JPH06241914A - 基準接点補償装置 - Google Patents
基準接点補償装置Info
- Publication number
- JPH06241914A JPH06241914A JP5054789A JP5478993A JPH06241914A JP H06241914 A JPH06241914 A JP H06241914A JP 5054789 A JP5054789 A JP 5054789A JP 5478993 A JP5478993 A JP 5478993A JP H06241914 A JPH06241914 A JP H06241914A
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- JP
- Japan
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- terminals
- temperature
- terminal
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- Pending
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- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高精度の基準接点補償を行う。
【構成】複数の端子21、…を端子板1の一方の側に設
け、この端子板1の他方の側にプリント配線基板3を接
続し、この基板3の端子21、…と電気的に接続する導
電板41に近接して温度素子61を設け、端子21の温
度を正しく測定する。また、温度素子61を2個以上設
け、この各出力とゼロ点出力との差を求めて端子板1の
各端子の温度を演算し温度補償する。
け、この端子板1の他方の側にプリント配線基板3を接
続し、この基板3の端子21、…と電気的に接続する導
電板41に近接して温度素子61を設け、端子21の温
度を正しく測定する。また、温度素子61を2個以上設
け、この各出力とゼロ点出力との差を求めて端子板1の
各端子の温度を演算し温度補償する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱電対等の基準接点
補償装置に関するものである。
補償装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱電対等が接続する端子を複数個、端子
板に設けて測温する場合、通常一点の代表温度を測定
し、基準接点温度補償をしている。
板に設けて測温する場合、通常一点の代表温度を測定
し、基準接点温度補償をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一点の
温度のみで代表すると、端子板の構造等により温度分布
がある場合は不十分であり、また、周囲温度の変化によ
り各端子が温度変動を受けると温度分布にバラツキを生
じ、温度補償が十分でない問題点があった。
温度のみで代表すると、端子板の構造等により温度分布
がある場合は不十分であり、また、周囲温度の変化によ
り各端子が温度変動を受けると温度分布にバラツキを生
じ、温度補償が十分でない問題点があった。
【0004】この発明の目的は、以上の点に鑑み、より
高精度の基準接点温度補償を可能とした基準接点補償装
置を提供することである。
高精度の基準接点温度補償を可能とした基準接点補償装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の端子
が一方の側に接続する端子板と、この端子板の他方の側
に接続し前記端子と電気的に接続する導電板を有する配
線基板と、この導電板に近接して設けられた基準接点補
償用の温度素子とを備えるようにした基準接点補償装置
であり、また、端子板に設けられた複数の端子と、この
端子の一部に対応して設けられた2個以上の温度素子
と、この温度素子の各出力とゼロ点出力との差を求めて
端子板の各端子の温度を演算し基準接点補償を行う演算
手段とを備えるようにした基準接点補償装置である。
が一方の側に接続する端子板と、この端子板の他方の側
に接続し前記端子と電気的に接続する導電板を有する配
線基板と、この導電板に近接して設けられた基準接点補
償用の温度素子とを備えるようにした基準接点補償装置
であり、また、端子板に設けられた複数の端子と、この
端子の一部に対応して設けられた2個以上の温度素子
と、この温度素子の各出力とゼロ点出力との差を求めて
端子板の各端子の温度を演算し基準接点補償を行う演算
手段とを備えるようにした基準接点補償装置である。
【0006】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す構成説明
図である。
図である。
【0007】図において、1は端子板で、その一方の側
に複数の端子21、22、23、24、25、…が設け
られ、この端子21、22、23、24、25、…の一
端の頭部には図示しない熱電対線が端子ネジ21a、2
2a、23a、24a、25a、…で接続される。各端
子21、…の他端は延出し、端子板2の他方側の凹部に
はプリント配線基板3のカードエッジ30が挿入され
る。このことによりプリント基板3のカードエッジ部3
0の導電板41、42、43、44、45、…は、各端
子21、22、23、24、25、…と電気的に接続
し、さらに配線パターン51、52、53、54、5
5、…を介し、各端子21、22、…に接続された熱電
対出力が取り出される。
に複数の端子21、22、23、24、25、…が設け
られ、この端子21、22、23、24、25、…の一
端の頭部には図示しない熱電対線が端子ネジ21a、2
2a、23a、24a、25a、…で接続される。各端
子21、…の他端は延出し、端子板2の他方側の凹部に
はプリント配線基板3のカードエッジ30が挿入され
る。このことによりプリント基板3のカードエッジ部3
0の導電板41、42、43、44、45、…は、各端
子21、22、23、24、25、…と電気的に接続
し、さらに配線パターン51、52、53、54、5
5、…を介し、各端子21、22、…に接続された熱電
対出力が取り出される。
【0008】また、一部の端子21、25に対応して基
準接点温度補償用のトランジスタ等の温度素子61、6
2が導電板41、45に接触し、近接させて設けられ、
プリント配線基板3の反対面の配線パターン50a、5
0bから温度に対応した電気的出力が取り出される。な
お、温度素子は樹脂モールド等されて絶縁を図ってい
る。
準接点温度補償用のトランジスタ等の温度素子61、6
2が導電板41、45に接触し、近接させて設けられ、
プリント配線基板3の反対面の配線パターン50a、5
0bから温度に対応した電気的出力が取り出される。な
お、温度素子は樹脂モールド等されて絶縁を図ってい
る。
【0009】このように、温度素子61、62は、導電
板41、45を介し端子21、25熱的に接触し等温と
されているので、各熱電対の基準接点補償がきわめて良
好になされる。この温度素子は、各熱電対毎に設けても
よいが、一部の端子に設けて他の各端子の温度を求めて
演算し基準接点補償してもよい。この点について、図2
を参照して説明する。
板41、45を介し端子21、25熱的に接触し等温と
されているので、各熱電対の基準接点補償がきわめて良
好になされる。この温度素子は、各熱電対毎に設けても
よいが、一部の端子に設けて他の各端子の温度を求めて
演算し基準接点補償してもよい。この点について、図2
を参照して説明する。
【0010】m、n番目の端子に対応して設けられた温
度素子61、62の温度T1、T2に相当する出力V
m、Vnおよびゼロ点出力は、切換スイッチS1、S
2、Soで順次切換選択され、バッファ71を介してA
−D変換器81でA−D変換されマイクロコンピュータ
等の演算手段9のメモリに記憶され、演算手段9によ
り、各出力Vm、Vnとゼロ点出力Vo=0の差をと
り、次いで、各端子に対する基準接点温度補償用の温度
出力をたとえば1次近似すれば次式の演算により求め
る。
度素子61、62の温度T1、T2に相当する出力V
m、Vnおよびゼロ点出力は、切換スイッチS1、S
2、Soで順次切換選択され、バッファ71を介してA
−D変換器81でA−D変換されマイクロコンピュータ
等の演算手段9のメモリに記憶され、演算手段9によ
り、各出力Vm、Vnとゼロ点出力Vo=0の差をと
り、次いで、各端子に対する基準接点温度補償用の温度
出力をたとえば1次近似すれば次式の演算により求め
る。
【0011】 Vk=(Vm−Vn)(k−n)/(m−n)+Vn (1) ここでK番目の端子の出力をVkとしたが、バッファ7
1等の回路でのドリフト等の測定誤差△があったとすれ
ば、各出力、ゼロ出力は、各々 Vm+△、Vn+△、△ となるが、(1)式は、 Vk={(Vn+△)−(Vn−△)}(k−n)/
(m−N)+{(Vn+△)−△}=(Vm−Vn)
(k−n)/(m−n)+Vn となり、特にVnの項のバイアス分の誤差の影響は除去
される。
1等の回路でのドリフト等の測定誤差△があったとすれ
ば、各出力、ゼロ出力は、各々 Vm+△、Vn+△、△ となるが、(1)式は、 Vk={(Vn+△)−(Vn−△)}(k−n)/
(m−N)+{(Vn+△)−△}=(Vm−Vn)
(k−n)/(m−n)+Vn となり、特にVnの項のバイアス分の誤差の影響は除去
される。
【0012】他方、端子21、22、23、24、…よ
りの熱電対入力e1、e2…およびゼロ点入力eo=0
は、切換スイッチS11、S12、S13、S14、…
Sn1、Sn2、So1、So2で切換選択され、増幅
器72で増幅され、A−D変換器82でA−D変換さ
れ、演算手段9により、入力e1、e2…とゼロ点eo
の差をとって増幅器72等の回路誤差を除去するととも
に、各出力ekに対し各端子に対応した(1)式等で得
られる基準接点補償用の信号Vkを加算し、基準接点補
償された出力ek+Vkを得る。この温度補償演算は、
出力ek、Vkを常時、取り込む毎に定期的に実行され
る。
りの熱電対入力e1、e2…およびゼロ点入力eo=0
は、切換スイッチS11、S12、S13、S14、…
Sn1、Sn2、So1、So2で切換選択され、増幅
器72で増幅され、A−D変換器82でA−D変換さ
れ、演算手段9により、入力e1、e2…とゼロ点eo
の差をとって増幅器72等の回路誤差を除去するととも
に、各出力ekに対し各端子に対応した(1)式等で得
られる基準接点補償用の信号Vkを加算し、基準接点補
償された出力ek+Vkを得る。この温度補償演算は、
出力ek、Vkを常時、取り込む毎に定期的に実行され
る。
【0013】なお、温度補償用の温度素子61、62の
位置は、端子板1の端子が上下に並べたとき、上方、下
方の端子の位置でも、それ以外の任意の端子の位置に対
応させてよく、また、3個以上でも良いし、演算式は、
種々のもので良い。あらかじめ温度分布を測定して補正
することもできる。
位置は、端子板1の端子が上下に並べたとき、上方、下
方の端子の位置でも、それ以外の任意の端子の位置に対
応させてよく、また、3個以上でも良いし、演算式は、
種々のもので良い。あらかじめ温度分布を測定して補正
することもできる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、基準点
補償用の温度素子を端子板の端子に接続する配線基板の
導電板に近接して設け等温とされているので、温度検出
精度が高く、周囲変化の影響も少く、基準接点補償精度
が高い。また、この温度素子を2個以上設け、ゼロ点出
力との差をとって各端子の温度を演算しているので、回
路誤差があっても除去され、いっそう高精度の補償出力
となり、温度分布の影響も少く、補償精度が向上する。
補償用の温度素子を端子板の端子に接続する配線基板の
導電板に近接して設け等温とされているので、温度検出
精度が高く、周囲変化の影響も少く、基準接点補償精度
が高い。また、この温度素子を2個以上設け、ゼロ点出
力との差をとって各端子の温度を演算しているので、回
路誤差があっても除去され、いっそう高精度の補償出力
となり、温度分布の影響も少く、補償精度が向上する。
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
1 端子板 21、22、23、24、25 端子 21a、22a、23a、24a、25a 端子ネジ 3 プリント配線基板 30 カードエッジ 41、42、43、44、45 導電板 51、52、53、54、55、50a、50b 配線
パターン 61、62 温度素子 71 バッファ 72 増幅器 81、82 A−D変換器 9 演算手段
パターン 61、62 温度素子 71 バッファ 72 増幅器 81、82 A−D変換器 9 演算手段
Claims (2)
- 【請求項1】複数の端子が一方の側に接続する端子板
と、この端子板の他方の側に接続し前記端子と電気的に
接続する導電板を有する配線基板と、この導電板に近接
して設けられた基準接点補償用の温度素子とを備えたこ
とを特徴とする基準接点補償装置。 - 【請求項2】端子板に設けられた複数の端子と、この端
子の一部に対応して設けられた2個以上の温度素子と、
この温度素子の各出力とゼロ点出力との差を求めて端子
板の各端子の温度を演算し基準接点補償を行う演算手段
とを備えたことを特徴とする基準接点補償装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054789A JPH06241914A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 基準接点補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054789A JPH06241914A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 基準接点補償装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06241914A true JPH06241914A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12980529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5054789A Pending JPH06241914A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 基準接点補償装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06241914A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001066193A (ja) * | 1999-07-22 | 2001-03-16 | Webasto Thermosyst Internatl Gmbh | 熱電対測定信号の評価回路 |
JP2001099720A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-13 | Yokogawa Electric Corp | 端子台の温度補償装置 |
US7316507B2 (en) | 2005-11-03 | 2008-01-08 | Covidien Ag | Electronic thermometer with flex circuit location |
JP2008304425A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Yokogawa Electric Corp | 温度測定装置 |
US8162889B2 (en) | 2005-07-11 | 2012-04-24 | Covidien Ag | Safety reset key and needle assembly |
US8834417B2 (en) | 2005-06-06 | 2014-09-16 | Covidien Ag | Needle assembly with removable depth stop |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP5054789A patent/JPH06241914A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001066193A (ja) * | 1999-07-22 | 2001-03-16 | Webasto Thermosyst Internatl Gmbh | 熱電対測定信号の評価回路 |
JP2001099720A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-13 | Yokogawa Electric Corp | 端子台の温度補償装置 |
US8834417B2 (en) | 2005-06-06 | 2014-09-16 | Covidien Ag | Needle assembly with removable depth stop |
US8162889B2 (en) | 2005-07-11 | 2012-04-24 | Covidien Ag | Safety reset key and needle assembly |
US7316507B2 (en) | 2005-11-03 | 2008-01-08 | Covidien Ag | Electronic thermometer with flex circuit location |
US7494274B2 (en) | 2005-11-03 | 2009-02-24 | Covidien Ag | Electronic thermometer with flex circuit location |
US7988355B2 (en) | 2005-11-03 | 2011-08-02 | Tyco Healthcare Group Lp | Electronic thermometer with flex circuit location |
US8342748B2 (en) | 2005-11-03 | 2013-01-01 | Tyco Healthcare Group Lp | Electronic thermometer with flex circuit location |
JP2008304425A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Yokogawa Electric Corp | 温度測定装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
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R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |