JPH062307B2 - 板と棒の溶接方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は鋼製梯子、マンホール塞ぎ板へのボルトの溶接
等平板に穿けられた穴に丸棒、角棒を差し込んで溶接す
る溶接施工法に関するものである。

「従来の技術」 従来の鋼製梯子の製作は第３図に示すように、板０１に
棒０２（丸棒、角棒）を貫通させるための穴（丸穴、角
穴）を穿け、棒０２を板０１の外側まで貫通させ、板０
１と棒０２の取り付けを板０１の外側、内側ともすみ肉
溶接０３で施工している。

「発明が解決しょうとする問題点」 棒０２を板０１の外側へ貫通させるため、板０１そとが
わの棒０２の溶接は、すみ肉溶接０３しなければなら
ず、施工に手間がかかっていた。

また、棒０２を板０１の外側へ貫通させるため、棒０２
の寸法合わせ、板付溶接等の作業に時間がかかってい
た。

「問題点を解決するための手段」 本発明は上記従来の問題点を解決したもので、板と棒の
溶接方法において、棒の端面を板の外側の面と面一（ま
たは面一に近い状態）にし、板の外側から棒端面上にア
ークスポット溶接を、板の内側からすみ肉溶接を行う板
と棒の溶接方法である。

「実施例」 本発明を鋼製梯子に適用した場合の一実施例を第１図
(a)、(b)、第２図に示す。

棒１の両端面を板２の外側の面と面一（または面一に近
い状態）にし、板２の外側から棒１端面上に、アークス
ポット溶接３し、棒１と板２を取り付け、板の内側から
すみ肉溶接４をおこなうのである。

「発明の効果」 本発明は上記方法であるので、 １ 板外側のすみ肉溶接が、アークスポット溶接となっ
たため、施工が非常に容易になり、施工時間も大幅に
短縮される。

２ 棒両端が板外側と面一でよいため、棒の取付（寸法
合せ、仮付け溶接等）作業が容易となり、作業時間が短
縮される。

３ アークスポット溶接はトーチ固定で行うため、作業
者による技量の差が少く、溶接品質が安定し、ビード外
観も従来のすみ肉溶接より美しい。

等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図(a)、(b)、第２図は本発明の一実施例で、第１図
(a)は正面図、第１図(b)は側面図、第２図は第１図(a)
のＡ部拡大図、第３図(a)、(b)は従来の溶接方法で、第
３図(a)は正面図、第３図(b)は側面図である。 １：板 ２：棒 ３：スポット溶接 ４：すみ肉溶接

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】板と棒の溶接方法に於て、棒の端面を板の
   外側の面と面一（または面一に近い状態）にし、前記板
   の外側から前記棒端面上にアークスポット溶接を、前記
   板の内側からすみ肉溶接を行うことを特徴とする板と棒
   の溶接方法。