JPH06233439A - ゴムモールド一体形ケーブルヘッド - Google Patents

ゴムモールド一体形ケーブルヘッド

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Publication number
JPH06233439A
JPH06233439A JP3742693A JP3742693A JPH06233439A JP H06233439 A JPH06233439 A JP H06233439A JP 3742693 A JP3742693 A JP 3742693A JP 3742693 A JP3742693 A JP 3742693A JP H06233439 A JPH06233439 A JP H06233439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
rubber
insulator
stress
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3742693A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Murooka
晃 室岡
Akira Suzuki
晃 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP3742693A priority Critical patent/JPH06233439A/ja
Publication of JPH06233439A publication Critical patent/JPH06233439A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ケーブルが熱伸縮したり、ケーブ
ルに外力が加わってケーブル絶縁体が挙動してもケーブ
ル導体上の絶縁補強層にストレスが生じるのを防ぐこと
を目的とする。 【構成】 本発明のゴムモールド一体形ケーブルヘッド
は、ケーブル絶縁体9の熱挙動や外力等に基づくストレ
ス吸収体8を、絶縁補強体4内の圧着端子6の接続部5
の外周からケーブル絶縁体9の外周にかけて設けた構成
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴムモールド一体形ケー
ブルヘッドに関し、特に、ケーブルの熱挙動や外力等に
よって圧着端子とケーブル導体の接続部分において集中
的に生じる絶縁補強体のストレスを吸収するようにした
ゴムモールド一体形ケーブルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴムモールド一体形ケーブルヘッ
ドとして、例えば、図3に示されるものがある。このゴ
ムモールド一体形ケーブルヘッドは、段剥ぎによって順
々に露出させられたケーブル導体10,ケーブル絶縁体
9,ケーブル遮蔽層2,及びケーブル外被11を有する
ケーブル1と、圧着部5を介してケーブル導体10に接
続された圧着端子6と、ケーブル外被11から圧着端子
6にかけてゴム等でモールドされた絶縁補強体4と、ケ
ーブル遮蔽層2に接続され、絶縁補強体4に埋入された
ストレスコーン3と、ケーブル遮蔽層2に接続されて絶
縁補強体4より導出された接地リード線7より構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のゴムモ
ールド一体形ケーブルヘッドによると、通電時にケーブ
ルが熱伸縮したり、使用中に曲げ,引っ張り,ねじり等
の外力がケーブルに加わると、ケーブル絶縁体の挙動に
よって圧着端子の圧着部を中心に歪が生じるため、その
近傍のケーブル導体上の絶縁補強層にストレスが生じ、
長期間にわたって使用すると、括れ等の変形や破断等が
生じ、更には破断部からの雨水が浸入したりする等の問
題を引き起こす原因となっている。
【0004】従って、本発明の目的はケーブルが熱伸縮
したり、ケーブルに外力が加わってケーブル絶縁体が挙
動してもケーブル導体上の絶縁補強層にストレスが生じ
ることがないゴムモールド一体形ケーブルヘッドを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、ケーブルが熱伸縮したり、ケーブルに外力が加わっ
てケーブル絶縁体が挙動してもケーブル導体上の絶縁補
強体にストレスが生じることがないようにするため、ケ
ーブル絶縁体の熱挙動や外力等に基づくストレスを吸収
するストレス吸収体を、絶縁補強体の内部の圧着端子の
接続部の外周からケーブル絶縁体の外周にかけて設けた
ゴムモールド一体形ケーブルヘッドを提供するものであ
る。
【0006】即ち、本発明のゴムモールド一体形ケーブ
ルヘッドは、段剥ぎによって順々に露出させられたケー
ブル導体,ケーブル絶縁体,ケーブル遮蔽層,及びケー
ブル外被を有するケーブル終端部と、ケーブル導体に接
続された圧着端子と、ケーブル外被から圧着端子にかけ
てモールドされた絶縁補強体と、ケーブル遮蔽層に接続
されて絶縁補強体に埋入されたコーン状の電界緩和遮蔽
層と、絶縁補強体に埋入され、圧着端子の接続部の外周
からケーブル絶縁体の外周にかけて施され、ケーブル絶
縁体の挙動に基づくストレスを吸収するストレス吸収体
を備えている。
【0007】上記ストレス吸収体は、架橋ポリエチレン
等のゴムより剛性が高い樹脂より成るモールド体,プラ
スチック補強パイプ,或いは圧着端子よりケーブル軸方
向に延びたスカート部から構成することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のゴムモールド一体形ケーブル
ヘッドについて添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0009】図1には、本発明の一実施例に係るゴムモ
ールド一体形ケーブルヘッドの断面構造が示されてい
る。この図において、図3と同一の部分には同一の引用
数字,符号を付したのでその詳細な説明は省略する。
【0010】このゴムモールド一体形ケーブルヘッド
は、図3において前述した構成に加えてケーブル絶縁体
9の先端に形成された凹凸9aと、圧着端子5の端部に
形成された凸凹5aと、圧着端子5の外周からケーブル
絶縁体9の先端外周にかけてモールドされたモールド体
8を有して構成されている。
【0011】モールド体8は、架橋ポリエチレン等のゴ
ムと比較して剛性が高い樹脂より構成されている。
【0012】このような構成を有するゴムモールド一体
形ケーブルヘッドは、ケーブルが熱伸縮したり、ケーブ
ルに外力が加わったりしてケーブル絶縁体2の先端部が
後退しても、圧着部5の外周からケーブル絶縁体9の先
端外周にかけて架橋ポリエチレン等の剛性の高い樹脂で
モールドしているため、ケーブル導体1の外周の機械的
強度を高めることができ、従って、圧着部5を中心に生
ずるストレスをここで吸収することができ、ケーブル導
体1の外周に位置する絶縁補強体4の変形や破断を防ぐ
ことができる。
【0013】図2には、本発明の第2の実施例に係るゴ
ムモールド一体形ケーブルヘッドの断面構造が示されて
いる。このゴムモールド一体形ケーブルヘッドは、圧着
部5の外周からケーブル絶縁体9の外周にかけて設けら
れるストレス吸収体として、FRPパイプ等の補強絶縁
パイプ12を絶縁補強体4に埋入したものである。
【0014】このような構成を有するゴムモールド一体
形ケーブルヘッドにおいても、前述した第1の実施例と
同様にケーブル導体1の外周の機械的強度を高めること
ができ、圧着部5を中心に生ずるストレスをここで吸収
して、ケーブル導体1の外周に位置する絶縁補強体4の
変形や破断を防ぐことができる。
【0015】以上の実施例において、ストレス吸収体は
モールド体8,補強絶縁パイプ12に限定するものでは
なく、例えば、圧着部5にケーブル軸方向に延びたスカ
ート部を設けるようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴムモー
ルド一体形ケーブルヘッドによると、ケーブル絶縁体の
熱挙動や外力等に基づくストレスを吸収するストレス吸
収体を、絶縁補強体の内部の圧着端子の接続部の外周か
らケーブル絶縁体の外周にかけて設けたため、ケーブル
が熱伸縮したり、ケーブルに外力が加わってケーブル絶
縁体が挙動してもケーブル導体上の絶縁補強体にストレ
スが生じないようにし、絶縁補強体の変形や破断を防ぐ
ことができる。その結果、破断部からの雨水等の浸入を
防いで信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図3】従来のゴムモールド一体形ケーブルヘッドを示
す断面図。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 ケーブ
ル遮蔽層 3 ストレスコーン 4 絶縁補
強体 5 圧着部 6 圧着端
子 7 接地リード線 8 モール
ド体 9 ケーブル絶縁体 10 ケーブ
ル導体 11 ケーブル外被 12 補強絶
縁パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段剥ぎによって順々に露出させられたケ
    ーブル導体,ケーブル絶縁体,ケーブル遮蔽層,及びケ
    ーブル外被を有するケーブル終端部と、 前記ケーブル導体に接続された圧着端子と、 前記ケーブル外被から前記圧着端子にかけてモールドさ
    れた絶縁補強体と、 前記ケーブル遮蔽層に接続され、前記絶縁補強体に埋入
    されたコーン状の電界緩和遮蔽層と、 前記絶縁補強体に埋入され、前記圧着端子の接続部の外
    周から前記ケーブル絶縁体の外周にかけて施され、前記
    ケーブル絶縁体の熱挙動や外力等に基づくストレスを吸
    収するストレス吸収体を備えていることを特徴とするゴ
    ムモールド一体形ケーブルヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ストレス吸収体は、架橋ポリエチレ
    ン等のモールド体である請求項1のゴムモールド一体形
    ケーブルヘッド。
  3. 【請求項3】 前記ストレス吸収体は、プラスチック補
    強パイプである請求項1のゴムモールド一体形ケーブル
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記ストレス吸収体は、前記圧着端子よ
    りケーブル軸方向に延びたスカート部である請求項1の
    ゴムモールド一体形ケーブルヘッド。
JP3742693A 1993-02-02 1993-02-02 ゴムモールド一体形ケーブルヘッド Pending JPH06233439A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3742693A JPH06233439A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 ゴムモールド一体形ケーブルヘッド

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JP3742693A JPH06233439A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 ゴムモールド一体形ケーブルヘッド

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JPH06233439A true JPH06233439A (ja) 1994-08-19

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ID=12497196

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JP3742693A Pending JPH06233439A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 ゴムモールド一体形ケーブルヘッド

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JP (1) JPH06233439A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220009A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Fujikura Ltd 自立型乾式終端接続部
JP2009089471A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 終端接続部
JP2009296710A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Fujikura Ltd 自立型乾式終端接続部

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220009A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Fujikura Ltd 自立型乾式終端接続部
JP2009089471A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 終端接続部
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