JPH0622577U - サクションフィルタ - Google Patents

サクションフィルタ

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JPH0622577U
JPH0622577U JP10092391U JP10092391U JPH0622577U JP H0622577 U JPH0622577 U JP H0622577U JP 10092391 U JP10092391 U JP 10092391U JP 10092391 U JP10092391 U JP 10092391U JP H0622577 U JPH0622577 U JP H0622577U
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JP
Japan
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support member
oil tank
oil
valve
filter element
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Pending
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JP10092391U
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English (en)
Inventor
昭 平原
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油タンクの油面下にサクションフィルタを設
け、空気の吸込み要因を除去するとともに、フィルタエ
レメントを交換するときに油の流出を防止できるサクシ
ョンフィルタを提供する。 【構成】 油タンクの油面下側壁開口に液密に取着する
ボディと、同ボディに反油タンク側から挿入して閉塞し
胴部に多数の連通孔を有し油タンク側に開口する筒形の
支持部材と、同支持部材の外周に支持されたフィルタエ
レメントと、支持部材をボディに取着したとき支持部材
端面で押圧して弁を開き支持部材をボディから引き抜い
たとき前記支持部材端面から離れてばね力で前記弁を閉
じるようにボディの油タンク側開口部に設けた開閉弁と
から成るものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
油圧装置の油の清浄化のために油タンクに配設される油圧ポンプのサクション フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般の油圧装置ではサクションフィルタの保守交換の容易性を考慮して 油タンク内から導管を立ち上げて上方外部に接手を介してサクションフィルタを 配設しており、油タンクの油面より上方にサクションフィルタが位置している。 また、フィルタエレメントを油面下になるように油タンク内に設けたサクション フィルタでも油タンクの上方外部に導管を立ち上げていた。さらに、水−グリコ ール系作動油を使用する油圧装置では、空気の吸込みがあるとキャビテーション を発生し易いので、サクションフィルタを油面下になるようにして設ける必要が あり、図3に示したように、油タンク41側壁の油面下の位置に接続した開閉弁 42を介しサクションフィルタ43を設け内装されたフィルタエレメント44が 油タンク41の油面下になるようにし、フィルタエレメント44を交換するとき はサクションフィルタ43の吸込口を開閉弁42により閉塞してから行なうよう にしている。その際、油圧ポンプ45の誤操作による油の流出を防止するため、 開閉弁42の開閉限と油圧ポンプ45の電動機46の電源とをインタロックする 必要があり、開閉弁42が閉塞しているときは開閉ハンドル47の閉限をリミッ トスイッチ48で検知し電源を遮断して電動機46が運転されないようにし、開 閉弁42が全開しているときは開閉ハンドル47の開限をリミットスイッチ49 で検知して電源回路を接続するようにインタロックしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように、サクションフィルタが油タンクの上方外部に設置される場合、 およびフィルタエレメントは油面下にあっても油タンクの上方外部に導管を立ち 上げて油圧ポンプの吸込口に接続する場合は、その接手部分からの空気の吸込み があり、水−グリコール系作動油を使用する油圧装置では、キャビテーションを 発生し易く、特にピストンポンプの場合には吸込圧力(負圧)が高くなりポンプ の吸込特性を低下させるという問題がある。この問題を解消するために、図3に 示したように、油タンク41の油面下に配設した開閉弁42にサクションフィル タ43を接続させて油タンク41の油面下になるように設置されているが、この 場合、誤操作による油の流出を防止するため、開閉弁42の開閉限と油圧ポンプ 44の電動機45の電源とをインタロックする必要があり、また、接手部が多く なることや開閉弁42自身のパッキン部分の空気洩れなどからの空気吸込み要因 が存在している。
【0004】 本考案は、油タンクの油面下にサクションフィルタを設け、空気の吸込み要因 を除去するとともに、フィルタエレメントを交換するときに油の流出を防止する サクションフィルタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため成された本考案は、油タンクの側壁に油面下で穿設 された開口に液密に取着した中空のボディと、同ボディの外周に設けた出口ポー トと、前記ボディに反油タンク側から挿入して一端が油タンク側に開口し他端が 前記ボディの反油タンク側を閉塞し中央胴部に多数の連通孔を有した筒形の支持 部材と、同支持部材の外周に支持されたフィルタエレメントと、前記支持部材を 前記ボディに取着したとき支持部材の油タンク側の端面で押圧して弁を開き前記 支持部材を前記ボディから引き抜いたとき前記支持部材端面から離れてばね力で 前記弁を閉じるように構成して前記ボディの油タンク側開口部に設けた開閉弁と を具備したものとする。
【0006】
【作用】
油タンク側壁の油面下に穿設した開口に中空のボディを液密に取着させ、外周 にフィルタエレメントを支持して多数の連通孔を有した筒形の支持部材をボディ に挿入し、ボディの外周に設けた出口ポートを油圧ポンプに接続させて、油タン クの油はフィルタエレメントを通過して清浄となって油圧ポンプに吸引される。 フィルタエレメントは油タンクの油面下に位置するとともに、接手部分が従来に 比べて少なくなり、空気の吸込み要因が除去される。フィルタエレメントを交換 する際は、ボディの油タンク側開口部に設けた開閉弁が、挿入した支持部材の油 タンク側端面で押圧して開いていた弁を、支持部材をボディから引き抜くことに より支持部材端面から離れてばね力で弁を閉じて油の流出を防止する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1において、10 は中空のボディで、油タンクの側壁11に油面下の位置で穿設された開口12に パッキン13を介して液密に取着している。14は筒形の支持部材で、中央胴部 に多数の連通孔16を有し外周にフィルタエレメント15を支持するとともに、 フィルタエレメント15を装着させた状態でボディ10に出し入れ可能となって おり、ボディ10に挿入させて反油タンク側開口17をフランジ18で閉塞し、 ボディ10に液密に取着している。
【0008】 フィルタエレメント15は、その一端面とボディ10内仕切壁との間にパッキ ン19を挟着し他端面とフランジ18背面段付部との間に板ばね20を介在させ フィルタエレメント15とパッキン19を押圧するとともに、支持部材14外周 の前記段付部近傍にOリング21を装着することにより、ボディ10内および支 持部材14に対して液密になっている。22は取手で、フランジ18の部分で支 持部材14と一体に設けており、支持部材14をボディ10に出し入れすること を容易にしている。
【0009】 23は開閉弁で、ディスク24を進退する弁棒25に固着しており、弁棒25 はボス26を貫通して摺動自在に支承されている。ボス26はボディ10に複数 のリブ27を介して一体形成され、支持部材14には切欠部28を削成してリブ 27に当たる部分を逃がしてある。図1は支持部材14をボディ10に取着した ときの状態を図示しており、支持部材14の油タンク側先端29がディスク24 側面に当接して開閉弁23を開いた状態になっている。30は出口ポートで、ボ ディ10外周に下向きに設けられており、フレキシブル接手などを介して不図示 の油圧ポンプ吸込口に接続される。
【0010】 図2はフランジ18に螺合されボディ10の反油タンク側端面に当接する抜き ボルト32を使用して支持部材14をボディ10から引き抜いていったときの、 開閉弁23がボディ10の油タンク側先端の穴31を閉塞した位置の状態を図示 しており、支持部材14のOリング33を装着した段部34がボディ10の反油 タンク側開口17から抜ける前に、ディスク24が傾斜した外周面に嵌着された Oリング35を介してボディ10先端の穴31の内径斜面に当接して液密に閉塞 するようになっている。この場合、図示のようにOリング35に限定されるもの ではなくパッキンなど他のものを使用しても良い。36はばねで、弁棒25他端 の段部とボス26との間に介在させてディスク24をボス26の方へ引き込んで 開閉弁23を閉じる方向の押圧力を付与させており、支持部材14をボディ10 から引き抜いたときに、ディスク24側面に当接した支持部材14の先端29が 離れるにしたがってばね力で開閉弁23を閉じるようになっている。
【0011】 図2に図示した状態で不図示のドレンバルブを開いてボディ10内の油を排出 し、ボディ10の反油タンク側開口17からの油の流出することを除去した後、 取手22を掴んで支持部材14を引き抜いて外部に取出し、フィルタエレメント 15を支持部材14から取外して洗浄したり、または交換をして、再び支持部材 14にフィルタエレメント15を挿着した状態で支持部材14をボディ10内に 挿入し、図1に図示したように取着してフィルタエレメント15の洗浄、または 交換の作業が完了する。
【0012】
【考案の効果】
油タンクの油面下側壁にサクションフィルタを配設することにより、空気の吸 込みを除去するとともに、ピストンポンプの場合に吸込圧力(負圧)を小さくし てポンプの吸込特性を向上させることができるので、特に水−グリコール系作動 油では顕著な効果を奏する。また、フィルタエレメントを交換する際、フィルタ エレメントの支持部材の出し入れに連動して開閉弁が開閉されるので油の流出を 防止することができるとともに、従来技術のように油圧ポンプ電動機の電源との インタロックを必要としない。さらに、副次的な効果として油圧ポンプの設置床 面積を従来に比べて小さくできるとともに、油圧装置のコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のサクションフィルタの実施例で、ボデ
ィにフィルタエレメントの支持部材を取着したときの状
態を図示した断面図である。
【図2】本考案のサクションフィルタの実施例で、ボデ
ィからにフィルタエレメントの支持部材を引き抜いたと
きの状態を図示した断面図である。
【図2】従来のサクションフィルタの使用状態を図示し
た概略側面図である。
【符号の説明】
10 ボディ 14 支持部材 15 フィルタエレメント 23 開閉弁 24 ディスク 25 弁棒 30 出口ポート 36 ばね
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のサクションフイルタの実施例で、ボデ
イにフィルタエレメントの支持部材を取着したときの状
態を図示した断面図である。
【図2】本考案のサクションフィルタの実施例で、ボデ
ィからにフィルタエレメントの支持部材を引き抜いたと
きの状態を図示した断面図である。
【図3】従来のサクションフィルタの使用状態を図示し
た概略側面図である。
【符号の説明】 10 ボディ 14 支持部材 15 フィルタエレメント 23 開閉弁 24 ディスク 25 弁棒 30 出口ポート 36 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 29/60 35/02

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油タンクの側壁に油面下で穿設された開
    口に液密に取着した中空のボディと、同ボディの外周に
    設けた出口ポートと、前記ボディに反油タンク側から挿
    入して一端が油タンク側に開口し他端が前記ボディの反
    油タンク側を閉塞し中央胴部に多数の連通孔を有した筒
    形の支持部材と、同支持部材の外周に支持されたフィル
    タエレメントと、前記支持部材を前記ボディに取着した
    とき支持部材の油タンク側の端面で押圧して弁を開き前
    記支持部材を前記ボディから引き抜いたとき前記支持部
    材端面から離れてばね力で前記弁を閉じるように構成し
    て前記ボディの油タンク側開口部に設けた開閉弁とを具
    備したことを特徴とするサクションフィルタ。
JP10092391U 1991-11-12 1991-11-12 サクションフィルタ Pending JPH0622577U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003515437A (ja) * 1999-12-02 2003-05-07 インジェニーア ヴァルター ヘンクスト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 補助的な保持部材を備えた取り外し可能な中心部材を有する流体フィルタ
JP2020022924A (ja) * 2018-08-06 2020-02-13 ヤマシンフィルタ株式会社 サクションフィルタ
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