JPH06240429A - 溶融めっきシミュレート装置 - Google Patents
溶融めっきシミュレート装置Info
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- JPH06240429A JPH06240429A JP5051499A JP5149993A JPH06240429A JP H06240429 A JPH06240429 A JP H06240429A JP 5051499 A JP5051499 A JP 5051499A JP 5149993 A JP5149993 A JP 5149993A JP H06240429 A JPH06240429 A JP H06240429A
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- Japan
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- roll
- submerged
- simulating
- belt
- sink
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- Pending
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- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
形状の適正度を正確に調査する。調査に要するコストお
よび時間を節減する。 【構成】 シンクロールを模擬した液中ロール20を水
11中に浸漬配置する。液中ロール20を鋼板を模擬し
た鋼板ベルト70によりベルト駆動する。液中ロール2
0の回転軸にクラッチ30を介してトルク計40を連結
する。トルク計40により液中ロール20の回転トルク
を測定して、液中ロール20と鋼板ベルト70の滑り具
合を検出する。
Description
されるシンクロールの表面形状を評価できる溶融めっき
シミュレート装置に関する。
融亜鉛めっき法では、図1に示すように、熱処理された
鋼帯1がポット2内の亜鉛めっき浴3に進入し、その鋼
帯1が亜鉛めっき浴3中に配置されたシンクロール4お
よびサポートロール5,5を経由して浴外に引き上げら
れることにより、亜鉛めっき鋼板が製造される。
に追従して回転する非駆動ローラとされており、その外
周面には、鋼板1との滑りを防ぐために、周方向に連続
する細かい溝が軸方向に所定ピッチで多数設けられてい
る。
期間シンクロールを使用すると、その軸受部分が摩耗
し、軸受部分での回転抵抗が大きくなるため、シンクロ
ールが回転し難くなる。その結果、鋼帯とシンクロール
が滑り始め、鋼板の表面にすり疵が生じる。
に溝を設けているわけであるが、溝があっても軸受けが
漸次摩耗し、軸受けでの摩耗トルクが大きくなるとロー
ルと鋼板との間に滑りが生じる。
を上げるという対策が採られるが、このテンションの増
加は軸受けの摩耗をさらに増加させ、結局シンクロール
回転トルクの増加、滑り発生へと至る。滑りが発生する
と鋼板表面に滑り疵が発生するので、ロールと軸受の交
換が必要となる。また、過度のテンションは鋼板の表面
に溝模様を転写させる。
抜本的な対策にならず、ここにシンクロールの使用限界
が生じ、その限界はシンクロール表面の溝形状に依存す
るとされている。
に評価してこれを適正化することが、シンクロールの耐
用期間を延長する上で非常に重要となる。
は、実機テストによって行っていた。即ち、溝形状が異
なる複数のシンクロールを実際のめっきラインにセット
してデータを集積していたのである。
使用されるシンクロールは、亜鉛が溶解した高温のめっ
き浴や長期間の使用に耐え得る必要から、1本当り数1
00万円と極めて高価であり、これを使用する実機テス
トでは、経費が非常に嵩む。また、実機ではシンクロー
ルの交換等に時間がかかり、データの集積にも時間がか
かる。従って、短時間で結果を得ることができない。更
に、実機テストでは、シンクロールの軸受部分の摩耗を
避け得ず、その影響を受けるので、正確な評価を下すこ
とが困難である。
では、多大の経費および時間を必要とするのみならず、
精度が低く、ロール寿命の延長に最適な溝形状を見付け
出すことが困難であった。これはロール交換頻度の増大
を意味し、めっきコストの増大を招いている。
状を経済性よく短時間且つ高精度に評価できる溶融めっ
きシミュレート装置を提供することにある。
ュレート装置は、めっき浴を模擬した液体中にあって、
被めっき材を模擬した金属板ベルトによりベルト駆動さ
れる液中ロールと、前記金属ベルトにテンションを追加
し、且つそのテンションを調節できるテンションローラ
と、前記液中ロールの回転軸にクラッチを介して連結さ
れたトルク計とを具備することを特徴とする。
板ベルトに所定のテンションを付加し、且つクラッチを
切った状態で、液中ロールをベルト駆動する。次いで、
クラッチをつなぐ。そうするとトルク計により液中ロー
ルが制動され、このときにトルク計により液中ロールの
回転トルクを検出することにより、その表面状態が把握
される。
ルの回転トルクが大きいときは、ロール表面と金属板ベ
ルトの滑りが軽微で、その表面状態が滑り抑制に好適な
ことを意味し、逆にその回転トルクが小さいときは、ロ
ール表面と金属板ベルトの滑りが顕著で、その表面状態
が滑り抑制に不適なことを意味する。従って、液中ロー
ルの外周面にシンクロールの溝に相当した溝が設けられ
ている場合には、測定トルクから溝形状の良否が判定さ
れる。
する。図2は本発明の一実施例を示す溶融めっきシミュ
レート装置の側面図および正面図である。
を模擬した水11を収容する水槽10を具備している。
水槽20内には、シンクロールを模擬した液中ロール2
0が、回転軸21を水平にして回転自在に配置されてい
る。液中ロール20の回転軸21は、クラッチ30を介
して、水槽20の側面に取り付けられたトルク計40に
連結されている。
自在に設けられている。駆動ドラム50は液中ロール2
0の直上に位置し、その回転軸51は液中ロール20の
回転軸21に平行している。駆動ドラム50の回転軸5
1には、速度可変のモータ60が連結されている。駆動
ドラム50の外径は、摩擦力を液中ロールより大きく
し、金属ベルトとの滑りを防止するために、液中ロール
20の外径より大きくされている。
ロール間に巻き掛けた鋼板ベルト70により連結されて
いる。鋼板ベルト70は、連続溶融亜鉛めっきにおける
鋼帯を模擬したものである。液中ロール20と駆動ドラ
ム50の間には、鋼板ベルト70にテンションを付加す
るテンションローラ80と、水槽10内の水から進出し
た鋼板ベルト70を水切りするスクレーパー90とが設
けられている。テンションローラ80はその押し込み量
の変更により、鋼板ベルト70に付加するテンションを
任意に調節することができる。スクレーパー90は駆動
ドラム50と鋼板ベルト70の滑りを防ぐ。
ば連続溶融亜鉛めっきに使用されるシンクロールの外周
面に設けた溝の形状を評価できる。その方法を以下に説
明する。
ート装置の相似関係は表1のようになる。
ート装置の相似条件であるので、 0.45u′・ d′=1.79u・d となる。ここでd=d′と溝形状を実寸にとると、流
速、即ち鋼板ベルトの速度は u′=4u となる。従って、シミュレート装置では鋼板ベルトの速
度を実機での通板速度の4倍とする必要がある。
は、流体の動圧との比を一定にする必要から、 T′/ρ′・u′2 =T/ρ・u2 ρ′=1000kg/m3 ρ =6625kg/m3 となる。即ち、T′=2.4Tである。従って、シミュレ
ート装置での鋼板ベルトに対するテンションは、実機で
の鋼帯に対するテンションの2.4倍を必要とする。
置の仕様を表2のように定めた。
表面形状が異なる3種類の液中ロールについて、その回
転トルクとベルト速度との関係を求めた。3種類の液中
ロールとは次のロールである。
付いたロール(図3のA) 2mmピッチで幅1mm×深さ1mmの細溝が付い
たロール(図3のB)
溝10内に水11を入れる。テンションローラ80の押
し込み量を調節して、鋼板ベルト70に所定のテンショ
ンを付加する。クラッチ30を切った状態でモータ60
を所定速度で作動させる。モータ60の回転が駆動ドラ
ム50を介して鋼板ベルト70に伝わり、液中ロール2
0が鋼板ベルト70の移動に同期して所定速度で回転す
る。クラッチ30をつないでトルク計40により液中ロ
ール20を制動し、液中ロール20の回転数が200rp
m 低下した時点でトルク計40により液中ロール20の
回転トルクを測定する。
鋼板ベルトの滑りが少なく、ロール表面がその滑り防止
に好適なことを意味し、測定トルクが小さいことは、液
中ロールと鋼板ベルトの滑りが大きく、ロール表面がそ
の滑り防止に不適なことを意味する。
4に示す。ベルト速度が大きいほどトルクが小さくなる
が、全体的なトルクのレベルは、溝なしロールが最も低
く、溝なしロール、太溝ロール、細溝ロールの順で高く
なる。各ロールに対応したシンクロールの実機での耐久
時間を図5に示すが、その時間は細溝ロール、太溝ロー
ル、溝なしロールの順で短くなり、上記シミュレート装
置によるトルクの測定結果と正確に符合している。
ルが水中で使用されるので、金属亜鉛が溶解した高温の
めっき浴中で使用されるシンクロールに比してロールの
構造、材質を低級化でき、シンクロールの1/10程度
の費用で製作できる。従って、評価に要するコストが著
しく削減される。
ができ、設備構成も簡単であるので、ロール交換やトル
ク測定が容易である。従って、作業時間も著しく短縮さ
れる。
の溶融めっきシミュレート装置は、実機で行われていた
シンクロールの表面形状の評価を、めっき浴を使用しな
い良好な環境下で簡単に実施でき、そのコスト低減およ
び作業時間短縮に大きな効果を発揮する。そして、シン
クロールの寿命延長に好適な表面性状を簡単に付与で
き、その寿命延長を図るという実操業上極めて有意な効
果を挙げることができる。
ミュレート装置の側面図および正面図である。
状を示す模式図である。
調査結果を示すグラフである。
久時間を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 めっき浴を模擬した液体中にあって、被
めっき材を模擬した金属板ベルトによりベルト駆動され
る液中ロールと、 前記金属ベルトにテンションを追加し、且つそのテンシ
ョンを調節できるテンションローラと、 前記液中ロールの回転軸にクラッチを介して連結された
トルク計とを具備することを特徴とする溶融めっきシミ
ュレート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5051499A JPH06240429A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 溶融めっきシミュレート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5051499A JPH06240429A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 溶融めっきシミュレート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06240429A true JPH06240429A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12888677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5051499A Pending JPH06240429A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 溶融めっきシミュレート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06240429A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100470964B1 (ko) * | 2002-07-18 | 2005-02-22 | 윤명중 | 연속 아연도금라인의 스핀들 시편 시험장치 |
CN102676968A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-09-19 | 安徽赛远薄钢科技有限公司 | 一种热镀锌***中的测张机 |
CN103512722A (zh) * | 2012-06-20 | 2014-01-15 | 鞍钢股份有限公司 | 一种控制热浸镀镀层厚度的模拟方法及其模拟装置 |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP5051499A patent/JPH06240429A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100470964B1 (ko) * | 2002-07-18 | 2005-02-22 | 윤명중 | 연속 아연도금라인의 스핀들 시편 시험장치 |
CN102676968A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-09-19 | 安徽赛远薄钢科技有限公司 | 一种热镀锌***中的测张机 |
CN103512722A (zh) * | 2012-06-20 | 2014-01-15 | 鞍钢股份有限公司 | 一种控制热浸镀镀层厚度的模拟方法及其模拟装置 |
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