JPH0626647Y2 - 外壁パネル支持構造 - Google Patents
外壁パネル支持構造Info
- Publication number
- JPH0626647Y2 JPH0626647Y2 JP1989107744U JP10774489U JPH0626647Y2 JP H0626647 Y2 JPH0626647 Y2 JP H0626647Y2 JP 1989107744 U JP1989107744 U JP 1989107744U JP 10774489 U JP10774489 U JP 10774489U JP H0626647 Y2 JPH0626647 Y2 JP H0626647Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- wall
- wall panel
- receiving
- receiving beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、柱間の壁受け梁に安定性よく外壁パネルを取
付け可能とした外壁パネル支持構造に関する。
付け可能とした外壁パネル支持構造に関する。
角鋼管からなる比較的大型の柱を用いた骨組体に、外壁
パネルを取付けることにより、複数階、例えば３階建以
上の集合住宅などの家屋を、プレバブ工法により建築す
ることが行われている。
パネルを取付けることにより、複数階、例えば３階建以
上の集合住宅などの家屋を、プレバブ工法により建築す
ることが行われている。
例えばこのような建築物においては、第４図に例示する
ごとく、外壁パネルＰの内面に後仕上等を行うなどの工
程上、柱Ａの外向き面Ｂとは間隙Ｃを隔てて、該外壁パ
ネルＰを取付ける場合がある。
ごとく、外壁パネルＰの内面に後仕上等を行うなどの工
程上、柱Ａの外向き面Ｂとは間隙Ｃを隔てて、該外壁パ
ネルＰを取付ける場合がある。
従来、このとき、外壁パネルＰは、柱Ａ、Ａの間を、そ
の柱中心ＡＯで結ぶ壁受け梁Ｄの上面に固定した壁受け
金具Ｅによりその下端を支持されていた。
の柱中心ＡＯで結ぶ壁受け梁Ｄの上面に固定した壁受け
金具Ｅによりその下端を支持されていた。
しかしながら、このような従来の外壁パネル支持構造に
おいては、柱心ＡＯを通る前記壁受け梁Ｄと壁パネルＰ
との間の水平長さが大、従って両者を継ぐ壁受け金具Ｅ
のオーバハング長さｌが大となり、該金具Ｅとともに壁
受け梁Ｄにも大きなモーメントを作用させ、部材強さを
弱める他、取付けを不安定とするなどの問題がある。
おいては、柱心ＡＯを通る前記壁受け梁Ｄと壁パネルＰ
との間の水平長さが大、従って両者を継ぐ壁受け金具Ｅ
のオーバハング長さｌが大となり、該金具Ｅとともに壁
受け梁Ｄにも大きなモーメントを作用させ、部材強さを
弱める他、取付けを不安定とするなどの問題がある。
本考案は、柱の外向き面に壁受け梁を設けることを基本
として、壁受け金具、壁受け梁に作用するモーメントを
減じ、取付けの安定化にも役立つ外壁パネル支持構造の
提供を目的としている。
として、壁受け金具、壁受け梁に作用するモーメントを
減じ、取付けの安定化にも役立つ外壁パネル支持構造の
提供を目的としている。
本考案は、角鋼管からなりかつ並設される柱間に該柱の
外向き面に固定されかつ水平な上片を有する壁受け梁を
架け渡し、かつ前記上片に固定される底片に立上げ片を
介して前記底片の外縁と前記壁受け梁の上片の外縁とを
こえて外向きに水平に張出す受片を設けた壁受け金具の
前記受片により、外壁パネルの下端を支持させてなる外
壁パネル支持構造である。
外向き面に固定されかつ水平な上片を有する壁受け梁を
架け渡し、かつ前記上片に固定される底片に立上げ片を
介して前記底片の外縁と前記壁受け梁の上片の外縁とを
こえて外向きに水平に張出す受片を設けた壁受け金具の
前記受片により、外壁パネルの下端を支持させてなる外
壁パネル支持構造である。
壁受け梁を柱の外向き面に固定しているため、該壁受け
梁と、前記柱の外向き面に間隙を隔てて外壁パネルが配
されるときにも、該外壁パネルと前記壁受け梁との間の
水平長さを減じうる。従って、壁受け梁に固定され外壁
パネルを支持する壁受け金具のオーバハング長さを減
じ、該壁受け金具、壁受け梁に作用するモーメントを低
減できる。これにより、部材強度の低下を減じ、外壁パ
ネルを安定よく取付けることが可能となる。
梁と、前記柱の外向き面に間隙を隔てて外壁パネルが配
されるときにも、該外壁パネルと前記壁受け梁との間の
水平長さを減じうる。従って、壁受け梁に固定され外壁
パネルを支持する壁受け金具のオーバハング長さを減
じ、該壁受け金具、壁受け梁に作用するモーメントを低
減できる。これにより、部材強度の低下を減じ、外壁パ
ネルを安定よく取付けることが可能となる。
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
図において、外壁パネル支持構造は、柱２の屋外に向く
外向き面に固定されかつ柱２間を継ぐ壁受け梁３の上片
４に取付く壁受け金具５を用いて外壁パネルＰの下端を
支持している。
外向き面に固定されかつ柱２間を継ぐ壁受け梁３の上片
４に取付く壁受け金具５を用いて外壁パネルＰの下端を
支持している。
前記柱２は、比較的大きい角鋼管からなる基体１０の下
端に、略方形の台板１１を取付けており、該台板１１を
図示しない独立基礎上面に、アンカーボルトを用いてか
つ間隔を隔てて固定し、該柱２を並設する。
端に、略方形の台板１１を取付けており、該台板１１を
図示しない独立基礎上面に、アンカーボルトを用いてか
つ間隔を隔てて固定し、該柱２を並設する。
前記壁受け梁３は、ウエブをなす垂直片１２に、上のフ
ランジである前記上片４、下のフランジである下片１３
を設けたＩ形鋼からなり、かつ該壁受け梁３は、前記柱
２の外向き面に配する上、下の固定金具１４、１５を用
いて該外向き面に取付けられる。
ランジである前記上片４、下のフランジである下片１３
を設けたＩ形鋼からなり、かつ該壁受け梁３は、前記柱
２の外向き面に配する上、下の固定金具１４、１５を用
いて該外向き面に取付けられる。
上の固定金具１４は、前記外向き面にボルト止めされる
基片１６の下縁に、水平かつ外向きに張出す取付片１７
を設けたＬ字枠の中間にステーを設けており、前記取付
片１７を壁受け梁３の上片４に当接させかつ両者をボル
ト止めする。又下の固定金具１５は、上の固定金具１４
と同形であり、その取付片１７により壁受け梁３の前記
下片１３をボルト止めし、これによって壁受け梁３は、
柱２の外向き面に、内縁を略接して強固に固定される。
基片１６の下縁に、水平かつ外向きに張出す取付片１７
を設けたＬ字枠の中間にステーを設けており、前記取付
片１７を壁受け梁３の上片４に当接させかつ両者をボル
ト止めする。又下の固定金具１５は、上の固定金具１４
と同形であり、その取付片１７により壁受け梁３の前記
下片１３をボルト止めし、これによって壁受け梁３は、
柱２の外向き面に、内縁を略接して強固に固定される。
なお壁受け梁３は、同様な上、下の固定金具１４、１５
を用いてコーナ部に位置する柱２の直角な外向き面を含
んで、各柱２間に架け渡されることにより、家屋骨組体
を強固に補強している。
を用いてコーナ部に位置する柱２の直角な外向き面を含
んで、各柱２間に架け渡されることにより、家屋骨組体
を強固に補強している。
前記壁受け金具５は、第３図に詳示するごとく、底片１
６に立上げ片１７を介して受片１９を設けており、又該
壁受け金具５は、矩形板状をなしその外縁を上片４の外
縁に合わせる前記底片１６の内縁中央部を浅い奥行きで
切り起こすことにより垂直に立上げる前記立上げ片１７
を形成しかつ該立上げ片１７の上端に、外向きに水平に
張出す前記受片１９を設けた平鋼板の折曲げ体として形
成される。なお受片１９は、第１図、第３図に示すよう
に、底片１６の外縁と壁受け梁３の前記上片４の外縁と
をこえて外向きに張出す。又底片１６は、その両側に設
ける孔部２０を通るボルトを用いて上片４に固定される
とともに、前記受片１９にも孔部２１が並設され、該受
片１９により外壁パネルＰの下端を支持する。
６に立上げ片１７を介して受片１９を設けており、又該
壁受け金具５は、矩形板状をなしその外縁を上片４の外
縁に合わせる前記底片１６の内縁中央部を浅い奥行きで
切り起こすことにより垂直に立上げる前記立上げ片１７
を形成しかつ該立上げ片１７の上端に、外向きに水平に
張出す前記受片１９を設けた平鋼板の折曲げ体として形
成される。なお受片１９は、第１図、第３図に示すよう
に、底片１６の外縁と壁受け梁３の前記上片４の外縁と
をこえて外向きに張出す。又底片１６は、その両側に設
ける孔部２０を通るボルトを用いて上片４に固定される
とともに、前記受片１９にも孔部２１が並設され、該受
片１９により外壁パネルＰの下端を支持する。
外壁パネルＰは、溝形鋼からなる枠材を溝部を内向きに
矩形に配した枠組２２の外向き面に、外装材２３を添設
しており、該外壁パネルＰは、下の枠材に設ける孔部、
受片１９の前記孔部２１を通るボルトを用いて、該受片
１９に固定され、その下端を該受片１９で支持される。
なお外壁パネルＰの上端は、上方に配する壁受け梁３Ａ
の下片に、Ｌ字金具２４を介して固定される。
矩形に配した枠組２２の外向き面に、外装材２３を添設
しており、該外壁パネルＰは、下の枠材に設ける孔部、
受片１９の前記孔部２１を通るボルトを用いて、該受片
１９に固定され、その下端を該受片１９で支持される。
なお外壁パネルＰの上端は、上方に配する壁受け梁３Ａ
の下片に、Ｌ字金具２４を介して固定される。
なお前記枠組２２の内面には、外壁パネルＰの取付け後
にに石膏ボード、石膏スラブなどを用いた内装材２５が
取付けられる。
にに石膏ボード、石膏スラブなどを用いた内装材２５が
取付けられる。
又本例では、第１図に示すように、前記壁受け梁３を囲
んで配した型枠（図示せず）を用いて、該壁受け梁３を
囲みかつ地中の栗石２６から立上げる布基礎状のコンク
リート壁２７を形成し、骨組体の下部構造を補強する。
さらに前記コンクリート壁２７の外向き面、内向き面に
のびるモルタル層２９を用いて、前記壁受け金具５を塗
りこめ、かつ前記内装材２５の下端とモルタル層２９と
の間にはコーキング剤３０が装着される。
んで配した型枠（図示せず）を用いて、該壁受け梁３を
囲みかつ地中の栗石２６から立上げる布基礎状のコンク
リート壁２７を形成し、骨組体の下部構造を補強する。
さらに前記コンクリート壁２７の外向き面、内向き面に
のびるモルタル層２９を用いて、前記壁受け金具５を塗
りこめ、かつ前記内装材２５の下端とモルタル層２９と
の間にはコーキング剤３０が装着される。
なお壁受け梁３として、溝形鋼など水平な上片４を有す
る各種の形鋼材を用いることができ、又梁を柱２の外向
き面に直接ボルト止めするなど種々変形しうる。
る各種の形鋼材を用いることができ、又梁を柱２の外向
き面に直接ボルト止めするなど種々変形しうる。
壁受け梁を柱の外向き面に固定しているため、該壁受け
梁と、前記外向き面との間に間隙を隔てて配される外壁
パネルとの間の水平長さを減じうる。その結果、壁受け
梁に固定され外壁パネルを支持する壁受け金具の水平方
向のオーバハング長さが減少することによって、該壁受
け金具、壁受け梁に作用するモーメントを低減でき、部
材強度の低下を減じうるとともに外壁パネルを安定よく
取付けることが可能となる。又壁受け金具の受片は、底
片の外縁と壁受け梁の上片の外縁とをこえて外向きに水
平に張出すため、該受片に外壁パネルの下端を支持させ
るための例えばボルト締め作業を前記底片及び下片に干
渉されることのない広いスペースで行うことができ、作
業性を向上しうる。
梁と、前記外向き面との間に間隙を隔てて配される外壁
パネルとの間の水平長さを減じうる。その結果、壁受け
梁に固定され外壁パネルを支持する壁受け金具の水平方
向のオーバハング長さが減少することによって、該壁受
け金具、壁受け梁に作用するモーメントを低減でき、部
材強度の低下を減じうるとともに外壁パネルを安定よく
取付けることが可能となる。又壁受け金具の受片は、底
片の外縁と壁受け梁の上片の外縁とをこえて外向きに水
平に張出すため、該受片に外壁パネルの下端を支持させ
るための例えばボルト締め作業を前記底片及び下片に干
渉されることのない広いスペースで行うことができ、作
業性を向上しうる。
第１図は本考案の一実施例を示す断面図、第２図はその
要部を示す斜視図、第３図は壁受け金具を示す斜視図、
第４図は従来構造を例示する断面図である。 ２……柱、３……壁受け梁、４……上片、 ５……壁受け金具、１６……底片、１７……立上げ片、 １９……受片、Ｐ……外壁パネル。
要部を示す斜視図、第３図は壁受け金具を示す斜視図、
第４図は従来構造を例示する断面図である。 ２……柱、３……壁受け梁、４……上片、 ５……壁受け金具、１６……底片、１７……立上げ片、 １９……受片、Ｐ……外壁パネル。
Claims (1)
- 【請求項１】角鋼管からなりかつ並設される柱間に該柱
の外向き面に固定されかつ水平な上片を有する壁受け梁
を架け渡し、かつ前記上片に固定される底片に立上げ片
を介して前記底片の外縁と前記壁受け梁の上片の外縁と
をこえて外向きに水平に張出す受片を設けた壁受け金具
の前記受片により、外壁パネルの下端を支持させてなる
外壁パネル支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989107744U JPH0626647Y2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | 外壁パネル支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989107744U JPH0626647Y2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | 外壁パネル支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0347909U JPH0347909U (ja) | 1991-05-07 |
| JPH0626647Y2 true JPH0626647Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31656422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989107744U Expired - Lifetime JPH0626647Y2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | 外壁パネル支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626647Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52614B2 (ja) * | 1973-06-16 | 1977-01-08 | ||
| JPS6145502U (ja) * | 1984-08-28 | 1986-03-26 | ナショナル住宅産業株式会社 | 外壁と床の接合構造 |
| JPH0312082Y2 (ja) * | 1985-09-09 | 1991-03-22 |
-
1989
- 1989-09-13 JP JP1989107744U patent/JPH0626647Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0347909U (ja) | 1991-05-07 |
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