JPH06249234A - 半導電性部材 - Google Patents

半導電性部材

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JPH06249234A
JPH06249234A JP5063104A JP6310493A JPH06249234A JP H06249234 A JPH06249234 A JP H06249234A JP 5063104 A JP5063104 A JP 5063104A JP 6310493 A JP6310493 A JP 6310493A JP H06249234 A JPH06249234 A JP H06249234A
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JP
Japan
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tube
core metal
roller
semiconductive
inner diameter
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JP5063104A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
Yoshiaki Nishimura
芳明 西村
Nobutoshi Hayashi
信俊 林
Kazuro Ono
和朗 小野
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Canon Inc
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転方向の抵抗周ムラを小さく抑えることが
でき、均一な抵抗分布を有するローラ形状の半導電性部
材を得て、例えば、画像形成装置において帯電ローラ・
転写ローラ等のプロセス機器・部材として適切に使用で
きて良好な出力画像を出力させることを可能とするこ
と。 【構成】 芯金101と、その外側に同心一体の、少な
くとも体積抵抗値105 Ωcm〜1015Ωcmの半導電
性ローラ部102を有する半導電性部材100におい
て、前記導電性ローラ部102は円筒状弾性体チューブ
であり、該チューブの内径D2は、該チューブの自由状
態において少なくとも一部が該円筒状弾性体チューブが
構成されている該芯金領域の芯金径D1の50%〜90
%の間の大きさであり、該チューブ102の内径部10
3に対して芯金101が該チューブの弾性に抗して圧入
挿通されていることを特徴とする半導電性部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、画像形成装置
における転写ローラ・帯電ローラ・クリーニングローラ
・給紙ローラ・搬送用ローラ・現像ローラ・トナー塗布
ローラ等に用いられる半導電性部材に関する。
【0002】
【従来の技術】便宜上、図6に示した画像形成装置を例
にして説明する。本例の画像形成装置は転写式の電子写
真装置である。
【0003】1は像担持体としての回転ドラム型の電子
写真感光体であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プ
ロセススピード)を持って回転駆動される。
【0004】2は帯電部材としての帯電ローラであり、
所定の押圧力をもって感光体の面に圧接させてあり、本
例装置の場合は感光体の回転に従動して回転する。この
帯電ローラ2に対して不図示の帯電バイアス印加回路に
よって所定の帯電バイアスが印加されて回転感光体の周
面が所定の極性・電位に一次帯電処理される。
【0005】その回転感光体の一次帯電処理面に対して
不図示の露光装置により目的の画像情報が露光L(スリ
ット露光・走査露光等)されて回転感光体の面に目的の
画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0006】その形成静電潜像が本例装置の場合は非磁
性一成分現像方式の現像装置3によりトナー画像として
現像される。4は現像ローラ、5はこの現像ローラに対
するトナー塗布ローラである。現像ローラ4には不図示
の現像バイアス印加回路によって所定の現像バイアスが
印加される。
【0007】一方、給紙カセット6から給紙ローラ7に
より記録材としての転写材Pが1枚宛繰り出されて搬送
ローラ8・レジストローラ9を経て、感光体とこれに所
定の押圧力をもって圧接させた転写ローラ10との圧接
ニップ部である転写部Nに所定のタイミングで給送さ
れ、該転写部Nを挟持搬送される。
【0008】転写ローラ10には不図示の転写バイアス
印加回路によって所定の転写バイアスが所定のタイミン
グで印加される。そして転写部Nを挟持搬送される転写
材Pの表面側に回転感光体の表面に形成担持されている
トナー画像が順次に静電力と押圧力にて転写されてい
く。
【0009】トナー画像の転写を受けた転写材Pは感光
体の面から分離されて搬送装置15で定着装置16へ導
入されてトナー画像の定着処理を受け、排紙ローラ17
により画像形成物(コピー、プリント)として排紙トレ
イ18に排出される。
【0010】また転写紙Pに対するトナー画像転写後の
感光体の面はクリーニング装置11のクリーニングロー
ラ12により残留トナーの除去を受け、また除電ランプ
13により除電露光14を受けて物理的・電気的に清掃
されて繰り返して作像に供される。
【0011】上記例のような電子写真装置において、帯
電部材2や転写部材10としては、特開平3−7966
号公報・米国特許第5,034,777号明細書等にみ
られるように、体積抵抗値が105 Ωcm〜1015Ωc
m内にある半導電性領域の材料が用いられている。
【0012】現像装置3においても、非磁性一成分現像
方式では現像ローラ4やトナー塗布ローラ5には上述の
帯電部材2や転写部材10と同様に半導電性領域の材料
が用いられている。
【0013】上記した以外にも、現在の電子写真装置に
おいては、感光体の転写残りトナーの除電や、転写材P
の除電等を目的とした部材に半導電性領域の材料が用い
られてきている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来にお
ける半導電性部材は、帯電ローラ2・転写ローラ10・
現像ローラ4・トナー塗布ローラ5等のようにローラ形
状にして用いると該部材の抵抗ムラが問題となってく
る。
【0015】この抵抗ムラは特にローラの回転方向に対
して大きくなる。以下このローラ回転方向の抵抗ムラを
「抵抗周ムラ」と記す。この抵抗周ムラが大きいと次の
ような問題が生じる。
【0016】即ち、ローラ形状の半導電性部材に定電圧
印加すると、ローラ回転方向で抵抗値が低い所で多くの
電流が流れ、抵抗値の高い所では電流が減少する。
【0017】その結果、帯電ローラ2では帯電ムラが生
じ、転写ローラ10では転写ムラが生じる。現像ローラ
4やトナー塗布ローラ5の場合は、現像ローラ4上のト
ナーのコートムラが生じて出力画像上濃度ムラが発生す
る。
【0018】またローラ形状の半導電性部材を定電流制
御した場合でも、電圧変動が生じて上述と同様の不具合
が生じる。
【0019】従って、半導電性部材を各種のプロセス機
器・部材として用いた画像形成装置にあっては、この半
導電性部材の抵抗値ムラ、特にローラ形状の部材にした
場合の抵抗周ムラを小さくすることが良好な出力画像を
得るために必要となる。
【0020】そこで本発明は、回転方向の抵抗周ムラを
小さく抑えることができ、均一な抵抗分布を有するロー
ラ形状の半導電性部材を得て、例えば上述例のような画
像形成装置にあっては帯電ローラ・転写ローラ等のプロ
セス機器・部材として適切に使用できて良好な出力画像
を出力させることを可能とすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする半導電性部材である。
【0022】(1)芯金と、その外側に同心一体の、少
なくとも体積抵抗値105 Ωcm〜1015Ωcmの半導
電性ローラ部を有する半導電性部材において、前記導電
性ローラ部は円筒状弾性体チューブであり、該チューブ
の内径は、該チューブの自由状態において少なくとも一
部が該円筒状弾性体チューブが構成されている該芯金領
域の芯金径の50%〜90%の間の大きさであり、該チ
ューブの内径部に対して芯金が該チューブの弾性に抗し
て圧入挿通されていることを特徴とする半導電性部材。
【0023】(2) (1)の半導電性部材において、
円筒状弾性体チューブの内径部に圧入挿通される芯金は
その表面に接着層を有し、円筒状弾性体チューブの内径
は、該チューブの自由状態において少なくとも一部が該
円筒状弾性体チューブが構成されている該芯金領域の芯
金径に前記接着層の厚みを加えた径の50%〜90%の
間の大きさであることを特徴とする半導電性部材。
【0024】(3) (1)又は(2)の半導電性部材
において、円筒状弾性体チューブは発泡弾性体であるこ
とを特徴とする半導電性部材。
【0025】(4) (3)の半導電性部材において、
発泡弾性体は弾性体中に複酸化物を含有することを特徴
とする半導電性部材。
【0026】(5) (3)の半導電性部材において、
発泡弾性体は弾性体中に補強剤を含有することを特徴と
する半導電性部材。
【0027】(6) (3)の半導電性部材において、
発泡弾性体は弾性体中に絶縁オイルを含有することを特
徴とする半導電性部材。
【0028】
【作用】半導電性ローラ部としての円筒状弾性体チュー
ブの内径を自由状態において芯金の外径よりも50%〜
90%小さく設定して、該チューブの内径部に対して芯
金を該チューブの弾性に抗して圧入挿通した構成にする
ことで、芯金を圧入されたチューブの芯金外周近傍のチ
ューブ肉質が圧縮される。その結果、半導電性ローラ部
を構成している円筒状弾性体チューブの圧入芯金外周近
傍の抵抗値はやや上昇し、半導電性部材の抵抗値は芯金
軸方向及び周方向にて均一化する。
【0029】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図3) 図1の(c)・(d)において、100は芯金101
と、該芯金の外側に同心一体の半導電性ローラ部102
を有するローラ形状の半導電性部材であり、前述の画像
形成装置における帯電ローラ2・転写ローラ10等とし
て使用できるものである。このローラ形状の半導電性部
材100は次のようにして作製されたものである。
【0030】芯金101として図1の(a)のように外
径D1が6.0mmの鉄製丸棒を用いた。
【0031】半導電性ローラ部102として図1の
(a)のように中心孔103の内径D2が芯金圧入前の
自由状態において4.0mmであり、体積抵抗値約10
10Ωcmを有する、発泡弾性体製の円筒状弾性体チュー
ブ(以下、発泡弾性チューブもしくはチューブと記す)
を用いた。
【0032】本実施例の発泡弾性チューブ102は、具
体的には、EPDMゴム(エチレンプロピレンジエンゴ
ム)中に酸化亜鉛・カーボン・絶縁オイルを分散して体
積抵抗値を1010Ωcmに調整したものに発泡剤を加え
てイオウ加硫にて発泡加硫して得られたものであり、そ
の硬度はアスカーC硬度計にて500g加重し測定した
ところ30°となった。またこの発泡弾性チューブ10
2の外周面は研磨処理してある。
【0033】この発泡弾性チューブ102の中心孔10
3の芯金圧入前の内径D2は4.0mmであり、芯金1
01の外径D1の6.0mmよりも小さく設定してあ
る。即ちチューブ内径D2は芯金外径D1の約67%の
大きさに設定してある。
【0034】そして図1の(b)のように発泡弾性チュ
ーブ102の中心孔103の一端側の開口部に芯金10
1の一端側を対応させて、チューブ中心孔103に対し
てこの中心孔103の内径D2よりも上記のように外径
D1が大きい芯金101を該チューブ102の弾性に抗
して図1の(c)・(d)のように圧入挿通することに
より、芯金101と、該芯金の外側に同心一体の半導電
性ローラ部102を有するローラ形状の半導電性部材1
00を得る。
【0035】芯金圧入前のチューブ102の中心孔10
3の内径D2は芯金外径D1に比べて約67%と小さい
ので、このチューブ中心孔103に対する芯金101の
チューブ弾性に抗しての圧入により、芯金101が圧入
されたチューブ102の芯金外周近傍のチューブ発泡弾
性体の発泡セルは縮む。
【0036】その結果、半導電性ローラ部102を構成
している発泡弾性チューブの芯金外周近傍の抵抗値はや
や上昇し、半導電性部材100の抵抗値は芯金軸方向及
び周方向にて均一化する。
【0037】この時、発泡弾性チューブ102の芯金外
周近傍の抵抗値の上昇の度合いは抵抗値が低い程大き
い。これは図2に示すように、本実施例で用いたような
発泡弾性チューブ102の半導電性発泡弾性体は圧縮量
(歪み)に対し、抵抗値が上昇する性質をもち、さらに
図3に示すように、抵抗値の上昇度合いは圧縮量(歪
み)のない場合の半導電性発泡弾性体の抵抗値が低い程
大きいことによる。
【0038】これは、本実施例で用いた様な発泡弾性チ
ューブ102の発泡半導電性弾性体は発泡セル径と抵抗
値が密接な関係にあることによる。
【0039】本発明者らの実験からは、発泡セル径が大
きい程抵抗値は高く、逆に発泡セル径が小さい程抵抗値
が低い傾向が得られている。
【0040】正確な理由は不明ではあるが、抵抗値が高
い時、つまりセル径が大きい場合は圧縮に対しセル径が
縮むことによって歪みを吸収する為、ベースとなるポリ
マー中の絶縁オイルの密度はあまり変わらなく、その
為、抵抗値の上昇度合いは少ないと考えられる。
【0041】逆に、抵抗値が低い時はセル径が小さいの
で、圧縮に対し、セル径の縮みだけでは歪みは吸収でき
ず、ベースとなるポリマーの歪みを供ってしまう。この
為絶縁オイルの密度が高くなり、抵抗値が上昇してしま
うと考えられる。
【0042】図2・図3に示したデータは本実施例で用
いた発泡半導電性弾性体材料に関するものであるが、本
件の様にポリマー中に複酸化物と絶縁オイルを含有させ
て、抵抗値を調整した材料は一般に同様の傾向を有す
る。
【0043】以上説明した理由から、本実施例のローラ
形状の半導電性部材100は従来のものに比べ、抵抗周
ムラをはじめとする抵抗ムラは小さく抑えることができ
た。表1に発泡弾性チューブ102の内径D2を変えて
抵抗周ムラの大きさを測定したものを示す。芯金101
はΦ6.0に統一した。
【0044】
【表1】 表1より本実施例のローラ形状の半導電性部材100
は、発泡弾性チューブ102の内径D2と芯金径D1が
等しい時に比べて抵抗周ムラは約67%小さく押えられ
て、大きく改善したことがわかる。
【0045】発泡弾性チューブ102の内径Φ3.0
(サンプルNo2)が最も抵抗周ムラが小さいが、これ
以下の内径では芯金101の圧入は不可能であった。
【0046】逆に、内径Φ5.5では内径Φ6.0とほ
ぼ同様な抵抗周ムラを示し、発泡弾性チューブ102の
内径D2が芯金径D1の約92%以上大きいと、抵抗周
ムラに対して効果がない結果が得られた。
【0047】以上の結果より、抵抗周ムラに対しては発
泡弾性チューブ102の内径の大きさが芯金径D1に比
べ約50〜約90%であれば良いことがわかる。
【0048】以上説明した様に本実施例においては、発
泡弾性チューブ102の内径D2を芯金径D1の50%
〜90%とすることにより、抵抗値ムラの少ないローラ
形状の半導電性部材100を得ることが可能となった。
【0049】本実施例では芯金101とこれを圧入する
発泡弾性チューブ102とを一体化するための接着剤は
特には使用しなかったが、両者101・102は芯金1
01の圧入により十分に一体化状態となる。
【0050】もちろん本実施例において接着剤を使用し
てもよく、導電性接着剤を芯金101にコーティングし
ても、また絶縁性の接着剤を芯金101にコーティング
しても上記した効果は同じである。
【0051】〈実施例2〉(図4) 本実施例は図4の(a)のように芯金101の外周に予
め接着剤104を塗布しておいて該芯金101を(b)
のように発泡弾性チューブ102の中心孔103に圧入
して芯金101とチューブ102との一体化をさせたも
のである。
【0052】発泡弾性チューブ102は前述実施例1の
ものと同じものを使用した。即ちその中心孔103の内
径D2は4.0mmである。
【0053】芯金101は外径D1=4.0mmのもの
とし、その芯金の外周面に厚さd=1mmに接着剤10
4をコーティングしたものを用いた。この芯金101の
接着剤層104を形成した部分の外径は6.0mmとな
る。接着剤104は導電性であっても、絶縁性であって
も、どちらでもよい。
【0054】上記のように接着剤層104を形成した芯
金101を実施例1と同じ要領で発泡弾性チューブ10
2の中心孔103に圧入挿通してローラ形状の半導電性
部材100とした。
【0055】この様な構成にしても発泡弾性チューブ1
02の中心孔103の内径D2は芯金101の径D1に
接着剤層104の厚みを加えた径(=6.0mm)の約
67%となり、実施例1と同様な現象を生じて抵抗値ム
ラの減少が見られた。
【0056】以上の実施例1及び同2はローラ形状の半
導電性部材100の抵抗周ムラを減少させるのに非常に
効果があった。
【0057】〈実施例3〉(図5) 本実施例は半導電性部材100の長手方向の抵抗値ムラ
を減少させるようにしたものである。
【0058】半導電性部材100の長手方向の抵抗値ム
ラは一般に長手方向端部が抵抗値が高く、中央が抵抗値
が低くなる場合が多いので、この場合について記す。
【0059】図5の半導電性部材100において、半導
電性ローラ部としての発泡弾性チューブ102は実施例
1・同2と同じものを使用した。
【0060】芯金101は図のようにクラウン形状のも
のにし、この芯金101を発泡弾性チューブ102に圧
入挿通する。この芯金101の両端部はΦ4.0mmと
なり、中央部はΦ8.0mmとなっている。こうするこ
とにより発泡弾性チューブ102の内径は両端部で芯金
径と同じ大きさになり、中央部で約50%の大きさにな
る。これにより発泡弾性チューブ102の長手方向中央
領域のみ抵抗値が上昇し、長手方向での抵抗値ムラは均
一化する。これは実施例1・同2の原理を芯金長手方向
に適用した場合であり、実施例1・同2と同様に抵抗値
ムラを小さく押えることが可能となる。
【0061】本実施例では発泡弾性チューブ102が長
手方向中央域で抵抗値が低い場合について示したので芯
金形状をクラウン形状にしたが、発泡弾性チューブ10
2が長手方向両端域で抵抗値が低い場合は芯金形状を逆
クラウン形状にすればよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、半導電性
部材について回転方向の抵抗周ムラを小さく抑えた、均
一な抵抗分布を有するものとすることができ、例えば電
子写真装置等の画像形成装置において帯電ローラ・転写
ローラ等のプロセス機器・部材として適切に使用できて
良好な出力画像を出力させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施例1の半導電性部材の芯金の中
間部省略の平面図と、芯金圧入前の発泡弾性チューブの
中間部省略縦断面図 (b)は芯金圧入要領図 (c)は芯金圧入挿通後の半導電性部材の中間部省略縦
断面図 (d)は芯金を圧入挿通した半導電性部材の一端側の斜
視図
【図2】 半導電性発泡弾性体の圧縮量と抵抗値上昇度
合の測定図
【図3】 半導電性発泡弾性体の圧縮量ゼロ時の体積抵
抗値と抵抗値上昇度合の測定図
【図4】 (a)は実施例2の半導電性部材の芯金の中
間部省略の平面図と、芯金圧入前の発泡弾性チューブの
中間部省略縦断面図 (b)は芯金圧入挿通後の半導電性部材の中間部省略縦
断面図
【図5】 実施例3の半導電性部材の平面図
【図6】 画像形成装置の一例の概略図
【符号の説明】
100 ローラ形状の半導電性部材 101 芯金 102 半導電性ローラ部としての発泡弾性チューブ 103 芯金を圧入するチューブの中心孔(内径部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 和朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金と、その外側に同心一体の、少なく
    とも体積抵抗値105 Ωcm〜1015Ωcmの半導電性
    ローラ部を有する半導電性部材において、 前記導電性ローラ部は円筒状弾性体チューブであり、該
    チューブの内径は、該チューブの自由状態において少な
    くとも一部が該円筒状弾性体チューブが構成されている
    該芯金領域の芯金径の50%〜90%の間の大きさであ
    り、該チューブの内径部に対して芯金が該チューブの弾
    性に抗して圧入挿通されていることを特徴とする半導電
    性部材。
  2. 【請求項2】 請求項1の半導電性部材において、円筒
    状弾性体チューブの内径部に圧入挿通される芯金はその
    表面に接着層を有し、円筒状弾性体チューブの内径は、
    該チューブの自由状態において少なくとも一部が該円筒
    状弾性体チューブが構成されている該芯金領域の芯金径
    に前記接着層の厚みを加えた径の50%〜90%の間の
    大きさであることを特徴とする半導電性部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は同2の半導電性部材におい
    て、円筒状弾性体チューブは発泡弾性体であることを特
    徴とする半導電性部材。
  4. 【請求項4】 請求項3の半導電性部材において、発泡
    弾性体は弾性体中に複酸化物を含有することを特徴とす
    る半導電性部材。
  5. 【請求項5】 請求項3の半導電性部材において、発泡
    弾性体は弾性体中に補強剤を含有することを特徴とする
    半導電性部材。
  6. 【請求項6】 請求項3の半導電性部材において、発泡
    弾性体は弾性体中に絶縁オイルを含有することを特徴と
    する半導電性部材。
JP5063104A 1993-02-26 1993-02-26 半導電性部材 Pending JPH06249234A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001355629A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Yamauchi Corp 導電性ロール、その製造方法および電子写真装置

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JP2001355629A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Yamauchi Corp 導電性ロール、その製造方法および電子写真装置

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