JPH0622680Y2 - 長尺紙巻取装置 - Google Patents

長尺紙巻取装置

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JPH0622680Y2
JPH0622680Y2 JP1987081954U JP8195487U JPH0622680Y2 JP H0622680 Y2 JPH0622680 Y2 JP H0622680Y2 JP 1987081954 U JP1987081954 U JP 1987081954U JP 8195487 U JP8195487 U JP 8195487U JP H0622680 Y2 JPH0622680 Y2 JP H0622680Y2
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JP
Japan
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shaft
take
winding
winding shaft
boss
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Application number
JP1987081954U
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JPS63190244U (ja
Inventor
江伸 牧野
Original Assignee
東京電気株式会社
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Publication date
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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、プリンタに使用される長尺紙巻取装置に関
する。
従来の技術 例えば、金銭登録機に使用するジヤーナル用紙のように
長尺状の紙を巻取る巻取装置を備えたプリンタにおい
て、その巻取装置として第2図に示すようなものが存す
る。すなわち、相対向するフレーム1にU字形の切欠2
が形成され、これらの切欠2に支軸2の両端が保持され
ている。この支軸3にはモータ(図示せず)に連結され
たギヤ30と座金31と巻取軸32とが回転自在に嵌合
され、さらに、座金31と巻取軸32の端面との間に圧
縮スプリング33が介装され、支軸3の両端付近に形成
された環状の溝4には止め輪5が止着されている。ま
た、図示しないが、座金31と巻取軸32とは一体的に
回転するように両者の嵌合部分に互いに係合する突部と
凹部とが形成されているものである。
したがつて、長尺状の紙を端部から巻取軸32に巻回
し、ギヤ30を継続的に回転させると、圧縮スプリング
33の力により座金31がギヤ30の側面に圧接されて
いるため、座金31と巻取軸32とは摩擦力により追従
回転する。したがつて、他の紙送り装置(図示せず)に
より巻取軸32の方向へ送られた紙は順次巻取軸32に
巻取られる。他の紙送り装置による紙送り動作が停止す
ると、座金31と巻取軸32とは停止するが、ギヤ30
は座金31に対してスリツプしながら回転し続ける。し
たがつて、巻取軸32上の紙の巻回径の変化の拘らず、
送つた分だけの紙を巻取軸32により巻取り、紙が弛む
ことを防止する。
考案が解決しようとする問題点 しかし、止め輪4は鋼板により形成されて熱処理も施さ
れているため硬度が高く、また、常に圧縮スプリング3
3の力によりスラスト荷重を受けているため支軸3の溝
4が摩耗し幅が広くなる。このため、巻取軸32が軸方
向に動き巻取る紙の直進性が損なわれ、また、圧縮スプ
リング33の力が低下するためギヤ30から座金31へ
の回転伝達トルクも低下し、紙の紙取動作が不安定にな
る。さらに、回転力を伝達するためにギヤ30と巻取軸
32との間に座金31と圧縮スプリング33とを介装す
るため、部品点数が増加する等の問題がある。
問題点を解決するための手段 一端に所定直径のボスが突出形成され外周に長尺状の紙
の端部が巻回される巻取軸と、一端に前記巻取軸のボス
と同径のボスが形成されるとともにモータに連結された
駆動輪体と、フレームに保持されるとともにそれぞれ前
記ボスと対向させて前記巻取軸と前記駆動輪体とを同軸
上で回転自在に保持する支軸と、この支軸に止着されて
前記巻取軸と前記駆動輪体との端面に当接する複数のス
トツパと、前記駆動輪体又は前記巻取軸との何れか一方
に係合されたフツクを一端に有して両端がこれらの駆動
輪体と巻取軸とのボスに所定の締付力をもつて巻回され
たスプリングとよりなるものである。
作用 したがつて、駆動輪体の一方向のみの回転をスプリング
により巻取軸に伝達するが、スプリングの捻り方向の力
により回転伝達を行うため、駆動輪体と巻取軸とにスラ
スト方向の荷重が作用せず、ストツパと支軸との止着部
分の摩耗を防止して耐久性を向上させる。また、スプリ
ングの捻りトルクが安定するため、駆動輪体から巻取軸
に伝達される回転トルクが一定となる。さらに、駆動輪
体と巻取軸との間に回転伝達部材として一つのスプリン
グだけを設ければ良いため部品点数を少なくすることが
可能となり、駆動輪体から巻取軸への動力伝達は直接的
であるため、その効率がきわめて高いものである。
実施例 この考案の一実施例を第1図に基づいて説明する。支軸
3の保持構造は第2図において説明した通りであるので
同一符号を用い説明も省略する。支軸3にはそれぞれ合
成樹脂により形成された駆動輪体であるギヤ6と巻取軸
7とが回転自在に嵌合され、支軸3の両端付近に形成さ
れた環状の溝4にはギヤ6と巻取軸7との端面に当接す
るストツパである止め輪5が止着されている。そして、
巻取軸7には、巻取るべき長尺状の紙の端部を挾み込む
溝8と、紙の側縁を揃えるフランジ9とが形成され、こ
のフランジ9の外側面にはボス10と周壁11とが支軸
3の軸心上に形成され、ギヤ6の側面にはボス12が一
体的に形成され、これらのボス10,12にはスプリン
グ13の両端がやや緊張状態で巻回され、このスプリン
グ13の一端に形成されたフツク14は周壁11に形成
された小孔15に係合されている。
このような構成において、長尺状の紙を端部から巻取軸
7の溝8に挾み込み、スプリング13の巻線方向に合わ
せてギヤ6を継続的に回転させると、ボス12とスプリ
ング13の内周との摩擦によりスプリング13が回転
し、フツク14と小孔15との係合により巻取軸7が回
転する。したがつて、他の紙送り装置(図示せず)によ
り巻取軸7の方向へ送られた紙は順次巻取軸7に巻取ら
れる。他の紙送り装置による紙送り動作が停止すると、
巻取軸7とスプリング13とは停止するが、ギヤ6はス
プリング13に対してボス12をスリツプさせながら回
転し続ける。したがつて、巻取軸7上の紙の巻回径の変
化に拘らず、送つた分だけの紙を巻取軸7により巻取
り、紙が弛むことを防止する。
このように、ギヤ6の一方向のみの回転をスプリング1
3により巻取軸7に伝達するが、スプリング13の捻り
方向の力により回転伝達を行うため、ギヤ6と巻取軸7
とにスラスト方向の荷重が作用せず、溝4が止め輪5に
より摩耗して幅が広げられることがなく、これにより、
耐久性を向上させることができる。また、スプリング1
3の捻りトルクが安定するため、ギヤ6から巻取軸7に
伝達される回転トルクが一定となる。さらに、ギヤ6と
巻取軸7との間に回転伝達部材として一つのスプリング
13だけで設ければ良いため部品点数を少なくすること
が可能となる。
なお、スプリング13の一端に形成したフツク14を巻
取軸7に係合させた状態で説明したが、このフツク14
をギヤ6に係合させるようにしても良い。
考案の効果 この考案は上述のように構成したので、駆動輪体の一方
向のみの回転をスプリングにより巻取軸に伝達するが、
スプリングの捻り方向の力により回転伝達を行うため、
駆動輪体と巻取軸とにスラスト方向の荷重が作用するこ
とがなく、これにより、ストツパと支軸との止着部分の
摩耗を防止して耐久性を向上させることができ、また、
スプリングの捻りトルクが安定するため、駆動輪体から
巻取軸に伝達される回転トルクを一定にすることがで
き、さらに、駆動輪体と巻取軸との間に回転伝達部材と
して一つのスプリングだけを設ければ良いため部品点数
を少なくすることができ、駆動輪体から巻取軸への動力
伝達は直接的であるため、その効率がきわめて高い等の
効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の一実施例を示す縦断正面図、第2図
は従来例を示す縦断正面図である。 1…フレーム、3…支軸、5…止め輪(ストツパ)、6
…ギヤ(駆動輪体)、7…巻取軸、13…スプリング、
14…フツク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に所定直径のボスが突出形成され外周
    に長尺状の紙の端部が巻回される巻取軸と、一端に前記
    巻取軸のボスと同径のボスが形成されるとともにモータ
    に連結された駆動輪体と、フレームに保持されるととも
    にそれぞれ前記ボスと対向させて前記巻取軸と前記駆動
    輪体とを同軸上で回転自在に保持する支軸と、この支軸
    に止着されて前記巻取軸と前記駆動輪体との端面に当接
    する複数のストツパと、前記駆動輪体又は前記巻取軸と
    の何れか一方に係合されたフツクを一端に有して両端が
    これらの駆動輪体と巻取軸とのボスに所定の締付力をも
    つて巻回されたスプリングとよりなることを特徴とする
    長尺紙巻取装置。
JP1987081954U 1987-05-28 1987-05-28 長尺紙巻取装置 Expired - Lifetime JPH0622680Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987081954U JPH0622680Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 長尺紙巻取装置

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JP1987081954U JPH0622680Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 長尺紙巻取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63190244U JPS63190244U (ja) 1988-12-07
JPH0622680Y2 true JPH0622680Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=30934167

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2681276B2 (ja) * 1988-03-11 1997-11-26 富士通株式会社 ジャーナル用紙巻き取り機構
JP6229893B2 (ja) * 2014-03-04 2017-11-15 ブラザー工業株式会社 印刷装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58193852A (ja) * 1982-04-30 1983-11-11 Ricoh Co Ltd 印字装置の紙またはフイルム巻き取り装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63190244U (ja) 1988-12-07

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