JPH06233947A - 電気集塵エレメントの印加極板 - Google Patents

電気集塵エレメントの印加極板

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JPH06233947A
JPH06233947A JP2245893A JP2245893A JPH06233947A JP H06233947 A JPH06233947 A JP H06233947A JP 2245893 A JP2245893 A JP 2245893A JP 2245893 A JP2245893 A JP 2245893A JP H06233947 A JPH06233947 A JP H06233947A
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JP
Japan
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high voltage
divided
divided bodies
fuse
divided body
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Pending
Application number
JP2245893A
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English (en)
Inventor
Toshiro Ino
利郎 伊能
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 高電圧供給部3より一方の極性の高電圧が印
加される導電材11は、複数の分割体11bを備えてい
る。各分割体11bは、ヒューズ部11cを介して、高
電圧供給部3と電気的に接続されている。ヒューズ部1
1cは、通電された電流がしきい値に達した場合に給電
を阻止するものである。 【効果】 高電圧が印加されている時に何れかの分割体
11b側に上記しきい値以上の電流が流れると、それに
対応するヒューズ部11cが上記高電圧供給部3からの
当該分割体11bへの給電を遮断するので、当該分割体
11bでのアーク放電の発生を未然に防止することがで
きる。従って、高電圧供給部3の出力を低く制限した
り、過電流検出回路を電気集塵機に設ける必要がないの
で、比較的低いコストで、過電流に起因する不具合を未
然に解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気集塵エレメントの印
加極板に関し、より詳細には、静電式電気集塵機に最適
な電気集塵エレメントの印加極板に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の印加極板においては、一方の極
性(例えばプラスの極性)の高電圧が印加される導電材
と、導電材を被覆する絶縁材とを一体的に構成してい
る。そして、導電材に生じる電界により、予め上記一方
の極性に荷電された塵埃に対しクーロン力を作用させ
て、上記塵埃を捕集するようにしている。
【0003】このように、上記従来の印加極板は、絶縁
材によって覆われているので、絶縁材に損傷がない限
り、集塵極板との対向距離を可及的に狭め、集塵部の小
型化を図ることが可能である。しかし、仮に絶縁材の形
成時にピンホールが生じていたり、使用時に劣化が生じ
た場合、高電圧供給経路に過電流が発生するという不具
合があった。かかる過電流が発生すると、当該損傷部分
で両者間にアーク放電が発生し、絶縁材に発火、発煙等
が生じる虞れがあった。
【0004】そのため従来は、高電圧供給部の出力を低
く制限することにより、過電流が流れてもアーク放電が
起きにくくなるように設定したり、過電流を検知するた
めの回路を設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高電圧供給部
の出力を低く設定した場合には、多数の電気集塵エレメ
ントを電気集塵機に連設した場合、電気集塵機に装備さ
れる高電圧発生装置を複数個設ける必要があるという不
具合があった。また、過電流を検知するための回路を設
ける場合においても、配線が複雑になり、製品のコスト
が高くなるという問題があった。
【0006】本発明は、上記不具合に鑑みてなされたも
のであり、低いコストで過電流に起因する不具合を未然
に解消することのできる電気集塵エレメントの印加極板
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電気集塵エレメントの印加極板は、電
気集塵エレメントの高電圧供給部より一方の極性の高電
圧が印加される導電材と、導電材を被覆する絶縁材とを
備え、上記導電材は、複数個に分割された分割体と、各
分割体を個別に上記高電圧供給部と電気的に接続すると
共に、通電された電流がしきい値に達した場合に給電を
阻止するヒューズ部とを備えていることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】上記構成からなる電気集塵エレメントの印加極
板によれば、高電圧が各分割体に印加されている時に、
何れかの分割体側にしきい値以上の電流が流れると、そ
れに対応するヒューズ部が上記高電圧供給部からの当該
分割体への給電を遮断する。
【0009】また、本発明においては、各分割体が個別
にヒューズ部を介して高電圧供給部と電気的に接続され
ているので、一の分割体に異常が発生し、それに対応す
るヒューズ部が給電を遮断しても、他の分割体には、高
電圧供給部から引続き給電される。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は、本発明の一実施例
における電気集塵エレメントの印加極板を採用した電気
集塵機の要部を示す配線略図であり、図2は、上記印加
極板の概略図である。
【0011】先ず、図1を参照して、上記電気集塵機
は、長方形に形成された印加極板1、印加極板1に対向
して清浄化されるべき空気中の塵埃を捕集する集塵極板
2、及び上記印加極板1に対し、所定の高電圧(例えば
2KV)を印加する高電圧供給部3を備えており、本実
施例においては、上記高電圧供給部3からプラスの極性
の高電圧が印加極板1に印加されている。
【0012】図2も参照して、上記印加極板1は、電気
集塵エレメントの高電圧供給部3より上記プラスの極性
の高電圧が印加される導電材11と、導電材11を被覆
する絶縁材12とを備えている。導電材11としては、
アルミニウム箔や、絶縁性樹脂等の導電性材料が好適で
ある。他方、絶縁材12は、導電材11の両面に積層さ
れる一対の樹脂シートにより好適に形成されており、互
いに導電材11を絶縁した状態でラミネートしている。
【0013】以上のような構成において、上記導電材1
1は、絶縁材12の幅方向一端側に寄った状態で当該絶
縁材12の長手方向に延びる基体部11a、及び基体部
11aの長手方向に多数並んで設けられる分割体11b
とを備えている。基体部11aは、一部が絶縁材12の
被覆部分から露出して上記高電圧供給部3と電気的に接
続されている。他方、各分割体11bは、狭隘部11c
を介して、それぞれ個別に基体部11aと電気的に接続
されている。この狭隘部11cは、通電された電流がし
きい値(例えば定格の1.5倍)に達した場合に溶断す
ることにより、分割体11bでのアーク放電を未然に防
止するためのヒューズ部を構成するものであり、かかる
ヒューズ機能を果たし得る電気抵抗及び幅寸法に設定さ
れている。
【0014】本実施例の印加極板1によれば、高電圧が
印加されている時に何れかの分割体11b側に上記しき
い値以上の電流が流れると、それに対応する狭隘部11
cが上記高電圧供給部3からの当該分割体11bへの給
電を遮断するので、当該分割体11bでのアーク放電の
発生を未然に防止することができる。従って、高電圧供
給部3の出力を低く制限したり、過電流検出回路を電気
集塵機に設ける必要がないので、比較的低いコストで、
過電流に起因する不具合を未然に解消することができ
る。
【0015】また、本実施例においては、各分割体11
bが個別に狭隘部11cを介して高電圧供給部3と電気
的に接続されているので、一の分割体11bに異常が発
生し、それに対応する狭隘部11cが給電を遮断して
も、他の分割体11bには、基体部11aを介して高電
圧供給部3から引続き給電される結果、全分割体11b
の狭隘部11cが給電を遮断する迄、製品の使用を継続
することができるという利点もある。
【0016】特に、本実施例においては、基体部11
a、分割体11b、狭隘部11cを同一の導電材料で構
成しているので、製造も行ないやすく、一層コストダウ
ンに寄与することができる。なお、本発明は、上記実施
例に限らず、種々の設計変更が可能である。例えば、上
記実施例において、基体部11aの寸法を薄く設定する
ことにより、基体部11a自身をヒューズ部として構成
してもよい。
【0017】また、図3に示すように、狭隘部11cに
代えて、分割体11bと別材料で構成された抵抗部11
dを設け、この抵抗部11dによりヒューズ部を構成し
てもよい。抵抗部11dを形成する方法としては、抵抗
値の異なる材料をプリント配線等の手段により、基体部
11aと各分割体11bとを電気的に接続することが好
ましい。
【0018】この場合には、しきい値未満の過電流によ
りノイズが発生した場合においても、その発生源近傍で
ノイズの原因である高周波を遮断することができる結
果、過電流によるノイズが、狭隘部11cと高電圧供給
部との間の配線系統に逆流するのを防止することも可能
になる。その他、上記基体部11aを省略した状態で各
ヒューズ部(狭隘部11cまたは抵抗部11d)を高電
圧供給部3と電気的に接続する等、本発明の要旨を変更
しない範囲内で、種々の設計変更が可能であることは、
云うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電気
集塵エレメントの印加極板によれば、高電圧が印加され
ている時に何れかの分割体側に過電流が流れると、それ
に対応するヒューズ部が上記高電圧供給部からの当該分
割体への給電を遮断するので、当該分割体でのアーク放
電の発生を未然に防止することができる。従って、高電
圧供給部の出力を低く制限したり、過電流検出回路を電
気集塵機に設ける必要がないので、比較的低いコスト
で、過電流に起因する不具合を未然に解消することがで
きるという顕著な効果を奏する。
【0020】また、本発明においては、各分割体が個別
にヒューズ部を介して高電圧供給部と電気的に接続され
ているので、一の分割体に異常が発生し、それに対応す
るヒューズ部が給電を遮断しても、他の分割体には、高
電圧供給部から引続き給電される結果、全分割体のヒュ
ーズ部が給電を遮断する迄、製品の使用を継続すること
ができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電気集塵エレメント
の印加極板を採用した電気集塵機の要部を示す配線略図
である。
【図2】上記印加極板の概略図である。
【図3】本発明の別の実施例における印加極板の概略図
である。
【符号の説明】
1 印加極板 11 導電材 11b 分割体 11c 狭隘部(ヒューズ部) 11d 抵抗部(ヒューズ部) 12 絶縁材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気集塵エレメントの高電圧供給部(3)
    より一方の極性の高電圧が印加される導電材(11)と、導
    電材(11)を被覆する絶縁材(12)とを備え、上記導電材(1
    1)は、複数個に分割された分割体(11b) と、各分割体(1
    1b) を個別に上記高電圧供給部(3)と電気的に接続す
    ると共に、通電された電流がしきい値に達した場合に給
    電を阻止するヒューズ部(11c、11d)とを備えていること
    を特徴とする電気集塵エレメントの印加極板。
JP2245893A 1993-02-10 1993-02-10 電気集塵エレメントの印加極板 Pending JPH06233947A (ja)

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JP2245893A JPH06233947A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 電気集塵エレメントの印加極板

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JP2245893A JPH06233947A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 電気集塵エレメントの印加極板

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ID=12083272

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JP (1) JPH06233947A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08335734A (ja) * 1995-06-07 1996-12-17 Nec Corp 放電励起エキシマレーザ装置
JP2011512248A (ja) * 2008-02-19 2011-04-21 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 最適な放出領域を用いた静電フィルタリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08335734A (ja) * 1995-06-07 1996-12-17 Nec Corp 放電励起エキシマレーザ装置
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