JPH06231659A - 真空インタラプタ - Google Patents

真空インタラプタ

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JPH06231659A
JPH06231659A JP1469993A JP1469993A JPH06231659A JP H06231659 A JPH06231659 A JP H06231659A JP 1469993 A JP1469993 A JP 1469993A JP 1469993 A JP1469993 A JP 1469993A JP H06231659 A JPH06231659 A JP H06231659A
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JP
Japan
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bellows
lead rod
metal
metal bellows
shield
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JP1469993A
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Nobuaki Tamaki
伸明 玉木
Junichi Warabi
潤一 蕨
Yutaka Kashimoto
裕 樫本
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ろう付けの際の金属ベローズとリード棒との
接合不良を未然に防止し得る真空インタラプタを提供す
る。 【構成】 真空容器の一部を構成する端板17の真空室
19側にベローズ18の一端側を接合すると共にこのベ
ローズ18の他端側をリード棒12に接合し、このベロ
ーズ18の少なくとも他端側を囲むベローズ保護シール
ド21の基端部を真空室19内に位置するリード棒12
の外周に接合した真空インタラプタにおいて、リード棒
12にベローズ18の他端部とベローズ保護シールド2
1の基端部とが嵌合する嵌合軸部27を形成し、この嵌
合軸部27の一端にベローズ18の他端部が係止する係
止段部28を形成し、更に嵌合軸部27の他端にベロー
ズ18の他端部とベローズ保護シールド21の基端部と
を重なり合った状態に保持し得るかしめ部29を形成し
たことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ベローズの保護シ
ールドが形成された真空インタラプタに関する。
【0002】
【従来の技術】真空インタラプタは、真空遮断器の主要
部を構成するものとしてその駆動装置と共に非常に重要
なものである。
【0003】かかる真空インタラプタの概略構造を第4
図に示す。即ち、相互に一直線状をなす一対のリード棒
11,12の対向内端面には、それぞれ電極13,14が
一体的に設けられている。一方のリード棒11は、絶縁
筒15の一端に接合された金属端板を貫通した状態でこ
の金属端板16に一体的に固定されている。図示しない
駆動装置に連結される他方のリード棒12は、絶縁筒1
5の他端に接合された金属端板17に金属ベローズ18
を介して連結され、駆動装置の作動に伴って電極13,
14の対向方向に往復動可能にその電極14が固定側の
電極13に対して当接し得るようになっている。
【0004】一方、絶縁筒15内に形成されて真空に保
持された真空室19には、端板16に一端部が固定され
て電極13,14を囲むシールド20が組み込まれ、電
極13,14の近接時に発生するアークによって電極1
3,14を構成する金属の蒸気が絶縁筒15の内壁に付
着し、絶縁不良を起こすのを防止している。同様に、電
極13,14の近接時に発生するアークによって、薄肉
の金属ベローズ18が損傷してしまう虞があるため、電
極14と金属ベローズ18との間に位置する他方のリー
ド棒12の部分に、金属ベローズ18を囲むベローズ保
護シールド21を固定したものも知られている。
【0005】このような真空インタラプタにおけるリー
ド棒12とベローズ保護シールド21との従来の接合部
分の抽出拡大断面形状を図5及び図6にそれぞれ示す。
【0006】図5に示す構造のものは、リード棒12の
途中に大径部22を形成し、この大径部22を挾んで金
属ベローズ18とベローズ保護シールド21とを図示し
ないろう材を介してリード棒12に固定するようにした
ものである。又、図6に示す構造のものは、外周面に大
径部22を形成した筒状をなすホルダ23をリード棒1
2の途中に形成したホルダ嵌合部24に差し込み、リー
ド棒12一部にかしめ部25を形成することによって、
ホルダ23をリード棒12に固定した後、このホルダ2
3の大径部22を挾んで金属ベローズ18とベローズ保
護シールド21とを図示しないろう材を介してリード棒
12に固定するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5及び図6に示すよ
うな従来の構造の真空インタラプタにおいては、リード
棒12を上方から金属ベローズ18に差し込んだ状態で
これらをろう付けしているため、リード棒12の自重と
金属ベローズ18のばね力とが釣り合った状態でリード
棒12やホルダ23の大径部22が金属ベローズ18の
上端部に押し当たっているだけであり、ろう付け作業の
ためのハンドリング操作に伴う振動等により、これらの
当接状態が正規の状態からずれてしまい、微小な隙間が
発生して真空不良を起こす場合がある。
【0008】又、ろう付け作業に伴う加熱操作によって
金属ベローズ18のばね定数が一時的に低下し、金属ベ
ローズ18が縮んだような状態となるため、リード棒1
2を保持し得る図示しない組立治具のセット不良等が原
因となって、リード棒12やホルダ23の大径部22と
金属ベローズ18との適切な接触圧を確保することが困
難となり、微小な隙間がこれらの間に発生して真空不良
を起こす虞があった。
【0009】
【発明の目的】本発明は、ろう付けの際の金属ベローズ
とリード棒との接合不良を未然に防止し得る真空インタ
ラプタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による真空インタ
ラプタは、真空容器の一部を構成する金属端板の真空室
側に略筒状の金属ベローズの一端側を気密接合すると共
にこの金属ベローズの他端側を内端部に電極を具備する
リード棒に気密接合し、この金属ベローズの少なくとも
他端側を囲む略筒状のベローズ保護シールドの基端部を
前記真空室内に位置する前記リード棒の外周に接合した
真空インタラプタにおいて、前記リード棒に前記金属ベ
ローズの他端部と前記ベローズ保護シールドの基端部と
が嵌合する嵌合軸部を形成し、この嵌合軸部の一端に前
記金属ベローズの他端部が係止する係止段部を形成し、
更に前記嵌合軸部の他端に前記金属ベローズの他端部と
前記ベローズ保護シールドの基端部とを重なり合った状
態に保持し得るかしめ部を形成したことを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】金属ベローズの他端部とベローズ保護シールド
の基端部とは、リード棒に形成された嵌合軸部に嵌合さ
れ、金属ベローズの他端部がこの嵌合軸部の一端に形成
された係止段部に当接する。そして、これら金属ベロー
ズの他端部とベローズ保護シールドの基端部とが重なり
合った状態で嵌合軸部の他端側をかしめ、リード棒に対
して金属ベローズとベローズ保護シールドとをがた付き
なく一体的に固定する。
【0012】この状態で、ろう材を介して金属ベローズ
の他端部とベローズ保護シールドの基端部とをリード棒
の嵌合軸部に気密接合する。
【0013】
【実施例】本考案による真空インタラプタの一実施例の
主要部の断面構造を図1に示す。即ち、アルミナセラミ
ックス製の絶縁筒15の一端には、環状をなすベローズ
接合部26を形成した金属端板17の外周端部がろう付
けされており、この金属端板17のベローズ接合部26
には一端を可動側のリード棒12に接合したオーステナ
イト系ステンレス鋼製のベローズ18の一端がろう付け
されている。
【0014】リード棒12の途中には、ベローズ18の
他端部と真空室19側に位置するベローズ保護シールド
21の基端部とが嵌合する嵌合軸部27が形成され、こ
の嵌合軸部27の一端にはベローズ18の他端部が係止
し得る係止段部28が形成されている。そして、この嵌
合軸部27の他端には、ベローズ18の他端部とベロー
ズ保護シールド21の基端部とを重なり合った状態に保
持し得るかしめ部29が形成され、これらかしめ部29
と係止段部28とでベローズ18の他端部とベローズ保
護シールド21の基端部とが挾圧された状態でリード棒
12と一体的に固定された状態となっているが、これら
リード棒12とベローズ18及びベローズ保護シールド
21との間には図示しないろう材が介装され、これらが
気密状態で接合されている。
【0015】つまり、かしめ部29を形成していない状
態のリード棒12に対し、ベローズ18の他端部をリー
ド棒12の上方から差し込み、更にベローズ保護シール
ド21の基端部をリード棒12の上方から差し込み、こ
れらをリード棒12の係止段部28に載せるが、これら
の作業と同時に、リング状のろう材をリード棒12の嵌
合軸部27に装着するようにしても良い。このようにし
て、ベローズ18の他端部とベローズ保護シールド21
の基端部とを重ね合わせ、この状態で嵌合軸部27の他
端部をかしめ、これによって形成されるかしめ部29と
係止段部28とでベローズ18の他端部とベローズ保護
シールド21の基端部とを一体的に挾圧把持する。
【0016】次いで、これらリード棒12とベローズ1
8の他端部及びベローズ保護シールド21の基端部との
ろう付け作業を行うが、これらは既に機械的に一体化さ
れているため、ハンドリング操作等に伴う振動でリード
棒12に対するベローズ18の他端部やベローズ保護シ
ールド21の基端部の位置がずれてしまうような不具合
は発生せず、これらを確実に気密接合することができ
る。
【0017】なお、ベローズ保護シールド21の他端部
の形状は、図1以外にも例えば図2や図3に示す如き形
状を採用しても何ら問題はなく、これら図2及び図3に
おいて先に説明した図1に示した実施例と同一機能の部
材には、これと同一の符号を記してある。
【0018】
【発明の効果】本発明の真空インタラプタによると、リ
ード棒に金属ベローズの他端部とベローズ保護シールド
の基端部とが嵌合する嵌合軸部を形成し、この嵌合軸部
の両端に形成した係止段部とかしめ部とで金属ベローズ
の他端部とベローズ保護シールドの基端部とを重なり合
った状態で挾圧保持するようにしたので、ろう付け作業
に先立ってリード棒に対する金属ベローズの他端部とベ
ローズ保護シールドの基端部との固定が機械的に行われ
る結果、これらの相対位置がずれてしまうような不具合
は発生せず、確実に気密接合することができる。
【0019】又、金属ベローズがリード棒に対して固定
状態となっているため、ろう付けの際の金属ベローズの
ばね定数の変化に影響を受けることなく、これらを確実
に気密接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による真空インタラプタの一実施例にお
ける主要部の構造を表す断面図である。
【図2】本考案による真空インタラプタの他の一実施例
における主要部の構造を表す断面図である。
【図3】本考案による真空インタラプタの別な他の一実
施例における主要部の構造を表す断面図である。
【図4】本発明の対象となった真空インタラプタの概略
構造を表す断面図である。
【図5】そのリード棒と金属ベローズ及びベローズ保護
シールドとの接合部分の従来の一例を表す抽出拡大断面
図である。
【図6】図5と同様に、リード棒と金属ベローズ及びベ
ローズ保護シールドとの接合部分の従来の他の一例を表
す抽出拡大断面図である。
【符号の説明】
12はリード棒、15は絶縁筒、17は金属端板、18
はベローズ、19は真空室、27は嵌合軸部、28は係
止段部、29はかしめ部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器の一部を構成する金属端板の真
    空室側に略筒状の金属ベローズの一端側を気密接合する
    と共にこの金属ベローズの他端側を内端部に電極を具備
    するリード棒に気密接合し、この金属ベローズの少なく
    とも他端側を囲む略筒状のベローズ保護シールドの基端
    部を前記真空室内に位置する前記リード棒の外周に接合
    した真空インタラプタにおいて、前記リード棒に前記金
    属ベローズの他端部と前記ベローズ保護シールドの基端
    部とが嵌合する嵌合軸部を形成し、この嵌合軸部の一端
    に前記金属ベローズの他端部が係止する係止段部を形成
    し、更に前記嵌合軸部の他端に前記金属ベローズの他端
    部と前記ベローズ保護シールドの基端部とを重なり合っ
    た状態に保持し得るかしめ部を形成したことを特徴とす
    る真空インタラプタ。
JP05014699A 1993-02-01 1993-02-01 真空インタラプタ Expired - Lifetime JP3092372B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014197506A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 三菱電機株式会社 真空バルブ

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