JPH06222957A - 事象自動通報方法 - Google Patents

事象自動通報方法

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Publication number
JPH06222957A
JPH06222957A JP5010151A JP1015193A JPH06222957A JP H06222957 A JPH06222957 A JP H06222957A JP 5010151 A JP5010151 A JP 5010151A JP 1015193 A JP1015193 A JP 1015193A JP H06222957 A JPH06222957 A JP H06222957A
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JP
Japan
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time
time interval
notification
Prior art date
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Application number
JP5010151A
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English (en)
Inventor
Minoru Asafuku
実 浅福
Shinji Takeuchi
慎治 竹内
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通信処理に影響を与えず、適切に管理装置に通
報する。また、発生頻度による同一種類の事象の異なる
性質を認識することもできる。 【構成】事象自動通報装置10は、情報処理システムS
1に含まれる事象自動通報装置10と、この事象自動通
報装置10を含む情報処理システムS1が、バスB1を
介して接続されている管理装置M1とから構成される。
事象自動通報装置10は、事象発生を管理装置M1に通
報する条件を設定する条件設定部1、条件設定部1によ
り設定された条件を記憶する条件記憶部2、事象の発生
を検出する事象検出部3、事象の発生時刻と発生回数を
記憶する発生事象記憶部4、時間間隔から即時通報か一
括通報か判定する即時/一括判定部5、発生回数から一
括通報か否かの判定をする一括通報判定部6および管理
装置に事象の発生を通報する通報部7から構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の情報処理システ
ムが通信回線によって接続されたネットワークの事象自
動通報方法に関し、特に事象発生時に通信回線を通じて
前記複数の情報処理システムを管理する管理装置に事象
発生を自動通報する事象自動通報方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、障害発生等の事象情報を通報する
方式としては、複数の情報処理システムで発生した事象
を管理する管理装置が通報要求を発して被管理装置側が
通報要求のあった項目を管理装置に通報する方式と、管
理装置から予め指定された項目を事象発生のたびに、被
管理装置側が自発的に管理装置に通報する方式との2種
類の方式が知られている。
【0003】ここで、後者の事象自動通報方式すなわち
管理装置から予め指定された項目を事象発生の都度、自
発的に管理装置に通報する方式の場合、同一の事象が短
時間内に頻繁に発生すると、この同一の事象の通報が短
時間に大量に通報されることにより通信処理に負担がか
かり、通信回線に接続された情報処理システムの本来の
処理に影響を及ぼすという欠点があった。
【0004】これに対し、上記の欠点を回避するため例
えば特開平2−208747号公報には、情報システム
内で発生した一部の事象に関しては発生のたびに、管理
装置に通報するのではなく、事象の発生が指定された回
数に達した時点で通報する情報処理システムの障害自動
通報方式が記述されている。
【0005】しかし、上記の方式では対象とする事象が
十分な時間間隔をおいて単発的に発生すると、指定され
た回数に達していないということで即時にこれが通報さ
れなくなり、事象がある程度発生しているのに長期間通
報されない場合が生ずるという欠点がある。
【0006】また、同一種類の事象が長時間の中で多数
発生しても問題はないが、短時間に連続的に発生する場
合などは、重大な問題を含んでいる事象がある。すなわ
ち、発生頻度による同一種類の事象の異なる性質を認識
出来ないという欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の事象自動通報方法では、事象の発生が指定された回数
に達した時点で通報していたため、十分な時間間隔をお
いて単発的に発生した時に即時に通報されないという問
題点があった。
【0008】また、同一種類の事象であっても異なる発
生頻度により重大な問題を含んでいる事象があり、発生
頻度による事象の異なる性質を認識出来ないという問題
点があった。
【0009】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、通信回線に接続された情報処理システムの通信処理
に影響を与えず、事象の頻繁な発生、あるいは単発的な
発生であっても適切に通報し、また、発生頻度による同
一種類の事象の異なる性質を認識することができる事象
自動通報方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、被管理装
置側で発生する事象を管理装置に通報する事象自動通報
方法において、前記被管理装置は、予め定められた少な
くとも1種類の事象の発生を検出する第1ステップと、
前記第1ステップで検出した事象の種類ごとに前回の事
象発生時から今回の事象発生時までの時間間隔が予め定
められた指定時間間隔を経過したか否かを判定する第2
ステップと、前記第1ステップで検出した事象の種類ご
とに事象の発生回数が予め定められた指定発生回数に達
したか否かを判定する第3のステップと、前記第2ステ
ップで前記指定時間間隔を経過していると判定された場
合、当該検出事象が発生したことを前記管理装置に通報
する第4ステップと、前記第2ステップで前記指定時間
間隔を経過していないと判定され、かつ前記第3ステッ
プで前記指定発生回数に達していると判定された場合、
当該検出事象が発生したことを前記管理装置に通報する
第5ステップとを具備したことを特徴とする。
【0011】第2の発明は、被管理装置側で発生する事
象を管理装置に通報する事象自動通報方法において、前
記被管理装置は、予め定められた少なくとも1種類の事
象の発生を検出する第1ステップと、発生事象間の時間
間隔とこの時間間隔に対する重み数値との関係を表した
事象の種類ごとの関数情報に基づいて、前記第1ステッ
プで検出した事象の種類ごとに前記重み数値の累積演算
を行う第2ステップと、前記累積演算の結果が所定のし
きい値を越えたか否かを判定する第3ステップと、前記
第3ステップで所定のしきい値を越えた場合、当該検出
事象が発生したことを前記管理装置に通報する第4ステ
ップとを具備したことを特徴とする。
【0012】
【作用】第1の発明は、被管理装置が、予め定められた
少なくとも1種類の事象の発生を検出し、この検出した
事象の種類ごとに前回の事象発生時から今回の事象発生
時までの時間間隔が予め定められた指定時間間隔を経過
したか否かを判定し、また、検出した事象の種類ごとに
事象の発生回数が予め定められた指定発生回数に達した
か否かを判定する。そして、前記指定時間間隔を経過し
ていると判定された場合、当該検出事象が発生したこと
を前記管理装置に通報し、前記指定時間間隔を経過して
いないと判定され、かつ前記指定発生回数に達している
と判定された場合、当該検出事象が発生したことを管理
装置に通報するようにしているので、頻繁に発生する事
象でも単発的に発生する事象でも適切に通報することが
できる。
【0013】第2の発明は、被管理装置が、まず、予め
定められた少なくとも1種類の事象の発生を検出し、次
に発生事象間の時間間隔とこの時間間隔に対する重み数
値との関係を表した事象の種類ごとの関数情報に基づい
て、検出した事象の種類ごとに前記重み数値の累積演算
を行う。そして、この累積演算の結果が所定のしきい値
を越えたか否かを判定し、所定のしきい値を越えた場
合、当該検出事象が発生したことを管理装置に通報する
ようにしているので、同一種類の事象であっても、発生
頻度により事象発生の軽重が異なる性質をもつ事象を自
動的に認識して通報することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0015】まず、第1の発明の方法が適用された第1
の実施例の事象自動通報システムを説明する。
【0016】図1は第1の実施例の事象自動通報システ
ムの構成を示すブロック図である。図1において、事象
自動通報システムは、情報処理システムS1に含まれる
事象自動通報装置10と、この事象自動通報装置10を
含む情報処理システムS1が、バスB1を介して接続さ
れている管理装置M1とから構成される。なお、図示し
ていないが、事象自動通報装置10を含む情報処理シス
テムは、バスB1に複数接続されているものである。
【0017】また、この事象自動通報装置10は、事象
発生を管理装置M1に通報する条件を設定する条件設定
部1、条件設定部1により設定された条件を記憶する条
件記憶部2、事象の発生を検出する事象検出部3、事象
の発生時刻と発生回数を記憶する発生事象記憶部4、時
間間隔から即時通報か一括通報か判定する即時/一括判
定部5、発生回数から一括通報か否かの判定をする一括
通報判定部6および管理装置に事象の発生を通報する通
報部7から構成されている。
【0018】次に、第1の実施例である事象自動通報装
置10の動作をフローチャートに基づいて説明する。
【0019】図2は、第1の実施例である事象自動通報
装置10の事象自動通報処理フローチャートである。
【0020】ここで、事象自動通報装置10は、複数種
類の事象に対し処理を行うが、以下の説明では、説明の
便宜上同一種類の事象のみの処理について説明する。
【0021】さらに、管理装置M1より通報条件として
予め定められた複数の事象、発生する事象の指定回数と
事象間の時間間隔である指定時間間隔が条件設定部1よ
り条件記憶部2に記憶され、発生事象記憶部4には、予
め定められた複数の事象ごとに事象の発生回数と前回の
事象発生時刻が記憶されているものとする。
【0022】図2において、事象検出部3では、情報処
理システムS1に事象が発生するとこの発生した事象を
検出し(ステップ100)、検出した事象の発生時刻を
求める(ステップ101)。さらに、発生事象記憶部4
から検出した事象と同一種類の前回の事象発生時刻と事
象の発生回数を読み込む(ステップ102)。そして、
読み込んだ前回の事象発生時刻と検出した事象の発生時
刻とから時間間隔を求め(ステップ103)、さらに、
検出した事象の発生時刻を発生事象記憶部4に出力し記
憶させる(ステップ104)。
【0023】次に、ステップ105では、条件記憶部2
から検出した事象と対応する指定時間間隔を読み込む。
そして、ステップ103で求めた時間間隔が指定時間間
隔を経過したか否か判定する(ステップ106)。判定
の結果、指定時間間隔を経過している場合、ステップ1
10へ移行する。一方、指定時間間隔を経過していない
場合、ステップ107へ移行する。
【0024】ステップ107では、ステップ102で読
み込んだ事象の発生回数をカウントアップし、一括通報
判定部6が発生事象記憶部4に出力し記憶させる(ステ
ップ107)。さらに、条件記憶部2から検出した事象
に対応する指定回数を読み込み(ステップ108)、ス
テップ107でカウントアップした事象発生回数が読み
込んだ指定回数に達しているか否か判定する(ステップ
109)。判定の結果、指定回数に達していない場合、
この処理を終了する。一方、指定回数に達している場合
は、ステップ110へ移行する。
【0025】ステップ110では、通報部7が発生事象
記憶部4に記憶されている事象の発生回数を”0“にす
る。(ステップ110)。そして、事象に関する情報
(ステップ100で検出した事象の種類、事象の発生回
数、事象の発生時刻)を管理装置M1へ通報する(ステ
ップ111)。
【0026】このように、第1の実施例では、発生した
事象間の時間間隔と発生回数により事象が短時間内に頻
繁に発生すると一括して通報し、また時間間隔をおいて
単発的に発生すると即時に通報するようになっている。
【0027】ここで、条件記憶部2と発生事象記憶部4
の記憶構成について説明する。
【0028】図3は、条件記憶部2と発生事象記憶部4
の記憶構成を示す図である。ここで、図3(a)は、条
件記憶部2の記憶構成であり、図3(b)は、発生事象
記憶部4の記憶構成である。図3(a)において条件記
憶部2には管理装置M1から予め設定された複数の種類
の事象A〜Eに対し、上述した指定時間間隔と指定回数
が設定されている。例えば、事象Bに対しては、指定時
間間隔に100秒が、指定回数に10回が、それぞれ設
定されている。
【0029】また、図3(b)において、図3(a)に
対応する事象A〜Eに対し、事象検出部3が検出した発
生回数とその検出した事象の発生時刻がそれぞれ記憶さ
れる。例えば、事象Bに対しては、発生回数が3回であ
り、前回の事象発生時刻が12時1分33秒67である
ことが記憶されている。
【0030】次に、第2の実施例である事象自動通報シ
ステムについて説明する。
【0031】図4は第2の実施例の事象自動通報システ
ムの構成を示すブロック図である。図4において、事象
自動通報装置20は、情報処理システムS2に含まる事
象自動通報装置20と、この事象自動通報装置20を含
む情報処理システムS2が、バスB2を介して接続され
ている管理装置M2とから構成される。なお、図示して
いないが事象自動通報装置20を含む情報処理システム
は、バスB2に複数接続されているものである。
【0032】また、事象自動通報装置20は、事象発生
を管理装置M2に通報する条件を設定する条件設定部1
1、条件設定部11により設定された条件を記憶する条
件記憶部12、事象を検出する事象検出部13、事象の
発生時刻と発生回数を記憶する発生事象記憶部14、事
象が発生しているか判定する事象発生判定部15、時間
間隔から即時通報か一括通報か判定する即時/一括判定
部16および管理装置に事象の発生を通報する通報部1
7から構成されている。
【0033】次に、第2の実施例である事象自動通報装
置20の動作をフローチャートに基づいて説明する。
【0034】図5は第2の実施例の事象自動通報装置2
0の事象自動通報処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0035】なお、事象自動通報装置20は、複数種類
の事象に対し処理を行うが、以下の説明では、説明の便
宜上同一種類の事象のみの処理について説明する。
【0036】さらに、管理装置M2より通報条件として
予め定められた複数の事象、発生する事象の指定回数と
事象間の時間間隔である指定時間間隔が条件設定部11
より条件記憶部12に記憶され、発生事象記憶部14に
は、予め定められた複数の事象ごとに、事象の発生回数
と前回の事象発生時刻が記憶されているものとする。図
5において、事象検出部13は、発生事象記憶部14か
ら条件記憶部12の指定時間間隔ごとに前回の事象発生
時刻と事象の発生回数を読み込む(ステップ120)。
そして、事象発生判定部15が読み込んだ事象の発生回
数が”0“か否か判定する(ステップ121)。判定の
結果、事象の発生回数が”0“の場合は、本処理を終了
する。一方、事象の発生回数が”0“以外の場合、ステ
ップ120で読み込んだ事象の発生時刻と現在時刻とか
ら時間間隔を求める(ステップ122)。
【0037】次に、ステップ123では、条件記憶部1
2から指定時間間隔を読み込む。その後、ステップ12
2で求めた時間間隔がステップ123で読み込んだ指定
時間間隔を経過したか否か判定する(ステップ12
4)。判定の結果、指定時間間隔を経過していない場
合、本処理を終了する。一方、指定時間間隔を経過して
いる場合、ステップ125へ移行する。
【0038】ステップ125においては、通報部17が
事象発生判定部14に記憶されている事象の発生回数
を”0“する。そして、事象に関する情報(ステップ1
20で読み込んだ事象の種類、事象の発生回数、事象の
発生時刻)を管理装置M1へ通報する(ステップ12
6)。
【0039】このように、第2の実施例では、事象自動
通報装置20が前記条件記憶部11の指定時間間隔ごと
に動作し、事象発生時刻と現在時刻とから求めた時間間
隔で判定することにより、前回の事象発生から現時点ま
で事象が発生してないために通報されず蓄積されたまま
の状態になるのを防止することができる。
【0040】このようにして、第2の実施例では、事象
の検出時に通報動作を行うのではなく、少なくとも1以
上の事象が検出され、かつ指定時間間隔を経過している
ときに、それまでの検出した事象を通報するようにして
いる。つまり、1つの事象検出後、次の事象検出までの
時間が長時間である場合、長期間蓄積され通報されない
ということがなくなる。
【0041】したがって、第1の実施例と第2の実施例
を同時に処理する次のような応用例が考えられる。
【0042】応用例として、第1の実施例における条件
記憶部2、および発生事象記憶部4と第2の実施例にお
ける条件記憶部2、および発生事象記憶部4をそれぞれ
独立させるのではなく1つの共通条件記憶部、および共
通発生事象記憶部として共用することである。つまり、
共通条件記憶部、共通発生事象記憶部を基準として動作
するため第1の実施例による通報と第2の実施例の通報
が重複することはなく、第1の実施例に第2の実施例の
利点が付加されることにより、さらに改善された第1の
実施例の通報動作を行うことができる。
【0043】ここで、同一発生事象群に対する従来の情
報処理システムの事象自動通報装置と第1の実施例およ
び上記応用例の事象自動通報装置との動作を比較して説
明する。
【0044】図6は同一発生事象群に対する従来の情報
処理システムの事象自動通報装置と第1の実施例および
上記応用例の事象自動通報装置との動作を比較したタイ
ムチャートである。
【0045】なお、図6では、従来の情報処理システム
の事象自動通報装置と第1の実施例および上記応用例で
説明した事象自動通報装置は、同一条件の元で動作し比
較したものである。つまり、発生する事象も同一種類の
事象であり、事象の発生時間も同一時間である。さら
に、従来の方式と第1の実施例および上記応用例で使用
する指定回数もそれぞれ”3回“としている。また、第
1の実施例および上記応用例で使用している指定時間間
隔は、”1秒“する。
【0046】また図6(a)、(b)、(c)におい
て、事象発生点P1a〜P10a、事象発生点P1b〜
P10bおよび事象発生点P1c〜P10cのそれぞれ
は、事象の発生を示し,事象に対し各システムの通報
は、通報時点T1a〜T3a、通報時点T1b〜T5b
および通報時点T1c〜T7cで示している。そして、
Δtは、時間の長さ(1秒)を表している。
【0047】まず、図6(a)について説明する。図6
(a)は、従来の事象自動通報装置による事象通報タイ
ムチャートである。図6(a)では事象発生点P1a〜
P5aのような短時間の間に事象の発生が頻繁に起こっ
た場合、管理装置に通報する回数を少ない回数に抑える
ことができる(通報時点T1a)。しかし、事象の発生
回数しか考慮していないため事象発生点P4aおよびP
5aは、事象発生点P6aの事象が発生するまで管理装
置に通報されず(通報時点T2a)、同様に事象発生点
P7aおよびP8aも事象発生点P9aの事象が発生す
るまで管理装置に通報に通報されない(通報時点T3
a)。
【0048】したがって、時間間隔をおいて単発的に発
生した事象の場合、通報が遅れる場合がある。
【0049】これに対し、図6(b)は、第1の実施例
による事象通報タイムチャートである。図6(b)で
は、事象発生点P1b〜P5bのような短時間の間に事
象の発生が頻繁に起こった場合、管理装置に通報する回
数を少ない回数に抑えることができる(通報時点T1
b)。そして、第1の実施例による事象自動通報システ
ムでは、前回の事象発生から今回の事象発生までの時間
間隔を考慮しているため、事象発生点P4bおよびP5
bは、事象発生点P6bの事象が発生すると一括して管
理装置に通報に通報される(通報時点T2b)。つま
り、事象発生点P5bと事象発生点P6bの時間間隔が
条件記憶部12に記憶されている指定時間間隔を越えて
いるためである。さらに事象発生点P7bも事象発生点
P6bとの時間間隔が条件記憶部12に記憶されている
指定時間間隔を越えているため即時に管理装置に通報さ
れる(通報時点T3b)。同様に、事象発生点P8bお
よびP9bも即時に管理装置に通報に通報される(通報
時点T4bおよびT5b)。
【0050】したがって、短時間内に頻繁に発生した事
象は一括通報し、時間間隔をおいて単発的に発生した事
象は、即時に通報される。
【0051】次に、図6(c)について説明する。図6
(c)は上記応用例による事象通報タイムチャートであ
る。つまり、第1の実施例と第2の実施例が並行し動作
している事象通報タイムチャートである。上記応用例で
は、事象発生点P1c〜P5cのような短時間の間に事
象の発生が頻繁に起こった場合、管理装置に通報する回
数を少ない回数に抑えることができる(通報時点T1
c)。また、上記応用例では、事象が発生しなくても共
通条件記憶部に記憶されている指定時間間隔ごとにも事
象自動通報装置が動作するので、事象発生点P5cの事
象の発生時刻から現在時刻までの時間間隔が共通条件記
憶部に記憶されている指定時間間隔を越えた時点で、一
括して管理装置に通報される(通報時点T2c)。ま
た、事象発生点P6cの事象の発生は、事象発生点P5
cとの時間間隔が指定時間間隔を越えているため、即時
に管理装置に通報される(通報時点T3c)。同様に、
事象発生点P7c、P8cおよびP9cも即時に管理装
置に通報される(通報時点T4c、T5cおよびT6
c)。また、事象発生点P10cは、次の事象が発生し
なくても事象発生点P10cの事象の発生から現在時刻
までの時間間隔が指定時間間隔を越えた時点で管理装置
に即時に通報される(通報時点T7c)。
【0052】したがって、上記応用例では、前述したよ
うに、事象発生から現時点まで事象が発生せずに通報さ
れず蓄積されたままの状態になるのを防止することがで
きる。
【0053】次に、第3の実施例である事象自動通報シ
ステムについて説明する。
【0054】ここでは、第2の発明の方法が適用された
第3の実施例の事象自動通報システムを説明する。
【0055】図7は第3の実施例の事象自動通報システ
ムの構成を示すブロック図である。図7において、事象
自動通報装置30は、情報処理システムS3に含まれる
事象自動通報装置30と、この事象自動通報装置30を
含む情報処理システムS3が、バスB3を介して接続さ
れている管理装置M3とから構成される。なお、図示し
ていないが、事象自動通報装置30を含む情報処理シス
テムは、バスB3に複数接続されているものである。
【0056】また、この事象自動通報装置30は、事象
発生を管理装置M3に通報する条件を設定する条件設定
部21、条件設定部21により設定された条件を記憶す
る条件記憶部22、事象の発生を検出する事象検出部2
3、事象の発生時刻、発生回数および重み数値を記憶す
る発生事象記憶部24、検出した事象を障害レベル名に
より判定する事象判定部25、時間間隔である差分値か
ら重み数値を演算する差分値演算部26、所定のしきい
値から通報するか否か判定する通報判定部27および管
理装置に事象の発生を通報する通報部28から構成され
ている。
【0057】次に、第3の実施例である事象自動通報装
置30の動作をフローチャートに基づいて説明する。
【0058】図8は、第3の実施例である事象自動通報
装置30の事象自動通報処理フローチャートである。
【0059】ここで、事象自動通報装置30は、複数種
類の事象に対し処理を行うが、以下の説明では、説明の
便宜上同一種類の事象のみの処理について説明する。
【0060】なお、管理装置M3より通報条件として予
め定められた複数の事象、該事象の指定記憶数、該事象
を警告・軽障害・重障害の予め定められた3つの障害レ
ベルに区分した障害レベル名および前回の事象発生時か
ら今回の事象発生時までの時間間隔である差分値とこの
差分値に対応する重み数値との関係を表した関数情報が
条件設定部21により条件記憶部22に記憶されている
ものとし、発生事象記憶部24には、予め定められた複
数の事象ごとに、発生する事象発生回数と前回の事象発
生時刻および世代管理している重み数値が記憶されてい
るものとする。図8において、事象検出部23は、情報
システムS3に事象が発生すると、この発生した事象を
検出する(ステップ130)。
【0061】そして、ステップ131は、検出した事象
を条件記憶部24の障害レベル名に基づき警告・軽障害
・重障害に判別する。重障害と判別された場合は、ステ
ップ139へ移行し、警告と判別された場合は、本処理
を終了し、軽障害と判別された場合は、ステップ132
へ移行する。
【0062】ステップ132において、ステップ130
で検出した事象の発生時刻を求める。その後、発生事象
記憶部24から検出した事象と同一種類の前回の事象発
生時刻を読み込む(ステップ133)。さらに、読み込
んだ前回の事象発生時刻とステップ132で求めた事象
の発生時刻とから時間間隔である差分値を求める(ステ
ップ134)。そして、この求めた差分値と差分値に対
応する重み数値との関係を表した関数情報に基づいて、
差分値に対応する重み数値を求める(ステップ13
5)。さらに、ステップ136において差分値演算部2
6がこの重み数値を発生事象記憶部24に記憶させ、世
代管理している重み数値を条件記憶部22に記憶されて
いる指定記憶数の数だけ遡り、加算した加算値を算出す
る(ステップ137)。
【0063】そして、ステップ138では、この加算値
が管理装置M3により予め設定されているしきい値を越
えているか否か判定する。判定の結果、しきい値を越え
てない場合、本処理を終了し、一方、しきい値をこえて
いる場合は、ステップ139へ移行する。
【0064】そして、ステップ139では、、事象に関
する情報(ステップ130で検出した事象の種類、事象
の発生回数、事象の発生時刻)を管理装置M1へ通報す
る。このように、第3の実施例では、差分値とこの差分
値に対応する重み数値との関数情報から求めた重み数値
を使い判定することにより、事象が長時間の間で単発的
に発生する場合と、短時間に連続的に発生する場合な
ど、同一種類の事象であっても、発生頻度による事象の
異なる性質を認識できる。
【0065】なお、事象を重障害・軽障害・警告と3つ
の障害レベルで判別しなくても、それぞれの事象に対
し、差分値とこの差分値に対応する重み数値との関数情
報から求めた重み数値を使うことにより、事象の種類、
発生頻度など、よりきめ細かい事象自動通報が可能にな
る。
【0066】次に、第3の実施例で使用した差分値に対
応する重み数値について説明する。図9(a),
(b)、(c)は、事象の種類ごとに、前回の事象発生
時から今回の事象発生時までの時間間隔である差分値
と、この差分値に対応する重み数値との関係を表した関
数情報の一例を表した図である。
【0067】まず図9(a)において、差分値tが小さ
い時は差分値に対応する重み数値f1(t)を大きく、
差分値tが大きくなるにつれて、差分値に対応する重み
数値f1(t)を徐々に小さくさせた、差分値と重み数
値との関係を表す図である。例えば、差分値tが1秒の
場合、重み数値は”2.3“になり、差分値tが5秒の
場合、重み数値は”0.7“になり、差分値tが10秒
または10秒以上の場合、重み数値は”0“になる。つ
まり、同一種類の事象が長時間に単発的に発生しても重
み数値は、”0“または、ごく小さく、短時間に連続的
に発生する場合など、重み数値は、大きな値となる。し
たがって、発生頻度による事象の異なる性質を認識する
ことができる。
【0068】次に、図9(b)は、差分値tが1秒以内
の場合だけ、差分値に対応する重み数値f2(t)に値
を設けた、差分値と重み数値との関係を表す図である。
【0069】例えば、差分値tが1秒の場合、重み数値
は”4“になり、差分値tが5秒の場合、重み数値は0
になる。つまり差分値tが1秒の以外の場合、重み数値
は全て”0“になる。したがって同一種類の事象が1秒
以内に連続発生する特殊な事象のみを認識できる。
【0070】次に、図9(c)は、差分値tに関係なく
差分値に対応する重み数値f3(t)を一定の値に設け
た、差分値と重み数値との関係を表す図である。
【0071】例えば、差分値tが1秒の場合、重み数値
は”1“になり、差分値tが5秒の場合も、重み数値
は”1“になる。つまり時間間隔である差分値tに関係
なく、事象が発生する回数に従い重み数値も増加する。
したがって、事象の発生が指定された回数に達した時点
で通報する方式と同じ効果が得られる。
【0072】なお、上記それぞれの実施例においては、
同一事象について説明したが、もちろん予め設定された
複数の事象ごとに動作するものである。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
被管理装置が、予め定められた少なくとも1種類の事象
の発生を検出し、この検出した事象の種類ごとに前回の
事象発生時から今回の事象発生時までの時間間隔が予め
定められた指定時間間隔を経過したか否かを判定し、ま
た、検出した事象の種類ごとに事象の発生回数が予め定
められた指定発生回数に達したか否かを判定する。そし
て、前記指定時間間隔を経過していると判定された場
合、当該検出事象が発生したことを前記管理装置に通報
し、前記指定時間間隔を経過していないと判定され、か
つ前記指定発生回数に達していると判定された場合、当
該検出事象が発生したことを管理装置に通報するように
しているので、頻繁に発生する事象でも単発的に発生す
る事象でも適切に通報することができるため、管理装置
は、発生事象を適切に把握して被管理装置を管理するこ
とができるという利点を有する。
【0074】第2の発明は、被管理装置が、まず、予め
定められた少なくとも1種類の事象の発生を検出し、次
に発生事象間の時間間隔とこの時間間隔に対する重み数
値との関係を表した事象の種類ごとの関数情報に基づい
て、検出した事象の種類ごとに前記重み数値の累積演算
を行う。そして、この累積演算の結果が所定のしきい値
を越えたか否かを判定し、所定のしきい値を越えた場
合、当該検出事象が発生したことを管理装置に通報する
ようにしているので、同一種類の事象であっても、発生
頻度により事象発生の軽重が異なる性質をもつ事象を自
動的に認識して通報することができ、管理装置は、発生
事象を適切に把握して被管理装置を管理することができ
るという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の事象自動通報システム
の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例の事象自動通報システム
の事象自動通報処理手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の第1の実施例の条件記憶部2、発生事
象記憶部4の記憶構成図。
【図4】本発明の第2の実施例の事象自動通報システム
の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第2の実施例の事象自動通報システム
の事象自動通報処理手順を示すフローチャート。
【図6】従来の方法と事象自動通報システムとの動作を
比較した図。
【図7】本発明の第3の実施例の事象自動通報システム
の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の第3の実施例の事象自動通報システム
の事象自動通報処理手順を示すフローチャート。
【図9】第3の実施例で使用した差分値と重み数値との
関係を示す図。
【符号の説明】
S1,S2,S3 情報処理システム 10,20,30 事象自動通報装置 B1,B2,B3 バス M1,M2,
M3 管理装置 1,11,21 条件設定部 2,12,2
2 条件記憶部 3,13,23 事象検出部 4,14,2
4 発生事象記憶部 5,16 即時/一括判定部 6
一括通報判定部 7,17,28 通報部 15
事象発生判定部 25 事象判定部 26
差分値演算部 27 通報判定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被管理装置側で発生する事象を管理装置に
    通報する事象自動通報方法において、 予め定められた少なくとも1種類の事象の発生を検出す
    る第1ステップと、 前記第1ステップで検出した事象の種類ごとに前回の事
    象発生時から今回の事象発生時までの時間間隔が予め定
    められた指定時間間隔を経過したか否かを判定する第2
    ステップと、 前記第1ステップで検出した事象の種類ごとに事象の発
    生回数が予め定められた指定発生回数に達したか否かを
    判定する第3のステップと、 前記第2ステップで前記指定時間間隔を経過していると
    判定された場合、当該検出事象が発生したことを前記管
    理装置に通報する第4ステップと、 前記第2ステップで前記指定時間間隔を経過していない
    と判定され、かつ前記第3ステップで前記指定発生回数
    に達していると判定された場合、当該検出事象が発生し
    たことを前記管理装置に通報する第5ステップとを具備
    したことを特徴とする事象自動通報方法。
  2. 【請求項2】被管理装置側で発生する事象を管理装置に
    通報する事象自動通報方法において、 予め定められた少なくとも1種類の事象の発生を検出す
    る第1ステップと、 発生事象間の時間間隔とこの時間間隔に対する重み数値
    との関係を表した事象の種類ごとの関数情報に基づい
    て、前記第1ステップで検出した事象の種類ごとに前記
    重み数値の累積演算を行う第2ステップと、 前記累積演算の結果が所定のしきい値を越えたか否かを
    判定する第3ステップと、 前記第3ステップで所定のしきい値を越えた場合、当該
    検出事象が発生したことを前記管理装置に通報する第4
    ステップとを具備したことを特徴とする事象自動通報方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1703394A2 (en) 2005-03-15 2006-09-20 Fujitsu Limited Event notification management program and event notification management apparatus
JP2011518359A (ja) * 2008-06-17 2011-06-23 株式会社日立製作所 根本原因分析を実行する方法および装置

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US7908524B2 (en) 2005-03-15 2011-03-15 Fujitsu Limited Storage medium readable by a machine tangible embodying event notification management program and event notification management apparatus
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