JPH06241297A - 変速機 - Google Patents
変速機Info
- Publication number
- JPH06241297A JPH06241297A JP2237493A JP2237493A JPH06241297A JP H06241297 A JPH06241297 A JP H06241297A JP 2237493 A JP2237493 A JP 2237493A JP 2237493 A JP2237493 A JP 2237493A JP H06241297 A JPH06241297 A JP H06241297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound pressure
- case
- transmission
- noise
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】歯車３，歯車４を固定する軸１，２、軸１，２
を支持する軸受６，７，８，９及びこれらを内包するケ
ース５からなる変速機において、ケース５の内部の音圧
を測定する装置１３をケース５に装着する構造とした。 【効果】変速機は、ケースに装着した音圧測定装置によ
り変速機のケース内部の音圧を測定できるので、他の機
器の影響を受けない変速機本体の歯車騒音を測定できる
等の効果を有する。
を支持する軸受６，７，８，９及びこれらを内包するケ
ース５からなる変速機において、ケース５の内部の音圧
を測定する装置１３をケース５に装着する構造とした。 【効果】変速機は、ケースに装着した音圧測定装置によ
り変速機のケース内部の音圧を測定できるので、他の機
器の影響を受けない変速機本体の歯車騒音を測定できる
等の効果を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は歯車等を有する変速機に
係り、特に、変速機の騒音を評価するのに好適な変速機
の音圧測定装置に関する。
係り、特に、変速機の騒音を評価するのに好適な変速機
の音圧測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、歯車等を有する変速機の騒音を実
稼働状態で測定しようとすると、電動機やタービン等の
駆動機，ポンプや石炭ミル等の被動機またはこれらをつ
なぐカップリング等の騒音の影響が大きく変速機本体の
騒音を正確に測定できない場合が多い。このような場合
には、防音材等を用いて他の機器を覆い、これらの影響
を少なくして変速機の騒音を測定することが考えられ
る。しかし、これを実際に行おうとすると非常に大変で
あり、十分な測定ができるとはかぎらない。
稼働状態で測定しようとすると、電動機やタービン等の
駆動機，ポンプや石炭ミル等の被動機またはこれらをつ
なぐカップリング等の騒音の影響が大きく変速機本体の
騒音を正確に測定できない場合が多い。このような場合
には、防音材等を用いて他の機器を覆い、これらの影響
を少なくして変速機の騒音を測定することが考えられ
る。しかし、これを実際に行おうとすると非常に大変で
あり、十分な測定ができるとはかぎらない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、歯車
等を有する変速機の騒音を、他の機器の影響を受けない
ように測定し、評価できるようにしようとするものであ
る。
等を有する変速機の騒音を、他の機器の影響を受けない
ように測定し、評価できるようにしようとするものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的は、歯車等を有
する変速機のケースに本体内部の音圧を測定する装置を
装着することにより達成される。
する変速機のケースに本体内部の音圧を測定する装置を
装着することにより達成される。
【０００５】
【作用】本発明の変速機は、ケースに装着した音圧測定
装置により変速機のケース内部の音圧を測定する。内部
音圧は他の機器の影響を受けにくいので、変速機本体の
歯車騒音を直接測定できる。
装置により変速機のケース内部の音圧を測定する。内部
音圧は他の機器の影響を受けにくいので、変速機本体の
歯車騒音を直接測定できる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図４に
より説明する。本実施例はかさ歯車減速機に本発明を適
用した例である。
より説明する。本実施例はかさ歯車減速機に本発明を適
用した例である。
【０００７】先ず、図１を用い本実施例の構成について
説明する。入力軸１に固定された小歯車３と出力軸２に
固定された大歯車４は、入力軸１と出力軸２の各々の軸
中心線が交わる点が各々のかさ歯車のかさの中心となる
ように噛み合い、これらをケース５が内包している。入
力軸１は軸受６，軸受７を介し、出力軸２は軸受８，軸
受９を介しケースに支持されている。また、出力軸２に
働くスラスト力は支持スラスト軸受１０により支持され
る。
説明する。入力軸１に固定された小歯車３と出力軸２に
固定された大歯車４は、入力軸１と出力軸２の各々の軸
中心線が交わる点が各々のかさ歯車のかさの中心となる
ように噛み合い、これらをケース５が内包している。入
力軸１は軸受６，軸受７を介し、出力軸２は軸受８，軸
受９を介しケースに支持されている。また、出力軸２に
働くスラスト力は支持スラスト軸受１０により支持され
る。
【０００８】ケース５の内部には油タンク１１があり、
内蔵された油圧ポンプ１２により歯車部及び軸受部に給
油される。ケース５には、本発明の特徴である音圧測定
装置１３が部材１４等を介して設置されている。図２に
その詳細な図を示す。音圧測定装置１３は部材１４等を
介し押えナット等によりケース５に着脱自在に設置され
ており、点検時や不要の時等には外しておくことができ
る。
内蔵された油圧ポンプ１２により歯車部及び軸受部に給
油される。ケース５には、本発明の特徴である音圧測定
装置１３が部材１４等を介して設置されている。図２に
その詳細な図を示す。音圧測定装置１３は部材１４等を
介し押えナット等によりケース５に着脱自在に設置され
ており、点検時や不要の時等には外しておくことができ
る。
【０００９】次に、本実施例の動作について説明する。
電動機やタービン等の回転がカップリング等を介し入力
軸１に伝わり、その回転が小歯車３から大歯車４に伝わ
り出力軸２を回転させる。これにより入力軸１の回転は
減速されるとともに、方向を変え出力軸２に伝わる。出
力軸２の回転はカップリング等を介し負荷側に伝わり、
例えば、ポンプ等の負荷を駆動させる。
電動機やタービン等の回転がカップリング等を介し入力
軸１に伝わり、その回転が小歯車３から大歯車４に伝わ
り出力軸２を回転させる。これにより入力軸１の回転は
減速されるとともに、方向を変え出力軸２に伝わる。出
力軸２の回転はカップリング等を介し負荷側に伝わり、
例えば、ポンプ等の負荷を駆動させる。
【００１０】このとき小歯車３と大歯車４との噛み合い
により衝突音や振動音が発生する。
により衝突音や振動音が発生する。
【００１１】従来の変速機では、変速機の騒音を実稼働
状態で測定しようとすると、電動機やタービン等の駆動
機、ポンプ等の被動機またはこれらをつなぐカップリン
グ等の騒音の影響が大きく変速機本体の騒音を正確に測
定できない場合が多い。しかし、本発明の変速機では、
ケース内部の音圧を測定する装置をケースに装着してあ
るので、ケースの内部音圧が直接測定できる。また、内
部音圧は他からの影響を受けにくい。図３に変速機のケ
ース外部の騒音測定例を、図４にケース内部の騒音測定
例を示す。ケース外部の騒音では、変速機以外に他の装
置等からの騒音の影響があり、変速機騒音の評価が難し
いが、ケース内部の騒音では、音圧の主成分は歯車の噛
み合い周波数（入力軸１の回転数×小歯車３の歯数）成
分が主であり、変速機騒音の特徴である歯車の噛み合い
による騒音をよく表している。
状態で測定しようとすると、電動機やタービン等の駆動
機、ポンプ等の被動機またはこれらをつなぐカップリン
グ等の騒音の影響が大きく変速機本体の騒音を正確に測
定できない場合が多い。しかし、本発明の変速機では、
ケース内部の音圧を測定する装置をケースに装着してあ
るので、ケースの内部音圧が直接測定できる。また、内
部音圧は他からの影響を受けにくい。図３に変速機のケ
ース外部の騒音測定例を、図４にケース内部の騒音測定
例を示す。ケース外部の騒音では、変速機以外に他の装
置等からの騒音の影響があり、変速機騒音の評価が難し
いが、ケース内部の騒音では、音圧の主成分は歯車の噛
み合い周波数（入力軸１の回転数×小歯車３の歯数）成
分が主であり、変速機騒音の特徴である歯車の噛み合い
による騒音をよく表している。
【００１２】このように作用するので、本発明の変速機
は、変速機の騒音を他の機器の影響を受けないように測
定するのに効果が大きい。
は、変速機の騒音を他の機器の影響を受けないように測
定するのに効果が大きい。
【００１３】次に、本発明の第二の実施例について、図
５を用いて説明する。本実施例の特徴は、音圧測定装置
１３が、ビニールシート１５等で覆われている点であ
る。その他の構成は第一の実施例と同様である。
５を用いて説明する。本実施例の特徴は、音圧測定装置
１３が、ビニールシート１５等で覆われている点であ
る。その他の構成は第一の実施例と同様である。
【００１４】このように構成することにより、歯車潤滑
のための油の飛沫が音圧測定装置１３にかからないよう
にできるので、音圧測定装置１３の破損を防止すること
ができる。
のための油の飛沫が音圧測定装置１３にかからないよう
にできるので、音圧測定装置１３の破損を防止すること
ができる。
【００１５】次に、本発明の第三の実施例について、図
６を用いて説明する。本実施例の特徴は、ビニールシー
ト１５等で覆われたフレーム１６よりなるカバーがケー
ス内側に設置されている点である。その他の構成は第一
の実施例と同様である。
６を用いて説明する。本実施例の特徴は、ビニールシー
ト１５等で覆われたフレーム１６よりなるカバーがケー
ス内側に設置されている点である。その他の構成は第一
の実施例と同様である。
【００１６】このように構成することにより、音圧測定
装置１３を直接覆わなくても歯車潤滑のための油の飛沫
が音圧測定装置１３にかからないようにできるので、使
い勝手をよくすることができる。
装置１３を直接覆わなくても歯車潤滑のための油の飛沫
が音圧測定装置１３にかからないようにできるので、使
い勝手をよくすることができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明の変速機は、ケースに装着した音
圧測定装置により変速機のケース内部の音圧を測定でき
るので、他の機器の影響を受けない変速機本体の歯車騒
音を測定できる等の効果を有する。
圧測定装置により変速機のケース内部の音圧を測定でき
るので、他の機器の影響を受けない変速機本体の歯車騒
音を測定できる等の効果を有する。
【図１】本発明の一実施例の縦断面図。
【図２】図１の音圧測定装置部の縦断面図。
【図３】変速機のケース外部騒音の周波数分析結果の説
明図。
明図。
【図４】変速機のケース内部騒音の周波数分析結果の説
明図。
明図。
【図５】本発明の第二の実施例の音圧測定装置部の縦断
面図。
面図。
【図６】本発明の第三の実施例の音圧測定装置部の縦断
面図。
面図。
１…入力軸、２…出力軸、３…小歯車、４…大歯車、５
…ケース、６，７，８，９…軸受、１０…支持スラスト
軸受、１１…油タンク、１２…油圧ポンプ、１３…音圧
測定装置、１４…部材。
…ケース、６，７，８，９…軸受、１０…支持スラスト
軸受、１１…油タンク、１２…油圧ポンプ、１３…音圧
測定装置、１４…部材。
Claims (1)
- 【請求項１】歯車，前記歯車を固定する軸，前記軸を支
持する軸受等及びこれらを内包するケースを含む変速機
において、前記ケース内部の音圧を測定する装置を前記
ケースに装着したことを特徴とする変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2237493A JPH06241297A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2237493A JPH06241297A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06241297A true JPH06241297A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12080870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2237493A Pending JPH06241297A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06241297A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08122140A (ja) * | 1994-10-20 | 1996-05-17 | Isuzu Motors Ltd | ギヤノイズ評価装置 |
| JP2010071738A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Jatco Ltd | 異常診断装置及び異常診断方法 |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP2237493A patent/JPH06241297A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08122140A (ja) * | 1994-10-20 | 1996-05-17 | Isuzu Motors Ltd | ギヤノイズ評価装置 |
| JP2010071738A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Jatco Ltd | 異常診断装置及び異常診断方法 |
| JP4560110B2 (ja) * | 2008-09-17 | 2010-10-13 | ジヤトコ株式会社 | 異常診断装置及び異常診断方法 |
| US8146433B2 (en) | 2008-09-17 | 2012-04-03 | Jatco Ltd | Failure detect device and failure detect method |
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