定ができないという問題点を生じる。
【0009】上記のような問題点を解消するために、図
4において発光回路にインダクタンスLを入れることが
ある。このようにすると、図5の破線Bで示されるよう
に、ピーク電流が大幅に減少しランプ寿命が伸びると共
に、光の一部が試料を通過してしまうという問題点を解
消できる。
【0010】しかしながら、ピーク電流を下げると、放
電エネルギーは実線Aの場合と同じであるので、図5の
破線Bで示されるように放電時間が長くなり、このた
め、発光毎にスペクトルシフトが発生してしまい、正確
な測定ができなくなるという問題点が生じる。
【0011】この発明は、上記従来の問題点に鑑みて成
されたものであって、スペクトルシフトが発生すること
なくランプ寿命の改善を図ることができるようにした色
彩計を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、パルス光源
からのパルス光を測定試料に照射し、該測定試料からの
反射光又は透過光を分光手段を介して受光素子アレイに
より受光し、該受光素子の出力により色彩計算する処理
回路を備えた色彩計において、前記受光素子を、エネル
ギー蓄積型の素子とし、前記処理回路を、前記受光素子
に蓄積されたエネルギーを受光素子毎に取出すように
し、前記パルス光源を、1回の発光時間が50〜5μS
で、且つ、1回の発光により前記受光素子に蓄積される
エネルギーが、前記処理回路における色彩計算に必要な
最低エネルギーの2〜数分の1のエネルギーとなるよう
にして、上記目的を達成するものである。
【0013】
【作用及び効果】この発明においては、パルス光源にお
けるランプに供給する電流のピーク値を小さく且つ放電
時間を短くし、エネルギー蓄積型の受光素子に複数回エ
ネルギーを蓄積し、該エネルギーをまとめて取出すこと
によって従来と同様に色彩計算をするものであり、ラン
プ寿命を増大すると共に、ピーク電流を小さくすること
によるスペクトルシフト発生を防止して、正確な測定を
することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0015】この実施例に係る色彩計10は、発光回路
12及びキセノンランプ14からなり、測定試料16を
照射するためのパルス光源18と、凹面グレーティング
からなる分光手段20と、この分光手段20に前記測定
試料16からの反射光を導く光学系22と、分光手段2
0によって形成された分光光を受光する受光素子アレイ
24と、この受光素子アレイ24の出力信号を処理して
色彩計算する処理回路26とから構成されている。
【0016】前記測定試料16は、キセノンランプ14
からのパルス光が拡散照明となるようにするための拡散
室(積分球)28に臨んで、着脱自在に配置され、拡散
室28は測定試料16からの垂直反射光の一部が窓28
Aを通って光学系22に取出されるようになっている。
図1の符号28Bはキセノンランプ14からの光が測定
試料16を直接照射しないようにするためのバッフルを
示す。
【0017】前記光学系22は、拡散室28の窓28A
から取出された反射光を、ミラー22A、22B、22
Cを経て前記分光手段20に導くものである。
【0018】ミラー22Bと22Cの間には、光ビーム
の径を大きくするためのビームエキスパンダ22Dが設
けられている。又、ミラー22Cと分光手段20との間
にはスリット22Eが設けられている。
【0019】分光手段20からの反射光を受光する受光
素子アレイ24における各受光素子は、エネルギー蓄積
型の素子とされ、前記処理回路26は、受光素子アレイ
24を構成する各受光素子から、蓄積されたエネルギー
を取出すマルチプレクサ30を備えている。
【0020】又、処理回路26は、マルチプレクサ30
によって取出された信号をサンプルホールドするための
ホールド回路32と、該ホールド回路32からの信号を
A/D変換するためのA/Dコンバータ34と、A/D
変換された信号を処理して色計算を行うマイクロコンピ
ュータからなる中央処理装置36と、を含んで構成され
ている。
【0021】次に、前記発光回路12について説明す
る。この発光回路12は、図4におけると同様のトリガ
ーコイルTの出力端をキセノンランプ14におけるトリ
ガー電極14Aに接続すると共に、図4におけるインダ
クタンスLの代わりに、電流制限抵抗R0 を設けたもの
である。又、メインコンデンサC0 は、図4におけるよ
りも容量を小さくしている。
【0022】具体的には、キセノンランプ14が、図4
のキセノンランプXe と同一仕様の場合、電流制限抵抗
0 によりピーク電流が2000Aとなるようにし、更
に、C0 の容量も、図4の発光回路の場合、ピーク電流
5000Aで放電時間が50μSであったが、この実施
例では、ピーク電流2000Aで、放電時間15μSと
なるようにしている。
【0023】次に上記実施例装置の作用について説明す
る。発光回路12によりキセノンランプ14を、例えば
図3に示されるように、ピーク電流2000A、放電時
間15μSで発光させる。このとき、1回の測定につい
て複数回(2又は3回がよい)放電、発光させる。
【0024】キセノンランプ14からのパルス光は、拡
散室28で拡散光となって、測定試料16を拡散照明
し、該測定試料16からの垂直反射光が、窓28Aから
光学系22に導かれる。光学系22を経たパルス光は、
分光手段20で分光され、受光素子アレイ24に受光さ
れる。
【0025】受光素子アレイ24は、エネルギー蓄積型
素子によって構成されているので、キセノンランプ14
からの複数回の発光による受光エネルギーは各受光素子
に蓄積される。
【0026】所定回数の発光によって蓄積されたエネル
ギーは、処理回路26におけるマルチプレクサ30によ
って各素子毎に取出され、ホールド回路32でサンプル
ホールドされた後、その信号がA/Dコンバータ34に
よってA/D変換され、中央処理装置36に入力する。
中央処理装置36では、入力した信号に基づき、所定の
色彩計算をし、その結果を表示部(図示省略)で表示す
ることになる。
【0027】この実施例では、キセノンランプ14に
は、従来のピーク電流の半分以下のピーク電流で放電さ
れるので、該キセノンランプ14の電極の摩滅が非常に
少なく、ランプ寿命が大幅に延びる。又、出力光強度が
大きすぎることがないので、パルス光が測定試料を透過
したりすることもない。
【0028】更に、メインコンデンサC0 の容量を小さ
くすることによって、放電時間を従来の1/3以下とし
ているので、キセノンプラン14は、ピーク電流を下げ
ても、発光毎にスペクトルシフトが発生することがな
い。
【0029】更に又、仮に、キセノンランプ14に発光
強度の若干のばらつきがあったとしても、複数回の発光
によるエネルギーを受光素子アレイ24の各素子に蓄積
して情報を得るようにしているので、結果として発光強
度のばらつきが平均化され、より正確な測定が可能とな
る。
【0030】なお、上記実施例は、キセノンランプ14
への供給ピーク電流が2000A、放電時間を15μS
としたものであるが、本発明はこれに限定されるもので
なく、要すれば、キセノンランプの仕様に応じて、その
常用ピーク電流の約1/2以下を通電ピーク電流とし、
且つ放電時間は、最大50μS、最小5μSで、1回の
発光により受光素子に蓄積されるエネルギーが必要量の
2〜数分の1となるようにするものであればよい。
【0031】又、上記実施例では、測定試料の照射ラン
プをキセノンランプとし、分光手段は凹面グレーティン
グとしているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、他のランプ、分光手段であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る色彩計の実施例を示す一部光学系
統図を含むブロック図
【図2】同実施例における発光回路を示す回路図
【図3】同実施例におけるキセノンランプへの通電ピー
ク電流と放電時間との関係を示す線図
【図4】従来のキセノンランプ発光回路を示す回路図
【図5】同従来のキセノンランプにおける通電ピーク電
流と放電時間との関係を示す線図
【符号の説明】
10…色彩計 12…発光回路 14…キセノンランプ 16…測定試料 18…パルス光源 20…分光手段 22…光学系 24…受光素子アレイ 26…処理回路 30…マルチプレクサ T…トリガーコイル C0 …メインコンデンサ R0 …電流制限抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス光源からのパルス光を測定試料に照
    射し、該測定試料からの反射光又は透過光を分光手段を
    介して受光素子アレイにより受光し、該受光素子の出力
    により色彩計算する処理回路を備えた色彩計において、
    前記受光素子は、エネルギー蓄積型の素子とされ、前記
    処理回路は、前記受光素子に蓄積されたエネルギーを受
    光素子毎に取出すようにされ、前記パルス光源は、1回
    の発光時間が50〜5μSで、且つ、1回の発光により
    前記受光素子に蓄積されるエネルギーが、前記処理回路
    における色彩計算に必要な最低エネルギーの2〜数分の
    1のエネルギーとなるようにされたことを特徴とする色
    彩計。
JP18518992A 1992-07-13 1992-07-13 色彩計 Pending JPH0626932A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18518992A JPH0626932A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 色彩計

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ID=16166416

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JP (1) JPH0626932A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8135329B2 (en) 2006-10-18 2012-03-13 Ricoh Company, Ltd. Toner conveyer device, process cartridge, and image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8135329B2 (en) 2006-10-18 2012-03-13 Ricoh Company, Ltd. Toner conveyer device, process cartridge, and image forming apparatus

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