JPH0622485A - 電機子コアの巻線方法 - Google Patents

電機子コアの巻線方法

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JPH0622485A
JPH0622485A JP20186092A JP20186092A JPH0622485A JP H0622485 A JPH0622485 A JP H0622485A JP 20186092 A JP20186092 A JP 20186092A JP 20186092 A JP20186092 A JP 20186092A JP H0622485 A JPH0622485 A JP H0622485A
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JP20186092A
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Inventor
Hiroshi Sakashita
広志 坂下
Eiji Arasaki
栄司 荒崎
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3相の巻線の各渡り線の3段にわたる重なり
をなくして、回転電機の薄型化を図る。 【構成】 1つのブロック123aから他のブロック1
23bに向かう3相の渡り線15a,16a,17aの
うち、2相の渡り線16a,17aのみを交差させて他
の1相の渡り線15aは交差側と反対側に配するように
する。これにより渡り線の多点での交差はなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つのブロックを構成
する複数の突極に対する巻線の巻回を各ブロックごとに
連続して行なうようにした電機子コアの巻線方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、多極のコアを有する回転電機等
の電機子コアにおいては、ノズル方式の巻線機によって
巻線を整列的に巻回することが行なわれている。より具
体的には、多数の突極を複数のブロックに分けておき、
各ブロック毎に巻線巻回を順次施すようにしている。
【0003】図11及び図12は従来における電機子コ
アの巻線方法を説明するもので、例えば、3相の電機子
コア1に例をとって示しており、円筒状をなす軸芯部2
の外周面から多数の突極3が放射状に突出されている。
これら突極3の数は3の整数倍に設定されており、例え
ば、互いに隣接する3個の突極によって1つのブロック
が構成されている。そして各突極3に対して巻線を実際
に巻回する場合には、1つのブロック3aにおける各突
極U1,V1,W1に対して同時に3本の巻線4,5,
6の巻回が行なわれる。各突極3に対する巻回は、例え
ば2段にわたって行なわれており、その巻回の段数に対
応した高さに巻き付けられるようになっている。
【0004】巻線を終了した後、上記第1のブロック3
aにおける各突極U1,V1,W1から、次の第2のブ
ロック3bの突極に向かうための渡り線4a,5a,6
aがそれぞれ引き出される。これらの渡り線4a,5
a,6aの引き出しは、コアの上側面(図12の右側
面)に揃えられており、各突極U1,V1,W1からの
渡り線4a,5a,6aは、隣接する2つの突極の上側
面を通り越して次の第2のブロック3bにおける対応の
突極U2,V2,W2に導かれて巻線の巻回が行なわれ
る。第2のブロック3bの各突極U2,V2,W2から
は、渡り線4b,5b,6bの引き出しが、コアの上側
面(図12の右側面)に向かって再び行なわれる。そし
てこれを繰り返すことによって3相の電機子コア1の巻
線が完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の電機子
コアの巻線方法では、3相の巻線4,5,6の各渡り線
4a,5a,6aが図12に示すように3段にわたって
重なり合ってしまうので、この3段の重なり高さが2段
にわたる各突極3に対する巻線の重なり高さよりも大き
くなってしまうという問題がある。このため巻線3の渡
り線が多点で交差することによってコア巻線組の全体が
厚くなってしまうので、回転電機の薄型化が困難とな
る。また、組立後に渡り線とロータとが当ってしまうの
で、これを避けるには渡り線とロータ間のギャップを大
きく確保する必要があり、この場合も回転電機が厚くな
る。
【0006】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、コア巻線の渡り線を多点で交差されること
なく巻線の巻回を良好に行ない、薄型化した回転電機を
得るようにした電機子コアの巻線方法を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、軸芯部から放射状に突出された3の整数倍
個の突極のうち、1つのブロックを構成する3個の突極
に対して2段に巻線の巻回を行なった後、この第1のブ
ロックにおける各突極から当該突極の一面側に揃えて渡
り線をそれぞれ引き出し、隣接する2個の突極を通り越
すようにして上記渡り線を引き出し、次の第2のブロッ
クにおける対応の突極に対して巻線の巻回を行ない、こ
れを繰り返すようにした電機子コアの巻線方法であっ
て、1つのブロックにおける各突極から引き出された各
渡り線を引き回す際において、1つのブロックにおける
突極から他のブロックにおける突極に向かう3相の渡り
線のうち、2相の渡り線のみを交差させ、他の1相の渡
り線は交差側とは反対側の面側に配するようにして渡り
線の引き回しを行なうことを特徴とするものである。
【0008】また、他の本発明は、軸芯部から放射状に
突出された3の整数倍個の突極のうち、1つのブロック
を構成する3相の突極のうち1相に対応する突極に対し
て2段に巻線の巻回を行なった後、上記巻回した1相に
対応する突極から当該突極の一面側に渡り線を引き出
し、隣接する2個の突極を通り越すようにして上記渡り
線を引き回し、次の1相に対応する突極に対して上記巻
線の巻回を行ない、上記1相に対応する突極に上記巻線
の巻回が終了した後、別の相に対応する突極に上記巻線
を用いて巻回を行ない、これを繰り返すようにした電機
子コアの巻線方法であって、3相の各々に対応する突極
が引き出された渡り線を引き回す際において、上記巻線
を終了した当該突極に直接隣接する突極に対しては、渡
り線の引出側面とは反対側の面上に渡り線を引き回し、
更にこれに隣接する次の突極に対しては再び渡り線の引
出面側に渡り線を引き回し、次の突極に巻線の巻回を行
なうようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の方法によれば、1つのブロックから他
のブロックに向かう3相の渡り線のうち、2相の渡り線
のみを交差させて、他の1相の渡り線は交差側と反対側
に配するようになっているので、渡り線が多点で交差す
ることはなくなる。また、他の本発明の方法によれば、
3層の渡り線において、巻線の終了した突極に直接隣接
する突極に対しては、渡り線の引出側面とは反対側の面
上に渡り線を引き回し、更にこれに隣接する次の突極に
対しては再び渡り線の引出面側に渡り線を引き回し、次
の突極に巻線の巻回を行なうようにしたので、渡り線が
多点で交差することはなくなる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の電機子コアの巻線方法の実施例にお
ける電機子コアを示す平面図、図2は図1のA−Aに沿
う断面図である。図3は本発明を適用するスピンドルモ
ータの一例を示す断面図で、基板11の図示上面側に
は、後述する電機子コア12がスペーサ13を介してビ
ス14により固定されている。電機子コア12は、図1
及び図2に示されているように、コア材12A,12B
の2枚を積層して上から絶縁塗装を施したものであり、
中心部分の円筒状軸芯部121の外周面から、突極12
3,123,…が、3の整数倍である例えば18個にわ
たって放射状に突出されている。そしてこれらの各突極
123に対して3相の巻線15,16,17が後述する
方法によって巻回されている。
【0011】図3において、電機子コア12の軸芯部1
21は、中空円筒状の軸受ホルダー27の外周側に嵌着
されており、軸受ホルダー27の内部には一対のベアリ
ング軸受18を介して回転軸19が支承されている。こ
の回転軸19の図示下端側である出力側には、円板状の
スピンドルハブ20が固定されていると共に、回転軸1
9の図示上端側である基部側部分には皿状のロータケー
ス21がビス22によって固定されている。ロータケー
ス21の外周側フランジ部21aには、リング状のマグ
ネット23が前記電機子コア12の巻線15,16,1
7の外側に対面するように配置されている。
【0012】次に電機子コア12の各突極123に対す
る巻線15,16,17の巻回方法の実施例を説明す
る。まず、各突極123は互いに隣接する3個の突極に
よって1つのブロックが構成されており、123a,1
23b,123c,…123fの計6ブロックが設けら
れている。そしてこれらの各突極123に対して巻線1
5,16,17を実際に巻回する場合には、3体の巻線
ノズルを用いてまず第1のブロック123aにおける各
突極U1,V1,W1のそれぞれに対する巻線巻回が同
時に行なわれ、次に隣の第2のブロック123b、第3
のブロック123c,…の順に巻線巻回が継続されてい
く。これらの各ブロックにおける巻線15,16,17
の巻回は、3体の巻線ノズルを同時に移動させながら2
段にわたって行なわれる。すなわち、図2に示すよう
に、まず1段目が例えば突極123の内側から外側に向
かって43ターン行なわれた後に、折り返して2段目が
突極123の外側から内側に向かって行なわれる。この
ときの巻線巻回は巻線同士に隙間及び重なりを生じさせ
ることなく行なわれる。
【0013】第1のブロック123aにおける巻線巻回
終了の後には、次の第2のブロック123bに向かうた
めに、第1のブロック123aの各突極U1,V1,W
1から渡り線15a,16a,17aがそれぞれ引き出
される。これらの渡り線15a,16a,17aの引き
出しは、コアの上側面(図2では左側面)に揃えて行な
われる。
【0014】これに続く巻線巻回工程を説明するにあた
って、3相の渡り線15a,16a,17aのうちの1
相の渡り線15aについてまず説明を行なう。図4に示
すように、巻線巻回が終了した第1のブロック123a
の突極U1から上側(図2の左側)に向かって引き出さ
れた渡り線15aは、当該突極U1に隣接する突極V1
及びそれに隣接する突極W1を通って、次の第2のブロ
ック123bにおける対応の突極U2に導かれるように
引き回される。このとき突極V1に対しては、渡り線1
5aが当該渡り線15aの引出側面と同一側である上面
側に引き回される。更にこれに隣接する次の突極W1に
対しては、渡り線15aがこの引出側面とは反対側であ
る下面側に引き回され、下面側から第2のブロック12
3bにおける対応の突極U2に導かれる。そして上記と
同様にして突極U2に対する巻線巻回が行なわれる。
【0015】また、他の2相の渡り線16a,17aに
ついても同様であり、巻線巻回が終了した各突極V1,
W1から上側(図2の左側)に引き出された渡り線16
a,17aは、当該突極V1,W1に各々隣接する突極
W1,U2及びそれに隣接する突極U2,V2を通っ
て、次の第2のブロック123bにおける対応の突極V
2,W2に導かれる。このとき渡り線16a,17aは
突極W1,U2に対しては渡り線16a,17aの引出
側面の同一面に引き回される。更にこれに隣接する次の
突極U2,V2に対しては、渡り線16a,17aはこ
の引出側面とは反対側の下面側に引き回され、下面側か
ら次の第2のブロック123bにおける対応の突極V
2,W2に導かれる。そして同様にそれらの突極V2,
W2に対して巻線巻回が行なわれる。以後これを第6の
ブロック123fまで繰り返すことによって3相の電機
子コア12の巻線が完成する。
【0016】以上のような本実施例によれば、第1のブ
ロック123aにおける各突極U1,V1,W1から隣
の第2のブロック123bにおける各突極U2,V2,
W2に向かって、3相の渡り線15a,16a,17a
がそれぞれ引き回される際に、3層のうち2相の渡り線
のみが、例えば図2において16a,17aの2相の渡
り線のみが上面側(図2で左側)で交差するだけであ
る。他の1相の渡り線、例えば図2において15aの1
相の渡り線は、上記交差側とは反対側の下面側(図2で
右側)に配されている。
【0017】従って、従来の図12におけるように各渡
り線が3段にわたって重なり合ってしまうことはないの
で、2段にわたる各突極に対する巻線の重なり高さより
も大きくなることはない。これによりコア巻線組の全体
が厚くなってしまうことはなくなるため、回転電機の薄
型化が容易となる。また、組立後に図3において各巻線
15,16,17の各渡し線とロータケース21との当
りが防止されるので、ギャップGを小さくすることがで
きる。
【0018】図5は本発明の他の実施例を示すもので、
図1の実施例が各巻線を電機子コア12に対して右巻
(CW)方向(裏面から見て)に巻回しているのに対し
て、これとは反対に各巻線を電機子コア12に対して左
巻(CCW)方向に巻回する方法を示すものである。こ
の場合は第1のブロック123a乃至第6のブロック1
23fを構成する各3個の突極の配置順序を図1とは逆
方向にし、かつ各突極に対する3相巻線巻回方法も図4
とは逆方向に行なう。
【0019】すなわち、3層の渡り線15a,16a,
17aのうちの1相の渡り線15aに一例をとって説明
すると、巻線巻回が終了した第1のブロック123aの
突極U1から上側に向かって引き出された渡り線15a
は、図6に示すように当該突極U1の図示左側に隣接す
る突極V1及びそれに隣接する突極W1を通って、次の
第2のブロック123bにおける対応の突極U2に導か
れるように引き回される。このとき突極V1に対して
は、図4と同様に渡り線15aが当該渡り線15aの引
出側面と同一側である上面側に引き回され、更にこれに
隣接する次の突極W1に対しては、渡り線15aがこの
引出側面とは反対側である下面側に引き回されて、下面
側から第2のブロック123bにおける対応の突極U2
に導かれる。そして突極U2に対する巻線巻回が行なわ
れる。また他の2相の渡り線16a,17aについても
図4に順次て同様に行なわれる。
【0020】この実施例によって各巻線の巻回方向が前
記実施例と逆になるだけで、同様な作用が行なわれるた
め同様な効果を得ることができる。
【0021】図7は本発明のその他の実施例を示すもの
で、電機子コア12の各突極123を図1と同様に配置
した状態で、第1のブロック123a乃至第6のブロッ
ク123fの各突極123に対する巻線15,16,1
7を1体の巻線ノズルを用いて巻回する方法を示すもの
である。まず、第1のブロック123a乃至第6のブロ
ック123fの各突極U1乃至U6に対して順次巻線1
5を巻回する。この方法は図8に示すように、巻線巻回
が終了した第1のブロック123aの突極U1から上側
に向かって渡り線15aを引き出し、この渡り線15a
を隣接する突極V1の上面側に引き回し、更に隣接する
次の電極W1に対しては下面側に引き回し、この下面側
から第2のブロック123bにおける対応の突極U2に
導く。そして、この突極U2に対する巻線巻回を行な
う。
【0022】続いて、第1のブロック123a乃至第6
のブロック123fの各突極V1乃至V6に対して、図
8に順次て同様に巻線巻回を行なう。次に第1のブロッ
ク123a乃至第6のブロック123fの各突極W1乃
至W6に対して同様に巻線巻回を行なう。この場合巻線
の開始はU,V,Wのいずれの相から行なっても良く、
更に各相の巻始め位置も任意に選ぶことができる。
【0023】この実施例によれば、図1の実施例に比べ
て1体の巻線ノズルを用いて巻回する方法が異なるだけ
で同様な作用が行なわれるため同様な効果を得ることが
できる。
【0024】図9は本発明のその他の実施例を示すもの
で、電機子コア12の第1のブロック乃至第6のブロッ
クの各突極U1乃至U6、V1乃至V6及びW1乃至W
6に対して、全周360°を3分割して対角に位置する
各相の各突極の1個ずつを、3体の巻線ノズルで同時に
巻線巻回を行なうようにした例を示すものである。ここ
で各突極の周囲に配置する3体の巻線ノズルは、360
°を3体のノズルを用いて略3分割するには、360°
の3分割で120°と思えるが、実際はモータに構成さ
れる突極の数により変化するため、120°に均等とは
なっていない。例えば、本発明に用いたモータの場合で
は、18個の突極を構成しているので、図9に示すよう
な角度でU相に対応する突極U1、V相に対応する突極
V1,W相に対応する突極W1に対して巻線可能な位置
に3体のノズルが取り付けられている。
【0025】3体の巻線ノズル,,を前述の条件
を満たす位置に取り付けて、各突極U1乃至U6、V1
乃至V6及びW1乃至W6に対して順次巻線巻回を行な
わせる。図9の角度は一例を示している。なお、3体の
ノズル位置は極数に応じて、その都度計算にて求める。
【0026】例えば、各突極U1乃至U6、V1乃至V
6及びW1乃至W6を図9のように配置した状態で、順
次巻線巻回を行なう。まず、図10に示すように巻線巻
回が完了した突極U1から上側に向かって渡り線15a
を引き出し、この渡り線15aを隣接する突極V5の上
面側に引き回し、更に隣接する次の突極W4に対しては
下面側に引き回し、この下面側から次の対応する突極U
2に導く。そしてこの突極U2に対する巻線巻回を行な
う。
【0027】同様にして、図10に順次て巻線巻回が完
了した突極V1及びW1から上側に向かって渡り線16
a,17aを引き出し、渡り線16a,17aを隣接す
る突極W6,U5の上面側に引き回し、更に隣接する次
の突極U4,V3に対しては下面側に引き回し、この下
面側から次の対応する突極V2,W2に導く。そしてこ
れら突極V2,W2に対する巻線巻回を行ない、これら
の巻回を各突極U6,V6及びW6まで繰り返す。
【0028】このような実施例によっても3相の各突極
が隣接し配置されていないだけで、図1の実施例と同様
な作用が行なわれるため、同様な効果を得ることができ
る。
【0029】本発明の各実施例では18極の突極を設け
た電機子コアに対する巻線方法を例にとって示したが、
3n極(n:2以上の整数)の突極を設けた場合にも同
様な巻線巻回を行なうことができる。また、巻線方向は
目的、用途等に応じて右巻、左巻のいずれを選ぶことも
できる。
【0030】
【発明の効果】以上述べて明らかなように本発明によれ
ば、3相の各突極に巻線巻回が終了した3相の渡り線の
うち2相の渡り線のみを交差させて、他の1相の渡り線
は交差側と反対側に配するようにしたので、渡り線が多
点で交差することはなくなるため薄型化した回転電機を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電機子コアの巻線方法の実施例に用い
られる電機子コアを示す平面図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】本発明が適用されるスピンドルモータを示す断
面図である。
【図4】本実施例における1相のコア巻線の引き回し例
を示す模式図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図6】図5の1相のコア巻線の引き回し例を示す模式
図である。
【図7】本発明のその他の実施例を示す平面図である。
【図8】図7の1相のコア巻線の引き回し例を示す模式
図である。
【図9】本発明のその他の実施例を示す平面図である。
【図10】図9の1相のコア巻線の引き回し例を示す模
式図である。
【図11】従来の例を示す平面図である。
【図12】図11の1相のコア巻線の引き回し例を示す
模式図である。
【符号の説明】
12 電機子コア 123 突極 15,16,17 巻線 15a,16a,17a 渡り線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯部から放射状に突出された3の整数
    倍個の突極のうち、1つのブロックを構成する3個の突
    極に対して2段に巻線の巻回を行なった後、この第1の
    ブロックにおける各突極から当該突極の一面側に揃えて
    渡り線をそれぞれ引き出し、隣接する2個の突極を通り
    越すようにして上記渡り線を引き出し、次の第2のブロ
    ックにおける対応の突極に対して巻線の巻回を行ない、
    これを繰り返すようにした電機子コアの巻線方法であっ
    て、1つのブロックにおける各突極から引き出された各
    渡り線を引き回す際において、1つのブロックにおける
    突極から他のブロックにおける突極に向かう3相の渡り
    線のうち、2相の渡り線のみを交差させ、他の1相の渡
    り線は交差側とは反対側の面側に配するようにして渡り
    線の引き回しを行なうことを特徴とする電機子コアの巻
    線方法。
  2. 【請求項2】 軸芯部から放射状に突出された3の整数
    倍個の突極のうち、1つのブロックを構成する3相の突
    極のうち1相に対応する突極に対して2段に巻線の巻回
    を行なった後、上記巻回した1相に対応する突極から当
    該突極の一面側に渡り線を引き出し、隣接する2個の突
    極を通り越すようにして上記渡り線を引き回し、次の1
    相に対応する突極に対して上記巻線の巻回を行ない、上
    記1相に対応する突極に上記巻線の巻回が終了した後、
    別の相に対応する突極に上記巻線を用いて巻回を行な
    い、これを繰り返すようにした電機子コアの巻線方法で
    あって、3相の各々に対応する突極が引き出された渡り
    線を引き回す際において、上記巻線を終了した当該突極
    に直接隣接する突極に対しては、渡り線の引出側面とは
    反対側の面上に渡り線を引き回し、更にこれに隣接する
    次の突極に対しては再び渡り線の引出面側に渡り線を引
    き回し、次の突極に巻線の巻回を行なうようにしたこと
    を特徴とする電機子コアの巻線方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002315250A (ja) * 2001-04-09 2002-10-25 Moric Co Ltd 回転電気機器のステータ
JP2016171731A (ja) * 2015-03-16 2016-09-23 ミネベア株式会社 モータ
JP2019062629A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 日本電産株式会社 モータ

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