JPH0623836Y2 - 回転電機の給油装置 - Google Patents

回転電機の給油装置

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JPH0623836Y2
JPH0623836Y2 JP9051888U JP9051888U JPH0623836Y2 JP H0623836 Y2 JPH0623836 Y2 JP H0623836Y2 JP 9051888 U JP9051888 U JP 9051888U JP 9051888 U JP9051888 U JP 9051888U JP H0623836 Y2 JPH0623836 Y2 JP H0623836Y2
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lubricating oil
oil
tank
oil supply
valve
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篤 窪田
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は、水車発電機等の回転電機に用いる、電源喪
失時にも給油可能な給油装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、水車発電機等の回転電機に用いる、電源喪失
時にも給油可能な給油装置において、 潤滑油タンク内の潤滑油をモータポンプで汲み上げて駆
動ソレノイドで動作する切換弁を介して軸受部に供給
し、さらにこの軸受部から潤滑油タンクに回収するよう
にするとともに、その切換弁に重力タンクの送油管を接
続して構成することにより、平常運転時には、潤滑油タ
ンクから汲み上げた潤滑油を、駆動ソレノイドで切換動
作された切換弁で、軸受部使用用と、重力タンク貯溜用
とに振り分けて供給し、電源喪失時には、この切換弁が
モータポンプ停止による潤滑油タンクからの送給油圧の
低下によって自動的に切換動作し、重力タンクに貯溜し
た潤滑油を切換弁を介して軸受に供給するようにしたも
のである。
C.従来の技術 一般に、横軸の水車発電機等の回転電機にあっては、そ
の回転軸の軸受部分に強制給油するための給油装置を設
置するのが普通である。
このような給油装置には、その駆動電源喪失時の安全の
ため、第3図に例示するものの如く重力式給油タンクを
具備するものがある。
この給油装置は、潤滑油タンク1に溜めた潤滑油を、ポ
ンプ2で重力タンク3に汲み上げる。なお、重力タンク
3で所定容量以上に油面が上がった場合は、還流油路4
を通って潤滑油タンク1に戻されるようにする。
そして、この潤滑油タンク1が貯溜された潤滑油は、給
油配管5を通り、阻止弁6を通って、回転電機7の軸受
部8に給油され、回転軸の潤滑油に用いられる。
また、使用済みの潤滑油は、帰還配管9を通って潤滑油
タンク1に戻され、再利用されるようにしたものであっ
た。
そして、そのポンプ2が停電等の電源喪失時には、重力
タンク3内の油が自重で自然に軸受部8に給油される。
よって、回転電機はその軸受部が焼付くようなことな
く、安全に停止せしめ得るものである。
D.考案が解決しようとする課題 上述のような従来の給油装置では、通常使用時に軸受部
8に給油する潤滑油の圧力が重力タンク3の高さ位置で
決まるため、重力タンク3を可能なだけ高い位置に配置
せねばならず、これを収める発電所の建物内の配置との
関係で困難な制約を受けることがあるという問題があっ
た。
また、重力タンク3を高所に設置するには配管の管路も
自ずと長くなり、周囲温度の影響も受け易く、配管設計
上困難な問題を生ずることがある。
本考案は上述の点に鑑み、重力タンクの高さ位置に関係
なく軸受部への給油の圧力を上げられるようにし、装置
全体のコンパクト化を図ることを目的とする。
E.課題を解決するための手段 本考案の回転電機の給油装置は、潤滑油タンク内の潤滑
油をモータポンプで汲み上げて駆動ソレノイドで動作す
る切換弁を介して軸受部に供給し、さらにこの軸受部か
ら潤滑油タンクに回収するようにするとともに、その切
換弁に重力タンクの送油管を接続して構成したことを特
徴とする。
F.作用 上述のように構成することにより、平常運転時には、潤
滑油タンクから汲み上げた潤滑油を、駆動ソレノイドで
切換動作された切換弁で、軸受部使用用と、重力タンク
貯溜用とに振り分けて供給し、電源喪失時には、この切
換弁がモータポンプ停止による潤滑油タンクからの送給
油圧の低下によって自動的に切換動作し、重力タンクに
貯溜した潤滑油を切換弁を介して軸受に供給するように
するという作用を奏する。
G.実施例 以下、本考案の回転発電機の給油装置の一実施例を第1
図及び第2図によって説明する。なお、この第1図及び
第2図において、第3図の従来例に対応する部分には同
一符号を付すこととして説明の便に供する。
第1図は本考案装置の概略構成線図で、1は潤滑油タン
クであり、この潤滑油タンク1内の潤滑油は、電源10
から電力の供給を受けるモータポンプ11によって、逆
止弁13を通り分岐部12から2つに分岐され切換弁1
4に送給される。
この切換弁14は、匣体15と、その内部を摺動するス
プール弁部16と、これを駆動する駆動機部17とより
成る。
この匣体15には、第1図に向かって左側部に予圧駆動
給油口18を設け、前述したモータポンプ11からの分
岐された一方の配管19を接続する。
また匣体15の図で左側寄りの胴部所定位置には、重力
タンク送給口20を設け、重力タンク3に接続する送油
管21を接続する。さらに、その重力タンク送給口20
より、図で右側に寄った匣体15の胴部所定位置には、
受給油口22を設け、モータポンプ11からの分岐され
た他方の配管23を接続する。
また、匣体15の重力タンク送給口20と、受給油口2
2との間の所定位置には、送油口24を設け、送油管2
5の一端を接続する。
この送油管25は、その途中から分岐して回転電機7の
各軸受部8に他端を接続するものである。
次に、スプール弁部16は、シリンダ状匣体15内の予
圧駆動給油口18近くの所定位置間を気密を守って摺動
自在に動作可能な、匣体15のシリンダ径と略同等な外
径のピストンを形成するピストン部26と、これに続く
ピストン部26より一段小さな外径とした抑制補強弁部
27と、これに続く小径の連続部材で形成した流通部2
8と、これに続く、匣体15のシリンダ径と略同等な外
径のピストンを形成する制止用弁部29とで構成する。
また、スプール弁部駆動用の駆動機部17は、制止用弁
部29にばね部材30を介して接続される駆動ソレノイ
ド31とで構成する。
この駆動ソレノイド31は、モータポンプ11と同じ電
源10から電力の供給を受けて作動する。
また、上述のように構成した切換弁14から送油管25
によって、潤滑油の供給を受ける各軸受部8で潤滑に使
用された潤滑油は集積されて、それぞれ帰還配管9によ
って、潤滑油タンク1に戻され、再利用されるようにす
る。
なお、重力タンク3には、一定液面位置以上に潤滑油が
溜まった場合、これを潤滑油タンク1に戻すための還流
油路4を設置する。
次に、上述のように構成した本例装置の作動を説明す
る。
まず、電源10が正常で、通常の運転状態にある場合に
は、潤滑油タンク1内にある潤滑油をモータポンプ11
で汲み上げ、逆止部及び分岐部12を通して、切換弁1
4の予圧駆動給油口18と、受給油口22とに送油す
る。
このとき、切換弁14は、駆動ソレノイド31に、電源
10からの電力をモータポンプ11から分岐して供給し
て、スプール弁部16が第1図に示す状態に位置するよ
うにしている。
よって、まず潤滑油タンク1からモータポンプ11で切
換弁14の予圧駆動給油口18と受給油口22とに送給
されていた潤滑油の供給が停止する。
よって、潤滑油タンク1から切換弁14のシリンダ室1
5b内に送られていた潤滑油の供給が停止し、各軸受部
8への潤滑油の供給も停止することになる。
このとき、切換弁14のシリンダ室15b内へのモータ
ポンプ11からの潤滑油の供給も停止し、そのシリンダ
室15b内の油圧が下がる。
これとともに、駆動ソレノイド31の励磁も切れて、ば
ね部材30の付勢力によってスプール弁部16が、第1
図の矢印A方向に移動し、第2図に示す状態となる。
すなわち、予圧駆動給油口18から供給された潤滑油に
より、匣体15のシリンダ室15a内の油圧が高まり、
スプール弁部16を匣体15内の図の右側に移動させた
状態にする。この状態では、受給油口22からシリンダ
室15b内に入った油が、スプール弁部16の流通部2
8を通過し、送油口24から送油管25を通じて、回転
電機7の各軸受部8に供給される。
また、この軸受部8に供給される潤滑油の油圧は、モー
タポンプ11の加圧出力によって直接調整可能である。
また、切換弁14のシリンダ室15b内の潤滑油の一部
は、スプール弁部16の抑制補給弁部27の所定の小さ
な隙間から重力タンク送給口20内に入り、これより重
力タンク3内に潤滑油が送られる。なお、この重力タン
ク3内の潤滑油が、所定の液面高さを超えた場合には、
還流油路4を通じて潤滑油タンク1に戻される。
また、各軸受部8で使用された潤滑油は、帰還配管9で
潤滑油タンク1に戻される。
次に、停電又はモータポンプの電源回路の故障等によ
り、電源喪失時の作業について説明する。
この場合には、一つの電源10から電力の供給を受けて
いる、モータポンプ11と切換弁の駆動ソレノイド31
とが停止することになる。
この状態では、重力タンク送給口20と、送油口24と
が、スプール弁部の流通部28に対応位置し、かつ受給
油口22が制止用弁部29によって閉塞されることにな
る。
従って、切換弁のシリンダ室15b内の圧力が低下する
と、重力タンク3内の潤滑油が自重で、送油管21を通
り、重力タンク送給口20から流通部28で形成される
シリンダ室15b内に流入される。
この状態のシリンダ室15b内は、受給油口22が塞が
れているので、潤滑油は潤滑油タンク1側に逆流するこ
となく、送油口24から送油管25を通って、各軸受部
8に自動的に供給されることになる。
よって、電源喪失時にあっても、回転電機7を停止させ
るまでの所要時間、潤滑油を軸受部8に潤滑油を供給し
て、軸受部8の焼付き等の事故を防止するものである。
H.考案の効果 以上詳述したように、本考案の回転電機の給油装置によ
れば、潤滑油タンク内の潤滑油をモータポンプで汲み上
げて駆動ソレノイドで動作する切換弁を介して軸受部に
供給し、さらにこの軸受部から潤滑油タンクに回収する
ようにするとともに、その切換弁に重力タンクの送油管
を接続して構成することにより、平常運転時には、潤滑
油タンクから汲み上げた潤滑油を、駆動ソレノイドで切
換動作された切換弁で、軸受部使用用と、重力タンク貯
溜用とに振り分けて供給し、電源喪失時には、この切換
弁がモータポンプ停止による潤滑油タンクからの送給油
圧の低下によって自動的に切換動作し、重力タンクに貯
溜した潤滑油を切換弁を介して軸受に供給するようにで
きるという効果を有する。
また、重力タンクと切換弁との間に一本の送油管を設置
するだけで、この重力タンクとの潤滑油の供給と、受給
とを可能し、しかも、切換弁と軸受との配管を一系統と
したので、配管回路の簡素化を図ることができるという
効果がある。
さらに、平常運転時には、軸受部への潤滑油供給量の増
減調整をモータポンプの送給圧力を調整するだけで直接
可能とし、その制御を、従来の阻止弁で回路抵抗を調整
して行うものに比較して極めて容易にでき、かつ従来、
阻止弁の誤動作により生じていた事故を防止でき、操作
上の信頼性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回転電機の給油装置の一実施例を示す
全体概略構成線図、第2図はその供給弁部分を取り出し
て示す拡大構成説明線図、第3図は従来の給油装置の一
例を示す全体概略構成図である。 1……潤滑油タンク、3……重力タンク、8……軸受
部、10……電源、11……モータポンプ、14……切
換弁、15匣体、16……スプール弁部、17……駆動
機部、18……予圧駆動給油口、20……重力タンク送
給口、21……送油管、22……受給油口、24……送
油口、25……送油管、26……ピストン部、27……
補給弁部、28……流通部、29……制止用弁部、30
……ばね部材、31……駆動ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油タンクに貯溜した潤滑油をモータポ
    ンプで汲み上げて切換弁を介して軸受部に供給し、さら
    に当該軸受部から潤滑油タンクに前記潤滑油を回収する
    よう配管するとともに、前記切換弁に重力タンクの送油
    管を接続して構成した給油装置において、 前記切換弁をシリンダ状匣体内にピストン部と、これよ
    り小径の抑制補強弁部と、小径部材で連結する流通部と
    ピストン状の制止用弁部とより成るスプール弁部を駆動
    ソレノイドを駆動源とする駆動機部で摺動可能なように
    構成し、 前記匣体の前記駆動機部設置端部と反対側端部に前記潤
    滑油タンクから潤滑油を分岐供給される予圧駆動給油口
    を設置し、 前記匣体の、前記スプール弁の通常動作位置の前記抑制
    補強弁部側面対応位置にある重力タンク送給口に前記重
    力タンクの前記送油管を接続し、 前記スプール弁の電源喪失時の切換位置の前記制止用弁
    部側面対応位置に前記潤滑油タンクから潤滑油を分岐供
    給される受給油口を設置し、 前記匣体の前記流通部の対応位置に前記軸受部に連なる
    送油管に接続する送油口を設置して構成したことを特徴
    とする回転電機の給油装置。
JP9051888U 1988-07-08 1988-07-08 回転電機の給油装置 Expired - Lifetime JPH0623836Y2 (ja)

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JPH0212599U JPH0212599U (ja) 1990-01-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4521635B2 (ja) * 2004-10-13 2010-08-11 株式会社ササキコーポレーション 揺動型肥料散布機の潤滑装置
DE202010016974U1 (de) * 2010-12-27 2011-03-03 Lincoln Gmbh Schmierstoffverteiler

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JPH0212599U (ja) 1990-01-25

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