JPH06265201A - 設定値決定支援装置 - Google Patents

設定値決定支援装置

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JPH06265201A
JPH06265201A JP5078645A JP7864593A JPH06265201A JP H06265201 A JPH06265201 A JP H06265201A JP 5078645 A JP5078645 A JP 5078645A JP 7864593 A JP7864593 A JP 7864593A JP H06265201 A JPH06265201 A JP H06265201A
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air conditioning
conditioning zone
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Kenichi Futakuchi
賢一 二口
Setsu Noma
節 野間
Tadashi Masuko
正 増子
Akihiko Naruse
彰彦 成瀬
Akihiko Kon
昭彦 昆
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管理者側温度設定値Tope を合理的に決定で
きるようにする。 【構成】 空調ゾーンを指定して快適性画面の表示要求
を行い、中央監視装置のディスプレイに図1(a)に示
す快適性画面を表示させる。この快適性画面のグラフG
1中には、その空調ゾーンにおける、PMVをパラメー
タとする温湿度特性および現在の温湿度点P1が表示さ
れる。Tope を変更したい場合、領域S1をマウスクリ
ックする。すると、図1(b)に示すように、キーボー
ドS4がウインドウ表示される。このキーボードS4を
介し、Tope の変更要求を行う。中央監視装置はこれ応
えて、現在の絶対湿度を一定として、Tope を指定され
た値へ変更した場合に予想される空調ゾーンの相対湿度
を計算し、これにより求められる温湿度点P2を表示
し、P1とP2とを矢印直線L1で結ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中央監視装置より所
望の空調ゾーンに対して管理者側温度設定値Tope を設
定するに際し、これを合理的に決定するために用いて好
適な設定値決定支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビル等においては、その空調
ゾーン毎に、中央監視装置より管理者側温度設定値T
ope を定め、これに従い空調制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空調制御では、中央監視装置での管理者側温度設定値T
ope の決定に際し、ビル管理者の経験と勘に頼ってい
る。すなわち、確固たる判断基準がないまま、管理者側
温度設定値Tope を適当に定めている。このため、空調
ゾーンにおいて、居住者の不満を招く結果となり、エネ
ルギーも無駄に使われてしまう等の問題が生じている。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、管理者側温
度設定値Tope を経験や勘に頼らず、合理的に決定する
ことのできる設定値決定支援装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、その第1発明(請求項1に係る発明)は、空
調ゾーンを指定しての快適性画面の表示要求に応えて、
温熱環境指標をパラメータとする空調ゾーンにおける温
湿度特性をグラフ中に表示し、この温湿度特性の表示さ
れたグラフ中に空調ゾーンの現在の温湿度点を表示する
快適性画面表示手段と、空調ゾーンに対する管理者側温
度設定値Tope の変更要求に応えて、管理者側温度設定
値Tope を指定された値に変更した場合に予想される空
調ゾーンの温湿度点を、温湿度特性の表示されたグラフ
中に表示するシミュレーション手段とを備えたものであ
る。また、その第2発明(請求項2に係る発明)は、空
調ゾーンを指定しての居住者満足画面の表示要求に応え
て、空調ゾーンに対する居住者側温度設定値Tocuの変
更履歴を変更前の温湿度点および変更方向を示してグラ
フ中に表示し、この変更履歴の表示されたグラフ中に空
調ゾーンの現在の温湿度点を表示する居住者満足画面表
示手段と、空調ゾーンに対する管理者側温度設定値T
ope の変更要求に応えて、管理者側温度設定値Tope
指定された値に変更した場合に予想される空調ゾーンの
温湿度点を、変更履歴の表示されたグラフ中に表示する
シミュレーション手段とを備えたものである。また、そ
の第3発明(請求項3に係る発明)は、空調ゾーンを指
定してのエネルギー画面の表示要求に応えて、空調ゾー
ンに対する温度設定値Tset の現在値をグラフ表示する
エネルギー画面表示手段と、空調ゾーンに対する管理者
側温度設定値Tope の変更要求に応えて、管理者側温度
設定値Tope を指定された値に変更した場合に予想され
る予想温度設定値Tset ’を温度設定値Tset の現在値
と対応づけてグラフ表示すると共に、管理者側温度設定
値Tope を変更した場合に予想されるエネルギーの変化
をメッセージ表示するシミュレーション手段とを備えた
ものである。また、その第4発明(請求項4に係る発
明)は、空調ゾーンを指定しての設定値履歴画面の表示
要求に応えて、空調ゾーンに対する管理者側温度設定値
opeのトレンドと空調ゾーンに対する温度設定値T
set のトレンドとをグラフ表示する設定値履歴画面表示
手段を備えたものである。
【0006】
【作用】したがってこの発明によれば、その第1発明で
は、空調ゾーンを指定して快適性画面の表示要求を行う
と、温熱環境指標をパラメータとする空調ゾーンにおけ
る温湿度特性がグラフ中に表示され、この温湿度特性の
表示されたグラフ中に空調ゾーンの現在の温湿度点が表
示される。次に、空調ゾーンに対する管理者側温度設定
値Tope の変更要求を行うと、管理者側温度設定値T
ope を指定された値に変更した場合に予想される空調ゾ
ーンの温湿度点が、上記温湿度特性の表示されたグラフ
中に表示される。これにより、そのグラフ中で、現在の
空調ゾーンの温湿度点と予測される空調ゾーンの温湿度
点を結べば、温熱環境指標をパラメータとする温湿度特
性との対比により、管理者側温度設定値Tope を変更し
た後の空調ゾーンの温熱環境指標の変化を視覚的に捉え
ることができる。また、その第2発明では、空調ゾーン
を指定して居住者満足画面の表示要求を行うと、空調ゾ
ーンに対する居住者側温度設定値Tocu の変更履歴が変
更前の温湿度点および変更方向を示してグラフ中に表示
され、この変更履歴の表示されたグラフ中に空調ゾーン
の現在の温湿度点が表示される。次に、空調ゾーンに対
する管理者側温度設定値Tope の変更要求を行うと、管
理者側温度設定値Tope を指定された値に変更した場合
に予想される空調ゾーンの温湿度点が、変更履歴の表示
されたグラフ中に表示される。これにより、そのグラフ
中で、現在の空調ゾーンの温湿度点と予測される空調ゾ
ーンの温湿度点を結べば、居住者側温度設定値Tocu
変更履歴との対比により、管理者側温度設定値Tope
変更した場合に居住者側が満足するか否かを視覚的に捉
えることができる。また、その第3発明では、空調ゾー
ンを指定してエネルギー画面の表示要求を行うと、空調
ゾーンに対する温度設定値Tset の現在値がグラフ表示
される。次に、空調ゾーンに対する管理者側温度設定値
ope の変更要求を行うと、管理者側温度設定値Tope
を指定された値に変更した場合に予想される予想温度設
定値Tset ’が温度設定値Tset の現在値と対応づけて
グラフ表示されると共に、管理者側温度設定値Tope
変更した場合に予想されるエネルギーの変化がメッセー
ジ表示される。これにより、予想温度設定値Tset ’と
温度設定値Tset の現在値とのグラフ対比により、温度
設定値Tset の変化量を視覚的に捉えることができる。
また、エネルギー変化のメッセージ表示により、省エネ
が図られるかどうかなどを事前に知ることができる。ま
た、その第4発明では、空調ゾーンを指定して設定値履
歴画面の表示要求を行うと、空調ゾーンに対する管理者
側温度設定値Tope のトレンドと空調ゾーンに対する温
度設定値Tset のトレンドとがグラフ表示され、管理者
側温度設定値Tope のトレンドと温度設定値Tset のト
レンドとの対比により、管理者側温度設定値Tope の今
後の設定変更に活用することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。
【0008】図2はこの発明の一実施例を含んでなる空
調制御システムの構成図である。同図において、太枠で
囲む1はビルにおける一つの部屋(平面視)、この部屋
1を破線で区分して示した1−1〜1−3は第1〜第3
のインテリアゾーン、1−4はペリメータゾーンであ
る。部屋1において、ペリメータゾーン1−4に望む辺
1Aは窓面とされ、他の辺1B〜1Dは壁面とされてい
る。
【0009】ペリメータゾーン1−4には、ファンコイ
ルユニット(FCU)2−1〜2−3が配置されてお
り、FCU2−1〜2−3へバルブ3を介して供給され
る冷温水をコントローラ4−4により制御することによ
って、ペリメータゾーン1−4での空調制御が行われ
る。すなわち、ペリメータゾーン1−4には、温度セン
サT4および湿度センサH4が配置されており、温度セ
ンサT4および湿度センサH4の検出する室内温度およ
び室内湿度をコントローラ4−4へ与え、コントローラ
4−4によって、温度設定値Tset と温度センサT4の
検出する室内温度Tpvとが合致するように、バルブ3の
開度調整を行う。
【0010】本実施例において、コントローラ4−4で
の温度設定値Tset は、中央監視装置100から与えら
れる管理者側温度設定値Tope と、ペリメータゾーン1
−4に配置されているユーザタ−ミナルUT4から与え
られる居住者側温度設定値Tocu と、ペリメータゾーン
1−4におけるPMV(予測平均温感:Predicted Mean
Vote )を自動的に零としようとする快適性機能により
定まる快適温度設定値Tcomfと、ペリメータゾーン1−
4とインテリアゾーン1−1〜1−3とのエネルギーの
ミキシングロスを自動的に防ごうとする省エネ機能によ
り定まる省エネ温度設定値Tsaveとを重みづけ平均した
値として定められる。
【0011】インテリアゾーン1−1〜1−3には可変
風量ユニット(VAVユニット)VAV1〜VAV3が
設けられており、VAV1〜VAV3へエアーハンドリ
ングユニット(AHU)5を介して供給される冷温風の
通過風量をコントローラ4−1〜4−3により制御する
ことによって、インテリアゾーン1−1〜1−3での空
調制御が行われる。すなわち、インテリアゾーン1−1
(1−2,1−3)には、温度センサT1(T2,T
3)および湿度センサH1(H2,H3)が配置されて
おり、温度センサT1(T2,T3)および湿度センサ
H1(H2,H3)の検出する室内温度および室内湿度
をコントローラ4−1(4−2,4−3)へ与え、コン
トローラ4−1(4−2,4−3)によって、温度設定
値Tset と温度センサT1(T2,T3)の検出する室
内温度Tpvとが合致するように、VAV1(VAV2,
VAV3)の開度調整を行う。
【0012】本実施例において、コントローラ4−1
(4−2,4−3)での温度設定値Tset は、中央監視
装置100から与えられる管理者側温度設定値T
ope と、インテリアゾーン1−1(1−2,1−3)に
配置されているユーザタ−ミナルUT1から与えられる
居住者側温度設定値Tocu と、インテリアゾーン1−1
(1−2,1−3)におけるPMVを自動的に零としよ
うとする快適性機能により定まる快適温度設定値Tcomf
と、ペリメータゾーン1−4とインテリアゾーン1−1
(1−2,1−3)とのエネルギーのミキシングロスを
自動的に防ごうとする省エネ機能により定まる省エネ温
度設定値Tsaveとを重みづけ平均した値として定められ
る。
【0013】このような空調制御システムにおいて、中
央監視装置100からのペリメータゾーン1−4やイン
テリアゾーン1−1〜1−3へのそれぞれの管理者側温
度設定値Tope の設定は、次のようにして行う。
【0014】空調ゾーンでの快適性を重視する場合、中
央監視装置100のディスプレイ100−2に、快適性
画面を表示させる。すなわち、入力装置100−1を用
いて、例えばインテリアゾーン1−1を指定して快適性
画面の表示要求を行い、図1(a)に示すような快適性
画面を表示させる。
【0015】この快適性画面には、室内温度を横軸とし
室内湿度を縦軸としたグラフG1と、ガイダンス部GD
1とが表示される。グラフG1中には、PMVをパラメ
ータとするインテリアゾーン1−1における温湿度特性
が表示されると共に、インテリアゾーン1−1における
現在の温湿度点P1が表示される。また、グラフG1中
には、「8:00〜19:00」までの30分毎のイン
テリアゾーン1−1における温湿度の検出値がプロット
される。
【0016】グラフG1中のPMVをパラメータとする
温湿度特性は、室温Ta,湿度RH,活動量Met,着
衣量Icl,気流速Vairを関数として表されるPM
Vについて、PMVが「−1.0」,「−0.5」,
「0.0」,「+0.5」,「+1.0」となるときの
室内湿度20%の場合の室内温度と室内湿度65%の場
合の室内温度とをPMV逆演算によって求め、これら温
湿度点を直線により結ぶことによって描かれる。なお、
PMV逆演算において、活動量Metは時刻毎にその値
を定めたの設定テーブルより読み出し、着衣量Iclは
月毎にその値を定めた設定テーブルより読み出す。ま
た、気流速Vairは、予め定められた一定値とする。
【0017】一方、ガイダンス部GD1中には、現在の
管理者側温度設定値Tope を示す領域S1と、PMVと
室内温度との対応関係を示す領域S2と、確認領域S3
とが表示される。領域S2では、現在の絶対湿度を一定
として、「−1.0」,「−0.5」,「0.0」,
「+0.5」,「+1.0」の時の室内温度をPMV逆
演算により求め、各PMV値に対応づけて示している。
【0018】この快適性画面において、グラフG1やガ
イダンス部GD1を見れば、現在の管理者側温度設定値
ope (22℃)がPMVとどのような関係にあるかを
知ることができる。
【0019】管理者側温度設定値Tope を変更したい場
合、管理者側温度設定値Tope を示す領域S1をマウス
クリックする。すると、図1(b)に示すように、キー
ボードS4がウインドウ表示される。このキーボードS
4を介し、管理者側温度設定値Tope を例えば「25
℃」として入力し、設定キーK1をマウスクリックする
と、キーボードS4が消えて、領域S1での表示が「2
5℃」となる。
【0020】中央監視装置100は、この管理者側温度
設定値Tope の「25℃」への変更要求に応えて、現在
の絶対湿度を一定として、管理者側温度設定値Tope
「25℃」へ変更した場合に予想されるインテリアゾー
ン1−1の相対湿度を計算する。すなわち、室内温度S
P1,室内湿度Rh1の状態で、室内温度をSP2に変
化させたときの室内湿度Rh2について、次式で計算す
る。 Rh2=Rh1×(−52.7×SP1+5×SP12
+1388)/(−52.7×SP2+5×SP22
1388) ・・・(1) そして、この計算により求められる温湿度点P2をグラ
フG1内に表示し、現在の温湿度点P1と変更予定の温
湿度点P2とを矢印直線L1で結ぶ。
【0021】これにより、グラフG1中で、矢印直線L
1とPMVをパラメータとする温湿度特性とを対比する
ことにより、管理者側温度設定値Tope を変更した後の
インテリアゾーン1−1におけるPMVの変化を視覚的
に捉えることができる。温湿度点P2への変更を決意す
れば確認領域S3をマウスクリックする。すると、管理
者側温度設定値Tope が「25℃」として、それまでの
管理者側温度設定値Tope (22℃)に代えて、コント
ローラ4−1へ設定される。
【0022】なお、変更予定の温湿度点P2が気に入ら
なければ、領域S1をマウスクリックすることにより、
キーボードS4を出現させ、上述と同様にして、管理者
側温度設定値Tope の変更要求を行うことができる。こ
の場合、矢印直線L1が何本もグラフG1中に描かれる
ものとなるが、確認領域S3をマウスクリックすること
により、後優先で、最後にシミュレーションした管理者
側温度設定値Tope がコントローラ4−1へ設定される
ものとなる。
【0023】空調ゾーンでの居住者の満足度を重視する
場合、中央監視装置100のディスプレイ100−2
に、居住者満足画面を表示させる。すなわち、入力装置
100−1を用いて、例えばインテリアゾーン1−3を
指定して居住者満足画面の表示要求を行い、図3(a)
に示すような居住者満足画面を表示させる。
【0024】この居住者満足画面には、室内温度を横軸
とし室内湿度を縦軸としたグラフG2と、現在の管理者
側温度設定値Tope を示す領域S1と、確認領域S3が
表示される。グラフG2中には、ユーザタ−ミナルUT
3を用いてのインテリアゾーン1−3に対する居住者側
温度設定値Tocu の変更履歴が、変更前の温湿度点およ
び変更方向を示して表示される。すなわち、変更前の温
湿度点をその重心位置として、変更方向をその頂点方向
(左方向:下降、右方向:上昇)で示す三角形のマーク
TMが表示される。また、グラフG2中には、インテリ
アゾーン1−3における現在の温湿度点P1が表示され
ると共に、「8:00〜19:00」までの30分毎の
インテリアゾーン1−3における温湿度の検出値がプロ
ットされる。
【0025】この居住者満足画面において、グラフG2
中のマークTMを見れば、インテリアゾーン1−3にお
ける居住者の不満を視覚的に捉えることができる。
【0026】管理者側温度設定値Tope を変更したい場
合、現在の管理者側温度設定値Top e (25℃)を示す
領域S1をマウスクリックする。すると、図1を用いて
説明した場合と同様にして、キーボードS4がウインド
ウ表示される。このキーボードS4を介し、管理者側温
度設定値Tope を例えば「27℃」として入力し、設定
キーK1をマウスクリックする。すると、キーボードS
4が消えて、領域S1での表示が「27℃」となる。
【0027】中央監視装置100は、この管理者側温度
設定値Tope の「27℃」への変更要求に応えて、現在
の絶対湿度を一定として、管理者側温度設定値Tope
「25℃」へ変更した場合に予想されるインテリアゾー
ン1−3の相対湿度を計算する。そして、この計算によ
り求められる温湿度点P2をグラフG2内に表示し、現
在の温湿度点P1と変更予定の温湿度点P2とを矢印直
線L1で結ぶ。
【0028】これにより、グラフG2中で、矢印直線L
1と居住者側温度設定値Tocu の変更履歴とを対比する
ことにより、管理者側温度設定値Tope を変更した場合
に居住者側が満足するか否かを視覚的に捉えることがで
きる。温湿度点P2への変更を決意すれば確認領域S3
をマウスクリックする。すると、管理者側温度設定値T
ope が「27℃」として、それまでの管理者側温度設定
値Tope (25℃)に代えて、コントローラ4−3へ設
定される。
【0029】空調ゾーンでの省エネを重視する場合、中
央監視装置100のディスプレイ100−2に、エネル
ギー画面を表示させる。すなわち、入力装置100−1
を用いて、例えばインテリアゾーン1−2を指定してエ
ネルギー画面の表示要求を行い、図4(a)に示すよう
なエネルギー画面を表示させる。
【0030】このエネルギー画面には、インテリアゾー
ン1−1〜1−3に対するそれぞれの温度設定値Tset
の現在値を横線の入った棒グラフで示すグラフG3と、
現在の管理者側温度設定値Tope を示す領域S1と、確
認領域S3が表示される。グラフG3中には、インテリ
アゾーン1−1〜1−3における冷暖状況や、実際の室
内温度値が表示される。
【0031】管理者側温度設定値Tope を変更したい場
合、現在の管理者側温度設定値Top e (25℃)を示す
領域S1をマウスクリックする。すると、図1を用いて
説明した場合と同様にして、キーボードS4がウインド
ウ表示される。このキーボードS4を介し、管理者側温
度設定値Tope を例えば「22℃」として入力し、設定
キーK1をマウスクリックすると、キーボードS4が消
えて、領域S1での表示が「22℃」となる。
【0032】中央監視装置100は、この管理者側温度
設定値Tope の「22℃」への変更要求に応えて、管理
者側温度設定値Tope を「22℃」へ変更した場合に予
想されるインテリアゾーン1−2に対する予想温度設定
値Tset ’を求め、この予想温度設定値Tset ’を示す
棒グラフを、インテリアゾーン1−2に対する温度設定
値Tset の現在値の示された棒グラフの横に表示する。
また、インテリアゾーン1−2に対して温度設定値T
set ’が設定された場合に自動変更が予想されるペリメ
ータゾーン1−4およびインテリアゾーン1−1,1−
3に対する予想温度設定値Tset ’を求め、これら予想
温度設定値Tset ’を示す棒グラフを、ペリメータゾー
ン1−4およびインテリアゾーン1−1,1−3に対す
る温度設定値Tset の現在値の示された棒グラフの横に
表示する。また、管理者側温度設定値Tope を「22
℃」へ変更した場合に予想されるエネルギーの変化を、
領域(メッセージ領域)M1にメッセージ表示する。
【0033】これにより、グラフG3中で、予想温度設
定値Tset ’の棒グラフと温度設定値Tset の現在値の
棒グラフとを対比することにより、温度設定値Tset
変化量を視覚的に捉えることができ、また、メッセージ
領域M1でのエネルギー変化のメッセージ表示により、
省エネが図られるかどうかなどを事前に知ることができ
る。管理者側温度設定値Tope の「22℃」への変更を
決意すれば確認領域S3をマウスクリックする。する
と、管理者側温度設定値Tope が「22℃」として、そ
れまでの管理者側温度設定値Tope (25℃)に代え
て、コントローラ4−2へ設定される。
【0034】空調ゾーンでの温度設定値Tset の履歴を
確認する場合、中央監視装置100のディスプレイ10
0−2に、設定値履歴画面を表示させる。すなわち、入
力装置100−1を用いて、例えばペリメータゾーン1
−4を指定して設定値履歴画面の表示要求を行い、図5
に示すような設定値履歴画面を表示させる。
【0035】この設定値履歴画面には、ペリメータゾー
ン1−4に対する管理者側温度設定値Tope のトレンド
(破線)と、ペリメータゾーン1−4に対する温度設定
値Tset のトレンド(実線)とが表示される。また、管
理者側温度設定値Tope や温度設定値Tset の変更履歴
について、変更時刻毎に変更者や状況説明がメッセージ
領域M2にて表示される。このメッセージ領域M2での
変更履歴の表示は、矢印キーKY1,KY2を用いるこ
とにより、スクロールすることができる。なお、メッセ
ージ領域M2でのメッセージ内容は、変更者として「ビ
ル管理者」,「居住者」,「快適性機能」,「省エネ機
能」等の情報が示され、状況説明として「変更前温度→
変更後温度」,「中央監視装置操作」,「ユーザタ−ミ
ナル操作」,「PMV=1.0に変更」,「ミキシング
ロス防止により変更」等の情報が示される。
【0036】これにより、管理者側温度設定値Tope
トレンドと温度設定値Tset とのトレンドとの対比によ
り、またメッセージ領域M2での変更履歴を参照とし
て、管理者側温度設定値Tope の今後の設定変更に活用
することが可能となる。
【0037】なお、本実施例においては、温熱環境指標
としてPMVを用いたが、PMVに限るものではないこ
とは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、その第1発明によれば、温熱環境指標を
パラメータとする温湿度特性との対比により、管理者側
温度設定値Tope を変更した後の空調ゾーンの温熱環境
指標の変化を視覚的に捉えることができ、またその第2
発明では、居住者側温度設定値Tocu の変更履歴との対
比により、管理者側温度設定値Tope を変更した場合に
居住者側が満足するか否かを視覚的に捉えることがで
き、またその第3発明では、予想温度設定値Tset’と
温度設定値Tset の現在値とのグラフ対比により、温度
設定値Tset の変化量を視覚的に捉えることができ、ま
たその第4発明では、管理者側温度設定値Top e のトレ
ンドと実際の温度Tpvのトレンドとの対比により、管
理者側温度設定値Tope の今後の設定変更に活用するこ
とが可能となり、管理者側温度設定値Tope を経験や勘
に頼らず合理的に決定することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中央監視装置のディスプレイに出現する快適性
表示画面を示す図である。
【図2】本発明の一実施例を含んでなる空調制御システ
ムの構成図である。
【図3】中央監視装置のディスプレイに出現する居住者
満足画面を示す図である。
【図4】中央監視装置のディスプレイに出現するエネル
ギー画面を示す図である。
【図5】中央監視装置のディスプレイに出現する設定値
履歴画面を示す図である。
【符号の説明】
1−1〜1−3 インテリアゾーン 1−4 ペリメータゾーン 2−1〜2−3 ファンコイルユニット 4−1〜4−5 コントローラ T1〜T4 温度センサ H1〜H4 湿度センサ UT1〜UT4 ユーザタ−ミナル VAV1〜VAV3 可変風量ユニット 100 中央監視装置 100−1 入力装置 100−2 ディスプレイ
フロントページの続き (72)発明者 成瀬 彰彦 東京都渋谷区渋谷二丁目12番19号 山武ハ ネウエル株式会社内 (72)発明者 昆 昭彦 神奈川県藤沢市川名一丁目12番2号 山武 ハネウエル株式会社藤沢工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ゾーンを指定しての快適性画面の表
    示要求に応えて、温熱環境指標をパラメータとする前記
    空調ゾーンにおける温湿度特性をグラフ中に表示し、こ
    の温湿度特性の表示されたグラフ中に前記空調ゾーンの
    現在の温湿度点を表示する快適性画面表示手段と、 前記空調ゾーンに対する管理者側温度設定値Tope の変
    更要求に応えて、前記管理者側温度設定値Tope を指定
    された値に変更した場合に予想される前記空調ゾーンの
    温湿度点を、前記温湿度特性の表示されたグラフ中に表
    示するシミュレーション手段とを備えたことを特徴とす
    る設定値決定支援装置。
  2. 【請求項2】 空調ゾーンを指定しての居住者満足画面
    の表示要求に応えて、前記空調ゾーンに対する居住者側
    温度設定値Tocu の変更履歴を変更前の温湿度点および
    変更方向を示してグラフ中に表示し、この変更履歴の表
    示されたグラフ中に前記空調ゾーンの現在の温湿度点を
    表示する居住者満足画面表示手段と、 前記空調ゾーンに対する管理者側温度設定値Tope の変
    更要求に応えて、前記管理者側温度設定値Tope を指定
    された値に変更した場合に予想される前記空調ゾーンの
    温湿度点を、前記変更履歴の表示されたグラフ中に表示
    するシミュレーション手段とを備えたことを特徴とする
    設定値決定支援装置。
  3. 【請求項3】 空調ゾーンを指定してのエネルギー画面
    の表示要求に応えて、前記空調ゾーンに対する温度設定
    値Tset の現在値をグラフ表示するエネルギー画面表示
    手段と、 前記空調ゾーンに対する管理者側温度設定値Tope の変
    更要求に応えて、前記管理者側温度設定値Tope を指定
    された値に変更した場合に予想される予想温度設定値T
    set ’を前記温度設定値Tset の現在値と対応づけてグ
    ラフ表示すると共に、前記管理者側温度設定値Tope
    変更した場合に予想されるエネルギーの変化をメッセー
    ジ表示するシミュレーション手段とを備えたことを特徴
    とする設定値決定支援装置。
  4. 【請求項4】 空調ゾーンを指定しての設定値履歴画面
    の表示要求に応えて、前記空調ゾーンに対する管理者側
    温度設定値Tope のトレンドと前記空調ゾーンに対する
    温度設定値Tset のトレンドとをグラフ表示する設定値
    履歴画面表示手段を備えたことを特徴とする設定値決定
    支援装置。
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