JPH06241543A - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム

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JPH06241543A
JPH06241543A JP5027838A JP2783893A JPH06241543A JP H06241543 A JPH06241543 A JP H06241543A JP 5027838 A JP5027838 A JP 5027838A JP 2783893 A JP2783893 A JP 2783893A JP H06241543 A JPH06241543 A JP H06241543A
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JP
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unit
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outdoor unit
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JP5027838A
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Inventor
Toru Yugawa
徹 湯川
Nobuhiro Yoshikawa
信浩 吉川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転の立ち上げ時に必要な冷媒系接続関係情
報及び操作系接続関係情報の演算・記憶・設定の処理動
作を合理的に実行することにより、各接続関係情報の演
算・記憶・設定を迅速に完了させ得る空気調和システム
の提供。 【構成】 空気調和システムにおいては、室外機と室内
機との間の冷媒系接続関係情報は室外機の制御装置1B
のマイコン11により演算され不揮発性メモリ12に記
憶され、更に接続関係にある室内機に設定される。一
方、室外機と室内機と端末側のリモコンとの間の操作系
接続関係情報は、冷媒系接続関係情報とは別個に、集中
管理リモコンの制御装置により演算され、これと伝送線
を介して接続された室外機の通信回路13を通して当該
室外機、室内機及びリモコンに設定される。従って、操
作系接続関係情報が重複して設定されることがなく、冷
媒系接続関係情報及び操作系接続関係情報の設定完了ま
での時間を短縮化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば1台の室外機
を中心として1若しくは2以上の室内機及びリモコンが
冷媒管及び伝送線を介して接続されてひとつの基本シス
テムをなし、複数の基本システムを伝送線を介して集中
管理リモコンに接続されてなる空気調和システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の一般的な空気調和システム
を示す構成図である。同図において、1は室外機、1A
は室外機1の制御装置、2は室内の冷暖房を行う室内
機,2Aは室内機2の制御装置、3はリモートコントロ
ーラ(端末設定入力器の一例であって、以下「リモコ
ン」と略称する)、3Aはリモコン3の制御装置、4は
空気調和システム全体の室外機1、室内機2及びリモコ
ン3に対し制御情報、その他の設定が可能な集中管理リ
モコン(中央設定入力器の一例)、5Aは制御装置1A
〜制御装置2A〜制御装置3A間にそれぞれ接続されシ
リアル通信を行うための伝送線、5Bは集中管理リモコ
ン4を中心としてその制御装置4Aと複数の室外機1の
制御装置1Aとの間にそれぞれ接続されシリアル通信を
行うための伝送線、6は室外機1と室内機2との間に接
続され冷媒を流通させる冷媒管である。
【0003】また、図4は室外機の制御装置を示す構成
図、図5は室内機の制御装置を示す構成図、図6はリモ
コンの制御装置を示す構成図である。各図において、1
Aは室外機1の制御装置(図4)、2Aは室内機2の制
御装置(図5)、3Aはリモコン3の制御装置(図6)
である。そして、11は中央演算処理装置CPUを中心
として構成されるマイクロコンピュータ(以下、「マイ
コン」と略称する)、12は不揮発性メモリ(記憶手段
の一例)、13は室外機1の通信回路、13Aは室内機
2及びリモコン3の通信回路、14は通信回路13に設
けられ伝送線5Aと伝送線5Bとの接続・開放を行うた
めのスイッチ回路、15は室外機1、室内機2またはリ
モコン3(以下、集中管理リモコン4も含めて、これら
を個々に「ユニット」とも別称する)を特定するための
アドレスを当該ユニットに設定するアドレス回路、16
は当該ユニットに対する制御入力や制御出力を入出力す
るための入出力回路、18は室内空気条件、室内機2及
び室外機1の運転条件、または運転開始/停止若しくは
それらの時刻等を設定入力するための設定入力回路であ
る。それぞれの制御装置1A,2A,3Aには、他の制
御装置と重複しない値のアドレスが予め設定され不揮発
性メモリ12に記憶されており、そのユニットが室外機
1、室内機2、リモコン3のいずれの種類のユニットで
あるかを特定するための属性情報も予め設定され不揮発
性メモリ12に記憶されている。
【0004】一般に空気調和システムでは、室内機2は
リモコン3から設定入力された運転開始/停止及び目標
室内温度等の設定データを受信しその室内環境に対する
運転条件が変更される。そこで、室内機2は、室外機1
と通信を行い、前記変更された運転条件に応じた冷媒の
供給を受けて運転を行う。また、空気調和システムで
は、室外機1〜室内機2間を冷媒管6によって冷媒流通
可能に接続したり、或いは集中管理リモコン4〜室外機
1〜室内機2〜リモコン3間を伝送線5B,5Aによっ
て通信可能に接続するといった物理的な接続が必要であ
るのは無論のこと、複数のユニットの機能を有機的且つ
効率的に発揮させるために、例えばあるユニットと別の
ユニットとが何(冷媒管6または伝送線5B,5A)を
介して接続されているかを表す接続関係情報を、運転に
先立って予め演算して室外機1の不揮発性メモリ12に
記憶し、この室外機1に物理的に接続される室内機2や
リモコン3に対し当該情報を設定しておく必要がある。
【0005】前記接続関係情報としては、この空気調和
システムでは、冷媒管6を介して接続される室外機1〜
室内機2間の冷媒系接続関係情報(冷媒管接続関係情報
の一例)と、伝送線5B,5Aを介して接続される制御
信号等の通信のための操作系接続関係情報(通信接続関
係情報の一例)とが設定される。この空気調和システム
では、1台の室外機1を中心として1若しくは2以上の
室内機2及びリモコン4が冷媒管6及び伝送線5Aを介
して接続されてひとつの基本システムをなし、複数の基
本システムにより空気調和システム全体が構成されてい
る。そして、ある基本システムの室外機1が他の基本シ
ステムと通信を行わなくても、その制御装置1Aによっ
て当該基本システム内の冷媒系接続関係情報及び操作系
接続関係情報を演算・記憶・設定したり、或いは各接続
関係情報と運転条件とに基づいて空気調和運転を行うこ
とが可能である。ところが、空気調和システム全体とし
て他の基本システムと連動して運転される場合がある。
このような場合、複数の基本システム間で伝送線5B及
び集中管理リモコン4を介して通信が行われる。
【0006】しかしながら、ある基本システムにおける
接続関係情報の演算・記憶・設定の際に、この基本シス
テムと他の基本システムとが伝送線5Bで通信可能に接
続されていると、他の基本システムに不要な信号が通信
されることがある。この場合、前記したように基本シス
テム間ではシリアル通信方式が採用されているので、同
時に並行して2以上の信号の通信は不可能である。その
ため、基本システム間で通信が混雑する場合があり、各
基本システム内での接続関係情報の演算・記憶・設定が
遅れることになる。このような不都合を回避するため
に、各室外機1の制御装置1Aには、他の基本システム
との通信に使用される伝送線5Bを通信回路13から接
続・開放する前記スイッチ回路14が設けられているの
である。これによって、自己の基本システム内での接続
関係情報の演算・記憶・設定が完了するまで、他の基本
システムに信号が流出しないようにスイッチ回路14を
開放状態に保持し、完了後にスイッチ回路14を接続す
る構成になっている。
【0007】引続き、従来の空気調和システムの室外機
1によるその基本システム内での接続関係情報の演算・
記憶・設定の動作について説明する。図7は従来の空気
調和システムの室外機の制御装置によって基本システム
内の接続関係情報を演算・記憶・設定する処理手順を示
すフローチャートである。まず、室外機1の制御装置1
Aのマイコン11は、自己の基本システム内での接続関
係情報の演算・記憶・設定が完了するまで、他の基本シ
ステムとの間で通信を行わないようにスイッチ回路14
を開放状態に保持する(ステップ27A)。次に、自己
の基本システム内にてこの室外機1と冷媒管6または伝
送線5Aを介して接続されているユニットを検索するた
めに、検索すべきユニットのアドレスの初期値を設定す
る(ステップ27B)。続いて、その値のアドレスが記
憶されているユニットに対し、接続関係の検索信号を送
信する(ステップ27C)。
【0008】そして、この検索信号に対し、検索先のア
ドレスをもつユニットから応答があるかを判断し(ステ
ップ27D)、応答がなかった場合はアドレスの値を1
進め(ステップ27K)、ステップ27Cに戻る。ステ
ップ27Dにおいて応答があると判断された場合は、そ
のアドレスの値と通信データとから属性情報を取り出し
不揮発性メモリ12に記憶する(ステップ27E)。そ
の後、アドレスの値を1進め(ステップ27F)、その
アドレスの値が検索通信を行う最大アドレス値を超えて
いないかを判断し(ステップ27G)、超えていなけれ
ばステップ27Cに戻る。ステップ27Gにおいて最大
アドレス値に達したと判断された場合は、ユニットの検
索を終了し、応答があったユニットのアドレスと属性情
報とから、各ユニットの接続関係を示す情報として、冷
媒サイクルに関する冷媒系接続関係情報及び運転条件の
設定や制御を行うための操作系接続関係情報を演算し不
揮発性メモリ12に記憶する(ステップ27H)。そし
て、応答のあったユニット、即ち何らかの接続関係にあ
るユニットに対しては通信を行って、これらのユニット
に接続関係情報を設定する(ステップ27I)。以上の
処理が完了すると、スイッチ回路14を接続して伝送線
5Aと伝送線5Bとを通信可能な状態にする(ステップ
27J)。
【0009】以下、他の基本システムについても、それ
に属する室外機1の制御装置1Aからその基本システム
内の接続関係情報の演算・記憶・設定が実行される。更
に、集中管理リモコン4の制御装置4Aによって、全て
の基本システム内の各ユニットに対し、前記操作系接続
関係情報のみが、図7の処理手順と同様に改めて演算さ
れて自身の不揮発性メモリ12に記憶された後、何らか
の接続関係にあると判断されたユニットに対し再度設定
される。そこで、制御装置1のマイコン11(制御手段
の一例)は、不揮発性メモリ12に記憶された冷媒系接
続関係情報及び操作系接続関係情報とリモコン3から設
定入力された室内空気条件とに基づいて、室内機2及び
室外機1を駆動制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
の空気調和システムでは、各室外機1の制御装置1Aに
よって各基本システム内のユニットの冷媒系接続関係情
報及び操作系接続関係情報の双方の演算・記憶・設定が
行われているにもかかわらず、操作系接続関係情報につ
いては、その後、集中管理リモコン4から全ての基本シ
ステムの各ユニットに対し改めて演算・記憶・設定動作
が実行されていた。そのため、冷媒系接続関係情報及び
操作系接続関係情報の演算・記憶・設定の完了に長時間
を要し、空気調和運転開始までの立ち上げ時間が長くな
るという問題があった。
【0011】また、各制御装置1A、制御装置2Aまた
は制御装置3Aをそれぞれ構成する例えば制御基板の故
障等により、これらの制御基板を新たなものと交換しな
ければならない場合や、伝送線5Aを介したリモコン3
の接続先を変更したい場合がある。また、室外機1に対
して冷媒管6を介した室内機2との接続関係が変更され
ることも稀にはある。これらの場合、交換された新たな
制御基板とこれに伝送線5Aを介して接続される他の制
御基板との操作系接続関係情報矢接続先を変更されたリ
モコン3の操作系接続関係情報、或いは冷媒管6の接続
先変更に係る冷媒系接続関係情報を、一部変更したり或
いは一部変更しなければならない。このような操作系接
続関係情報或いは冷媒系接続関係情報の一部更新・変更
処理は、従前より人手によってひとつひとつ行われてき
た。これらの一部更新・変更作業は、数多くの情報デー
タの中から更新・変更部分を検索して実行しなければな
らず、極めて煩わしい作業であった。また、誤った情報
に設定する設定ミスをおかす場合もあり、アフターサー
ビス面で改善の余地があった。
【0012】この発明は、前記のような問題点を解決す
るためになされたもので、運転の立ち上げ時に必要な冷
媒系接続関係情報及び操作系接続関係情報の演算・記憶
・設定の処理動作を合理的に実行することにより、各接
続関係情報の演算・記憶・設定を迅速に完了させること
のできる空気調和システムを提供するものである。
【0013】また、冷媒系接続関係情報及び操作系接続
関係情報の更新・変更の必要があっても、これらに対し
容易且つ確実に対処することができ、サービス性の優れ
た空気調和システムを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
システムは、室外機と、該室外機に冷媒管を介して接続
された1若しくは2以上の室内機と、室外機及び室内機
と第1のデータ通信手段を介して通信可能に接続され室
内空気条件を設定入力するための1若しくは2以上の端
末設定入力器と、少なくとも室外機に第2のデータ通信
手段を介して通信可能に接続され室外機、室内機及び端
末設定入力器とデータ通信を行う中央設定入力器と、室
外機と室内機との間の冷媒管接続関係情報を演算し設定
する冷媒管接続関係情報設定手段と、第1のデータ通信
手段を介して接続された室外機と室内機と端末設定入力
器との間の通信接続関係情報を演算し設定する通信接続
関係情報設定手段と、設定された冷媒管接族関係情報及
び通信接続関係情報を記憶する記憶手段と、記憶された
冷媒管接続関係情報及び通信接続関係情報と端末設定入
力器から設定入力された室内空気条件とに基づいて室内
機及び室外機を駆動制御する制御手段とを備えた空気調
和システムにおいて、通信接続関係情報設定手段が、中
央設定入力器からの通信データに基づいて通信接続関係
情報を演算し設定するものである。
【0015】また、室外機と、該室外機に冷媒管を介し
て接続された1若しくは2以上の室内機と、室外機及び
室内機と第1のデータ通信手段を介して通信可能に接続
され室内空気条件を設定入力するための1若しくは2以
上の端末設定入力器と、少なくとも室外機に第2のデー
タ通信手段を介して通信可能に接続され室外機、室内機
及び端末設定入力器とデータ通信を行う中央設定入力器
と、室外機と室内機との間の冷媒管接続関係情報を演算
し設定する冷媒管接続関係情報設定手段と、第1のデー
タ通信手段を介して接続された室外機と室内機と端末設
定入力器との間の通信接続関係情報を演算し設定する通
信接続関係情報設定手段と、設定された冷媒管接族関係
情報及び通信接続関係情報を記憶する記憶手段と、記憶
された冷媒管接続関係情報及び通信接続関係情報と端末
設定入力器から設定入力された室内空気条件とに基づい
て室内機及び室外機を駆動制御する制御手段とを備えた
空気調和システムにおいて、冷媒管接続関係情報設定手
段及び通信接続関係情報設定手段による新たな冷媒管接
続関係情報及び通信接続関係情報の演算・設定に先立っ
て、記憶手段に記憶されている冷媒管接続関係情報及び
通信接続関係情報、又は冷媒管接続関係情報若しくは通
信接続関係情報のいずれか一方を消去する記憶情報消去
手段を具備してなるものである。
【0016】
【作用】この発明による空気調和システムにおいては、
室外機と室内機との間の冷媒管接続関係情報は冷媒管接
続関係情報設定手段により演算され設定される。一方、
室外機と室内機と端末設定入力器との間の通信接続関係
情報は、冷媒管接続関係情報とは別個に、中央設定入力
器からの通信データに基づいて通信接続関係情報設定手
段により演算され設定される。従って、通信接続関係情
報が例えば重複して設定されることがない。
【0017】また、例えば運転の立ち上げ時に、既に記
憶手段に記憶されている冷媒管接続関係情報及び通信接
続関係情報、または冷媒管接続関係情報若しくは通信接
続関係情報のいずれか一方は、記憶情報消去手段により
消去され、いわゆる白紙の状態にされる。その後、新た
な冷媒管接続関係情報及び通信接続関係情報が冷媒管接
続関係情報設定手段及び通信接続関係情報設定手段によ
って、例えば自動的に演算され設定される。
【0018】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明による空気調和システムの室
外機に用いられる制御装置の構成図であり、11〜16
は前記従来の空気調和システムの室外機に用いられる制
御装置と全く同一のものである。図において、特に、1
Bは、図3及び図4に示した前記従来の制御装置1Aに
代えて各基本システムの前記室外機1にそれぞれ設けら
れた制御装置、17Aは冷媒系接続関係情報と操作系接
続関係情報の内これら双方または冷媒系接続関係情報の
みを演算・記憶・設定するかを選択するための接続関係
情報選択スイッチ、17Bは予め前記不揮発性メモリ1
2に記憶されている冷媒系接続関係情報と操作系接続関
係情報の内これら双方または冷媒系接続関係情報のみを
消去するか否かを選択するための接続関係情報消去スイ
ッチである。各室外機1の制御装置1Bによる、その基
本システムにおける冷媒系接続関係情報及び操作系接続
関係情報、または冷媒系接続関係情報若しくは操作系接
続関係情報のいずれか一方の演算・記憶・設定の処理動
作は不揮発性メモリ12に予め記憶された動作プログラ
ムにより具現化される。
【0019】続いて、この発明の実施例1による空気調
和システムの動作について説明する。図2はこの発明の
実施例1による空気調和システムの室外機の制御装置に
よって基本システム内の接続関係情報を演算・記憶・設
定する動作プログラムの処理手順を示すフローチャート
である。尚、図7に示した従来の処理手順を示すフロー
チャートのステップと同一の処理内容のステップには同
一の符号を付している。ここで、各ユニットの通信回路
13及び伝送線5Aよりなる構成が第1のデータ通信手
段の一例であり、集中管理リモコン4の通信回路13、
室外機1の通信回路13及び伝送線5Bよりなる構成が
第2のデータ通信手段の一例である。まず、室外機1の
制御装置1Aのマイコン11は、自己の基本システム内
での接続関係情報の演算・記憶・設定が完了するまで、
他の基本システムとの間で通信を行わないようにスイッ
チ回路14を開放状態に保持する(ステップ27A)。
次に、接続関係情報選択スイッチ17A及び接続関係情
報消去スイッチ17Bのそれぞれの接続・開閉状態を読
込む(ステップ27Aa)。更に、自己の基本システム
内にてこの室外機1と冷媒管6または伝送線5Aを介し
て接続されているユニットを検索するために、検索すべ
きユニットのアドレスの初期値を設定する(ステップ2
7B)。その値のアドレスが記憶されているユニットに
対し、接続関係の検索信号を送信する(ステップ27
C)。
【0020】そして、この検索信号に対し、検索先のア
ドレスをもつユニットから応答があるかを判断し(ステ
ップ27D)、応答がなかった場合はアドレスの値を1
進め(ステップ27K)、ステップ27Cに戻る。ステ
ップ27Dにおいて応答があると判断された場合は、そ
のアドレスの値と通信データとから属性情報を取り出し
記憶する(ステップ27E)。その後、アドレスの値を
1進め(ステップ27F)、そのアドレスの値が検索通
信を行う最大アドレスを超えていないかを判断し(ステ
ップ27G)、超えていなければステップ27Cに戻
る。ステップ27Gにおいて最大アドレス値に達したと
判断された場合は、ステップ27Aaで読み込んだ接続
関係情報消去スイッチ17Bの状態が次の内容のいずれ
かであったかを判断する(ステップ27Ga)。 接続関係情報を消去しない。 接続関係情報を消去する。
【0021】ステップ27Gaにおける判断がの内容
であった場合、ステップ27Gbに進む。そして、ステ
ップ27Gbにおいては、ステップ27Aaで読み込ん
だ接続関係情報選択スイッチ17Aの状態が次の内容の
いずれであったかを判断する。 冷媒系接続関係情報及び操作系接続関係情報の双方に
ついて演算・記憶・設定を行う。 冷媒系接続関係情報のみについて演算・記憶・設定を
行う。ステップ27Gbにおける判断がの内容であっ
た場合、従来の処理手順と同様に、ユニットの検索を終
了し応答のあったユニットのアドレスと属性情報とか
ら、各ユニットの接続関係を示す情報であるところの冷
媒サイクルに関係する冷媒系接続関係情報及び運転条件
を設定するための操作系接続関係情報を演算し不揮発性
メモリ12に記憶する(ステップ27H)。
【0022】この発明による実施例1では、特に、ステ
ップ27Gbにおける判断がの内容であった場合、応
答のあったユニットのアドレスと属性情報とから、各ユ
ニットに対し冷媒系接続関係情報のみを演算により求め
て不揮発性メモリ12に記憶する(ステップ27G
d)。そして、従来の処理手順と同様に、応答のあった
ユニット、即ち何らかの接続関係にあるユニットに対し
ては通信を行って、これらのユニットに対し、ここでは
冷媒系接続関係情報のみを設定する(ステップ27
I)。以上の処理が完了すると、スイッチ回路14を接
続して伝送線5Aと伝送線5Bとを通信可能な状態にす
る(ステップ27J)。
【0023】以下、他の基本システムについても、それ
に属する室外機1の制御装置1Bから図2の処理手順に
従って、その基本システム内の接続関係情報の演算・記
憶・設定が実行される。更に、集中管理リモコン4の制
御装置4Aによって、全ての基本システム内の各ユニッ
トに対し、前記操作系接続関係情報のみが、図2の処理
手順と同様に改めて演算されて自身の不揮発性メモリ1
2に記憶された後、何らかの接続関係にあると判断され
たユニットに対し設定される。即ち、ステップ27A
a,27Ga,27Gb及び27Gdの機能を実現する
室外機1のマイコン11並びに接続関係情報選択スイッ
チ17Aを有してなる構成が冷媒系接続関係情報手段の
一例である。また、ここでは、集中管理リモコン4のマ
イコン11及び接続関係情報選択スイッチ17Aを有し
てなる構成が通信系接続関係情報手段の一例である。
【0024】前記したように、実施例1による空気調和
システムにおいては、室外機1と室内機2との間の冷媒
系接続関係情報は、室外機1の制御装置1Aにより演算
されて冷媒管6を介した接続関係にある室内機2の制御
装置2Aに設定される。一方、各基本システムの室外機
1と室内機2とリモコン3と集中管理リモコン4との間
の操作系接続関係情報は、前記冷媒系接続関係情報とは
別個に、集中管理リモコン4により演算され、集中管理
リモコン4からの操作系接続関係情報に係る通信データ
に基づいて伝送線5A,5Bを介して接続関係にある各
基本システムのユニットに設定される。従って、この空
気調和システムによれば、従来装置のように、操作系接
続関係情報が例えば重複して演算され設定されることが
ない。その結果、これらの接続関係情報の設定を早く完
了させることができ、基本システムの運転時間の浪費を
まねくことがない。
【0025】実施例2.一方、図7のフローチャートに
示したステップ27Gaにおける判断がの内容であっ
た場合、即ち接続関係情報が消去しようとする場合、処
理手順はステップ27Gcに進む。ステップ27Gcに
おいては、ステップ27Aaで読み込んだ接続関係情報
消去スイッチ17Bの状態が次の内容のいずれであった
かを判断する。 冷媒系接続関係情報及び操作系接続関係情報の双方を
不揮発性メモリ12から全て消去する。 冷媒系接続関係情報のみを不揮発性メモリ12から全
て消去する。ステップ27Gcにおける判断がの内容
であった場合、応答のあったユニットに冷媒系接続関係
情報及び操作系接続関係情報の双方の消去指令信号を通
信をする(ステップ27Ge)。の内容であった場
合、応答のあったユニットのアドレスと属性情報とを基
に冷媒系接続関係情報に係るユニットに冷媒系接続関係
情報のみの消去指令信号を通信する(ステップ27G
f)。即ち、ステップ27Aa,27Ga,27Gc,
27Ge及び27Gfの機能を実現する室外機1のマイ
コン11並びに接続関係情報消去スイッチ17Bを有し
てなる構成が記憶情報消去手段の一例である。
【0026】以下、他の基本システムについても、それ
に属する室外機1の制御装置1Bから図2の処理手順に
従って、当該室外機1の接続関係情報消去スイッチ17
Bの状態に応じてその基本システム内の各接続関係情報
が消去される。その後、集中管理リモコン4の制御装置
4A及び各室外機1の制御装置1Bから、冷媒系接続関
係情報及び操作系接続関係情報の双方が各基本システム
の対応するユニットについて新たに演算・記憶・設定さ
れる。
【0027】このように、実施例2による空気調和シス
テムによれば、運転の立ち上げ時に、その時不揮発性メ
モリ12に記憶されている冷媒系接続関係情報及び操作
系接続関係情報、または冷媒系接続関係情報のみが消去
され、前記不揮発性メモリ12の内容がいわゆる白紙の
状態にされる。その後、新たな冷媒系接続関係情報及び
操作系接続関係情報が、室外機1の制御装置1B及び集
中管理リモコン4の制御装置4Aによって自動的に演算
され設定される。従って、例えば制御基板の交換時等の
ように、冷媒系接続関係情報または操作系接続関係情報
を変更する必要が生じた場合でも、例えば人手を介する
ことなく、当該変更処理を容易且つ正確に行うことがで
きる。但し、前記実施例2によれば、各接続関係情報の
うち一方のみを消去する場合、冷媒系接続関係情報のみ
を消去した例を挙げたが、それに限らず、操作系接続関
係情報のみを消去する場合にも適用できるのはいうまで
もない。
【0028】尚、前記各実施例では、接続関係情報選択
スイッチ17A及び接続関係情報消去スイッチ17Bを
室外機1の制御装置1Bに設けたが、それぞれを室内機
2の制御装置2Aに設けても良い。
【0029】また、前記各実施例において、第1及び第
2のデータ通信手段としては、伝送線5A,5Bを用い
た有線の手段を適用したが、これに限定されるものでは
なく、双方またはいずれか一方に無線の手段を適用して
も構わない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、室外
機と室内機との間の冷媒管接続関係情報を冷媒管接続関
係情報設定手段によって演算し設定する一方、これとは
別に室外機と室内機と端末設定入力器との間の通信接続
関係情報を中央設定入力器からの通信データに基づいて
通信接続関係情報設定手段によって演算し設定するよう
にしたので、通信接続関係情報が例えば重複して演算さ
れ設定されることがない。従って、これらの接続関係情
報の設定完了までの時間を短縮化できる効果がある。
【0031】また、例えば運転の立ち上げ時に記憶手段
に記憶されている冷媒管接続関係情報及び通信接続関係
情報、または冷媒管接続関係情報若しくは通信接続関係
情報のいずれか一方を記憶情報消去手段によって消去し
た後、新たな冷媒管接続関係情報及び通信接続関係情報
を冷媒管接続関係情報設定手段及び通信接続関係情報設
定手段によって演算し設定するようにしたので、各接続
関係情報を変更する必要を生じた場合でも、該当部分を
個々に変更する場合と比べて、変更処理を容易且つ正確
に行うことができる。従って、サービス性を向上化させ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による空気調和システムの室外機の制
御装置を示す構成図である。
【図2】この発明による室外機の制御装置の処理手順を
示すフローチャートである。
【図3】従来の一般的な空気調和システムを示す構成図
である。
【図4】従来の室外機の制御装置を示す構成図である。
【図5】従来の室内機の制御装置を示す構成図である。
【図6】従来のリモコンの制御装置を示す構成図であ
る。
【図7】従来の室外機の制御装置の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 室外機 1B 制御装置 2 室内機 2A 制御装置 3 リモコン 3A 制御装置 4 集中管理リモコン 4A 制御装置 5A 伝送線 5B 伝送線 6 冷媒管 11 マイクロコンピュータ 12 不揮発性メモリ 13 通信回路 13A 通信回路 17A 接続関係情報選択スイッチ 17B 接続関係情報消去スイッチ 27Aa ステップ 27Ga ステップ 27Gb ステップ 27Gc ステップ 27Gd ステップ 27Ge ステップ 27Gf ステップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外機と、該室外機に冷媒管を介して接
    続された1若しくは2以上の室内機と、前記室外機及び
    室内機と第1のデータ通信手段を介して通信可能に接続
    され室内空気条件を設定入力するための1若しくは2以
    上の端末設定入力器と、少なくとも前記室外機に第2の
    データ通信手段を介して通信可能に接続され前記室外
    機、室内機及び端末設定入力器とデータ通信を行う中央
    設定入力器と、前記室外機と室内機との間の冷媒管接続
    関係情報を演算し設定する冷媒管接続関係情報設定手段
    と、前記第1のデータ通信手段を介して接続された室外
    機と室内機と端末設定入力器との間の通信接続関係情報
    を演算し設定する通信接続関係情報設定手段と、前記設
    定された冷媒管接族関係情報及び通信接続関係情報を記
    憶する記憶手段と、前記記憶された冷媒管接続関係情報
    及び通信接続関係情報と前記端末設定入力器から設定入
    力された室内空気条件とに基づいて前記室内機及び室外
    機を駆動制御する制御手段とを備えた空気調和システム
    において、前記通信接続関係情報設定手段が、前記中央
    設定入力器からの通信データに基づいて前記通信接続関
    係情報を演算し設定することを特徴とする空気調和シス
    テム。
  2. 【請求項2】 室外機と、該室外機に冷媒管を介して接
    続された1若しくは2以上の室内機と、前記室外機及び
    室内機と第1のデータ通信手段を介して通信可能に接続
    され室内空気条件を設定入力するための1若しくは2以
    上の端末設定入力器と、少なくとも前記室外機に第2の
    データ通信手段を介して通信可能に接続され前記室外
    機、室内機及び端末設定入力器とデータ通信を行う中央
    設定入力器と、前記室外機と室内機との間の冷媒管接続
    関係情報を演算し設定する冷媒管接続関係情報設定手段
    と、前記第1のデータ通信手段を介して接続された室外
    機と室内機と端末設定入力器との間の通信接続関係情報
    を演算し設定する通信接続関係情報設定手段と、前記設
    定された冷媒管接族関係情報及び通信接続関係情報を記
    憶する記憶手段と、前記記憶された冷媒管接続関係情報
    及び通信接続関係情報と前記端末設定入力器から設定入
    力された室内空気条件とに基づいて前記室内機及び室外
    機を駆動制御する制御手段とを備えた空気調和システム
    において、前記冷媒管接続関係情報設定手段及び通信接
    続関係情報設定手段による新たな冷媒管接続関係情報及
    び通信接続関係情報の演算・設定に先立って、前記記憶
    手段に記憶されている冷媒管接続関係情報及び通信接続
    関係情報、又は前記冷媒管接続関係情報若しくは通信接
    続関係情報のいずれか一方を消去する記憶情報消去手段
    を具備してなることを特徴とする空気調和システム。
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