JPH0624769Y2 - 塩化物濃度測定用試験片 - Google Patents
塩化物濃度測定用試験片Info
- Publication number
- JPH0624769Y2 JPH0624769Y2 JP1984026940U JP2694084U JPH0624769Y2 JP H0624769 Y2 JPH0624769 Y2 JP H0624769Y2 JP 1984026940 U JP1984026940 U JP 1984026940U JP 2694084 U JP2694084 U JP 2694084U JP H0624769 Y2 JPH0624769 Y2 JP H0624769Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test piece
- chloride concentration
- test
- reagent
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は液体中の塩化物濃度を測定するための試験片に
関するものである。
関するものである。
（従来技術） 最近、液体中の成分を迅速、簡便に検出することができ
る試験片が急速に普及してきている。とりわけ工業用水
中の塩化物濃度の測定や工業廃水中の重金属イオン等有
害物質濃度の測定は使用設備の腐食防止や河川の汚染防
止に役立つており、又体液殊に尿、血液中の塩化物濃度
の測定による病的因子の検出は疾病の早期発見、治療、
予防に大いに役立つている。
る試験片が急速に普及してきている。とりわけ工業用水
中の塩化物濃度の測定や工業廃水中の重金属イオン等有
害物質濃度の測定は使用設備の腐食防止や河川の汚染防
止に役立つており、又体液殊に尿、血液中の塩化物濃度
の測定による病的因子の検出は疾病の早期発見、治療、
予防に大いに役立つている。
従来、この種の試験片の使用に際しては、試験片を被検
液と接触させ、生ずる色を色記号、数字、文字等が印
刷された標準の色調表と比較して濃度を推定する、反
射測定の原理を応用した器械で濃度を読みとる等の手段
により実施されてきた。
液と接触させ、生ずる色を色記号、数字、文字等が印
刷された標準の色調表と比較して濃度を推定する、反
射測定の原理を応用した器械で濃度を読みとる等の手段
により実施されてきた。
しかしながら、の方法には試験片と標準色調表の両者
を常時携帯しなければならない煩わしさがありの方法
には高価な器械を使用しなければならないという欠点が
あり、問題となつていた。
を常時携帯しなければならない煩わしさがありの方法
には高価な器械を使用しなければならないという欠点が
あり、問題となつていた。
（考案の目的） 本考案は上記従来技術における問題点を解決するための
ものであり、その目的とするところは特別な試験器具や
測定装置を必要とせず、又特別な技術や熟練を必要とせ
ず更に標準色調表を携帯する必要もなく、簡便迅速且つ
実用上充分な精度で、液体中の塩化物濃度を測定するこ
とが可能な試験片を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは特別な試験器具や
測定装置を必要とせず、又特別な技術や熟練を必要とせ
ず更に標準色調表を携帯する必要もなく、簡便迅速且つ
実用上充分な精度で、液体中の塩化物濃度を測定するこ
とが可能な試験片を提供することにある。
（考案の構成） すなわち本考案の塩化物濃度測定用試験片は、硝酸銀等
の水溶性銀塩と、以下の群：ジクロルフルオレセイン、
ジブロムフルオレセイン、テトラブロムフエノールブル
ー、ブロムクレゾールグリーン、２，６−ジクロルフエ
ノールインドフエノールから選択された少なくとも一種
からなる吸着指示薬と、pH４ないし７の範囲の緩衝剤と
を含み、該水溶性銀塩濃度が所定の値の一種の試薬又は
該水溶性銀塩濃度の異なる二種以上の試薬を支持体上に
担持させた塩化物濃度測定用試験片において、該支持体
上に更に該試薬の変色時の標準色調を表わす標準及び該
試薬により測定し得る塩化物濃度に対応した数字、文字
又は記号等の標識を付したことを特徴とする。
の水溶性銀塩と、以下の群：ジクロルフルオレセイン、
ジブロムフルオレセイン、テトラブロムフエノールブル
ー、ブロムクレゾールグリーン、２，６−ジクロルフエ
ノールインドフエノールから選択された少なくとも一種
からなる吸着指示薬と、pH４ないし７の範囲の緩衝剤と
を含み、該水溶性銀塩濃度が所定の値の一種の試薬又は
該水溶性銀塩濃度の異なる二種以上の試薬を支持体上に
担持させた塩化物濃度測定用試験片において、該支持体
上に更に該試薬の変色時の標準色調を表わす標準及び該
試薬により測定し得る塩化物濃度に対応した数字、文字
又は記号等の標識を付したことを特徴とする。
本考案で使用される水溶性銀塩としては、乳酸銀、マロ
ン酸銀、硝酸銀等があげられる。このうち最も安定でか
つ溶解性にすぐれた硝酸銀を使用するのが有利である。
用いられる硝酸銀濃度は被検液中の塩化物濃度を考慮し
て最適に選択されるが、半定量を目的とする場合、数段
階の濃度を設定し、複数の試験部分を持つ試験片とする
ことが望ましい。
ン酸銀、硝酸銀等があげられる。このうち最も安定でか
つ溶解性にすぐれた硝酸銀を使用するのが有利である。
用いられる硝酸銀濃度は被検液中の塩化物濃度を考慮し
て最適に選択されるが、半定量を目的とする場合、数段
階の濃度を設定し、複数の試験部分を持つ試験片とする
ことが望ましい。
吸着指示薬としては、上記吸着指示薬を単独又は組み合
わせて用いることができる。ジクロルフルオレセインの
中でも、２，７−ジクロルフルオレセインは特に好まし
い。これらの吸着指示薬は、所望により種々の形態で用
いることができる。例えば、２，７−ジクロルフルオレ
セインは非解離型でも、そのアルカリ金属塩でも用いる
ことができ、試験片の製造においては0.01〜0.5重量
％、好ましくは0.05〜0.3重量％の濃度で使用される。
わせて用いることができる。ジクロルフルオレセインの
中でも、２，７−ジクロルフルオレセインは特に好まし
い。これらの吸着指示薬は、所望により種々の形態で用
いることができる。例えば、２，７−ジクロルフルオレ
セインは非解離型でも、そのアルカリ金属塩でも用いる
ことができ、試験片の製造においては0.01〜0.5重量
％、好ましくは0.05〜0.3重量％の濃度で使用される。
緩衝剤としてはpH４〜７を維持しうる公知の緩衝剤が使
用可能である。被検液の種類により高い緩衝能が要求さ
れる場合には、硝酸銀と反応して沈澱を生成しない緩衝
剤が望ましく、乳酸塩、トリス乳酸塩及びグツド（Goo
d）緩衝剤として知られるアミノアルキルスルホン酸塩
誘導体が使用される。好ましいグツド緩衝剤としては２
−（Ｎ−モルホリノ）エタンスルホン酸（ＭＥＳ）、ビ
ス（２−ヒドロキシエチル）イミノトリス（ヒドロキシ
メチル）メタン（BIS−TRIS）、ピペラジン−Ｎ，Ｎ′
−ビス（２−エタンスルホン酸）（PIPES）、３−（Ｎ
−モルホリノ）プロパンスルホン酸（MOPS）があげられ
る。これら緩衝剤は試験片の製造においては0.05〜1.0M
/好ましくは0.3〜0.7M/の濃度で使用される。
用可能である。被検液の種類により高い緩衝能が要求さ
れる場合には、硝酸銀と反応して沈澱を生成しない緩衝
剤が望ましく、乳酸塩、トリス乳酸塩及びグツド（Goo
d）緩衝剤として知られるアミノアルキルスルホン酸塩
誘導体が使用される。好ましいグツド緩衝剤としては２
−（Ｎ−モルホリノ）エタンスルホン酸（ＭＥＳ）、ビ
ス（２−ヒドロキシエチル）イミノトリス（ヒドロキシ
メチル）メタン（BIS−TRIS）、ピペラジン−Ｎ，Ｎ′
−ビス（２−エタンスルホン酸）（PIPES）、３−（Ｎ
−モルホリノ）プロパンスルホン酸（MOPS）があげられ
る。これら緩衝剤は試験片の製造においては0.05〜1.0M
/好ましくは0.3〜0.7M/の濃度で使用される。
本考案において、試験用薬剤組成物を吸収性担体に担持
せしめる場合には、紙、綿、木片、不織布等より選択さ
れた担体が使用されるが、特に濾紙を用いるのが有利で
ある。
せしめる場合には、紙、綿、木片、不織布等より選択さ
れた担体が使用されるが、特に濾紙を用いるのが有利で
ある。
上記の吸収性担体は、それ自体を試験片として使用する
ことができるし、又適当な支持体例えばポリスチレン、
ポリ塩化ビニール、ポリエステル等のプラスチツクシー
ト上に適する大きさ及び形状のものを貼付して試験片と
して使用することもできる。更に試験用薬剤組成物を所
望により適当な接着剤例えば澱粉、ポリビニルアルコー
ル等と混合して上記プラスチツクシート等の支持体上に
塗布した後乾燥して固着させてもよい。
ことができるし、又適当な支持体例えばポリスチレン、
ポリ塩化ビニール、ポリエステル等のプラスチツクシー
ト上に適する大きさ及び形状のものを貼付して試験片と
して使用することもできる。更に試験用薬剤組成物を所
望により適当な接着剤例えば澱粉、ポリビニルアルコー
ル等と混合して上記プラスチツクシート等の支持体上に
塗布した後乾燥して固着させてもよい。
本考案の特徴を簡単にいえば、従来個別に作製されてい
た試験片と標準点調表を一体化したことである。即ち、
試薬を担持した支持体上に直接塩化物濃度を評価するた
めの色、記号、数字、文字等の標識を付属させるもので
ある。
た試験片と標準点調表を一体化したことである。即ち、
試薬を担持した支持体上に直接塩化物濃度を評価するた
めの色、記号、数字、文字等の標識を付属させるもので
ある。
支持体に色、記号、数字、文字等を付属させる手段とし
ては、支持体又は試薬部分の表面への直接印刷支持体へ
の印刷物の貼付、刻字等が考えられるが、本考案の目的
を達成し得るものであればいかなる手段を用いてもかま
わない。
ては、支持体又は試薬部分の表面への直接印刷支持体へ
の印刷物の貼付、刻字等が考えられるが、本考案の目的
を達成し得るものであればいかなる手段を用いてもかま
わない。
支持体上に付属させる標準色は１つであつても複数であ
つてもよく、記号、数字、文字はその種類を問わない。
又、付属させる場合は試験部分に隣接していても離れて
いてもよく、判別が容易な場所を最適に選択する。
つてもよく、記号、数字、文字はその種類を問わない。
又、付属させる場合は試験部分に隣接していても離れて
いてもよく、判別が容易な場所を最適に選択する。
本考案の試験片の製造は例えば以下の方法で行う。すな
わち、水溶性銀塩、吸着指示薬及び緩衝剤を水又は水と
混合し得る有機溶剤に溶解し、この溶接に濾紙を浸漬し
た後引き上げて乾燥する。あるいは、濾紙を水溶性銀塩
と緩衝剤の混合溶液に浸漬した後引き上げて乾燥し、次
いで吸着指示薬の有機溶剤溶液に浸漬した後引き上げて
乾燥させてもよい。得られた試験紙を標準色調、記号、
数字、文字等が印刷された、又は印刷物が貼付された上
記のプラスチツクシートに貼り付け、適当な大きさ、形
状に切断して試験片とする。
わち、水溶性銀塩、吸着指示薬及び緩衝剤を水又は水と
混合し得る有機溶剤に溶解し、この溶接に濾紙を浸漬し
た後引き上げて乾燥する。あるいは、濾紙を水溶性銀塩
と緩衝剤の混合溶液に浸漬した後引き上げて乾燥し、次
いで吸着指示薬の有機溶剤溶液に浸漬した後引き上げて
乾燥させてもよい。得られた試験紙を標準色調、記号、
数字、文字等が印刷された、又は印刷物が貼付された上
記のプラスチツクシートに貼り付け、適当な大きさ、形
状に切断して試験片とする。
本試験片を用いて液体中の塩化物濃度を測定するにあた
つては、試験片を被検液と接触させ一定時間後に、試験
片上の標準の色調と試験紙部分の色調とを対比させ、支
持体上に印刷された相当する数字を読みとるなどの方法
で濃度を推定する。検体が例えば血液、血清のように大
量の蛋白質を含む場合には、硫酸亜鉛のような公知の除
蛋白試液で処理し、この上澄液について分析するのが望
ましい。工業用廃水についても呈色反応を妨害する物質
に対しては適当なマスキング剤を使用する。
つては、試験片を被検液と接触させ一定時間後に、試験
片上の標準の色調と試験紙部分の色調とを対比させ、支
持体上に印刷された相当する数字を読みとるなどの方法
で濃度を推定する。検体が例えば血液、血清のように大
量の蛋白質を含む場合には、硫酸亜鉛のような公知の除
蛋白試液で処理し、この上澄液について分析するのが望
ましい。工業用廃水についても呈色反応を妨害する物質
に対しては適当なマスキング剤を使用する。
本考案にもとずく試験片を用いて、体液、工業用廃水以
外の液体、例えば海水、潤滑油、コンクリート材からの
抽出液等の分析も可能であることは明らかであり、同業
者にとつては種々の変形も容易になし得ることは明らか
である。
外の液体、例えば海水、潤滑油、コンクリート材からの
抽出液等の分析も可能であることは明らかであり、同業
者にとつては種々の変形も容易になし得ることは明らか
である。
（実施例） 以下の実施例において本考案を更に詳細に説明する。な
お、本考案は下記実施例に限定されるものではない。
お、本考案は下記実施例に限定されるものではない。
実施例１： 濾紙（東洋濾紙No.525）を下記の溶液に順次浸漬し、乾
燥した。
燥した。
第１溶液 ２−（Ｎ−モルホリノ）エタンスルホン酸 12.8ｇ 水酸化ナトリウム ２ｇ 硝酸銀 1.91ｇ 精製水 90ml 第２溶液 ２．７−ジクロルフルオレセイン 0.1ｇ アセトン 100ml 硝酸銀量を2.87ｇ及び3.83ｇと変えた以外は全く同一の
処方でさらに２種類の試験紙を作製した。
処方でさらに２種類の試験紙を作製した。
第１溶液中硝酸銀1.91ｇを用いて製造した試験紙をＡと
し、2.87ｇ，3.83ｇを用いて製造した試験紙をそれぞれ
Ｂ、Ｃとする。Ａ、Ｂ、Ｃ、を各々５mm×５mmの大きさ
に切断し第１図に示した如く５mm×85mmのポリエチレン
テレフタレートのシートに貼付して本考案の塩化物濃度
測定用試験片を製造した。
し、2.87ｇ，3.83ｇを用いて製造した試験紙をそれぞれ
Ｂ、Ｃとする。Ａ、Ｂ、Ｃ、を各々５mm×５mmの大きさ
に切断し第１図に示した如く５mm×85mmのポリエチレン
テレフタレートのシートに貼付して本考案の塩化物濃度
測定用試験片を製造した。
図中、支持体１に印刷された数字は塩化物濃度を表わ
し、２、３、４はそれぞれ試験紙Ａ、Ｂ、Ｃを表わす。
５の標準色調標識には尿中塩化物量が試験紙中に含まれ
る硝酸銀の当量よりも多い時に生ずる色（黄色）が印刷
されている。
し、２、３、４はそれぞれ試験紙Ａ、Ｂ、Ｃを表わす。
５の標準色調標識には尿中塩化物量が試験紙中に含まれ
る硝酸銀の当量よりも多い時に生ずる色（黄色）が印刷
されている。
実施例２： 実施例１に加えて、更に硝酸銀4.78ｇ，5.73ｇ，6.69ｇ
を用いて試験紙を製造し、それぞれＤ、Ｅ、Ｆとする。
Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆの各試験紙上に相当する塩化物
濃度を記入した後、実施例１と同様に５mm×85mmのポリ
エチレンテレフタレートのシートに貼付した。第２図は
本実施例の試験片の斜視図である。図中、６、７、８は
それぞれＤ、Ｅ、Ｆを示し、他の数字は実施例１と同一
の意味を表わす。本実施例では各試験紙上に数字を記入
してあるため試験紙間の隙間を狭くして実施例１に比べ
て同一長さにより多種類の試験紙を貼付することができ
る。数字の色を例えば変色前の試験紙の色（赤色）と同
一にすれば変色後（黄色）に数字が浮き上つて見えるの
で確認が容易となる。
を用いて試験紙を製造し、それぞれＤ、Ｅ、Ｆとする。
Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆの各試験紙上に相当する塩化物
濃度を記入した後、実施例１と同様に５mm×85mmのポリ
エチレンテレフタレートのシートに貼付した。第２図は
本実施例の試験片の斜視図である。図中、６、７、８は
それぞれＤ、Ｅ、Ｆを示し、他の数字は実施例１と同一
の意味を表わす。本実施例では各試験紙上に数字を記入
してあるため試験紙間の隙間を狭くして実施例１に比べ
て同一長さにより多種類の試験紙を貼付することができ
る。数字の色を例えば変色前の試験紙の色（赤色）と同
一にすれば変色後（黄色）に数字が浮き上つて見えるの
で確認が容易となる。
実施例３： 各試験紙上に数字を記入する代りに各試験紙を貼付した
支持体の対応する裏面上に数字を記入すること以外は実
施例２と同様の方法で試験片を製造した。第３図は本実
施例の試験片の斜視図、第４図は第３図の試験片を裏面
から見た斜視図である。
支持体の対応する裏面上に数字を記入すること以外は実
施例２と同様の方法で試験片を製造した。第３図は本実
施例の試験片の斜視図、第４図は第３図の試験片を裏面
から見た斜視図である。
実施例４： 第１溶液において硝酸銀を4.4ｇ用いること以外は実施
例１と同様にして、試験紙Ａを作製した。
例１と同様にして、試験紙Ａを作製した。
この試験紙Ａを各濃度の塩化ナトリウム水溶液に瞬時浸
し、約１０秒後に試験紙表面の発色状態を観察した。結
果を下記第１表に示す。
し、約１０秒後に試験紙表面の発色状態を観察した。結
果を下記第１表に示す。
第１表より明らかなように、塩化ナトリウム濃度の上昇
に従って試験紙上に占める黄色発色の割合が増加するの
で、一枚の試験紙Ａを用いても塩化物濃度を測定するこ
とができる。
に従って試験紙上に占める黄色発色の割合が増加するの
で、一枚の試験紙Ａを用いても塩化物濃度を測定するこ
とができる。
試験紙Ａ及び第１表に相当する標識（例えば塩化物濃度
を示す数値と発色状態を示す図を対比して印刷したもの
等）を実施例１と同様のシートに貼付して本考案の実施
例４の塩化物濃度測定用試験片を得た。
を示す数値と発色状態を示す図を対比して印刷したもの
等）を実施例１と同様のシートに貼付して本考案の実施
例４の塩化物濃度測定用試験片を得た。
（考案の効果） 上述のように、本考案の塩化物濃度測定用試験片は試薬
を担持した支持体上に更に標準色調表を一体化したもの
であるため、高価な測定装置や技術的熟練を必要とせ
ず、何人でも試験片上の数字、文字、記号等の標識を読
みとることにより簡便迅速に塩化物濃度を測定すること
ができる。又、各試験片ごとに標識色調表が設けられて
いるため、多人数の同時使用においても標識色調表を多
数用意する必要もなく経済的であると共に多人数の使用
による標識色調表の汚れや退色及びそれに基づく判断の
誤りもなくなるため、分析精度の向上にも効果を奏す
る。
を担持した支持体上に更に標準色調表を一体化したもの
であるため、高価な測定装置や技術的熟練を必要とせ
ず、何人でも試験片上の数字、文字、記号等の標識を読
みとることにより簡便迅速に塩化物濃度を測定すること
ができる。又、各試験片ごとに標識色調表が設けられて
いるため、多人数の同時使用においても標識色調表を多
数用意する必要もなく経済的であると共に多人数の使用
による標識色調表の汚れや退色及びそれに基づく判断の
誤りもなくなるため、分析精度の向上にも効果を奏す
る。
第１図は本考案の塩化物濃度測定用試験片の一実施例の
斜視図、 第２図は本考案の塩化物濃度測定用試験片の別の実施例
の斜視図、 第３図は本考案の塩化物濃度測定用試験片の更に別の実
施例の斜視図、 第４図は第３図の試験片を裏面より見た斜視図である。 図中、 １…支持体、2,3,4,6,7,8…試験紙、５…標識色調標識
斜視図、 第２図は本考案の塩化物濃度測定用試験片の別の実施例
の斜視図、 第３図は本考案の塩化物濃度測定用試験片の更に別の実
施例の斜視図、 第４図は第３図の試験片を裏面より見た斜視図である。 図中、 １…支持体、2,3,4,6,7,8…試験紙、５…標識色調標識
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−75596（ＪＰ，Ａ) 特公 昭53−10945（ＪＰ，Ｂ２) 日本分析化学会編「分析化学便覧・改訂 第三版」昭和56年９月20日発行丸善株式会 社発行Ｐ．191〜193
Claims (1)
- 【請求項１】硝酸銀等の水溶性銀塩と、以下の群：ジク
ロルフルオレセイン、ジブロムフルオレセイン、テトラ
ブロムフエノールブルー、ブロムクレゾールグリーン、
２，６−ジクロルフエノールインドフエノールから選択
された少なくとも一種からなる吸着指示薬と、pH４ない
し７の範囲の緩衝剤とを含み、該水溶性銀塩濃度が所定
の値の一種の試薬又は該水溶性銀塩濃度の異なる二種以
上の試薬を支持体上に担持させた塩化物濃度試験片にお
いて、該支持体上に更に該試薬の変色時の標準色調を表
わす標識及び該試薬により測定し得る塩化物濃度に対応
した数字、文字又は記号等の標識を付したことを特徴と
する塩化物濃度試験片。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984026940U JPH0624769Y2 (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 塩化物濃度測定用試験片 |
| GB08430153A GB2154737B (en) | 1984-02-23 | 1984-11-29 | Test piece for measurement of concentration of chlorides |
| DE19853501826 DE3501826A1 (de) | 1984-02-23 | 1985-01-21 | Teststreifen zur messung der konzentration von chloriden |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984026940U JPH0624769Y2 (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 塩化物濃度測定用試験片 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60139267U JPS60139267U (ja) | 1985-09-14 |
| JPH0624769Y2 true JPH0624769Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=30523425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984026940U Expired - Lifetime JPH0624769Y2 (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-27 | 塩化物濃度測定用試験片 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624769Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2564599B2 (ja) * | 1987-04-07 | 1996-12-18 | 株式会社京都第一科学 | 液中の特定多成分分析方法及び装置 |
| JPH0755557Y2 (ja) * | 1987-11-09 | 1995-12-20 | 富士写真フイルム株式会社 | インスタントフイルムユニット |
| JPH0633413Y2 (ja) * | 1988-01-28 | 1994-08-31 | 大日本印刷株式会社 | 糖度測定用ラベル |
| JP7509527B2 (ja) * | 2019-11-08 | 2024-07-02 | 関東化学株式会社 | アルコールの濃度を測定する試験片および測定する方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3964871A (en) * | 1974-12-18 | 1976-06-22 | Becton, Dickinson And Company | Method and device for detecting glucose |
| JPS5310945U (ja) * | 1976-06-29 | 1978-01-30 |
-
1984
- 1984-02-27 JP JP1984026940U patent/JPH0624769Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 日本分析化学会編「分析化学便覧・改訂第三版」昭和５６年９月２０日発行丸善株式会社発行Ｐ．１９１〜１９３ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60139267U (ja) | 1985-09-14 |
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