JPH0622697B2 - 廃棄物破砕機 - Google Patents

廃棄物破砕機

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JPH0622697B2
JPH0622697B2 JP1219036A JP21903689A JPH0622697B2 JP H0622697 B2 JPH0622697 B2 JP H0622697B2 JP 1219036 A JP1219036 A JP 1219036A JP 21903689 A JP21903689 A JP 21903689A JP H0622697 B2 JPH0622697 B2 JP H0622697B2
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JP
Japan
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waste
horizontal conveyor
rotor
casing
adjusting means
Prior art date
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JP1219036A
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JPH0380942A (ja
Inventor
秀司 山室
春海 藤本
義広 佐藤
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は廃棄物破砕機に係り、特に粗大ごみなどをはじ
めとする廃棄物を破砕する廃棄物破砕機に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の廃棄物破砕機は特開昭61−197052号公報
などに記載されている。即ち、ケーシング内に格納さ
れ、複数のハンマを有するロータを設けており、傾斜面
を有する投入シュートの先端はロータの下半部を指向し
た開口部に位置されている。ロータの回転面に近接し
て、グレートが配設されている。
また、投入シュートの先端近傍には廃棄物の供給量を調
整するための供給調整手段が設けられており、さらに、
投入シュートは廃棄物破砕機の外部にて廃棄物の搬送手
段および投入手段に接続されている。
上記従来の廃棄物破砕機において、廃棄物は積込機など
により投入手段へ断続的に投入されたのち、搬送手段に
より搬送されて投入シュートの入口部まで持上げられて
投入されると、投入シュート内では傾斜面に沿って自重
により降下し、供給調整手段の作動により供給量の変動
を調整し、廃棄物が断続的にロータに供給されることを
防止している。廃棄物は供給シュートの先端の開口部よ
りロータの下半部に供給され、高速回転しているロータ
のハンマにより破砕され、さらに、ハンマとグレートと
の間にて破砕が促進されて細片となる。ことに、金属系
廃棄物を供給する場合には、ハンマの打撃による破砕と
同時に細片の変形が行われ、ハンマがケーシング内壁に
沿って運動する過程において変形が進行し、球形化する
にいたる。
前記の細片又は球形化細片はグレートの目開き寸法以下
となるまで縮少され、砕製品として排出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の廃棄物破砕機では、廃棄物は
投入シュートの傾斜面に沿って自重により降下してロー
タに供給されるさいに廃棄物の確実な降下を行わせるた
めに充分な傾斜面を有する投入シュートを必要とし、投
入シュートの入口部までの高さを増加させることになる
ので、搬送手段の高さも増加するとともに長さを延長さ
せることとなり、廃棄物破砕機をはじめとする処理設備
全体の所要空間を増大させてしまう。また、上記に伴な
って搬送手段の所要動力の消費を上昇させてしまい、さ
らに、投入シュートや搬送手段の支持構造材を強度を堅
牢にしなければならない一方、前後及び上下に離隔した
2本のロールフィーダが所要の支点を中心として上下方
向に揺動するように構成されているので、大きな廃棄物
に対処するために支持アームを長くしたり、大きさの異
なる廃棄物が混在して供給された際に、その変化に対応
しにくいと言う多くの問題点があった。本発明はこのよ
うな従来の問題を解決するものであり、傾斜面を有する
投入シュートを用いることを回避して小型化を図ると共
に、大きさの変化に追随して廃棄物を破砕することがで
きる優れた廃棄物破砕機を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、ケーシング内に格
納され、複数のハンマを蝶着したロータと、ロータの回
転面に近接したグレートにより廃棄物を破砕する廃棄物
破砕機であって、ロータの下半部を指向した開口部を前
面ケーシングの下半部に設け、前記開口部の近傍に廃棄
物を搬送するための水平コンベヤを設けるとともに、水
平コンベヤの方向変換部を隣設させ、前記グレートの接
続材と方向変換部との間を閉塞する閉塞材を設け、前記
方向変換部の近傍上方に廃棄物の供給量を調整するため
の突部を有する1本のロールフィーダからなる供給調整
手段を垂直に昇降可能に設け、前記前面ケーシングに隣
接した水平コンベヤ側に、前記ケーシングの頂部とほゞ
同等高さからなる架台を設け、前記架台内方には前記供
給調整手段の両端部の軸受箱を案内する夫々の案内板が
架台の垂直方向に設けられており、軸受箱と接続され前
記架台の頂部に設けた圧力シリンダは前記供給調整手段
と水平コンベヤの上面との間隙を垂直に調整可能にした
ものである。
〔作用〕
本発明は上記のような構成により次のような作用を有す
る。すなわち、廃棄物は上面が水平移動する水平コンベ
ヤと垂直に昇降可能である1本のロールフィーダからな
る供給調整手段とによりロータ方向に搬送され、搬送さ
れる廃棄物の搬送量が変動される際ならびに大きさの異
なる廃棄物が混在して供給された際に、圧力シリンダは
1本のロールフィーダからなる供給調整手段と水平コン
ベヤの上面との間隙を垂直に調整し、定位性を保持した
上記間隔を通過し、引続き、方向変換部より閉塞材を通
過して開口部よりロータの下半部に供給され、高速回転
しているロータのハンマにより破砕され、さらに、ハン
マとグレートとの間にて破砕が促進されて細片となり、
グレートの目開き寸法以下となるまで縮少され、砕製品
として排出される。この様にして、傾斜面を有する投入
シュートを用いることを回避して、設備全体の所要空間
のコンパクト化を図ることができ、かつ大きさの変化に
追随して廃棄物を最後まで挟持してその供給量を安定化
させて破砕することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例にかかる廃棄物破砕機の概略
断面図である。
10は廃棄物破砕機をしめし、19は廃棄物破砕機10のケー
シングをしめす。20はケーシング19の前面ケーシングを
しめし、さらに後面ケーシング、側部ケーシング、天井
ケーシングなどとともに構成されており、ケーシング19
内にはロータ11などが格納されている。ロータ11は水平
回転軸14に取付けた腕材13を介して複数のハンマ12が蝶
着されている。ロータ11の水平回転軸14は図示を省略し
た軸受にて軸承され、原動機の駆動により矢印A方向に
高速にて回転される。ロータ11の回転面15は二重鎖線に
てしめすごとく、実質上、ハンマ12の先端における軌道
をもって曲面にて形成されている。16はグレートをしめ
し、ロータ11の下半部において回転面15に近接して設け
られ、所定の目開き寸法をもった開孔16aを備えてい
る。17は接続材をしめし、グレート16と隣設して、前記
回転面15と対面させている。前面ケーシング20の下半部
には開口部21を備えるとともに、開口部21はロータ11の
下半部を指向するように対応されている。
22は水平コンベヤをしめし、例えば、パンコンベヤなど
が好適であり、端部には方向変換部23を有している。水
平コンベヤ22は図示を省略した駆動装置により駆動さ
れ、廃棄物を水平方向に搬送するためのものであり、水
平コンベヤ22の上面は矢印B方向に移動し、方向変換部
23において方向変換され、下面は矢印C方向に移動す
る。18は閉塞材をしめし、方向変換部23と接続材17との
間を閉塞するためのもので接続材17の上面に堅固に締結
されている。24は供給調整手段をしめし、前記方向変換
部23の近傍にて、かつ、上方に設けられ、水平コンベヤ
22の作動と協調して水平コンベヤ22により搬送される廃
棄物の供給量の変動を調整することにより、変動を低減
して開口部21よりロータ11の下半部に供給させるもので
ある。供給調整手段24は、例えば、表面に突部を有する
1本のロールフィーダなどが用いられ駆動装置25により
矢印D方向に回転されるとともに、垂直方向に昇降可能
とされ、24′は供給調整手段24を昇降可能とさせること
により、供給調整手段24と水平コンベヤ22の上面との間
隙を拡大させて回転させていることを点線をもってしめ
している。27は前面ケーシング20に隣接し水平コンベヤ
22側に取付けた架台をしめし、前記ケーシング19の頂部
とほゞ同等の高さを有している。
架台27内方には供給調整手段24の両端部の軸受箱24aを
案内する夫々の案内材24bが架台27の垂直方向に設けら
れるとともに架台27の頂部には圧力シリンダ28を設け、
圧力シリンダ28のピストン棒26の端部が軸受箱24aと接
続されている。圧力シリンダ28は供給調整手段24を昇降
可能とさせることにより、供給調整手段24と水平コンベ
ヤ22の上面との間隙を垂直に調整可能にしており、廃棄
物の供給量の変動を調整するさいに、水平コンベヤ22の
上面との間隙において廃棄物の噛込み作用により発生す
る過大な荷重に対しても、上記間隙を拡大させることな
く所定寸法に保持して加圧できるようにされている。
次に上記実施例の動作について説明する。上記実施例に
おいて、廃棄物は水平コンベヤ22の駆動により矢印B方
向にてロータ11方向に水平搬送され、このさい搬出され
てくる廃棄物の供給量の変動は圧力シリンダ28を作動さ
せ前記供給調整手段24と水平コンベヤ22の上面との所定
寸法のもとでの間隙が定位性をもって保持され、均一供
給量となるように調整され、かつ、廃棄物がロータ11の
下半部に確実に供給されるように、水平コンベヤ22の上
面との前記間隙を通過し、引続き、方向変換部23より閉
塞材18に乗り継がれて、開口部21よりロータ11の下半部
に均一供給量のもとで供給され、廃棄物破砕機10では過
大な負荷変動が発生することが回避され、高速回転して
いるロータ11のハンマ12の打撃により破砕され、さら
に、ハンマ12とグレート16との間を移動する過程におい
てハンマ12の打撃が無数に行われて、破砕が促進されて
細片となり、引続きケーシング19内の壁面と衝突しなが
ら、ロータ11の下半部まで運動し、再びハンマ12の打撃
による破砕や、ハンマ12とグレート16との間を移動する
過程において打撃が繰返されながら、細片の粒度はグレ
ート16の開孔16aの目開き寸法以下となるまで縮少さ
れ、安定した破砕操作が達成できて、砕製品として排出
される。なお、寸法が比較的過大である廃棄物が混在し
て、水平コンベヤ22により搬送する場合は、圧力シリン
ダ28を作動させ供給調整手段24を上昇させて、水平コン
ベヤ22の上面との間隙を拡大させ、廃棄物の通過を容易
にし、水平コンベヤ22の上面に上記の廃棄物が滞留して
しまうことを防止している。
そして、廃棄物の寸法が通常状態である場合は、再び圧
力シリンダ28を作動させ、上記間隙を所定寸法となるよ
うに復帰させて、廃棄物破砕機10の通常運転が継続され
る。
〔発明の効果〕
本発明は上記実施例より明らかなように入口部までの高
さをもった傾斜面を有する投入シュートを用いることを
回避できて水平コンベヤにより廃棄物を水平方向に搬送
し、ロータとグレートなどにより破砕することができる
ので、廃棄物処理設備全体の所要時間をコンパクト化で
きて、搬送手段の動力消費を節減させ、かつ支持構造材
の構造をを簡易なものとすることができる上、大きさの
異なる廃棄物が混在して供給された際に、その変化に追
随して、個々の廃棄物を最後まで挟持して、均一供給量
のもとで供給できて廃棄物破砕機では過大な負荷変動が
発生することが回避できて安定した破砕操作を達成でき
るなど、実用上の効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における廃棄物破砕機の概略
断面図である。 10…廃棄物破砕機、11…ロータ、12…ハンマ、15…回転
面、16…グレート、17…接続材、18…閉塞材、19…ケー
シング、20…前面ケーシング、21…開口部、22…水平コ
ンベヤ、23…方向変換部、24…供給調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−83439(JP,U) 実開 昭52−114475(JP,U) 特公 昭57−23544(JP,B2) 実公 昭58−55950(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に格納され、複数のハンマを
    蝶着したロータと、ロータの回転面に近接したグレート
    により廃棄物を破砕する廃棄物破砕機であって、ロータ
    の下半部を指向した開口部を前面ケーシングの下半部に
    設け、前記開口部の近傍に廃棄物を搬送するための水平
    コンベヤを設けるとともに、水平コンベヤの方向変換部
    を隣設させ、前記グレートの接続材と方向変換部との間
    を閉塞する閉塞材を設け、前記方向変換部の近傍上方に
    廃棄物の供給量を調整するための突部を有する1本のロ
    ールフィーダからなる供給調整手段を垂直に昇降可能に
    設け、前記前面ケーシングに隣接した水平コンベヤ側
    に、前記ケーシングの頂部とほゞ同等高さからなる架台
    を設け、前記架台内方には前記供給調整手段の両端部の
    軸受箱を案内する夫々の案内板が架台の垂直方向に設け
    られており、軸受箱と接続され前記架台の頂部に設けた
    圧力シリンダは前記供給調整手段と水平コンベヤの上面
    との間隙を垂直に調整可能にしたことを特徴とする廃棄
    物破砕機。
JP1219036A 1989-08-25 1989-08-25 廃棄物破砕機 Expired - Lifetime JPH0622697B2 (ja)

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JPH0380942A JPH0380942A (ja) 1991-04-05
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JP4192240B2 (ja) * 2003-12-11 2008-12-10 独立行政法人産業技術総合研究所 複合材料の粉砕方法とその装置
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JPH0380942A (ja) 1991-04-05

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