JPH0623647U - 連続鋳造設備用ク−リンググリッドの固定装置 - Google Patents

連続鋳造設備用ク−リンググリッドの固定装置

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JPH0623647U
JPH0623647U JP6504392U JP6504392U JPH0623647U JP H0623647 U JPH0623647 U JP H0623647U JP 6504392 U JP6504392 U JP 6504392U JP 6504392 U JP6504392 U JP 6504392U JP H0623647 U JPH0623647 U JP H0623647U
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cooling grid
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grid
frame
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連鋳機の鋳片支持用ク−リンググリッドの交
換を容易にする。 【構成】 連鋳機のモ−ルド1の直下に設けられた鋳片
支持装置は、ク−リンググリッド9とガイドロ−ルRと
がユニット化しているが、このク−リンググリッドGを
バックフレ−ム2とウエアプレ−ト3とで構成する。こ
のバックフレ−ム2の両端に支持部14を突設し、サイ
ドフレ−ム17に凹み部18を形成すると共に、この凹
み部18に挿入した支持部14をサイドフレ−ム側から
押圧する押しボルト20により着脱自在に固定したの
で、押しボルト20をゆるめると、ク−リンググリッド
Gのみを上方向に取出すことができ、その交換が容易と
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、連続鋳造設備用ク−リンググリッドの固定装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術とその課題】
最近の連続鋳造設備は生産性向上のため高速鋳造が行われているが、この高速 鋳造を行うための一つの手段として、モ−ルド直下における鋳片を支持する装置 に、従来のガイドロ−ルに代え、ク−リングプレ−トやク−リンググリッドが用 いられ、高速鋳造によるブレ−クアウトを防止している。このク−リングプレ− トは、プレ−トで鋳片を面支持するので、バルジング(膨出)が発生しにくいが 、格子状の部材のため、これにスケ−ルが溜まり鋳片冷却用スプレイノズルの噴 射を妨げる欠点がある。
【0003】 そこで本出願人は、かかるク−リングプレ−トの欠点を除くために、実公昭6 3−25005号公報により、次のような提案をしている。
【0004】 すなわち、図6に示すようにモ−ルド1の直下において、バックフレ−ム2, 2の内面(鋳片側面)にウエアプレ−ト3をボルト6により内張りし、このウエ アプレ−ト3に圧水供給穴4を設けた鋳片支持装置において、このウエアプレ− ト3の内面に、圧水供給穴4を避けて多数の突起3a,3a……を設け、これら の突起3aを千鳥状に配置して、鋳片5をガイドすると共に、これらの突起3a の間を冷却水が流下するようにしたク−リンググリッドを提案している。
【0005】 しかしながら、かかるク−リンググリッドでは、従来のガイドロ−ルのみから なる鋳片支持装置に比べ、鋳片5のブレ−クアウトは防止できることは勿論、圧 水供給穴4にはスケ−ルが溜まらないものの、ウエアプレ−ト3の摩耗による交 換周期とガイドロ−ルの摩耗による交換周期が異なるため、図6で示すようにク −リンググリッドGとガイドロ−ルRとが組合わされてユニット化されている場 合は、ガイドロ−ルRを含めてユニット全体を取出し、ク−リンググリッドを交 換する必要があって、その交換時間が長くなる、という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、かかる問題を解決するためになされたもので、その要旨とす るところは、モ−ルド(1)の直下に設けられ、かつ、下方のガイドロ−ル(R )と、サイドフレ−ム(17)を介して、ユニット化されたク−リンググリッド (G)において、前記ク−リンググリッド(G)を、バックフレ−ム(2)と該 バックフレ−ム(2)に内張りされたウエアプレ−ト(3)で構成し、該バック フレ−ム(2)の両端に支持部(14)を突設すると共に、前記サイドフレ−ム (17)に凹み部(18)を形成し、該凹み部(18)に挿入した支持部(14 )を、サイドフレ−ム(17)側から押圧する押しボルト(20)により着脱自 在に固定したことを特徴とする連続鋳造設備用ク−リンググリッドの固定装置に ある。
【0007】
【実施例】
本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に述べる。 図1は本考案の実施例のク−リンググリッドの要部平面図で、従来例を示す図 6のA〜矢視に相当する。図2は図1のB〜B矢視図、図3は図1または図2の C〜矢視図、図4は図1または図2のD−1〜矢視図、図5は図1または図2の D−2〜矢視図であり、図6の従来例と共通する部分は省略したり、同一符号を 付してある。
【0008】 なお、図1および図2中、aはストランドの中心線を示し、図1の矢印Xは鋳 造方向を、図2の矢印Yはク−リンググリッドの取外し時の搬出方向をそれぞれ 示している。
【0009】 本実施例のク−リンググリッドGを備えたCCMは、スラブ高速鋳造CCMに 好都合である。 本実施例のク−リンググリッドGでは、ウエアプレ−ト3a,3bは縦方向に 長い長円状に形成されており、これらのウエアプレ−ト3a,3bがバックフレ −ム2に千鳥状に配置されて、ボルト6により固着されている。
【0010】 このバックフレ−ム2は、次のように構成されている。なお、このバックフレ −ム2は、平面視において、ストランドの中心線aに対し左右対称に、また、鋳 片5に対し前後対称になっているので、全体の1/4の部分について述べる。
【0011】 このバックフレ−ム2の本体は、対向側にウエアプレ−ト3a,3aが取付け られる上、下2段になった棚形リブ7,7aで構成されている。この2段の棚形 リブ7,7aは外方向に若干傾斜して互に平行になっており、しかも、後述の第 3の取付けボス8bと端板13とで連結されて一体化されている。
【0012】 上方の棚形リブ7には、ウエアプレ−ト3aを取付ける第1の取付けボス8が 左右方向に一定間隔毎に形成されており、下方の棚形リブ7aには、ウエアプレ −ト3aを取付ける第2の取付けボス8aが左右方向に一定間隔毎に形成されて いる。これらの第1の取付けボス8と第2の取付けボス8aとは上下方向に並列 されている。これらの第1の取付けボス8と第2の取付けボス8aとの間であっ て、しかも、第1の取付けボス8同志の間や第2の取付けボス8a同志の間に、 前記ウエアプレ−ト3aより上下方向に長いウエアプレ−ト3bを取付けるため の第3の取付けボス8bが形成されていて、上、下の棚形リブ7,7aを連結し ている。
【0013】 第1の取付けボス8には、ウエアプレ−ト3aのための取付面9が形成されて おり、また、この取付面9の反対側(外方)上面には、ウエアプレ−ト3aを固 定するための長、短2本のボルト6(6a,6b)がそれぞれ螺入できるように 2つの段部10,11が形成されている。なお、下の段部11には面取り部12 が形成されている。
【0014】 第2の取付けボス8aには、ウエアプレ−ト3aのための取付面9aが形成さ れており、また、この取付面9aの反対側下面には、ウエアプレ−ト3aを固定 するための短ボルト6aが螺入できる段部10aが形成されており、上側には長 ボルト6bが螺入できる段部11aが形成されている。なお、上の段部11aに は面取り部12aが形成されている。
【0015】 第3の取付けボス8bには、ウエアプレ−ト3bのための取付面9bが形成さ れており、この第3の取付けボス8bの上、下面に面取り12c(上方のみ図示 )が形成されていて、ウエアプレ−ト3bを固定するための長ボルト6bを螺入 するのが容易となるようにしている。
【0016】 以上のような棚形リブ7,7aからなるバックフレ−ム2の左右端(鋳片5の 幅方向端)には、それぞれ端板13が一体的に設けられている。この端板13の 外面には、このバックフレ−ム2を両端支持するための支持部14が突設されて いる。したがって、この端板13と支持部14とで、T字状に形成されている。
【0017】 この支持部14は板体で構成され、その片面と端板13とにわたり、1つのリ ブ15が設けられており、また、他の片面と端板13とにわたり、2つのリブ1 6,16が設けられている。
【0018】 この支持部14は、これらのリブ15,16で補強されて延長され、次のよう な凹み部18によって支持されるようになっている。
【0019】 すなわち、ク−リンググリッドGとガイドロ−ルRとはサイドフレ−ム17に それぞれ取付けられてユニット化されているが、このサイドフレ−ム17には、 前記支持部14が上方から挿入できる凹み部18が設けられている。この凹み部 18には対向する側面18a,18bを設けており、しかも、支持部14が載置 される載置面18cを設けている。
【0020】 支持部14の側面(凹み部18の側面18aに対向する側の面)には、ライナ シム19がボルト(不図示)により着脱自在に設けられており、他の側面18b には、挿入された支持部14およびこのライナシム19を18aに向け横方向か ら押圧して固定する2本の押しボルト20,20が設けられている。
【0021】 また、前記端板13の上縁側には、2つのフック係止部21,21が設けられ ていて、これにクレ−ン等のフック(不図示)を引っ掛けてク−リンググリッド Gを吊上げるようにしている。
【0022】 次に、本実施例の作用を述べる。 鋳込操業終了後、ウエアプレ−ト3a,3bを取換る場合には、押しボルト2 0,20をゆるめて、フック係止部21,21にクレ−ンからのフックを掛けて ク−リンググリッドGを矢印Y方向上に吊上げて搬出する。もし、ウエアプレ− ト3a,3bの摩耗が少なければ、ク−リンググリッドGを吊上げないでセット されているライナシム19を厚肉のライナシムと取換るだけで、鋳片5の厚みに 合せることができる。
【0023】 したがって、本実施例ではク−リンググリッドGのみを取外したり、組付けた りするので、その作業は簡略化でき、作業時間の短縮を図ることができる。因に 、従来装置ではガイドロ−ルとユニット化されたク−リンググリッドGの交換時 間は、30分以上かかっていたが、本実施例のク−リンググリッドGの交換時間 は約10分ですんだ。
【0024】 なお、本実施例のウエアプレ−ト3a,3bは、長円形状単体を構成して、そ れぞれバックフレ−ム2の各取付けボス8,8a,8bに取付けられているが、 本考案はこれに限らず、ウエアプレ−ト自身に突起を設けてグリッド状に形成し て、これをバックフレ−ム2に取付けてもよい。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、バックフレ−ムにウエアプレ−トを内張りしたク−リンググ リッドであるため、鋳片の支持および冷却が良好にできる反面、ウエアプレ−ト の交換を頻繁に行う必要が生じるが、バックフレ−ムの両端に設けた支持部を、 サイドフレ−ムに形成した凹み部に挿入し、サイドフレ−ムから押圧する押しボ ルトによって固定したので、ク−リンググリッドを単独で容易に交換することが でき、ひいては、交換時間が著しく短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のク−リンググリッドの要部平
面図である。
【図2】図1のB〜B矢視図である。
【図3】図1のC〜矢視図である。
【図4】図1のD−1〜矢視図である。
【図5】図1のD−2〜矢視図である。
【図6】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…モ−ルド、2…バックフレ−ム、3(3a,3b)
…ウエアプレ−ト、14…支持部、17…サイドフレ−
ム、18…凹み部、20…押しボルト、G…ク−リング
グリッド、R…ガイドロ−ル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モ−ルド(1)の直下に設けられ、か
    つ、下方のガイドロ−ル(R)と、サイドフレ−ム(1
    7)を介して、ユニット化されたク−リンググリッド
    (G)において、 前記ク−リンググリッド(G)を、バックフレ−ム
    (2)と該バックフレ−ム(2)に内張りされたウエア
    プレ−ト(3)で構成し、該バックフレ−ム(2)の両
    端に支持部(14)を突設すると共に、前記サイドフレ
    −ム(17)に凹み部(18)を形成し、該凹み部(1
    8)に挿入した支持部(14)を、サイドフレ−ム(1
    7)側から押圧する押しボルト(20)により着脱自在
    に固定したことを特徴とする連続鋳造設備用ク−リング
    グリッドの固定装置。
JP6504392U 1992-08-24 1992-08-24 連続鋳造設備用ク−リンググリッドの固定装置 Expired - Lifetime JP2541984Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229799A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Jfe Steel Kk 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229799A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Jfe Steel Kk 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法
JP4506691B2 (ja) * 2006-03-03 2010-07-21 Jfeスチール株式会社 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法

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