JPH06261514A - 小形ｄｃブラシレスモートル - Google Patents
小形ｄｃブラシレスモートルInfo
- Publication number
- JPH06261514A JPH06261514A JP4898593A JP4898593A JPH06261514A JP H06261514 A JPH06261514 A JP H06261514A JP 4898593 A JP4898593 A JP 4898593A JP 4898593 A JP4898593 A JP 4898593A JP H06261514 A JPH06261514 A JP H06261514A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- core
- laminated
- brushless motor
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ロータマグネット６の内周部のロータヨーク１
０をステータコア５と同時抜き、かつ積層ロータコア１
１に設けた積層用Ｖノッチによりプレス抜き型内自動積
層し一塊の剛体としたもので構成し、前記積層ロータコ
ア１１はモートルシャフト９に設けたステーキング１２
により圧入締結されており、ロータマグネットは前記積
層ロータコア外周部に接着固定されている。 【効果】ステータコアの内周部残材の有効利用を図ると
共に、安価なモートルシャフトを得かつ、ロータマグネ
ットの接着信頼性を上げる。
０をステータコア５と同時抜き、かつ積層ロータコア１
１に設けた積層用Ｖノッチによりプレス抜き型内自動積
層し一塊の剛体としたもので構成し、前記積層ロータコ
ア１１はモートルシャフト９に設けたステーキング１２
により圧入締結されており、ロータマグネットは前記積
層ロータコア外周部に接着固定されている。 【効果】ステータコアの内周部残材の有効利用を図ると
共に、安価なモートルシャフトを得かつ、ロータマグネ
ットの接着信頼性を上げる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インナーロータ形ＤＣ
ブラシレスモートルの経済的かつ、ロータマグネットの
接着信頼性を上げ得るロータヨークに関する。
ブラシレスモートルの経済的かつ、ロータマグネットの
接着信頼性を上げ得るロータヨークに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のモートルにおいては、大きなト
ルクを得る為にロータ外径が大きくなる。この場合ロー
タマグネットとシャフト間に磁路及び締結部材としての
介在物（ヨーク）が必要となる。ロータヨーク形成には
（１）マグネットを極厚にする方式と（２）マグネット
貼付部のモートルシャフト径を極太にする方式が考えら
れるが、従来この種のロータにおいては、後者（２）の
方式が使用されて来た。（１）の方式はマグネットが高
価となり、磁場配向（磁力により粒子を一方向に揃え
る）の点で難点があり（２）の方式の場合シャフトが太
い材料からの切削となりやはり高価なものになり、なお
かつ（１)(２）共ステータコア打抜きの内周部は利用で
きずに廃棄すると云う材料ロスを生じていた。
ルクを得る為にロータ外径が大きくなる。この場合ロー
タマグネットとシャフト間に磁路及び締結部材としての
介在物（ヨーク）が必要となる。ロータヨーク形成には
（１）マグネットを極厚にする方式と（２）マグネット
貼付部のモートルシャフト径を極太にする方式が考えら
れるが、従来この種のロータにおいては、後者（２）の
方式が使用されて来た。（１）の方式はマグネットが高
価となり、磁場配向（磁力により粒子を一方向に揃え
る）の点で難点があり（２）の方式の場合シャフトが太
い材料からの切削となりやはり高価なものになり、なお
かつ（１)(２）共ステータコア打抜きの内周部は利用で
きずに廃棄すると云う材料ロスを生じていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おいて、ロータヨーク部をモートルシャフトの一部を径
太にして作り込んでいた為、モートルシャフトが高価か
つ不経済な部品となっていたので、経済的なモートルシ
ャフトを供給し、かつ、従来廃材としていたステータコ
ア円周部の残材をロータヨーク部材に有効利用すると共
に積層コア特有の凹凸を利しロータマグネットの接着信
頼性を向上することを目的とし、更にロータヨークのロ
ータへの組み込み作業性の向上を目的とし、ロータコア
を積層一塊剛体（非バラ積み）としたものである。尚大
形モートルにおいてはコアの一塊化はボルト締め等で行
ない得るが、本発明のような小形モートルにおいては、
寸法上及び磁路弊害の問題からボルト締め方式は難し
い。
おいて、ロータヨーク部をモートルシャフトの一部を径
太にして作り込んでいた為、モートルシャフトが高価か
つ不経済な部品となっていたので、経済的なモートルシ
ャフトを供給し、かつ、従来廃材としていたステータコ
ア円周部の残材をロータヨーク部材に有効利用すると共
に積層コア特有の凹凸を利しロータマグネットの接着信
頼性を向上することを目的とし、更にロータヨークのロ
ータへの組み込み作業性の向上を目的とし、ロータコア
を積層一塊剛体（非バラ積み）としたものである。尚大
形モートルにおいてはコアの一塊化はボルト締め等で行
ない得るが、本発明のような小形モートルにおいては、
寸法上及び磁路弊害の問題からボルト締め方式は難し
い。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成する為
に、ロータマグネット内周側ロータヨーク部を積層ロー
タコアで形成し、モートルシャフトを径太部をなくし、
所謂近似ストレート形シャフトとした。
に、ロータマグネット内周側ロータヨーク部を積層ロー
タコアで形成し、モートルシャフトを径太部をなくし、
所謂近似ストレート形シャフトとした。
【０００５】又、ロータヨークを形成するロータコアは
ステータコアの内周部をステータコアと同時抜きとし、
積層用Ｖノッチを設け、プレス打抜き型内で自動積層形
状とし、一塊剛体と成し、これへモートルシャフトを圧
入締結した。更にコア積層時生じる凹凸面にロータマグ
ネットを接着固定した。
ステータコアの内周部をステータコアと同時抜きとし、
積層用Ｖノッチを設け、プレス打抜き型内で自動積層形
状とし、一塊剛体と成し、これへモートルシャフトを圧
入締結した。更にコア積層時生じる凹凸面にロータマグ
ネットを接着固定した。
【０００６】
【作用】界磁用ロータマグネットの内周部に設けた積層
ロータコアをヨークと成し、ステータコアと共にモート
ルの界磁用磁路を形成する。尚、ロータコアはステータ
コアと同一材の電磁鋼板で形成される為、構造用炭素鋼
製モートルシャフトで形成されたロータヨークに比し、
高透磁率につき、磁束量を増加し、高効率モートルを得
る。
ロータコアをヨークと成し、ステータコアと共にモート
ルの界磁用磁路を形成する。尚、ロータコアはステータ
コアと同一材の電磁鋼板で形成される為、構造用炭素鋼
製モートルシャフトで形成されたロータヨークに比し、
高透磁率につき、磁束量を増加し、高効率モートルを得
る。
【０００７】又、インナーロータ形ブラシレスモートル
特有のロータマグネットは積層コア特有の凹凸を有する
面へ接着される為、接着剤の溜りクサビ状空隙（接着に
最適な１０〜２０μｍ）が形成される為に信頼性の高い
接着締結が得られる。
特有のロータマグネットは積層コア特有の凹凸を有する
面へ接着される為、接着剤の溜りクサビ状空隙（接着に
最適な１０〜２０μｍ）が形成される為に信頼性の高い
接着締結が得られる。
【０００８】
【実施例】本発明によるインナーロータ形小形ＤＣブラ
シレスモータを図１ないし図３により説明する。従来形
ブラシレスモートルの構造を図４に示す。
シレスモータを図１ないし図３により説明する。従来形
ブラシレスモートルの構造を図４に示す。
【０００９】ロータコアの型内自動積層方式を図５に示
す。
す。
【００１０】本発明による積層ロータコア１１をモート
ルシャフト９に圧入固定し、この積層ロータコア１１の
外周部に界磁用ロータマグネット６を接着固定し、更
に、前記ロータマグネット６の相対位置を固定した、位
置検出マグネット１をモートルシャフト９の一端に装着
してロータ１４と成す。前述のロータマグネット６の外
周部に空隙を持たせ、積層ステータコア５にコイル７を
多相巻回して成るステータ１５及びフレームを形成する
ハウジング４，エンドブラケット３，８、更に前記位置
検出マグネット１に対向する位置にホール素子１３を設
けている。ロータマグネット６より放出される磁束は、
ステータ１５を介し、ロータヨーク１０間で磁路を形成
する。前記ステータコア５に巻回したコイル７に外部よ
り電流を流し、前記ロータマグネット６間にトルクを発
生する。前記ホール素子１３によりロータマグネット６
の位置を検出し、検出位置に従って、前記多相巻回した
コイル７に相順に通電して一定方向の回転を得る構造と
なっている。
ルシャフト９に圧入固定し、この積層ロータコア１１の
外周部に界磁用ロータマグネット６を接着固定し、更
に、前記ロータマグネット６の相対位置を固定した、位
置検出マグネット１をモートルシャフト９の一端に装着
してロータ１４と成す。前述のロータマグネット６の外
周部に空隙を持たせ、積層ステータコア５にコイル７を
多相巻回して成るステータ１５及びフレームを形成する
ハウジング４，エンドブラケット３，８、更に前記位置
検出マグネット１に対向する位置にホール素子１３を設
けている。ロータマグネット６より放出される磁束は、
ステータ１５を介し、ロータヨーク１０間で磁路を形成
する。前記ステータコア５に巻回したコイル７に外部よ
り電流を流し、前記ロータマグネット６間にトルクを発
生する。前記ホール素子１３によりロータマグネット６
の位置を検出し、検出位置に従って、前記多相巻回した
コイル７に相順に通電して一定方向の回転を得る構造と
なっている。
【００１１】本発明においては、図１ないし図３の如
く、ロータヨーク１０が、積層ロータコア１１により形
成されている。又、ロータマグネット６は図３の如く、
ロータコア積層凹凸面１７に接着固定されている。
く、ロータヨーク１０が、積層ロータコア１１により形
成されている。又、ロータマグネット６は図３の如く、
ロータコア積層凹凸面１７に接着固定されている。
【００１２】本発明によるロータコア１１はステータコ
ア５と同時にプレス打抜きされるものであり、ステータ
コア５の内周部残材を利用し、複数個のＶノッチ１６を
有し、プレス抜型内自動積層で一塊の剛体に成形されロ
ータヨーク１０を成す。
ア５と同時にプレス打抜きされるものであり、ステータ
コア５の内周部残材を利用し、複数個のＶノッチ１６を
有し、プレス抜型内自動積層で一塊の剛体に成形されロ
ータヨーク１０を成す。
【００１３】又、本ロータヨーク１０はモートルシャフ
ト９に設けたステーキング１２部に圧入締結される。
ト９に設けたステーキング１２部に圧入締結される。
【００１４】
【発明の効果】本発明により、ステータコア内周部の残
材の有効利用を図り、かつ、モートルシャフトの製造原
価を約半減し得る効果がある。さらに、本発明によるロ
ータヨークは型内自動積層方式により一塊剛体となる為
モートルシャフトへの圧入作業及び部品の取扱いが容易
となり、ロータマグネットの接着強度，信頼性が向上す
る。
材の有効利用を図り、かつ、モートルシャフトの製造原
価を約半減し得る効果がある。さらに、本発明によるロ
ータヨークは型内自動積層方式により一塊剛体となる為
モートルシャフトへの圧入作業及び部品の取扱いが容易
となり、ロータマグネットの接着強度，信頼性が向上す
る。
【００１５】又、ステータコアと同一材の電磁鋼板使用
につき、モートルの電気的効率を上げる波及効果もあ
る。
につき、モートルの電気的効率を上げる波及効果もあ
る。
【図１】本発明に依るインナーロータ形ＤＣブラシレス
モートルの構造を示す断面図である。
モートルの構造を示す断面図である。
【図２】本発明の一実施例を示すステータコア及びロー
タコアの立体図である。
タコアの立体図である。
【図３】積層ロータコアとロータマグネットの接着固定
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図４】従来形インナーロータ形ＤＣブラシレスモート
ルの構造を示す断面図である。
ルの構造を示す断面図である。
【図５】ロータコアの型内自動積層プレス方式を示す断
面図である。
面図である。
１…位置検出マグネット、２…検出器カバー、３…エン
ドブラケット（１）、４…ハウジング、５…積層ステー
タコア、６…ロータマグネット、７…コイル、８…エン
ドブラケット（２）、９…モートルシャフト、１０…ロ
ータヨーク、１１…積層ロータコア、１２…ステーキン
グ、１３…ホール素子、１４…ロータ、１５…ステー
タ、１６…積層用Ｖノッチ、１７…ロータコア積層凹凸
面、１８…接着剤、１９…シャフト径太部、２０…ポン
チ、２１…ダイス、２２…プレート、２３…コア材、２
４…積層分離用角形抜穴。
ドブラケット（１）、４…ハウジング、５…積層ステー
タコア、６…ロータマグネット、７…コイル、８…エン
ドブラケット（２）、９…モートルシャフト、１０…ロ
ータヨーク、１１…積層ロータコア、１２…ステーキン
グ、１３…ホール素子、１４…ロータ、１５…ステー
タ、１６…積層用Ｖノッチ、１７…ロータコア積層凹凸
面、１８…接着剤、１９…シャフト径太部、２０…ポン
チ、２１…ダイス、２２…プレート、２３…コア材、２
４…積層分離用角形抜穴。
Claims (4)
- 【請求項１】ロータ側にマグネットを有するインナーロ
ータ形小形ＤＣブラシレスモートルにおいて、ロータヨ
ーク部を積層ロータコアで形成し、その外周部に前記ロ
ータマグネットを装着固定して成るインナーロータを有
することを特徴とする小形ＤＣブラシレスモートル。 - 【請求項２】請求項１において、前記ロータコアはステ
ータコアと同時抜き、かつ複数個の積層用Ｖ字形ノッチ
を有し、プレス打抜型内で自動積層され、取扱い，組立
てに有利な一塊の剛体であることを特徴とする小形ＤＣ
ブラシレスモートル。 - 【請求項３】請求項１において、ロータコア積層時生じ
る凹凸面を利し、前記ロータマグネットの接着強度，信
頼性を上げたことを特徴とする小形ＤＣブラシレスモー
トル。 - 【請求項４】請求項１において、前記積層コアは、モー
トルシャフトに設けたステーキング（部分線状突起）等
により圧入締結されていることを特徴とする小形ＤＣブ
ラシレスモートル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4898593A JPH06261514A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 小形ｄｃブラシレスモートル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4898593A JPH06261514A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 小形ｄｃブラシレスモートル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06261514A true JPH06261514A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12818539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4898593A Pending JPH06261514A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 小形ｄｃブラシレスモートル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06261514A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005176596A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Lg Electron Inc | 洗濯機用アウタロータ型モータのステータコア及びバックヨークの製造方法 |
| US9812932B2 (en) | 2014-06-26 | 2017-11-07 | Nidec Corporation | Motor |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP4898593A patent/JPH06261514A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005176596A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Lg Electron Inc | 洗濯機用アウタロータ型モータのステータコア及びバックヨークの製造方法 |
| EP1542334B1 (en) * | 2003-12-10 | 2017-08-23 | LG Electronics, Inc. | Method for fabricating stator core and rotor yoke of outer rotor type motor in a washing machine |
| US9812932B2 (en) | 2014-06-26 | 2017-11-07 | Nidec Corporation | Motor |
| US20180019645A1 (en) * | 2014-06-26 | 2018-01-18 | Nidec Corporation | Motor |
| US10084361B2 (en) * | 2014-06-26 | 2018-09-25 | Nidec Corporation | Motor |
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