JPH06261559A - ロ−タリ−アクチユエ−タ - Google Patents

ロ−タリ−アクチユエ−タ

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Publication number
JPH06261559A
JPH06261559A JP5072852A JP7285293A JPH06261559A JP H06261559 A JPH06261559 A JP H06261559A JP 5072852 A JP5072852 A JP 5072852A JP 7285293 A JP7285293 A JP 7285293A JP H06261559 A JPH06261559 A JP H06261559A
Authority
JP
Japan
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piezoelectric element
movable member
rotor
electrodes
drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP5072852A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Okamoto
泰弘 岡本
Koji Katsuragi
廣治 葛城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP5072852A priority Critical patent/JPH06261559A/ja
Publication of JPH06261559A publication Critical patent/JPH06261559A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気−機械変換素子を使用した小型で伝達効
率のよいアクチユエ−タを提供する。 【構成】 固定部材1上の軸2には、スラスト軸受4、
可動部材5、摩擦円盤6、ロ−タ7、スラスト軸受8、
ばね9が順次配置される。固定部材1の受け部の面1b
と可動部材5の切欠き部の面5bとの間に圧電素子15
が接着固定される。軸2のねじ部11に螺合するナツト
10の締め付け調整により、可動部材5、摩擦円盤6、
及びロ−タ7間の摩擦結合力を調整する。所望の周波数
及び振幅の鋸歯状波を圧電素子15に供給すると、鋸歯
状波の立ち上がり部で圧電素子15の厚みが伸長し、固
定部材1に対して可動部材5及び摩擦円盤6を介して摩
擦結合するロ−タ7が回動する。鋸歯状波の立ち下がり
部では、圧電素子15は急速に厚みが縮み、可動部材5
は逆方向に動くがロ−タ7はその位置に留まる。ロ−タ
7は鋸歯状波の周波数と振幅で制御されて駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧電素子、磁歪素子
などを使用したロータリーアクチユエータに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラや複写機などでは、各種の内部機
構の駆動に多数のモータが使用されている。例えばカメ
ラでは、フイルム巻き上げ機構、撮影レンズの焦点調節
機構などに、それぞれモータを組み込み、所定の制御指
令に応じて駆動されるように構成されている。このよう
な各種機構を駆動するモータは、所望のトルクや所望の
駆動速度を得るために歯車減速機構などを使用して回転
数を落として使用されることが多いが、モータと歯車減
速機構による駆動機構は、構造が簡単である利点を有す
るが、一方、装置を大型にするばかりでなく、伝達効率
が悪いという欠点がある。
【0003】このため、圧電素子などを利用した動力源
が提案されている。即ち、圧電素子に電圧を加えると長
さ方向の歪みが生ずる現象を利用し、慣性体に固定され
た圧電素子に衝撃電圧を加えて慣性体に衝撃力を与え、
その衝撃力による慣性体の運動を利用して被駆動体を駆
動しようとするするものである(特開昭63−1107
4号公報、特開昭63−299785号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した圧電素子を利
用した動力源は、従来のモータと歯車減速機構とを利用
した駆動機構に比較して小型で伝達効率も改善される
が、なお、移動量、回転角度、移動方向などの制御が容
易に行え、また慣性体が移動することによる圧電素子へ
の給電手段の制約などを受けることのない、より優れた
構成の開発が求められていた。この発明は上記課題を解
決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、回転軸を備えた固定部材と、前記回転軸
上に回転自在に配置された回転部材と、前記固定部材に
対して前記回転部材を回転方向に変位させるように固定
部材と回転部材との間に配置された電気−機械変換素子
と、前記回転軸上に回転自在に配置され、前記回転部材
に摩擦結合する駆動要素とから構成され、前記電気−機
械変換素子に、緩やかな立上り部と急速な立下り部を持
つ波形の駆動電気信号を供給することにより駆動要素を
駆動することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】圧電素子、磁歪素子などの電気−機械変換素子
に緩やかな立上り部を持つ駆動信号を供給すると伸び変
位を生じ、固定部材に対して回転部材を回転方向に変位
させる。これにより回転部材に摩擦結合する駆動要素は
回転部材とともに回転し、駆動される。電気−機械変換
素子に急速な立下り部を持つ復帰信号を供給すると、急
速な縮み変位を生じ、固定部材に対して回転部材は先と
逆方向に急速に変位するが、このとき回転部材に摩擦結
合する駆動要素はその位置に留まる。電気−機械変換素
子に供給する駆動電気信号の波形を調整することによ
り、所望の速度で駆動要素を駆動することができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
図1はこの発明を実施したロータリーアクチユエータの
外観を示す斜視図、図2はその側面の一部を切欠いた断
面図、図3は図2のA−A線に沿った切断平面図であ
る。
【0008】まず、全体の構成を説明する。図1乃至図
2において、1は固定部材、2は固定部材1に設けられ
た軸である。軸2上には、固定部材1側から第1のスラ
スト軸受4、可動部材5、摩擦円盤6、駆動力を取り出
す駆動要素であるロータ7、第2のスラスト軸受8、ば
ね9が順次配置されている。ロータ7はその外周に歯形
が形成された歯車であつて、図示しない動力伝達機構な
どに結合して駆動力を取り出すように構成されている。
【0009】また、軸2の端部にはねじ部11が形成さ
れており、ねじ部11にはナツト10が螺合しており、
ナツト10の締め付けによりばね9の圧縮力を調整し
て、可動部材5、摩擦円盤6、及びロータ7間の摩擦結
合力を調整することができるように構成されている。
【0010】圧電素子の配置を説明する。図1乃至図
3、特に図3を参照すると明らかなように、固定部材1
には軸2と並行な方向に突出し、略法線方向の面1bを
持つ受け部1aが設けられており、また可動部材5には
前記受け部1aに対応する部分に、略法線方向の面5b
を持つ切り欠き部5aが設けられている。そして、受け
部1aの前記の面1bと、切り欠き部5aの前記の面5
bとの間には圧電素子15が配置され、圧電素子15の
上下両端部は、それぞれ面5b及び面1bに接着により
固定されている。
【0011】圧電素子15は、その両端の電極に電圧を
印加すると、厚み方向の変位が生じるものを使用する。
【0012】次に、その動作について説明する。図示し
ない鋸歯状波発振器から、所望の周波数及び振幅の鋸歯
状波(図5参照)を圧電素子15に供給する。
【0013】まず、圧電素子15の電極に鋸歯状波が印
加されていない状態では、固定部材1と可動部材5とは
図3に示す位置にあるものとする。
【0014】圧電素子15の電極に鋸歯状波が印加され
ると、まず、鋸歯状波の立ち上がり部分で示される緩や
かに増加する電圧により、圧電素子15はその厚みが伸
長する。すると、固定部材1の受け部1aの面1bと可
動部材5の欠き部5aの面5bとの間隙が開かれ、可動
部材5は固定部材1に対して一定角度回動する。可動部
材5に摩擦円盤6を介して圧接しているロータ7も可動
部材5と共に一定角度回動し、その外周の歯車部分は図
示しない動力伝達機構を回転駆動する。図4は、図3と
同一部分の切断平面図であるが、圧電素子15の厚みが
伸長した状態の固定部材1と可動部材5との位置を示し
ている。
【0015】鋸歯状波の波形が立ち上がり部分のピーク
に達すると、圧電素子15の電極には鋸歯状波の立ち下
がり部分で示される急激に減少する電圧が印加され、圧
電素子15は急速にその厚みが縮む。これにより、可動
部材5は図3に示す位置に復帰するが、このとき、圧電
素子15の急速な縮み動作による可動部材5の逆方向の
動きはロータ7と可動部材5との間の摩擦結合よりも大
きいので、可動部材5の逆方向の動きにも拘らず、ロー
タ7はその位置に留まる。
【0016】なお、上記の動作はロータ7と可動部材5
との間の摩擦結合力に依存するから、予め軸2上のナツ
ト10によるばね9の圧縮力を調整して、適当な摩擦結
合力が得られるようにしておく。
【0017】圧電素子15の電極に鋸歯状波を印加し続
けると、可動部材5及びロータ7は上記の動作を繰り返
し、可動部材5は一定の角度範囲で往復回動を繰り返す
が、ロータ7は一定の方向に間欠的に回転駆動される。
【0018】また、ロータ7の質量や動力伝達機構のト
ルク、あるいは摩擦結合力を適切に設定することによ
り、慣性を利用して連続駆動させることもできる。
【0019】圧電素子15の電極に印加される鋸歯状波
の波形Vと、圧電素子15に発生するの変位量δの関係
を図5に示す。鋸歯状波の波形は立ち上がり部分のピー
クに達した後、急速に立ち下がる波形であるが、これに
対して圧電素子15の変位量は、緩やかに伸長した後、
鋸歯状波の立ち下がり波形よりも時間遅れのある縮み方
向の変位を示す。これは圧電素子の特性によるものであ
る。
【0020】圧電素子15の電極に印加される鋸歯状波
の周波数を変えることにより、ロータ7の単位時間当た
りの駆動回数、即ち回転数を変えることができる。ま
た、鋸歯状波の振幅を変えることにより、ロータ7の1
パルス当たり駆動量を変えることができ、これにより回
転数、及び回転停止位置の精度を変えることが可能であ
る。
【0021】また、圧電素子15の電極に印加される鋸
歯状波の極性を変えることにより、ロータ7の回転方向
を反転させることもできる。
【0022】圧電素子15は、固定部材1と一定の角度
範囲で往復回動する可動部材5とに取り付けられてお
り、軸2の回りに何回も回転することがないので、圧電
素子15への配線は極めて簡単に行うことができる。
【0023】なお、以上の実施例では、駆動源の電気−
機械変換素子として圧電素子を使用したが、その他の電
気−機械変換素子、例えば磁歪素子などを使用しても、
全く同様に構成することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、駆動源の電気−機械変換素子に供給する電気信号の
周波数、振幅、極性を調整するだけで、移動量、回転角
度、回転方向などの制御を容易に行うことができ、ま
た、電気−機械変換素子への給電手段などに制約を受け
ることなく、小型で伝達効率のよいアクチユエータを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のロ−タリ−アクチユエ−タの外観を
示す斜視図。
【図2】ロ−タリ−アクチユエ−タの側面断面図。
【図3】図2に示すロ−タリ−アクチユエ−タのA−A
線断面図。
【図4】ロ−タリ−アクチユエ−タの可動部材が動作し
た位置を示す動作説明図。
【図5】圧電素子に印加される鋸歯状波波形と圧電素子
変位量の関係を示す図。
【符号の説明】
1 固定部材 2 軸 4 第1スラスト軸受 5 可動部材 6 摩擦円盤 7 ロ−タ 8 第2スラスト軸受 9 ばね 10 ナツト 15 圧電素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を備えた固定部材と、 前記回転軸上に回転自在に配置された回転部材と、 前記固定部材に対して前記回転部材を回転方向に変位さ
    せるように固定部材と回転部材との間に配置された電気
    −機械変換素子と、 前記回転軸上に回転自在に配置され、前記回転部材に摩
    擦結合する駆動要素とから構成され、 前記電気−機械変換素子に、緩やかな立上り部と急速な
    立下り部を持つ波形の駆動電気信号を供給することによ
    り駆動要素を駆動することを特徴とするロータリーアク
    チユエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロータリーアクチユエー
    タにおいて、前記電気−機械変換素子は圧電素子である
    ことを特徴とするロータリーアクチユエータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のロータリーアクチユエー
    タにおいて、前記電気−機械変換素子は磁歪素子である
    ことを特徴とするロータリーアクチユエータ。
JP5072852A 1993-03-09 1993-03-09 ロ−タリ−アクチユエ−タ Pending JPH06261559A (ja)

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JP5072852A JPH06261559A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 ロ−タリ−アクチユエ−タ

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JP5072852A JPH06261559A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 ロ−タリ−アクチユエ−タ

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ID=13501323

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JP5072852A Pending JPH06261559A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 ロ−タリ−アクチユエ−タ

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JP (1) JPH06261559A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6092431A (en) * 1996-09-05 2000-07-25 Minolta Co., Ltd. Rotary type driving device employing electromechanical transducer and apparatus provided with the rotary type driving device
WO2002043162A1 (en) * 2000-11-23 2002-05-30 Khaled Karrai Inertial rotation device
EP1161652B1 (de) * 1999-03-06 2006-02-01 Kleindiek, Stephan Dr. Elektromechanische antriebsvorrichtung mit piezoelement
WO2006122816A1 (de) * 2005-05-20 2006-11-23 Universität Hamburg Piezoelektrischer motor

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WO2006122816A1 (de) * 2005-05-20 2006-11-23 Universität Hamburg Piezoelektrischer motor

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