JPH0622419Y2 - 連続混練機 - Google Patents

連続混練機

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JPH0622419Y2
JPH0622419Y2 JP1990042207U JP4220790U JPH0622419Y2 JP H0622419 Y2 JPH0622419 Y2 JP H0622419Y2 JP 1990042207 U JP1990042207 U JP 1990042207U JP 4220790 U JP4220790 U JP 4220790U JP H0622419 Y2 JPH0622419 Y2 JP H0622419Y2
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JP
Japan
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casing
shaft
sleeve
kneading
rotary shaft
Prior art date
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JP1990042207U
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English (en)
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JPH04928U (ja
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孝雄 松田
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は連続混練機、とくに筒状ケーシング内で撹拌
部材を周設した回転軸を有する連続混練機に係る。
[従来の技術] 従来のこの型式の混練機をさらに分類すれば単軸にスク
リューを螺設したものや、二軸にパドルを多数組合せて
軸回りに固定した複軸型式があり、いずれもケーシング
内の回転軸の一方はケーシング外へ突出して駆動軸と係
合し回転力の伝達を受け、他方はケーシングの側板又は
ケーシング外で回転自在に封止状態で軸支されている。
例えば第6図に示すのはこの型式の一例で、筒状のケー
シング1a内で撹拌部材2aを周設した回転軸3aが一
端では駆動部4aで、他端では軸支部72aにおいてそ
れぞれ支持され、ケーシングの両端と回転軸の延出部と
の間を、封止部71aによって内部の流動材の漏洩流出
を防止している。ところで密封ケーシング内で流動物を
混練しつつ移動すると言う基本的な機能のため、ケーシ
ング内壁や撹拌部材の空隙部分には粘性材料が付着した
り潜入したりして混練作用を劣化させる課題が避けては
通ることができないため、この型式の改善を求めていく
つかの提案が見られる。
すなわち実開昭62−170134号公報・第7図にお
いては、ケーシング(ケース)1bの下面をベース10
1の上面から離隔させてベースの上面を移動する転動軸
102を設けることによって回転体3bをケーシング1
bから露出可能としている。
また実開平1−167325号公報・第8図においては
ブレード103を回転自在に収容するトラフ1cの両側
には対向状態にブレード軸104,105が設けられて
いるので、該ブレード軸間でこのブレードが着脱可能に
連結されている。
その他実開昭64−40506号公報や、実開昭64−
28938号公報などにも同じような課題を解決する目
的の改善が開示されている。また、実開昭62−957
30号公報の従来技術では、混練機の基本的な構造は上
方が開放され、断面が、たとえばU形の缶体の開放部か
ら混練材料を装入し、混練が終了すれば缶体自体を回動
して開放部を下向きに反転し、材料を下方へ排出するも
のである。缶体とは無関係に回転軸が両端で軸支されて
いるから、缶体を貫通する軸部分から材料が脱漏しない
ようにシール材で軸封している。この考案の目的は、結
局、このシール部分が簡単に取り外して清掃できたり、
摩耗したシール材を容易に交換できるように、シール材
を嵌入する支持部材を二つ割とし、両部材を回転軸を挟
んで一体的に結合したのち、全体を缶体の外面へ挾着す
る固定環を回転軸に係止することを主体としている。
[考案が解決しようとする課題] 第7図の従来技術は回転体をケーシングから引き抜いて
露出することができるから清掃の目的は達成できるが、
ケーシングと回転体との相互の関係は常に変らないか
ら、ケーシング内で処理すべき材料の性質が変った場
合、直ちにこれに追随して最適の回転体に取替えるには
煩瑣な作業を必要とする。
この点第8図の従来技術はブレードの交換は容易に取替
えが可能だし、トラフ内の清掃もできるが、軸受部や封
止部についてはそのまま一体的に組立てられているので
流動物の侵入、漏洩などの起り易い当該機種に共通する
課題についてはなお不十分であると言わざるを得ない。
さらに実開昭62−95730号公報の従来技術でも、
目的は回転軸が缶体から突出するシール部付近の清潔維
持に焦点が絞られ、その他の装置の主体、すなわち、ケ
ーシング内の混練空間には全く何の改善をもたらすもの
でもないことは明らかである。そもそも、上方が大きく
開放され缶体自体が傾動する基本構成であるから、従来
より混練空間の清掃に大きな負担が強いられていたとは
考え難く、この従来技術の要旨もまた、この点について
は特に目的意識があるとは読み取れない。
本願考案は以上に述べた課題を解決するために、ケーシ
ングや回転体をはじめ軸受部や封止部をふくめた一切の
部材の解体清掃が簡便であり、かつ混練機能自体の変更
要請にも即座に対応し得る新しい連続混練機の提供を目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る連続混練機は、密封筒状の二つ割ケーシン
グ1内で撹拌部材2を周設した回転軸3が、一端はケー
シング外の駆動部4の駆動軸5と水平方向に着脱自在に
係合し、他端はケーシング外へ延出する延出部32を形
成し、該延出部32は、前記ケーシング1と連結して配
設された封止部71及び軸支部72へ回転自在に内嵌さ
れたスリーブ6内を、係脱自在に挿通していることによ
って前記の課題を解決した。
[作用] 本考案の混練機は上記の構成からなるため、ケーシング
1と封止部71、軸支部72の連結を解き、スリーブ6
と回転軸の延出部32との係止を解けば、封止部71、
軸支部72、スリーブ6が一体となって延出部からそっ
くり水平に引き抜ける。スリーブ等を引き抜いた後、ケ
ーシングの端部から露出したまま突出する軸の延出部
を、ケーシング一端における駆動軸5との係合を解いて
ケーシングから水平に引き抜けば、回転軸3は周囲に撹
拌部材を取り付けたままで全部離脱する。中空となった
ケーシングは二つ割であるから上半分を取り外して内部
の清掃をする。撹拌部材の清掃と、混練材料変更に伴う
部材同士の組合わせの変更があれば、何れも機外で容易
に作業できる。あらかじめA材料の混練にはaタイプの
配列、B材料の混練にはbタイプの配列と、混練材料別
の撹拌部材の配列で回転軸に装着した必要数だけのセッ
トを用意しておけば、材料変更に瞬時に即応して回転軸
ごと交換すればよい。
[実施例] 筒状のケーシング1内で撹拌部材2を周設した回転軸3
は一端で駆動部4によって回転する駆動軸5と着脱自在
に係合する。撹拌部材2の実施例として図においては凸
レンズ形、又は三角むすび形のパドルを各種組合せて回
転軸の周りに装着した状態を示している。駆動軸と回転
軸の係合としては第2図イ,ロに示すように回転軸3の
先端31と駆動軸5の先端51との間に嵌合し合う凸所
と凹所とを設けて差し込み自在とする態様が好ましい。
回転軸の他方はケーシング1の側板11から外へ延出す
る延出部32で、この全長に亘って回転軸と共回りする
スリーブ6に内嵌する。スリーブ6はケーシング内で混
練中の流動材料が外部へ漏洩しようとすることを封止し
て軸支されており、具体的には図のように軸受箱7の中
で、グランドパッキン71に被包されて封止作用を受け
軸受72によって軸支作用を受ける。
なおこれら部材の組立てや係止のために、止めボルト6
1,ナット73,オイルシール74,75などを使用す
る。
いま第1図において止めボルト61を外すと回転軸3と
スリーブ6との係合が外れる。次にケーシングの胴体フ
ランジ12と側板11との螺合を解き、側板11、封止
部71、軸支部72、および前二者に内嵌しているスリ
ーブ6を一体的にそっくり図の右方へ水平に引き抜き、
回転軸3の延出部32だけが露出したままでケーシング
の胴体フランジから突出して残る。ケーシング1は上下
二分割の方式となっているので上半部を外して開放し、
駆動軸が係合する先端51の長さだけケーシング内で回
転軸3を右方へ移動すると、両軸の係合が外れるから、
撹拌部材2と回転軸3をセットに組んだまま上方へ持ち
上げてケーシングから取り外す。
第3図は取り外して露出した回転部分であり、多数のパ
ドルは軸に嵌め込まれ、すべてが密着してナット21に
よって強く緊め付けられ特別の条件を果すために組合わ
された相互の関係を崩すことなく維持している。
この状態でケーシング内やパドルの外面の清掃をするこ
とができる。
また同じ条件で組合わされた別のパドル付き回転軸を代
りにケーシング内へ差し込み、その外周へスリーブ、封
止部、軸支部など一切の外周部材を組合わせた集合体を
回転軸の延出部へ嵌め込み、端部でケーシングの端面と
締結すれば、瞬時にパドル部の交換を完了できる。取り
外し後のパドル付き回転軸は作業性の良い作業台で十分
に行き届いた手入を施して次の交換に備えておくことが
できる。
また供給する材料が頻繁に変り、処理の条件もこれに対
応して変化することが求められるときは、あらかじめ各
条件を満足する撹拌部材(たとえばパドル)の組合せで
装着した回転軸を所望の本数準備しておき、第3図の状
態にある部材を適宜入れ替えることによって容易にこの
要請を叶えることができる。
第4図イ,ロは別の実施例を示す正面断面図で駆動軸側
に第1図の回転軸と同様の封止,軸支作用を付加した構
成を採り、右左いずれの方向に対しても水平に離脱でき
る。
次に回転軸3とスリーブ6の焼付きを防止するための望
ましい実施例を示すと、第5図イ,ロに示すように止め
ボルト61の先端62は円柱状に回転軸3の長手のキー
溝33に多少の間隙を置いて嵌めこんであり、止めボル
ト61のゆるみ止めに止めナット63を螺合している。
この実施例特有の作用としては、溶融混練などに見られ
る熱によって生じる回転軸の膨脹伸びを吸収し、回転軸
とスリーブとが円滑に共回りできるメリットが挙げられ
る。
[考案の効果] 本願考案は以上に述べたように密封ケーシング内での残
留物などの清掃が容易であり、回転軸ごと予備品と取り
替えれば瞬時に設備が完了するし、混練条件が変更を必
要とするときも、この条件に最適の部材の組合せに忽ち
変更することができる。すなわち装置の保全,装置の汎
用性を大幅に拡張して装置の機能を最大限効率的に享受
する効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の実施例を示す垂直断面図、第2図
イ,ロは実施例の部分の二態様を示す斜視図、第3図は
実施例の別の部分を示す垂直断面図、第4図イ,ロは別
の実施例を示す垂直断面図,第5図イ,ロは両実施例に
おけるさらに別の部分を示す垂直断面図の正面図と同じ
く側面図、第6図,第7図,第8図はそれぞれ異なる従
来の技術を示す垂直断面図。 1……ケーシング、2……撹拌部材(パドル) 3……回転軸、4……駆動部、5……駆動軸 6……スリーブ、11……側板 12……胴体フランジ 71……封止部(グランドパッキン) 72……軸支部(軸受)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密封筒状の二つ割ケーシング1内で撹拌部
    材2を周設した回転軸3は、一端がケーシング外の駆動
    部4の駆動軸5と水平方向に着脱自在に係合し、他端は
    ケーシング外へ延出する延出部32を形成し、該延出部
    32は、前記ケーシング1と連結して配設された封止部
    71及び軸支部72へ回転自在に内嵌されたスリーブ6
    内を、係脱自在に挿通していることを特徴とする連続混
    練機。
JP1990042207U 1990-04-20 1990-04-20 連続混練機 Expired - Lifetime JPH0622419Y2 (ja)

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JPH04928U JPH04928U (ja) 1992-01-07
JPH0622419Y2 true JPH0622419Y2 (ja) 1994-06-15

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JPH04928U (ja) 1992-01-07

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