JPH0624975Y2 - 無接触式信号伝達装置 - Google Patents

無接触式信号伝達装置

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JPH0624975Y2
JPH0624975Y2 JP1986189783U JP18978386U JPH0624975Y2 JP H0624975 Y2 JPH0624975 Y2 JP H0624975Y2 JP 1986189783 U JP1986189783 U JP 1986189783U JP 18978386 U JP18978386 U JP 18978386U JP H0624975 Y2 JPH0624975 Y2 JP H0624975Y2
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JP
Japan
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signal transmission
transmission device
secondary coil
iron core
power source
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JP1986189783U
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伸治 守山
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えばムービングボルスタを備えたプレス
装置や治具を切換可能な溶接装置等において、固定側で
ある装置本体と可動側である個々のボルスタや治具とを
無接触で電気的に接続するのに用いる無接触式信号伝達
装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に、生産ラインなどにおけるプレス装置類には、搬
入されたワークの状態や各種アクチュエータの動作状態
を検知する検知器が設けてあり、これらの検知器からの
信号に基づいて、プレス装置あるいはその前後工程に及
ぶ装置を制御する。したがって、とくに、型の交換を迅
速に行うことができるムービングボルスタなどでは、プ
レス装置外に設けた制御装置に、選択されたボルスタ側
の検知器を適宜接続できるようにしてある。
従来、上記したようなプレス装置に適用する信号伝達装
置としては、例えば、実公昭54−35158号公報に
記載されているものがある。
上記公報の装置は、プレス型を設けた移動台車に、電源
と、検知器と同数の光電管スイッチを備えた信号発信箱
とを設けると共に、固定側に、前記光電管スイッチの作
動に応答して作動する光電管スイッチを同数備えた信号
受信箱を設け、信号受信箱を制御装置に接続している。
そして、上記の信号伝達装置は、移動台車が所定位置に
セットされた際に、信号発信箱と信号受信箱とが接近し
て対向するようになっており、移動台車側の配線と固定
側の配線とを直接接続せずに、検知器からの信号を無接
触状態の光電管スイッチ間で伝達して制御装置に送るこ
とができる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記したような従来の信号伝達装置にあって
は、無接触状態で対向する部位(信号発信箱と信号受信
箱)に、一対のリレーを構成する光電管スイッチだけを
設けていたため、検知器を備えた移動台車側に必ず電源
を設けねばならないことが明らかである。
ここで、上記したようなプレス装置における移動台車
は、ワークの種類などに応じて適宜交換できることを目
的としたものであるから、当然複数台用意してある。
したがって、従来の信号伝達装置では、個々の台車に電
源を設けねばならず、各台車毎に充電あるいは電源交換
の作業が必要なほか、台車側の配線が複雑化することが
あるなどの問題点があった。
(考案の目的) この考案は、このような従来の問題点に着目して成され
たもので、固定側に対して適宜交換される可動側に電源
を設けずに、固定側と可動側との間において無接触で信
号を伝達することができ、可動側に電源を設置すること
で生じていた従来の不具合を解消することができる無接
触式信号伝達装置を提供することを目的としている。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案による無接触式信号伝達装置は、レールが敷設
された固定側に、電源に通じる一次コイルを巻装し且つ
前記レールによる案内方向に軸線を合わせた鉄心と、一
対の無接触リレーの一方を備えると共に、ワーク加工用
機器を備え且つ前記レールに案内される可動側に、前記
固定側に対する所定位置で前記鉄心が挿入状態となる二
次コイルと、前記二次コイルを電力源とする無接触リレ
ーの他方とを備えたことを特徴としている。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は、この考案の一実施例を説明する図で
あって、この実施例では、当該無接触式信号伝達装置を
溶接装置の治具に適用した場合を例示している。
すなわち、第1図中の符号1は溶接装置であって、この
溶接装置1は、固定側である基盤2上にレール3a,3
bを敷設し、前記レール3a,3bに係合する車輪4
a,4bを設けた可動側としての治具台車5を備えてい
る。また、この実施例では、前記治具台車5に、ワーク
加工用機器として、溶接に備えてパネル状ワークを保持
するクランプ装置26,27を設けた場合を示してい
る。そして、前記治具台車5には、溶接後のワークをリ
フトアップするリフタ6が設けてあり、このリフト6の
往復動を確認するために、動作両端位置に夫々検知器
(例えばリミットスイッチ等)7a,7bが設けてあ
る。
上記溶接装置1における無接触式信号伝達装置は、第2
図および第3図にも示すように、基盤2の上面に取付け
た固定側プレート8に、電源16に通じる一次コイル9
を巻装した丸棒状の鉄心10と、信号受信箱11とを備
え、ボルスタ5の側部に取付けた可動側プレート12
に、前記一次コイル9とほぼ同一の直径を有する二次コ
イル13と、信号発信箱24とを備えている。
前記鉄心10は、軸線方向を前記レール3a,3bによ
る案内方向に合わせて略水平にし、且つ固定側プレート
8に固定した円筒状ケース15から片側のほぼ半分が突
出した状態にあり、前記ケース15内の部分に一次コイ
ル9が巻付けてある。前記信号受信箱11の内部には、
一対の無接触リレーの一方である二個のフォトトランジ
スタ14a,14bが設けてあり、各フォトトランジス
タ14a,14bはリレー17a,71bを接続し且つ
ケーブル18を介して制御装置19に接続してある。
前記二次コイル13は、信号発信箱24内の整流器20
に接続してある。前記信号発信箱24の内部には、一対
の無接触リレーの他方であり且つ前記二次コイル13を
電力源とする二個のフォトカプラー21a,2bが設け
てあり、各フォトカプラー21a,21bの一方の端子
を前記整流器20に接続すると共に、ケーブル22によ
ってフォトカプラー21a,21bの他方の端子および
整流器20に先述の各検知器7a,7bに接続してい
る。
ここで、上記無接触式信号伝達装置は、基盤2の所定位
置に治具台車5が停止した際、二次コイル13の内側に
鉄心10の片側部分が無接触で挿入状態となり、且つ個
々のフォトトランジスタ14a,14bとフォトカプラ
ー21a,21bとが無接触で相対向するように各部位
の位置が設定してある。なお、上記の位置設定は、各プ
レート8,12上で既に成されているので、当該信号伝
達装置の取付けは、各プレート8,12が対向するよう
に位置決めを行って、各ケーブル18,22を接続する
だけで良いという至って簡単なものである。また、上記
実施例では二次コイル13が露出した状態になっている
が、例えば、鉄心10が挿入される側に開口するケース
で前記二次コイル13を保持するようにしても良い。さ
らに、上記の溶接装置1には、異なるワークに対応する
クランプ装置を備えた別の治具台車(図示せず)が何台
か用意してあり、夫々の治具台車にも二次コイルおよび
信号発信箱が取付けてある。
上記の無接触式信号伝達装置は、基盤2の所定位置に治
具台車5が停止し、一次コイル9に通電を行うと、鉄心
10を介する電磁誘導作用によって二次コイル13に電
圧を誘起させ、各検知器7a,7bおよび信号発信箱1
4内の回路に電流を供給する。したがって、各検知器7
a,7bから検知信号が出力されると、該当するフォト
カプラー21a,21bが発光し、さらに、その光信号
をフォトトランジスタ14a,14bで電気信号に変換
して制御装置19に送る。そして、制御装置19に入力
した信号でリフト6の動作状態を把握し、さらには、ク
ランプ装置やワークの搬送装置を制御する。
つまり、上記実施例による信号伝達装置は、ケーブルの
接続作業を人為的に行わずに、適宜交換される治具台車
5側に検知器7a,7bを作動させるための電流を供給
するとともに、検知器7a,7bからの信号を基盤2側
へ伝達することができるのであり、このとき、各検知器
7a,7bやフォトカプラー21a,21bは通常微弱
な電流で作動することが可能であるため、両コイル9,
13および鉄心10による構成で基盤2側から治具台車
5側へ充分に電流を供給することができる。また、治具
台車5側に電源を設けていないため、治具台車5側の配
線を簡略化することが可能となる。
なお、上記実施例では、基盤2の片側方向から治具台車
5が近接・離間する方式に適用した場合を示したが、基
盤の両側から治具台車の交換を行う方式に適用する場合
には、ケース15から鉄心10の両端を突出させた構成
とし、これに対応して個々の治具台車の二次コイルおよ
び信号発信箱を配置する。また、治具台車によって検知
器の数が異なる場合もあり得るため、すべての治具台車
のフォトカプラーに対応するフォトトランジスタを信号
受信箱11に収容すると良い。
この考案による無接触式信号伝達装置は、適用範囲が溶
接装置に限定されることはなく、プレス装置は勿論のこ
と固定側と、固定側に対して交換され且つ電力の受給が
必要な可動側との組合わせに適用することができ、この
際、可動側に電源を設ける必要がないので、使用しない
可動側をそのまま保管しておいても何ら問題はない。さ
らに、詳細な構造が上記実施例に限定されることはな
く、例えば一対のリレーとして光電管スイッチなどを用
いることもある。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案の無接触式信号伝達
装置によれば、レールが敷設された固定側に、電源に通
じる一次コイルを巻装し且つ前記レールによる案内方向
に軸線を合わせた鉄心と、一対の無接触リレーの一方を
備えると共に、ワーク加工用機器を備え且つ前記レール
に案内される可動側に、前記固定側に対する所定位置で
前記鉄心が挿入状態となる二次コイルと、前記二次コイ
ルを電力源とする無接触リレーの他方とを備えた構成と
したため、固定側から可動側に電力を供給することがで
きるので、固定側に対して適宜交換されるワーク加工用
機器を備えた可動側に電源を設けずに、前記固定側と可
動側との間において無接触で信号を伝達することができ
るという優れた効果を有し、その結果、従来可動側に電
源を設置することで生じていた不具合をすべて解消する
ことができる。
また、上記の無接触式信号伝達装置は、可動側のワーク
加工用機器を用いる作業現場、つまり、振動等の影響を
受け易い環境で用いられることとなるが、固定側と、固
定側のレールにより案内される可動側との組合わせにお
いて、先述の鉄心とコイルを採用したことにより、可動
側の移動方向に対して上下左右方向に多少の誤差が生じ
たとしても、鉄心を二次コイルに挿入状態にして確実に
電力供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による信号伝達装置を設け
た溶接装置を説明する側面図、第2図は第1図に示す溶
接装置における信号伝達装置を拡大して説明する部分破
断の側面図、第3図は一実施例による信号伝達装置を模
式的に示す説明図である。 2……基盤(固定側)、3a,3b……レール、5……
治具台車(可動側)、9……一次コイル、10……鉄
心、13……二次コイル、16……電源、14a,14
b……フォトトランジスタ(無接触リレーの一方)、2
1a,21b……フォトカプラー(無接触リレーの他
方)、26,27……クランプ装置(ワーク加工用機
器)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールが敷設された固定側に、電源に通じ
    る一次コイルを巻装し且つ前記レールによる案内方向に
    軸線を合わせた鉄心と、一対の無接触リレーの一方を備
    えると共に、ワーク加工用機器を備え且つ前記レールに
    案内される可動側に、前記固定側に対する所定位置で前
    記鉄心が挿入状態となる二次コイルと、前記二次コイル
    を電力源とする無接触リレーの他方とを備えたことを特
    徴とする無接触式信号伝達装置。
JP1986189783U 1986-12-11 1986-12-11 無接触式信号伝達装置 Expired - Lifetime JPH0624975Y2 (ja)

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JPS6395212U JPS6395212U (ja) 1988-06-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635286A (en) * 1979-08-31 1981-04-07 Daido Shingo Regular ticket issuing system
JPS58164335A (ja) * 1982-03-24 1983-09-29 Toshiba Mach Co Ltd 信号伝達装置
JPS60211811A (ja) * 1984-04-06 1985-10-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 非接触結合方式

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