JPH06248817A - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JPH06248817A
JPH06248817A JP3627593A JP3627593A JPH06248817A JP H06248817 A JPH06248817 A JP H06248817A JP 3627593 A JP3627593 A JP 3627593A JP 3627593 A JP3627593 A JP 3627593A JP H06248817 A JPH06248817 A JP H06248817A
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JP
Japan
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parking
space
block
vehicle
pallet
Prior art date
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JP3627593A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yamabe
真一 山辺
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】縦列に並ぶ複数のブロック間で車両を搬送でき
るようにし、車両の収容効率の向上および車路の上下に
おける駐車スペースの確保を可能にすると共に、運転の
容易さ、安全性、入出庫時間を改善する。 【構成】車両Cを集配する集配ブロック9と車両を専ら
駐車させる駐車ブロック11A,11Bとを縦列に並列
する。集配ブロック9の第1段に入出庫スペース群21
を設ける。入出庫スペース群21に横行きパレット25
が配置された駐車スペースbと空きスペースcとを設け
る。駐車スペース群23に横行き昇降パレット27が配
置された駐車スペースbと空きスペースcとを設ける。
2つの駐車ブロック11A,11Bの第2段〜第4段に
縦行き昇降パレット31をそれぞれ配置された駐車スペ
ースbを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車装置に係り、
とくに駐車スペースが縦列方向へ向かって複数並列され
た立体駐車装置における、車両の収容効率の向上および
車路の上下における駐車スペースの確保、安全性の向上
等の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】立体駐車装置は、特開昭63−1977
75号公報に開示されているように一台ずつ車両を積み
上げるもの他、複数の車両を駐車するためのスペースが
入出庫方向に直交する横列方向へ並列されたスペース群
が上下方向へ積み上げられた1つのブロックからなるも
のがある。さらに、該ブロックが入出庫方向である縦列
方向へ複数並列された縦列型があり、該縦列型の立体駐
車装置は、複数のスペースに駐車用パレットが配置され
た駐車スペースが設けられ、該駐車用パレットを横列方
向へ移動(横行き)する機構と昇降する機構とを備える
のが一般的であり、各ブロックへの車両の配置は車両の
自走によって行っている。
【0003】各ブロックのスペースに車両を入出庫する
には、各ブロックにまで車両を自走して乗り入れ、各ブ
ロックにおいて横行きと昇降とを行って所定の段におけ
る所定の駐車スペースに車両を搬送している。
【0004】また、各ブロックにおける複数段のスペー
ス群には、上記駐車スペースの他に、入出庫を行う段
(入出庫段)と最上段(または最下段)との間における
各段に車両を横へ退避させて昇降に必要なスペースをつ
くるための1個の空きスペースがそれぞれ設けられ、車
両の入出庫を確保している。空きスペースには、駐車用
パレットは配置されていない。
【0005】また、入出庫段の各スペースと外部の道路
との間で車両の入出庫ができるようにするために、最前
列のブロックの前方に車路(前面空地)が設けられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記縦
列型の立体駐車装置では、車両の搬送機構としてブロッ
クが1個の場合と同様に横行き機構と昇降機構とを備え
ているだけであるために、縦列方向へ配置された各ブロ
ック間相互で車両を搬送しあうことはなく、車両の入出
庫は各単位ブロック毎に独立して行われている。このた
め、次のような不都合が生じていた。
【0007】1.各ブロックにおいてそれぞれ独立して
入出庫を行うべく車両の昇降ができるようにするには各
ブロック毎に空きスペースが必要になり、ブロックの数
が多くなるに伴って空きスペースの数も多くなるため、
車両の収容効率が悪い。
【0008】2.車路では横列方向に並ぶ各駐車スペー
スから入出庫する車両の通行を確保する上で通行を妨げ
る車両の昇降は避けなければならないが、上記縦列型立
体駐車装置はブロック毎に車両を昇降して入出庫する必
要があるため、車路の上下には駐車スペースを設けるこ
とができず、車路に上記ブロックを設けることができな
い。
【0009】3.上記1および2の事情より敷地面積の
わりに駐車スペースが少ないことから、駐車スペースを
確保するためには、入出庫段にも駐車スペースを設ける
必要がある。したがって、各ブロックに車両を入出庫す
るには、入出庫するブロックと車路との間のブロックに
おいて、駐車用パレットが設けられている駐車スペース
を走行することになる。このため、駐車スペースを走行
容易にするためにその幅に余裕を持たせることが必要に
なり敷地内に区画できる駐車スペースの数が少なくなっ
て収容効率が低い、多少余裕を持たせても幅の狭い駐車
スペースの通り抜けはむずかしく入出庫に要する時間が
長いばかりか乗降中の他の車両の乗員に対して危険であ
る等の問題がある。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であって、縦列に並ぶ複数のブロック間で車両を搬送で
きるようにし、車両の収容効率の向上および車路の上下
における駐車スペースの確保を可能にすると共に、運転
の容易さ、安全性、入出庫時間を改善することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明が講じた解決手段は、車両を集配すると共に
駐車させる集配ブロックと、該集配ブロックに対して入
出庫方向である縦列方向に並列され車両を専ら駐車させ
る少なくとも一つの駐車ブロックとを設けることによっ
て、駐車ブロックにおける車両の入出庫を集配ブロック
を介してして行うものである。
【0012】具体的に、本発明が講じた解決手段は、車
両を収容可能な大きさの複数のスペースが入出庫方向に
直交する横列方向へ平面的に並列されたスペース群が上
下方向に積み上げられてなる複数のブロックを備え、該
複数のブロックは、車両を集配すると共に駐車させる集
配ブロックと、該集配ブロックに対して入出庫方向であ
る縦列方向に並列され車両を専ら駐車させる少なくとも
一つの駐車ブロックとからなり、該集配ブロックには、
上記スペース群からなり車両が入出庫する入出庫スペー
ス群を有し、上記集配ブロックの入出庫スペース群に
は、横列方向への移動が可能な横行き駐車パレットが配
置されている駐車スペースと、上記横行き駐車パレット
が配置されていない空きスペースとが設けられ、上記集
配ブロックにおける上記入出庫スペース群以外の駐車ス
ペース群には、横列方向および上下方向への移動が可能
な横行き昇降パレットが配置されている駐車スペース
と、上記横行き昇降駐車パレットが配置されていない空
きスペースとが設けられ、上記駐車ブロックには、上記
集配ブロックにおける上記駐車スペース群に対応するス
ペース群に縦列方向および上下方向の移動が可能な縦行
き昇降パレットが配置された駐車スペースが設けられた
構成とする。
【0013】
【作用】以上により、本発明では、複数のブロックは、
車両を専ら駐車させる少なくとも一つの駐車ブロック
と、該駐車ブロックに対して入出庫方向である縦列方向
に並列され該駐車ブロックへ車両を集配すると共に車両
を駐車させる集配ブロックとから構成されているので、
集配ブロックだけで車両の集配を行い、駐車ブロックで
は外部との間で車両の駐車だけを行う。
【0014】該集配ブロックには、入出庫スペース群を
有しており、入出庫スペース群では入出庫スペース群に
属する各駐車スペースおよび空きスペースで車両の入出
庫が行われる。
【0015】上記集配ブロックの入出庫スペース群には
横行き駐車パレットが配置されている駐車スペースと、
空きスペースとが設けられ、入出庫スペース群以外の駐
車スペース群には横行き昇降パレットが配置されている
駐車スペースと、空きスペースとが設けられ、上記駐車
ブロックには、上記集配ブロックにおける上記駐車スペ
ース群に対応するスペース群に縦行き昇降パレットが配
置されている駐車スペースが設けられている。
【0016】したがって、集配ブロックに上下に連続す
る空きスペースをつくり横行き昇降パレットを昇降させ
ることによって、集配ブロックにおける車両の入出庫が
行われる。また、駐車ブロックから空きスペースへ縦行
き昇降パレットを移動すると共に集配ブロックの入出庫
スペース群との間で昇降することにより、駐車ブロック
における車両の入出庫が行われる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0018】図1〜図5は本発明の立体駐車装置の第1
実施例を示す。図1〜図3に示すように、縦フレーム1
と横フレーム3とによって構築された4層からなる鉄骨
構造体Aに、同一構造の2個の立体駐車装置B,Bが設
けられている。
【0019】各立体駐車装置Bは3つのブロック5,
5,5が並設された3縦列型であって、各ブロック5
は、縦フレーム1と横フレーム3とによって車両Cを収
容可能な大きさに仕切られた4個のスペースa,a,…
が入出庫方向に直交する横列方向へ平面的に並列された
スペース群7,7が上下方向に4段積み上げられた構成
とされている。
【0020】3つのブロック5は、車両Cを集配すると
共に車両Cを駐車させる1つの集配ブロック9と、該集
配ブロック9に対して入出庫方向である縦列方向に並列
され車両Cを専ら駐車させる2つの駐車ブロック11
A,11Bとから構成されている。本実施例の立体駐車
装置Bでは、縦列方向の前列側の駐車ブロック11A
と、後列側の駐車ブロック11Bとの間に集配ブロック
9が配置されている。
【0021】図4および図5に示すように、上記3つの
ブロック5における第2段〜第4段のスペース群7に
は、縦フレーム1と横フレーム3(図1参照)とにそれ
ぞれ一対の縦レール枠13と一対の横レール枠15とが
設けられ、該一対の縦レール枠13と一対の横レール枠
15とにはそれぞれ互いに交叉する縦レール17と横レ
ール19とが敷設されている。また、第1段のスペース
群aにも、互いに交叉する縦レール17と横レール19
とが敷設されている。
【0022】図2に示すように、該集配ブロック9に
は、第1段に上記スペース群7からなり車両Cの入出庫
する入出庫スペース群21が設けられ、上記スペース群
7からなり第2段〜第4段に駐車スペース群23,2
3,23が設けられている。集配ブロック9の入出庫ス
ペース群21には、横列方向への移動が可能な横行きパ
レット25が配置された駐車スペースb,b,…と、上
記横行きパレット25が配置されていない空きスペース
cとが設けられている。駐車スペース群23には、横列
方向の移動および昇降が可能な横行き昇降パレット27
が配置された駐車スペースb,b,…と、上記横行き昇
降パレット27が配置されていない空きスペースcとが
設けられている。
【0023】前列側の駐車ブロック11Aには、第1段
に車路(前面空地)29が設けられ、集配ブロック9に
おける駐車スペース群23に対応する段(第2段〜第4
段)に縦列方向および上下方向の移動が可能な縦行き昇
降パレット31が配置された駐車スペースb,b,…が
設けられている。
【0024】後列側の駐車ブロック11Bには、第1段
に縦列方向の移動が可能な縦行きパレット33が配置さ
れた駐車スペースbが設けられ、第2段〜第4段に上記
縦行き昇降パレット31が配置された駐車スペースbが
設けられている。
【0025】表1に、上記立体駐車装置Bにおける3つ
のブロック5に配置される上記各種パレットの種類を示
す。
【0026】
【表1】
【0027】図1に示すように、上記立体駐車装置B
は、入庫と出庫とを1本の車路29で行い、車両Cを車
路29で切り返し運転をしてバック入庫させ、出庫時に
は前進して車路29に出る。同一構造の2個の立体駐車
装置B,Bは、それぞれ車路29が隣接するように配置
されている。
【0028】次に、図4は、集配ブロック9における第
1段〜第3段のスペース群7を示しており、第1段に横
行きパレット25が、第2段に横行き昇降パレット27
が、第3段に駐車ブロック11A,11Bから移動して
きた縦行き昇降パレット31がそれぞれ配置されてい
る。図5は、集配ブロック9における第1段〜第3段の
スペース群7を示している。図中において、第1段は、
左半部に縦行きパレット33が、右半部に横行きパレッ
ト25がそれぞれ示されている。第2段に横行き昇降パ
レット27が、第3段に駐車ブロック11A,11Bか
ら移動してきた縦行き昇降パレット31がそれぞれ配置
されており、第2段および第3段にはそれぞれ左半部に
図4の矢視Mから見た図が、右半部に図4の矢視Nから
見た図が示されている。
【0029】図4および図5に示すように、上記横行き
パレット25は、4個の走行用ローラ35,35を有し
車両Cを載せるパレット37を備え、走行用ローラ35
は上記横レール19上に設置され横行き用モータ39の
駆動によって横列方向に走行するように構成されてい
る。
【0030】横行き昇降パレット27は、上記横行きパ
レット25の構成に加えて、矩形の枠状に枠組みされた
パレット支持枠41と該パレット支持枠41に内蔵され
た2個の昇降機構43,43とを備えている。
【0031】各昇降機構43において、パレット37の
片側を2本の吊り下げチェーン45,45が支持されて
いる。各吊り下げチェーン45は、下端がパレット37
に接続され、遊動スプロケット47に巻き掛けられ、上
端がパレット支持枠41に固定されている。パレット3
7は、遊動スプロケット47を図4の左右方向に移動し
て吊り下げチェーン45をパレット支持枠41内から出
し入れすることによって、昇降される。遊動スプロケッ
ト47は、昇降用モータ49で回転駆動されるエンドレ
スチェーン51に固定されており、該エンドレスチェー
ン51の正回転および逆回転によって移動される。な
お、昇降機構43は、遊動スプロケット47と吊り下げ
チェーン45に代えて昇降用滑車とワイヤであってもよ
い。
【0032】縦行きパレット33は、4個の走行用ロー
ラ35,35を有し車両Cを載せるパレット37を備
え、走行用ローラ35は上記縦レール17上に設置され
縦行き用モータ53の駆動によって縦列方向に走行する
ように構成されている。縦行き昇降パレット31は、上
記縦行きパレット33の構成に加えて、上記横行き昇降
パレット27と同様のパレット支持枠41と昇降機構4
3,43とを備えている。
【0033】なお、上記各走行用ローラ35は横レール
19または縦レール17からの脱車輪防止用の歯35a
を有している。
【0034】次に、上記立体駐車装置Bの作動について
説明する。該集配ブロック9には入出庫スペース群21
を有しており、入出庫スペース群21では入出庫スペー
ス群21に属する4個のスペースa(3個の駐車スペー
スbと1個の空きスペースc)で外部との間で車両Cの
入出庫が行われる。
【0035】上記集配ブロック9の入出庫スペース群2
1(第1段)には横行きパレット25が配置された駐車
スペースbと、空きスペースcとが設けられ、駐車スペ
ース群23(第2段〜第4段)には横行き昇降パレット
27が配置された駐車スペースbと、空きスペースcと
が設けられ、上記前列側の駐車ブロック11Aおよび後
列側の駐車ブロック11Bには、それぞれ上記集配ブロ
ック9における駐車スペース群23(第2段〜第4段)
に対応する駐車スペース群23(第2段〜第4段)に縦
行き昇降パレット31が配置された駐車スペースbが設
けられている。また、後列側の駐車ブロック11Bにお
ける第1段のスペース群7にも駐車スペースbが設けら
れている。
【0036】したがって、集配ブロック9に上下に連続
する空きスペースcをつくり横行き昇降パレット27を
昇降させることによって、集配ブロック9における車両
Cの入出庫が行われる。また、駐車ブロック11A,1
1Bから集配ブロック9の空きスペースcへ縦行き昇降
パレット31を移動すると共に集配ブロック9の入出庫
スペース群21との間で昇降することにより、駐車ブロ
ック11A,11Bにおける車両Cの入出庫が行われ
る。
【0037】具体的に、集配ブロック9へ車両Cを入出
庫するには、第1段では車両Cが車路29から駐車スペ
ースbに自走で横行きパレット25に乗り入れるだけで
よい。第2段〜第4段では、入出庫しようとするスペー
スaより下の段に上下に連続して空きスペースcをつく
っておき、横行き昇降パレット27のパレット37を第
1段との間で昇降して、車両Cの入出庫を行う。
【0038】後列側の駐車ブロック11Bに車両Cを入
出庫するには、第1段では集配ブロック9の入出庫スペ
ース群21の所定のスペースaに空きスペースcをつく
った上、縦行きパレット33を該空きスペースcに縦行
きさせ、車両Cの入出庫を行う。第2段〜第4段に車両
Cを入出庫するには、入出庫しようとする段(例えば第
3段)に対応する集配ブロック9の段とその下の段(第
3段〜第1段)に上下に連続して空きスペースcをつく
っておき、入出庫しようとする段(第3段)に対応する
集配ブロック9の段(第3段)の空きスペースcに駐車
ブロック11Bの縦行き昇降パレット31を縦行きで移
動する。次に、縦行き昇降パレット31のパレット37
を第1段との間で昇降して、車両Cの入出庫を行う。前
列側の駐車ブロック11Aの第2段〜第4段に車両Cを
入出庫する場合も、後列側の駐車ブロック11Bの第2
段〜第4段の場合と同様に行う。
【0039】そして、入庫する車両Cおよび出庫する車
両Cは、それぞれ1本の車路29を使用して外部の道路
と結ばれる。
【0040】以上のように、本実施例によれば、前列側
の駐車ブロック11Aおよび後列側の駐車ブロック11
Bの車両Cは集配ブロック9に縦送りされるので、集配
ブロック9の前後に駐車ブロック11A,11Bを並列
した3縦列の上記立体駐車装置Bでは、空きスペースc
は集配ブロック9にだけ設ければよく、2つの駐車ブロ
ック11A,11Bに空きスペースcを設ける必要がな
い。したがって、車両Cの収容効率を飛躍的に向上する
ことができる。
【0041】さらに、本実施例では、1本の車路29で
入出庫を行っているので、後列側の駐車ブロック11B
における第1段のスペース群7にも駐車スペースbを設
けることができ、収容効率をいっそう向上することがで
きる。
【0042】また、前列側の駐車ブロック11Aおよび
後列側の駐車ブロック11B内では縦行き昇降パレット
は縦行きするだけで昇降はしないので、集配ブロックの
隣に設けた車路の敷地部分に前列側の駐車ブロック11
Aを設けても車両Cの通行の邪魔にならず、車路29よ
りも上方に駐車スペースcを有するスペース群7にも設
けることができる。
【0043】また、車路29が設けられていない後列側
の駐車ブロック11Bでは、車両Cは縦行き昇降パレッ
トによって搬送されるので、ブロックの駐車スペースc
内を車両Cが自走することがない。このため、駐車スペ
ースcの幅の低減による収容効率の向上、運転の容易
さ、安全性、入出庫時間の改善が可能になる。
【0044】次に、図6は本発明の第2実施例を示す。
本実施例では、鉄骨構造体Aに6個の立体駐車装置B,
B,…が設けられている。各立体駐車装置Bは、後列側
の駐車ブロック11Bの第1段にも車路29を設けて通
り抜け駐車を行うものである。
【0045】具体的に、立体駐車装置Bは、前列側の駐
車ブロック11Aの第1段のスペース群7に入庫用車路
29aが設けられ、後列側の駐車ブロック11Bの第1
段に出庫用車路29bが設けており、車両Cは入庫用車
路29aから前進入庫し、出庫時には前方へ進行して出
庫用車路29bに出るように構成されている。
【0046】各ブロック毎に横行きと縦行きだけを行い
各ブロックが独立して車両の入出庫を行う従来の立体駐
車装置Bであれば、後列側の駐車ブロック11Bを設け
ることができない。このため、駐車スペースbの大幅な
減少を考えると、前進入庫前進出庫のタイプを導入する
ことはできない。これに対して、本実施例によれば、前
進入庫前進出庫を導入して後列側の駐車ブロック11B
に出庫用車路29bを設けても、第1段の駐車スペース
bがなくなる程度であり、収容効率の低下は許容できる
範囲にとどめることができる。
【0047】そして、該前進入庫前進出庫を導入するこ
とによって縦列型の立体駐車装置の難点であるバック入
出庫切り返しの不便を解消することができ、運転の容易
さ、安全性、入出庫時間をいっそう改善できるという利
点を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
ブロックが車両の集配と駐車とを行う集配ブロックと、
縦列方向に並列され車両を専ら駐車させる駐車ブロック
とからなり、集配ブロックには、入出庫スペース群を有
し、入出庫スペース群には横行きパレットが配置された
駐車スペースと、空きスペースとが設けられ、駐車スペ
ース群には横行き昇降パレットが配置された駐車スペー
スと、空きスペースとが設けられ、上記駐車ブロックに
は、上記集配ブロックにおける駐車スペース群に対応す
るスペース群に縦行きパレットが配置された駐車スペー
スが設けられており、駐車ブロックから集配ブロックに
縦行き昇降パレットを移動すると共に集配ブロックの入
出庫スペース群との間で昇降することにより、駐車ブロ
ックにおける車両の入出庫が行われる。
【0049】したがって、駐車ブロックの車両は集配ブ
ロックに縦送りされるので、集配ブロックに対して縦列
方向の各側について空きスペースのない駐車スペースを
1個ずつ設けることができ、車両の収容効率を飛躍的に
向上することができる。
【0050】また、駐車ブロック内では縦行き昇降パレ
ットは縦行きするだけで昇降はしないので、車路(前面
空地)よりも上方および下方にも車両を駐車することが
でき、前面空地に駐車スペースを設けることができる。
【0051】また、車路が設けられた駐車ブロック以外
のブロックでは、車両は縦行き昇降パレットによって搬
送されるので、ブロックの駐車スペース内を車両が自走
することがなく、駐車スペースの幅の低減による収容効
率の向上、運転の容易さ、安全性、入出庫時間を改善す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る立体駐車装置であっ
て、入出庫スペース群における平面図である。
【図2】上記立体駐車装置の内部の正面図である。
【図3】上記立体駐車装置の内部の左側面図である。
【図4】図2の要部拡大正面図である。
【図5】図3の要部拡大左側面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る立体駐車装置の斜視
図である。
【符号の説明】
5 ブロック 7 スペース群 9 集配ブロック 11A 前列側の駐車ブロック 11B 後列側の駐車ブロック 21 入出庫スペース群 23 駐車スペース群 25 横行きパレット 27 横行き昇降パレット 29 車路 31 縦行き昇降パレット C 車両 a スペース b 駐車スペース c 空きスペース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を収容可能な大きさの複数のスペー
    スが入出庫方向に直交する横列方向へ平面的に並列され
    たスペース群が上下方向に積み上げられてなる複数のブ
    ロックを備え、 該複数のブロックは、車両を集配すると共に駐車させる
    集配ブロックと、該集配ブロックに対して入出庫方向で
    ある縦列方向に並列され車両を専ら駐車させる少なくと
    も一つの駐車ブロックとからなり、 該集配ブロックには、上記スペース群からなり車両が入
    出庫する入出庫スペース群を有し、 上記集配ブロックの入出庫スペース群には、横列方向へ
    の移動が可能な横行き駐車パレットが配置されている駐
    車スペースと、上記横行き駐車パレットが配置されてい
    ない空きスペースとが設けられ、 上記集配ブロックにおける上記入出庫スペース群以外の
    駐車スペース群には、横列方向および上下方向への移動
    が可能な横行き昇降パレットが配置されている駐車スペ
    ースと、上記横行き昇降駐車パレットが配置されていな
    い空きスペースとが設けられ、 上記駐車ブロックには、上記集配ブロックにおける上記
    駐車スペース群に対応するスペース群に縦列方向および
    上下方向の移動が可能な縦行き昇降パレットが配置され
    た駐車スペースが設けられていることを特徴とする立体
    駐車装置。
JP3627593A 1993-02-25 1993-02-25 立体駐車装置 Pending JPH06248817A (ja)

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