JPH06264601A - タイル床ユニット - Google Patents
タイル床ユニットInfo
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- JPH06264601A JPH06264601A JP5079163A JP7916393A JPH06264601A JP H06264601 A JPH06264601 A JP H06264601A JP 5079163 A JP5079163 A JP 5079163A JP 7916393 A JP7916393 A JP 7916393A JP H06264601 A JPH06264601 A JP H06264601A
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- Japan
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- tile
- floor
- substrate
- tiles
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
［目的］ 現場での床タイル張設作業を解消してタイル
仕上げの床面を形成するタイル床ユニットを提供する。 ［構成］ 低発泡系のポリスチレンフォームの基体１０
上に，桝目状線材よりなるタイル位置決めフレーム１１
を配置し，このフレーム１１をモルタル層１４で埋込み
状とした上，該モルタル層１４を介してフレーム１１に
裏面の嵌合溝１６を嵌合した状態で床タイル１５を接着
し，併せて床タイル１５間にモルタルの目地部１７を形
成してタイル床ユニットＢ乃至Ｄを構成する。このタイ
ル床ユニットＢ乃至Ｄを組合せ配置し，下地コンクリー
ト層２１に塗りモルタル２２を介して固定し，タイル仕
上げの床面Ａを形成する。
仕上げの床面を形成するタイル床ユニットを提供する。 ［構成］ 低発泡系のポリスチレンフォームの基体１０
上に，桝目状線材よりなるタイル位置決めフレーム１１
を配置し，このフレーム１１をモルタル層１４で埋込み
状とした上，該モルタル層１４を介してフレーム１１に
裏面の嵌合溝１６を嵌合した状態で床タイル１５を接着
し，併せて床タイル１５間にモルタルの目地部１７を形
成してタイル床ユニットＢ乃至Ｄを構成する。このタイ
ル床ユニットＢ乃至Ｄを組合せ配置し，下地コンクリー
ト層２１に塗りモルタル２２を介して固定し，タイル仕
上げの床面Ａを形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，タイル仕上げをした床
面を構成するタイル床ユニットに関する。
面を構成するタイル床ユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば門入口から玄関軒下に至る間にタ
イル仕上げをした床面を設置する場合，一般にコンクリ
ート層を形成した上に，モルタル層を塗付し，水糸を基
準にして各床タイルを張設する現場施工によるものとさ
れる。
イル仕上げをした床面を設置する場合，一般にコンクリ
ート層を形成した上に，モルタル層を塗付し，水糸を基
準にして各床タイルを張設する現場施工によるものとさ
れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの場合，床タ
イルの張設は水系を基準とした湿式のものとされるか
ら，個別に水糸を張って床タイルの位置決め固定を行う
必要を生じて，作業が煩雑化するとともに工事期間を延
ばす傾向があり，また床タイルの張設は，水糸を基準と
するも，その水平又は垂直にして目地スペースを残すよ
うに所定間隔に行うことは必ずしも容易ではなく，熟練
技術を必要とする。
イルの張設は水系を基準とした湿式のものとされるか
ら，個別に水糸を張って床タイルの位置決め固定を行う
必要を生じて，作業が煩雑化するとともに工事期間を延
ばす傾向があり，また床タイルの張設は，水糸を基準と
するも，その水平又は垂直にして目地スペースを残すよ
うに所定間隔に行うことは必ずしも容易ではなく，熟練
技術を必要とする。
【０００４】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で，その解決課題とする処は，現場での床タイル張設作
業を解消し，現場施工を可及的に短縮且つ省力化すると
ともに熟練技術を要せずしてタイル仕上げの床面を形成
し得るタイル床ユニットを提供するにある。
で，その解決課題とする処は，現場での床タイル張設作
業を解消し，現場施工を可及的に短縮且つ省力化すると
ともに熟練技術を要せずしてタイル仕上げの床面を形成
し得るタイル床ユニットを提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題に添い本発明
は，運搬，設置に便ならしめるように可及的な軽量化を
図り，現場で設置固定することによって簡易にタイル仕
上げの床面を形成し得るように，発泡軽量化基体と，こ
れにモルタル層を介して接着した床タイル及び目地部を
備えてユニット化したタイル床ユニットを提供するもの
であって，即ち本発明は，発泡軽量化基体と，該基体の
単一又は複数の表面に塗付したモルタル層と，該モルタ
ル層を介して上記基体にそれぞれ接着した多数の床タイ
ルと，該タイル間に介設した目地部とを備えてなること
を特徴とするタイル床ユニット（請求項１），発泡軽量
化基体と，該基体の単一又は複数の表面に対接***状に
添設したタイル位置決めフレームと，該フレームを埋込
み状にして基体に塗付したモルタル層と，上記フレーム
にそれぞれ裏面複数の嵌合溝を嵌合し該モルタル層を介
して上記基体に接着した多数の床タイルと，該タイル間
に介設した目地部とを備えてなることを特徴とするタイ
ル床ユニット（請求項２），請求項１又は２の発泡軽量
化基体を低発泡系のポリスチレンフォームによる水平厚
板製とし，単一の表面に床タイルを備えた歩行路，踊
場，階段面等の水平床形成用としてなることを特徴とす
るタイル床ユニット（請求項３），請求項１又は２の発
泡軽量化基体を低発泡系のポリスチレンフォームによる
角柱状ブロック乃至垂直厚板製とし，直角２面以上の複
数の表面に床タイルを備えた，階段形成用又は縁石部形
成用としてなることを特徴とするタイル床ユニット（請
求項４）及び請求項２のタイル位置決めフレームを，平
行多数の位置決め線材を備え，該線材に横断線材又は外
枠を付して構成し，且つ床タイル裏面に並列一対又は多
数の平行嵌合溝を刻設してなることを特徴とするタイル
床ユニット（請求項５）に係り且つこれらをそれぞれ発
明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
は，運搬，設置に便ならしめるように可及的な軽量化を
図り，現場で設置固定することによって簡易にタイル仕
上げの床面を形成し得るように，発泡軽量化基体と，こ
れにモルタル層を介して接着した床タイル及び目地部を
備えてユニット化したタイル床ユニットを提供するもの
であって，即ち本発明は，発泡軽量化基体と，該基体の
単一又は複数の表面に塗付したモルタル層と，該モルタ
ル層を介して上記基体にそれぞれ接着した多数の床タイ
ルと，該タイル間に介設した目地部とを備えてなること
を特徴とするタイル床ユニット（請求項１），発泡軽量
化基体と，該基体の単一又は複数の表面に対接***状に
添設したタイル位置決めフレームと，該フレームを埋込
み状にして基体に塗付したモルタル層と，上記フレーム
にそれぞれ裏面複数の嵌合溝を嵌合し該モルタル層を介
して上記基体に接着した多数の床タイルと，該タイル間
に介設した目地部とを備えてなることを特徴とするタイ
ル床ユニット（請求項２），請求項１又は２の発泡軽量
化基体を低発泡系のポリスチレンフォームによる水平厚
板製とし，単一の表面に床タイルを備えた歩行路，踊
場，階段面等の水平床形成用としてなることを特徴とす
るタイル床ユニット（請求項３），請求項１又は２の発
泡軽量化基体を低発泡系のポリスチレンフォームによる
角柱状ブロック乃至垂直厚板製とし，直角２面以上の複
数の表面に床タイルを備えた，階段形成用又は縁石部形
成用としてなることを特徴とするタイル床ユニット（請
求項４）及び請求項２のタイル位置決めフレームを，平
行多数の位置決め線材を備え，該線材に横断線材又は外
枠を付して構成し，且つ床タイル裏面に並列一対又は多
数の平行嵌合溝を刻設してなることを特徴とするタイル
床ユニット（請求項５）に係り且つこれらをそれぞれ発
明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
【０００６】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば，図１乃至図１２においてＡはタイ
ル仕上げの床面であり，該床面Ａは水平床形成用のタイ
ル床ユニットＢ及びＣと，縁石部形成用のタイル床ユニ
ットＤとを組合せ使用してなる。
具体的に説明すれば，図１乃至図１２においてＡはタイ
ル仕上げの床面であり，該床面Ａは水平床形成用のタイ
ル床ユニットＢ及びＣと，縁石部形成用のタイル床ユニ
ットＤとを組合せ使用してなる。
【０００７】各タイル床ユニットＢ乃至Ｄは，いずれも
発泡軽量化基体１０と，該基体１０の単一又は複数の表
面に対接***状に添設したタイル位置決めフレーム１１
と，該フレーム１１を埋込み状にして基体１０に塗付し
たモルタル層１４と，上記フレーム１１にそれぞれ裏面
複数の嵌合溝１６を嵌合し該モルタル層１４を介して上
記基体１０に接着した多数の床タイル１５と，該タイル
１５間に介設した目地部１７とを備えてなり，本例にお
いて発泡軽量化基体１０は，低発泡系のポリスチレンフ
ォーム（ダウ化工社製 商品名スタイロフォーム）によ
るものとし，このうちタイル床ユニットＢは，このポリ
スチレンフォームの水平厚板製とし，その単一の表面に
上記床タイル１５を備え，タイルユニットＣは同じく水
平厚板製として，その直角２面の複数の表面に上記床タ
イル１５を備えて，これらをそれぞれ水平床形成用と
し，またタイル床ユニットＤは，このポリスチレンフォ
ームの角柱状ブロック製とし，その直角３面の複数の表
面に上記床タイル１５を備えてこれを縁石部形成用とし
てある。
発泡軽量化基体１０と，該基体１０の単一又は複数の表
面に対接***状に添設したタイル位置決めフレーム１１
と，該フレーム１１を埋込み状にして基体１０に塗付し
たモルタル層１４と，上記フレーム１１にそれぞれ裏面
複数の嵌合溝１６を嵌合し該モルタル層１４を介して上
記基体１０に接着した多数の床タイル１５と，該タイル
１５間に介設した目地部１７とを備えてなり，本例にお
いて発泡軽量化基体１０は，低発泡系のポリスチレンフ
ォーム（ダウ化工社製 商品名スタイロフォーム）によ
るものとし，このうちタイル床ユニットＢは，このポリ
スチレンフォームの水平厚板製とし，その単一の表面に
上記床タイル１５を備え，タイルユニットＣは同じく水
平厚板製として，その直角２面の複数の表面に上記床タ
イル１５を備えて，これらをそれぞれ水平床形成用と
し，またタイル床ユニットＤは，このポリスチレンフォ
ームの角柱状ブロック製とし，その直角３面の複数の表
面に上記床タイル１５を備えてこれを縁石部形成用とし
てある。
【０００８】即ち水平床形成用のタイル床ユニットＢ及
びＣにおける発泡軽量化基体１０は，本例において４５
５mm×９２０mmの幅広にして，５０mmの厚さを有する水
平厚板を用い，また縁石部形成用のタイル床ユニットＤ
における発泡軽量化基体１０は，１３０mm×９２０mmの
幅狭長尺にして１５５mmの厚さを有する角柱状ブロック
を用いてある。
びＣにおける発泡軽量化基体１０は，本例において４５
５mm×９２０mmの幅広にして，５０mmの厚さを有する水
平厚板を用い，また縁石部形成用のタイル床ユニットＤ
における発泡軽量化基体１０は，１３０mm×９２０mmの
幅狭長尺にして１５５mmの厚さを有する角柱状ブロック
を用いてある。
【０００９】タイル位置決めフレーム１１は，本例にお
いて２．６mm乃至３．６mm径の比較的太径円柱状亜鉛メ
ッキ鋼線に樹脂塗料のカチオン電着塗装を施した防錆金
属線材による経材１２及びこれに対する横断線材として
の緯材１３を用い，経材１２を５０mm，緯材１３を３５
乃至７５mmの５mmの倍数のピッチとするとともに経材１
２を上位に，緯材１３を下位となるように経緯段差状に
して交点を溶着した格子状乃至桝目状のものとし，上記
経材１２を平行多数の位置決め線材となるようにしてあ
り，更に水平床形成用のタイル床ユニットＢ及びＣにあ
ってこのタイル位置決めフレーム１１は平面体及び逆Ｌ
字状体とし，また縁石部形成用のタイル床ユニットＤに
あってこのタイル位置決めフレーム１１は下向きコ字状
体としてある。
いて２．６mm乃至３．６mm径の比較的太径円柱状亜鉛メ
ッキ鋼線に樹脂塗料のカチオン電着塗装を施した防錆金
属線材による経材１２及びこれに対する横断線材として
の緯材１３を用い，経材１２を５０mm，緯材１３を３５
乃至７５mmの５mmの倍数のピッチとするとともに経材１
２を上位に，緯材１３を下位となるように経緯段差状に
して交点を溶着した格子状乃至桝目状のものとし，上記
経材１２を平行多数の位置決め線材となるようにしてあ
り，更に水平床形成用のタイル床ユニットＢ及びＣにあ
ってこのタイル位置決めフレーム１１は平面体及び逆Ｌ
字状体とし，また縁石部形成用のタイル床ユニットＤに
あってこのタイル位置決めフレーム１１は下向きコ字状
体としてある。
【００１０】これらタイル位置決めフレーム１１は，タ
イル床ユニットＢにあっては上記厚板の発泡軽量化基体
１０の上位側単一の表面に載置し，タイル床ユニットＣ
にあっては同じく発泡軽量化基体１０の上位側及び一側
側部の直角２面の複数表面に載置乃至突当て状に被嵌
し，またタイル床ユニットＤにあっては上記角柱状ブロ
ックの発泡軽量化基体１０の上位側及び両側側部の直角
３面の複数表面に同じく載置乃至突当て状に被嵌するこ
とによって配置するとともにこれらタイル位置決めフレ
ーム１１は，発泡軽量化基体１０に塗付したモルタル層
１４によって上端を露出するように埋込み状にして該発
泡軽量化基体１０に埋込み固定せしめてある。
イル床ユニットＢにあっては上記厚板の発泡軽量化基体
１０の上位側単一の表面に載置し，タイル床ユニットＣ
にあっては同じく発泡軽量化基体１０の上位側及び一側
側部の直角２面の複数表面に載置乃至突当て状に被嵌
し，またタイル床ユニットＤにあっては上記角柱状ブロ
ックの発泡軽量化基体１０の上位側及び両側側部の直角
３面の複数表面に同じく載置乃至突当て状に被嵌するこ
とによって配置するとともにこれらタイル位置決めフレ
ーム１１は，発泡軽量化基体１０に塗付したモルタル層
１４によって上端を露出するように埋込み状にして該発
泡軽量化基体１０に埋込み固定せしめてある。
【００１１】床タイル１５は，本例において１４５mm×
１４５mmの方形にして厚さ１５mmの陶磁系のものを用い
てあり，このとき各床タイル１５はその裏面に多数の平
行嵌合溝１６を５mmピンチによって刻設したものとして
ある。
１４５mmの方形にして厚さ１５mmの陶磁系のものを用い
てあり，このとき各床タイル１５はその裏面に多数の平
行嵌合溝１６を５mmピンチによって刻設したものとして
ある。
【００１２】各床タイル１５は，上記タイル位置決めフ
レーム１１の経材１２に嵌合溝１６を嵌合することによ
って，その位置決めを行うとともにその余をモルタル層
１４への接着部位として，床タイル１５間に目地スペー
スを形成するようにして上記発泡軽量化基体１０に接着
せしめてあり，これにより各発泡軽量化基体１０の上位
側単一表面又は直角２面乃至直角３面の複数表面を被覆
せしめてある。
レーム１１の経材１２に嵌合溝１６を嵌合することによ
って，その位置決めを行うとともにその余をモルタル層
１４への接着部位として，床タイル１５間に目地スペー
スを形成するようにして上記発泡軽量化基体１０に接着
せしめてあり，これにより各発泡軽量化基体１０の上位
側単一表面又は直角２面乃至直角３面の複数表面を被覆
せしめてある。
【００１３】このとき上記目地スペースには，モルタル
を塗り込み硬化せしめてあり，これにより各床タイル１
５間の上記目地部１７をモルタル目地として床タイル１
５間の空隙を塞ぐとともに外観を良好なものとしてい
る。
を塗り込み硬化せしめてあり，これにより各床タイル１
５間の上記目地部１７をモルタル目地として床タイル１
５間の空隙を塞ぐとともに外観を良好なものとしてい
る。
【００１４】以上のタイル床ユニットＢ乃至Ｄによるタ
イル仕上げの床面Ａの形成は，歩行路，踊場には水平床
形成用のタイル床ユニットＢを，これらの長手方向端部
及び階段面には同じく水平床形成用のタイル床ユニット
Ｃを，更にこれらの幅方向端部には縁石形成用のタイル
床ユニットＤをそれぞれ配置し，併せてタイル床ユニッ
トＢ乃至Ｄ間に必要に応じた目地部を介設するようにし
て地表に一体化固定することによって行ってある。
イル仕上げの床面Ａの形成は，歩行路，踊場には水平床
形成用のタイル床ユニットＢを，これらの長手方向端部
及び階段面には同じく水平床形成用のタイル床ユニット
Ｃを，更にこれらの幅方向端部には縁石形成用のタイル
床ユニットＤをそれぞれ配置し，併せてタイル床ユニッ
トＢ乃至Ｄ間に必要に応じた目地部を介設するようにし
て地表に一体化固定することによって行ってある。
【００１５】即ちこれらタイル床ユニットＢ乃至Ｄの設
置は，盛土層２０上に下地コンクリート層２１を現場打
設によって形成し，該下地コンクリート層２１上に塗り
モルタル層２２を塗付した上，該塗りモルタル層２２を
接着層として介設することにより，或いは盛土層２０上
に図示を省略した，例えば１０乃至１５mm程度層のカラ
練りモルタル層を介設することにより，これら下地コン
クリート層２１等に対して一体的に固定するようにして
あり，これによりタイル床ユニットＢ乃至Ｄは地表に強
固に固定されて，表面をタイル仕上げとした床面Ａが形
成されるに至る。
置は，盛土層２０上に下地コンクリート層２１を現場打
設によって形成し，該下地コンクリート層２１上に塗り
モルタル層２２を塗付した上，該塗りモルタル層２２を
接着層として介設することにより，或いは盛土層２０上
に図示を省略した，例えば１０乃至１５mm程度層のカラ
練りモルタル層を介設することにより，これら下地コン
クリート層２１等に対して一体的に固定するようにして
あり，これによりタイル床ユニットＢ乃至Ｄは地表に強
固に固定されて，表面をタイル仕上げとした床面Ａが形
成されるに至る。
【００１６】図１３は他の例を示したもので，本例にあ
っては，上記水平床形成用のタイル床ユニットＢを用い
るとともに，階段形成用のタイル床ユニットＥを用いて
タイル仕上げの床Ａを構成するとともにこれらタイル床
ユニットＢ及びＥの地表への設置を，上記盛土層２０及
び下地コンクリート層２１に代えて，現場工事をより簡
易化するようにコンクリートブロック積上げ層２３とし
た例を示しており，本例において上記タイル床ユニット
Ｅは，水平床形成用のタイル床ユニットＢの長手方向階
段側端部位置及び各階段部位において階段高さに合わせ
て各段差状とした，上記と同様のポリスチレンフォーム
による垂直厚板製乃至角柱状ブロックの発泡軽量化基体
１０を用い，これに上位側及び一側側部の直角２面の複
数表面に床タイル１５を備えることによって各階段形成
用のものとしてあり，それぞれ所定部位に配置すること
によって階段を形成し得るようにしてある。
っては，上記水平床形成用のタイル床ユニットＢを用い
るとともに，階段形成用のタイル床ユニットＥを用いて
タイル仕上げの床Ａを構成するとともにこれらタイル床
ユニットＢ及びＥの地表への設置を，上記盛土層２０及
び下地コンクリート層２１に代えて，現場工事をより簡
易化するようにコンクリートブロック積上げ層２３とし
た例を示しており，本例において上記タイル床ユニット
Ｅは，水平床形成用のタイル床ユニットＢの長手方向階
段側端部位置及び各階段部位において階段高さに合わせ
て各段差状とした，上記と同様のポリスチレンフォーム
による垂直厚板製乃至角柱状ブロックの発泡軽量化基体
１０を用い，これに上位側及び一側側部の直角２面の複
数表面に床タイル１５を備えることによって各階段形成
用のものとしてあり，それぞれ所定部位に配置すること
によって階段を形成し得るようにしてある。
【００１７】その余のタイル床ユニットＢ及びＥの構
成，これらタイル床ユニットＢ及びＥの設置については
上記例と変らないので，図示される処に同一符号を付し
てその説明を省略する。
成，これらタイル床ユニットＢ及びＥの設置については
上記例と変らないので，図示される処に同一符号を付し
てその説明を省略する。
【００１８】図示した例は以上のとおりとしたが，本発
明の実施に当っては，例えば発泡軽量化基体にプリン
ト，刻設加工等によるマーキングを付して，必要に応じ
て生産時の位置出しを可能とすること等により，例えば
上記タイル位置出し用フレームの使用を省略し，タイル
床ユニットを，発泡軽量化基体と，該基体の単一又は複
数の表面に塗付したモルタル層と，該モルタル層を介し
て上記基体にそれぞれ接着した多数の床タイルと，該タ
イル間に介設した目地部とを備えたものとして構成する
ことができる。また必要に応じて用いるタイル位置決め
用フレームを，平行多数の位置決め線材を備えるように
した場合には，該線材に外枠を付して構成することがで
きる。
明の実施に当っては，例えば発泡軽量化基体にプリン
ト，刻設加工等によるマーキングを付して，必要に応じ
て生産時の位置出しを可能とすること等により，例えば
上記タイル位置出し用フレームの使用を省略し，タイル
床ユニットを，発泡軽量化基体と，該基体の単一又は複
数の表面に塗付したモルタル層と，該モルタル層を介し
て上記基体にそれぞれ接着した多数の床タイルと，該タ
イル間に介設した目地部とを備えたものとして構成する
ことができる。また必要に応じて用いるタイル位置決め
用フレームを，平行多数の位置決め線材を備えるように
した場合には，該線材に外枠を付して構成することがで
きる。
【００１９】更に発泡軽量化基体を，タイル床ユニット
の運搬，設置にクレーン等を使用することなく人手で行
い得るようにする限り，上記低発泡系のポリスチレンフ
ォーム等合成樹脂系のものの他，例えば発泡コンクリー
トの如くに他の材質のものとすること，上記階段形成用
のタイル床ユニットを同寸の角柱状ブロックの発泡軽量
化基体を用いるとともに階段部位に合わせてその高さを
下地コンクリート層乃至コンクリートブロック積上げ層
等により調整するようにすること，タイル位置決め用フ
レームを位置決め線材と横断線材によって構成するにつ
き，交点の位置決め線材及び横断線材をそれぞれ部分的
に***状として，これら線材を平面的に配置し，上記位
置決め線材の***部分をタイル裏面の嵌合溝に嵌合する
ようにすること，タイル位置決め線材を，例えばグラス
ファイバー入りの合成樹脂による一体のものとして構成
すること，床タイル裏面の平行嵌合溝を，タイル位置決
めフレームに対して少くとも幅方向２ケ所で嵌合するよ
うに並列一対のものとすること，目地部を予め成型した
目地材を嵌込み設置するものとすること，更に上記水平
床形成用のタイル床ユニットに加えて，発泡軽量化基体
を傾斜厚板とし，これに同様に床タイルを備えたスロー
プ形成用のタイル床ユニットを用いること等を含めて，
本発明の実施に当って，発泡軽量化基体，モルタル層，
タイル位置決めフレーム，床タイル，目地部の各具体的
材質，形状，構造，寸法，数量，これらに対する付加，
タイル床ユニットの地表設置に際しての下地，該下地に
対する固定手段等は，上記発明の要旨に反しない限り様
々に変更することができ，以上に図示し又は例示的に説
明したものに限定するには及ばない。
の運搬，設置にクレーン等を使用することなく人手で行
い得るようにする限り，上記低発泡系のポリスチレンフ
ォーム等合成樹脂系のものの他，例えば発泡コンクリー
トの如くに他の材質のものとすること，上記階段形成用
のタイル床ユニットを同寸の角柱状ブロックの発泡軽量
化基体を用いるとともに階段部位に合わせてその高さを
下地コンクリート層乃至コンクリートブロック積上げ層
等により調整するようにすること，タイル位置決め用フ
レームを位置決め線材と横断線材によって構成するにつ
き，交点の位置決め線材及び横断線材をそれぞれ部分的
に***状として，これら線材を平面的に配置し，上記位
置決め線材の***部分をタイル裏面の嵌合溝に嵌合する
ようにすること，タイル位置決め線材を，例えばグラス
ファイバー入りの合成樹脂による一体のものとして構成
すること，床タイル裏面の平行嵌合溝を，タイル位置決
めフレームに対して少くとも幅方向２ケ所で嵌合するよ
うに並列一対のものとすること，目地部を予め成型した
目地材を嵌込み設置するものとすること，更に上記水平
床形成用のタイル床ユニットに加えて，発泡軽量化基体
を傾斜厚板とし，これに同様に床タイルを備えたスロー
プ形成用のタイル床ユニットを用いること等を含めて，
本発明の実施に当って，発泡軽量化基体，モルタル層，
タイル位置決めフレーム，床タイル，目地部の各具体的
材質，形状，構造，寸法，数量，これらに対する付加，
タイル床ユニットの地表設置に際しての下地，該下地に
対する固定手段等は，上記発明の要旨に反しない限り様
々に変更することができ，以上に図示し又は例示的に説
明したものに限定するには及ばない。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以上のとおり，請求項１で，発
泡軽量化基体と，該基体の単一又は複数の表面に塗付し
たモルタル層と，該モルタル層を介して上記基体にそれ
ぞれ接着した多数の床タイルと，該タイル間に介設した
目地部とを備えてなることを特徴とするから，現場での
床タイル張設作業を解消し，現場施工を可及的に短縮且
つ省力化するとともに熟練技術を要せずしてタイル仕上
げの床面を形成し得るタイル床ユニットを提供すること
ができる。
泡軽量化基体と，該基体の単一又は複数の表面に塗付し
たモルタル層と，該モルタル層を介して上記基体にそれ
ぞれ接着した多数の床タイルと，該タイル間に介設した
目地部とを備えてなることを特徴とするから，現場での
床タイル張設作業を解消し，現場施工を可及的に短縮且
つ省力化するとともに熟練技術を要せずしてタイル仕上
げの床面を形成し得るタイル床ユニットを提供すること
ができる。
【００２１】請求項２は，発泡軽量化基体と，該基体の
単一又は複数の表面に対接***状に添設したタイル位置
決めフレームと，該フレームを埋込み状にして基体に塗
付したモルタル層と，上記フレームにそれぞれ裏面複数
の嵌合溝を嵌合し該モルタル層を介して上記基体に接着
した多数の床タイルと，該タイル間に介設した目地部と
を備えてなることを特徴とするから，上記に加えて，タ
イル位置決めフレームによって床タイルの位置決めを簡
易になし得て，工場での生産を容易化し，生産性を向上
するとともに品質の均一化を図り易く，またタイル位置
決めフレームが補強要素となって，全体の強度を向上し
たタイル床ユニットとすることができる。
単一又は複数の表面に対接***状に添設したタイル位置
決めフレームと，該フレームを埋込み状にして基体に塗
付したモルタル層と，上記フレームにそれぞれ裏面複数
の嵌合溝を嵌合し該モルタル層を介して上記基体に接着
した多数の床タイルと，該タイル間に介設した目地部と
を備えてなることを特徴とするから，上記に加えて，タ
イル位置決めフレームによって床タイルの位置決めを簡
易になし得て，工場での生産を容易化し，生産性を向上
するとともに品質の均一化を図り易く，またタイル位置
決めフレームが補強要素となって，全体の強度を向上し
たタイル床ユニットとすることができる。
【００２２】請求項３は上記発泡軽量化基体を低発泡系
のポリスチレンフォームによる水平厚板製とし，単一の
表面に床タイルを備えた歩行路，踊場，階段面等の水平
床形成用としてなることを特徴とし，また請求項４は上
記発泡軽量化基体を低発泡系のポリスチレンフォームに
よる角柱状ブロック乃至垂直厚板製とし，直角２面以上
の複数の表面に床タイルを備えた，階段形成用又は縁石
部形成用としてなることを特徴とするから，同じく上記
に加えて，全体として軽量化を促進し，水平床形成用，
階段形成用又は縁石部形成用としたタイル床ユニットと
することができる。
のポリスチレンフォームによる水平厚板製とし，単一の
表面に床タイルを備えた歩行路，踊場，階段面等の水平
床形成用としてなることを特徴とし，また請求項４は上
記発泡軽量化基体を低発泡系のポリスチレンフォームに
よる角柱状ブロック乃至垂直厚板製とし，直角２面以上
の複数の表面に床タイルを備えた，階段形成用又は縁石
部形成用としてなることを特徴とするから，同じく上記
に加えて，全体として軽量化を促進し，水平床形成用，
階段形成用又は縁石部形成用としたタイル床ユニットと
することができる。
【００２３】請求項５は，上記タイル位置決めフレーム
を，平行多数の位置決め線材を備え，該線材に横断線材
又は外枠を付して構成し，且つ床タイル裏面に並列一対
又は多数の平行嵌合溝を刻設してなることを特徴とする
から，同じく上記に加えて，簡易な位置決めフレームに
よって床タイルの位置出しを容易としたタイル床ユニッ
トとすることができる。
を，平行多数の位置決め線材を備え，該線材に横断線材
又は外枠を付して構成し，且つ床タイル裏面に並列一対
又は多数の平行嵌合溝を刻設してなることを特徴とする
から，同じく上記に加えて，簡易な位置決めフレームに
よって床タイルの位置出しを容易としたタイル床ユニッ
トとすることができる。
【図１】タイル床ユニットの設置状態を示す斜視図
【図２】水平床形成用タイル床ユニットの一部切欠き斜
視図
視図
【図３】縁石部形成用タイル床ユニットの一部切欠き斜
視図
視図
【図４】水平床形成用タイル床ユニットの平面図
【図５】水平床形成用タイル床ユニットの縦側面図
【図６】縁石部形成用タイル床ユニットの正面図
【図７】縁石部形成用タイル床ユニットの縦断面図
【図８】水平床形成用タイル床ユニットにおけるタイル
位置決めフレームの平面図
位置決めフレームの平面図
【図９】縁石部形成用タイル床ユニットにおけるタイル
位置決めフレームの平面図
位置決めフレームの平面図
【図１０】縁石部形成用タイル床ユニットにおけるタイ
ル位置決めフレームの正面図
ル位置決めフレームの正面図
【図１１】縁石部形成用タイル床ユニットにおけるタイ
ル位置決めフレームの側面図
ル位置決めフレームの側面図
【図１２】床タイルの縦断面図
【図１３】他の例に係るタイル床ユニットの設置状態を
示す縦断面図
示す縦断面図
Ａ 床面 Ｂ タイル床ユニット Ｃ タイル床ユニット Ｄ タイル床ユニット Ｅ タイル床ユニット １０ 発泡軽量化基体 １１ タイル位置決めフレーム １４ モルタル層 １５ 床タイル １６ 嵌合溝 １７ 目地部 ２１ 下地コンクリート層 ２３ コンクリートブロック積上げ層
Claims (5)
- 【請求項１】 発泡軽量化基体と，該基体の単一又は複
数の表面に塗付したモルタル層と，該モルタル層を介し
て上記基体にそれぞれ接着した多数の床タイルと，該タ
イル間に介設した目地部とを備えてなることを特徴とす
るタイル床ユニット。 - 【請求項２】 発泡軽量化基体と，該基体の単一又は複
数の表面に対接***状に添設したタイル位置決めフレー
ムと，該フレームを埋込み状にして基体に塗付したモル
タル層と，上記フレームにそれぞれ裏面複数の嵌合溝を
嵌合し該モルタル層を介して上記基体に接着した多数の
床タイルと，該タイル間に介設した目地部とを備えてな
ることを特徴とするタイル床ユニット。 - 【請求項３】 請求項１又は２の発泡軽量化基体を低発
泡系のポリスチレンフォームによる水平厚板製とし，単
一の表面に床タイルを備えた歩行路，踊場，階段面等の
水平床形成用としてなることを特徴とするタイル床ユニ
ット。 - 【請求項４】 請求項１又は２の発泡軽量化基体を低発
泡系のポリスチレンフォームによる角柱状ブロック乃至
垂直厚板製とし，直角２面以上の複数の表面に床タイル
を備えた，階段形成用又は縁石部形成用としてなること
を特徴とするタイル床ユニット。 - 【請求項５】 請求項２のタイル位置決めフレームを，
平行多数の位置決め線材を備え，該線材に横断線材又は
外枠を付して構成し，且つ床タイル裏面に並列一対又は
多数の平行嵌合溝を刻設してなることを特徴とするタイ
ル床ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07916393A JP3247481B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | タイル床ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07916393A JP3247481B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | タイル床ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06264601A true JPH06264601A (ja) | 1994-09-20 |
| JP3247481B2 JP3247481B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=13682296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07916393A Expired - Fee Related JP3247481B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | タイル床ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3247481B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1037432A (ja) * | 1996-07-26 | 1998-02-10 | Toyo Exterior Co Ltd | 屋外構築物の擬石又はタイル接着固定装置及びその 接着固定方法 |
| WO2003018934A1 (en) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | David James Flowers | A method of forming a tiled floor |
| AU2002325660B2 (en) * | 2001-08-31 | 2006-11-16 | Formosa, Karen Patricia | A method of forming a tiled floor |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP07916393A patent/JP3247481B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1037432A (ja) * | 1996-07-26 | 1998-02-10 | Toyo Exterior Co Ltd | 屋外構築物の擬石又はタイル接着固定装置及びその 接着固定方法 |
| WO2003018934A1 (en) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | David James Flowers | A method of forming a tiled floor |
| GB2394971A (en) * | 2001-08-31 | 2004-05-12 | David James Flowers | A method of forming a tiled floor |
| GB2394971B (en) * | 2001-08-31 | 2005-03-23 | David James Flowers | A tiling module |
| AU2002325660B2 (en) * | 2001-08-31 | 2006-11-16 | Formosa, Karen Patricia | A method of forming a tiled floor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3247481B2 (ja) | 2002-01-15 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |