JPH0624126Y2 - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池Info
- Publication number
- JPH0624126Y2 JPH0624126Y2 JP1989030000U JP3000089U JPH0624126Y2 JP H0624126 Y2 JPH0624126 Y2 JP H0624126Y2 JP 1989030000 U JP1989030000 U JP 1989030000U JP 3000089 U JP3000089 U JP 3000089U JP H0624126 Y2 JPH0624126 Y2 JP H0624126Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic solution
- cathode plate
- acid battery
- sealed lead
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Secondary Cells (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、密閉形鉛蓄電池の改良に関するものである。
従来の技術 従来密閉形鉛蓄電池は、陽極板1と陰極板2との間にガ
ラスマットに電解液を含浸させたリテーナ3を介在させ
て構成された極板群を電槽4に収納した後に電槽化成を
行なって製造していた。
ラスマットに電解液を含浸させたリテーナ3を介在させ
て構成された極板群を電槽4に収納した後に電槽化成を
行なって製造していた。
考案が解決しようとする課題 第4図に示す従来の密閉形鉛蓄電池においては、電槽化
成中極板群の端部陰極板5への電解液である硫酸の拡散
が悪く、電槽化成後に端部陰極板5に一酸化鉛や硫酸鉛
が約20%残留する。また端部陰極板5に残留した一酸化
鉛は、電解液である硫酸と反応し硫酸鉛が生成する。さ
らに端部陰極板5に硫酸鉛が残留した場合、放電反応で
使用できる電解液中の硫酸量が減少し初期容量不足の原
因となる。かかる端部陰極板5に残留した硫酸鉛は、サ
イクル中にも戻り難く自己放電を促進し易くなる。した
がって電槽化成を行なう際に端部陰極板5に一酸化鉛や
硫酸鉛が残留しないようにすることが必要である。
成中極板群の端部陰極板5への電解液である硫酸の拡散
が悪く、電槽化成後に端部陰極板5に一酸化鉛や硫酸鉛
が約20%残留する。また端部陰極板5に残留した一酸化
鉛は、電解液である硫酸と反応し硫酸鉛が生成する。さ
らに端部陰極板5に硫酸鉛が残留した場合、放電反応で
使用できる電解液中の硫酸量が減少し初期容量不足の原
因となる。かかる端部陰極板5に残留した硫酸鉛は、サ
イクル中にも戻り難く自己放電を促進し易くなる。した
がって電槽化成を行なう際に端部陰極板5に一酸化鉛や
硫酸鉛が残留しないようにすることが必要である。
課題を解決するための手段 本考案は、陽極板と陰極板がガラス繊維からなる電解液
保持体を介して交互に配置された極板群を電槽に収納し
た密閉形鉛蓄電池であって、前記極板群の端部陰極板の
外側面と電槽の内側面との間に、ガラス繊維からなる電
解液保持体を備え、且つ該電解液保持体中の電解液量
が、前記陽極板と陰極板の間に介在する電解液保持体中
の電解液量の5〜40%である、ことを特徴とするもの
である。
保持体を介して交互に配置された極板群を電槽に収納し
た密閉形鉛蓄電池であって、前記極板群の端部陰極板の
外側面と電槽の内側面との間に、ガラス繊維からなる電
解液保持体を備え、且つ該電解液保持体中の電解液量
が、前記陽極板と陰極板の間に介在する電解液保持体中
の電解液量の5〜40%である、ことを特徴とするもの
である。
作用 電槽化成中において極板群の端部陰極板に電解液が容易
に拡散できるため、電槽化成後の極板群の端部陰極板に
一酸化鉛や硫酸鉛が残留するのを抑制することができ
る。
に拡散できるため、電槽化成後の極板群の端部陰極板に
一酸化鉛や硫酸鉛が残留するのを抑制することができ
る。
実施例 24Ah,2V密閉形鉛蓄電池における端部陰極板5の外側面
に配置されるガラスマットに電解液を保持したリテーナ
3′の電解液が極板群の陽極板1、陰極板2間に配置さ
れたリテーナ3の電解液に対して液量比で0〜100%範
囲での電槽化成(陽極活物質量に対し課電量300%、40h
で行なった)後端部陰極板5中の一酸化鉛と硫酸鉛の残
留量を第2図に示した。端部陰極板5の外側面に配置さ
れたリテーナ3′の電解液が極板群の陽極板1と陰極板
2との間のリテーナ3の電解液に対する液量比で5%の
場合、残留する一酸化鉛と硫酸鉛が20%から7%にな
り、極板群の端部陰極板5の外側面に配置されたリテー
ナ3′の電解液と同リテーナ3′の電解液の液量比30%
で0%となる。また、密閉形鉛蓄電池における0.7c放
電容量試験(各電池の電解液量と比重は同じである。)
を従来の密閉形鉛蓄電池を100%として第3図に示し、
また25℃6ケ月放置後の放電容量(自己放電試験)Mも
併せて示す。その結果、従来の電槽化成された密閉形鉛
蓄電池に比べて端部陰極板5の外側面に配置されたリテ
ーナ3′の電解液が極板群の陽極板1,陰極板2間のリ
テーナ3の電解液に対して液量比で5〜40%で初期容量
Sで100%以上、25℃,6ケ月放置後の自己放電試験で9
7%以上になり、この範囲が良好であることがわかっ
た。
に配置されるガラスマットに電解液を保持したリテーナ
3′の電解液が極板群の陽極板1、陰極板2間に配置さ
れたリテーナ3の電解液に対して液量比で0〜100%範
囲での電槽化成(陽極活物質量に対し課電量300%、40h
で行なった)後端部陰極板5中の一酸化鉛と硫酸鉛の残
留量を第2図に示した。端部陰極板5の外側面に配置さ
れたリテーナ3′の電解液が極板群の陽極板1と陰極板
2との間のリテーナ3の電解液に対する液量比で5%の
場合、残留する一酸化鉛と硫酸鉛が20%から7%にな
り、極板群の端部陰極板5の外側面に配置されたリテー
ナ3′の電解液と同リテーナ3′の電解液の液量比30%
で0%となる。また、密閉形鉛蓄電池における0.7c放
電容量試験(各電池の電解液量と比重は同じである。)
を従来の密閉形鉛蓄電池を100%として第3図に示し、
また25℃6ケ月放置後の放電容量(自己放電試験)Mも
併せて示す。その結果、従来の電槽化成された密閉形鉛
蓄電池に比べて端部陰極板5の外側面に配置されたリテ
ーナ3′の電解液が極板群の陽極板1,陰極板2間のリ
テーナ3の電解液に対して液量比で5〜40%で初期容量
Sで100%以上、25℃,6ケ月放置後の自己放電試験で9
7%以上になり、この範囲が良好であることがわかっ
た。
考案の効果 上述のように本考案によれば、極板群の端部陰極板に残
留する一酸化鉛と硫酸鉛が抑制でき、また従来の電槽化
成をした密閉形鉛蓄電池に比べて容量が大きく、自己放
電特性も良好である等工業的価値甚だ大なるものであ
る。
留する一酸化鉛と硫酸鉛が抑制でき、また従来の電槽化
成をした密閉形鉛蓄電池に比べて容量が大きく、自己放
電特性も良好である等工業的価値甚だ大なるものであ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す密閉形鉛蓄電池の断面
図、第2図は極板群極板間のリテーナ中の電解液量に対
する端部陰極板外側面のリテーナ中の電解液量比に対す
る端部陰極板の一酸化鉛と硫酸鉛の残留量を示す曲線
図、第3図は初期容量と25℃,6ケ月後の自己放電試験
の結果を示す曲線図、第4図は従来の密閉形鉛蓄電池の
断面図である。 1は陽極板、2は陰極板、3,3′はリテーナ、4は電
槽。
図、第2図は極板群極板間のリテーナ中の電解液量に対
する端部陰極板外側面のリテーナ中の電解液量比に対す
る端部陰極板の一酸化鉛と硫酸鉛の残留量を示す曲線
図、第3図は初期容量と25℃,6ケ月後の自己放電試験
の結果を示す曲線図、第4図は従来の密閉形鉛蓄電池の
断面図である。 1は陽極板、2は陰極板、3,3′はリテーナ、4は電
槽。
Claims (1)
- 【請求項1】陽極板と陰極板がガラス繊維からなる電解
液保持体を介して交互に配置された極板群を電槽に収納
した密閉形鉛蓄電池であって、 前記極板群の端部陰極板の外側面と電槽の内側面との間
に、ガラス繊維からなる電解液保持体を備え、且つ該電
解液保持体中の電解液量が、前記陽極板と陰極板の間に
介在する電解液保持体中の電解液量の5〜40%であ
る、ことを特徴とする密閉形鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989030000U JPH0624126Y2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 密閉形鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989030000U JPH0624126Y2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 密閉形鉛蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02120754U JPH02120754U (ja) | 1990-09-28 |
JPH0624126Y2 true JPH0624126Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31254673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989030000U Expired - Fee Related JPH0624126Y2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 密閉形鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624126Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6382369U (ja) * | 1986-11-18 | 1988-05-30 |
-
1989
- 1989-03-16 JP JP1989030000U patent/JPH0624126Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02120754U (ja) | 1990-09-28 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |