JPH06241387A - 伸縮器の組立方法 - Google Patents

伸縮器の組立方法

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JPH06241387A
JPH06241387A JP5028897A JP2889793A JPH06241387A JP H06241387 A JPH06241387 A JP H06241387A JP 5028897 A JP5028897 A JP 5028897A JP 2889793 A JP2889793 A JP 2889793A JP H06241387 A JPH06241387 A JP H06241387A
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JP
Japan
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pipe
stage
shaped body
extension
fixed
Prior art date
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JP5028897A
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English (en)
Inventor
Hideya Ozeki
英也 大関
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PENIERU KK
Original Assignee
PENIERU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数段A〜Eのパイプ状体2によりなり、各
段のパイプ状体2を紐材3で連結して各段のパイプ状体
2が同時に伸縮作動されるように構成した伸縮器1にお
いて、伸縮調整時に各段のパイプ状体2が円滑に伸縮作
動されるように、紐材3に適度な弛みを持たせた状態に
組立てる。 【構成】 パイプ状体2の内部における紐材3の固着部
において、固定栓部材9が嵌合される固定穴10を設
け、組立時にはこの固定穴10に紐材3を挾んだ状態で
固定栓部材9を深く押し込んで固定する。そして組立完
了後に伸縮器1を伸縮方向に強く押圧して固定栓部材9
を押し戻すことにより、紐材3に所要の弛みを持たせる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数段のパイプ状体によ
りなる伸縮器の組立方法に関し、特に各段にパイプ状体
を連動させるために設けられた紐材の固定に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えばカメラ用三脚においては、その脚
部材として自由な長さに調整可能な伸縮器が用いられて
いる。本出願人は、先に「特願昭63−237878
号」において新規構造の伸縮器を提案した。
【0003】即ちこの伸縮器は、複数段のパイプ状体に
よりなる伸縮調整自在な伸縮器において、各段のパイプ
状体を紐材で連結して各段のパイプ状体が同時に伸縮作
動されるように構成することにより、伸縮調整を迅速に
行なえるようにしたもので、その具体的構成を図2及び
図3に示す。
【0004】図において1は伸縮器を全体として示し、
この伸縮器1は複数段即ち本例ではA〜Eの5段のパイ
プ状体2により成る。このパイプ状体2は例えば断面円
形状の金属管が用いられ、1段目Aから5段目Eに向っ
て次第にその径が小さくなるように形成されており、こ
れを順次入れ子状に連結してある。
【0005】即ち、1段目Aのパイプ状体2に2段目B
のパイプ状体2が移動自在に嵌挿され、以下これと同様
にして各段のパイプ状体2が前段のパイプ状体2に対し
移動自在に嵌挿されており、2段目B〜5段目Eの各段
のパイプ状体2を夫々前段のパイプ状体2に対し引出し
/収納移動させることにより、全体の長さが伸縮/収縮
される如く成されている。
【0006】そしてこの伸縮器1においては、始段(1
段目A)と終段(5段目E)を除くその間の各段(2段
目B〜4段目D)のパイプ状体2に、全段のパイプ状体
2を連動して伸縮作動させるための紐材3が夫々装着さ
れている。この紐材3は、パイプ状体2の両端開口縁に
跨るように内外両面に沿って巻装されるベルト状の紐が
用いられている。
【0007】このように2段目B〜4段目Dの各段のパ
イプ状体2に装着された紐材3は、夫々その一部が前段
のパイプ状体2に固着され、他の一部が次段のパイプ状
体2に固着されている。
【0008】この紐材3のパイプ状体2に対する固着は
次のようにして行なわれる。即ち、1段目A〜4段目D
の各段のパイプ状体2には、その下端開口縁部に固定座
4が設けられ、この固定座4の外側にリング5を嵌め込
んで固定する如く成されており、このうち1段目A〜3
段目Cのパイプ状体2においてリング5を固定座4に嵌
め込む際に、次段のパイプ状体2に装着されている紐材
3の一部を挟み込んで固定する。尚、2段目B〜4段目
Dのパイプ状体2の固定座4には、紐材3を移動可能に
通すための通穴4aが形成されている。
【0009】また、全段A〜Eのパイプ状体2の上端開
口縁部には固定座6が設けられ、この固定座6の内側に
固定蓋7を嵌め込んで固定する如く成されており、この
うち3段目C〜5段目Eのパイプ状体2において固定蓋
7を固定座6に嵌め込む際に、前段のパイプ状体2に装
着されている紐材3の一部を挟み込んで固定する。尚、
2段目B〜4段目Dのパイプ状体2の固定座6には、紐
材3を移動可能に通すための通穴6aが形成されてい
る。
【0010】このように構成される伸縮器1の動作につ
いて説明すると、今、図2に示す如く各段のパイプ状体
2が引込収納位置にあり、即ち伸縮器1の全体が収縮さ
れている状態から、何れかの段、例えば2段目Bのパイ
プ状体2を1段目Aのパイプ状体2から引出すと、これ
に連動して3段目C〜5段目Eの各段のパイプ状体2が
同時に引出される。
【0011】即ち、2段目Bのパイプ状体2を引出す
と、この2段目Bのパイプ状体2に装着されている紐材
3がパイプ状体2の内外面に沿って周回しながらこのパ
イプ状体2と共に移動し、これによってこの紐材3の一
部が固定されている3段目Cのパイプ状体2が引出し方
向に移動される。このようにして3段目Cのパイプ状体
2が引出されると同時に、この3段目Cのパイプ状体2
に装着されている紐材3が移動し、これによって4段目
Dのパイプ状体2が引出され、以下これと同様にして5
段目Eのパイプ状体2が4段目Dのパイプ状体2に対し
引出されて全体的に伸長状態となる(図3参照)。
【0012】またこの伸長状態から1段目Aのパイプ状
体2に対し2段目Bのパイプ状体2を収納方向に引込む
と、以上と逆の動作によって3段目C〜5段目Eの各段
のパイプ状体2が連動して収納方向に引込まれる。この
ように本例の伸縮器1は、何れかの段のパイプ状体2を
伸縮移動させることにより、紐材3を介して全体のパイ
プ状体2が連動して伸縮作動されることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成される伸縮器1においては、紐材3が緊張している
と伸縮調整時の紐材3とパイプ状体2との間の摺動抵抗
が大となるためパイプ状体2の伸縮移動が円滑に行なわ
れないので、これを円滑にするためには紐材3にある程
度の弛みを持たせる必要がある。しかしながら、従来の
伸縮器の組立においては、各段の紐材3に均一に適度な
弛みを持たせながら組立てることは容易ではなかった。
本発明は係る点に鑑みてなされたもので、簡単に各段の
紐材に弛みを持たせて組立てることのできる伸縮器の組
立方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ために本発明は、終端に向って順次小径となる複数段の
パイプ状体を入れ子状に嵌挿連結し、始段と終段を除く
その間のパイプ状体に、その内外両面に沿って紐材を装
着して、この紐材の一部を前段のパイプ状体に固着する
と共に他の一部を次段のパイプ状体に固着してなり、全
段のパイプ状体が紐材を介して同時に伸縮作動するよう
にした伸縮器において、パイプ状体の内部における紐材
の固着部に、固定栓部材が嵌合される固定穴を設け、こ
の固定穴に紐材を挾んだ状態で固定栓部材を内方へ突出
させるように深く押し込んで紐材を固定し、その後この
固定栓部材を押し戻すことにより紐材に所要の弛みを与
えるようにしたものである。
【0015】
【作用】上記の如き本発明方法によれば、簡単に各段の
紐材に適度な弛みを持たせた状態に組立てることがで
き、このため伸縮調整時におけるパイプ状体の伸縮移動
動作が円滑に行なわれる。
【0016】
【実施例】以下、図1を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明するに、前述した図2及び図3の従来例と対
応する部分には同一符号を付しその説明は省略する。
【0017】本例の伸縮器と前述した従来の伸縮器との
構成の異なる部分について説明すると、本例の伸縮器1
においてはA〜Eの各段のパイプ状体2の上端開口部に
固定蓋8が直接的に固定されており、3段目C〜5段目
Eのパイプ状体2の固定蓋8には、パイプ状体の内部に
おいて紐材3を固着するための固定栓部材9を嵌め込む
固定穴10が貫通形成されている。
【0018】この固定栓部材9は固定穴10に圧入密嵌
される柱状の部材で、紐材3はこの固定栓部材9と固定
穴10との間に挟まれる状態で固定される構造となって
いる。また2段目B〜4段目Dのパイプ状体2の固定蓋
8には、紐材3を移動可能に通すための通穴8aが設け
られている。その他の部分の構成は前述した従来例と同
様である。
【0019】11はこの伸縮器1の組立に用いる治具と
しての組立支持柱で、即ち伸縮器1の組立時にはこの組
立支持柱11に5段目Eのパイプ状体2から順次4段目
D〜1段目Aのパイプ状体2を被せるように載せて行き
組立てる。
【0020】この組立において固定栓部材9によって紐
材3を固定蓋8に固着する際には、図に示す如く固定栓
部材9を内方へ突出させるように通常より深く押し込む
ようにする。
【0021】そして組立完了後に伸縮器1を上から力を
加えて収納方向に強く押すことにより、5段目Eのパイ
プ状体2においては組立支持柱11で固定栓部材9が押
し戻され、またこれと同時に4段目D、3段目Cのパイ
プ状体2においては夫々5段目E、4段目Dのパイプ状
体2の固定蓋8で固定栓部材9が押し戻される状態とな
る。このため、この固定栓部材9と共に紐材3に略均一
の弛みが与えられることになる。
【0022】上記のように本例の伸縮器1の構造では、
簡単に各段の紐材3に弛みを持たせた状態で組立てるこ
とができ、このように紐材3に弛みを持たせることによ
り、伸縮調整時の紐材3とパイプ状体2との間の摺動抵
抗が低くなるので各段のパイプ状体2の伸縮移動が円滑
に行なえる(但し、この紐材3の弛み量が大きすぎると
各段のパイプ状体2の間にいわゆるガタが生じるので、
この紐材3の弛み具合は適度に設定する必要がある。こ
の紐材3の弛み具合は、組立時における固定栓部材9の
押し込み量を加減することにより簡単に調整できるもの
である)。
【0023】尚、この伸縮器1における紐材3には、引
張強度が強いアラミド繊維が好適に用いられる。即ちこ
のアラミド繊維はアルミナ粉等の硬質の粉末材を含有し
たウレタン水溶液に浸漬しこれを乾燥させることにより
充分な耐摩擦性を持たせてなるもので、このアラミド繊
維を紐材3に採用したことにより、紐材として良好な滑
性が得られると共に充分な耐久性が保障され、製品とし
て信頼性の高い伸縮器を提供できるものである。またこ
の紐材の材料としては他にもポリエステル繊維が考えら
れる
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、終端に
向って順次小径となる複数段のパイプ状体を入れ子状に
嵌挿連結し、始段と終段を除くその間のパイプ状体に内
外両面に沿って紐材を装着して、この紐材の一部を前段
のパイプ状体に固着すると共に他の一部を次段のパイプ
状体に固着してなり、全段のパイプ状体が紐材を介して
同時に伸縮作動するようにした伸縮器において、パイプ
状体の内部における紐材の固着部に固定栓部材が嵌合さ
れる固定穴を設け、この固定穴に紐材を挾んだ状態で固
定栓部材を内方へ突出させるように深く押し込んで紐材
を固定し、その後この固定栓部材を押し戻すことにより
紐材に弛みを与えるようにしたので、簡単に各段の紐材
に適度な弛みを持たせた状態に組立てることができ、こ
のため伸縮器の伸縮調整時におけるパイプ状体の伸縮移
動動作が円滑に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す伸縮器の縦断面図である。
【図2】従来の伸縮器を示す縦断面図で、収縮時の状態
である。
【図3】同、伸長時の状態である。
【符号の説明】
2 パイプ状体 3 紐材 8 固定蓋 9 固定栓部材 10 固定穴 11 組立支持柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 終端に向って順次小径となる複数段のパ
    イプ状体を入れ子状に嵌挿連結し、始段と終段を除くそ
    の間のパイプ状体に、その内外両面に沿って紐材を装着
    して、この紐材の一部を前段のパイプ状体に固着すると
    共に他の一部を次段のパイプ状体に固着してなり、全段
    のパイプ状体が上記紐材を介して同時に伸縮作動するよ
    うにした伸縮器において、 上記パイプ状体の内部における上記紐材の固着部に、固
    定栓部材が嵌合される固定穴を設け、この固定穴に上記
    紐材を挾んだ状態で固定栓部材を内方へ突出させるよう
    に深く押し込んで上記紐材を固定し、その後この固定栓
    部材を押し戻すことにより上記紐材に所要の弛みを与え
    るようにしたことを特徴とする伸縮器の組立方法。
JP5028897A 1993-02-18 1993-02-18 伸縮器の組立方法 Pending JPH06241387A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001014785A1 (en) * 1999-08-24 2001-03-01 Nihon Velbon Seiki Kogyo Kabushiki Kaisha Tripod

Cited By (2)

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WO2001014785A1 (en) * 1999-08-24 2001-03-01 Nihon Velbon Seiki Kogyo Kabushiki Kaisha Tripod
US6536723B1 (en) * 1999-08-24 2003-03-25 Nihon Nelbon Seiki Kogyo Kabushiki Kaisha Tripod with improved telescopic extension

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