JPH06245A - 入賞装置 - Google Patents

入賞装置

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JPH06245A
JPH06245A JP20284892A JP20284892A JPH06245A JP H06245 A JPH06245 A JP H06245A JP 20284892 A JP20284892 A JP 20284892A JP 20284892 A JP20284892 A JP 20284892A JP H06245 A JPH06245 A JP H06245A
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Kenkichi Nakajima
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Abstract

(57)【要約】 [目的]飛入室内部に飛入球を誘導する2つの通路を備
えこの通路を選択することによってゲームに変化を与え
るようにしたパチンコ機の入賞装置。 [構成]開口部3の左右に回動翼片4を備えた飛入室1
の内部に飛入球の誘導路14を設け、その途中に開閉板
17によって開閉される第1落下口15を、その奥に第
2落下口16を各形成して第2落下口の直下には飛入球
を貯留する貯留器28を備え、前記開閉板17を開閉動
することによって飛入球を第1若しくは第2の落下口1
5,16から落下させる一方、第1落下口15から落下
した球は飛入室底板46に受けてその前縁部に設ける複
数の入賞口55a,55bに直接誘導し、第2落下口1
6から落下した球は前記貯留器28に貯留し、所要時間
貯留したのち一時に前記入賞口55a,55bに向け放
出するようにしてなるパチンコ機の入賞装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機の遊技板に
設備される入賞装置に関し、特に遊技板の中央部に装備
される所謂センター役物と称される大型の入賞装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】遊技板に備えられる複数の入賞口のうち
特定の入賞口に打球が飛入したとき、入賞条件を大幅に
緩和させて多数の賞球の放出を約束する入賞装置があ
る。一般にセンター役物と称している装置がそれで、通
常大きく前面を開放させた飛入室の開口部両側に回動翼
片を備え、また飛入室内部には飛入した打球が自由に転
がり移動する傾斜板を備えると共に、この傾斜板の前端
が臨む前面開口部の縁には特定入賞口と通常入賞口を含
む複数個の入賞口を設けるものとなっている。この入賞
装置は例えば前記特定の入賞口に打球が飛入したのを条
件に回動翼片を開放して連続的な打球の飛入を可能にし
たり、或いは開閉動を繰り返して飛入条件を緩和し多数
の入賞を可能にしている一方、飛入球を前記傾斜板を転
り移動させることによって前記いずれかの入賞口に入賞
させるようにしている。そして、通常は入賞球が予め設
定する数、例えば10個入賞するまで回動翼片を開放し
て飛入を容易にする一方、この入賞球のうちのいずれか
が特定入賞口に入賞した場合再度10個の入賞球がある
まで回動翼片の開放を継続させるよう設定して条件緩和
の状態が継続するようにしてあるのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、この従来の
入賞装置は回動翼片の開閉動に伴う変化、飛入した打球
が傾斜板上を転がり移動することによって複数設けられ
る入賞口のいずれかに入賞する変化、或いは上記傾斜板
上に設ける障碍手段によって転がりの移動方向が変えら
れる変化が期待できる程度で、これが繰り返される場合
には単純化する問題があった。ことにこの種入賞装置に
おいて複数個設けられる入賞口のうち、回動翼片の開放
を継続させる特定入賞口は飛躍的に入賞条件を有利にす
ることから一般に傾斜板の前縁部の中央部に1個設けら
れるのが普通であり、しかもここに飛入球が集中するの
を避けるため特段の案内手段を設けないようにしてある
ことから極めて入賞率が悪くなっており、これがため遊
技者の期待を裏切り遊技性を乏しくしている問題があっ
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上述従来の装置における欠陥
に鑑み、飛入室の前面開口部の両側に回動翼片を備えて
なる入賞装置において、飛入室内部に2つの通路を設定
し、回動翼片を介して飛入した打球を選択的に誘導し、
複数個設けられる入賞口に案内する一方、一方の通路に
誘導された飛入球は従来通りの平坦な過程を通して入賞
口に誘導し、他方の通路に誘導された飛入球は一定部所
に滞溜させて複数個貯留させると共に、該貯留球を所要
サイクルで前記複数の入賞口に向けて一時に放出し、こ
の内の特定入賞口に対する入賞確率を向上させ、飛入条
件の緩和状態の継続性を図り遊技者に対する期待感を満
足させると共に、飛入球に対する変化性を高めて遊技性
を向上させるようにしたパチンコ機の入賞装置を提供せ
んとするものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】即ち、本発明は飛入室
の前面開口部の両側に回動翼片を備えると共に、飛入室
底部の傾斜底板の前縁部に特定入賞口を含む複数の入賞
口を備えてなる入賞装置において、飛入室の上部に後下
りの勾配を付した誘導路を設け、この途中に第1の落下
口を開設すると共に、後端部に第2の落下口を設け、第
1落下口には開閉板を備えて前記回動翼片を介して飛入
した飛入球を、該開閉板の開閉作動で振り分け、いずれ
かの落下口から飛入室内に落下させる一方、前記第2落
下口の直下には貯留姿勢と放出姿勢の2態に姿勢変換可
能にした貯留器を備え、第2落下口を通して落下する飛
入球を一時的に貯留し、且つこれを放出して前方に向け
て下り勾配に傾斜した底板の前縁部に備えられる複数の
入賞口に向けて転出させられるようにしたパチンコ機の
入賞装置を提供せんとするものである。
【0006】更に本発明に係る入賞装置を詳述すると、
その特徴とするところは前面を開放し所要の奥行きを有
した飛入室の上部に前面の開口部から室後方に向けて下
がり勾配をなす誘導路を形成し、該誘導路の上記開口部
の左右に所定の条件の下で開閉動される回動翼片を備
え、飛入室の底部には前下り勾配の底板を設けてその前
縁部に特定入賞口を含む複数の入賞口を備える一方、前
記誘導路には長さの途中の底部に第1落下口を、また後
端部には第2落下口を各形成して第1落下口には駆動手
段によって開閉動され前記回動翼片の開放に伴って該誘
導路を案内される飛入球を第1落下口と第2落下口とに
振り分ける開閉板を備え、また第2落下口の直下の飛入
室内には貯留,放出作動する貯留器を備え、上記開閉板
が開閉作動するとき該貯留器を貯留,放出作動させて貯
留した飛入球を前記底板を介して前記いずれかの入賞口
に放出誘導するようにしてなるパチンコ機の入賞装置を
提供することにある。
【0007】また本発明は上記記載において、前記貯留
器は複数の飛入球の貯留を可能とする皿形容器にすると
共に支軸を支点に揺動自由に支持し、該支軸を支点に揺
動運動させ内部に貯留する飛入球を放出させるようにし
たことを特徴とするパチンコ機の入賞装置を提供するこ
とにある。
【0008】そして更に本発明は上記記載において、飛
入室内の貯留器の前面に開閉扉を備え、開閉板の開放に
よって第1落下口が開口したとき該開閉扉を閉塞させ、
開閉板が閉塞して飛入球が第2落下口に誘導可能となっ
たとき開放させて貯留器を露出できるようにしたことを
特徴とするパチンコ機の入賞装置を提供することにあ
る。
【0009】また、本発明は前記開閉板と開閉扉はモー
タによって回転駆動される一つの偏心カム体に連結させ
て連動させるようにしたことを特徴とするパチンコ機の
入賞装置を提供することにある。次に、本発明を図示す
る実施例について詳述し、その特徴とするところを明ら
かにする。
【0010】
【実施例】添付する図面において図1は本発明に係る入
賞装置の右半の一部を欠截した回動翼片を閉じた状態に
おける正面図、図2は回動翼片を開放した状態の正面
図、図3は図2に示す状態における一部断面とした右側
面図であり、図中に示す符号1は本入賞装置の本体部分
を構成する飛入室、2は飛入室の前面の開口部3に沿っ
て外方に張り出す如く形成した取付基板、4は上記開口
部3の上部に対称形に設けた回動翼片である。
【0011】回動翼片4は遊技板面を落下する打球を受
けて飛入室1内へ誘導するためのもので、取付基板2を
貫いて前後に伸びる回転軸5の前端に固着され、ソレノ
イド6の励磁によって開閉動される。ソレノイド6は図
3,図4に示すように飛入室1の上方に棚設する取付板
7に横向きに固定し、後方に向けて突出させたプランジ
ャ8に第1のL字形リンク9を、そしてこのリンク9に
連結リンク10を介して前記回転軸5の後端部に軸着す
る第2のL字形リンク11を連結して相互を関係付けて
あり、励磁によってプランジャ8を引き付けたとき第1
のリンク9を支軸12を支点に回動させて連結リンク1
0を引き上げ、第2のL字形リンク11を回動させて回
転軸5を回転させ、回動翼片4を水平状に倒して開放さ
せられるようにしてある。このソレノイド6は常時は失
磁状態におかれ、バネ13の付勢でプランジャ8を引き
伸して上記回動翼片4を起立させ、閉塞状態に保持す
る。
【0012】図中、14は回動翼片4の開放時に飛入す
る飛入球を飛入室内部に誘導する誘導路である。この誘
導路14は飛入室1の上部にあって後下りの勾配が付し
てあり、その底板14aの前縁は前記飛入開口部3を通
して左右の回動翼片4,4間に突き出し、この回動翼片
が受けた打球を内部に誘導する。そして、この誘導路は
後方に臨む長さの途中の底板に全幅に亘る横長の第1落
下口15を開設すると共に後端部に第2の落下口16を
設け、第1落下口15には開口を開閉する開閉板17が
設けてある。
【0013】第1落下口15はこの実施例では開口部3
から奥に向かって略パチンコ球3個分に相当する位置に
設けてあり、球が楽に落下できる間隔に形成してある。
開閉板17は上記第1落下口15の開口面積に合わせて
あり、前記底板14aに沿って飛入室1の左右の側壁1
8,18間に渡す支軸19に回動自由に支持してある。
そして、この支軸を前倒したとき、その自由端縁を底板
14aに設ける受部20に当接して第1落下口15を閉
ざし底板14aの一部を構成する一方、起立方向に回動
することによって落下口15を開放する。
【0014】図中、21は上記開閉板17を作動させる
モータであり、22はこのモータの出力軸21aに軸着
した偏心カム体、23は偏心カム体に滑合し前後に往復
運動する作動杆である。これらの諸部材は開閉板17を
開閉作動させる一連の作動手段であって、モータ21は
取付板7に固定し出力軸21aをこの取付板を貫いて垂
下し、取付板の下方において偏心カム体22を軸着して
いる。
【0015】偏心カム体22は内部を中空にした円筒体
形に形成してあり、前記出力軸21aを受ける軸受筒2
2aを中空部内に変位して設け、これを出力軸に嵌め付
けることで軸着支持される。
【0016】一方、作動杆23は左右平行状に設けられ
る2本の棒材からなり、各先端を開閉板17の左右両端
に設ける軸受部24に軸着する一方、後端部間と長さの
途中の間に前後2本の滑合杆25,26を平行に渡して
前記偏心カム体22を前後から挟み滑合させてある。従
って、モータ21を駆動し偏心カム体22を回転させる
と、この周面を前後から挟むように滑合させた2本の滑
合杆25,26が前後に往復移動させられるため作動杆
23の前後運動によって開閉板17は支軸19を支点に
揺動し、第1落下口15を開閉することになる。尚、前
記軸受部24は三角形状の障碍壁を構成して開閉板17
の上面の横巾を狭め、誘導路14の幅をこの開閉板を境
にして後方部分において狭くなるようにしてある。
【0017】第2落下口16は両側の壁27によって狭
められた誘導路14の後端部に底板14aを打抜いた形
で形成してあり、その直下の飛入室1の内部には落下球
を受け取る貯留器28が設けてある。
【0018】貯留器28は複数個の飛入球を貯留できる
容量をもった皿形の容器で、後方に向け突き出した腕2
9に飛入室の後壁30に設ける軸31を軸着し揺動自由
に支持してある。この貯留器28はモータ32の回転に
より揺動させられるもので、取付板33に固定したモー
タの出力軸に軸着したカム片34をその回転に伴わせて
後壁面28aに当接することによって押上げ、揺動させ
られるようにしてある。即ち、モータ32の出力軸に軸
着されたカム片34はモータの回転に伴って水平に回転
し、その先端部を前方に向けて貯留器28の後壁面28
aに当接させたところで押上げ、上向きに揺動させる。
そして回転に伴って先端部が貯留器から離れ後向きにな
ったところで押上げを解き貯留器を前傾斜に戻すことに
なる。
【0019】貯留器28の内部に設けられる傾斜板28
bは前傾斜になったとき貯留する球を前方に転出させ、
後傾斜になつたとき第2落下口16から落下する球を滞
溜させるもので、貯留器の後壁面28aにカム片34が
当接して貯留器が水平状に保持されるとき後下りの勾配
が付けられこれに貯留された球が自然転出しないように
してある。
【0020】図中35は上記貯留器28を被うためその
前方に装備した開閉扉である。この扉は飛入室1の最奥
部に設けられる前記貯留器28を被い、貯留器に貯留さ
れた球が放出されるとき開放されるもので、ここでは前
記開閉板17に連動して、この開閉板が第1落下口15
を閉じて飛入球を第2落下口16に誘導するとき開放し
貯留器28を露出するようにしてある。この開閉扉35
はこの実施例では側壁18,18に縦長に開設する切欠
き部36内に縦方向に渡す支軸37に軸着してあり、左
右向い合せに設けてある。そして、連動杆38の前後の
運動によって開閉動されるようにしてある。
【0021】連動杆38はコ字形をなし、後枠部38a
の中央部に横長に開設する長孔39に前記偏心カム体2
2の周面から垂設する軸40を滑合させ、また前方に延
び出す左右の枠38bの各前端部に設ける係合孔41に
各扉35の軸着部から延設する腕42のピン43を滑合
させて偏心カム体22と開閉扉35を連結している。偏
心カム体22の上記軸40は軸受筒22aの直下に近い
下面から外方に突き出すクランク腕44の先端部から垂
下し、偏心カム体22が軸受筒22aを中心に回転した
とき、同じくこの軸受筒を中心に水平に円運動するよう
にしてある。このため図示するように偏心カム体22が
矢符方向に回転すると、前述したように連動杆23が前
後に往復動し、開閉板17を開閉動させると同時に、前
記軸40が円運動して長孔39の中を左右に移動しなが
ら連動杆38を前後に振るため左右の開閉扉35は各支
軸37を支点に開閉動することになる。
【0022】図5乃至図10は上記の関係を明らかにす
るものである。図5に示すようにモータ21の回転で偏
心カム体22の中心位置が後方に移動すると、連動杆2
3の後方移動にともなつて開閉板17が跳ね上り、第1
落下口15を開放する。その一方、クランク腕44が前
方を向いて軸40を前方移動させるため連動杆38が前
進して左右の開閉扉35を閉じることになる。図6及び
図7はこの関係を個別に示したものであり、誘導路14
を誘導される飛入球は図5に示すように開放する第1落
下口15から飛入室空間において閉じている開閉扉35
の前面に沿って落下することになる。
【0023】次に、図8に示したように偏心カム体22
の中心が前方に移動すると、連動杆23は前進し、開閉
板17を水平に倒して第1落下口15を閉ざすと共に
(図9参照)、クランク腕44が後方に突き出し連動杆
38を後方に移動させることになる。このため開閉扉3
5は左右に開放し貯留器28を露出させることになる
(図10参照)。
【0024】尚、この実施例では開閉板17と開閉扉3
5を偏心カム体22を介して連動する関係に構成し1個
の駆動手段を兼用させる構造の下に説明しているが、こ
れは部品の省略と、駆動源の取付空間を省略し飛入室空
間を拡張させるためによるもので、それぞれに対して独
立の駆動源を確保することを妨げるものではない。
【0025】図中、45は飛入室の底部を劃する底板4
6の段部47に臨んで底板を転がり移動する飛入球の進
路を妨げる障碍腕であり、48はこの障碍腕を作動させ
るソレノイドである。上記底板46は前下がりに勾配が
付してあり、前記第1落下口15から落下する飛入球を
受けると共に、貯留器28から放出される飛入球を前端
縁に並べて設ける入賞口に誘導するもので、障碍腕45
はこの底板上を転がり移動する飛入球の流れを攪乱する
ものである。
【0026】障碍腕45は底板46の下面から垂設する
左右の支軸49に各回動自由に軸承されて前方に向けて
水平に突き出し、その先端部を段部47に設ける窓50
に通してこの先端部に設ける突片45aを底板上に起立
させてある。この障碍腕を作動させるソレノイド48は
プランジャ51の先端に横向きにバー52を取付け、こ
のバーの左右両端に開設する透孔(図示せず)に障碍腕
45の軸承端側の突部から垂設するピン53を嵌合させ
連結させてある。そして、失磁状態にあるときプランジ
ャ51に巻装するバネ54で前方に付勢し両障碍腕45
の先端を左右に開かせ底板46の中央部から退かせる。
そして、励磁したときプランジャの引き込みによってバ
ー52を後方に退かせ、ピン53を後方に移動させて支
軸49を支点に障碍腕45を回動させ両先端部を中央部
に移動させることになる。
【0027】このソレノイドは回動翼片4が開放し、打
球の飛入が可能になったとき励磁され、両側に置かれる
障碍突片45aを底板46の中央部に移動することにな
るが、この中央部への移動時間は通電時間の設定によっ
て任意に決定される。勿論、この突片45aの中央部に
位置する時間はゲームの組立によって自由であるが、左
右の突片45aが中央部に移動したとき、両者間にパチ
ンコ球を通過できる間隔を確保させるようにすると、攪
乱とは逆にその前方に設置される入賞口に対する誘導機
能をもつことになる。またこのソレノイドは回動翼片4
が開放する間、間欠的に励磁させると、左右の突片45
aがそれぞれ左右に往復運動し、底板上を流れる飛入球
に対する移動障碍物となる。
【0028】底板前縁部に設けられる入賞口は本実施例
では横一列に3個並設され、そのうち中央部の入賞口を
特定入賞口55aとし、左右の入賞口を通常入賞口55
bとしている。特定入賞口55aは回動翼片4の開放状
態を継続させる特別入賞口であり、開口部には入賞球を
検出し、ゲームを設定する記憶回路に継続信号を送る検
出スイッチ56が設けてある。
【0029】本発明入賞装置は上述の様に構成されるも
ので、常態においては図1に示したように回動翼片4を
起立させて打球の飛入が不能な状態におかれる。尚、こ
の場合本実施例では回動翼片4の起立によって打球の飛
入が全く不能となるよう設定したが、回動翼片を小型化
して飛入空間を確保したり、或いは回動翼片の下方の側
壁に開口部を設けて打球の飛入を可能にしてもよいこと
は言うまでもない。上記の状態において他に設定する特
定入賞口に打球が飛入したとき、ソレノイド21を励磁
して回動翼片4を水平に倒し開放させる。このとき回動
翼片はゲームの設定により一定時間開放状態を継続させ
てもよく、また間欠的にソレノイド21を励磁して開閉
動を反復させるようにしてもよい。
【0030】本発明入賞装置における飛入室内に装備さ
れる開閉板17,貯留器28,開閉扉35及び障碍腕4
5はゲームの組立によってその作動を自由に設定するこ
とができる。そして、誘導路14に設けられる開閉板1
7は飛入球の流路を完全に分けるもので飛入球を全く異
なる経路に通すことになる。この開閉板17は常態にお
ける場合、跳ね上げて誘導路の第1落下口を開放させた
状態におくとよい。またこれに伴わせて入賞口の特別入
賞口55aに入賞したときモータ21が作動して上記開
閉板17を倒し、第1落下口15を閉じるようにすると
よい。この設定において誘導路に打球が飛入すると、球
はその途中に開口する第1落下口15から飛入室空間内
に入り、開閉扉35の前面を通って底板46上に落下す
ることになる。そして、その傾斜に沿って前方の入賞口
に導かれいずれかの入賞口に入賞することになる。この
とき、ソレノイド48を励磁させると左右の障碍腕45
が左右に往復運動し上記流下する飛入球を攪乱すること
になる。
【0031】この様にして入賞口に入賞した球は全て計
数し、所定数に達したとき前記回動翼片4を閉塞させ
る。これと同時にこの入賞球のうち特定入賞口55aに
入賞したものがあったとき、検出スイッチ56で検出
し、前記モータ21を駆動させて開閉板17を倒し、飛
入球を第2落下口16に誘導する。第2落下口に誘導さ
れた球はこの落下口に設ける検出スイッチ57を通過
し、カウントされ直下の貯留器28に落下しプールされ
る。
【0032】上記検出スイッチ57は貯留器28にプー
ルされる球数を計数するもので、例えば5個貯留された
ことを討数したとき、その信号でモータ32を駆動させ
水平状態に維持した貯留器28を前傾させて底板46上
に放出させる。この貯留した球の放出は特定入賞口55
aに対する入賞確率を高めるもので、回動翼片4の開放
を継続させると共に引き続き開閉板17を倒し第2落下
口16に飛入球を誘導し貯留器28において貯留、放出
を繰り返させることになる。
【0033】尚、開閉板17を作動させるモータ21は
連結的に駆動させて開閉板の開閉動を繰り返すことで誘
導路14の通路を交互に切換えるようにしてもよいが、
駆動を間欠的にして前述したように特定入賞口55aに
入賞したとき開閉板の転倒状態を所定時間、或いは所定
数の飛入球が通過するまで継続するよう設定してもよ
い。又この様に設定すると、一層ゲーム性を高めること
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上、本発明入賞装置を図示の実施例に
つき詳述したが、この発明によれば回動翼片の開放後に
おいて飛入室内部の通路が2つに分かれて入賞口に対す
る飛入球の送り出しが異なり、これに伴って入賞確率が
更に変わったものとなることからゲームの設定において
変化に富んだ装置を提供できると共に、第2の落下口を
通した飛入球に対しては貯留器にプールし所定数に達し
た段階で放出作動させると同時に、この貯留,放出作動
を開閉扉の開放によって遊技者に観覧させるようにした
ことから視覚的にもゲームを楽しむことができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】入賞装置の右半の一部を欠截した回動翼片を閉
じた状態における正面図。
【図2】回動翼片を開放した状態の一部欠截した正面
図。
【図3】回動翼片を開放すると共に開閉板を跳上げ第1
落下口を開放した状態の縦断右側面図。
【図4】回動翼片の作動機構及び開閉扉の作動機構を拡
大して示す部分の右側面図。
【図5】開閉板を跳上げて第1落下口を開放すると共に
開閉扉を閉じた状態を示す作動機構を説明する部分の拡
大縦断右側面図。
【図6】図5における開閉板並びにこの開閉板を作動す
る機構部分について示した平面図。
【図7】図5における開閉扉並びにこの開閉扉を作動す
る機構部分について示した平面図。
【図8】開閉板を倒して第1落下口を閉ざすと共に貯留
器に飛入球の貯留を可能にした状態を示す部分の拡大縦
断右側面図。
【図9】図8における開閉板並びにこの開閉板を作動す
る機構部分について示した平面図。
【図10】図8における開閉扉並びにこの開閉扉を作動
する機構部分について示した平面図である。
【符号の説明】
1 飛入室 2 取付基板 3 開口部 4 回動翼片 14 誘導路 15 第1落下口 16 第2落下口 17 開閉板 28 貯留器 35 開閉扉 46 底板 55a 特定入賞口 55b 通常入賞口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面を開放し所要の奥行きを有した飛入
    室の上部に前面の開口部から室後方に向けて下がり勾配
    をなす誘導路を形成し、該誘導路の上記開口部の左右に
    所定の条件の下で開閉動される回動翼片を備え、飛入室
    の底部には前下り勾配の底板を設けてその前縁部に特定
    入賞口を含む複数の入賞口を備える一方、前記誘導路に
    は長さの途中の底部に第1落下口を、また後端部には第
    2落下口を各形成して第1落下口には駆動手段によって
    開閉動され前記回動翼片の開放に伴って該誘導路を案内
    される飛入球を第1落下口と第2落下口とに振り分ける
    開閉板を備え、また第2落下口の直下の飛入室内には貯
    留,放出作動する貯留器を備え、上記開閉板が開閉作動
    するとき該貯留器を貯留,放出作動させて貯留した飛入
    球を前記底板を介して前記いずれかの入賞口に放出誘導
    するようにしてなるパチンコ機の入賞装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、貯留器は複数
    の飛入球の貯留を可能とする皿形容器にすると共に支軸
    を支点に揺動自由に支持し、該支軸を支点に揺動運動さ
    せ内部に貯留する飛入球を放出させるようにしたことを
    特徴とするパチンコ機の入賞装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、飛入室内の貯
    留器の前面に開閉扉を備え、開閉板の開放によって第1
    落下口が開口したとき該開閉扉を閉塞させ、開閉板が閉
    塞して飛入球が第2落下口に誘導可能となったとき開放
    させて貯留器を露出するようにしたことを特徴とするパ
    チンコ機の入賞装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、開閉板と開閉
    扉はモータによって回転駆動される一つの偏心カム体に
    連結させて連動させるようにしたことを特徴とするパチ
    ンコ機の入賞装置。
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