JPH06235103A - 耐雷服 - Google Patents

耐雷服

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Publication number
JPH06235103A
JPH06235103A JP5020190A JP2019093A JPH06235103A JP H06235103 A JPH06235103 A JP H06235103A JP 5020190 A JP5020190 A JP 5020190A JP 2019093 A JP2019093 A JP 2019093A JP H06235103 A JPH06235103 A JP H06235103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
clothing
garment
lightning
shoes
Prior art date
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Pending
Application number
JP5020190A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ohashi
隆 大橋
Toshiyuki Takagi
俊幸 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP5020190A priority Critical patent/JPH06235103A/ja
Publication of JPH06235103A publication Critical patent/JPH06235103A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着用感がよく、身体の動作が容易で、かつ自
由に行動できる着衣を構成し、これで落雷による被害を
軽減する。 【構成】 耐雷服1を複数の着衣片、つまり、上衣2、
下衣3、帽子4、手袋5、靴下6と、履物としての靴7
に分割して構成する。各着衣片2〜6と靴7をそれぞれ
導電性素材を用いて形成する。着衣片2〜6と靴7を導
電性の接続部材9〜13で接続する。耐雷服1の先端か
ら他の先端までの抵抗を50mΩ以下に、インダクタン
スを1μH以下に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、落雷から身体を保護
するための野外活動用の耐雷服に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の耐雷服としては、例えば、実開昭
59−117616号公報に示されているものが知られ
ている。すなわち、全身をスッポリと覆う一体型の導電
性着衣に導電線が網目状に分布され、その導電線が1本
のまとめ線に接続されている。このまとめ線はアース線
を介して接地棒に取付けられ、大地に埋設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の耐雷
服は全身を覆う一体型構造であるため、身体の動きが制
約され、窮屈であるという問題点があった。また、着衣
がアース線及び接地棒を介して地面に接続されるので、
着用者の行動範囲が最大でもアース線の長さに制限され
るという不具合もあった。
【0004】この発明は上記従来の問題に着目してなさ
れたものであって、その目的は、着用感がよく、身体の
動作が容易で、しかも行動範囲が制限されることなく自
由に行動できる耐雷服を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の耐雷服は、身体の異なる部位を覆う複数
の着衣片と履物に分割して構成し、各着衣片と履物を導
電性素材を用いて形成するとともに、着衣片間を導電性
の接続部材で接続してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記解決手段によれば、耐雷服が通常の着衣と
同様に複数の着衣片と履物に分割されているので、身体
各部の動きが制約されず、着用感が向上する。しかも、
各着衣片と履物は導電性の接続部材で接続されているた
め、雷撃電流が着衣片から他の着衣片に確実に誘導され
て大地に放電され、身体への電流流入が防止される。従
って、接地棒を備える必要がなく、着用者の行動の自由
が確保される。
【0007】
【実施例】以下この発明を具体化した実施例を図面に基
づいて説明する。図1は登山用の耐雷服を示し、図2は
工事用の耐雷服を示すものである。耐雷服1は身体の異
なる部位を覆う複数の着衣片2〜6と履物としての靴7
に分割して構成されている。図において、2は上半身を
覆う上衣、3は下半身を覆う下衣、4は頭を覆う帽子、
5は手を覆う手袋、6,7は足を覆う靴下及び靴であ
る。
【0008】各着衣片2〜6と靴7はそれぞれ導電性素
材を用いて形成されている。導電性素材としては、導電
性の布地、導電性シート、導電性の不織布等が用いられ
る。導電性の布地としては、金属、炭素等の導電性繊維
のみで織成した布地、導電性繊維と天然繊維又は合成繊
維とを混成した布地、導電性シートとしては、炭素繊維
又は炭素粒を混練した導電性シート、導電性の不織布と
しては、導電箔を混入した不織布等が例示される。
【0009】各着衣片2〜6と靴7は導電性の接続部材
9〜13で接続されている。すなわち、上衣2と下衣3
とは接続部材9で、上衣2と帽子4とは接続部材10
で、上衣2と手袋5とは接続部材11で、下衣3と靴下
6とは接続部材12で、靴下6と靴7とは接続部材13
でそれぞれ接続されている。なお、図2に示すように、
上衣2とベルト8、及び、ベルト8と下衣3をそれぞれ
別の接続部材9で接続するのが好ましい。
【0010】接続部材9〜13としては、両端に金属製
ホックボタンを備えた導電性繊維からなるリボン、導電
性ファスナー、導電製面ファスナー(マジックテー
プ)、金属製スナップ、導電性繊維からなる結束紐等を
例示できる。
【0011】ここで、耐雷服1の先端から他の先端ま
で、例えば、帽子4から靴7まで、帽子4から手袋5ま
で、手袋5から上衣2の下縁まで、手袋5から靴7まで
の抵抗を50mΩ以下に、インダクタンスを1μH以下
にするとよい。一般に雷撃電流は数kA〜数百kAと言
われているが、仮に、100kAの電流を100V以下
にしようとすると耐雷服1の電気抵抗を1mΩにする必
要がある。100kAを超える雷撃電流は希であるた
め、雷撃電流の最小値を2kAとすると、抵抗は50m
Ω以下であり、インダクタンスは1μH以下であるのが
望ましい。
【0012】また、耐雷服1の導電性素材として布地を
用いる場合、図5に示すように、原繊維aによる導電路
bが全体的な電流方向cに対して斜交するように、織目
を菱形に形成するとよい。こうすれば、局部的な電流方
向が逆向きとなるため、互いに磁界を打ち消し合って全
体的な電流方向cに生じるインダクタンスを小さくでき
る。
【0013】上記のように構成した登山用及び作業用耐
雷服1によれば、各着衣片2〜6と靴7が導電性の接続
部材9〜13で接続されているため、雷撃電流は各着衣
片2〜と靴7を伝って大地に放電され、身体への電流流
入が抑制される。例えば、図1において、ピッケル15
に落雷した場合、矢印で示すように、雷撃電流は手袋5
から上衣2、下衣3、靴下6、靴7を通って大地に放電
される。従って、落雷の直撃を受けた場合でも、身体の
被害を大幅に軽減することができる。また、耐雷服1は
通常の着衣と同様に複数の着衣片2〜6と靴7に分割し
て構成されているので、身体各部の動きが制約されず、
身体の動作が容易で、着用感が向上する。しかも、従来
とは異なり、接地棒を備えていないので、着用者の行動
の自由を確保することができる。
【0014】図3は顔面及び後頭部を覆う着衣片を示す
もので、ここでは、導電性素材からなり、視界の確保さ
れたネット17が導電性の接続部材18,19を介して
帽子4及び上衣2に電気的に接続されている。この場
合、補聴器、眼鏡、入れ歯等に落雷するのが防止され
る。なお、ネット17を帽子4と一体に設けてもよい。
【0015】図4は目を覆う着衣片つまり眼鏡21を示
すもので、ここでは、金属製の眼鏡フレーム21aが導
電性の接続部材22で帽子4に接続されている。その
他、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、
この発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば以下のように
各部の構成を適宜に変更して具体化してもよい。 (a)この発明の耐雷服を農作業、ゴルフ、釣り等の各
種野外活動用の耐雷服に適用すること。 (b)各着衣片2〜6と靴7に形状、模様、色彩などの
デザインを、用途に応じて適宜施すこと。 (c)履物として、草履等を用いること。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、導電性素材からなる複数の着衣片と履物を導電性の
接続部材で接続したことから、着用感がよく、身体の動
作が容易で、その上行動範囲が制限されることなく自由
に行動でき、これをもって、落雷による被害を軽減でき
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す登山用耐雷服の正面
図である。
【図2】この発明の別の実施例を示す作業用耐雷服の正
面図である。
【図3】着衣片の別例を示すネットの正面図である。
【図4】着衣片の別例を示す眼鏡の側面図である。
【図5】導電性布地の編成図である。
【符号の説明】
1…耐雷服、2…上衣、3…下衣、4…帽子、5…手
袋、6…靴下、7…履物としての靴、9〜13,18,
19,22…接続部材、17…ネット、21…眼鏡。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体の異なる部位を覆う複数の着衣片と
    履物に分割して構成し、各着衣片と履物を導電性素材を
    用いて形成するとともに、着衣片間を導電性の接続部材
    で接続してなることを特徴とする耐雷服。
JP5020190A 1993-02-08 1993-02-08 耐雷服 Pending JPH06235103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5020190A JPH06235103A (ja) 1993-02-08 1993-02-08 耐雷服

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5020190A JPH06235103A (ja) 1993-02-08 1993-02-08 耐雷服

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06235103A true JPH06235103A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12020260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5020190A Pending JPH06235103A (ja) 1993-02-08 1993-02-08 耐雷服

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06235103A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008514826A (ja) * 2004-09-29 2008-05-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ モジュール型ウェアラブル回路
JP2010522281A (ja) * 2007-03-22 2010-07-01 カラーロ エス アール エル 感電防止服
KR101520252B1 (ko) * 2013-11-22 2015-05-15 한국전기연구원 감전 사고 방지용 작업복
JP2018111900A (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 株式会社システック・エンジニアリング 送電用導電衣

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