JPH06237992A - 熱およびガス交換器 - Google Patents

熱およびガス交換器

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JPH06237992A
JPH06237992A JP50A JP4996193A JPH06237992A JP H06237992 A JPH06237992 A JP H06237992A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 4996193 A JP4996193 A JP 4996193A JP H06237992 A JPH06237992 A JP H06237992A
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JP
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gas
fluid
liquid
heat
hollow fiber
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JP50A
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Atsuhiko Nogawa
淳彦 野川
Mitsuaki Ogiwara
光明 荻原
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 熱交換器付人工肺1Aは、筒状本体3と、そ
の両端に液密に接合されたカバー部材4、5とで構成さ
れるハウジング2を有する。筒状本体3内には、両端が
隔壁7、8に埋設、固定された多数の中空糸膜6が収納
されている。筒状本体3の上部及び下部には、それぞれ
血液の流入口34および流出口35が形成されている。
カバー部材4の内部は、多孔質シート42により2つの
空間43、44に仕切られ、その一方に連通する気体流
入口45と、他方に連通する液体流入口46とが設けら
れている。また、カバー部材5には、流出口52が設け
られている。中空糸膜6同士の間隙を流れる血液と、中
空糸膜6の内腔を流れる気泡が混入した液体との間で、
熱交換およびガス交換が行われる。 【効果】 1つの交換器で熱交換とガス交換とを行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第一の流体と第二の流
体との間で熱交換およびガス交換を行う熱およびガス交
換器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、心臓手術等の際に血液の体外循
環を行なう場合の血液体外循環回路には、血液を酸素
化、脱炭酸ガスする人工肺(ガス交換器)と、血液の温
度を調節する熱交換器とが設置されており、体外に導か
れた血液を熱交換器により冷却または加温した後、酸素
化、脱炭酸ガスすることが行われる。
【0003】しかしながら、このような血液体外循環回
路では、熱交換器と人工肺とがそれぞれ別個に設置され
ているため、回路構成が複雑となり、また、回路中の血
液のプライミング量も増大するという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1つ
の交換器で熱交換とガス交換とを行うことができる熱お
よびガス交換器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明(1)により達成される。また、(2)〜
(9)であるのが好ましい。
【0006】(1) ハウジング内に、ガス透過性の膜
と、第一の流体の流入部と、第一の流体の流出部と、前
記第一の流体の流入部から流出部へ至る第一流路と、第
二の流体の流入部と、第二の流体の流出部と、前記第二
の流体の流入部から流出部へ至る第二流路とを有し、前
記第一流路と前記第二流路とが前記ガス透過性の膜で隔
てられている熱およびガス交換器であって、前記第一流
路に前記第一の流体を流すとともに、前記第二流路に前
記第一の流体と温度が異なる液体と前記第一の流体とガ
ス分圧の異なる気体とを流し、前記ガス透過性の膜を介
して、前記第一の流体と前記第二の流体との間で熱交換
およびガス交換を行うことを特徴とする熱およびガス交
換器。
【0007】(2) 前記第二の流体の流入部は、前記
第一の流体と温度が異なる液体と前記第一の流体とガス
分圧の異なる気体とを混合する混合手段を有する上記
(1)に記載の熱およびガス交換器。
【0008】(3) 前記混合手段は、前記気体を気泡
状態で前記液体に混合するものである上記(2)に記載
の熱およびガス交換器。
【0009】(4) 前記第二の流体の流入部は、前記
第一の流体と温度が異なる液体と前記第一の流体とガス
分圧の異なる気体とが、前記第二流路にそれぞれ別個に
流入するように構成されている上記(1)に記載の熱お
よびガス交換器。
【0010】(5) 前記第一の流体は血液である上記
(1)ないし(4)のいずれかに記載の熱およびガス交
換器。
【0011】(6) 前記第二の流体は、水と、血液よ
り酸素分圧が高い気体とで構成されるものである上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載の熱およびガス交
換器。
【0012】(7) 前記ガス透過性の膜は、熱伝導率
が2×10-4J/cm・s・K以上のものである上記(1)ない
し(6)のいずれかに記載の熱およびガス交換器。
【0013】(8) 前記ガス透過性の膜は、中空糸膜
である上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の熱お
よびガス交換器。
【0014】(9) 前記第二流路は、前記中空糸膜の
内腔で構成される上記(8)に記載の熱およびガス交換
器。
【0015】
【実施例】以下、本発明の熱およびガス交換器を添付図
面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の熱およびガス交換器を熱
交換器付人工肺に適用した場合の構成例を示す縦断面図
である。同図に示すように、熱交換器付人工肺1Aは、
筒状本体3と、この筒状本体3の両端にそれぞれ液密に
接合されたカバー部材(筐体)4および5とで構成され
るハウジング2を有している。
【0017】ハウジング2の主要部材である筒状本体3
は、軸方向の中央部30においてその内径が最小とな
り、中央部30から両端部までそれぞれ内径が徐々に拡
径するテーパー状をなしている。この筒状本体3内に
は、ガス透過性の膜である多数の中空糸膜6の束が収納
されており、この中空糸膜6の束の両端は、隔壁7およ
び8に埋設されて筒状本体3の両端部付近にそれぞれ固
定されている。
【0018】隔壁7および8は、例えばポリウレタン、
シリコーン、エポキシのような高分子ポッティング材を
筒状本体3の両端部付近に注入、硬化させて形成したも
のであり、隔壁7は、後述する流入部31と流出部51
とを液密に遮蔽し、隔壁8は、後述する流出部32と流
入部41とを液密に遮蔽する。
【0019】なお、前述したように、筒状本体3が中央
部30から両端に向けて内径が拡径するテーパー状をな
しているため、収納される中空糸膜6の束は、中央部3
0付近において絞り込まれた状態となり、よって、中空
糸膜6とその外側を流れる血液との接触率が高くなり、
ガス交換および熱交換の効率が高められる。
【0020】筒状本体3の図1中上部および下部には、
それぞれ、第一の流体である血液の流入部31および流
出部32が形成されている。この流入部31および流出
部32は、筒状本体3の前記テーパー状をなす部分より
さらに内径が拡径している。また、流入部31および流
出部32には、それぞれ、それらの内部空間に連通する
管状の流入口34および流出口35が突出形成されてい
る。
【0021】また、このようなハウジング2では、筒状
本体3の図1中下端に接合されたカバー部材4により後
述する第二の流体の流入部41が形成され、図1中上端
に接合されたカバー部材5により第二の流体の流出部5
1が形成される。
【0022】カバー部材5の側部には、カバー部材5の
内部に連通する管状の流出口52が突出形成されてい
る。また、流入部41には、第二の流体として、ガス交
換用の気体(以下単に「気体」という)および熱交換用
の液体(以下単に「液体」という)が流入するが、この
流入部41には、気体と液体とを混合する混合手段が設
けられている。
【0023】すなわち、カバー部材4の内部は、混合手
段である気体透過性の多孔質シート(気泡発生部材)4
2により、第一流入空間43および第二流入空間44に
仕切られている。そして、カバー部材4の側部には、管
状の気体流入口45および液体流入口46が、それぞれ
第一流入空間43および第二流入空間44に連通するよ
う突出形成されている。
【0024】多孔質シート42による混合手段は、第一
流入空間43内の気体が多孔質シート42に形成された
細孔を通過する際に気泡となり、この気泡が第二流入空
間44内の液体中に混入するよう構成されている。
【0025】このような多孔質シート42としては、例
えば、メッシュ、織布、不織布、メンブランフィルタ等
を用いることができる。なお、多孔質シート42の気体
透過により得られる気泡の直径は、特に限定されず、気
泡の直径が、中空糸膜6の内径未満のものはもちろんの
こと、中空糸膜6の内径以上のもの、例えば中空糸膜6
の内径の1〜20倍程度のものであっても、中空糸膜6
の内部と第二流入空間44との圧力差を調整することに
よって、中空糸膜6内を通過することができる。
【0026】熱交換器付人工肺において、気体流入口4
5から第一流入空間43へ導入される気体は、第一の流
体である血液より酸素分圧が高く、二酸化炭素分圧が低
い気体であり、例えば、空気、純酸素、または酸素リッ
チな気体等が挙げられる。これにより、中空糸膜6を介
して血液に酸素加、脱炭酸ガスが行われる。
【0027】また、液体流入口46から第二流入空間4
4へ導入される液体としては、第一の流体である血液と
温度が異なる液体であり、これにより、中空糸膜6を介
して血液を冷却または加温する。なお、この液体として
は、水または水溶液が好ましい。
【0028】各中空糸膜6同士の間隙および中空糸膜6
と筒状本体3の内面との間の間隙で構成される空間は、
流入部31から流出部32へ至る血液の第一流路33を
形成している。
【0029】各中空糸膜6の両端は、それぞれ、第二流
入空間44およびカバー部材5内に連通するよう開口
し、各中空糸膜6の内腔は、流入部41から流出部51
へ至る第二流路を形成している。
【0030】本発明において、中空糸膜6は、第一の流
体、第二の流体間でのガス交換を行う媒体であるととも
に、熱交換を行う媒体でもある。使用し得る中空糸膜6
としては、多孔質膜および緻密膜のいずれでもよい。多
孔質膜としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンのような多孔質ポリオレフィン系や、セルロース−ジ
−アセテート等のセルロース系材料によるものが挙げら
れ、緻密膜としては、例えば、シリコーンゴムによるも
のが挙げられる。
【0031】このような中空糸膜6を介して第一の流
体、第二の流体間でのガス交換および熱交換が行われる
が、通常の有効膜面積(十分なガス交換能が得られる程
度の有効膜面積)において、十分な熱交換を可能とする
ために、中空糸膜6は、その熱伝導率が2×10-4J/cm
・s・K以上、特に、2.5×10-4J/cm・s・K以上であるも
のが好ましい。本発明では、中空糸膜6がこのように比
較的低い熱伝導率であっても、有効膜面積が大きいた
め、十分な熱交換能を得ることができる。
【0032】また、筒状本体3、カバー部材4および5
の構成材料としては、例えばポリカーボネート、アクリ
ル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アク
リル−スチレン共重合体、アクリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体等を挙げることができる。
【0033】なお、熱交換器付人工肺1Aにおいて、血
液の流入部(流入口)と流出部(流出口)とを図1中上
下逆に設け、血液が第一流路33内を図1中上方に向け
て流れるような構成としてもよい。
【0034】次に、熱交換器付人工肺1Aの作用につい
て説明する。気体流入口45からは第一流入空間43に
気体が供給され、液体流入口46からは第二流入空間4
4に液体が供給される。第一流入空間43内の気体の圧
力が第二流入空間44内の圧力に比べて高くなると、第
一流入空間43内の気体は、多孔質シート42に形成さ
れた細孔を通過して気泡となり、この気泡が第二流入空
間44内の液体中に混入する。そして、第二流入空間4
4内の圧力が所定値以上となると、この気泡を含む液体
は、各中空糸膜6の一端からその内腔すなわち第二流路
内に入り、該第二流路内を流れ、中空糸膜6の他端から
流出部51内に流入し、流出口52からケーシング2外
へ排出される。
【0035】なお、第二流路内における液体および気体
の流動形態は、いかなるものでもよく、例えば、各中空
糸膜6を垂直状態に保持した場合、気泡流、スラグ流、
環状流、環状噴霧流(1981年,養賢堂発行の「気液
二相流」,第7〜9頁参照)のいずれでもよいが、特
に、スラグ流を形成するのが好ましい。
【0036】一方、流入口34からは流入部31へ血液
が流入し、さらにこの血液は、各中空糸膜6同士の間隙
および中空糸膜6と筒状本体3の内面との間の間隙、す
なわち第一流路33内を中空糸膜6の長手方向に沿って
図1中下方に流れ、流出部32へ到達し、さらに、流出
口35からケーシング2外へ排出される。
【0037】血液は、第一流路33内を流れる間に、中
空糸膜6に形成された多数の細孔を介して、中空糸膜6
の内腔(第二流路)を流れる気体と接触し、ガス交換が
行われる。これにより、血液は、酸素加、脱炭酸ガスが
なされる。また、これと同時に、血液は、第一流路33
内を流れる間に、中空糸膜6を介して、中空糸膜6の内
腔(第二流路)を流れる液体との間で熱交換が行われ
る。これにより、血液は、所望の温度に冷却または加温
される。
【0038】このような熱交換器付人工肺1Aにおい
て、熱交換とガス交換とのバランスは、第二の流体にお
ける液体と気体との混合比、すなわち、液体中に混入す
る気泡の量を調整することにより任意に選択することが
できる。この場合、第二の流体として液体および気体の
一方のみを供給し、第一の流体との間で熱交換およびガ
ス交換の一方のみを行うこともできる。
【0039】図2は、本発明の熱およびガス交換器を熱
交換器付人工肺に適用した場合の他の構成例を示す縦断
面図である。同図に示す熱交換器付人工肺1Bは、第二
の流体の流入部と、気体および液体の混合手段の構成が
異なる以外は、前記熱交換器付人工肺1Aと同様であ
る。以下、相違点についてのみ説明し、同様の事項の説
明は省略する。
【0040】熱交換器付人工肺1Bにおいては、筒状本
体3の図2中下端に接合されたカバー部材9により第二
の流体の流入部91が形成される。カバー部材9の側部
には、前記と同様の液体流入口92が、カバー部材9内
に連通するよう突出形成されている。
【0041】流入部91に設置される混合手段は、カバ
ー部材9を貫通する送気管93と、カバー部材9内の底
部付近に位置し、前記送気管93の先端に取り付けられ
た多孔質体(気泡発生部材)94とで構成されている。
この場合、多孔質体94としては、各種燒結体や発泡体
を用いることができ、例えば、発泡ポリウレタン、発泡
ポリエチレン、多孔質ポリプロピレン、ガラス、素焼き
等のセラミックス等で構成されるものが挙げられる。
【0042】このような構成の熱交換器付人工肺1Bに
おいては、液体が液体流入口92からカバー部材9内に
供給されるとともに、気体が送気管93を介して多孔質
体94内に供給され、多孔質体94に形成された細孔を
通過して気泡となり、この気泡がカバー部材9内の液体
中に混入する。そして、カバー部材9内の圧力が所定値
以上となると、この気泡を含む液体は、各中空糸膜6の
一端からその内腔(第二流路内)に入り、該第二流路内
を流れ、前記と同様にして、第一流路33内を流れる血
液との間でガス交換および熱交換を行う。
【0043】図3は、本発明の熱およびガス交換器を熱
交換器付人工肺に適用した場合のさらに他の構成例を示
す縦断面図である。同図に示す熱交換器付人工肺1C
は、第二の流体の流入部と、気体および液体の混合手段
の構成が異なる以外は、前記熱交換器付人工肺1Aと同
様である。以下、相違点についてのみ説明し、同様の事
項の説明は省略する。
【0044】熱交換器付人工肺1Cにおいては、筒状本
体3の図3中下端に接合されたカバー部材10により第
二の流体の流入部101が形成される。カバー部材10
の側部には、管状の液体流入口102が、カバー部材1
0内に連通するよう突出形成されている。
【0045】流入部101に設置される混合手段は、液
体流入口102と、該液体流入口102の壁部を貫通
し、その先端が液体流入口102内に連通するノズル1
03で構成されている。
【0046】このような構成の熱交換器付人工肺1Cに
おいては、液体流入口102から液体をカバー部材9内
に供給する際に、ノズル103の先端から液体流入口1
02内に高圧で気体を供給して、気泡を混入させる。そ
して、カバー部材9内に供給された気泡を含む液体は、
その圧力が所定値以上となると、各中空糸膜6の一端か
らその内腔(第二流路内)に入り、該第二流路内を流
れ、前記と同様にして、第一流路33内を流れる血液と
の間でガス交換および熱交換を行う。
【0047】なお、図1、図2および図3に示す構成の
各熱交換器付人工肺において、前記とは逆に、各中空糸
膜6の内腔を第一の流体(血液)が流れる第一流路と
し、各中空糸膜6同士の間隙および中空糸膜6と筒状本
体3の内面との間の間隙で構成される空間を第二の流体
(気体および液体)が流れる第二流路としてもよい。
【0048】図4は、本発明の熱およびガス交換器を熱
交換器付人工肺に適用した場合のさらに他の構成例を示
す断面図側面である。前述した熱交換器付人工肺1A〜
1Cが、第二の流体として気体と液体とを混合したもの
を第二流路に流す構成であるのに対し、この熱交換器付
人工肺1Dは、第二の流体として気体と液体とを2相分
離した状態で第二流路に流す構成である。以下、その構
成について詳述する。
【0049】図4に示すように、熱交換器付人工肺1D
は、ハウジング本体12と、このハウジング本体12の
両側端にそれぞれ液密に接合されたカバー部材(筐体)
13および14とで構成されるハウジング11を有して
いる。
【0050】このハウジング本体12内には、前記と同
様の中空糸膜6の束が、図4中横方向になるように収納
されており、この中空糸膜6の束の両端は、前記と同様
の隔壁15および16に埋設されてハウジング本体12
の両側端部付近にそれぞれ固定されている。
【0051】ハウジング本体12の図4中上部および下
部には、それぞれ、第一の流体である血液の流入部12
1および流出部122が形成されている。流入部121
および流出部122におけるハウジング本体12の内面
は、テーパ面を形成している。また、流入部121およ
び流出部122の頂部には、それぞれ、流入部121お
よび流出部122の内部空間に連通する管状の流入口1
24および流出口125が突出形成されている。
【0052】また、このようなハウジング11では、ハ
ウジング本体12の図4中左端に接合されたカバー部材
13により第二の流体の流入部131が形成され、図1
中上端に接合されたカバー部材14により第二の流体の
流出部141が形成される。
【0053】カバー部材13の図4中左側面には、カバ
ー部材13の内部に連通する管状の気体流入口132お
よび液体流入口133が、それぞれ、カバー部材13の
上方および下方位置に突出形成されている。
【0054】また、カバー部材14の図4中右側面に
は、カバー部材14の内部に連通する管状の気体流出口
142および液体流出口143が、それぞれ、カバー部
材14の上方および下方位置に突出形成されている。
【0055】各中空糸膜6同士の間隙で構成される空間
は、流入部121から流出部122へ至る血液の第一流
路123を形成している。各中空糸膜6の両端は、それ
ぞれ、カバー部材13および14の内部に連通するよう
開口し、各中空糸膜6の内腔は、流入部131から流出
部141へ至る第二流路を形成している。
【0056】次に、熱交換器付人工肺1Dの作用につい
て説明する。カバー部材13内には、気体流入口132
から気体が供給され、液体流入口133から液体が供給
される。カバー部材13の内部では、下方に液体、上方
に気体が分かれて存在している。カバー部材13内の圧
力が所定値以上となると、カバー部材13内の液体は、
中空糸膜6の束のうち、カバー部材13内の液面17よ
り下方にある中空糸膜6の一端から、その内腔すなわち
第二流路内に入り、該第二流路内を流れ、中空糸膜6の
他端からカバー部材14内に流入し、貯留される。ま
た、カバー部材13内の気体は、中空糸膜6の束のう
ち、カバー部材13内の液面17より上方にある中空糸
膜6の一端から、その内腔すなわち第二流路内に入り、
該第二流路内を流れ、中空糸膜6の他端からカバー部材
14内に流入し、液面18より上方の空間に貯留され
る。そして、カバー部材14内の気体は気体流出口14
2から、液体は液体流出口143からそれぞれケーシン
グ11外へ排出される。
【0057】一方、流入口124からは流入部121へ
血液が流入し、さらにこの血液は、各中空糸膜6同士の
間隙、すなわち第一流路123内を中空糸膜6と直交す
る方向に沿って流れる。血液が第一流路123の前半、
すなわち液面17より下方にある中空糸膜6同士の間隙
を通過する際には、その中空糸膜6の内腔(第二流路)
を流れる液体との間で熱交換が行われ、第一流路123
の後半、すなわち液面17より上方にある中空糸膜6同
士の間隙を通過する際には、その中空糸膜6の内腔(第
二流路)を流れる気体との間でガス交換が行われる。
【0058】このようにして、所望の温度に冷却または
加温され、かつ酸素加、脱炭酸ガスがなされた血液は、
流出部122へ到達し、さらに、流出口125からケー
シング11外へ排出される。
【0059】なお、このような熱交換器付人工肺1Dに
おいては、例えばカバー部材13内への気体および液体
の供給量(圧力)をそれぞれ調整することにより、液面
17のレベルを調整し、ガス交換を行う中空糸膜6と熱
交換を行う中空糸膜6との体積比を適宜変えることで、
熱交換とガス交換とのバランスを所望に調整することが
できる。この場合、前記と同様、液体および気体の一方
のみを供給し、第一の流体との間で熱交換およびガス交
換の一方のみを行うこともできる。
【0060】また、熱交換器付人工肺1Dにおいて、気
体流出口142および液体流出口143に代わり、カバ
ー部材14の側面の液面18付近に、カバー部材14内
の気体および液体を排出する1つの流出口を設けた構成
であってもよい。
【0061】また、血液の流入部(流入口)と流出部
(流出口)とを図4中上下逆に設け、ハウジング本体1
2内に流入した血液に対し、まずガス交換を行い、次い
で熱交換を行うような構成としてもよい。
【0062】なお、上記各構成例では、本発明の熱およ
びガス交換器を中空糸膜型人工肺に適用した場合につい
て説明したが、これに限らず、ガス透過性の膜として平
膜を用いたものに適用したものでもよい。
【0063】また、本発明の熱およびガス交換器は、人
工肺に適用する場合に限らず、熱交換およびガス交換を
行うものであれば、いかなるものでもよく、その用途
も、医療用の他、例えば工業用であってもよい。さら
に、本発明において、第一の流体としては、前記血液に
限らず、血漿のようなその他の体液や体液以外の液体、
気体等いかなるものでもよい。
【0064】次に、本発明の熱およびガス交換器を、具
体的実施例を挙げてさらに詳細に説明する。
【0065】(実施例1)図1に示す構成の熱交換器付
人工肺を製造した。この人工肺のハウジング内には、有
効長さ92mm、内径約200μm のポリプロピレン製の
多孔質中空糸膜を多数本配設し、その有効膜面積を1.
7m2とした。なお、この中空糸膜の熱伝導率は、4×1
-4J/cm・s・Kであった。また、第二の流体の流入部41
は、平均孔径40μm の多孔質シートにより、第一流入
空間43および第二流入空間44に仕切った。
【0066】(実施例2)図2に示す構成の熱交換器付
人工肺を製造した。この人工肺のハウジング内には、実
施例1と同様の中空糸膜を多数本配設し、その有効膜面
積を1.7m2とした。また、第二の流体の流入部91に
設置された気泡発生用の多孔質体としては、発泡ポリエ
チレン(平均孔径100μm )を中空のうず巻き形状に
成形したものを用いた。
【0067】(実施例3)図3に示す構成の熱交換器付
人工肺を製造した。この人工肺のハウジング内には、実
施例1と同様の中空糸膜を多数本配設し、その有効膜面
積を1.7m2とした。また、液体の流入口に貫通して設
置されたノズル103の先端部の口径は、0.5mmであ
った。
【0068】上記実施例1〜3の各熱交換器付人工肺を
用い、以下のような実験を行った。 [実験1]第二の流体の流入部に、20℃の冷水を60
00ml/minで供給するとともに、酸素を4000ml/min
で供給して、各中空糸膜の内腔に酸素の気泡を含む冷水
を流し、これと同時に、第一の流体の流入部に37℃の
牛血を4000ml/minで供給して、牛血の冷却および酸
素加、脱炭酸ガスを行った。
【0069】得られた牛血の温度および溶存酸素量を測
定し、この測定データから各熱交換器付人工肺の熱交換
能(熱交換係数)および酸素添加能を求めた。その結果
を下記表1に示す。
【0070】(実施例4)図4に示す構成の熱交換器付
人工肺を製造した。この人工肺のハウジング内には、有
効長さ90mm、内径約200μm のポリプロピレン製の
多孔質中空糸膜を多数本配設し、その有効膜面積を1.
8m2とした。なお、この中空糸膜の熱伝導率は、4×1
-4J/cm・s・Kであった。
【0071】上記実施例4の熱交換器付人工肺を用い、
以下のような実験を行った。 [実験2]第二の流体の流入部に対し、液体流入口より
20℃の冷水を2000ml/minで供給するとともに、気
体流入口より純酸素を40000ml/minで供給し、これ
と同時に、第一の流体の流入部に37℃の牛血を400
0ml/minで供給して、牛血の冷却および酸素加、脱炭酸
ガスを行った。
【0072】なお、第二の流体の流入部を構成するカバ
ー部材13内において、気体と液体との体積比が2:5
となるように液面17のレベルが保持されていた。得ら
れた牛血の温度および溶存酸素量を測定し、この測定デ
ータから熱交換器付人工肺の熱交換能(熱交換係数)お
よび酸素添加能を求めた。その結果を下記表1に示す。
【0073】
【表1】
【0074】なお、表1中の酸素添加能は、1分間当り
の、人工肺の通過前後における血液中の溶存酸素量の差
を示すものである。また、表1中の熱交換係数Kは、下
記の数1の式で示されるものである。
【0075】
【数1】
【0076】上記表1の結果から明らかなように、実施
例1〜3の熱交換器付人工肺は、いずれも優れた熱交換
能および酸素添加能を有しており、また、実施例4の熱
交換器付人工肺は、優れた熱交換能と有効な酸素添加能
を有していることが確認された。
【0077】[実験3]実施例1〜3の熱交換器付人工
肺を用い、冷水の代わりに40℃の温水を用いた以外は
実験1と同様にして、牛血(23℃)の加温および酸素
加、脱炭酸ガスを行った。
【0078】また、実施例4の熱交換器付人工肺を用
い、冷水の代わりに40℃の温水を用いた以外は実験2
と同様にして、牛血(23℃)の加温および酸素加、脱
炭酸ガスを行った。
【0079】これらの結果、実施例1〜4の熱交換器付
人工肺は、いずれも、上記表1と同様の熱交換能および
酸素添加能を示した。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱およびガ
ス交換器によれば、1つの交換器で熱交換とガス交換と
を行うことができ、熱交換能およびガス交換能も優れて
いる。従って、本発明を熱交換器付人工肺に適用した場
合、血液体外循環回路の回路構成を簡素化することおよ
び回路中の血液のプライミング量を減少させることがで
きる。
【0081】また、本発明の熱およびガス交換器では、
必要に応じ、熱交換とガス交換との比率を所望に設定す
ることも可能であるため、最適な条件を得ることがで
き、また、用途も拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱およびガス交換器を熱交換器付人工
肺に適用した場合の構成例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の熱およびガス交換器を熱交換器付人工
肺に適用した場合の他の構成例を示す縦断面図である。
【図3】本発明の熱およびガス交換器を熱交換器付人工
肺に適用した場合の他の構成例を示す縦断面図である。
【図4】本発明の熱およびガス交換器を熱交換器付人工
肺に適用した場合の他の構成例を示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】 1A、1B、1C、1D 熱交換器付人工肺 2 ハウジング 3 筒状本体 30 中央部 31 流入部 32 流出部 33 第一流路 34 流入口 35 流出口 4 カバー部材 41 流入部 42 多孔質シート 43 第一流入空間 44 第二流入空間 45 気体流入口 46 液体流入口 5 カバー部材 51 流出部 52 流出口 6 中空糸膜 7、8 隔壁 9 カバー部材 91 流入部 92 液体流入口 93 送気管 94 多孔質体 10 カバー部材 101 流入部 102 液体流入口 103 ノズル 11 ハウジング 12 ハウジング本体 121 流入部 122 流出部 123 第一流路 124 流入口 125 流出口 13 カバー部材 131 流入部 132 気体流入口 133 液体流入口 14 カバー部材 141 流出部 142 気体流出口 143 液体流出口 15、16 隔壁 17、18 液面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に、ガス透過性の膜と、第
    一の流体の流入部と、第一の流体の流出部と、前記第一
    の流体の流入部から流出部へ至る第一流路と、第二の流
    体の流入部と、第二の流体の流出部と、前記第二の流体
    の流入部から流出部へ至る第二流路とを有し、 前記第一流路と前記第二流路とが前記ガス透過性の膜で
    隔てられている熱およびガス交換器であって、 前記第一流路に前記第一の流体を流すとともに、前記第
    二流路に前記第一の流体と温度が異なる液体と前記第一
    の流体とガス分圧の異なる気体とを流し、前記ガス透過
    性の膜を介して、前記第一の流体と前記第二の流体との
    間で熱交換およびガス交換を行うことを特徴とする熱お
    よびガス交換器。
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