JPH06248820A - 多層垂直昇降形立体駐車装置 - Google Patents

多層垂直昇降形立体駐車装置

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JPH06248820A
JPH06248820A JP5123893A JP5123893A JPH06248820A JP H06248820 A JPH06248820 A JP H06248820A JP 5123893 A JP5123893 A JP 5123893A JP 5123893 A JP5123893 A JP 5123893A JP H06248820 A JPH06248820 A JP H06248820A
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parking
floor
frame
cage
roller
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JP5123893A
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Nisaburo Morioka
仁三郎 森岡
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 経済的で、高速作動が可能であり、かつ低振
動な機械式垂直形駐車装置の提供。 【構成】 駐車装置架構は、鉄骨造架構の中央に昇降路
を設け、両側に駐車フロア13を設けたブレース構造又
はラーメン構造であり、昇降装置は、昇降ケージ14、
昇降駆動装置17及び昇降ガイドローラから成り、昇降
ケージは、上下2段の平面架構を4本の支柱で剛接合し
て垂直各面を矩形ラーメン構造に下段を車載フロアと
し、昇降駆動装置は、駐車装置架構の頂部に対称位置に
2基設けられ、昇降ガイドローラは、ガイドレール12
に沿うように取り付けられる。横行装置は、昇降ケージ
の車載フロア及び駐車フロアの前後輪位置にそれぞれ設
置されたローラコンベヤ方式のもので、車載フロア及び
駐車フロアのと、ローラを連動させるための横行ローラ
連動装置と、当該装置を駆動するための横行駆動装置が
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層垂直昇降形立体駐車
装置、詳しくはエレベータ式多層垂直昇降形立体駐車装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市の過密化に伴い機械式立体駐車装置
の需要は増大しており、特に狭小な面積を最大限有効に
利用する機械式垂直形駐車装置の開発は著しい。駐車装
置には独立建家内に設置する自立形と各種建築物の内部
の床上或は地下室内に設置するビル内蔵形とがある。次
に機械式垂直形駐車装置を大別すると、垂直循環方式
(メリーゴーランド式)、垂直昇降方式(エレベータ
式)があり、前記メリーゴーランド式機械式垂直形駐車
装置には例えば図18に示されるような型式のものがあ
り、前記エレベータ式機械式垂直形駐車装置には例えば
図19に示されるような型式のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現時点にお
いて既存の駐車装置に対する利用者側の強い要望もいく
つか指摘されている。総括して最も大きな問題点として
挙げられるのは、機械振動、騒音による居住性の低下、
入出庫所要時間過大に対する利用者の不満、高額設備費
による利用者、設置オーナー側の過大な負担である。つ
ぎに、従来のメリーゴーランド式及びエレベータ式の機
械式垂直形駐車装置の課題について述べる。 (1)メリーゴーランド式機械式駐車装置について (1・1)全機構をチエーン駆動方式によって作動する
チエーン作動機構が大きく、機械振動、騒音が高い。独
立建家に設置した場合はそれほど問題とはならないが、
今後利用度の多いビル内蔵形として設置した場合には、
接続する建築部材に比較的低周波の振動固有周期の振動
の伝播により生ずる二次騒音の障害が著しく、建物利用
者側の居住性を著しく低下する。建築物への振動伝播を
一般の防振工法で除去することは建設費の増大を招き極
めて困難である。 (1・2)循環駆動方式では駐車ケージが最短距離を下
降するにも拘わらずその運転部分が多く且つ大きい。従
って装置の高速運転が困難であり、能率的な入出庫作業
が望めない。 (1・3)全駆動方式になると機械機構部品がすべて大
型化し、製作コストが嵩み設備費が高くなり建設費が大
きな負担となる。特にビル内蔵形装置を必要とする場合
建設計画に大きな支障を来すこともある。 (1・4)全駆動方式の大型機械の運転には当然高出力
モータを必要とし、振動、騒音の原因であると共に経常
維持費も嵩む。 (1・5)通常形のメリーゴーランド式駐車装置の車乗
入口は最下部1階床面に限定される。地上・地下層併用
形装置とする場合は機構の改造設計が必要で、既存に比
べて場積効率が悪くなる。 (1・6)垂直循環式の支持架構は機械装置そのもので
ある。独立建家形駐車装置の場合には建築構造用架構を
その外周に建設する必要があり、当然建築費を別途に計
上しなければならない。 (2)エレベータ式機械式垂直形駐車装置について (2・1)既存エレベータ式機構にはワイヤロープ巻上
式のものとチエーン駆動式によるものとがあるが、いず
れも昇降機構が大きくメリーゴーランド式のものと比べ
て振動、騒音の障害は減少しているが、必ずしも満足す
べき状態ではない。 (2・2)昇降、横行装置の機械機構の大型化が製作コ
ストを下げ得ない。メリーゴーランド式と比較して設備
費の高額であることに変わりはない。 (2・3)昇降速度はメリーゴーランド式に比べて速い
が、横行機構が複雑で横移動速度は速くない。従って入
出庫に手間が掛かり結果的に能率が低い。 (2・4)運転部分が大きいため高出力モータを使用す
る。 (2・5)駐車フロア、横行装置の構造上、装置支持架
構の鉄骨構造が重量化し建設費の負担が大きい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために下記の手段を採る。 (1)経済設計を行う。駐車装置支持架構を合理化して
機械装置と建家架構或は工作物架構を同体化する。 (2)高速作動可能な機械設計とする。昇降ケージを軽
量設計し駐車フロアへの直行方式をとり、低出力モータ
を使用する。駐車フロア及び昇降ケージの車載フロアの
床構造内蔵形横行装置を設け、昇降ケージ車載フロアと
駐車フロアとの即時車横移動を行わせ、架構に昇降ガイ
ドレールを取り付け、昇降駆動装置を2基設置して安定
した昇降移動をさせる。 (3)低振動設計を行う。装置各部の運動機構を最小限
とする。 以上の方針の基に、駐車装置架構と昇降装置と横行装置
とを含む多層垂直昇降形立体駐車装置であって、前記駐
車装置架構は、鉄骨造架構の中央に昇降路を設けその両
側に各層駐車フロアを設けたブレース構造又はラーメン
構造としたものであり、前記ブレース構造のものは、架
構4隅に主柱を設け、各層に水平梁を接合し、中央に垂
直昇降路用の空間を設け、前記垂直昇降路の両側の水平
梁に駐車フロアを設置し、前記垂直昇降路の両脇位置に
架構用間柱を設け、前記間柱の内面に沿って昇降ガイド
レールを取り付け、前記主柱、前記水平梁及び前記間柱
の間に適当なブレースを配置し架構4面をそれぞれ剛強
な高層建家形駐車装置架構としたものであり、前記ラー
メン構造のものは、垂直昇降路両脇に設けるガイドレー
ル位置に柱脚完全固定の主柱を設置し、各層位置にオー
バーハング水平梁を設けて駐車フロアを設置し、前記駐
車フロアの内側梁と前記水平梁を前記主柱に剛接合して
ラーメン構造としたものであり、前記昇降装置は、昇降
ケージ、昇降駆動装置及び昇降ガイドローラから成り、
前記昇降ケージは、上下2段の平面架構を4本の支柱で
剛接合して垂直各面を矩形ラーメン構造とし下段を車載
フロアとしたものであり、前記昇降駆動装置は、前記駐
車装置架構の頂部に対称位置に2基設けられ、前記昇降
ケージのワイヤロープ巻き上げをそれぞれ定位置として
行うように昇降用ワイヤロープドラムの引出口を一定位
置とするために、前記ドラムのロープ巻き付けピッチに
合わせた中心固定軸のねじに従ってドラムが回転移動す
る構造としたものであり、前記昇降ガイドローラは、前
記ガイドレールに沿うように取り付けられたものであ
り、前記横行装置は、前記昇降ケージの車載フロア及び
前記駐車フロアの前後輪位置にそれぞれ設置されたロー
ラコンベヤ方式のもので、前記車載フロア及び前記駐車
フロアのそれぞれの多数のローラを連動させるための横
行ローラ連動装置が設けられると共に、その横行ローラ
連動装置を駆動するための横行駆動装置が設けられてい
る多層垂直昇降形立体駐車装置を提供しようとするもの
である。
【0005】
【作用】本発明による多層垂直昇降形立体駐車装置は下
記の作用が得られる。 (1)駐車装置架構により鉄骨造架構の経済設計が図
れ、機械機構の単純化が図れ、製造コストの低下が図れ
る。 (2)昇降装置及び横行装置により入出庫作業時間の短
縮が図れ、低出力モータによる昇降移動の安定と高速化
が図れる。又、昇降ケージを軽量とし単純、安定した垂
直移動のみを行い低出力モータの使用が可能となって機
械振動を極力減少できる。横行装置の横行ローラ連動装
置を油槽内で運転すると騒音の発生は完全に防ぐことが
できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明による多層垂直昇降形立体駐車
装置の実施例について図1乃至図17を参照して説明す
る。 (1)基本構造の概要 本発明による多層垂直昇降形立体駐車装置の基本構造
は、駐車装置架構、昇降装置、横行装置によって
構成され、必要に応じて、スチールシヤッタ装置、
昇降ケージ落下停止装置、駐車車両の転落防止装置及
びローラ表面上の歩行保護板装置が装備される。駐車装
置架構は鋼構造による多層架構であって、この中に、
昇降装置、横行装置を組み込んだものである。架構
の中央空間を垂直昇降路とし、その両側の位置の各層水
平梁に駐車フロアを設置する。昇降路の4隅の位置に架
構部材を設け部材内側に昇降ガイドレールを取り付け
る。架構頂部に2基の昇降駆動装置を設置しワイヤロー
プドラムを駆動し昇降路内の昇降ケージを昇降作動す
る。昇降ケージはワイヤロープ操作とガイドレールの案
内によって上下動を安定して行い各層駐車フロアと乗入
口を直行する。各層駐車フロアと昇降ケージの車載フロ
アの床構造内に組み込んだ横行装置により各層駐車フロ
アに直行した昇降ケージは到着と同時に両フロアの横行
装置が作動して速かに車の横移動を終了し、昇降ケージ
は入庫時はそのまゝ待機し出庫時は速かに乗入口に帰投
する。架構形式は、高層建家形駐車装置の場合には経済
設計に有利なブレース構造を採用し、(3段)4層で高
さ8m以下の工作物扱い程度の低層開放形駐車装置の場
合には構造簡易なラーメン構造を採用する。
【0007】(2)駐車装置架構 (2・1)高層建家形駐車装置架構 [ブレース構造架
構] 図1は地下ピツト内蔵形を併用した高層建家形駐車装置
の鉄骨造基本架構で、地上12層、地下4層の16層建
ブレース構造架構の一般構造を示すもので、(A)は正
面立面図、(B)は側面立面図、(C)はRF梁面平面
図、(D)は(B)の各層面平面図である。架構主柱1
はH形鋼を使用し鉄筋コンクリート造ピット29の礎版
上に建て各層にH形鋼水平梁2、3を接合し多層構造と
する。架構頂部の水平面を梁構造とし屋根梁4、5を間
柱8、9の位置に配置し昇降駆動装置架台受梁6を図の
ように対称位置2箇所に設ける。屋根スラブは使用材に
よって平面剛性の低い場合には図のようにブレース7を
配置する。垂直昇降路位置の間柱8の内側に昇降ガイド
レール12を取り付ける。間柱9は側面架構の補剛用で
主柱1と間柱8、9との層間にブレース10、11を配
置して架構の垂直構面4面を全てブレース構造とする。
垂直昇降路の両側各層水平梁2、3に一体構造の駐車フ
ロアフレームを接合する。図2は地上12層、地下5層
の地上独立建家、地下ピット内蔵形標準的高層建家形駐
車装置を示すもので、(A)は断面正面図、(B)は断
面側面図であり、図3は図2の平面構造を示すもので、
(A)はRF平面図、(B)は1L平面図、(C)は地
上層平面図、(D)は地下層平面図である。図のものは
地上12層、地下5層の17層建ブレース構造架構に駐
車装置を組込み、地上部分には外壁27を取付けパラペ
ット、屋根スラブ28を施工し、地下層架構は鉄筋コン
クリート造ピットに内蔵する。車両乗入口は地上第1層
に設ける。鉄骨架構はピット29の礎版より建上げ各層
水平梁 2、3に駐車フロア13を設置する。架構頂部
の受梁6上に架台16を設置し2基の昇降駆動装置17
のワイヤロープにより架構中央垂直昇降路に配置した昇
降ケージ14の上部フレームに取付けた2本掛ローププ
ーリに作用して昇降ケージの昇降運転を行う。昇降駆動
装置17のロープ引出口は常に一定位置を保つよう設計
され、昇降ケージに装着した上下各4ケのガイドローラ
によりガイドレール12の面上を転動案内されて昇降ケ
ージの垂直昇降を円滑に行い且つ高速運行を可能にす
る。図3(A)に示すように、屋根スラブ28上に設置
した2基の昇降駆動装置17は連結軸により直列連結し
駆動装置は同軸同一回転をする。図3(C)(D)に示
すように平面構造は全て同じで架構4隅の主柱1に水平
梁2、3を各層毎に接合し中央垂直昇降路の両側に駐車
フロア13を配置する。各層駐車フロア13には駐車の
前後輪位置に横行装置18、19を設置する。横行装置
はローラコンベヤ駆動式でローラボックス内にローラを
配列し横行ローラ連動装置はギヤボックス油槽内に設
け、前後横行装置を直結して1基の駆動モータで運転し
装置の全機構を床構造内に設置する。図3(B)に昇降
ケージ14が駐車フロア13に横付け並列した場合を示
す。昇降ケージ14の下段車載フロアにも前後横行装置
20、21が横行装置18、19と同機構で設置されて
いる。従って昇降ケージが所要の駐車フロアに到着し即
時に両フロアの横行装置を作動し積載車両を速かに横移
動作業を完了すると昇降ケージは直ちに次の昇降作動に
入ることができる。各横行装置の端部には車両転落防止
・歩行保護板装置22、23及び24、25が装備され
ている。この装置は横行装置の作動直前に開口し、停止
直後に閉塞するもので、前後輪用22、23及び24、
25はそれぞれ直結され1基のモータで駆動する装置
で、床構造内に装備される。乗入口扉には防火スチール
シャッタ26を使用し、利用者の安全と入出庫所要時間
の短縮を図るため、シャッタ26は下降作動によって開
口し上昇作動して閉塞する機能をもつよう設計されてい
る。
【0008】(2・2)低層開放形駐車装置架構[ラー
メン構造架構] 図4は地上4層、8m以下の架構を使用した場合の工作
物扱い程度の規模に適した低層開放形駐車装置の構造概
要を示すもので、(A)は正面立面図、(B)は断面正
面図、(C)は断面側面図、(D)は各層平面図、
(E)は1L平面図である。屋根版、外壁を持たない低
層開放形架構に対する設計荷重は小さく、従って最も簡
易な鉄骨造ラーメン構造の架構を採用する。図4(A)
はY1通りの鉄骨ラーメン構造を表わす。主柱31に角
形鋼管柱を使用し各層水平梁32はH形鋼を使用しラー
メン梁として主柱に剛接合し両翼にオーバーハングす
る。柱頂部を水平梁33、34で剛接合し両方向を矩形
ラーメンとする。各層オーバーハング水平梁32に駐車
フロア36を設置する。駐車フロアの床構造は梁37、
38と39の一体構造で、梁37の両端は主柱31に剛
接合することによりX通り架構をラーメン構造とする。
Y通り各層の柱間にブレース40を設置してラーメン・
ブレース混合構造とすると設計応力は小さくなり、鉄骨
造の経済設計ができる。架構頂部水平面の対称位置2箇
所に架台受梁6を設け、ブレース構造とする。架台16
を取り付け昇降駆動装置2基17、17を直列連結す
る。ワイヤロープドラムの引出し口は常時定位置に設計
してあるから、ワイヤロープは常に垂直に昇降ケージ上
部のローププーリ15に作用する。昇降ケージ14はガ
イドローラ122によって確実に案内されガイドレール
と2箇所のワイヤロープの巻き上げ作動によって安定状
態を保って昇降することができる。昇降ケージ車載フロ
アと駐車フロアの床構造内に装置された横行装置20、
21と18、19及び駐車転落防止・歩行保護板装置2
4、25と22、23の構造機能は全て高層建家形各装
置と同じものを使用する。ガイドレール12は主柱に調
整ライナを使用し、昇降ケージの落下停止ピースを兼用
してボルトで取り付ける。低層独立駐車装置の前面が全
面開放されている場合には、1階駐車フロアにコンクリ
ート床スラブを利用すると、この部分の機械式駐車フロ
ア構造は設けない。 乗入口には安全のため下降開口、
上昇閉塞形の鋼製グリル形シヤッタ41を装備する。図
中の基礎構造は鉄筋コンクリート造べた基礎42を採用
した場合である。
【0009】(3)昇降装置 (3・1)昇降駆動装置 図5は昇降駆動装置の構造詳細を示す断面立面図であ
る。昇降駆動装置は架構頂部水平フレーム上の対称位置
2箇所の梁面の受梁6上に溶接造架台16を接合し2基
の昇降駆動装置を直列に据付け連結する。ワイヤドラム
軸受台46をロープ引出口の位置に合わせて据付け、軸
受台底版上にドラム受メタル47を嵌め込み、図右側軸
受部にねじ軸受48を嵌入固定しオイルカップ49を取
付ける。図左側軸受部にドラム回転軸軸受50を嵌入、
セットフランジ51をボルトで締め付け固定する。軸受
部にオイルカップ52を取り付け、端部にオイルシール
53を嵌入する。ワイヤロープドラム55を両軸受間に
収め、ドラム回転軸57を軸受50に挿入しドラム回転
軸の溝にドラムボスに固定したキー56を嵌入して連結
する。ドラムを誘導するねじ軸58をねじ軸受48側か
ら回転し乍ら挿入する。先端軸部を回転軸57の円筒部
に嵌入し、軸基部のキー59をドラムボスのキー溝に嵌
入してねじ軸58とドラム55を結合する。ドラム回転
軸57の軸端はカップリング用フランジ状となっており
開口部には油止板60を嵌合する。ドラム駆動用ブレー
キ付ギヤードモータ61は架台16上のシートにボルト
締め固定されており、出力軸キー62によってフレキシ
ブルカップリング63を固定し、ドラム回転軸57の軸
端フランジとボルト64により直結する。ねじ軸58の
端部軸部はねじ軸受48の外部に突出しキー65によっ
て連結軸66と連結し反対側に据付けたもう1基の昇降
駆動装置と直列連結する。駆動モータと直結した昇降駆
動装置は1基毎に防水・防音カバー68を取り付ける。
回転する連結管軸66の外部には危険防止用の保護パイ
プ67を設け防音カバー68に固定する。ワイヤロープ
は直径14mm2本掛で使用し一端をドラム55に、一端
を軸受台46に固定する。従ってドラムロープ溝ピッチ
は16mmとし、ねじ軸58にはピッチ16mmの30°台
形ねじを用いる。駆動用モータ61はブレーキ付ギヤー
ドモータを2基使用する。 (3・2)昇降ケージ 図6は昇降ケージの全体構造詳細を示すもので、(A)
は正面図、(B)は側面図、(C)は(B)の上部平面
図、(D)は(B)の下部平面図である。昇降ケージ1
4は下部の車載フロアと上部の水平フレームの梁端の4
隅を角形鋼管の支柱で剛接合し各垂直面を矩形ラーメン
としたものである。車載フロアは側梁70、71とロー
ラボックス梁72、73とを溶接合一体構造とし床鋼板
75を張付け床構造とする。駐車の前後輪位置に横行装
置20、21を、ローラボックスの両端部に駐車の転落
防止とローラ表面上の歩行保護板装置24、25を設置
する。上部水平フレームの梁76と77は支柱82に剛
接合しプーリ支持梁78、79及び小梁80を接合しブ
レース81を配置してブレース構造とする。昇降用ワイ
ヤローププーリ15は梁78、79の接合部中央の2箇
所に取り付け取付具内部にワイヤロープ破断時の昇降ケ
ージ落下停止装置の一部を装備する。上下梁端の8箇所
に昇降ガイドローラ122を装備する。
【0010】(3・3)昇降ケージ落下停止装置 図7はワイヤローププーリ取付具及びワイヤロープ破断
時の昇降ケージ落下停止装置の構造を示すもので、
(A)は断面正面図、(B)は(A)の断面平面図、
(C)は断面側面図であり、図8は昇降ケージ落下停止
装置の構造を示すもので、(A)は側面図、(B)は断
面平面図である。小梁78、79の接合部にプーリ取付
具83をボルトで取り付ける。取付具83の内部にばね
85を挿入、吊上軸84を嵌入する。プーリ86は軸受
87を嵌入し セットフランジ88をボルトで固定し、
それぞれオイルシール89を嵌入し 固定スリーブ90
を嵌入、 プーリフレーム91に挿入、軸93を嵌入し
セットプレート94を挟んでボルトで固定する。プーリ
フレーム91の頂部に巻上衝突時の緩衝材92を嵌入す
る。プーリフレーム91の下部に軸受座95を挿入しピ
ン96を嵌入、セットプレート97を差し込みボルトで
固定する。吊上軸84をばね85に挿入し軸受座95に
嵌入する。調心座金付スラスト玉軸受98を嵌合、ナッ
ト99で固定し廻り止めボルト100でセットする。ワ
イヤロープ破断時の昇降ケージ落下停止装置はローププ
ーリ取付具の中心の梁上にピン102の支持板101を
溶接合固定しており、支持板を挟んでワイヤプーリ10
3を挿入、取付具83の外部より吊上軸84下部の2股
ヨークのピン孔を通してピンを挿入、プーリ103をセ
ットする。平常作業時においてはワイヤロープ54の吊
上力により、二股ヨークの長円形のピン孔の下縁はピン
102に接している。ワイヤプーリのフランジは8角形
をしており、二股ヨーク下端の突出フランジと平に接触
しワイヤプーリの回転を阻止、静止安定している。小径
ワイヤ104は一端をプーリに固定し、作動に必要な長
さ(約60×4=240mm)を巻き付け2個のワイヤプーリよ
りそれぞれ反対方向に引張力を加えて配置する。上部フ
レームの支柱82の上部位置4ケ所にケーシング112
をボルトで取り付ける。ケーシング内にヨークスピンド
ル113を嵌入し、ばね114を挿入して、調整ねじ1
15でばね圧を調整しナット116でセットする。スピ
ンドル113のワイヤ操作側の二股部にワイヤプーリ1
09を挿入、ボルト110でセットする。梁76上の梁
79との接合位置に溶接し取付座106を設け、ワイヤ
プーリ105をボルト107でセットする。ワイヤロー
ププーリ取付具83の下部のワイヤプーリ103よりワ
イヤ104は二方向に配置し、それぞれワイヤプーリ1
05によって曲折しスピンドル端部のワイヤプーリ10
9に掛けられて反転し、反対側支柱上のケーシング11
2内のスピンドル端部のワイヤプーリ109から反転す
るワイヤと連結する。ワイヤプーリ105、109には
それぞれ保護カバー108、111を取り付ける。二股
ヨーク付スピンドル113は先端がガイドレールを挟む
状態で、ばね114の圧力によりケーシング112に嵌
合し取り付ける。ワイヤ104は常時引張力が働き緊張
状態にして取り付ける。ヨークの二股先端に緩衝ローラ
117をピン118で取り付ける。昇降ガイドレールは
架構間柱8に山形鋼ピース119と座金120を挟んで
カバー121をボルトを用いて取り付ける。ピース取付
ピッチは層高1.75mの約1/3とする。昇降ケージ
落下停止装置の働きは、昇降ワイヤロープが不測の事故
で破断した場合ワイヤロープ取付具83内の吊上軸84
の吊上拘束力から解放され、ばね85の張力によって吊
上軸は取付具83内で降下する。吊上軸83の下端フッ
クが下がりワイヤプーリ103は拘束を解かれ、ばね1
14の引張力の作用によって回転しワイヤ104を伸張
するとケーシング112内の2股ヨークスピンドルを急
速にガイドレールに向かって突出する。緩衡ローラ11
7がレールに当たり下降してピース119に当たり昇降
ケージの落下を停止する。昇降用ワイヤロープ吊上げ2
箇所のワイヤ104は両側に配置されそれぞれプーリ1
05で曲折し、プーリ109で反転し直結している。従
って2箇所の吊上げワイヤロープの内何れの1箇所が破
断しても直ちに上部フレームの4隅にある落下停止装置
を殆ど同時に作動することができる。
【0011】(3・4)昇降ガイドローラ 図9は昇降ガイドローラの構造を示すもので、(A)は
断面平面図、(B)は側面図であり、図は昇降ケージ下
部の車載フロア端部に装備した状態を示す。スピンドル
ボス127を柱・梁接合部に貫通して溶接合する。ヨー
クスピンドル123を嵌入しばね124を挿入して調整
ねじ125をねじ込み、ばね圧を調整してナット126
でセットする。ガイドローラ122の中央に軸受128
を嵌合、両側にセットリング129を嵌入しオイルシー
ル130を嵌合する。固定スリーブ131を挿入しヨー
クスピンドル123に嵌め込みピン132を嵌入して座
金付溝付ナット133を用いてセットする。ヨークスピ
ンドル123は丸軸であるから、昇降時のケージに水平
面に対する動揺が生じた場合、ガイドレール頭部とガイ
ドレールのクリヤランス及びスピンドル123自体の回
転によってガイドローラの軋みの発生を抑えてケージの
昇降を行う。
【0012】(4)横行装置 横行装置は昇降ケージ下部の車載フロア及び駐車フロア
の床構造内に駐車前後輪位置に横行装置20、21及び
18、19を組み込みローラ主動軸をそれぞれ延長して
その中央で連結し1基の駆動装置で作動する。 (4・1)横行ローラ連動装置 図10は横行ローラ連動装置の構造詳細を示すもので、
(A)はローラコンベヤ主動装置の断面立面図、(B)
は(A)の側面図、(C)はローラコンベヤ従動装置の
断面立面図、(D)はアイドルギヤ伝導装置の断面立面
図である。梁72、73はローラボックス側梁で、側梁
73はギヤボックスで横行ローラ連動装置を組み込む。
ローラ135はローラ表面に硬質ビニルの波形シートを
接着する。主動、従動ローラ135にキー138で軸1
37を嵌入、軸端を梁72の軸受部に挿入し、軸受13
9に嵌合、ナット140でセットする。軸受部に軸受キ
ャップ141をボルトで固定する。軸受部にはオイルシ
ール142を嵌入する。連動装置側主動軸143はキー
138でローラ端部に固定し、ギヤボックス梁73の軸
受145を嵌入突出する。軸受部にオイルシール142
を嵌入し、セットプレート146をボルト締めして軸受
を固定する。ギヤボックス内の主動軸143にキー14
4で主動歯車147を固定する。従動軸149をキー1
38でローラ端部に固定、軸受145を嵌入、軸端にキ
ー151で従動歯車150を嵌合、プレート152を当
てボルト締めしてセットする。軸受部にオイルシール1
42を嵌入し、セットプレート146をボルト締めして
軸受を固定する。ローラ連動歯車の回転を同一方向にす
るためにその中間には全て伝動歯車を設ける。伝動軸1
54を梁軸受部に嵌合プレート155で挟み、ボルト1
56で固定する。伝動歯車157を挿入し軸受158を
嵌合、ナット159でセットする。ギヤボックス梁73
は主動歯車軸143のみ突出してカバー148で蓋をす
る。ギヤボックス底部を油槽とし歯車、軸受の潤滑と歯
車の騒音を防ぐ。カバーの主動歯車軸貫通部にはオイル
シール142を嵌入する。ローラボックス底部に鉄板製
塵埃皿153を取り付け、防塵用にすると共にローラボ
ックス開口部を閉塞して床構造の平面剛性を補強する。
【0013】(4・2)横行駆動装置 図11は横行駆動装置の構造詳細を示すもので、(A)
は部分断面立面図、(B)は部分立面図、(C)は
(B)の側面図である。受梁160でギヤボックス73
間を連結し駆動装置を設置する。ギヤボックス73より
突出したローラ主動軸143のキー144によって駆動
軸162を連結する。梁160の2つを駆動装置底板1
61で連結しボックス状とする。横行装置間の中央底板
161上に駆動軸用軸受台164をボルト締めにより据
え付ける。軸受165を嵌入、セットフランジ166で
固定、オイルシール167を嵌入する。固定スリーブ1
68を挿入する。駆動軸162にキー171でタイミン
グベルトプーリ172を固定し、タイミングベルト17
3を掛けて軸受165を貫通突出する。軸端に連結管軸
169を嵌合し、ピン170で固定する。連結管軸16
9の他端に反対側の横行装置駆動軸163を嵌入、ピン
170で固定する。駆動軸に平行して駆動モータ174
を底版161に据付ける。出力軸のキー175でプーリ
176を固定、プレート177を当てボルト178によ
ってセットする。動力の伝達はタイミングベルトを用い
る。車の横移動方向はモータの回転方向を変換して行
う。従って横行装置ローラは同時同方向に回転する。駆
動モータはブレーキ付ギヤードモータを各フロアに1基
使用する。横行速度は約30m/minとして設計す
る。
【0014】(4・3)駐車転落防止・歩行保護板装置 昇降ケージ車載フロアの横行装置20、21の両側に、
各駐車フロアでは横行装置18、19の昇降路側のそれ
ぞれローラボックス端部に取り付け、床構造内に駆動装
置を据え付ける。フロア上に駐・停車中の車両に地震力
等水平力が働いて横ずれ、転落するのを防ぐ転落防止板
と、昇降ケージが乗入口にあって利用者が乗降する際ロ
ーラ表面を直接歩行し毀損するのを防ぐローラ歩行保護
板の一体装置を、横行装置の閉塞時にはローラ上にあっ
て保護し、横行作動時には床版上を摺動開口する装置
で、前後輪用装置の駆動軸を連結しその中央で1基の駆
動モータを使用して同時に相互に中央に向かって前後進
作動する。図12は昇降ケージ車載フロアの前輪駐車転
落防止・歩行保護板装置の構造詳細を示すもので、
(A)は部分断面立面図、(B)は断面側面図、(C)
は(A)の断面側面図である。ローラを例えば27個配
列すると、末端から4番目と5番目の中間上方に作動軸
182を設ける。梁72とギヤボックス梁73のウエブ
の軸貫通位置にスリーブメタル180、181を嵌合す
る。作動軸はメタル180、181を貫通し、端部にス
トローク長さを加える。転落防止板は鉄板立形でローラ
上、歩行保護板は鉄板平板で一端上に転落防止板を溶接
造した一体形183である。転落防止板のローラボック
ス内端部の下方に爪を設け作動軸の溝に嵌入し、ギヤボ
ックス梁73の外部に出た歩行保護板の下方に軸受部を
設ける。その上部に軸孔を設け作動軸182を嵌合ピン
で固定する。その下部にはねじ孔を開け駆動軸186の
ねじ軸部を嵌入する。歩行保護板183はローラボック
ス末端のローラ列上部を保護し、その端末をローラボッ
クスの外で折り曲げ、床構造梁70の梁ウエブ切欠部に
接触支持する。図13は昇降ケージ車載フロアの後輪駐
車転落防止・歩行保護板装置の構造を示すもので、
(A)は部分断面立面図、(B)は部分立面図、(C)
は(B)の側面図である。作動軸197は後部の梁72
とギヤボックス梁73を貫通し転落防止板・歩行保護板
198とギヤボックス梁73の外部で結合する。保護板
軸受下部のねじ孔には駆動軸199のねじ軸部を嵌入し
て軸端を軸受181に嵌合支持し、ばね200を挿入固
定する。保護板軸受部198がストローク最終位置に到
ると駆動軸199ねじ部が終わり、軸受部198はねじ
の拘束を解かれる。駆動軸199に固定スリーブ201
を固定し、スリーブ203にばね202を入れピンでセ
ットする。前輪用ローラ135は後輪用ローラ136よ
り長い。従って前輪用保護板183の移動中に後輪用保
護板198の移動は終了し駆動軸199のねじから解放
され停止する。保護板198の移動開始時には保護板軸
受部198のねじは駆動軸199ねじ端部に、ばね20
0、202の圧力で常時押し当てられているから、駆動
軸186、199の回転と同時に前後輪用保護板の移動
を開始する。従って前後輪用駆動軸ねじは同じ30°台
形ピッチ5mmを使用する。受梁184を前後輪ギヤボッ
クス梁73にボルト接合し、底版185を接合してボッ
クス状とし駆動装置を据え付ける。中央に軸受台187
を設置し軸受188を嵌合フランジ189で固定し、オ
イルシール190を嵌入し、固定スリーブ191を挿
入、駆動軸186を貫通する。プーリ193を嵌入、キ
ー192で接合し、セットリング194で固定、ボルト
195でセットする。駆動軸186は軸受188を貫通
突出する。駆動軸186と199を連結管軸179を用
いて連結、ねじ204で接合、安全用カバー205の爪
を折り曲げセットする。駆動軸186側に平行して底板
185に駆動モータ206を据え付ける。出力軸キー2
07でプーリ208を嵌合、プレート209を当てセッ
トボルトで固定する。動力の伝達にはタイミングベルト
196を使用する。
【0015】(5)駐車フロア 図14はブレース構造架構用駐車フロアの全体構造詳細
を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)のA−
A断面図、(C)は(A)のB−B断面図、(D)は
(A)のC−C断面図である。架構は架構梁211、2
12と213及びローラボックス梁214、215を組
み合わせ一体構造に溶接造する。床版は歩行専用の薄手
縞鋼板を使用し床版の前、中間、後部ブロック毎溶接造
とし周辺をトラス小ねじで取付ける。架構への組み立て
は床構造梁211、212の端部を架構梁2に高力ボル
トを使用して取付ける。横行装置は昇降ケージ車載フロ
ア用と構造機能において同一共通のものを使用するが、
ローラの配列は20個とし、中央主動軸を延長連結して
1基の昇降ケージ用と同じ出力モータにより駆動する。
駐車の転落防止・歩行保護板装置は昇降路側末端ローラ
2個分の位置に装備し、駆動軸を延長連結してその中央
に駆動モータを設置駆動する。ローラボックスの外縁に
車止め216を取付ける。
【0016】(6)スチールシャッタ装置 駐車装置乗入口には建家形の場合には防火・スラット形
スチールシャッタ装置を、開放形の場合には開放グリル
形スチールシャッタ装置を備える。シャッタ開閉速度を
昇降ケージ昇降速度と略同速度に設計する。昇降ケージ
の乗入口にあるときはシャッタは下降して全面開口して
いる。ケージが乗入口から上昇或は下降の場合、シャッ
タは同調して直ちに上昇閉塞する。ケージが下降乗入口
に到る場合はケージ下部フロアが乗入口上縁通過に同調
してシャッタも下降し、ケージの着床と同時にシャッタ
は全面開口する。ケージが上昇乗入口に到る場合は、ケ
ージ下部フロアが地下1層フロアを離床すると同時にシ
ャッタは作動し全面開口する。以上の構造機能をもとに
スチールシャッタ開閉機構を設計する。図15は建家乗
入口に設備した防火・スラット形スチールシャッタ装置
の組立構造を示すもので、(A)は断面正面図、(B)
は断面側面図である。シャッタ開口部は乗入口架構の梁
2及び間柱8の間で床面の梁2の外に下部シリンダケー
ス218を埋設しその上部梁2の外に上部テープケース
220を取付け、その下左右に立ケース222を取付け
る。下部ケースにスチールシャッタ巻き取りシリンダ2
25と駆動モータ244を設置し、上部ケースにシャッ
タ引上げテープ巻き取りシリンダ259を、駆動側立ケ
ース内にテープ引上用チエーン258を装備する。
【0017】(7)駐車装置の操作系統及び機能、操作 図16は本発明による4層8台の駐車装置の操作系統図
であり、図17は図16の駐車装置の機能、操作を表図
したもので、設計例の4層8台規模の駐車装置の場合の
入出庫機能とその操作を説明する。 常時:通常乗入口シャッタは閉鎖しており各層左右
(L,R)駐車フロア上の駐、空車の現況と昇降ケージ
の停留している現位置(F)を操作盤上に点灯標示して
いる。昇降ケージは入庫作業が終了した時点では次の出
庫作業に対して速かに移動できるようそのまま現位置
(F)に停留している方がよい。出庫時の場合は当然
(1F)乗入口に停留待機する。 入庫:駐車装置利用者(管理者)は操作盤上の点灯
標示を見て空駐車フロア(L,R)を確認した後入庫
(指示)と昇降ケージ現位置(F)ボタンを押すとセン
サ(S1)が働き駆動モータ(M1)が作動して下降し乗
入口に到着しセンサ(S1)により定位置に停止する。
昇降ケージ下降時その下端が第2層下部を通過するとセ
ンサ(S1)よりリレーしてシヤッタ駆動モータ(M6
を作動して昇降ケージの下降と同調してシャッタも下降
し昇降ケージの乗入口到着と同時にシャッタは全開口す
る。昇降ケージ到着、シャッタ開口は操作盤上に自動的
に点灯標示し且つ入庫ボタンのOK標示ランプが点灯す
るから利用者はこれを確認して入庫作業に入る。乗入口
前面にバックして待機中の車を昇降ケージフロアに乗入
れ車止めで停止すると前後輪は横行装置上に停車する。
車止めに取付けたセンサにより昇降ケージ入庫準備完了
サインを別途自動標示により利用者はこれを確認して車
のブレーキを掛け、キーを取外し、ドアをロックして駐
車装置乗入口の外に退去する。先に確認した操作盤上の
空駐車フロア(L,R)の標示ボタンを押すとセンサ
(S1)により駆動モータ(M1)を作動して昇降ケージ
は指示フロア(L,R)に向かって上昇する。同時にセ
ンサ(S6)に働き駆動モータ(M6)を作動してシャッ
タを同速で上昇し閉鎖する。昇降ケージ上昇と同時に上
昇しても昇降ケージ下端の危険な隙間を作ることなく昇
降ケージの即時上昇が可能である。シャッタ閉塞完了後
は自動的に点灯[閉]標示される。昇降ケージが指定駐
車フロア(3R)に上昇中にセンサ(S4)(S5)の指
示によって昇降ケージ、駐車フロアの駐車転落防止(歩
行保護)板駆動モータを作動し、昇降ケージが指定駐車
フロア(3R)に到着するまでに夫々の駐車転落防止板
を横行装置ローラボックス端部の閉鎖位置より移動を完
了させる。昇降ケージが指定駐車フロアに到着するとセ
ンサ(S2)(S3)の指示により昇降ケージと駐車フロ
ア内蔵の駆動モータ(M2)(M3)は同時に作動し昇降
ケージフロア上の車は直ちに横移動を開始、駐車フロア
に移動する。車止めに接触すると組込みセンサが指示し
駆動モータ(M2)(M3)は停止して横行装置を停止す
る。駐車フロア上の駐車完了は操作盤上に点灯(3R)
し標示する。駆動モータ(M2)(M3)の停止と同時に
センサ(S4)(S5)にリレーして駆動モータ(M4
(M5)を作動し、駐車転落防止板を移動横行装置端部
を閉鎖して駐車フロア上の駐車を転落から防ぎ、昇降ケ
ージ入庫に備えて同フロア横行装置端部を閉鎖してロー
ラ面上の直接歩行を防ぐ。 常時:入庫駐車を完了した時点で続けて入出庫作業
のない場合であって、昇降ケージは現位置(3F)に停
留して待機し操作盤上に点灯(3F)標示している。従
って各層(L,R)駐車フロア上の駐車中と、昇降ケー
ジの現位置(F)及びシャッタは閉鎖[閉]標示して次
の入出庫作業準備態勢にあることを示す。 出庫:前項常時の状態から駐車フロア(4R)から
出庫する場合である。利用者が操作盤上の自己車の位置
を駐車フロア(4R)の点灯標示から確認する。出庫
(出)をボタンを押して指示し方向変換機により駆動モ
ータの回転方向を調整する。指定の駐車フロア(4R)
のボタンを押すとセンサ(S1)の指示で駆動モータ
(M1)は作動し昇降ケージは上昇を開始する。同時に
センサ(S4)(S5)が働き駆動モータ(M4)(M5
が作動して駐車転落防止板装置は移動し横行装置端部を
開口する。昇降ケージが指定駐車フロアに到着するとセ
ンサ(S2)(S3)が働き駆動モータ(M2)(M3)が
作動し駐車フロア、昇降ケージの横行装置が作動し駐車
フロア上の車は横移動を始め、昇降ケージフロアに移動
定位置に到着すると車止めセンサにより確認駆動モータ
(M2)(M3)を停止して出庫車の横移動は完了する。
このとき駐車フロアは空車を示すため標示灯(ボタン)
は消灯する。駆動モータ(M2)(M3)の停止と同時に
センサの指示により駆動モータ(M1)が作動し昇降ケ
ージは下降する。下降途中各層経過点で昇降ケージのセ
ンサによりその現位置を標示する。昇降ケージ下端が乗
入口の上縁を通過と同時にセンサ(S6)にリレーして
駆動モータ(M6)が作動し昇降ケージの下降に同調し
てシャッタも下降開口を始める。昇降ケージの乗入口
(1F)到着、停止するときシャッタも全面開口する。
同時にセンサ(S1)(S6)により駆動モータ(M1
(M6)は停止する。駆動モータ(M1)はインバータ制
御により昇降ケージの発進、停止時の速度調整を行い円
滑な上昇、下降機能をもつ。操作盤上には昇降ケージの
現位置(1F)とシャッタ開口[開]を点灯標示し出庫
を認めることになる。利用者(車運転者)は昇降ケージ
に乗込み横行装置上の歩行保護板上を歩いて乗車し、自
ら運転して駐車装置より出庫退出する。出庫後はシャッ
タ操作ボタンを押し[閉]として安全を確認する。連続
して入出庫を行う場合は直ちに入出庫指示ボタン(入)
(出)を押して次の作業を行える。 常時:入出庫後待機の状態にある場合で、項常時
と同様且つ入出庫作業終了時と同一状態を表わし、操作
盤上の押ボタンは標示ランプを点灯して各駐車フロアの
駐車の有無(L,R)、昇降ケージの停留位置(F)及
びシャッタの開閉状態を点灯標示しており、続いて入出
庫指示ボタン(入)(出)を押して前項に示した入出庫
作業に入ることを示している。以上の入出庫操作により
駐車装置の機能を発揮して速かに目的を達成し且つ利用
者及び駐車の安全を確保することを目的としている。地
下ピットを設け地下層駐車装置を設置した場合も上述の
入出庫手順と操作及び機能は地上層駐車装置と全く同様
である。
【0018】
【発明の効果】本発明による多層垂直昇降形立体駐車装
置は、は上述のように構成されているので、下記の効果
がある。 (1)駐車装置の直接振動及び2次騒音の発生が極めて
小さく既存各種駐車装置のもつ最大の欠点を除去するこ
とができる。 (2)メリーゴーランド式及びエレベータ式に比し建築
時の設備費が安く、利用者側の負担が少ない。 (3)メリーゴーランド式及びエレベータ式垂直形駐車
装置に比し低出力モータを用いることができ、経常維持
費が少なくてすむ。 (4)メリーゴーランド式及び他のエレベータ式に比し
入出庫操作が能率的で駐車及び横行装置等が機構的に簡
単で機能性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】地下ピット内蔵形を併用した高層建家形駐車装
置の鉄骨造基本架構で、地上12層、地下4層の16層
建ブレース構造架構の一般構造を示すもので、(A)は
正面立面図、(B)は側面立面図、(C)は(A)のR
F梁面平面図、(D)は(B)の各層面平面図である。
【図2】地上12層、地下5層の地上独立建家、地下ピ
ット内蔵形標準的高層建家形駐車装置を示すもので、
(A)は断面正面図、(B)は断面側面図である。
【図3】図2の平面構造を示すもので、(A)はRF平
面図、(B)は1L平面図、(C)は地上層平面図、
(D)は地下層平面図である。
【図4】地上4層、8m以下の架構を使用した場合の低
層開放形駐車装置の構造概要を示すもので、(A)は正
面立面図、(B)は断面正面図、(C)は断面側面図、
(D)は各層平面図、(E)は1L平面図である。
【図5】昇降駆動装置の構造を示す断面立面図である。
【図6】昇降ケージの全体構造を示すもので、(A)は
正面図、(B)は側面図、(C)は(B)の上部平面
図、(D)は(B)の下部平面図である。
【図7】ワイヤローププーリ取付具及びワイヤロープ破
断時の昇降ケージ落下停止装置の構造を示すもので、
(A)は断面正面図、(B)は(A)の断面平面図、
(C)は断面側面図である。
【図8】昇降ケージ落下停止装置の構造を示すもので、
(A)は側面図、(B)は断面平面図である。
【図9】昇降ガイドローラの構造を示すもので、(A)
は断面平面図、(B)は側面図である。
【図10】横行ローラ連動装置の構造を示すもので、
(A)はローラコンベヤ主動装置の断面立面図、(B)
は(A)の側面図、(C)はローラコンベヤ従動装置の
断面立面図、(D)はアイドルギヤ伝導装置の断面立面
図である。
【図11】横行駆動装置の構造を示すもので、(A)は
部分断面立面図、(B)は部分立面図、(C)は(B)
の側面図である。
【図12】昇降ケージ車載フロアの前輪駐車転落防止・
歩行保護板装置の構造を示すもので、(A)は部分断面
立面図、(B)は断面側面図、(C)は(A)の断面側
面図である。
【図13】昇降ケージ車載フロアの後輪駐車転落防止・
歩行保護板装置の構造を示すもので、(A)は部分断面
立面図、(B)は部分立面図、(C)は(B)の側面図
である。
【図14】ブレース構造架構用駐車フロアの全体構造を
示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)のA−A
断面図、(C)は(A)のB−B断面図、(D)は
(A)のC−C断面図である。
【図15】建家乗入口に設備した防火・スラット形スチ
ールシャッタ装置の組立構造を示すもので、(A)は断
面正面図、(B)は断面側面図である。
【図16】本発明による4層8台の駐車装置の操作系統
図である。
【図17】図16の駐車装置の機能、操作表図である。
【図18】従来のメリーゴーランド式機械式垂直形駐車
装置の構造概要図である。
【図19】従来のエレべータ式機械式垂直形駐車装置の
構造概要図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車装置架構と昇降装置と横行装置とを
    含む多層垂直昇降形立体駐車装置であって、前記駐車装
    置架構は、架構4隅に主柱を設け、各層に水平梁を接合
    し、中央に垂直昇降路用の空間を設け、前記垂直昇降路
    の両側の水平梁に駐車フロアを設置し、前記垂直昇降路
    の両脇位置に架構用間柱を設け、前記間柱の内面に沿っ
    て昇降ガイドレールを取り付け、前記主柱、前記水平梁
    及び前記間柱の間に適当なブレースを配置し架構4面を
    それぞれ剛強な高層建家形駐車装置架構としたものであ
    り、前記昇降装置は、昇降ケージ、昇降駆動装置及び昇
    降ガイドローラから成り、前記昇降ケージは、上下2段
    の平面架構を4本の支柱で剛接合して垂直各面を矩形ラ
    ーメン構造とし下段を車載フロアとしたものであり、前
    記昇降駆動装置は、前記駐車装置架構の頂部に対称位置
    に2基設けられ、前記昇降ケージのワイヤロープ巻き上
    げをそれぞれ定位置として行うように昇降用ワイヤロー
    プドラムの引出口を一定位置とするために、前記ドラム
    のロープ巻き付けピッチに合わせた中心固定軸のねじに
    従ってドラムが回転移動する構造としたものであり、前
    記昇降ガイドローラは、前記ガイドレールに沿うように
    取り付けられたものであり、前記横行装置は、前記昇降
    ケージの車載フロア及び前記駐車フロアの前後輪位置に
    それぞれ設置されたローラコンベヤ方式のもので、前記
    車載フロア及び前記駐車フロアのそれぞれの多数のロー
    ラを連動させるための横行ローラ連動装置が設けられる
    と共に、その横行ローラ連動装置を駆動するための横行
    駆動装置が設けられていることを特徴とする多層垂直昇
    降形立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 駐車装置架構と昇降装置と横行装置とを
    含む多層垂直昇降形立体駐車装置であって、前記駐車装
    置架構は、垂直昇降路両脇に設けるガイドレール位置に
    柱脚完全固定の主柱を設置し、各層位置にオーバーハン
    グ水平梁を設けて駐車フロアを設置し、前記駐車フロア
    の内側梁と前記水平梁を前記主柱に剛接合してラーメン
    構造としたものであり、前記昇降装置は、昇降ケージ、
    昇降駆動装置及び昇降ガイドローラから成り、前記昇降
    ケージは、上下2段の平面架構を4本の支柱で剛接合し
    て垂直各面を矩形ラーメン構造とし下段を車載フロアと
    したものであり、前記昇降駆動装置は、前記駐車装置架
    構の頂部に対称位置に2基設けられ、前記昇降ケージの
    ワイヤロープ巻き上げをそれぞれ定位置として行うよう
    に昇降用ワイヤロープドラムの引出口を一定位置とする
    ために、前記ドラムのロープ巻き付けピッチに合わせた
    中心固定軸のねじに従ってドラムが回転移動する構造と
    したものであり、前記昇降ガイドローラは、前記ガイド
    レールに沿うように取り付けられたものであり、前記横
    行装置は、前記昇降ケージの車載フロア及び前記駐車フ
    ロアの前後輪位置にそれぞれ設置されたローラコンベヤ
    方式のもので、前記車載フロア及び前記駐車フロアのそ
    れぞれの多数のローラを連動させるための横行ローラ連
    動装置が設けられると共に、その横行ローラ連動装置を
    駆動するための横行駆動装置が設けられていることを特
    徴とする多層垂直昇降形立体駐車装置。
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