JPH06249624A - 3次元表面形状測定装置 - Google Patents

3次元表面形状測定装置

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JPH06249624A
JPH06249624A JP3563493A JP3563493A JPH06249624A JP H06249624 A JPH06249624 A JP H06249624A JP 3563493 A JP3563493 A JP 3563493A JP 3563493 A JP3563493 A JP 3563493A JP H06249624 A JPH06249624 A JP H06249624A
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irradiation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速で測定物の表面部分のXYZ座標データ
を集積し、寸法測定や表面検査、リバースCAD機能を
実行する。 【構成】 測定物1の表面部分をフリンジパターンを伴
って投影する投影器4と、表面部分からの反射光を受け
取るカメラユニット2、3を備え、カメラユニット2の
視軸は投影器4の視軸に対して19゜から90゜の角度
であり、カメラユニット3はカメラユニット2の視軸と
少なくとも3゜離れている。またカメラユニット2は受
け取った反射光を表す第一電気信号を送り、カメラユニ
ット3は受け取った反射光を表す第二電気信号を送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、XYZ座標データ集積
装置及びシステムに関する。データ集積速度や機械的信
頼性の欠如、装備コストの問題により、従来技術では達
成できなかったような種々の重要な表面検査機能及びリ
バースコンピュータエイデッドデザイン(以下リバース
CADと略す)機能を有する3次元表面形状測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のXYZ座標データ集積システム
は、座標軸測定器(以下CMMと略す)を用いた一点接
触プローブ型が一般的であった。このCMMシステムの
場合、一つのXYZ座標データを得るためには、XYZ
座標の広範囲にわたりプローブを機械的に移動させて測
定部分に接触させなければならない。さらに速度上の制
約として、プローブを軽く接触させるためにその機械的
ユニットの動きを接触点間で加速及び減速させる必要が
ある。速度を向上させようとすると、機械的摩耗や衝撃
その他の信頼性上の問題を防ぐためより複雑で高価な機
械的ユニットを用いらなければならない。その他、三角
測量の理論に基づく一点非接触型プローブが開発され、
これによりプローブが測定部分に接触する必要はなくな
ったが、測量箇所データを集積するため広範囲にわたり
プローブを機械的に動かす必要性は依然として残ってい
る。
【0003】その他のXYZ座標データシステムとして
は、米国特許4、895、434号に記載されているよ
うなレーザー光線走査技術が挙げられる。このシステム
によれば、例えばCCDビデオカメラのような映像セン
サが測定部分の範囲を写す。そしてオフセットアングル
のレーザー光線をカメラの検査範囲に機械的に掃引す
る。こうして多数の画像が集積されてデータ処理が行わ
れ、XYZ座標の測定表面に関する情報が得られる。レ
ーザー光線が機械的に走査し画像が集積されている間、
カメラは測定部分に対し一定の時間静止していなければ
ならない。一般に一秒間あるいはそれ以上経過してデー
タが集積されると、次に配置ユニットがカメラと相対的
な測定部分の位置を、あるいは測定部分と相対的なカメ
ラの位置を再配置する。更にセンサ技術を開発すること
により、レーザー光線による機械的走査の必要性がなく
なった。特に、エレクトロ−オプティカル・インフォメ
ーション・システムズ・インコーポレイテッドにより製
造されたイーオーアイエス・エムケー・セブン(EOI
S MK VII)によれば、線形の光線アレイ、即ち
線形のフリンジパターンを測定部分に投影し、カメラで
写す。その場合、カメラが適切な光学的被写界深度(d
epth of field)でXYZ座標データを集
積するために、少なくとも二つのフリンジパターンを順
に投影しなければならない。第二フリンジパターンは、
光学的投影器のフリンジパターンを機械的に変化させた
り、第二の投影器を用いることにより形成可能である。
この第二のフリンジパターンは第一フリンジパターンに
続くものであり、カメラが測定部分に対し数分の一秒間
ほど静止するだけでよい。これら全ての応用例は、機械
的配置装置を測定ポイント間あるいはカメラの視界(f
ield of view)間に設置することにより高
精度の加速及び減速を可能にしているが、この配置装置
の加速及び減速は処理時間の遅れの原因となっている。
【0004】システムレベルでは、全体的な機能の速度
を速める方法として、小量のデータ集積の場合にデータ
を「薄くする」方法がある。しかしながらこの方法を用
いると、データ集積システムを詳細な表面の特徴及びき
ずが測定される表面検査、及び広範囲の表面が詳細に測
定され記憶されるリバースCAD操作に利用しにくくな
る。
【0005】固定された投影パターンを使用する高速3
次元(以下3Dと略す)表面マッピングセンサの最も大
きな問題は、広範囲なZ軸域(便宜上この用語を用い
る。このZ軸域は測定される表面に対しほぼ直角をな
す)上において正確であるのみならず、X軸及びY軸
(測定される表面とほぼ接する近接の軸)上においても
高度な空間的解像度であるようなXYZ座標表面マップ
を形成することができるかどうかという点にある。しか
しながら従来技術、例えば陰影モアレ法(米国特許3,
627,427; 4,577,940;4,525,
858; 及び4,939,380)や、投影モアレ法
(米国特許4,212,073; 3,943,27
8; 4,850,693; 及び4,874,95
5)や、投影フリンジモアレ法(米国特許4,070,
683; 4,867,570; 及び4,842,4
11)では、この点を効果的に解決できない。高度なX
Y軸空間解像度を達成できそうな移相モアレ法の基本方
法も適当ではない。なぜなら格子パターンの場合フリン
ジ期間(fringe period)の間何度も移相
しなければならないため処理時間がかかり、比較的長い
間測定部分を静止させなければならないからである。固
定フリンジモアレ法(陰影型及び投影型、またカメラ光
学的参照格子を備えるもの及び備えないものを含む)を
利用すれば、もしフリンジパターンが高密度であればX
Y軸において高い表面マップ空間解像度でありZ軸にお
いて正確であるマップが実現可能である。原則的には、
フリンジ方向(Y軸方向)の空間的解像度はCCDイメ
ージカメラのピクセルサイズと同じである。フリンジパ
ターンと直角方向(X軸方向)の空間的解像度は、投影
されたパターン(複数の基本周波数よりなる複合フリン
ジパターンを含む)の最高基本周波数により設定された
ナイキスト限界(Nyquest limit)により
決定される。フリンジパターンの画像コントラストが光
学システム内に維持される限り、フリンジパターンが高
密度となれば多くの測定上の利点が得られる。即ち、
(1)X軸においてより高い表面マップ空間的解像度が
得られること (2)Z軸においてより高い測定感度及
び解像度が得られること (3)XY座標におけるより
小さな表面パッチ部分が測定可能であることである。ま
たこの高密度のパターンの欠点は、Z軸における動的測
定範囲がフリンジパターンの間隔により限定されること
である。Z座標において表面高さが変化するに従い、フ
リンジパターンのカメラ視界も変化する。フリンジパタ
ーンの基本周波数が完全に1サイクル変化すると、表面
位置についての情報が失われる。これはモアレ法及び干
渉計によるフリンジパターン処理において「2π問題」
として知られており、Z軸の動的測定範囲をほぼ1フリ
ンジパターンサイクルの間隔に限定する。前記の従来技
術を含む多くの技術を用いてこの問題を解決しようと試
みたが、何れの方法によっても、高速のXYZ座標表面
測定及びマッピングを行うと同時に高密度のフリンジパ
ターンにおける上記のような利点も実現するという、本
発明の効果を達成できたものはなかった。
【0006】前記の従来技術により2π問題及びZ軸の
動的範囲の問題を解決する方法の概略は以下の通りであ
る。まず、連続的に異なったフリンジパターンを投影す
ることにより、2πの曖昧性を軽減する方法がある。し
かしながらこの方法は、データを集積しセンサに対して
測定部分を静止させるためにある程度の時間が必要であ
るという点において、移相モアレ法と同様の問題があ
る。固定されたパターン技術においては、フリンジをコ
ード化したり、基本フリンジパターンにさらに低い周波
数のフリンジパターンを付加したり、あるいは2πの曖
昧性を取り除くために特殊な「識別」加工をパターンに
施すという方法が一般的である。これらの技術はそれぞ
れZ軸動的測定範囲を拡大するが、「他にはない」高密
度フリンジパターンの効果を喪失する。これらの技術に
よりZ軸の測定精度を維持するためには、変形パターン
により生じる潜在的雑音またはエラーを軽減するより広
範囲の画像フィルター処理が必要である。従って、測定
可能なXY座標における表面パッチがその他の場合より
大きくなる。その結果、コーナー半径、エッジ輪郭、帯
状部分、きず、鋸歯状部分などの細密な高速3D測定が
必要である場合、これらの技術はあまり有用ではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術における諸問題を解決するためになされたものであ
り、測定が行われている間センサを測定部分に対して静
止させることなくXYZ座標データをカメラの視界内に
集積することが可能な3D測定システムを提供すること
を目的としている。また本発明はXYZ座標データを作
成する際に配置装置を機械的に動かす必要がないので、
静止状態での測定も可能である。
【0008】また本発明は、配置装置の加速及び減速を
不必要にし、高速な配置装置を簡単な機械的構造で形成
することも目的としている。その結果、高い信頼性があ
り、簡単で安価な配置装置が得られる。さらに本発明
は、既存のCADソフト及びメニューを利用して操作者
が直接的に操作することによりデータを操作したりデー
タをCADデータファイルに変換したりする(いわゆる
リバースCAD機能)際に便利なように、データを作成
することも目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】以上の目的を達
成するために本発明は、少なくとも二つの電気信号から
測定物の表面を決定するために使用される3次元表面形
状測定装置において、少なくとも測定物の表面部分を少
なくとも一つのフリンジパターンを伴って照射する少な
くとも第一照射手段と、前記表面部分から反射した照射
光を受取る少なくとも二つの手段とを備え、該少なくと
も二つの手段の各々が前記第一照射手段に対して一定の
空間的配置を有し、その第一手段は前記第一照射手段の
視軸に対して第一角度をなす視軸を有し、その第二手段
は前記第一照射手段の視軸に対し第二角度をなす視軸を
有し、前記第二角度は前記第一角度とは異なり、前記第
一手段は受け取った反射光を表す第一電気信号を送り、
前記第二手段は受け取った反射光を表す第二電気信号を
送ることを要旨とする。
【0010】前記構成を有する本発明は、第一手段及び
第二手段である二台のカメラをそれぞれ異なった位置に
設置して同時に写し、高密度フリンジパターンを記憶さ
せる。各カメラはそれぞれ異なった既知のジオメトリー
で第一照射手段である投影器に(従って互いに)参照
(reference)されているので、Z軸測定範囲
における2πの曖昧性は解決できる。測定部分をセンサ
に対して静止する必要はないので、高速測定が可能であ
るだけでなく、高密度モアレフリンジパターンの全ての
利点が得られる。
【0011】モアレ処理法の理論に基づく本発明はさら
に、体積測定法または写真測量法に基づいた二台(また
はそれ以上)のカメラによる表面マッピングシステムが
有する、XY空間解像度の限界を克服することができ
る。この体積測定法及び写真測量法は、3D表面上の
「識別可能な」点を写し、カメラが互いを参照する方法
や各カメラ内で画像化された共通の点のパララックス差
を知ることにより、これらの識別可能な点のXYZ座標
を測定するものである。滑らかな表面の場合適切な識別
可能な点がない可能性があるので、投影器が表面上の点
に光学的に「タグ」を付け、それをカメラが写す場合も
ある。この投影されたタグ付きの点は、体積測定法また
は写真測量法の処理に使用される「共通」の点を選択す
る際に混乱されないよう、通常十分間隔があけられてい
る。その結果、このようにして得られたXYZ座標表面
マップのXY座標空間解像度は、本発明に基づき高密度
フリンジパターンから得た解像度よりかなり低密度とな
る。またいずれのカメラに対する投影器の既知のジオメ
トリー的位置も、体積測定処理の一部として利用できな
い。
【0012】ウッドの米国特許4,842,411は、
二台のカメラと一台のフリンジパターン投影器を備え、
測定部分の3D表面を測定する体積測定センサを開示し
ている。しかしながら、カメラに対する投影器ユニット
のジオメトリー的配置はフリンジの体積測定処理には使
用できない。従って、フリンジパターンの周期は、フリ
ンジ処理の際の混乱を回避する、即ち2π問題を回避す
るためかなり長い。よってウッドの体積測定センサが二
台のカメラを使用してはいるものの、二台またはそれ以
上の各々のカメラに対する投影器のジオメトリー配置を
利用した本発明の方が、高い表面マップXY解像度を得
ることができる。
【0013】本発明のその他の利点としては、体積測定
法よりも多くの表面データポイントが処理でき、それに
より最適な回帰分析処理に基づくより正確な表面マップ
が得られる。本発明のある程度根幹をなすのは、センサ
ヘッド及びデータ集積方法である。単一の投影器により
測定部分に線形フリンジパターンを投影するのが最も簡
単な方法であるが、本発明ではフリンジ投影器及びセン
サであるCCDカメラ部に特殊な光学的技術を用い、画
像コントラストを向上させてより高密度なフリンジパタ
ーンを得る。さらに、少なくとも二個以上の固体CCD
カメラを用いて、投影器の視軸(line of si
ght;LOS)と相対的にそれぞれ異なる方向からフ
リンジパターンを写す。便宜上、この第一のセンサを精
密カメラと称し、三角測量法の基準に基づいて投影器の
視軸に対し通常15゜から90゜の間とする。第二のカ
メラは、その光学的視軸が精密カメラの光学的視軸また
は投影器の光学的視軸のいずれとも完全に一致しないこ
とを条件に、任意の別の方向からほぼ同じ表面範囲を写
す。通常3゜以上異なっていればよい。便宜上、第二の
カメラを粗目カメラと称す。これら二つのカメラから得
たデータにより、センサヘッドの測定容量内の明瞭なX
YZ座標データパターンが得られる。この測定容量は通
常カメラの視界(field of view;FO
V)であり、カメラの光学的被写界深度のほぼ半分であ
る。第三のカメラは、精密カメラの光学的被写界深度の
全体を測定するようさらに別の角度で設置されている。
現存のビデオフレーム捕獲器(video frame
grabber;VFG)により、画像のデジタル化
及び集積が同時に可能である。さらに、現在測定システ
ムに使用されているほとんどのCCDセンサは電気シャ
ッタも備えられており、測定物を1ミリセカンド以下で
「即時に」写すことができる。この場合シャッタ時間が
短いため光の強度が不十分なので、ストロボ光照明器が
投影器に用いられる。この方法で10マイクロセカンド
の光パルスのストロボ光が得られる。白昼下の操作で
も、整合した細い帯状の光学的スペクトルフィルターを
カメラの前に設置した投影器と共に、(光学ファイバー
素子を介して)レーザー装置を使用することができる。
光学ファイバー素子は、レーザー光が測定部分から反射
する時それ以上視準せず目に危険でないよう、効果的に
レーザー光を分散させる。
【0014】XYZ座標データ処理のため画像を仮想上
即時に集積するこの方法により、カメラを測定部分に対
して静止または固定位置に配置するセンサ配置装置は不
必要となる。従って、測定部分とセンサヘッドの両方あ
るいは何れか一方は、機械的加速及び減速機能に伴う時
間的制約を受けずに、高速データ適用範囲において連続
的に再配置及び移動可能である。さらに、配置装置に必
要な機械設備も、センサヘッドの測定容量及び視界が大
きいため、かなり省略できる。特に、標準的な線型及び
回転型エンコーダまたはその他の3D記録装置を用いて
機械的位置を記録する限り、データ集積中の正確な機械
的位置は重要ではない。線型及び回転型エンコーダから
の配置装置についての出力、または3D記録装置からの
配置装置についての出力は、カメラのデータ集積と同時
にコンピュータ処理システムに送られる。これにより、
カメラのXYZ座標から、全体座標系あるいは部分座標
系に正しく座標変換することができる。また機械的正確
さ、繰り返し、解像が厳密でなくとも良いので、測定シ
ステムの機械部分が簡略で安価となり、同時に高速化が
可能である。
【0015】センサヘッドの視界が新しい測定位置へ移
動すると、そのデータを標準コンピュータアレイプロセ
ッサにより処理しXYZ座標データを得る。従って、機
械的配置技術が根本的に制約を伴うのと対称的に、本発
明はコンピュータ処理技術に応じた速度でデータ作成及
び測定が可能である。その結果、その他のセンサ及びX
YZ座標測定システムに比べ、現在のコンピュータ技術
によってかなり高速で処理及びデータ集積が可能とな
る。将来コンピュータが開発されるに従い、データ集積
のスピードを機械的配置装置のスピードとは無関係によ
り高速にすることができるであろう。
【0016】本発明により測定部分の大量なXYZ座標
データが短時間で測定できるので、きずの検出あるいは
広範囲な測定部分上の微細な部分の検出が可能である。
データ密度は通常、CCD精密カメラの各ピクセル(検
出器素子)におけるXYZ座標データポイント数であ
る。例えば、512X512型CCDカメラにより、各
検出につき約250,000個のXYZ座標データポイ
ントが得られる。1024X1024型CCDカメラも
現在入手可能であり、各検出につき約1,000,00
0個のXYZ座標データポイントが得られる。512X
512型カメラの測定精度は、光学的視界の1/200
0から1/5000までである。1024X1024型
CCDカメラの測定精度は、光学的視界の1/4000
から1/10,000である。さらに高密度の2D型C
CDカメラが開発されており、それにより本発明の目的
はより高度に達成できる。線形フリンジパターンのカメ
ラ視界及び投影部分は、カメラ及び投影器の光学素子を
変更することにより簡単に変更可能である。
【0017】センサヘッド光学素子は、線形フリンジパ
ターンに最適な形となっている。フリンジ方向に沿って
スリット穴が設けられており、その狭い断面幅により投
影されたフリンジパターンの被写界深度を増大する。し
かしながらスリットの長さにより測定容量中に1Dディ
フォーカスが維持されるので、投影器内のフリンジパタ
ーンに存在し得る塵粒子の影響は軽減される。これによ
り、円形穴が設けられた投影器よりもより低い性能及び
コストの投影器のフリンジパターンを利用できるだけで
なく、投影器をより厳しい環境下で操作することも可能
である。またこのスリット穴は、円形穴よりも大量の光
学的パワーを伝達できる。
【0018】センサヘッドの第二(あるいは第三)のC
CDカメラを省略するために、線形複合フリンジ並びに
線形及び疑似任意フリンジ加工をパターン内に含有でき
る特殊なフリンジパターンデザインを、この方法に利用
することができる。これらの特殊なフリンジパターン
は、徐々に変化する滑らかな表面の広範囲な測定部分に
主に使用される。
【0019】本発明はまた、測定部分の形状に従い電気
的にパターンを変化させるLCD型スクリーンを備え
た、電気光学的フリンジパターン発生器が使用可能であ
る。これらのパターンは、カメラが測定部分に対して静
止している場合単に線形フリンジパターンに変化した
り、あるいは測定表面の特徴(即ち測定表面が滑らかで
あるか複雑な形状であるか)に従い新しいパターンに変
化したりすることができる。
【0020】本発明はリバースCADシステムへの新し
いアプローチを提供する。僅かの測定ポイントを長い時
間を費やして集積するのではなく、かなり大量のXYZ
座標データ(メッシュまたは「クラウド」と称す)がモ
アレ法センサ検査ごとにほぼ即時に集積される。本発明
のリバースCADシステムは、各検査により得られたこ
のデータ「クラウド」を、CADシステムに通常使用さ
れる3D表面表示体、例えばクーンズ パッチ(Coo
n’s Patch)、ベジエ表面(Bezier S
urface)、B−スプライン(B−Spline
s)、ナーブズ(Nurbs)等に即時に変換する高速
プロセッサを備える。そして得られた3D表面は再び素
早くCADモニター上に表示され、操作者がそれを「リ
アルタイム」あるいは「オンライン」で見ることができ
る。これらの3D表面モデルは位置制御プロセッサに情
報を与えることもでき、これによりモアレ型センサの視
界の軌道及び位置を自動的に計算し、制御できる。
【0021】このリアルタイムの表示により、操作者は
オンライン操作でCADパラメータを再設定できるの
で、操作者の使用目的が達成可能となる。それぞれの表
示ごとに、得られたXYZ座標3D表面モデルがどれほ
ど実際の測定XYZ座標データに近いかを示す評価番号
が操作者に与えられる。この評価番号により、操作者は
測定部分に対してCADモデルをどれほど正確にしたい
か技術的決定を下す。本発明では高速で、また高密度で
データを集積するので、操作者はリアルタイムのデータ
表示にインターフェースしてこのリバースCAD機能を
実施することができる。このシステムは大きく分けて、
自動的にデータを出力する完全自動制御のリバースCA
D機能を持つ場合と、予め操作者が見て確認する場合と
がある。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。本発明は種々のものに適用可能であるが、図1に
示すような3次元表面形状測定装置に最も適している。
【0023】二台のカメラを備えた本発明の基本的なモ
アレ法処理技術を図1に示す。3D測定物体1は、二台
のカメラユニット2、3及び単一フリンジパターン投影
器4に写される。これらの光学的装置は、強固な設置台
5上に設置されており、表面測定工程及びデータ集積工
程の間光学的装置の相対的な配置が維持されている。図
示しない移動装置により、設置台5及び/または測定物
体1を相対的に移動させる。通常オフラインで測定以前
に行う校正や配置により、カメラユニット2、3と投影
器4の相対的なジオメトリー的関係を各々決定する。図
示された各カメラユニット2、3は、イメージレンズ6
及び標準ビデオCCDなどの2D検出アレイ装置7を備
える。各カメラユニット2、3は参照格子を必要としな
い。図示された投影器4は遠隔白色光源8を備え、この
光源8は光学ファイバー束9を介して光を投影器4へ送
る。光学ファイバー束9はガラスのスライドフリンジパ
ターン10を照明し、スライドフリンジパターン10は
測定物体1上の表面パッチ11上に再び映し出される。
以下、投影器4の光学的構造についてさらに詳細に説明
する。
【0024】フリンジパターン10を伴った表面パッチ
11は、二台のカメラユニット2、3により写される。
スライドフリンジパターン10は通常ガラス製で、透明
な帯と不透明の帯からなる一連の線形フリンジに形成さ
れ、ロンチ格子(Ronchi grating)とし
て知られている。通常の光学的形状の場合、カメラユニ
ット2の視軸(LOS)を検査表面に対しほぼ直角に配
置する。カメラユニット2を精密カメラと呼ぶ。投影器
4の視軸はカメラユニット2の視軸より通常30゜から
90゜離れている。カメラユニット3も基本的には同じ
パッチ表面を、投影器4の視軸とカメラユニット2の視
軸とは異なった角度で写す。粗目カメラとなるカメラユ
ニット3は通常、その視軸の角度が投影器4の視軸ある
いはカメラユニット2の視軸から少なくとも3゜以上離
れて配置される。これらのカメラユニット2、3は、通
常遠隔電気サポートユニット12に接続されている。こ
の遠隔電気サポートユニット12及び白色光源8によ
り、投影器4及びカメラユニト2、3よりなる小型セン
サが設置台5上で作動する。さらに、電気サポートユニ
ット12及び光源8からの熱源がセンサから離れて設置
されているので、測定がより正確になり、熱効果による
有害な影響がより軽減される。白色光源8は、CCDユ
ニットの雑音信号の条件に従い、連続型でもストロボ型
でもよい。CCDユニットの電気サポートユニット12
は通常電気シャッタを備え、これによりデータ集積の間
測定部分に対しセンサが移動して画像がぼやけないよう
になっている。画像はさらに、光源8にストロボ白色光
照明器を設置することによりCCDアレイ装置7上に固
定できる。また、光源8は細いスペクトル帯の可視レー
ザー光、例えばHeNeなどと交換してもよく、これに
より白昼下における測定も可能となる。この場合、カメ
ラユニット2、3はCCDアレイ装置7の前に標準の細
い通過帯域のスペクトルフィルターを備える。光学ファ
イバー束9はレーザーの視準性(collimatio
n properties)を効果的に除去し、レーザ
ー光が投影面から乱反射しても目に安全となっている。
【0025】図1に示されているように、カメラユニッ
ト2、3の各CCDアレイ装置7上にほぼ即時に記憶さ
れた画像は独立のデジタル化装置13または共通のデジ
タル化装置に電気的に送られ、これらのデジタル化装置
13はデジタル化されたデータをデジタル画像記憶装置
14及び/または高速コンピュータプロセッサ15に送
る。このコンピュータ構造により、高速プロセッサ15
が画像集積速度で処理するとコンピュータ動力が不足で
ある場合に、高速データ速度で二台のカメラの連続的な
デジタル画像を記憶することが可能である。現在の技術
により、プロセッサ15の処理速度が絶えず高速化して
いるので、画像記憶装置14の容量は重要ではない。こ
の高速コンピュータプロセッサ15の出力は、センサ座
標上のx c,yc,zcデータである。このデータはさら
に全体座標プロセッサ16により部分(または全体)X
YZ座標系に変換される。このプロセッサ16にはセン
サ及び/または部分配置装置17からのデータが入力さ
れる。プロセッサ16からの出力はデータ記憶ユニット
18及び/または応用プロセッサ19に送られる。この
応用プロセッサ19はシステム応用ごとに異なり、3D
形状を寸法的に有効にし、表面検出やしわの検出、リバ
ースCAD機能を実行する。
【0026】検査範囲である表面パッチ11上に投影さ
れた高解像度のフリンジパターンは、高精度で高解像度
のXYZ座標マップを形成する。カメラユニット3はそ
の同じパターンを写し、カメラユニット2がさらに同じ
パターンを写して個々にフリンジパターンの位置を決定
することにより、標準的な単一カメラによるモアレ技術
の限界を克服している。固定されたフリンジパターン技
術の独特な点は、カメラユニット検出器の大きさと相対
的に、XYZ座標表面マップの高空間解像度が線形フリ
ンジ束の方向に沿って得られることである。フリンジパ
ターンと交わる空間解像度が比較的小さいのは、関連す
る空間周波数がナイキスト基準として示される基本投影
フリンジパターン周波数の原則により制限されるからで
ある。
【0027】以下、図1に示す複数のカメラを用いた装
置により「2π問題」を解決する方法について述べる。
この方法のフローチャートを図9に示す。投影モアレシ
ステムがカメラAとB、及び単一投影器からなるものと
する。各カメラが共通の測定表面から得る位相マップ
を、
【0028】
【数1】
【0029】とする。ia、ja及びib、jbはそれぞれ
カメラA、Bのカメラピクセル(イメージ素子、検出器
位置など)値である。位相値φa及びφbはラジアン表示
で、投影位相パターンについて各カメラが写した移動量
を表す。2π値はカメラが写した完全なフリンジ移動に
関連するもので、事実フリンジ移動は多く起こってい
る。一般に、各カメラA、Bから最初に算出される原展
開位相(raw unfolded phase)はδ
φa及びδφbであり、それぞれφa及びφbとの関係は以
下の等式の通りである。
【0030】
【数2】
【0031】この式において、Na及びNbは整数であ
る。これらの正しい値を選択すること、即ち「2π問
題」は、実際的なモアレ法センサシステムの設計におい
て鍵となる。ηa及びηbはδφa値及びδφb値が発生す
る際の「雑音」の原因となる。これらの標準的な偏差σ
a及びσbは、通常2πのほんの一部である(例えばσa
=σb≒2π/100)。
【0032】本発明の複数のカメラを用いた装置におい
て、全てのカメラと投影器のジオメトリー的関係は既知
である。各カメラはそのi、j、φの値をそれぞれ、部
分あるいは全体座標系に基づきx、y、z値にマッピン
グする。カメラAについては、
【0033】
【数3】
【0034】であり、カメラBについては、
【0035】
【数4】
【0036】となる。この計算において、写される表面
はZ軸方向に対して垂直ベクトルを本来有する(詳しく
はZ軸に対し±45゜以内)ことが仮定される。また、
【0037】
【数5】
【0038】の関係式が成り立つので、NaとNbとは相
関することがわかる。ここにおいて、δφa及びδφb
原位相の測定から個々にNa(及びNb)を決定する方法
が得られる。(5)の式は次のような多項式に書き換え
られる。
【0039】
【数6】
【0040】但しaの係数はia及びjaの関数であり、
bの係数はib及びjbの関数である。ほとんどの実際の
センサ測定の非線形期間は通常短い(但しa2<<a1
2<<b1、またφa及びφbが数百ラジアンの最大値を
とる)。従って等式(6)から得られる線形の関係は以
下のように表される。
【0041】
【数7】
【0042】Na *及びNb *を、等式(2)の関係を用い
て等式(7)に対する解となり得そうな真の整数(通常
未知である)とすると、次のように書き換えられる。
【0043】
【数8】
【0044】ノイズ期間、即ちηa及びηbは、2πより
もかなり短い必要がある。正確な条件については後に記
載する。ここで複数カメラにおける2π問題は、同様の
関係を満たすその他のNa及びNbが存在するかどうか判
断できるまでに軽減される。これは以下のように表すこ
とができる。
【0045】
【数9】
【0046】これは以下のように書き換えられる。
【0047】
【数10】
【0048】但し
【0049】
【数11】
【0050】この複合ノイズηcは、以下の標準偏差を
有する。
【0051】
【数12】
【0052】但しσa=σb=σの条件が各々のカメラノ
イズ源に対し仮定される。精密カメラ、即ちカメラAに
対して適切な可変範囲の拡張が可能かどうかの判断、つ
まりカメラAが、
【0053】
【数13】
【0054】のようなNa値の範囲で明白に機能するこ
とが可能かどうかの判断は、b1/a1の比率が鍵とな
る。但し通常はNmax=5である。しかしながらこのb1
/a1の比率は、カメラA及びカメラBが投影器に対し
どのように配置されているかに左右される。近似値とし
ては、この関係は
【0055】
【数14】
【0056】
【数15】
【0057】または
【0058】
【数16】
【0059】但し、αp=Z軸に対する投影器の角度 αA=Z軸に対するカメラAの角度 αB=Z軸に対するカメラBの角度 P0=測定部分空間におけるフリンジパターン期間であ
る。
【0060】一般的なセンサとしては、αP=30゜及
びαA=0゜(精密カメラはZ軸に沿って整列されてい
る)であり、粗目カメラ即ちカメラBの角度αBは0゜
から30゜の間である。もしαB=27゜(カメラBが
投影器の付近)であれば、b1/a1≒11である。もし
αB=3゜(カメラBがカメラAの付近)であれば、b1
/a1≒1.1である。b1/a1の正確な比率は校正工
程から得られる。b1/a 1が許容範囲の比率であるか否
かは、等式(10)のノイズがない場合、即ち
【0061】
【数17】
【0062】が、Naの関連範囲においてδNa=δNb
=0以外のδNa及びδNbの解の整数を有するか否かに
よる。いま、比率を
【0063】
【数18】
【0064】とする。但しDENはb1/a1の最少公分
母とする。すると0でない最近似の整数の解は、
【0065】
【数19】
【0066】となる。もしNUM≧2Nmax+1なら
ば、ノイズなしの条件のための望ましい精密カメラの範
囲(−Nmax≦Na≦Nmax)において唯一の解が存在す
る。位相測定ノイズ(標準偏差σ)が存在する実際の測
定上の条件においては、DEN値は以下の関係を満たさ
なければならない。
【0067】
【数20】
【0068】ここで、1/DENは等式(10)の期
間、即ち(b1/a1)δNbの最少の偏差を指す。この
値はこの等式のノイズ期間よりも大きくなければならな
い。関係式20は実際にはそれほど制限的ではない。な
ぜなら比率b1/a1=NUM/DENは常に1(uni
ty)よりも大きい、即ち、
【0069】
【数21】
【0070】または、
【0071】
【数22】
【0072】であるからである。従って、もし位相測定
ノイズがσ=2π/100であるならば、−5≦Na
5の範囲において条件を満たす唯一のセンサの解はNU
M=11である。以下のような様々なカメラBの角度位
置が可能である。 DEN=1,2,3,4,5,6,7,8,9,10 (またはαB≒27゜,25゜,22.5゜,20゜,
17.5゜,15゜, 12゜,9゜,6゜,3
゜) 前記の例σ=2π/100において、カメラBの位置に
よって決められた可能な整数値がDEN=1〜18であ
るならば、δNa=NUM=19(他のプライマリーナ
ンバー)であれば、より広い可変範囲が可能であろう。
この場合、Naの範囲は−9≦Na≦9である。
【0073】この方法はさらに、等式(6)が非線形の
場合、及び比率b1/a1がカメラピクセル位置ia
a、ib、jbにおいてより大きく変化する場合、同様
に利用できる。後者の場合、b1/a1の変化は公称値の
1/DEN期間よりもかなり小さくなければならない
(ノイズ不等式(20)と同様)。この条件は、関連す
るほとんどのジオメトリックセンサにおいて、不等式
(20)のノイズ上の制約があっても通常簡単に満たす
ことができる。非線形の場合、Na及びNbのとり得る値
は等式(6)から得られ、条件を満たす唯一の解を得る
ため数学的シミュレーションあるいは実験を実施するこ
とが可能である。
【0074】図2(a)は図1の基本形測定システムの
簡単な変形例を示す。図2(a)のシステムにおいて、
測定部分の特徴やエッジに対し種々の配列で高空間解像
度が得られる。精密カメラ21、粗目カメラ22及び投
影器24は図1の実施例と同様の機能を果たし、垂直方
向に配列されたフリンジパターン26を得る。パターン
26の線形フリンジは精密カメラ21の視軸と投影器2
4の視軸を含有するジオメトリー的面とほぼ垂直であ
る。また、粗目カメラ22はこの面内になくてもよい。
従って、水平方向のフリンジパターン30を投影する投
影器28を設置することが可能である。任意の一時点で
投影器24と28のいずれか一方が作動する。しかしな
がら、カメラ21及び22の両方が同時に、垂直方向に
投影されたフリンジ26と水平方向に投影されたフリン
ジ30のうちいずれかを写す。投影器光源32及び34
に電気ストロボや機械的シャッタを設置し、投影器24
と28間の変換を迅速に行うようにしてもよい。水平方
向のほぼ45゜以内に配列された測定部分のエッジに応
答して、垂直方向のフリンジの投影器24が選択され、
図2(b)(c)(d)のようなカメラの視界画像が得
られる。垂直方向のほぼ45゜以内に配列された測定部
分のエッジに応答して、水平方向のフリンジの投影器2
8が選択され、図2(e)(f)のようなカメラ視界画
像が得られる。CCD装置であるカメラ21及び22の
カメラ視界に含まれる数個のCCD検出器あるいはピク
セルのみにより、測定される表面に関する高密度なXY
Z座標の情報を得ることが可能である。単一のカメラ及
び投影器を使用する従来のモアレ法を、コード化され
た、あるいは複合のフリンジに使用しても、同じ狭い範
囲内で高解像度を達成することはできない。なぜなら、
前記の2π不明瞭問題を解決するためには広範囲な表面
パッチが必要だからである。同様に、二台のカメラを用
いた体積測定法は、識別可能な点が散在しており高解像
度の表面XYZ座標データ及び3Dマップが得られない
ため、不適当である。
【0075】図3(a)は、一般的な目的に使用される
モアレセンサのさらに別の好適な実施例である。この実
施例の測定システムには、狭い視界(NFOV)表面パ
ッチを写す精密カメラ41及び粗目カメラ42に加え、
広い視界(WFOV)の光学カメラ44が設置され、か
なり広範囲の表面パッチを写すことができる。各投影器
45及び46は、二つの並んだフリンジパターンを同時
に写す。垂直フリンジ投影器45は、図3(b)に示す
WFOVパターン47とNFOVパターン48を投影す
る。同様に水平フリンジ投影器46は、図3(c)に示
すWFOVパターン49とNFOVパターン50を写
す。これらのパターンのジオメトリー的配置は、狭いパ
ターン48、50のうち使用される投影器が写したパタ
ーンの方を、NFOVの精密カメラ41とNFOVの粗
目カメラ42が写すように配置される。狭い表面パッチ
やフリンジパターンが、高解像度の表面マップを必要と
しない広範囲の表面を覆うことができても、この場合広
範囲の視界のモアレセンサに付加的な部分的及び/また
はセンサ移動、及びデータ集積の機能が必要になる。し
かし本実施例では、広範囲の投影パターン47、49を
写すWFOVカメラ44を使用することによりこれを達
成できる。本実施例は高解像度部分を含まない部分的表
面に対し実施されるので、複合フリンジやコード化され
たパターンを測定したり、2π不明瞭問題を避けるため
に輝光線(通常1.5フリンジ幅で、パターン47中の
線51及びパターン49中の線52として示す)などの
加工を加えたりすることが可能である。この実施に対し
WFOV「粗目カメラ」を付加する必要はない。図3
(a)の実施例に、他の装置が検査できるよう測定部分
を全体的に照明するための、光学ファイバーを用いた光
源53を設置してもよい。光源53の白色光照明器の光
学的軸がNFOV精密カメラ41の光学的軸と一致する
場合、図3(a)に示されたように光源53が環状であ
る方が望ましい。これにより、モアレ法3D表面測定技
術とは関係しない標準のエッジ探知装置を利用して、影
部分のエッジ、穴、***などの位置をより正確に知るこ
とができる。白色光源を使用中は、投影器45及び46
の電源は切る。
【0076】図1、2、3(a)に示されたモアレセン
サヘッドの重要な物理的特徴は、小型であるということ
であり、単純な機械的構造によって高速で単純な操作が
可能となる。カメラユニットを形成するCCDカメラヘ
ッドや小型のイメージレンズはこの目的に十分適してい
る。標準的技術を利用した投影器では、カメラユニット
による画像集積に必要な十分な解像度、コントラストや
光の強度で高密度なフリンジを投影する機能を果たすた
めに、かなり大きくなる可能性がある。本発明によれ
ば、図4(a)に示された小型の光学的装置の投影器に
よってこれらの機能を果たすことが可能である。この装
置の部材を以下説明する。光源61は光学ファイバー束
62の端部に位置し、光学ファイバー束62はさらに遠
隔の電球63及び電源64に接続されている。光学ファ
イバー束62は、電球63の赤外線熱が投影器に届かな
いようこれを除去する。光源に使用される通常の電球6
3は、光線を光学束接続端部67に向けて視準する独自
のコンデンサレンズ65を有する。電源から赤外線熱を
さらに除去するために、光学的フィルター即ち熱ミラー
68を光学ファイバー束62の前に設置可能である。
【0077】光学ファイバー束62から出た光はコンデ
ンサレンズ部材70へ入る。コンデンサレンズ部材70
の付近には、フリンジパターンが投影されたガラススラ
イド71あるいはその他のパターン発生装置が位置して
いる。光は再び光学的画像投影器装置72に焦点を合わ
す。この画像投影器装置72はフリンジパターン71の
焦点を再び測定部分の表面に合わせ、フリンジパターン
73を形成する。このフリンジパターン73は、完全に
視準された明るいフリンジ及び暗いフリンジよりなり、
元のフリンジパターン71から変化していないことが望
ましい。標準的な高密度のフリンジパターンは図4
(b)に示すロンチ格子74であり、線形で交錯してお
り、等間隔で並んだ透明な帯と不透明な帯よりなる。画
像投影器装置72内に通常設けられたピンホール穴75
は様々な機能を果たす。例えば、穴が小さいことにより
投影器が表面に垂直でない場合でも測定部分表面上の焦
点を維持するので、投影されたパターンにおいてより大
きな被写界深度が得られる。さらにピンホール穴75に
より、パターン中のあらゆる塵やその他の小さな破片を
効果的に除去することができる。このピンホール穴75
の短所としては、多くの場合大量の光が無駄になること
である。この種の穴が利用されるのであれば、十分な光
学的照射力を保証するためより高出力の光源やより大き
なコンデンサレンズ部材70を設置する必要がある。し
かしこうしてコンデンサレンズ部材70を大きくする
と、全体の投影器が大きくならざるを得ない。
【0078】その他の例として、図4(c)に示すよう
にフリンジパターンの方向にスリット幅のスリット穴7
6を設け、図4(d)に示すようにコンデンサレンズ部
材70を円筒状に形成した円筒状コンデンサレンズ77
を設置してもよい。こうした形状であればより多い光量
をシステム中に送ることが可能である。その結果、コン
デンサレンズ及び投影器がより小型になる。スリット穴
76のスリット長さにより、各フリンジパターンの横断
方向ではなく長さ方向に沿って効果的にディフォーカス
を形成する。従って、スロット幅はピンホール穴75の
径と同じなので、長い被写界深度が維持される。フリン
ジ方向のディフォーカスにより被写界深度内のフリンジ
の質は劣化しない。1次元ディフォーカスにより、フリ
ンジパターン71の各フリンジに現れるあらゆる傷やほ
こりが効果的に取り払われるので、投影されたパターン
73の質はかえって向上する。光学的画像投影器装置7
2が非常に小さい投影パターン73を投影するように選
択された場合、投影された際のロンチ格子74の基本的
周波数は、ピンホール径あるいは単一スリット穴の狭い
幅により決められた光学的回折限界値に近づく可能性が
ある。投影線形フリンジパターン73を形成するためロ
ンチ格子74を変形すると、コントラストを向上でき
る。この場合、交錯した透明な帯と不透明な帯からなる
標準的ロンチ格子に類似するように変形する。しかしな
がら、等間隔で並べる代わりに、図4(e)に示すよう
に約75%が不透明な帯で約25%が透明な帯となるよ
うにフリンジを並べる。標準のロンチ格子に比べこの形
状では光の無駄が大きいが、光が送られる際のコントラ
ストが向上し、またスリット穴76及び円筒状コンデン
サレンズ77を使用することによりこれを補うことがで
きる。
【0079】図5(a)は図4(a)の投影器の変形を
示し、固定されたフリンジパターンが投影されたガラス
スライド71(標準的ロンチタイプでも変形ロンチタイ
プでもよい)を液晶ディスプレイ(LCD)あるいはそ
れと同等な電気制御の伝達(または反射)装置81に取
り替えたものである。このLCD装置81は光学的性質
を備えておらず、また標準の固定されたフリンジパター
ンのように直線ではないが、移相モアレ技術及び複数フ
リンジパターン投影技術の両方を実施するため、電気的
にパターンを変化させることが可能である。水平及び垂
直両方の固定されたパターンモアレ技術を可能にするた
め、これらのLCDパターンを固定させることも可能で
ある。例えば、図2(a)の水平及び垂直フリンジ投影
器24、28は、反射型を含む単一の電気制御されたL
CD投影器82あるいはその同等物、及び二台のカメラ
ユニット83、84と取り替えることができる。垂直フ
リンジパターン対しては、カメラユニット83が精密カ
メラとなりカメラユニット84が粗目カメラとなる。水
平フリンジに対しては、カメラユニット84が精密カメ
ラとなりカメラユニット83が粗目カメラとなる。投影
器82の光学的視軸及びカメラユニット83の光学的視
軸を含むジオメトリー的面は、投影器82の視軸及びカ
メラユニット84の視軸を含む面とほぼ垂直をなす面か
ら約3゜引いた位置になければならない。カメラユニッ
ト83の視軸と投影器82の視軸の間の角度は通常30
゜から60゜であり、同様にカメラユニット84の視軸
と投影器82の視軸の間の角度も30゜から60゜であ
る。LCD81の変則形(anomalies)を補う
ため、図4(a)に示された単一スリット穴76を形成
する。これにより、全ての変則形を各フリンジの方向に
沿って効果的にぼかし、光学的画像投影器装置72によ
り測定部分表面上に理想的な投影フリンジパターン73
を再び画像化することが可能となる。
【0080】本発明の複数カメラによるセンサ技術によ
り、図6、7、8に示す多くの検査システムの機械的構
造が可能である。図6は、測定対象物100がセンサ1
02に対し完全に静止している状態を示す。センサ10
2は適した角度で移動し表面測定を完了する。本発明の
小型センサ装置により、センサ102は高速で移動でき
る。測定表面に対し配置装置を停止させずに高速でXY
Z座標表面パッチデータを得ることができるので、表面
マッピング及びデータ集積の速度を大幅に向上すること
が可能である。この結果、XYZ座標データを分析でき
るCADエンジニアやその他の操作者が、測定がなされ
ている間オンラインで操作することが可能である。従っ
て、測定時に操作者がオンラインで操作に変更や変形を
施すことができる。図7は、機械的配置装置がセンサユ
ニット104と測定部分106の間で分割されている測
定システムの変形例を示す。図8は、静止しているセン
サ112に対し測定部分110のみが移動する測定の変
形例を示す。本発明の各変形例は、本発明の全ての作動
上の基本的性質を備える。
【0081】本発明は以上に示された例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種
々の変形及び応用が可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明の3次元表面
形状測定装置は、測定中センサを測定部分に対して静止
させることなく、XYZ座標データをカメラの視界内に
即時に集積することが可能である。また本発明は、配置
装置の加速及び減速が不必要であるため、高い信頼性が
あり、簡単で安価な配置装置にすることができる。さら
に本発明は、CADソフト及びメニューを利用して操作
者が直接的に操作するリバースCAD機能に便利なデー
タを作成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元表面形状測定装置を示す概略図
である。
【図2】本実施例の二台の投影器の配置及び種々のカメ
ラ視界画像を示す概略図である。
【図3】本実施例の三台のカメラと二台の投影器の配置
及び二台のカメラにより投影された各パターンを示す概
略図である。
【図4】本発明の実施例の投影器の概略図である。
【図5】投影器のその他の実施例の概略図である。
【図6】測定部分が静止しセンサが移動する場合の実施
例の斜視図である。
【図7】測定部分及びセンサが移動する場合の実施例の
斜視図である。
【図8】測定部分が移動しセンサが静止する場合の実施
例の斜視図である。
【図9】「2π問題」を解決する工程を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ・・・ 測定物 2、3 ・・・ カメラユニット 4 ・・・ 投影器 10 ・・・ スライドフリンジパターン 11 ・・・ 表面パッチ

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つの電気信号から測定物の
    表面を決定するために使用される3次元表面形状測定装
    置において、 少なくとも測定物の表面部分を少なくとも一つのフリン
    ジパターンを伴って照射する少なくとも第一照射手段
    と、 前記表面部分から反射した照射光を受取る少なくとも二
    つの手段を備え、該少なくとも二つの手段の各々が前記
    第一照射手段に対して一定の空間的配置を有し、その第
    一手段は前記第一照射手段の視軸に対して第一角度をな
    す視軸を有し、その第二手段は前記第一照射手段の視軸
    に対し第二角度をなす視軸を有し、前記第二角度は前記
    第一角度とは異なり、 前記第一手段は受け取った反射光を表す第一電気信号を
    送り、前記第二手段は受け取った反射光を表す第二電気
    信号を送ることを特徴とする3次元表面形状測定装置。
  2. 【請求項2】 前記第一照射手段はロンチ格子を有し、
    ここを照射光が透過して前記測定物の前記表面部分上に
    前記フリンジパターンを形成することを特徴とする請求
    項1に記載の3次元表面形状測定装置。
  3. 【請求項3】 前記第一照射手段は変形ロンチ格子を有
    し、ここを照射光が透過して前記測定物の前記表面部分
    上に前記フリンジパターンを形成し、前記変形ロンチ格
    子は透明な帯と不透明な帯を交互に有し、該不透明な帯
    は該透明な帯より幅が広いことを特徴とする請求項1に
    記載の3次元表面形状測定装置。
  4. 【請求項4】 前記不透明な帯は前記透明な帯の約3倍
    の幅であることを特徴とする請求項3に記載の3次元表
    面形状測定装置。
  5. 【請求項5】 前記第一照射手段は可変フリンジ格子を
    形成する手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の3次元表面形状測定装置。
  6. 【請求項6】 可変フリンジ格子を形成する前記手段が
    照射パターンを形成する伝達及び非伝達部分を有する液
    晶ディスプレイであることを特徴とする請求項5に記載
    の3次元表面形状測定装置。
  7. 【請求項7】 前記第一手段は精密ビデオカメラであ
    り、その前記第一電気信号が前記表面部分上の複数のX
    YZ座標点に関する情報を少なくとも有し、 前記第二手段は粗目ビデオカメラであり、その前記第二
    電気信号が前記表面部分上のフリンジパターンの位置を
    前記第一手段からの前記情報に基づき個々に決定する情
    報を少なくとも有することを特徴とする請求項1に記載
    の3次元表面形状測定装置。
  8. 【請求項8】 前記第一手段が前記表面部分に対しほぼ
    垂直に配置され、前記第一角度が19゜から90゜まで
    の範囲であり、前記第二手段の視軸は前記第一手段の視
    軸から少なくとも3゜離れているように配置されること
    を特徴とする請求項1に記載の3次元表面形状測定装
    置。
  9. 【請求項9】 前記3次元表面形状測定装置が照射光源
    から離れて位置しており、その照射光源は光学ファイバ
    ー線を介して前記第一照射手段に接続されていることを
    特徴とする請求項1に記載の3次元表面形状測定装置。
  10. 【請求項10】 前記第一照射手段が連続的な照射を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の3次元表面形状測
    定装置。
  11. 【請求項11】 前記第一照射手段がストロボ照射を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の3次元表面形状測
    定装置。
  12. 【請求項12】 前記第一照射手段は細いスペクトル帯
    の可視レーザー光を照射し、反射光を受け取る前記少な
    くとも二つの手段はそれぞれ細い通過帯域のスペクトル
    フィルターを有することを特徴とする請求項1に記載の
    3次元表面形状測定装置。
  13. 【請求項13】 前記第一照射手段がストロボ白色光照
    射器を有することを特徴とする請求項1に記載の3次元
    表面形状測定装置。
  14. 【請求項14】 前記3次元表面形状測定装置が前記測
    定物の前記表面部分を少なくとも一つのフリンジパター
    ンを伴って照射する第二照射手段を備え、該第二照射手
    段は前記第一照射手段の視軸と異なる配置の視軸を有
    し、前記第一照射手段は垂直なフリンジパターンを投影
    し、前記第二照射手段は水平なフリンジパターンを投影
    し、前記垂直及び水平なフリンジパターンは前記表面部
    分に交互に投影されることを特徴とする請求項1に記載
    の3次元表面形状測定装置。
  15. 【請求項15】 反射光を受け取る前記少なくとも二つ
    の手段の視界における水平方向の約45゜以内に配置さ
    れた前記表面部分の部分エッジに応答して、前記第一照
    射手段を選択する手段と、 反射光を受け取る前記少なくとも二つの手段の視界にお
    ける垂直方向の約45゜以内に配置された前記表面部分
    の部分エッジに応答して、前記第二照射手段を選択する
    手段を備えることを特徴とする請求項14に記載の3次
    元表面形状測定装置。
  16. 【請求項16】 前記3次元表面形状測定装置は前記測
    定物の前記表面部分を少なくとも一つのフリンジパター
    ンを伴って照射する第二照射手段を有し、 前記第二照射手段は前記第一照射手段の前記視軸とは異
    なる配置の視軸を有し、前記第一照射手段は二つの隣合
    った垂直フリンジパターンを同時に投影し、前記第二照
    射手段は二つの隣合った水平フリンジパターンを同時に
    投影し、 前記隣合った垂直及び水平フリンジパターンのうち一方
    は狭い視界のフリンジパターンであり、他方は広い視界
    のフリンジパターンであり、 前記3次元表面形状測定装置はさらに反射光を受け取る
    第三手段を備え、該第三手段は広い視界のフリンジパタ
    ーンを写すために広い視界を有し、前記第一手段及び第
    二手段は狭い視界のフリンジパターンを写すために狭い
    視界を有することを特徴とする請求項1に記載の3次元
    表面形状測定装置。
  17. 【請求項17】 前記少なくとも第一照射手段は照射光
    線を送る手段と、その照射光線を視準する手段と、視準
    された照射光線が透過するフリンジ格子を形成する手段
    と、前記表面部分上の前記フリンジパターンの被写界深
    度を増大させる手段と、前記フリンジパターンの焦点を
    前記表面部分に合わせる手段を備えることを特徴とする
    請求項1に記載の3次元表面形状測定装置。
  18. 【請求項18】 照射光線を視準する前記手段がコンデ
    ンサレンズであることを特徴とする請求項17に記載の
    3次元表面形状測定装置。
  19. 【請求項19】 被写界深度を増大させる前記手段がピ
    ンホール穴であることを特徴とする請求項17に記載の
    3次元表面形状測定装置。
  20. 【請求項20】 照射光線を視準するための前記手段が
    円筒状のコンデンサレンズであり、被写界深度を増大さ
    せる前記手段が格子を形成する前記手段と平行に配置さ
    れたスリット穴であり、前記フリンジ格子が不透明及び
    透明のほぼ直線の複数の帯が交互に並んだものであるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の3次元表面形状測定
    装置。
  21. 【請求項21】 フリンジパターンを形成する前記手段
    がロンチ格子であることを特徴とする請求項17に記載
    の3次元表面形状測定装置。
  22. 【請求項22】 フリンジパターンを形成する前記手段
    が不透明な帯と透明な帯とを交互に有する変形ロンチ格
    子であり、前記不透明な帯が前記透明な帯よりも幅広い
    ことを特徴とする請求項17に記載の3次元表面形状測
    定装置。
  23. 【請求項23】 前記不透明な帯の幅が前記透明な帯の
    幅の3倍であることを特徴とする請求項22に記載の3
    次元表面形状測定装置。
  24. 【請求項24】 フリンジパターンを形成する前記少な
    くとも一つの手段が、種々の照射パターンを形成する伝
    達部分と非伝達部分とを有する液晶ディスプレイである
    ことを特徴とする請求項17に記載の3次元表面形状測
    定装置。
  25. 【請求項25】 前記3次元表面形状測定装置は前記少
    なくとも第一照射手段と反射光を受け取る前記二つの手
    段を前記測定物の位置に対して静止位置に支持する手段
    を有し、前記測定物は移動可能であることを特徴とする
    請求項1に記載の3次元表面形状測定装置。
  26. 【請求項26】 前記3次元表面形状測定装置は前記少
    なくとも第一照射手段及び反射光を受け取る前記少なく
    とも二つの手段を前記測定物と相対的に移動させる手段
    を有し、前記測定物は静止していることを特徴とする請
    求項1に記載の3次元表面形状測定装置。
  27. 【請求項27】 前記3次元表面形状測定装置は前記少
    なくとも第一照射手段及び反射光を受け取る前記少なく
    とも二つの手段と相対的に前記測定物を移動させる手段
    を有し、さらに前記3次元表面形状測定装置は前記少な
    くとも第一照射手段及び反射光を受け取る前記少なくと
    も二つの手段を移動させる手段を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の3次元表面形状測定装置。
  28. 【請求項28】 測定物の表面を少なくとも二つの電気
    信号から決定するための3次元表面形状測定装置におい
    て、 測定物の少なくとも表面部分を二つの隣合った垂直なフ
    リンジパターンを伴って照射する第一照射手段と、 前記測定物の前記表面部分を二つの隣合った水平なフリ
    ンジパターンを伴って照射する第二照射手段と、 前記表面部分からの反射光を受け取る少なくとも三つの
    第一、第二、第三手段とを備え、該少なくとも三つの手
    段の各々が前記第一照射手段に対し一定の空間的配置を
    有し、その第一手段は前記第一照射手段の視軸に対し第
    一角度をなす視軸を有し、その第二手段は前記第一照射
    手段の視軸に対し第二角度をなす視軸を有し、前記第二
    角度は前記第一角度と異なり、前記第二照射手段の視軸
    は前記第一照射手段の視軸と異なった配置であり、 前記隣合った垂直及び水平フリンジパターンのそれぞれ
    において、一方は狭い視界のフリンジパターンであり他
    方は広い視界のフリンジパターンであり、 前記少なくとも三つの手段のうちの第三手段は広い視界
    のフリンジパターンを写すために広い視界を有し、前記
    第一手段及び第二手段は狭い視界のフリンジパターンを
    写すためにそれぞれ狭い視界を有し、 前記第一手段は受け取った反射光を表す第一電気信号を
    送り、前記第二手段は受け取った反射光を表す第二電気
    信号を送ることを特徴とする3次元表面形状測定装置。
  29. 【請求項29】 前記第一手段は精密ビデオカメラであ
    り、その前記第一電気信号が前記表面部分上の複数のX
    YZ座標点に関する情報を少なくとも有し、 前記第二手段は粗目ビデオカメラであり、その前記第二
    電気信号が前記表面部分上のフリンジパターンの位置を
    前記第一手段からの前記情報に基づき個々に決定する情
    報を少なくとも有することを特徴とする請求項28に記
    載の3次元表面形状測定装置。
  30. 【請求項30】 前記第一手段が前記表面部分とほぼ垂
    直に配置され、前記第一角度が19゜から90゜の範囲
    内であり、前記第二手段の視軸が前記第一手段の視軸と
    少なくとも3゜はなれているように配置されることを特
    徴とする請求項28に記載の3次元表面形状測定装置。
  31. 【請求項31】 測定物の表面を少なくとも二つの電気
    信号から決定するための3次元表面形状測定装置におい
    て、測定物の少なくとも表面部分を少なくとも一つの第
    一フリンジパターンを伴って照射する第一照射手段と、 前記測定物の前記表面部分を少なくとも一つの第二フリ
    ンジパターンを伴って照射する第二照射手段と、 前記表面部分からの反射光を受け取る少なくとも二つの
    第一、第二手段とを備え、該少なくとも二つの手段の各
    々が前記第一照射手段及び第二照射手段に対し一定の空
    間的配置を有し、その第一手段は前記第一照射手段の視
    軸に対し第一角度をなす視軸を有し、その第二手段は前
    記第一照射手段の視軸に対し第二角度をなす視軸を有
    し、前記第二角度は前記第一角度と異なり、 前記第二照射手段の視軸は前記第一照射手段の前記視軸
    と異なり、 前記第一手段は受け取った反射光を表す第一電気信号を
    送り、前記第二手段は受け取った反射光を表す第二電気
    信号を送ることを特徴とする3次元表面形状測定装置。
  32. 【請求項32】 前記第一照射手段は垂直フリンジパタ
    ーンを投影し、前記第二照射手段は水平フリンジパター
    ンを投影し、前記垂直及び水平フリンジパターンは前記
    表面部分上に交互に投影されることを特徴とする請求項
    31に記載の3次元表面形状測定装置。
  33. 【請求項33】 反射光を受け取る前記少なくとも二つ
    の手段の視界における水平方向の約45゜以内に配置さ
    れた前記表面部分の部分エッジに対し、前記第一照射手
    段を選択する手段と、 反射光を受け取る前記少なくとも二つの手段の視界にお
    ける垂直方向の約45゜以内に配置された前記表面部分
    の部分エッジに対し、前記第二照射手段を選択する手段
    を備えることを特徴とする請求項31に記載の3次元表
    面形状測定装置。
  34. 【請求項34】 前記第一手段は精密ビデオカメラであ
    り、その前記第一電気信号が前記表面部分上の複数のX
    YZ座標点に関する情報を少なくとも有し、 前記第二手段は粗目ビデオカメラであり、その前記第二
    電気信号が前記表面部分上のフリンジパターンの位置を
    前記第一手段からの前記情報に基づき個々に決定する情
    報を少なくとも有することを特徴とする請求項31に記
    載の3次元表面形状測定装置。
  35. 【請求項35】 前記第一手段が前記表面部分とほぼ垂
    直に配置され、前記第一角度が19゜から90゜の範囲
    内であり、前記第二手段の視軸が前記第一手段の前記視
    軸と少なくとも3゜はなれているように配置されること
    を特徴とする請求項31に記載の3次元表面形状測定装
    置。
  36. 【請求項36】 測定物の表面を少なくとも二つの電気
    信号から決定するための3次元表面形状測定装置におい
    て、 測定物の少なくとも表面部分をフリンジパターンを伴っ
    て照射し、照射光線を送る手段と、その照射光線を視準
    する手段と、その視準された照射光線が透過するフリン
    ジ格子を形成する手段と、前記表面部分上の前記フリン
    ジパターンの被写界深度を増大する手段と、そのフリン
    ジパターンの焦点を前記表面部分に合わせる手段を有す
    る少なくとも第一照射手段と、 各々が前記第一照射手段に対して一定の空間的配置を有
    し、第一手段は前記第一照射手段の前記視軸に対して第
    一角度をなす視軸を有し、第二手段は前記第一照射手段
    の前記視軸に対し第二角度をなす視軸を有し、前記第二
    角度は前記第一角度とは異なる、前記表面部分から反射
    した照射光を受取る少なくとも二つの手段を備え、 前記第一手段は受け取った反射光を表す第一電気信号を
    送り、前記第二手段は受け取った反射光を表す第二電気
    信号を送ることを特徴とする3次元表面形状測定装置。
  37. 【請求項37】 照射光線を視準する前記方法がコンデ
    ンサレンズであることを特徴とする請求項36に記載の
    3次元表面形状測定装置。
  38. 【請求項38】 被写界深度を増大する前記手段がピン
    ホール穴であることを特徴とする請求項36に記載の3
    次元表面形状測定装置。
  39. 【請求項39】 照射光線を視準する前記手段が円筒状
    のコンデンサレンズであり、被写界深度を増大させる前
    記手段が格子を形成する前記手段と平行に配置されたス
    リットであり、前記フリンジ格子が不透明と透明のほぼ
    直線の複数の帯が交互に並んだものであることを特徴と
    する請求項36に記載の3次元表面形状測定装置。
  40. 【請求項40】 フリンジパターンを形成する前記手段
    がロンチ格子であることを特徴とする請求項36に記載
    の3次元表面形状測定装置。
  41. 【請求項41】 フリンジパターンを形成する前記手段
    が不透明と透明の帯が交互に並ぶ変形ロンチ格子であ
    り、前記不透明な帯の幅が前記透明な帯の幅より広いこ
    とを特徴とする請求項36に記載の3次元表面形状測定
    装置。
  42. 【請求項42】 前記不透明な帯の幅が前記透明な帯の
    幅の約3倍であることを特徴とする請求項39に記載の
    3次元表面形状測定装置。
  43. 【請求項43】 測定物の表面を少なくとも二つの電気
    信号から決定するための3次元表面形状測定装置におい
    て、 光を供給する光源手段と、その光源手段から光を受取り
    その光の焦点を光学的画像投影器上に再び合わす円筒状
    コンデンサレンズ構造と、その円筒状コンデンサレンズ
    構造の出力側付近に位置するほぼ平行な線形フリンジパ
    ターンを形成するパターン手段と、そのパターン手段と
    光学的画像投影器の間に位置し各フリンジパターンの横
    断方向ではなく長さ方向に沿ってディフォーカスを形成
    するスリット穴手段を有する、測定物の少なくとも表面
    部分を少なくとも一つのフリンジパターンを伴って照射
    する少なくとも第一照射手段と、 前記表面部分から反射した照射光を受取る少なくとも二
    つの手段を備え、該少なくとも二つの手段の各々が前記
    第一照射手段に対して一定の空間的配置を有し、その第
    一手段は前記第一照射手段の視軸に対して第一角度をな
    す視軸を有し、その第二手段は前記第一照射手段の視軸
    に対し第二角度をなす視軸を有し、前記第二角度は前記
    第一角度とは異なり、 前記第一手段は受け取った反射光を表す第一電気信号を
    送り、前記第二手段は受け取った反射光を表す第二電気
    信号を送ることを特徴とする3次元表面形状測定装置。
  44. 【請求項44】 測定物の表面を決定する3次元表面形
    状測定装置において、 測定物の少なくとも表面を少なくとも一つのフリンジパ
    ターンを伴って照射する少なくとも第一照射手段により
    照射し、 各々が前記第一照射手段に対して一定の空間的配置を有
    し、精密カメラは前記第一照射手段の前記視軸に対して
    第一角度をなす視軸を有し、粗目カメラは前記第一照射
    手段の前記視軸に対し第二角度をなす視軸を有し、前記
    第二角度は前記第一角度とは異なる、前記表面部分から
    反射した照射光を受取る少なくとも二つのカメラを供給
    し、 測定物の精密カメラと粗目カメラとの関係を示す3次元
    部分座標を供給し、 前記精密カメラから得たピクセル座標及び位相値の第一
    組を出力し、 前記粗目カメラから得たピクセル座標及び位相値の第二
    組を出力し、 各第一組及び第二組はそれぞれのピクセル座標から第一
    原展開位相値及び第二原展開位相値を各々取り出し、 第一原展開位相値及び第二原展開位相値、並びに第一組
    及び第二組のピクセル座標に基づき第一真整数値及び第
    二真整数値を算出し、 第一真整数値及び第二真整数値に基づき精密カメラの位
    相マップを形成し、 部分座標系に基づき部分マップ上に位相マップを形成
    し、測定物表面部分を表す最終的な3次元座標組を形成
    する3次元表面形状測定装置。
  45. 【請求項45】 最終的な3次元座標組に基づき測定物
    の表面部分の形状を描写するリバースコンピュータエイ
    デッドデザイン操作を行う工程を含む請求項44に記載
    の3次元表面形状測定装置。
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