JPH06265355A - 測量ターゲット、測量方法および送電用鉄塔 - Google Patents
測量ターゲット、測量方法および送電用鉄塔Info
- Publication number
- JPH06265355A JPH06265355A JP7874193A JP7874193A JPH06265355A JP H06265355 A JPH06265355 A JP H06265355A JP 7874193 A JP7874193 A JP 7874193A JP 7874193 A JP7874193 A JP 7874193A JP H06265355 A JPH06265355 A JP H06265355A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surveying
- target
- point
- survey
- power transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】測点に作業員を配置せずに測量できる。測量時
間を短縮できる。 【構成】送電用鉄塔の電線支持点付近に測量ターゲット
１０を設ける。測量ターゲット１０は、再帰性反射シー
ト２０と磁性シート３０とから成る。再帰性反射シート
２０は、反射面に複数の三面体キューブコーナーレンズ
素子２１を有する。磁性シート３０は、反射面の反対面
に接着される。反射面の周縁部に視準枠２６を有する。
視準枠２６に方向性およびセンター標示２７，２８，２
９を有する。観測点の光波距離計により測点の測量ター
ゲット１０との間の距離を測定する。
間を短縮できる。 【構成】送電用鉄塔の電線支持点付近に測量ターゲット
１０を設ける。測量ターゲット１０は、再帰性反射シー
ト２０と磁性シート３０とから成る。再帰性反射シート
２０は、反射面に複数の三面体キューブコーナーレンズ
素子２１を有する。磁性シート３０は、反射面の反対面
に接着される。反射面の周縁部に視準枠２６を有する。
視準枠２６に方向性およびセンター標示２７，２８，２
９を有する。観測点の光波距離計により測点の測量ター
ゲット１０との間の距離を測定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光波距離計を用いて測
量を行うための測量ターゲット、測量方法および送電用
鉄塔に関する。
量を行うための測量ターゲット、測量方法および送電用
鉄塔に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、二点間の距離を光波距離計を用い
て測量する場合、測点で作業員が測量ターゲットを構
え、観測点に設置した光波距離計からの光をその光波距
離計に戻すよう測量ターゲットの向きを調節している。
この場合に使用される従来の測量ターゲットとしては、
立方体の一隅を切り取った形状のガラスプリズムを用い
て、光を入射方向と同じ方向へ戻すものがある。
て測量する場合、測点で作業員が測量ターゲットを構
え、観測点に設置した光波距離計からの光をその光波距
離計に戻すよう測量ターゲットの向きを調節している。
この場合に使用される従来の測量ターゲットとしては、
立方体の一隅を切り取った形状のガラスプリズムを用い
て、光を入射方向と同じ方向へ戻すものがある。
【０００３】例えば、送電線を送電用鉄塔に渡すために
は、送電用鉄塔の電線支持点間の長さを測量する必要が
ある。従来、この長さを測量する場合、測量ターゲット
を持った作業員が鉄塔に登り、そのターゲットを観測点
に向け、観測点で光波距離計を用いてターゲットまでの
距離を測定している。
は、送電用鉄塔の電線支持点間の長さを測量する必要が
ある。従来、この長さを測量する場合、測量ターゲット
を持った作業員が鉄塔に登り、そのターゲットを観測点
に向け、観測点で光波距離計を用いてターゲットまでの
距離を測定している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
測量技術では、測点に作業員を配置していなければ測量
することができないため、省力化が図れないという問題
点や、作業員が測点から次の測点へと移動するのに時間
がかかる結果、測量に時間がかかるという問題点があっ
た。特に、送電用鉄塔の測量の場合、送電用鉄塔に登る
高所の作業員を手配しなければならないため、作業員の
手配が困難であり、また、測量に高所での危険な作業が
伴い、さらに、作業員が測点を移動するのに非常に時間
がかかるため測量にかなりの時間がかかるという問題点
があった。
測量技術では、測点に作業員を配置していなければ測量
することができないため、省力化が図れないという問題
点や、作業員が測点から次の測点へと移動するのに時間
がかかる結果、測量に時間がかかるという問題点があっ
た。特に、送電用鉄塔の測量の場合、送電用鉄塔に登る
高所の作業員を手配しなければならないため、作業員の
手配が困難であり、また、測量に高所での危険な作業が
伴い、さらに、作業員が測点を移動するのに非常に時間
がかかるため測量にかなりの時間がかかるという問題点
があった。
【０００５】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、測点に作業員を配置せずに測量す
ることができ、省力化が図れ、また、測量時間を短縮す
ることができ、特に、送電用鉄塔の測量の場合、鉄塔に
登らずに測量することができ、高所の作業員の手配や高
所での危険な作業をなくし、測量時間を顕著に短縮する
ことができる測量ターゲット、測量方法および送電用鉄
塔を提供することを目的とする。
してなされたもので、測点に作業員を配置せずに測量す
ることができ、省力化が図れ、また、測量時間を短縮す
ることができ、特に、送電用鉄塔の測量の場合、鉄塔に
登らずに測量することができ、高所の作業員の手配や高
所での危険な作業をなくし、測量時間を顕著に短縮する
ことができる測量ターゲット、測量方法および送電用鉄
塔を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の本発明に係る測量ターゲットでは、反射
面に複数の三面体キューブコーナーレンズ素子を有する
再帰性反射シートの反対面に接着剤または磁石を付けた
ことを特徴とする。
に、請求項１の本発明に係る測量ターゲットでは、反射
面に複数の三面体キューブコーナーレンズ素子を有する
再帰性反射シートの反対面に接着剤または磁石を付けた
ことを特徴とする。
【０００７】再帰性反射シートには、反射輝度が高く、
広角性に優れたものが好ましい。
広角性に優れたものが好ましい。
【０００８】請求項２の本発明に係る測量ターゲットで
は、請求項１記載の測量ターゲットにおいて、前記再帰
性反射シートの前記反射面の周縁部に視準枠を有し、こ
の視準枠に方向性標示およびセンター標示を有すること
を特徴とする。
は、請求項１記載の測量ターゲットにおいて、前記再帰
性反射シートの前記反射面の周縁部に視準枠を有し、こ
の視準枠に方向性標示およびセンター標示を有すること
を特徴とする。
【０００９】視準枠とは、肉眼や望遠鏡などで測量ター
ゲットの確認を容易にするための枠である。視準枠は、
周囲の環境から目立って確認を容易にするため、例え
ば、赤色に着色され、あるいは、蛍光塗料で着色され
る。方向性標示とは、広角性が最大となる測量ターゲッ
トの向きを知るための標示である。センター標示とは、
測点の位置を確定するため測量ターゲットの中心を示す
標示である。方向性標示およびセンター標示は、それぞ
れ別々であっても、共通であってもよい。
ゲットの確認を容易にするための枠である。視準枠は、
周囲の環境から目立って確認を容易にするため、例え
ば、赤色に着色され、あるいは、蛍光塗料で着色され
る。方向性標示とは、広角性が最大となる測量ターゲッ
トの向きを知るための標示である。センター標示とは、
測点の位置を確定するため測量ターゲットの中心を示す
標示である。方向性標示およびセンター標示は、それぞ
れ別々であっても、共通であってもよい。
【００１０】請求項３の本発明に係る測量方法では、請
求項１または２記載の測量ターゲットを測点に張り付
け、観測点に光波距離計を設置し、この光波距離計が発
光する変調光波を前記測量ターゲットにより反射して、
反射する変調光波をこの光波距離計で受光し、この光波
距離計で観測点と測点との間の距離を測定すること、を
特徴とする。
求項１または２記載の測量ターゲットを測点に張り付
け、観測点に光波距離計を設置し、この光波距離計が発
光する変調光波を前記測量ターゲットにより反射して、
反射する変調光波をこの光波距離計で受光し、この光波
距離計で観測点と測点との間の距離を測定すること、を
特徴とする。
【００１１】請求項４の本発明に係る送電用鉄塔では、
電線支持点付近に請求項１または２記載の測量ターゲッ
トを設けたことを特徴とする。
電線支持点付近に請求項１または２記載の測量ターゲッ
トを設けたことを特徴とする。
【００１２】請求項１または２記載の測量ターゲット
は、送電用鉄塔のほか、建物や船、ダムなど種々の建造
物や、作業車に張り付けてもよい。
は、送電用鉄塔のほか、建物や船、ダムなど種々の建造
物や、作業車に張り付けてもよい。
【００１３】
【作用】請求項１の本発明に係る測量ターゲットでは、
接着剤または磁石により測点に張り付けて使用される。
再帰性反射シートは、複数の三面体キューブコーナーレ
ンズ素子が観測点から受けた光をその観測点へと戻す。
再帰性反射シートは、広角性を有し、その面に対して垂
直の方向からの光だけでなく、垂直方向から傾斜した方
向からの光であっても、光を受けた方向に戻す。従っ
て、測点に張り付けておけば、反射面の方向が観測点か
ら多少ずれていても、観測点の光波距離計からの光をそ
の光波距離計へと戻し、観測点と測点との間の距離を測
定することができる。
接着剤または磁石により測点に張り付けて使用される。
再帰性反射シートは、複数の三面体キューブコーナーレ
ンズ素子が観測点から受けた光をその観測点へと戻す。
再帰性反射シートは、広角性を有し、その面に対して垂
直の方向からの光だけでなく、垂直方向から傾斜した方
向からの光であっても、光を受けた方向に戻す。従っ
て、測点に張り付けておけば、反射面の方向が観測点か
ら多少ずれていても、観測点の光波距離計からの光をそ
の光波距離計へと戻し、観測点と測点との間の距離を測
定することができる。
【００１４】従って、予め測点に張り付けておけば、測
量の際に測点に作業員を配置しておかなくとも、任意の
観測点から測量することができる。また、測量の際に
は、作業員が測点から測点へ移動する時間を省くことが
できる。
量の際に測点に作業員を配置しておかなくとも、任意の
観測点から測量することができる。また、測量の際に
は、作業員が測点から測点へ移動する時間を省くことが
できる。
【００１５】請求項２の本発明に係る測量ターゲットで
は、観測点から視準枠を肉眼や望遠鏡で確認して、その
方向に向けて光波距離計をセットする。視準枠は反射面
の周縁部にあるため、光の反射の障害にはならない。測
量ターゲットを測点に張り付けるときには、視準枠の方
向性標示を見て、広角性が最大となる角度で張り付け
る。また、センター標示を見て、測点の照準を合わせる
ことができる。
は、観測点から視準枠を肉眼や望遠鏡で確認して、その
方向に向けて光波距離計をセットする。視準枠は反射面
の周縁部にあるため、光の反射の障害にはならない。測
量ターゲットを測点に張り付けるときには、視準枠の方
向性標示を見て、広角性が最大となる角度で張り付け
る。また、センター標示を見て、測点の照準を合わせる
ことができる。
【００１６】請求項３の測量方法では、請求項１または
２記載の測量ターゲットを測点に張り付け、観測点に設
置した光波距離計により観測点と測点との間の距離を測
定する。測量の前に予め測量ターゲットを測点に張り付
けておくことにより、測量の際に測点に作業員を配置す
る必要がなくなり、測量時間は作業員の移動時間による
影響を受けない。
２記載の測量ターゲットを測点に張り付け、観測点に設
置した光波距離計により観測点と測点との間の距離を測
定する。測量の前に予め測量ターゲットを測点に張り付
けておくことにより、測量の際に測点に作業員を配置す
る必要がなくなり、測量時間は作業員の移動時間による
影響を受けない。
【００１７】請求項４の送電用鉄塔では、建造前に測量
ターゲットを設けておくことにより、建造後に作業員が
鉄塔に登らなくとも、電線支持点間の長さを測定するこ
とができ、高所の作業員の手配や高所での危険な作業を
なくすことができる。
ターゲットを設けておくことにより、建造後に作業員が
鉄塔に登らなくとも、電線支持点間の長さを測定するこ
とができ、高所の作業員の手配や高所での危険な作業を
なくすことができる。
【００１８】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例につい
て説明する。図１〜図３は、本発明の一実施例を示して
いる。
て説明する。図１〜図３は、本発明の一実施例を示して
いる。
【００１９】図１および図２（Ａ）に示すように、測量
ターゲット１０は、再帰性反射シート２０と磁性シート
３０とから成り、６ｃｍ×６ｃｍの正方形状で、１〜２
ｍｍの厚さを有している。再帰性反射シート２０は、図
２（Ａ）に示すように、ライナー２１と、接着剤層２２
と、シール部２３と、本体２４と、透明プラスチックフ
ィルム２５とによる層構造を有している。
ターゲット１０は、再帰性反射シート２０と磁性シート
３０とから成り、６ｃｍ×６ｃｍの正方形状で、１〜２
ｍｍの厚さを有している。再帰性反射シート２０は、図
２（Ａ）に示すように、ライナー２１と、接着剤層２２
と、シール部２３と、本体２４と、透明プラスチックフ
ィルム２５とによる層構造を有している。
【００２０】本体２４は、複数の三面体キューブコーナ
ーレンズ素子２４ａを有している。レンズ素子２４ａ
は、図２（Ｂ）に示す配列を有する。各レンズ素子２４
ａは、図２（Ｂ）に示すように、入射光Ａを入射した方
向に反射する性質を有する。複数のレンズ素子２４ａ
は、測量ターゲット１０の反射面を構成する。再帰性反
射シート２０は、広角性を有し、垂直方向に対しある程
度傾斜した方向からの光であっても、再帰性反射が可能
である。測量ターゲット１０の反射面は、白色である。
ーレンズ素子２４ａを有している。レンズ素子２４ａ
は、図２（Ｂ）に示す配列を有する。各レンズ素子２４
ａは、図２（Ｂ）に示すように、入射光Ａを入射した方
向に反射する性質を有する。複数のレンズ素子２４ａ
は、測量ターゲット１０の反射面を構成する。再帰性反
射シート２０は、広角性を有し、垂直方向に対しある程
度傾斜した方向からの光であっても、再帰性反射が可能
である。測量ターゲット１０の反射面は、白色である。
【００２１】再帰性反射シート２０には、商品名「スコ
ッチライト印反射シート・ダイヤモンド・グレード・３
９７０Ｇ（住友スリーエム株式会社製）」が好適であ
る。磁性シート３０は、再帰性反射シート２０の反射面
の反対面全体に接着剤により張り付けられている。
ッチライト印反射シート・ダイヤモンド・グレード・３
９７０Ｇ（住友スリーエム株式会社製）」が好適であ
る。磁性シート３０は、再帰性反射シート２０の反射面
の反対面全体に接着剤により張り付けられている。
【００２２】測量ターゲット１０は、再帰性反射シート
２０の反射面の周縁部に視準枠２６を有している。視準
枠は、肉眼や望遠鏡などで測量ターゲット１０の確認を
容易にするための枠である。視準枠２６は、１ｃｍの幅
を有し、全体が赤色であり、黒色の輪郭２６ａを有して
いる。
２０の反射面の周縁部に視準枠２６を有している。視準
枠は、肉眼や望遠鏡などで測量ターゲット１０の確認を
容易にするための枠である。視準枠２６は、１ｃｍの幅
を有し、全体が赤色であり、黒色の輪郭２６ａを有して
いる。
【００２３】視準枠２６は、測量ターゲット１０の三辺
１０ａ，１０ｂ，１０ｃに沿った中央部に、それぞれ方
向性およびセンター標示２７，２８，２９を有してい
る。方向性およびセンター標示２７，２８，２９は、黒
色の帯状を有している。方向性およびセンター標示２
７，２８，２９は、標示２８を上向きに配置したとき、
測量ターゲット１０の水平方向の広角性が最大となるこ
とを示す。また、標示２７，２８，２９は、それらの延
長線の交点が測量ターゲット１０の中心であることを示
す。
１０ａ，１０ｂ，１０ｃに沿った中央部に、それぞれ方
向性およびセンター標示２７，２８，２９を有してい
る。方向性およびセンター標示２７，２８，２９は、黒
色の帯状を有している。方向性およびセンター標示２
７，２８，２９は、標示２８を上向きに配置したとき、
測量ターゲット１０の水平方向の広角性が最大となるこ
とを示す。また、標示２７，２８，２９は、それらの延
長線の交点が測量ターゲット１０の中心であることを示
す。
【００２４】測量ターゲット１０は、図３に示すよう
に、送電用鉄塔４０の電線支持点４１の付近に磁性シー
ト３０により張り付けられる。測量ターゲット１０の張
り付けは、送電用鉄塔４０を建造する前に行う。測量タ
ーゲット１０を張り付けるときには、視準枠２６の方向
性およびセンター標示２７，２８，２９を見て、送電用
鉄塔４０を建てたとき、標示２８が上向きとなって水平
方向の広角性が最大となる角度で張り付ける。
に、送電用鉄塔４０の電線支持点４１の付近に磁性シー
ト３０により張り付けられる。測量ターゲット１０の張
り付けは、送電用鉄塔４０を建造する前に行う。測量タ
ーゲット１０を張り付けるときには、視準枠２６の方向
性およびセンター標示２７，２８，２９を見て、送電用
鉄塔４０を建てたとき、標示２８が上向きとなって水平
方向の広角性が最大となる角度で張り付ける。
【００２５】次に、測量方法および作用を説明する。図
３に示すように、測量ターゲット１０を張り付けた送電
用鉄塔４０の電線支持点４１を測点として測量する。
３に示すように、測量ターゲット１０を張り付けた送電
用鉄塔４０の電線支持点４１を測点として測量する。
【００２６】観測点には、光波距離計４２を設置する。
この光波距離計４２が発光する変調光波を測量ターゲッ
ト１０により反射して、反射する変調光波を光波距離計
４２で受光し、光波距離計４２で観測点と測点との間の
距離を測定することができる。光波距離計４２には、商
品名「ウイルドディストマットＤＩＯＲ３００２Ｓとセ
オマットＴ１６１０（ライカ株式会社製）」が好適であ
る。
この光波距離計４２が発光する変調光波を測量ターゲッ
ト１０により反射して、反射する変調光波を光波距離計
４２で受光し、光波距離計４２で観測点と測点との間の
距離を測定することができる。光波距離計４２には、商
品名「ウイルドディストマットＤＩＯＲ３００２Ｓとセ
オマットＴ１６１０（ライカ株式会社製）」が好適であ
る。
【００２７】まず、観測点から、測点にある測量ターゲ
ット１０の視準枠２６を肉眼や望遠鏡で確認して、その
方向に向けて光波距離計４２をセットする。視準枠２６
は反射面の周縁部にあるため、光の反射の障害にはなら
ない。また、方向性およびセンター標示２７，２８，２
９を見て、測点の照準を合わせることができる。
ット１０の視準枠２６を肉眼や望遠鏡で確認して、その
方向に向けて光波距離計４２をセットする。視準枠２６
は反射面の周縁部にあるため、光の反射の障害にはなら
ない。また、方向性およびセンター標示２７，２８，２
９を見て、測点の照準を合わせることができる。
【００２８】光波距離計４２をセットしたならば、光波
距離計４２から変調光波を発光する。測量ターゲット１
０の再帰性反射シート２０は、複数の三面体キューブコ
ーナーレンズ素子２４ａが観測点の光波距離計４２から
受けた光をその観測点へと戻す。再帰性反射シート２０
は、広角性を有し、その面に対して垂直の方向からの光
だけでなく、垂直方向から傾斜した方向からの光であっ
ても、光を受けた方向に戻す。従って、予め測点に張り
付けておけば、反射面の方向が観測点から多少ずれてい
ても、観測点の光波距離計４２からの光をその光波距離
計４２へと戻し、観測点と測点との間の距離を測定する
ことができる。
距離計４２から変調光波を発光する。測量ターゲット１
０の再帰性反射シート２０は、複数の三面体キューブコ
ーナーレンズ素子２４ａが観測点の光波距離計４２から
受けた光をその観測点へと戻す。再帰性反射シート２０
は、広角性を有し、その面に対して垂直の方向からの光
だけでなく、垂直方向から傾斜した方向からの光であっ
ても、光を受けた方向に戻す。従って、予め測点に張り
付けておけば、反射面の方向が観測点から多少ずれてい
ても、観測点の光波距離計４２からの光をその光波距離
計４２へと戻し、観測点と測点との間の距離を測定する
ことができる。
【００２９】測距と同時にセオドライトにより２つの鉄
塔の方向角および鉛直角を観測し、各電線支持点４１間
の距離を求めることができる。なお、測量ターゲット１
０の位置と電線支持点４１の位置とは多少ずれているた
め、その距離は補正する必要がある。
塔の方向角および鉛直角を観測し、各電線支持点４１間
の距離を求めることができる。なお、測量ターゲット１
０の位置と電線支持点４１の位置とは多少ずれているた
め、その距離は補正する必要がある。
【００３０】商品名「スコッチライト印反射シート・ダ
イヤモンド・グレード・３９７０Ｇ（住友スリーエム株
式会社製）」の再帰性反射シート２０では、３０度の入
射角度まで再帰性反射が可能である。この再帰性反射シ
ート２０は安価なため、測量ターゲット１０を安いコス
トで製造することができる。この再帰性反射シート２０
を用いた測量ターゲット１０は、測点と観測点との間の
距離が１〜１０ｋｍまで測定可能である。
イヤモンド・グレード・３９７０Ｇ（住友スリーエム株
式会社製）」の再帰性反射シート２０では、３０度の入
射角度まで再帰性反射が可能である。この再帰性反射シ
ート２０は安価なため、測量ターゲット１０を安いコス
トで製造することができる。この再帰性反射シート２０
を用いた測量ターゲット１０は、測点と観測点との間の
距離が１〜１０ｋｍまで測定可能である。
【００３１】このように、予め測点に張り付けておけ
ば、測量の際に測点に作業員を配置しておかなくとも、
任意の観測点から測量することができる。また、測量の
際には、作業員が測点から測点へ移動する時間を省くこ
とができ、測量時間は作業員の移動時間による影響を受
けない。
ば、測量の際に測点に作業員を配置しておかなくとも、
任意の観測点から測量することができる。また、測量の
際には、作業員が測点から測点へ移動する時間を省くこ
とができ、測量時間は作業員の移動時間による影響を受
けない。
【００３２】特に、送電用鉄塔４０の測量の場合、従来
は、送電用鉄塔に登る高所の作業員を前後の鉄塔に３名
ずつ計６名手配したうえ、高い鉄塔に作業員が登り、測
量ターゲットの向きを調節していた。このため、測量に
高所での危険な作業が伴い、また、作業員が測点を移動
するのに非常に時間がかかることから測量にかなりの時
間がかかっていた。
は、送電用鉄塔に登る高所の作業員を前後の鉄塔に３名
ずつ計６名手配したうえ、高い鉄塔に作業員が登り、測
量ターゲットの向きを調節していた。このため、測量に
高所での危険な作業が伴い、また、作業員が測点を移動
するのに非常に時間がかかることから測量にかなりの時
間がかかっていた。
【００３３】しかしながら、鉄塔４０の建造前に測量タ
ーゲット１０を設けておくことにより、建造後に作業員
が鉄塔４０に登らなくとも、電線支持点４１間の長さを
測量することができるようになる。この結果、高所の作
業員の手配や高所での危険な作業をなくし、測量時間を
顕著に短縮することができる。
ーゲット１０を設けておくことにより、建造後に作業員
が鉄塔４０に登らなくとも、電線支持点４１間の長さを
測量することができるようになる。この結果、高所の作
業員の手配や高所での危険な作業をなくし、測量時間を
顕著に短縮することができる。
【００３４】また、測量の日時に時間的制約を受けない
ことから、他の工事工程上の空き時間など任意の時間に
測量することが可能となる。なお、測量ターゲット１０
は、送電用鉄塔の測量に限らず、あらゆる測量に適用可
能である。
ことから、他の工事工程上の空き時間など任意の時間に
測量することが可能となる。なお、測量ターゲット１０
は、送電用鉄塔の測量に限らず、あらゆる測量に適用可
能である。
【００３５】
【発明の効果】請求項１の本発明に係る測量ターゲッ
ト、測量方法および送電用鉄塔によれば、測量ターゲッ
トは接着剤または磁石により測点に張り付けることがで
き、再帰性反射シートの広角性により反射面の方向が観
測点から多少ずれていても再帰性を有するので、予め測
点に張り付けておくことにより、測点に作業員を配置せ
ずに測量することができ、省力化が図れ、また、測量時
間を短縮することができる。
ト、測量方法および送電用鉄塔によれば、測量ターゲッ
トは接着剤または磁石により測点に張り付けることがで
き、再帰性反射シートの広角性により反射面の方向が観
測点から多少ずれていても再帰性を有するので、予め測
点に張り付けておくことにより、測点に作業員を配置せ
ずに測量することができ、省力化が図れ、また、測量時
間を短縮することができる。
【００３６】特に、請求項２の本発明に係る測量ターゲ
ットでは、視準枠を有し、視準枠に方向性標示およびセ
ンター標示を有するので、広角性が最大となる角度で張
り付けることができ、また、光波距離計の照準を合わせ
るのが容易である。
ットでは、視準枠を有し、視準枠に方向性標示およびセ
ンター標示を有するので、広角性が最大となる角度で張
り付けることができ、また、光波距離計の照準を合わせ
るのが容易である。
【００３７】特に、請求項３の測量方法では、測量の前
に予め測量ターゲットを測点に張り付けておくことによ
り、測量の際に測点に作業員を配置する必要がなくな
り、測量時間は作業員の移動時間による影響を受けな
い。
に予め測量ターゲットを測点に張り付けておくことによ
り、測量の際に測点に作業員を配置する必要がなくな
り、測量時間は作業員の移動時間による影響を受けな
い。
【００３８】特に、請求項４の送電用鉄塔では、建造前
に測量ターゲットを設けておくことにより、建造後に作
業員が鉄塔に登らなくとも、電線支持点間の長さを測量
することができ、高所の作業員の手配や高所での危険な
作業をなくし、測量時間を顕著に短縮することができ
る。
に測量ターゲットを設けておくことにより、建造後に作
業員が鉄塔に登らなくとも、電線支持点間の長さを測量
することができ、高所の作業員の手配や高所での危険な
作業をなくし、測量時間を顕著に短縮することができ
る。
【図１】本発明の一実施例の測量ターゲットの正面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の一実施例の測量ターゲットの（Ａ）拡
大断面図、（Ｂ）部分拡大正面図および（Ｃ）説明図で
ある。
大断面図、（Ｂ）部分拡大正面図および（Ｃ）説明図で
ある。
【図３】本発明の一実施例の測量方法を示す説明図であ
る。
る。
１０ 測量ターゲット ２０ 再帰性反射シート ２４ａ 三面体キューブコーナーレンズ素子 ２６ 視準枠 ２７，２８，２９ 方向性およびセンター標示 ３０ 磁性シート ４０ 送電用鉄塔 ４１ 電線支持点 ４２ 光波距離計
Claims (4)
- 【請求項１】反射面に複数の三面体キューブコーナーレ
ンズ素子を有する再帰性反射シートの反対面に接着剤ま
たは磁石を付けたことを特徴とする測量ターゲット。 - 【請求項２】前記再帰性反射シートの前記反射面の周縁
部に視準枠を有し、この視準枠に方向性標示およびセン
ター標示を有することを特徴とする請求項１記載の測量
ターゲット。 - 【請求項３】請求項１または２記載の測量ターゲットを
測点に張り付け、 観測点に光波距離計を設置し、この光波距離計が発光す
る変調光波を前記測量ターゲットにより反射して、反射
する変調光波をこの光波距離計で受光し、この光波距離
計で観測点と測点との間の距離を測定すること、 を特徴とする測量方法。 - 【請求項４】電線支持点付近に請求項１または２記載の
測量ターゲットを設けたことを特徴とする送電用鉄塔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5078741A JPH0785016B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 測量ターゲットおよび送電用鉄塔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5078741A JPH0785016B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 測量ターゲットおよび送電用鉄塔 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06265355A true JPH06265355A (ja) | 1994-09-20 |
| JPH0785016B2 JPH0785016B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=13670317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5078741A Expired - Fee Related JPH0785016B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 測量ターゲットおよび送電用鉄塔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0785016B2 (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002189111A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 反射装置 |
| JP2007171092A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 三次元計測用マーカとこれを用いた三次元計測方法 |
| JP2008281422A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Railway Technical Res Inst | 構造物の振動特性の非接触計測システム |
| JP2014508293A (ja) * | 2011-02-14 | 2014-04-03 | ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド | ６つの自由度を測定するためのキューブコーナー逆反射体 |
| US9041914B2 (en) | 2013-03-15 | 2015-05-26 | Faro Technologies, Inc. | Three-dimensional coordinate scanner and method of operation |
| US9146094B2 (en) | 2010-04-21 | 2015-09-29 | Faro Technologies, Inc. | Automatic measurement of dimensional data with a laser tracker |
| US9151830B2 (en) | 2011-04-15 | 2015-10-06 | Faro Technologies, Inc. | Six degree-of-freedom laser tracker that cooperates with a remote structured-light scanner |
| US9164173B2 (en) | 2011-04-15 | 2015-10-20 | Faro Technologies, Inc. | Laser tracker that uses a fiber-optic coupler and an achromatic launch to align and collimate two wavelengths of light |
| US9377885B2 (en) | 2010-04-21 | 2016-06-28 | Faro Technologies, Inc. | Method and apparatus for locking onto a retroreflector with a laser tracker |
| US9395174B2 (en) | 2014-06-27 | 2016-07-19 | Faro Technologies, Inc. | Determining retroreflector orientation by optimizing spatial fit |
| US9400170B2 (en) | 2010-04-21 | 2016-07-26 | Faro Technologies, Inc. | Automatic measurement of dimensional data within an acceptance region by a laser tracker |
| US9453913B2 (en) | 2008-11-17 | 2016-09-27 | Faro Technologies, Inc. | Target apparatus for three-dimensional measurement system |
| US9482529B2 (en) | 2011-04-15 | 2016-11-01 | Faro Technologies, Inc. | Three-dimensional coordinate scanner and method of operation |
| US9482755B2 (en) | 2008-11-17 | 2016-11-01 | Faro Technologies, Inc. | Measurement system having air temperature compensation between a target and a laser tracker |
| US9638507B2 (en) | 2012-01-27 | 2017-05-02 | Faro Technologies, Inc. | Measurement machine utilizing a barcode to identify an inspection plan for an object |
| US9686532B2 (en) | 2011-04-15 | 2017-06-20 | Faro Technologies, Inc. | System and method of acquiring three-dimensional coordinates using multiple coordinate measurement devices |
| US9772394B2 (en) | 2010-04-21 | 2017-09-26 | Faro Technologies, Inc. | Method and apparatus for following an operator and locking onto a retroreflector with a laser tracker |
| JP2019086330A (ja) * | 2017-11-02 | 2019-06-06 | 計測ネットサービス株式会社 | タワー構造物の変位計測システム |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56133571U (ja) * | 1980-03-10 | 1981-10-09 | ||
| JP3093721U (ja) * | 2002-10-29 | 2003-05-16 | 船井電機株式会社 | 梱包用発泡樹脂製緩衝体 |
| JP3103403U (ja) * | 2004-02-16 | 2004-08-12 | 孝雄 福田 | 定置型折畳み式ごみ箱 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5078741A patent/JPH0785016B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56133571U (ja) * | 1980-03-10 | 1981-10-09 | ||
| JP3093721U (ja) * | 2002-10-29 | 2003-05-16 | 船井電機株式会社 | 梱包用発泡樹脂製緩衝体 |
| JP3103403U (ja) * | 2004-02-16 | 2004-08-12 | 孝雄 福田 | 定置型折畳み式ごみ箱 |
Cited By (31)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002189111A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 反射装置 |
| JP2007171092A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 三次元計測用マーカとこれを用いた三次元計測方法 |
| JP2008281422A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Railway Technical Res Inst | 構造物の振動特性の非接触計測システム |
| US9482755B2 (en) | 2008-11-17 | 2016-11-01 | Faro Technologies, Inc. | Measurement system having air temperature compensation between a target and a laser tracker |
| US9453913B2 (en) | 2008-11-17 | 2016-09-27 | Faro Technologies, Inc. | Target apparatus for three-dimensional measurement system |
| US9400170B2 (en) | 2010-04-21 | 2016-07-26 | Faro Technologies, Inc. | Automatic measurement of dimensional data within an acceptance region by a laser tracker |
| US10480929B2 (en) | 2010-04-21 | 2019-11-19 | Faro Technologies, Inc. | Method and apparatus for following an operator and locking onto a retroreflector with a laser tracker |
| US9146094B2 (en) | 2010-04-21 | 2015-09-29 | Faro Technologies, Inc. | Automatic measurement of dimensional data with a laser tracker |
| US10209059B2 (en) | 2010-04-21 | 2019-02-19 | Faro Technologies, Inc. | Method and apparatus for following an operator and locking onto a retroreflector with a laser tracker |
| US9772394B2 (en) | 2010-04-21 | 2017-09-26 | Faro Technologies, Inc. | Method and apparatus for following an operator and locking onto a retroreflector with a laser tracker |
| US9377885B2 (en) | 2010-04-21 | 2016-06-28 | Faro Technologies, Inc. | Method and apparatus for locking onto a retroreflector with a laser tracker |
| JP2014508293A (ja) * | 2011-02-14 | 2014-04-03 | ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド | ６つの自由度を測定するためのキューブコーナー逆反射体 |
| US9453717B2 (en) | 2011-04-15 | 2016-09-27 | Faro Technologies, Inc. | Diagnosing multipath interference and eliminating multipath interference in 3D scanners using projection patterns |
| US9151830B2 (en) | 2011-04-15 | 2015-10-06 | Faro Technologies, Inc. | Six degree-of-freedom laser tracker that cooperates with a remote structured-light scanner |
| US10578423B2 (en) | 2011-04-15 | 2020-03-03 | Faro Technologies, Inc. | Diagnosing multipath interference and eliminating multipath interference in 3D scanners using projection patterns |
| US9207309B2 (en) | 2011-04-15 | 2015-12-08 | Faro Technologies, Inc. | Six degree-of-freedom laser tracker that cooperates with a remote line scanner |
| US10302413B2 (en) | 2011-04-15 | 2019-05-28 | Faro Technologies, Inc. | Six degree-of-freedom laser tracker that cooperates with a remote sensor |
| US9482746B2 (en) | 2011-04-15 | 2016-11-01 | Faro Technologies, Inc. | Six degree-of-freedom laser tracker that cooperates with a remote sensor |
| US9482529B2 (en) | 2011-04-15 | 2016-11-01 | Faro Technologies, Inc. | Three-dimensional coordinate scanner and method of operation |
| US9164173B2 (en) | 2011-04-15 | 2015-10-20 | Faro Technologies, Inc. | Laser tracker that uses a fiber-optic coupler and an achromatic launch to align and collimate two wavelengths of light |
| US9494412B2 (en) | 2011-04-15 | 2016-11-15 | Faro Technologies, Inc. | Diagnosing multipath interference and eliminating multipath interference in 3D scanners using automated repositioning |
| US10267619B2 (en) | 2011-04-15 | 2019-04-23 | Faro Technologies, Inc. | Three-dimensional coordinate scanner and method of operation |
| US9686532B2 (en) | 2011-04-15 | 2017-06-20 | Faro Technologies, Inc. | System and method of acquiring three-dimensional coordinates using multiple coordinate measurement devices |
| US9157987B2 (en) | 2011-04-15 | 2015-10-13 | Faro Technologies, Inc. | Absolute distance meter based on an undersampling method |
| US10119805B2 (en) | 2011-04-15 | 2018-11-06 | Faro Technologies, Inc. | Three-dimensional coordinate scanner and method of operation |
| US9448059B2 (en) | 2011-04-15 | 2016-09-20 | Faro Technologies, Inc. | Three-dimensional scanner with external tactical probe and illuminated guidance |
| US9638507B2 (en) | 2012-01-27 | 2017-05-02 | Faro Technologies, Inc. | Measurement machine utilizing a barcode to identify an inspection plan for an object |
| US9482514B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-11-01 | Faro Technologies, Inc. | Diagnosing multipath interference and eliminating multipath interference in 3D scanners by directed probing |
| US9041914B2 (en) | 2013-03-15 | 2015-05-26 | Faro Technologies, Inc. | Three-dimensional coordinate scanner and method of operation |
| US9395174B2 (en) | 2014-06-27 | 2016-07-19 | Faro Technologies, Inc. | Determining retroreflector orientation by optimizing spatial fit |
| JP2019086330A (ja) * | 2017-11-02 | 2019-06-06 | 計測ネットサービス株式会社 | タワー構造物の変位計測システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0785016B2 (ja) | 1995-09-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH06265355A (ja) | 測量ターゲット、測量方法および送電用鉄塔 | |
| US5392521A (en) | Surveyor's prism target | |
| US5223977A (en) | Two sided marker | |
| US8827469B2 (en) | Two-sided reflector and two-sided target object | |
| US20210404129A1 (en) | Methods and apparatus for ultrawide entrance angle reflective articles for use with autonomous vehicle machine vision systems | |
| KR19990028422A (ko) | 넓은 범위의 수직 역반사 표시기 | |
| BRPI0604546B1 (pt) | laminado retrorrefletivo de canto de cubo metalizado e método para fabrica-lo | |
| US6123427A (en) | Arrangement for retroreflection of a ray using triple prisms | |
| CA1322484C (en) | Reflective prism assembly | |
| US5141307A (en) | Surveying method | |
| JP2538057Y2 (ja) | 反射シート | |
| CN209263941U (zh) | 一种具有角度投线功能的角度尺 | |
| US5557460A (en) | Two sided marker | |
| EP4155668A1 (en) | Target object with improved angular incidence range for retroreflection | |
| WO2024142621A1 (ja) | 反射装置 | |
| JP7498767B1 (ja) | 反射装置 | |
| JPS61243316A (ja) | 工業用測量標識 | |
| JP2539954Y2 (ja) | 測量用反射部材 | |
| CN217331123U (zh) | 一种用于跨河水准测量的棱镜组 | |
| JP2594878Y2 (ja) | 測量機用キャッツアイ型反射鏡装置 | |
| JPS61149882A (ja) | 光波式測量方法 | |
| JP2003279353A (ja) | 距離計測用反射ターゲット、及び部材の形状測定方法 | |
| JPH032811Y2 (ja) | ||
| JP3225719B2 (ja) | 山腹変位測定装置 | |
| CA2079919C (en) | Two sided marker |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
| R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070913 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913 Year of fee payment: 15 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913 Year of fee payment: 15 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 16 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110913 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |