JPH06249551A - 潤滑油分離回収方法及び冷凍機レトロフィット方法 - Google Patents

潤滑油分離回収方法及び冷凍機レトロフィット方法

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JPH06249551A
JPH06249551A JP3826193A JP3826193A JPH06249551A JP H06249551 A JPH06249551 A JP H06249551A JP 3826193 A JP3826193 A JP 3826193A JP 3826193 A JP3826193 A JP 3826193A JP H06249551 A JPH06249551 A JP H06249551A
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JP
Japan
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lubricating oil
refrigerant
hfc
separating
hydrofluorocarbons
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JP3826193A
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Shige Iwasa
樹 岩佐
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ICI Japan Ltd
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ICI Japan Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/18Refrigerant conversion

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  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】既存冷凍装置内に封入されているクロロフルオ
ロカーボン(CFC)及び/又はヒドロクロロフルオロ
カーボン(HCFC)系の代りにオゾン層を破壊しない
HFC系冷媒をおきかえて封入する場合、前の冷媒用の
潤滑油の分離回収を高価な機器を用いることなく、複雑
な作業を行わず、環境破壊なしに安全効率的に分離回収
する方法。 【構成】従来のCFC及び/又はHCFC系冷媒をオゾ
ン層を破壊しないHFC系冷媒におきかえて従来の装置
に封入するに当り、旧冷媒用の潤滑油と新冷媒用の潤滑
油との新冷媒HFCに対する溶解度の差を利用して旧潤
滑油を系外に分離回収する。まづ高圧側サービスポート
より旧冷媒を回収し、ついで系内を真空ポンプで減圧真
空とし、低圧側サービスポートより新潤滑油を注入し更
に新冷媒を高圧側サービスポートを通し系内に注入し運
転を行いバルブ1の操作により分離管内に白濁液を回収
し二層に分離した下層をバルブ2より取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】冷媒の圧縮または膨張に係わる慴
動部を有する機器(冷凍機、空調機、冷蔵庫、カーエア
コン、ヒートポンプなどを意味する。以下単に冷凍機と
称す。)で冷媒として使用されているジクロロジフルオ
ロメタン(R−12と称す。)等のクロロフルオロカー
ボン類(CFCと称す。)は、特定フロンとして指定さ
れ、そのオゾン層破壊の性状により全廃されることにな
った。また、冷媒として使用されているヒドロジクロロ
フルオロメタン(R−21と称す。)等のヒドロクロロ
フルオロカーボン類(HCFCと称す。)は、代替えフ
ロンと呼ばれるが、同様に全廃されることになってい
る。従って、オゾン層破壊係数がゼロの冷媒ヒドロフル
オロカーボン類(HFCと称す。)が注目され、中でも
1,1,1,2−テトラフロロエタン(R−134aと
称す。)が実用化されている。
【0002】既存の例えばR−12冷凍機に、新冷媒で
ある例えばR−134aを導入して使用することをレト
ロフィットといい、この際、冷媒と共に使用されていた
CFC用の主として鉱油からなる潤滑油も新たなHFC
に適合するものに入れ替える必要がある。
【0003】本発明は、レトロフィット時の新規なCF
C及び/又はHCFC用の潤滑油(以下単に潤滑油
(イ)と称す。)の分離回収方及びその分離回収方法を
用いる冷凍機レトロフィット方法に関する。
【0004】
【従来の技術】冷凍機の一例として、カーエアコンにつ
いて説明すると、カーエアコンは図1に示すように、主
として圧縮機、凝縮器、レシーバードライヤー、膨張
弁、蒸発器からなり、これらの各部品はアルミパイプ、
銅パイプ、ゴムホース等で接続されている。又、この系
内には熱の移動作用を行う物質である冷媒と潤滑油が封
入されている。また、レシーバードライヤーと膨張弁の
間に高圧側サービスポート、蒸発器と圧縮機の間に低圧
側サービスポートがある。
【0005】カーエアコンの車内を冷房する際の機構を
説明すると、低温、低圧の気体状の冷媒は圧縮機で圧縮
され、高温、高圧の気体となり、凝縮器で冷却され、高
温、高圧の液体に変わり、次いでレシバードライヤーで
水分等が除かれ、膨張弁にて急激に膨張させられ低温、
低圧の霧状となる。霧状の冷媒は蒸発器に移動し、蒸発
器周辺の空気から熱を吸収して蒸発し、低温、低圧の気
体となって、再び圧縮機に吸収される。蒸発器での熱交
換により車内の空気から熱を吸収し、車内が冷房され
る。
【0006】例えば、R−134aを冷媒として使用す
るカーエアコンのレトロフィットのためには、単にCF
Cをサービスポートから回収した後、HFCとHFC用
潤滑油(以下単に潤滑油(ロ)と称す。)をサービスポ
ートから注入するだけでは、冷凍機系内に残る潤滑油
(イ)は、R−134aと相溶性が無く冷凍機の運転と
共に例えば蒸発器内部に付着し冷凍効率を低下させるの
で、潤滑油(イ)を冷凍機から回収する必要があるが、
従来知られている回収方法は、例えば以下に示す方法で
あった。
【0007】回収方法1:高圧側のサービスポートから
液体状のCFC及び/又はHCFCを回収しても、同時
に回収される潤滑油(イ)は、最高でも数十%のレベル
しかない。従って、CFC及び/又はHCFCを液体の
状態で高圧側サービスポートからあるいは気体の状態で
低圧側サービスポートから回収後、圧縮機を取りはず
し、潤滑油/冷媒分離器(膨張キャピラリーのついたガ
ス/液体分離器)のついた冷媒循環装置を取り付け、サ
ービスポートからCFC及び/又はHCFCを再度充填
し冷媒循環装置で循環し潤滑油(イ)をCFC及び/又
はHCFCに溶解し、この操作を数回繰り返し潤滑油
(イ)を分離回収する。また、CFC及び/又はHCF
Cを再度充填する際、潤滑油(ロ)を併用すると、潤滑
油(ロ)は、CFC及び/又はHCFC及び潤滑油
(イ)の両者と相溶性があり分離回収方法を改善するこ
とができる。
【0008】この方法により、最終的には約90重量%
の潤滑油(イ)が回収されるが、本法によると冷媒循環
装置、圧縮器の取り外し並びに繰り返し作業を要し、効
率が悪く、経済的で無く、なおかつ削減廃止が決定した
CFC及び/又はHCFCの使用という問題があった。
【0009】回収方法2:CFCをサービスポートから
回収後、圧縮機を取りはずし、液体ポンプを凝縮器側に
接続し、トリクロロエチレン、パークロロエチレンなど
の溶剤を用いて系内に貫流させて、潤滑油(イ)を溶剤
に溶解し、系外に回収する。
【0010】本方法では、CFC及び/又はHCFCは
使用しないが、溶剤それ自体の環境破壊性、毒性の為、
取り扱いに注意が必要であるし、また潤滑油(イ)回収
後に系内に残留する溶剤も完全に除去する必要があり、
時間のかかる効率の悪い高費用の方法であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上に説明した様に、冷
凍機の冷媒をCFC及び/又はHCFCからHFCに入
れ替えるレトロフィットの際には、潤滑油(イ)をでき
るだけ多く回収しなければならないが、従来の分離回収
方法は、圧縮器の取り外しを必要とするように作業に長
時間要し、作業は煩雑であり、複雑な装置を必要とし、
使用する溶媒等もその毒性等に十分な配慮が必要であ
り、安全で、効率の良いものと言えるものではなかっ
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、レトロフ
ィトにおける潤滑油の交換に係る問題を解消すべく鋭意
研究し、潤滑油(イ)と潤滑油(ロ)のHFCに対する
溶解度の差に着眼し、本発明を完成した。
【0013】本発明は、冷凍機の冷媒をCFC及び/又
はHCFCからHFCに入れ替えるレトロフィットにお
いて、CFC及び/又はHCFC用の潤滑油(イ)とH
FC用の潤滑油(ロ)との該HFCに対する溶解度の差
を利用して潤滑油(イ)を系外に分離回収する潤滑油分
離回収方法である。又、まずCFC及び/又はHCFC
を冷凍機の高圧側及び/又は低圧側サービスポートから
回収し、HFC及び潤滑油(ロ)を高圧側サービスポー
トから充填し、該冷凍機を運転した後、高圧側と低圧側
のサービスポート間に接続された分離管で潤滑油(イ)
と潤滑油(ロ)との該HFCに対する溶解度の差を利用
して潤滑油(イ)を系外に分離回収する潤滑油分離回収
方法である。
【0014】本発明に係るCFC及びHCFCとして
は、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメ
タン、トリクロロトリフルオロエタン、クロロジフルオ
ロメタン、ジクロロフルオロエタン、ジクロロペンタフ
ルオロプロパン或はこれら2種以上の混合物を挙げるこ
とができ、HFCとしては、テトラフルオロエタン、特
に1,1,1,2−テトラフルオロエタンを挙げること
ができるが、これらに限定されることはない。又、潤滑
油(イ)が鉱油を主成分とするものであり、潤滑油
(ロ)がエステル油又はポリアルキレングリコール油を
主成分とするものが、HFCに対する溶解度差が大きく
好ましいが、これらに限定されることはない。
【0015】本発明の冷凍機の最も好適なものとしてカ
ーエアコンが挙げられ、本発明は、又、使用したHFC
及び潤滑油(ロ)を再び冷凍機に戻すことを含む上記分
離回収方法を用いた冷凍機のレトロフィット方法であ
る。
【0016】以下、本発明を更に詳しく説明する。
【0017】第一に、まず、CFC及び/又はHCFC
は高圧側及び/又は低圧側サービスポートから真空吸引
の原理によって回収する。次いで、図1に示す両サービ
スポートに図2に示すゲージマニホルドを取り付け、図
2中のバルブA及びBを開けて真空ポンプにより系内を
更に減圧真空して、バルブA及びBを閉じ、ゲージマニ
ホルドのムシバルブ2に取り付けたオイルキャッチャー
(図示していない。)又はサービス罐(図示していな
い。)から潤滑油(ロ)をバルブBを開けて注入し、所
望量の潤滑油(ロ)注入後バルブBを閉じ、ムシバルブ
1に接続したHFCのボンベから、所望量のHFCをバ
ルブAを開けて充填する。必要であれば、HFCを低圧
側サービスポートからも追加して充填する。次ぎに、高
圧側及び低圧側サービスポートに図1で点線で囲んで示
したバルブ、分離管、ドレイン、蒸発器からなる分離器
を取り付け、バルブ1及びバルブ3を閉じたまま分離管
を隔離した状態で冷凍機を運転する。HFC及びHFC
に溶解した潤滑油(ロ)は運転時間の経過に従って潤滑
油(イ)をその中に巻き込んで移動する。一定時間運転
後、減圧真空にした分離管へのバルブ1を開け、白濁し
た溶液状のHFC、潤滑油(イ)及び潤滑油(ロ)を分
離管内に移動させ、該バルブ1を閉じると下部にHFC
とそれに溶解した、場合によりその一部が分散した潤滑
油(ロ)と、上部に潤滑油(イ)とに分離分液させるこ
とができる。下部のHFCとそれに溶解した又はその一
部が分散した潤滑油(ロ)は分離器の蒸発器へのバルブ
3を開け、冷凍機系内に気液混合状態で低圧側サービス
ポートを通して充填注入する。次いでバルブ3を閉め、
ドレインへのバルブ2を開けて潤滑油(イ)を回収す
る。
【0018】CFC及び/又はHCFCと潤滑油(イ)
との混合物をバルブ1から分離器に捕集して回収する場
合及び更に該混合物に潤滑油(ロ)を加えた混合物を同
様に回収する場合、潤滑油(イ)の回収率が何れも不十
分であるが、HFCを用い更に潤滑油(ロ)を加えた混
合物とする場合には、潤滑油(イ)の回収率が格段と改
善されるが、その機序は良く分からない。何れにせよか
かる現象は、本発明者が見いだした新たな知見である。
【0019】尚、分離器は、分液の状態が観察されるよ
うに透明部分があるのが好ましく、勿論例えばガラス製
などのものであって良い。
【0020】本発明に使用される潤滑油(イ)は、鉱油
を主成分にしたものであり、パラフィン系、ナフテン
系、合成ポリアルファオレフィン、合成アルキルベンゼ
ン、パラフィン系又はナフテン系とアルキルベンゼンの
混合物、アルキルベンゼンとポリアルキレングリコール
の混合物等を挙げることができる。
【0021】本発明に使用される潤滑油(ロ)は、エス
テル油又はポリアルキレングリコール油を主成分とする
ものであり、モノエステルであるメチルオレエート、ブ
チルステアレート、オクチルパルミテート、ジエステル
であるジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート、
ポリエステルであるトリメチロールプロパントリカプレ
ート、トリメチロールプロパン椰子油前留脂肪酸エステ
ル、トリメチロールプロパントリオレエート、ペンタエ
リスリトールテトラヘプタノエート、コンプレックスエ
ステルであるコンプレックスエステルA、コンプレック
スエステルB等のエステル油、並びにモノオール型、ジ
オール型、トリオール型、末端基の処理によるジアルキ
ルエーテル型、モノアルキルエーテル型等のポリアルキ
レングリコール油を挙げることができる。
【0022】尚、ポリアルキレングリコール油を主成分
とする潤滑油(ロ)とHFC及び潤滑油(イ)との分離
分液特性は、添加物を加えることにより改善することが
できる。
【0023】以下に本発明の実施例を示すが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0024】
【実施例】
【0025】
【実施例1】予め潤滑油(イ)としての潤滑油(日本電
装社製、Denso oil−6)約80mlが封入さ
れた圧縮機を持つカーエアコン(日本電装社製、10P
A17C)をベンチテスト用に実験室で組み立て、冷媒
としてR−12(昭和電工社製、フロンショウワ−1
2)約800mlを充填した。このカーエアコンを、圧
縮機回転数750rpm、蒸発器の吐出圧力15.8−
16.3kg/cm2 、吸気圧力2.45−2.56k
g/cm2 、蒸発器入口温度62.0−62.2℃、出
口温度9.6−12.3℃、室温5−16℃で約70時
間運転した。
【0026】次いで、R−12冷媒回収装置(ロビンエ
アー社製、17350C)を取り付け、真空吸引により
高圧側サービスポートからR−12を回収した。
【0027】更に、ゲージマニホルド(ロビンエアー社
製、500−1)をサービスポートに取り付け、バルブ
A及びバルブBを開け、カーエアコン系内を真空ポンプ
により減圧真空し、バルブA及びバルブBを閉じ、ムシ
バルブ2に接続したオイルキャッチャー(ロビンエアー
社製、73100)(図示していない。)に入れた潤滑
油(ロ)である潤滑油(エステル油)(ICI社製、R
L−68S)約130mlをオイルキャッチャーのバル
ブを開けて低圧側サービスポートを通して注入した。
【0028】更に、ムシバルブ1に接続したチャージン
グシリンダー(図示していない。)に封入したR−13
4aを液体の状態で高圧側サービスポートを通してカー
エアコン系内に充填した。又、低圧側サービスポートを
通しても、カーエアコンを上記と同様の条件で約3分間
運転して同様にムシバルブ2に接続したチャージングシ
リンダー(図示していない。)から気体の状態で充填し
た。合計のR−134aの充填量は約800mlであっ
た。
【0029】次いで、カーエアコンを上記と同様の条件
で15分間、30分間、45分間並びに60分間運転
し、両サービスポートに新たに接続した予め減圧真空さ
れた分離器(耐圧ガラス工業社製、内容量約300ml
のガラス製容器)の高圧側サービスポートのバルブ1を
開け、白濁した液体を分離管に導入した。一度バルブ1
を閉じ、エアコンを同様に約10秒間運転し、バルブ1
を開け、白濁した液体が分離管の方に導入されなくなる
までこの操作を1乃至3回繰り返した。回収された白濁
した液体は200−250mlであった。
【0030】該液体を約30秒放置すると、2層に別れ
た。下層は白濁した液体でR−134aとRL−68S
からなり、バルブ3を開けて蒸発器を通して低圧側サー
ビスポートを通してカーエアコン系内にカーエアコンを
運転しながら戻し、分離管を目視で観察し、下層がすべ
て分離管から流出した後直ちにバルブ3を閉じ、バルブ
2を開けて上層のDenso oil−6をドレインへ
導き系外に分離回収し、その容量を測定した。
【0031】各々の時間につきそれぞれ3回行った結果
は表1に示した。
【0032】
【表1】 表1から明らかなように、本発明によると約90%のC
FC及び/又はHCFC用の潤滑油を分離回収すること
ができた。
【0033】
【発明の効果】冷凍機の冷媒をCFC及び/又はHCF
CからHFCに入れ替える該冷凍機のレトロフィットに
おいて、本発明によるとCFC及び/又はHCFC用の
潤滑油を、高価な機器を用いることなく、圧縮器の取り
はずし等長時間の煩雑複雑な作業を必要とせず、更に、
溶剤等の環境破壊性、毒性などの問題のある化学品を使
うことなく、安全に、効率的に分離回収できる。又、使
用したHFC及び該HFC用潤滑油は、再び冷凍機に戻
しそのまま潤滑油及び冷媒として使用することができ非
常に効率的なレトロフィット方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーエアコン及び潤滑油の分離器の構成を示す
略図である。
【図2】ゲージマニホルドの構成を示す略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C10N 40:30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒の圧縮または膨張に係わる慴動部を
    有する機器の冷媒をクロロフルオロカーボン類及び/又
    はヒドロクロロフルオロカーボン類からヒドロフルオロ
    カーボン類に入れ替える該機器のレトロフィットにおい
    て、冷媒クロロフルオロカーボン類及び/又はヒドロク
    ロロフルオロカーボン類用の潤滑油(イ)と冷媒ヒドロ
    フルオロカーボン類用の潤滑油(ロ)との該冷媒ヒドロ
    フルオロカーボン類に対する溶解度の差を利用して潤滑
    油(イ)を系外に分離回収することを特徴とする潤滑油
    分離回収方法。
  2. 【請求項2】 冷媒の圧縮または膨張に係わる慴動部を
    有する機器の冷媒をクロロフルオロカーボン類及び/又
    はヒドロクロロフルオロカーボン類からヒドロフルオロ
    カーボン類に入れ替える該機器のレトロフィットにおい
    て、冷媒クロロフルオロカーボン類及び/又はヒドロク
    ロロフルオロカーボン類を高圧側及び/又は低圧側サー
    ビスポートから回収し、冷媒ヒドロフルオロカーボン類
    及びヒドロフルオロカーボン類用の潤滑油(ロ)を高圧
    側サービスポートから充填し、該機器を運転した後、高
    圧側と低圧側のサービスポート間に接続された分離管で
    冷媒クロロフルオロカーボン類及び/又はヒドロクロロ
    フルオロカーボン類用の潤滑油(イ)と冷媒ヒドロフル
    オロカーボン類用の潤滑油(ロ)との該冷媒ヒドロフル
    オロカーボン類に対する溶解度の差を利用して潤滑油
    (イ)を系外に分離回収することを特徴とする潤滑油分
    離回収方法。
  3. 【請求項3】 冷媒クロロフルオロカーボン類及び/又
    はヒドロクロロフルオロカーボン類が、トリクロロフル
    オロメタン、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロト
    リフルオロエタン、クロロジフルオロメタン、ジクロロ
    フルオロエタン、ジクロロペンタフルオロプロパン或は
    これら2種以上の混合物であり、冷媒ヒドロフルオロカ
    ーボン類が1,1,1,2−テトラフルオロエタンであ
    る請求項1又は2に記載の潤滑油分離回収方法。
  4. 【請求項4】 冷媒クロロフルオロカーボン類及び/又
    はヒドロクロロフルオロカーボン類用の潤滑油(イ)が
    鉱油を主成分とするものであり、冷媒ヒドロフルオロカ
    ーボン類用の潤滑油(ロ)がエステル油又はポリアルキ
    レングリコール油を主成分とするものである請求項1、
    2又は3に記載の潤滑油分離回収方法。
  5. 【請求項5】 冷媒の圧縮または膨張に係わる慴動部を
    有する機器がカーエアコンである請求項1、2、3又は
    4に記載の潤滑油分離回収方法。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5に記載の潤
    滑油分離回収方法により分離された冷媒ヒドロフルオロ
    カーボン類と該冷媒用の潤滑油(ロ)を冷媒の圧縮また
    は膨張に係わる慴動部を有する機器に戻し、次いで冷媒
    クロロフルオロカーボン類及び/又はヒドロクロロフル
    オロカーボン類用の潤滑油(イ)を系外に分離回収する
    ことを特徴とする該冷媒の圧縮または膨張に係わる慴動
    部を有する機器の冷媒をクロロフルオロカーボン類及び
    /又はヒドロクロロフルオロカーボン類からヒドロフル
    オロカーボン類に入れ替えるレトロフィット方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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