JPH0622838A - 皿の縁に挿着するグラスホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 料理を取り分けた皿と、食中酒等を注いだグ
ラスとを一体にして持ち歩きができ、常に、料理と食中
酒とが共存した状態で手に持ちパーティー会場での歓談
が可能となる。 【構成】 略中央に設けた皿外周接当面３を中心に片方
の半部位に、先端側を外向きに形成して皿の縁の下面側
に挿入する支持腕１、１を突設する。支持腕１、１の上
方位置に皿の縁の上面側に挿入して皿の縁を上から押さ
える押止腕６を前記支持腕１と略平行に突設する。支持
腕１と反対側の半部位に、略円形の上面側は径大に下面
側は径小とし、外周一部を切欠いてグラス挿入口１０を
形成したグラスの抱持腕８を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、皿の縁に挿着するグラ
スホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、立食パーティー等では、通常中央
の大テーブルの他に、会場内のあちこちに小さな円テー
ブルが配置されており歓談中手に持った料理の皿をこの
円テーブルに置きに行ってからワインやビール等の入っ
たグラスを改めて手に持って歓談をしており、従って、
皿とグラスを一体にして片手で持てるものが無かった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来、料理の皿と、グ
ラスを一体にして持ち歩きができないため、歓談途中で
例えば料理の皿を手に持った状態でワインが飲みたくな
った時、或は逆にグラスを手にしている時に料理が食べ
たくなった時には、一時歓談を打ち切って円テーブルの
ある場所、或は、自分の席にまで一々足を運ばねばなら
ず、しかも、小テーブルはまだ食べている途中の皿をい
ったん置いておく場所でもあるため、食べ散らかしたま
ゝで人に不快感を与える状態は好ましくなくテーブルマ
ナーを心得ている人は見苦しくない状態でテーブルの上
に置く配慮が必要であり共に煩わしい問題点を有してい
た。本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みてなされたものであり、料理を取り分けた皿と、食
中酒等を注いだグラスとを同時に片手で持ち歩きがで
き、料理と食中酒が常に共存し、楽しみながら歓談をす
ることのできる皿の縁に挿着するグラスホルダーを提供
しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における皿の縁に挿着するグラスホルダー
は、略中央位置の皿外周接当面を中心に片方の位置には
先端側を外向きに（図１において左方）形成した皿の縁
の下面側に挿入する２本の支持腕と、２本の支持腕間の
上方位置に皿の縁の上面側に挿入して皿の縁を上から押
さえる押止腕を突出して設け、反対側の半部位に略円形
の上面側は径大に下面側は径小に形成し、一部切欠きを
したグラスの抱持腕を設ける。

【０００５】

【作用】２本の支持腕と押止腕とを皿の縁Ｓに挿入する
と、皿の縁にグラスホルダーを挿着することができ、抱
持腕内にグラスの底の曲面を挿嵌すると、皿と共にグラ
スＧを一緒に持ち歩くことができる。

【０００６】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１〜図３において、２本の支持腕１、１は例えば合成樹
脂材で形成した皿の縁に挿着するグラスホルダー２の略
中央の位置に縦方向に設けた皿外周接当面３より片方の
一方の位置に、先端側を外向きにして一定間隔を有して
稍下向きに平行に突出させる。さらに詳しくは支持腕１
の基部の一部には窪ませて曲げ易くした曲げ溝４を窪設
し、先端側は稍細く形成して先端部の上面側に小さく膨
出した滑り止め５を形成することが望ましい。

【０００７】押止腕６は、前記２本の支持腕１、１の中
間位置の上方位置に、皿外周接当面３を基部として先端
部を外側に向け、斜め下向きに突出形成する。滑り止め
片７は、例えばゴム材で形成し、押止腕６の下面側に取
付ける。グラスの抱持腕８は、前記押止腕６と反対側の
半部位置に背向して設けられており、上面側は径大に、
下面側は径小としたグラス受面９を内側に形成し外側に
面する一部を切欠いてグラス挿入口１０を欠設する。

【０００８】また、支持腕１はかならずしも２本に限定
されるものではなく、形を変えて３本にしてもよく、ま
た、押止腕も１本に限定されるものではない。さらにグ
ラス受面９の径や曲面は使用グラスに合わせて形成する
ことが望ましい。

【０００９】

【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。パーティーの席上で社
交を広めるために人と歓談するのに席を立つ場合、料理
を取り分けた皿とビールやワインを注いだグラスとを同
時に持って歓談をすることができ、歓談途中で会話を止
めて皿やグラスを取替えにいく必要がなく、また、食事
途中でグラスと取替えて皿を小テーブルに置く必要がな
いため、食事途中の食べ散らかした状態を気にすること
もなく、各々、好きな場所に移動ができ、楽しい会話が
期待できる発明である。

【図面の簡単な説明】

【図１】皿の縁に挿着するグラスホルダーの斜視図であ
る。

【図２】皿の縁に挿着するグラスホルダーの平面図であ
る。

【図３】皿の縁に挿着するグラスホルダーの正面図であ
る。

【図４】皿の縁に挿着するグラスホルダーの使用態様を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 支持腕 ２ グラスホルダー ３ 皿外周接当面 ４ 曲げ溝 ５ 滑り止め ６ 押止腕 ７ 滑り止め片 ８ グラスの抱持腕 ９ グラス受面 １０ グラス挿入口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 略中央部に設けた皿外周接当面を中心に
   片方の半部位に、先端側を外向きに形成して皿の縁の下
   面側に挿入する支持腕と、該支持腕の上方位置に、皿の
   縁の上面側に挿入して皿の縁を上から押さえる押止腕と
   を略平行方向に突設し、反対側の半部位に、略円形の上
   面側は径大に下面側は径小とし、外周一部を切欠いてグ
   ラス挿入口１０を形成したグラス抱持腕とからなる皿の
   縁に挿着するグラスホルダー。