JPH06258911A - 現像装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像部及び現像剤収納部を備えた現像器とこ
れを収容した支持容器とを一体的にカートリッジ化し
て、カラー画像形成装置本体に着脱自在に装着される各
色の現像装置に対し、その現像剤収納部に収納した現像
剤の色、残量及び劣化状況等を容易に目視により確認し
て、現像装置の寿命を正確に判定し又これを交換する際
の操作性を向上することを可能とすることである。 【構成】 現像装置である現像カートリッジＤの現像器
１２のトナー収納部１９の外面の少なくとも一部に透明
窓２１を設け、支持容器１３の少なくともトナー収納部
１９の透明窓２１に対応する部分に透明窓２２を設け
た。 【効果】 現像カートリッジＤの外部から目視により収
納部１９内のトナーｔの色、残量及び劣化状況等を容易
に確認でき、目的を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式によりカ
ラー画像を形成するのに使用する現像装置及びカラー画
像形成装置に関し、特にカートリッジ化して画像形成装
置の本体に着脱自在に装着する現像装置の交換時の操作
性を向上することに関する。

【０００２】

【従来の技術】カラー画像形成装置は、色の異なる現像
剤、例えばトナー（一成分現像剤）を収納した複数色の
現像装置を備えており、像担持体上に形成した各色の潜
像をそれに応じた色の現像剤を有する現像装置により現
像して各色のトナー像を得、そのトナー像を紙等の転写
材上に重ね合わせて転写してカラー画像を形成してい
る。

【０００３】このような現像装置のトナーが消費尽くさ
れたときに、トナーを充填した新たな現像装置を画像形
成装置の操作者の手によって交換できるようにするため
に、各色の現像装置として、像担持体等を備えた現像部
及びトナーを収納したトナー収納部を備えた現像器と、
これを回転自在に支持して収容した支持容器とを一体的
に現像カートリッジに構成し、この現像カートリッジを
切換え機構の保持部材に着脱自在に装着して、切換え機
構により像担持体と対向した現像位置に移動し、像担持
体上の潜像を現像する現像カートリッジを選択して切換
えるように使用することが試みられている。現像位置に
おいて切換えられた現像カートリッジは、支持容器の周
面の一側に設けられた開口部を介して像担持体に現像器
の現像剤担持体が対向、位置決めされて、現像に使用さ
れる。

【０００４】上記の現像カートリッジによれば、現像器
が支持容器でほぼ覆われているために、トナーを充填し
た新たな現像カートリッジと交換する際や持ち運ぶ際に
トナーの飛散を防止できる利点もある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、トナーの消
費や劣化等による現像カートリッジの寿命を判定して適
切に交換し、又交換する現像カートリッジのトナーの色
を知って、操作性良く現像カートリッジを交換できるよ
うにすることが重要である。

【０００６】しかしながら、従来は、現像カートリッジ
の支持容器が不透明であったために、トナー収納部の外
面に透明部を設けても、その透明部が支持容器の開口部
に位置したとき以外は、装置操作者が現像カートリッジ
を外から見て、収納部のトナーの残量や劣化状況、色の
確認等をすることができなかった。

【０００７】本発明の目的は、現像部及び現像剤収納部
を備えた現像器とこれを収容した支持容器とを一体的に
カートリッジ化して、カラー画像形成装置本体に着脱自
在に装着される現像装置に対し、その現像剤収納部に収
納した現像剤の色、残量及び劣化状況等を容易に目視に
より確認して、現像装置の寿命を正確に判定し又これを
交換する際の操作性を向上することを可能とした現像装
置を提供することである。

【０００８】本発明の他の目的は、保持部材にカートリ
ッジ化された各色の現像装置を、画像形成装置本体に着
脱自在とするための保持部材に挿入するに際し、その各
現像装置を保持部材の挿入すべき位置に容易に正しく挿
入することを可能として、現像装置の装着時の操作性を
向上したカラー画像形成装置を提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置及びカラー画像形成装置にて達成される。要約
すれば本発明は、現像剤担持体を備えた現像部及びイエ
ロー、マゼンタ、シアン又はブラックの現像剤のうちの
１つを収納した現像剤収納部を備える現像器と、前記現
像器を収容した支持容器とが一体的にカートリッジ化さ
れ、カラー画像形成装置の本体に着脱自在に装着される
現像装置であって、前記現像剤収納部の外面の少なくと
も一部に前記現像剤収納部内に収納された現像剤を目視
可能な窓部が設けられ、前記支持容器の少なくとも前記
現像剤収納部の前記窓部に対応する部分に外窓部を設け
たことを特徴とする現像装置である。本発明の一態様に
よれば、前記現像剤収納部に設けられた前記窓部は、前
記現像剤収納部内に収納された現像剤を補給する補給口
となっており、前記補給口は透明の蓋状体により覆われ
ている。

【００１０】又本発明は、複数色のカートリッジ化され
た現像装置を備え、前記各色の現像装置を保持部材に挿
入することにより、独立して画像形成装置の本体に着脱
自在に装着したカラー画像形成装置において、前記保持
部材の前記各色の現像装置が挿入される各挿入部の挿入
方向後端位置と、前記各挿入部に挿入すべき現像装置の
挿入方向先端位置とに、互に対応する幾何学的形状によ
り前記各挿入部に挿入すべき現像装置を判別する判別手
段を設置したことを特徴とするカラー画像形成装置であ
る。好ましくは、前記保持部材の各挿入部と前記各挿入
部に挿入すべき現像装置とに設けた前記判別手段を、前
記挿入すべき現像装置の現像剤の色と同色に着色するこ
とができる。

【００１１】

【実施例】

実施例１ 図１は、本発明の一実施例に係る現像装置を備えたカラ
ー画像形成装置を示す全体構成図である。本発明では、
各色の現像装置がカートリッジ化され、現像カートリッ
ジ切換え機構の保持部材に着脱自在に装着することによ
り、画像形成装置本体に着脱自在とされている。

【００１２】本画像形成装置は、像担持体１に帯電部材
２及びクリーナ３を一体的にカートリッジ化した、装置
本体に着脱自在なドラムカートリッジＣと、現像剤担持
体を備えた現像部及び一成分現像剤であるトナーを収納
したトナー収納部を一体的にカートリッジ化した各色の
現像カートリッジＤ（つまりイエロー現像カートリッジ
Ｄｙ、マゼンタ現像カートリッジＤｍ、シアン現像カー
トリッジＤｃ、ブラック現像カートリッジＤｂ）と、各
色の現像カートリッジＤを保持部材１０８に着脱自在に
装着して像担持体１に対向した現像位置に移動し、像担
持体１上の潜像を現像する現像カートリッジＤを選択し
て切換える現像カートリッジ切換え機構とを備えてい
る。

【００１３】上記の画像形成装置によれば、先ず、カセ
ット１０１内から用紙１０２が給紙ローラ１１２により
ピックアップされ、リードローラ１１３により重送を防
止された状態で、反転ローラ１１４、反転ガイド１１５
により転写ドラム１０３の方向へＵターンして搬送さ
れ、任意のタイミングで転写ドラム１０３のグリッパ１
０３ｆにより先端を把持させれる。先端を把持された用
紙１０２は、転写ドラム１０３の回転に従って静電気力
により転写ドラム１０３上に吸着、保持される。

【００１４】一方、ドラムカートリッジＣの像担持体１
上に光学ユニット１０７からの像露光によりシアン画像
の潜像が形成され、切換え機構による移動で像担持体１
と対向した現像位置に位置され、位置決めされたシアン
現像カートリッジＤｃにより現像して、潜像がシアント
ナー像として可視化される。得られたシアントナー像
は、上記の転写ドラム１０３上に保持された用紙１０２
上に転写される。

【００１５】同様にして、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クについていも同じようにされ、像担持体１上への露光
によるマゼンタ、イエロー、ブラック画像の潜像の形
成、マゼンタ、イエロー、ブラック現像カートリッジＤ
ｍ、Ｄｙ、Ｄｂによる現像、得られたマゼンタトナー
像、イエロートナー像、ブラックトナー像の用紙１０２
上への重ね合わせた転写により、用紙１０２上にシアン
トナー像、マゼンタトナー像、イエロートナー像、ブラ
ックトナー像を重ね合わせたカラー画像が得られる。

【００１６】４色のトナー像が転写された用紙１０２
は、次いで分離爪１２２により転写ドラム１０３から分
離して定着ユニット１０４に送られ、そこで定着してト
ナー像の混色及び固定を行なった後、排紙ローラ１０５
により排紙トレー１０６上に排出される。

【００１７】上述したように、本発明では、各色の現像
装置はカートリッジ化されており、その各現像カートリ
ッジＤは、図２及び図３に示すように、円筒状の支持容
器１３内に現像器１２をその両端に固定された回転支軸
１４を介して回転自在に収容してなっており、支持容器
１３の両端部にはその両側に脚部１３ａが設けられ、脚
部１３ａの反対側の支持容器１３の面に開口部１３ｂが
設けられている。

【００１８】現像器１２は、大きく分けてトナー収納部
１９とその隣りの現像部２０とからなり、トナー収納部
１９には、トナーを撹拌して現像部２０に搬送する撹拌
・搬送部材１８が設けられ、現像部２０には、現像剤担
持体１５、これにトナーを供給し又その上の未現像のト
ナーを剥ぎ取る供給・剥ぎ取り部材１７、及び現像剤担
持体１５上に担持されたトナーの層厚を規制し又電荷を
付与する規制部材１６が設けられている。

【００１９】現像カートリッジ切換え機構は、図４に示
すように、図示しない像担持体の軸と平行な非回転の中
心軸の回りに回転自在な現像カートリッジ保持部材１０
８と、保持部材１０８と一体に回転して、支持容器１３
内現像器１２の姿勢を一定に保つ現像器駆動機構の支持
側板７とを備えてなっている。

【００２０】保持部材１０８には周方向に沿って４個所
に略半円状の切欠き部からなる収納穴１０８ｂが設けら
れ、現像カートリッジＤはその収納穴１０８ｂ内に支持
容器１３をスラスト方向に収容して、保持部材１０８に
着脱自在に装着される。保持部材１０８に装着された現
像カートリッジＤは、その支持容器１３の開口部１３ｂ
が保持部材１０８の半径方向外方に向き、支持容器１３
の脚部１３ａが保持部材の図示しない段部に当接して、
支持容器１３が保持部材１０８に対し非回転に保持され
る。切換え機構は、保持部材１０８を上記の図示しない
非回転の中心軸の回りに回転することにより、その４個
の収納穴１０８ｂ内に装着された４色の現像カートリッ
ジを像担持体と対向した現像位置へ移動し、像担持体上
の潜像を現像する現像カートリッジを選択して切換え
る。

【００２１】現像器駆動機構は、上記の非回転の中心軸
に固定された図示しない中心ギアと、保持部材１０８に
装着された現像カートリッジＤに対応してそれぞれ設け
られた取付けギア１０と、各取付けギア１０及び上記の
中心ギアにそれぞれ噛合したアイドラーギア９とで構成
される遊星歯車機構からなっており、各取付けギア１０
には一端が開口した切欠き溝１１ａを有する凹状部材１
１が設けられている。保持部材１０８に装着された各現
像カートリッジＤは、その現像器１２の支持容器１３を
貫通した一方の回転支軸１４先端の平行部１４ａがギア
１０の凹状部材１１の溝１１ａに嵌合され、ギア１０に
現像器１２が一定の姿勢、例えばトナー収納部１９と現
像部２０とが横方向に隣り合った水平な現像姿勢に保持
される。

【００２２】支持側板７が非回転の中心軸の回りに保持
部材１０８と一体に回転されると、中心軸に固定した中
心ギア、これに噛合したアイドラーギア９及びギア９に
噛合した取付けギア１０が遊星運動をして、ギア１０に
保持された現像器１２が、保持部材１０８の回転による
現像カートリッジＤの移動に拘らず現像姿勢に維持され
る。従ってそのまま現像カートリッジＤを現像位置に移
動して像担持体に対し位置決めすることにより、像担持
体上の潜像を現像することができる。

【００２３】さて、本発明によれば、先の図２及び図３
に示すように、現像カートリッジＤの現像器１２のトナ
ー収納部１９の腹部の外面に透明材料からなる透明窓２
１が設けられ、支持容器１３の開口部１３ａを除く部分
の外面の一部には、上記の透明窓２１に対応して透明材
料からなる透明窓２２が設けられている。

【００２４】従って支持容器１３に対して現像器１２を
相対的に回転して、支持容器１３の透明窓２２に現像器
１２のトナー収納部１９の透明窓２１を一致させれば、
これら透明窓２２及び２１を介して現像カートリッジＤ
の外からトナー収納部１９内の様子が見え、装置操作者
が目視により収納部１９内のトナーｔの色、残量及び劣
化状況等を容易に確認できる。

【００２５】このため、本発明によれば、トナーの消費
や劣化等による現像カートリッジＤの寿命を正確に判定
でき、又交換する現像カートリッジのトナーの色を知っ
て、これを交換する際の操作性を向上することができ
る。

【００２６】実施例２ 図５は本発明の現像装置の他の実施例を示す斜視図であ
る。本実施例の現像装置、つまり現像カートリッジＤで
は、現像器１２のトナー収納部１９の外面の少なくとも
一部を透明部材で形成すると共に、支持容器１３の全面
を透明材料で形成したことが特徴である。本例では、ト
ナー収納部１９は外面の全部を透明部材で形成した。

【００２７】本実施例によれば、装置操作者が目視によ
り現像カートリッジＤの外からトナー収納部１９内の様
子を見て、収納部１９内のトナーｔの色、残量及び劣化
状況等が確認できる他、現像剤担持体１５など現像部２
０側の様子を確認できる利点もある。

【００２８】実施例３ 図６は、本発明の現像装置の更に他の実施例を示す斜視
図である。本実施例では、現像カートリッジＤの現像器
１２を支持容器１３に対して固定しており、現像カート
リッジＤを保持部材に着脱自在に装着して現像剤担持体
と対向した現像位置に移動する切換え機構は、現像器１
２の姿勢制御機構を備えていない。現像カートリッジＤ
は、現像位置に位置したときに、その現像器１２の現像
剤担持体１５が像担持体と対向するように、初めから所
定の姿勢で切換え機構に装着されている。

【００２９】さて、このような支持容器１３に対して現
像器１２が固定された現像カートリッジＤにおいては、
支持容器１３からの現像器１２のトナー収納部へのトナ
ー補給路の連結、切り離しの問題がないので、外側から
のトナー収納部へのトナーの補給を比較的簡単に行なう
ことができる。このようなことから、本実施例の現像カ
ートリッジＤにおいても、切換え機構への装着方向後端
側に、支持容器１３の外側から現像器１２のトナー収納
部に連結したトナー補給口を設けて、外部からトナー収
納部にトナーを補給するようにしている。

【００３０】本実施例では、このトナー補給口の支持容
器１３との連結部にある蓋２３を透明部材で形成した。
従って本実施例によっても装置操作者が目視により現像
カートリッジＤの外からトナー収納部内の様子を見て、
収納部内のトナーｔの色、残量及び劣化状況等が確認で
きる。

【００３１】実施例４ 図７は、本発明の一実施例に係るカラー画像形成装置に
おける現像装置の装着部を示す斜視図である。本画像形
成装置の構成は図１に示したカラー画像形成装置と基本
的に同じなのでその説明は省略する。以下の説明で必要
に応じて図１を引用する。

【００３２】さて、本実施例においては、図１に示す切
換え機構の保持部材１０８の４つの収納穴１０８ｂに、
これに装着すべき色の現像カートリッジＤｃ、Ｄｍ、Ｄ
ｙ、Ｄｂを間違いなく挿入して装着させるために、図７
（ａ）〜（ｄ）に示すように、現像カートリッジＤの挿
入方向先端の外周面上に、棒状のブロック部材２５によ
る現像カートリッジ判別手段２５ｍ〜２５ｂを設け、保
持部材１０８の現像カートリッジＤの挿入方向後端の現
像カートリッジ収納穴１０８ｂの周囲に、このブロック
部材２５と嵌りあう間隙２４を設けた現像カートリッジ
判別手段２４ｍ〜２４ｂを設けた。

【００３３】即ち、図７（ａ）に示すシアン現像カート
リッジＤｃの場合、その判別手段２５ｃは２つのブロッ
ク部材２５を隣接して設け、シアン現像カートリッジＤ
ｃが装着される保持部材１０８側の判別手段２４ｃは、
ブロック部材２つ分の間隙２４を設けてある。図７
（ｂ）のマゼンタ現像カートリッジＤｍ側の判別手段２
５ｍは、２つのブロック部材２５を適当な小間隙、例え
ばブロック部材１つ分の間隙を開けて設け、その保持部
材１０８側の判別手段２４ｍは、その間隙分だけ離して
両側にそれぞれブロック部材１つ分の間隙２４を設けて
いる。同様に、図７（ｃ）のイエロー現像カートリッジ
Ｄｙ側の判別手段２５ｙは、２つのブロック部材２５を
上記よりも少し大きい、例えばブロック部材２つ分の間
隙を開けて設け、図７（ｄ）のブラック現像カートリッ
ジＤｂ側の判別手段２５ｄは更に少し大きい、例えばブ
ロック部材３つ分の間隙を開けて設け、保持部材１０８
側の判別手段２４ｙ、２４ｂは、それらの間隙分だけ離
して両側にそれぞれブロック部材１つ分の間隙２４を設
けている。

【００３４】更にシアン現像カートリッジＤｃ側の判別
手段２５ｃ及び保持部材１０８側の判別手段２４ｃをシ
アン色に着色している。同様に、マゼンタ現像カートリ
ッジＤｍ側の判別手段２５ｍ及び保持部材１０８側の判
別手段２４ｍをマゼンタ色に着色し、イエロー現像カー
トリッジＤｙ側の判別手段２５ｙ及び保持部材１０８側
の判別手段２４ｙをイエロー色に着色し、ブラック現像
カートリッジＤｂ側の判別手段２５ｂ及び保持部材１０
８側の判別手段２４ｂをブラック色に着色している。

【００３５】従って現像カートリッジＤ（現像カートリ
ッジＤｃ〜Ｄｂ）を保持部材１０８の収納穴１０８ｂに
挿入して装着する際、現像カートリッジＤ側の判別手段
２５ｃ〜２５ｂの色と保持部材１０８側の判別手段２４
ｃ〜２４ｂの色とにより、先ず、挿入すべき収納穴１０
８ｂが視覚的に区別できる。そしてその色の一致した現
像カートリッジＤの先端を収納穴１０８ｂの手前に設け
られた受台１６上に載せて、現像カートリッジＤを収納
穴１０８ｂ内に押し込む。現像カートリッジＤ側の判別
手段２５ｃ〜２５ｂと、保持部材１０８側の判別手段２
４ｃ〜２４ｂの嵌り合いの関係により、その収納穴１０
８ｂに装着されるべき色の現像カートリッジのみが判別
手段同士の干渉がないので挿入でき、装着すべき収納穴
１０ｂに現像カートリッジＤが正しく装着される。

【００３６】実施例５ 図８は本発明の画像形成装置の他の実施例における現像
装置を示す斜視図である。本実施例では、現像カートリ
ッジＤの挿入方向先端の外周面上に、予め５本の隣接し
たブロック部材２５を切欠き可能に一体成形により設け
たことが特徴である。

【００３７】従って図７の保持部材１０８側の判別手段
２４ｃ〜２４ｄに合わせて、図８に示すように、余分な
ブロック部材２５を除去することにより、判別手段２５
ｃ〜２５ｂを有する現像カートリッジＤｃ〜Ｄｂを任意
に得ることができ、現像カートリッジＤの金型を全部の
色の現像カートリッジに亙って共通にすることができる
利点がある。

【００３８】実施例６ 図９は本発明の画像形成装置の他の実施例における現像
装置を示す斜視図である。本実施例では、現像カートリ
ッジＤの挿入方向先端の外周面上に、予め挿入方向に適
当な小間隔をあけて離した２つの穴２７を周方向にブロ
ック部材２５分の間隔を開けて５列設ける一方、ブロッ
ク部材２５の両端部に穴２７に嵌合する係合突起２５ａ
を設けた。

【００３９】従って本実施例によれば、穴２７に突起２
５ａを嵌合することにより現像カートリッジＤの挿入方
向先端の外周面上にブロック部材２５を取付けることが
でき、図７の保持部材１０８側の判別手段２４ｃ〜２４
ｄに合わせてブロック部材２５を取付けることにより、
判別手段２５ｃ〜２５ｂを有する現像カートリッジＤｃ
〜Ｄｂを任意に得ることができる。

【００４０】本実施例では、現像カートリッジＤの金型
を全部の色の現像カートリッジに亙って共通にすること
ができる他、ブロック部材２５の取付位置の変更により
現像カートリッジＤの判別手段２５ｃ〜２５ｂの変更を
容易に行なうことができる。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明では、現像
部及び現像剤収納部を備えた現像器とこれを収容した支
持容器とを一体的にカートリッジ化して、カラー画像形
成装置本体に着脱自在に装着される各色の現像装置にお
いて、現像剤収納部の外面の少なくとも一部に窓部を設
け、支持容器の少なくとも現像剤収納部の窓部に対応す
る部分に外窓を設けたので、現像剤収納部に収納した現
像剤の色、残量及び劣化状況等を容易に目視により確認
して、現像装置の寿命を正確に判定し又これを交換する
際の操作性を向上することができる。

【００４２】又各色の現像装置をカラー画像形成装置の
本体に着脱自在とするための保持部材の各色の現像装置
が挿入される各挿入部の挿入方向後端位置と、各挿入部
に挿入すべき現像装置の挿入方向先端位置とに、互に対
応する幾何学的形状により各挿入部に挿入すべき現像装
置を判別する判別手段を設置した場合には、各挿入部に
これに挿入すべき現像装置を容易に判別して正しく挿入
し、装着することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る現像装置を備えたカラ
ー画像形成装置を示す全体構成図である。

【図２】図１の画像形成装置に備えられた現像装置を示
す断面図である。

【図３】現像装置の斜視図である。

【図４】現像装置の切換え機構への装着法を示す一部破
断側面図である。

【図５】本発明の現像装置の他の実施例を示す斜視図で
ある。

【図６】本発明の現像装置の更に他の実施例を示す斜視
図である。

【図７】本発明のカラー画像形成装置の一実施例におけ
る挿入判別手段が設置された現像装置と保持部材とを示
す斜視図である。

【図８】本発明のカラー画像形成装置の他の実施例にお
ける現像装置への挿入判別手段の設置法を示す斜視図で
ある。

【図９】本発明のカラー画像形成装置の更に他の実施例
における現像装置への挿入判別手段の設置法を示す斜視
図である。

【符号の説明】

１２ 現像器 １３ 支持容器 １９ トナー収納部 ２０ 現像部 １０８ 保持部材 １０８ｂ 収納穴 ２１、２２ 透明窓 ２４ｃ〜２４ｂ 保持部材側判別手段 ２５ｃ〜２５ｂ 現像装置側判別手段 ｔ トナー Ｄ 現像カートリッジ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 現像剤担持体を備えた現像部及びイエロ
   ー、マゼンタ、シアン又はブラックの現像剤のうちの１
   つを収納した現像剤収納部を備える現像器と、前記現像
   器を収容した支持容器とが一体的にカートリッジ化さ
   れ、カラー画像形成装置の本体に着脱自在に装着される
   現像装置であって、前記現像剤収納部の外面の少なくと
   も一部に前記現像剤収納部内に収納された現像剤を目視
   可能な窓部が設けられ、前記支持容器の少なくとも前記
   現像剤収納部の前記窓部に対応する部分に外窓部を設け
   たことを特徴とする現像装置。
2. 【請求項２】 前記現像剤収納部に設けられた前記窓部
   は、前記現像剤収納部内に収納された現像剤を補給する
   補給口となっており、前記補給口は透明の蓋状体により
   覆われている請求項１の現像装置。
3. 【請求項３】 複数色のカートリッジ化された現像装置
   を備え、前記各色の現像装置を保持部材に挿入すること
   により、独立して画像形成装置の本体に着脱自在に装着
   したカラー画像形成装置において、前記保持部材の前記
   各色の現像装置が挿入される各挿入部の挿入方向後端位
   置と、前記各挿入部に挿入すべき現像装置の挿入方向先
   端位置とに、互に対応する幾何学的形状により前記各挿
   入部に挿入すべき現像装置を判別する判別手段を設置し
   たことを特徴とするカラー画像形成装置。
4. 【請求項４】 前記保持部材の各挿入部と前記各挿入部
   に挿入すべき現像装置とに設けた前記判別手段を、前記
   挿入すべき現像装置の現像剤の色と同色に着色した請求
   項３のカラー画像形成装置。